JP2567342Y2 - 自動車の排気系構造 - Google Patents
自動車の排気系構造Info
- Publication number
- JP2567342Y2 JP2567342Y2 JP1989135899U JP13589989U JP2567342Y2 JP 2567342 Y2 JP2567342 Y2 JP 2567342Y2 JP 1989135899 U JP1989135899 U JP 1989135899U JP 13589989 U JP13589989 U JP 13589989U JP 2567342 Y2 JP2567342 Y2 JP 2567342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- exhaust system
- exhaust pipe
- system structure
- tunnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えばV型エンジンや水平対向型エンジ
ンを横置きと成したデュアルタイプの排気系のような自
動車の排気系構造に関する。
ンを横置きと成したデュアルタイプの排気系のような自
動車の排気系構造に関する。
(従来技術) 従来、自動車のデュアルタイプの排気系構造として
は、例えば実開昭56−159606号公報に記載の構造があ
る。
は、例えば実開昭56−159606号公報に記載の構造があ
る。
すなわち、2本の排気管を並行に配設すると共に、こ
れら2本の排気管の相対応する同一位置に触媒コンバー
タを介設した排気系構造である。
れら2本の排気管の相対応する同一位置に触媒コンバー
タを介設した排気系構造である。
上述の排気系構造では2つの触媒コンバータが同一位
置に配設される関係上、斯るデュアルタイプの排気系を
トンネル部の内部にコンパクトに配置することが困難
で、このため上述の従来構造においてはフロアパネル下
面に排気系を配設している。
置に配設される関係上、斯るデュアルタイプの排気系を
トンネル部の内部にコンパクトに配置することが困難
で、このため上述の従来構造においてはフロアパネル下
面に排気系を配設している。
(考案の目的) この考案は、デュアルタイプの排気系をトンネル部の
内部にコンパクトに配置して、トンネル部の小型コンパ
クト化を図ることができるうえ、触媒コンバータの熱が
室内に伝熱する熱害を防止することができる自動車の排
気系構造の提供を目的とする。
内部にコンパクトに配置して、トンネル部の小型コンパ
クト化を図ることができるうえ、触媒コンバータの熱が
室内に伝熱する熱害を防止することができる自動車の排
気系構造の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、少なくとも中途部がトンネル部の内部に
おいて上下方向に近接配置される2本の独立した排気経
路を設け、上記各排気経路に触媒コンバータをそれぞれ
介設し、これら各触媒コンバータを車体の前後方向にオ
フセットして配置すると共に、上記各触媒コンバータが
排気管の下方に位置するように上記各排気経路を前側と
後側とで上下逆配置に設定した自動車の排気系構造であ
ることを特徴とする。
おいて上下方向に近接配置される2本の独立した排気経
路を設け、上記各排気経路に触媒コンバータをそれぞれ
介設し、これら各触媒コンバータを車体の前後方向にオ
フセットして配置すると共に、上記各触媒コンバータが
排気管の下方に位置するように上記各排気経路を前側と
後側とで上下逆配置に設定した自動車の排気系構造であ
ることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述の各排気経路に介設する触媒
コンバータを車体の前後方向にオフセットさせたので、
デュアルタイプの排気系配設に必要な占有面積が小さく
なり、この結果、斯る排気系をトンネル部の内部にコン
パクトに配置することができて、トンネル部の小型コン
パクト化および室内空間の拡大を図ることができる効果
がある。
コンバータを車体の前後方向にオフセットさせたので、
デュアルタイプの排気系配設に必要な占有面積が小さく
なり、この結果、斯る排気系をトンネル部の内部にコン
パクトに配置することができて、トンネル部の小型コン
パクト化および室内空間の拡大を図ることができる効果
がある。
しかも、上述の各触媒コンバータを排気管の下方に位
置させたので、これら触媒コンバータからの熱が室内に
伝達する熱害を防止することができる効果がある。
置させたので、これら触媒コンバータからの熱が室内に
伝達する熱害を防止することができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はFF(前部機関前輪駆動)タイプの自動車の排気
系構造を示し、第1図および第2図において、一方側バ
ンク1と他方側バンク2とを備えたV型エンジン3を横
置き配置し、一方側バンク1の排気マニホルド4には第
1排気経路5を、また他方側バンク2の排気マニホルド
6には第2排気経路7をそれぞれ接続している。
系構造を示し、第1図および第2図において、一方側バ
ンク1と他方側バンク2とを備えたV型エンジン3を横
置き配置し、一方側バンク1の排気マニホルド4には第
1排気経路5を、また他方側バンク2の排気マニホルド
6には第2排気経路7をそれぞれ接続している。
上述の第1および第2の各排気経路5,7は互に独立し
た排気系で、一方の第1排気経路5は次のように構成し
ている。
た排気系で、一方の第1排気経路5は次のように構成し
ている。
すなわち、フレキシブルチューブ8を介設したフロン
トエンキゾーストパイプ9を設け、このフロントエキゾ
ーストパイプ9の後端に触媒コンバータ10を接続すると
共に、この触媒コンバータ10の後端にミドルエキゾース
トパイプ11を接続している。
トエンキゾーストパイプ9を設け、このフロントエキゾ
ーストパイプ9の後端に触媒コンバータ10を接続すると
共に、この触媒コンバータ10の後端にミドルエキゾース
トパイプ11を接続している。
また、他方の第2排気経路7は次のように構成してい
る。
る。
すなわち、フレキシブルチューブ12を介設したフロン
トエキゾーストパイプ13を設け、このフロントエキゾー
ストパイプ13の後端に触媒コンバータ14を接続すると共
に、この触媒コンバータ14の後端にはミドルエキゾース
トパイプ15(第3図参照)を接続している。
トエキゾーストパイプ13を設け、このフロントエキゾー
ストパイプ13の後端に触媒コンバータ14を接続すると共
に、この触媒コンバータ14の後端にはミドルエキゾース
トパイプ15(第3図参照)を接続している。
ここで、上述の一方側バンク1の第一排気経路5に介
設した触媒コンバータ10を車体の前方にオフセットさ
せ、他方側バンク2の第2排気経路7に介設した触媒コ
ンバータ14を車体の後方にオフセットさせて、それぞれ
のフロントエキゾーストパイプ9,13を略等長に設定し
て、両バンク1,2の背圧を略同一にすることで、出力の
安定化を図っている。
設した触媒コンバータ10を車体の前方にオフセットさ
せ、他方側バンク2の第2排気経路7に介設した触媒コ
ンバータ14を車体の後方にオフセットさせて、それぞれ
のフロントエキゾーストパイプ9,13を略等長に設定し
て、両バンク1,2の背圧を略同一にすることで、出力の
安定化を図っている。
しかも、上述の各触媒コンバータ10,14は第2図、第
3図に示すように、一直線上に配設し、これら2つの触
媒コンバータ10,14が何れもフロントエキゾーストパイ
プ13およびミドルエキゾーストパイプ11の下方に位置す
るように、上述の2つの排気経路5,7をトンネル部16内
において上下方向に逆転配置している。
3図に示すように、一直線上に配設し、これら2つの触
媒コンバータ10,14が何れもフロントエキゾーストパイ
プ13およびミドルエキゾーストパイプ11の下方に位置す
るように、上述の2つの排気経路5,7をトンネル部16内
において上下方向に逆転配置している。
すなわち、第3図乃至第5図に示す如く、第1排気経
路5の触媒コンバータ10下流のミドルエキゾーストパイ
プ11が第2排気経路7の触媒コンバータ14の中央部上方
に位置し、第2排気経路7の触媒コンバータ14上流のフ
ロントエキゾーストパイプ13が第1排気経路5の触媒コ
ンバータ10の中央部上方に位置するように、前後の各触
媒コンバータ10,14間において上述のフロントエキゾー
ストパイプ13とミドルエキゾーストパイプ11とを交差さ
せて、交差部17を形成し、この交差部17よりもフロント
側とリヤ側とで上述の2つの排気経路5,7の上下位置が
逆になるように設定している。
路5の触媒コンバータ10下流のミドルエキゾーストパイ
プ11が第2排気経路7の触媒コンバータ14の中央部上方
に位置し、第2排気経路7の触媒コンバータ14上流のフ
ロントエキゾーストパイプ13が第1排気経路5の触媒コ
ンバータ10の中央部上方に位置するように、前後の各触
媒コンバータ10,14間において上述のフロントエキゾー
ストパイプ13とミドルエキゾーストパイプ11とを交差さ
せて、交差部17を形成し、この交差部17よりもフロント
側とリヤ側とで上述の2つの排気経路5,7の上下位置が
逆になるように設定している。
さらに、上述の各フロントエキゾーストパイプ9,13
は、第2図に示す如く前輪転舵装置18のステアリングラ
ック上部に配設し、これら各フロントエキゾーストパイ
プ9,13のステアリングラック対向位置からトンネル部16
の前端対向位置に至る同パイプ9,13の直線状部位に上述
のフレキシブルチューブ8,12を介設して、これらのフレ
キシブルチューブ8,12の取付け性の向上を図っている。
は、第2図に示す如く前輪転舵装置18のステアリングラ
ック上部に配設し、これら各フロントエキゾーストパイ
プ9,13のステアリングラック対向位置からトンネル部16
の前端対向位置に至る同パイプ9,13の直線状部位に上述
のフレキシブルチューブ8,12を介設して、これらのフレ
キシブルチューブ8,12の取付け性の向上を図っている。
なお、図面中、19はタイロッド、20は前輪、21はサス
ペンションメンバ、22はサスペンションアーム、23はス
テアリングギヤボックス、24はステアリングホイール、
25はトランスミッション、26はダッシュロアパネルであ
る。
ペンションメンバ、22はサスペンションアーム、23はス
テアリングギヤボックス、24はステアリングホイール、
25はトランスミッション、26はダッシュロアパネルであ
る。
上述したように、一方側バンク1の第1排気経路5に
介設する触媒コンバータ10と、他方側バンク2の第2排
気経路7に介設する触媒コンバータ14とを車体の前後方
向にオフセットさせたので、デュアルタイプの排気系配
設に必要な占有面積が小さくなり、この結果、斯る排気
系をトンネル部16の内部にコンパクトに配置することが
できて、トンネル部16の小型コンパクト化および室内空
間の拡大を図ることができる効果がある。
介設する触媒コンバータ10と、他方側バンク2の第2排
気経路7に介設する触媒コンバータ14とを車体の前後方
向にオフセットさせたので、デュアルタイプの排気系配
設に必要な占有面積が小さくなり、この結果、斯る排気
系をトンネル部16の内部にコンパクトに配置することが
できて、トンネル部16の小型コンパクト化および室内空
間の拡大を図ることができる効果がある。
また、上述の各触媒コンバータ10,14は第4図、第5
図からも明らかなように、排気管としてのフロントエキ
ゾーストパイプ13、ミドルエキゾーストパイプ11の下方
に位置するので、特にトンネル部16の幅寸法を大幅に短
縮することができる効果がある。
図からも明らかなように、排気管としてのフロントエキ
ゾーストパイプ13、ミドルエキゾーストパイプ11の下方
に位置するので、特にトンネル部16の幅寸法を大幅に短
縮することができる効果がある。
しかも、上述の各触媒コンバータ10,14が何れも上述
のフロントエキゾーストパイプ13、ミドルエキゾースト
パイプ11の下方に位置するように、第1および第2の各
排気経路5,7を前側と後側とで上下逆に配設したので、
これらの触媒コンバータ10,14からの熱が室内に伝熱す
る熱害を防止することができる効果がある。
のフロントエキゾーストパイプ13、ミドルエキゾースト
パイプ11の下方に位置するように、第1および第2の各
排気経路5,7を前側と後側とで上下逆に配設したので、
これらの触媒コンバータ10,14からの熱が室内に伝熱す
る熱害を防止することができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の排気経路は、実施例の第1排気経路5およ
び第2の排気経路7に対応し、 以下同様に、 排気管は、ミドルエキゾーストパイプ11およびフロン
トエキゾーストパイプ13に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
び第2の排気経路7に対応し、 以下同様に、 排気管は、ミドルエキゾーストパイプ11およびフロン
トエキゾーストパイプ13に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
また、上述の実施例においてはV型横置きエンジンの
排気系構造を例示したが、水平対向型エンジンに適用し
てもよいことは勿論である。
排気系構造を例示したが、水平対向型エンジンに適用し
てもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は自動車の排気系構造を示す側面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は排気系構造の要部の斜視図、 第4図は第1図のA−A線矢視断面図、 第5図は第1図のB−B線矢視断面図である。 5……第1排気経路 7……第2排気経路 10,14……触媒コンバータ 11……ミドルエキゾーストパイプ 13……フロントエキゾーストパイプ 16……トンネル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中塚 博 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−73611(JP,U) 実開 昭63−69715(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも中途部がトンネル部の内部にお
いて上下方向に近接配置される2本の独立した排気経路
を設け、 上記各排気経路に触媒コンバータをそれぞれ介設し、 これら各触媒コンバータを車体の前後方向にオフセット
して配置すると共に、 上記各触媒コンバータが排気管の下方に位置するように
上記各排気経路を前側と後側とで上下逆配置に設定した 自動車の排気系構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989135899U JP2567342Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 自動車の排気系構造 |
US07/615,630 US5195607A (en) | 1989-11-21 | 1990-11-19 | Exhaust system for automotive engine |
DE69024618T DE69024618T2 (de) | 1989-11-21 | 1990-11-20 | Abgassystem für Fahrzeugbrennkraftmaschine |
EP90122184A EP0429061B1 (en) | 1989-11-21 | 1990-11-20 | Exhaust system for automotive engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989135899U JP2567342Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 自動車の排気系構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0373612U JPH0373612U (ja) | 1991-07-24 |
JP2567342Y2 true JP2567342Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=31683137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989135899U Expired - Lifetime JP2567342Y2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 自動車の排気系構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567342Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61198121U (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-11 | ||
JPS6369715U (ja) * | 1986-10-25 | 1988-05-11 |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP1989135899U patent/JP2567342Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0373612U (ja) | 1991-07-24 |
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