JP2567281B2 - テープ走行制御装置 - Google Patents

テープ走行制御装置

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JP2567281B2
JP2567281B2 JP1216670A JP21667089A JP2567281B2 JP 2567281 B2 JP2567281 B2 JP 2567281B2 JP 1216670 A JP1216670 A JP 1216670A JP 21667089 A JP21667089 A JP 21667089A JP 2567281 B2 JP2567281 B2 JP 2567281B2
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一彦 丸山
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、テープレコーダなど、テープを走行させる
場合に利用可能なテープ走行制御装置に関するものであ
る。
(従来の技術) テープレコーダなど、テープを走行させるための装置
の一般的な課題の一つに、いかにして高速で、しかもテ
ープに損傷を与えないで走行させるかということがあ
る。
従来は、この一般的な課題を解決するために、特公昭
63-21260号に示されているように、テープの高速走行時
にこのテープの張力を常時損傷を与えない範囲で制御す
る張力制御手段を備えたテープ走行制御装置が知られて
いる。
しかしながら、上述した従来装置の場合、テープを巻
回したリールを駆動するためのリールモータやリールモ
ータ駆動回路系が線型動作をする範囲内でしか利用でき
ないため、これらが備えたリールの加速性能を十分に生
かすことができず、例えばテープが低速走行から高速走
行に移るときの加速状態が遅いという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、テー
プ加減速時に十分な加速度をテープに与えることがで
き、しかも、テープに損傷を与えることもないテープ走
行制御装置を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、テープリールの駆動制御を行うことにより
テープの張力及び速度を制御するテープ走行制御装置に
おいて、前記テープリールを駆動する駆動源と、前記テ
ープの張力を検出する張力検出手段と、この張力検出手
段の検出信号と予め設定した張力基準信号との差である
張力制御用駆動信号を出力する張力系駆動制御手段と、
前記テープの走行速度を検出する速度検出手段と、この
速度検出手段の検出信号と予め設定した速度基準信号と
の差である速度制御用駆動信号を出力する速度系駆動制
御手段と、前記張力制御用駆動信号と前記速度制御用駆
動信号とを比較し、張力制御用駆動信号が速度制御用駆
動信号より小さい場合は、その張力制御用駆動信号を出
力し、張力制御用駆動信号が速度制御用駆動信号より大
きい場合は、その速度制御用駆動信号を出力する切換手
段と、この切換手段から張力制御用駆動信号が出力され
た場合は、その張力制御用駆動信号に基づいてテープの
張力が許容張力を越えないよう前記駆動源を駆動する張
力制御を行い、切換手段から速度制御用駆動信号が出力
された場合は、その速度制御用駆動信号に基づいて前記
駆動源を加速駆動する速度制御を行う駆動手段とを有す
ることを特徴とするものである。
(作用) 以下に上記構成のテープ走行制御装置の作用を説明す
る。
この装置の張力検出手段は走行状態のテープの張力を
検出し検出信号を送出する。
また、この装置の速度検出手段はテープの走行速度を
検出し検出信号を送出する。
張力系駆動制御手段は、前記張力検出手段からの検出
信号を取込み、この検出信号と予め設定した張力基準信
号との差を求めてこれを張力制御用駆動信号として出力
する。
一方、速度系駆動制御手段は、前記速度検出手段から
の検出信号を取込み、この検出信号と予め設定した速度
基準信号との差を求めてこれを速度制御用駆動信号とし
て出力する。
切換手段は、前記両駆動信号を取込み、張力制御用駆
動信号が速度駆動用制御信号より小さいとき、即ち、前
記張力検出手段からの検出信号が張力基準信号より大き
くテープの張力が強いときには、この張力制御用駆動信
号を駆動手段に送出する。
また、切換手段は、前記張力制御用駆動信号が速度駆
動用制御信号より大きいとき、即ち、前記検出信号が張
力基準信号より小さくテープの張力が弱いときには速度
制御用駆動信号を駆動手段に送出する。
駆動手段は、張力制御用駆動信号に基づいてテープの
張力が許容張力を越えないよう駆動源を駆動する張力制
御を行い、速度制御用駆動信号に基づいて駆動源を加速
駆動する速度制御を行う。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図に示すテープ走行制御装置1は、駆動源として
のリールモータ2と、このリールモータ2により巻取り
駆動されるテープリール22と、このテープリール22に巻
回されたテープ3とからなるテープ走行系に適用される
ものである。
前記テープ走行制御装置1は、走行中のテープ3の張
力を検出する張力検出手段4と、このテープ3の走行速
度を検出する速度検出手段10と、前記張力検出手段4の
検出信号を基に張力制御用駆動信号を送出する張力系駆
動制御手段25と、前記速度検出手段10の検出信号を基に
速度制御用駆動信号を送出する速度系駆動制御手段30
と、両駆動制御手段25,30からの各駆動信号を取込み後
に詳述するように所定の切換処理を行ってこれらのうち
いずれか一方を送出する切換手段15と、この切換手段15
からの出力信号に応じて前記リールモータ2をテープ3
の許容張力の範囲内で駆動する駆動手段16とを有してい
る。
前記張力検出手段4は、テープ3が外周を通過するテ
ンションローラ5aと、このテンションローラ5aを回転可
能に支持するテンションアーム5bと、テンションアーム
5bの回動角度を検出する角度検出器6と、前記テンショ
ンアーム5bに所定の回動力を付与する引張ばね7とを具
備している。そして、角度検出器6は、テープ3の張力
に応じて変位するテンションアーム5bの回動角度に応じ
た、即ち、テープ3の張力に応じた検出信号を出力する
ようになっている。
前記速度検出手段10は、テープ3が外周を通過するよ
うに配置したタコローラ11と、このタコローラ11の回転
速度をテープ3の走行速度として検出し検出信号を出力
する回転センサ12とを具備している。
前記張力系駆動制御手段25は、予めテープ3の張力基
準信号(張力基準電圧)が設定されこの張力基準信号を
出力する張力基準信号発生部8と、前記張力検出手段4
からの検出信号と張力基準信号発生部8からの張力基準
信号とを比較し、両者の差を求めてこれを張力制御用駆
動信号V1として出力する張力制御用比較部9とを具備し
ている。
前記速度系駆動制御手段30は、予めテープ3の走行速
度の基準となる速度基準信号(速度基準電圧)が設定さ
れこの速度基準信号を出力する速度基準信号発生部13
と、前記速度検出手段10からの検出信号と速度基準信号
発生部13からの速度基準信号とを比較し、両者の差を求
めてこれを速度制御用駆動信号V2として出力する速度制
御用比較部14とを具備している。
前記切換手段15は、第2図に示すように前記張力制御
用比較部9に入力側が接続された第1の増幅器17と、前
記速度制御用比較部14に入力側が接続された第2の増幅
器18と、第1の増幅器17の出力側に接続した抵抗器19
と、前記第2の増幅器18の出力側がカソードで抵抗器19
との接続点側がアノードとなる状態に接続したダイオー
ド20とを具備し、抵抗器19とダイオード20との接続点を
出力端子として用いるようになっている。そして、この
切換手段15は、第1の増幅器17の出力信号が第2の増幅
器18の出力信号よりも大きいとき(電圧が高いとき)、
ダイオード20は導通状態になり、この場合には第2の増
幅器18の出力信号がダイオード20を通過してそのまま出
力され、また、上述した場合と逆のときには第1の増幅
器17の出力信号がそのまま出力されるという切換動作を
行うようになっている。
次に、上記構成のテープ走行制御装置1の作用を、テ
ープ3が停止状態から高速走行に移る場合を例にとって
説明する。
尚、速度基準信号発生部13には、予め高速走行状態に
おける速度基準信号が設定されており、また、張力基準
信号発生部8には予めテープ3の張力の上限基準を示す
張力基準信号が設定されているものとする。
テープ3の停止状態においては、速度検出手段10の回
転センサ12からの検出信号は零を示しているので、速度
制御用比較部14は速度基準信号発生部13からの速度基準
信号と回転センサ12からの前記検出信号とを取込んでこ
れらの差を求めこれを速度制御用駆動信号V2として切換
手段15に送る。
一方、張力検出手段4の角度検出器6からのテープ3
の張力を示す検出信号はテープ3の走行開始当初は前記
上限基準を示す張力基準信号よりも小さい。従って、こ
のとき張力制御用比較部9は、両者の差であり、前記速
度制御用駆動信号V2よりも大きい張力制御用駆動信号V1
を切換手段15に送る。
切換手段15における第1の増幅器17,第2の増幅器18
は各々張力制御用駆動信号V1,速度制御用駆動信号V2
同一の増幅率で増幅しこれらを出力するが、このときダ
イオード20のアノード側に加わる張力制御用駆動信号V1
がカソード側に加わる速度制御用駆動信号V2よりも大き
いので、ダイオード20は導通状態となり、この結果、速
度制御用駆動信号V2がそのまま駆動手段16に出力され
る。
これにより、駆動手段16はリールモータ2をテープ3
の許容張力の範囲内で駆動することになり、テープ3は
リールモータ2の回転で急速に、かつ、損傷を受けるこ
となく加速され高速走行状態に移る。
このようなリールモータ2によるテープ3の加速状態
において、前記角度検出器6の検出信号が大きくなり、
即ち、テープ3の張力が大きくなり、これに対応して張
力制御用駆動信号V1の値が小さくなって、速度制御用駆
動信号V2を値を下回ると、ダイオード20は非導通状態に
変る。この場合には切換手段15から張力制御用駆動信号
が駆動手段16に送られる。これにより、駆動手段16はリ
ールモータ2をテープ3の張力を制御するように駆動
し、テープ3の張力が許容張力を超えないようにする。
更に、張力制御用駆動信号V1の値が、テープ3の張力
の低下により大きくなり、速度制御用駆動信号V2の値よ
りも大きくなると、駆動手段16には再び速度制御用駆動
信号が送られ、駆動手段16はリールモータ2を加速駆動
してテープ3を高速走行させる。
本発明は上述した実施例のほか種々の変形が可能であ
る。
例えば、上述した実施例では主にテープ3を停止状態
から高速走行状態にする場合について説明したが、テー
プ3を高速走行状態から減速させる場合についても適用
可能である。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、上記構成としたことに
より、テープに対する最大限の加減速制御をテープに損
傷を与えることなく実行できるテープ走行制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例装置の構成ブロック図、第2図
は同装置における切換手段の回路図である。 1……テープ走行制御装置、2……リールモータ、3…
…テープ、4……張力検出手段、10……速度検出手段、
15……切換手段、16……駆動手段、25……張力系駆動制
御手段、30……速度系駆動制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープリールの駆動制御を行うことにより
    テープの張力及び速度を制御するテープ走行制御装置に
    おいて、 前記テープリールを駆動する駆動源と、 前記テープの張力を検出する張力検出手段と、 この張力検出手段の検出信号と予め設定した張力基準信
    号との差である張力制御用駆動信号を出力する張力系駆
    動制御手段と、 前記テープの走行速度を検出する速度検出手段と、 この速度検出手段の検出信号と予め設定した速度基準信
    号との差である速度制御用駆動信号を出力する速度系駆
    動制御手段と、 前記張力制御用駆動信号と前記速度制御用駆動信号とを
    比較し、張力制御用駆動信号が速度制御用駆動信号より
    小さい場合は、その張力制御用駆動信号を出力し、張力
    制御用駆動信号が速度制御用駆動信号より大きい場合
    は、その速度制御用駆動信号を出力する切換手段と、 この切換手段から張力制御用駆動信号が出力された場合
    は、その張力制御用駆動信号に基づいてテープの張力が
    許容張力を越えないよう前記駆動源を駆動する張力制御
    を行い、切換手段から速度制御用駆動信号が出力された
    場合は、その速度制御用駆動信号に基づいて前記駆動源
    を加速駆動する速度制御を行う駆動手段と を有することを特徴とするテープ走行制御装置。
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