JP2524015B2 - テ―プ駆動装置 - Google Patents
テ―プ駆動装置Info
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- JP2524015B2 JP2524015B2 JP3134083A JP13408391A JP2524015B2 JP 2524015 B2 JP2524015 B2 JP 2524015B2 JP 3134083 A JP3134083 A JP 3134083A JP 13408391 A JP13408391 A JP 13408391A JP 2524015 B2 JP2524015 B2 JP 2524015B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、供給リールと巻取リー
ルとにより磁気テープ等の長尺ものの移送を制御するテ
ープ駆動装置に関わり、特にテープダメージを与えずに
応答速度の速いテープ走行制御を行うテープ駆動装置に
関するものである。
ルとにより磁気テープ等の長尺ものの移送を制御するテ
ープ駆動装置に関わり、特にテープダメージを与えずに
応答速度の速いテープ走行制御を行うテープ駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テープ駆動装置の普及は著しく、
様々な人々が様々な使い方をするようになっている。そ
の中でテープ駆動装置は、基本性能としてより高速に動
作し使いやすいもの、記録媒体である磁気テープ等にダ
メージを与えないものが要求されている。
様々な人々が様々な使い方をするようになっている。そ
の中でテープ駆動装置は、基本性能としてより高速に動
作し使いやすいもの、記録媒体である磁気テープ等にダ
メージを与えないものが要求されている。
【0003】以下に、従来のテープ駆動装置について説
明する。図10はこの従来のテープ駆動装置の構成を示
すブロック図である。図10において、テープ2は供給
側リール3Aおよび巻取側リール3Bに巻かれており、
更に前記2つのリールの間で所定の角度だけシリンダ1
に巻き付けられいる。供給側リールモータ4Aおよび巻
取側リールモータ4Bはそれぞれ供給側リール駆動回路
5Aおよび巻取側リール駆動回路5Bによって駆動さ
れ、供給側リール3Aおよび巻取側リール3Bに回転ト
ルクを与える。巻取リール制御回路8Bは判断回路11
からの指令に従い、供給側回転速度検出器6Aおよび巻
取側回転速度検出器6Bが出力するパルス(FG)を用
いて、巻取側リール駆動回路5Bに巻取側トルク値bを
出力する。テープ速度検出回路10は供給側回転速度検
出器6Aおよび巻取側回転速度検出器6Bが出力するパ
ルス(FG)を用いて、その時のテープ速度情報cを出
力する。供給テープ巻径検出回路7Aは供給側回転速度
検出回路6Aが出力するパルス(FG)から供給側リー
ル3Aのテープ巻径を検出する。バックトルク値算出回
路9は判断回路11の指令にしたがって、供給テープ巻
径検出回路7Aの出力する供給側テープ巻径情報に比例
した供給側トルク値aを供給側リール駆動回路5Aに出
力する。判断回路11はモード切換指令dおよびテープ
速度検出回路10が出力するテープ速度情報cにしたが
って、巻取リール制御回路8Bとバックトルク値算出回
路9に指令を与えると共に、リール制動機構12に制動
指令eを送る。リール制動機構12は制動指令eにした
がって供給側リール3Aおよび巻取側リール3Bを制動
する。
明する。図10はこの従来のテープ駆動装置の構成を示
すブロック図である。図10において、テープ2は供給
側リール3Aおよび巻取側リール3Bに巻かれており、
更に前記2つのリールの間で所定の角度だけシリンダ1
に巻き付けられいる。供給側リールモータ4Aおよび巻
取側リールモータ4Bはそれぞれ供給側リール駆動回路
5Aおよび巻取側リール駆動回路5Bによって駆動さ
れ、供給側リール3Aおよび巻取側リール3Bに回転ト
ルクを与える。巻取リール制御回路8Bは判断回路11
からの指令に従い、供給側回転速度検出器6Aおよび巻
取側回転速度検出器6Bが出力するパルス(FG)を用
いて、巻取側リール駆動回路5Bに巻取側トルク値bを
出力する。テープ速度検出回路10は供給側回転速度検
出器6Aおよび巻取側回転速度検出器6Bが出力するパ
ルス(FG)を用いて、その時のテープ速度情報cを出
力する。供給テープ巻径検出回路7Aは供給側回転速度
検出回路6Aが出力するパルス(FG)から供給側リー
ル3Aのテープ巻径を検出する。バックトルク値算出回
路9は判断回路11の指令にしたがって、供給テープ巻
径検出回路7Aの出力する供給側テープ巻径情報に比例
した供給側トルク値aを供給側リール駆動回路5Aに出
力する。判断回路11はモード切換指令dおよびテープ
速度検出回路10が出力するテープ速度情報cにしたが
って、巻取リール制御回路8Bとバックトルク値算出回
路9に指令を与えると共に、リール制動機構12に制動
指令eを送る。リール制動機構12は制動指令eにした
がって供給側リール3Aおよび巻取側リール3Bを制動
する。
【0004】以上のように構成されたテープ駆動装置に
ついて、以下その動作を図11のタイミングチャートを
用いて説明する。
ついて、以下その動作を図11のタイミングチャートを
用いて説明する。
【0005】テープ2が供給側リール3Aから巻取側リ
ール3Bに高速で送られる場合を考える。図11は、供
給側トルク値aと、巻取側トルク値bと、テープ速度情
報cと、モード切換指令dと、制動指令eと、その時の
テープテンションの時間的変化を示すタイミングチャー
トである。
ール3Bに高速で送られる場合を考える。図11は、供
給側トルク値aと、巻取側トルク値bと、テープ速度情
報cと、モード切換指令dと、制動指令eと、その時の
テープテンションの時間的変化を示すタイミングチャー
トである。
【0006】起動時において、判断回路11はモード切
換指令dに従って巻取リール制御回路8Bとバックトル
ク値算出回路9に起動の指令を与える。巻取リール制御
回路8Bは起動の指令にしたがって巻取側リール駆動回
路5Bに起動用の巻取側トルク値bを出力する。この時
の巻取側トルク値bは図11に示すようにランプ状に変
化させてテープに異常テンションがかからないようにし
ている。また供給側トルク値aはバックトルク値算出回
路9で算出された供給側テープ巻径に比例したバックト
ルク値が出力されている。テープ2は巻取リールモータ
4Bが発生する強い巻取トルクにより供給側リール3A
から巻取側リール3Bに送られ徐々にそのテープ速度は
高速になる。そして、テープ速度が目標状態に近づくと
巻取側トルク値bは起動時よりも低い値で安定する。
換指令dに従って巻取リール制御回路8Bとバックトル
ク値算出回路9に起動の指令を与える。巻取リール制御
回路8Bは起動の指令にしたがって巻取側リール駆動回
路5Bに起動用の巻取側トルク値bを出力する。この時
の巻取側トルク値bは図11に示すようにランプ状に変
化させてテープに異常テンションがかからないようにし
ている。また供給側トルク値aはバックトルク値算出回
路9で算出された供給側テープ巻径に比例したバックト
ルク値が出力されている。テープ2は巻取リールモータ
4Bが発生する強い巻取トルクにより供給側リール3A
から巻取側リール3Bに送られ徐々にそのテープ速度は
高速になる。そして、テープ速度が目標状態に近づくと
巻取側トルク値bは起動時よりも低い値で安定する。
【0007】次に、テープが高速走行中にその速度を低
下させる場合、判断回路11はモード切換指令dに従っ
て巻取リール制御回路8Bとバックトルク値算出回路9
に減速の指令を与える。巻取リール制御回路8Bは図1
1に示すように、減速の指令にしたがって巻取側トルク
値bを目標状態に達するまでゼロとする。この時も供給
側トルク値aはバックトルク値算出回路9で算出された
テープ巻径に比例したバックトルク値のままである。こ
の状態で徐々にテープ速度が低下して目標状態に近づく
と、巻取側トルク値bはテープ速度を低下させる前の状
態とほぼ同じ出力となる。
下させる場合、判断回路11はモード切換指令dに従っ
て巻取リール制御回路8Bとバックトルク値算出回路9
に減速の指令を与える。巻取リール制御回路8Bは図1
1に示すように、減速の指令にしたがって巻取側トルク
値bを目標状態に達するまでゼロとする。この時も供給
側トルク値aはバックトルク値算出回路9で算出された
テープ巻径に比例したバックトルク値のままである。こ
の状態で徐々にテープ速度が低下して目標状態に近づく
と、巻取側トルク値bはテープ速度を低下させる前の状
態とほぼ同じ出力となる。
【0008】さらに、高速走行中のテープを停止させる
場合、判断回路11はモード切換指令dに従って巻取リ
ール制御回路8Bとバックトルク値算出回路9に停止の
指令を与える。この時も減速時と同様に、巻取リール制
御回路8Bは図12に示すように停止の指令にしたがっ
て巻取側トルク値bをゼロとする。この時、供給側トル
ク値aはバックトルク値算出回路9で算出されたテープ
巻径に比例したバックトルク値である。この状態でテー
プ速度が低下してテープ速度検出手段10のテープ速度
情報cが所定の値より低くなると、判断回路11はリー
ル制動機構12に制動指令eを送り、供給リール3Aお
よび巻取リール3Bを制動し、停止の動作を終了する。
場合、判断回路11はモード切換指令dに従って巻取リ
ール制御回路8Bとバックトルク値算出回路9に停止の
指令を与える。この時も減速時と同様に、巻取リール制
御回路8Bは図12に示すように停止の指令にしたがっ
て巻取側トルク値bをゼロとする。この時、供給側トル
ク値aはバックトルク値算出回路9で算出されたテープ
巻径に比例したバックトルク値である。この状態でテー
プ速度が低下してテープ速度検出手段10のテープ速度
情報cが所定の値より低くなると、判断回路11はリー
ル制動機構12に制動指令eを送り、供給リール3Aお
よび巻取リール3Bを制動し、停止の動作を終了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、起動時において、巻取リール制御回路8
Bが出力する巻取側トルク値bをランプ状に変化させて
いるため、加速が遅く、テープ走行が目標状態に達する
までの時間が長くなると同時に、バックトルク値算出回
路9の出力する供給側トルク値aは定常走行時と同じで
あるため、テープテンションが高くなり、テープにダメ
ージを与えるという問題点を有していた。
来の構成では、起動時において、巻取リール制御回路8
Bが出力する巻取側トルク値bをランプ状に変化させて
いるため、加速が遅く、テープ走行が目標状態に達する
までの時間が長くなると同時に、バックトルク値算出回
路9の出力する供給側トルク値aは定常走行時と同じで
あるため、テープテンションが高くなり、テープにダメ
ージを与えるという問題点を有していた。
【0010】また、減速時においては、巻取リール制御
回路8Bが出力する巻取側トルク値bがゼロとなり、バ
ックトルク値算出回路9が出力する供給側トルク値aは
走行時と同じであるため、テープ走行が目標状態に達す
るまでの時間が長くなり、モード切換指令dに対する応
答速度が遅くなるという問題点を有していた。
回路8Bが出力する巻取側トルク値bがゼロとなり、バ
ックトルク値算出回路9が出力する供給側トルク値aは
走行時と同じであるため、テープ走行が目標状態に達す
るまでの時間が長くなり、モード切換指令dに対する応
答速度が遅くなるという問題点を有していた。
【0011】さらに、停止時においても同様であり、テ
ープ速度が低下してテープ速度検出手段10のテープ速
度情報cが所定の値より低くなるまでに時間がかかり、
判断回路11がリール制動機構12に制動指令eを出す
のが遅れるため、目標の停止位置と実際の停止位置が大
きくずれるという問題点を有していた。
ープ速度が低下してテープ速度検出手段10のテープ速
度情報cが所定の値より低くなるまでに時間がかかり、
判断回路11がリール制動機構12に制動指令eを出す
のが遅れるため、目標の停止位置と実際の停止位置が大
きくずれるという問題点を有していた。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、起動時においてはテープ速度が目標状態へ到達する
のが極めて速く、同じテープ速度でもFF/REW時間
を短くすることができるとともに、テープテンションを
ほぼ一定に保てるのでテープダメージが少なく、また減
速時には指令に対する応答を速くしながらテープテンシ
ョンを一定に保つことができ、停止時には目標の停止位
置と実際の停止位置のずれを少なくして、安定した停止
を実現するテープ駆動装置を提供することを目的とす
る。
で、起動時においてはテープ速度が目標状態へ到達する
のが極めて速く、同じテープ速度でもFF/REW時間
を短くすることができるとともに、テープテンションを
ほぼ一定に保てるのでテープダメージが少なく、また減
速時には指令に対する応答を速くしながらテープテンシ
ョンを一定に保つことができ、停止時には目標の停止位
置と実際の停止位置のずれを少なくして、安定した停止
を実現するテープ駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープ駆動装置は、第1の構成として、供給
リールを駆動する供給リール駆動手段と、巻取リールを
駆動する巻取リール駆動手段と、前記各リールのテープ
巻径情報をそれぞれ検出するテープ巻径検出手段と、前
記各リールの回転速度情報をそれぞれ検出するリール速
度検出手段と、前記各リールの回転速度情報からそれぞ
れの駆動手段の損失情報を算出する損失算出手段と、巻
取側トルク情報を作成し、巻取リールを制御する巻取リ
ール制御手段と、前記供給リールあるいは巻取リールの
テープ巻径情報に応じた供給リールの送出トルク算出係
数を設定する係数設定手段と、前記巻取側トルク情報と
前記供給リールおよび巻取リールのテープ巻径情報と前
記送出トルク算出係数と前記供給リールおよび巻取リー
ルの損失情報とから前記供給リールの送出トルク情報を
算出する送出トルク値算出手段と、前記供給リールのテ
ープ巻径情報に比例したバックトルク情報を算出するバ
ックトルク値算出手段と、モード切換指令と前記送出ト
ルク情報と前記バックトルク情報とからトルク情報切換
信号を出力する判断手段と、前記トルク情報切換信号を
もとに、前記送出トルク情報と前記バックトルク情報を
切り換えて前記供給リール駆動手段に送る切換手段とを
有している。
に本発明のテープ駆動装置は、第1の構成として、供給
リールを駆動する供給リール駆動手段と、巻取リールを
駆動する巻取リール駆動手段と、前記各リールのテープ
巻径情報をそれぞれ検出するテープ巻径検出手段と、前
記各リールの回転速度情報をそれぞれ検出するリール速
度検出手段と、前記各リールの回転速度情報からそれぞ
れの駆動手段の損失情報を算出する損失算出手段と、巻
取側トルク情報を作成し、巻取リールを制御する巻取リ
ール制御手段と、前記供給リールあるいは巻取リールの
テープ巻径情報に応じた供給リールの送出トルク算出係
数を設定する係数設定手段と、前記巻取側トルク情報と
前記供給リールおよび巻取リールのテープ巻径情報と前
記送出トルク算出係数と前記供給リールおよび巻取リー
ルの損失情報とから前記供給リールの送出トルク情報を
算出する送出トルク値算出手段と、前記供給リールのテ
ープ巻径情報に比例したバックトルク情報を算出するバ
ックトルク値算出手段と、モード切換指令と前記送出ト
ルク情報と前記バックトルク情報とからトルク情報切換
信号を出力する判断手段と、前記トルク情報切換信号を
もとに、前記送出トルク情報と前記バックトルク情報を
切り換えて前記供給リール駆動手段に送る切換手段とを
有している。
【0014】さらに、第2の構成として、供給リールを
駆動する供給リール駆動手段と、巻取リールを駆動する
巻取リール駆動手段と、前記各リールのテープ巻径情報
をそれぞれ検出するテープ巻径検出手段と、前記各リー
ルの回転速度情報をそれぞれ検出するリール速度検出手
段と、前記各リールの回転速度情報からそれぞれの駆動
手段の損失情報を算出する損失算出手段と、供給側トル
ク情報を作成し、供給リールを制御する供給リール制御
手段と、定速走行時の巻取リールの巻取トルク情報を作
成する巻取トルク値算出手段と、前記巻取リールあるい
は供給リールのテープ巻径情報に応じた巻取リールの送
出トルク算出係数を設定する係数設定手段と、前記供給
側トルク情報と前記供給リールおよび巻取リールのテー
プ巻径情報と前記送出トルク算出係数と前記供給リール
および巻取リールの損失情報とから前記巻取リールの送
出トルク情報を算出する送出トルク値算出手段と、モー
ド切換指令と前記送出トルク情報と前記巻取トルク情報
とからトルク情報切換信号を出力する判断手段と、前記
トルク情報切換信号をもとに、前記送出トルク情報と前
記巻取トルク情報を切り換えて前記巻取リール駆動手段
に送る切換手段とを有している。
駆動する供給リール駆動手段と、巻取リールを駆動する
巻取リール駆動手段と、前記各リールのテープ巻径情報
をそれぞれ検出するテープ巻径検出手段と、前記各リー
ルの回転速度情報をそれぞれ検出するリール速度検出手
段と、前記各リールの回転速度情報からそれぞれの駆動
手段の損失情報を算出する損失算出手段と、供給側トル
ク情報を作成し、供給リールを制御する供給リール制御
手段と、定速走行時の巻取リールの巻取トルク情報を作
成する巻取トルク値算出手段と、前記巻取リールあるい
は供給リールのテープ巻径情報に応じた巻取リールの送
出トルク算出係数を設定する係数設定手段と、前記供給
側トルク情報と前記供給リールおよび巻取リールのテー
プ巻径情報と前記送出トルク算出係数と前記供給リール
および巻取リールの損失情報とから前記巻取リールの送
出トルク情報を算出する送出トルク値算出手段と、モー
ド切換指令と前記送出トルク情報と前記巻取トルク情報
とからトルク情報切換信号を出力する判断手段と、前記
トルク情報切換信号をもとに、前記送出トルク情報と前
記巻取トルク情報を切り換えて前記巻取リール駆動手段
に送る切換手段とを有している。
【0015】また、第3の構成として、供給リールを駆
動する供給リール駆動手段と、巻取リールを駆動する巻
取リール駆動手段と、前記各リールのテープ巻径情報を
それぞれ検出するテープ巻径検出手段と、前記各リール
の回転速度情報をそれぞれ検出するリール速度検出手段
と、テープ速度情報を検出するテープ速度検出手段と、
前記各リールの回転速度情報からそれぞれの駆動手段の
損失情報を算出する損失算出手段と、供給側トルク情報
を作成し、供給リールを制御する供給リール制御手段
と、定速走行時の巻取リールの巻取トルク情報を作成す
る巻取トルク値算出手段と、前記巻取リールあるいは供
給リールのテープ巻径情報に応じた巻取リールの送出ト
ルク算出係数を設定する係数設定手段と、前記供給側ト
ルク情報と前記供給リールおよび巻取リールのテープ巻
径情報と前記送出トルク算出係数と前記供給リールおよ
び巻取リールの損失情報とから巻取リールの送出トルク
情報を算出する送出トルク値算出手段と、前記供給リー
ルと巻取リールのテープ巻径情報および供給側トルク情
報から(供給側トルク情報)×(供給側リールの巻径情
報)÷(巻取リール巻径情報)で算出される巻取側のバ
ランストルク情報を作成するバランストルク値算出手段
と、モード切換指令と前記テープ速度情報と前記送出ト
ルク情報と前記巻取トルク情報とからトルク情報切換信
号を出力する判断手段と、前記トルク情報切換信号をも
とに、前記送出トルク情報と前記巻取トルク情報と前記
バランストルク情報を切り換えて前記巻取リール駆動手
段に送る切換手段とを有している。
動する供給リール駆動手段と、巻取リールを駆動する巻
取リール駆動手段と、前記各リールのテープ巻径情報を
それぞれ検出するテープ巻径検出手段と、前記各リール
の回転速度情報をそれぞれ検出するリール速度検出手段
と、テープ速度情報を検出するテープ速度検出手段と、
前記各リールの回転速度情報からそれぞれの駆動手段の
損失情報を算出する損失算出手段と、供給側トルク情報
を作成し、供給リールを制御する供給リール制御手段
と、定速走行時の巻取リールの巻取トルク情報を作成す
る巻取トルク値算出手段と、前記巻取リールあるいは供
給リールのテープ巻径情報に応じた巻取リールの送出ト
ルク算出係数を設定する係数設定手段と、前記供給側ト
ルク情報と前記供給リールおよび巻取リールのテープ巻
径情報と前記送出トルク算出係数と前記供給リールおよ
び巻取リールの損失情報とから巻取リールの送出トルク
情報を算出する送出トルク値算出手段と、前記供給リー
ルと巻取リールのテープ巻径情報および供給側トルク情
報から(供給側トルク情報)×(供給側リールの巻径情
報)÷(巻取リール巻径情報)で算出される巻取側のバ
ランストルク情報を作成するバランストルク値算出手段
と、モード切換指令と前記テープ速度情報と前記送出ト
ルク情報と前記巻取トルク情報とからトルク情報切換信
号を出力する判断手段と、前記トルク情報切換信号をも
とに、前記送出トルク情報と前記巻取トルク情報と前記
バランストルク情報を切り換えて前記巻取リール駆動手
段に送る切換手段とを有している。
【0016】
【作用】本発明は上記第1の構成により、起動時におい
て、送出トルク値算出回路が巻取側トルク情報と供給リ
ールおよび巻取リールのテープ巻径情報と供給リールお
よび巻取リールの損失情報とから供給リールの送出トル
クを算出することで、テープテンションを常にほぼ一定
に保つことが可能となる。それによって巻取リール制御
手段が最大トルク情報を出力して高速の起動を行った場
合でも、テープダメージを与えないとともに巻取リール
の負荷が小さくなり、より高速な起動が可能となる。
て、送出トルク値算出回路が巻取側トルク情報と供給リ
ールおよび巻取リールのテープ巻径情報と供給リールお
よび巻取リールの損失情報とから供給リールの送出トル
クを算出することで、テープテンションを常にほぼ一定
に保つことが可能となる。それによって巻取リール制御
手段が最大トルク情報を出力して高速の起動を行った場
合でも、テープダメージを与えないとともに巻取リール
の負荷が小さくなり、より高速な起動が可能となる。
【0017】また、本発明は上記第2,第3の構成によ
り、減速時および停止時において送出トルク値算出回路
が供給側トルク情報と供給リールおよび巻取リールのテ
ープ巻径情報と供給リールおよび巻取リールの損失情報
とから巻取リールの送出トルクを算出することで、テー
プテンションを常にほぼ一定に保つことが可能となる。
それによって供給リール制御手段が最大トルク情報を出
力して急な減速処理あるいは高速の停止処理を行った場
合も、テープダメージを与えないとともに供給リールの
負荷が小さく、より高速な減速処理あるいは停止処理が
可能となる。
り、減速時および停止時において送出トルク値算出回路
が供給側トルク情報と供給リールおよび巻取リールのテ
ープ巻径情報と供給リールおよび巻取リールの損失情報
とから巻取リールの送出トルクを算出することで、テー
プテンションを常にほぼ一定に保つことが可能となる。
それによって供給リール制御手段が最大トルク情報を出
力して急な減速処理あるいは高速の停止処理を行った場
合も、テープダメージを与えないとともに供給リールの
負荷が小さく、より高速な減速処理あるいは停止処理が
可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0019】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
におけるテープ駆動装置の構成を示すブロック図であ
る。同図において図10の従来例と同じ構成要素につい
ては、その説明を省略する。
におけるテープ駆動装置の構成を示すブロック図であ
る。同図において図10の従来例と同じ構成要素につい
ては、その説明を省略する。
【0020】図1において、巻取テープ巻径検出回路7
Bは巻取側回転速度検出器6Bが出力するパルス(F
G)から巻取側リール3Bのテープ巻径を検出する。供
給側損失算出回路31Aおよび巻取側損失算出回路31
Bはそれぞれ供給側回転速度検出器6Aおよび巻取側回
転速度検出器6Bが出力する回転速度情報を用いて図7
のグラフの実線にしたがって供給側損失kおよび巻取側
損失lを算出する。係数設定回路201は供給テープ巻
径検出回路7Aが出力する供給側テープ巻径情報に応じ
て係数を設定する。送出トルク値算出回路211は係数
設定回路201が出力する係数と、供給テープ巻径検出
回路7Aが出力する供給側テープ巻径情報と、巻取テー
プ巻径検出回路7Bが出力する巻取側テープ巻径情報
と、供給側損失情報kおよび巻取側損失情報lと、巻取
リール制御回路8Bが出力する巻取側トルク値bとによ
り、後述する関係式に基づいて供給側リール3Aの送出
トルク値を算出する。判断回路221はモード切換指令
dと送出トルク値とバックトルク値算出回路9が出力す
るバックトルク値とからトルク切換指令fを作成し、切
換回路231に送る。切換回路231はトルク切換指令
fにしたがってバックトルク値あるいは送出トルク値を
供給側リール駆動回路5Aに出力する。
Bは巻取側回転速度検出器6Bが出力するパルス(F
G)から巻取側リール3Bのテープ巻径を検出する。供
給側損失算出回路31Aおよび巻取側損失算出回路31
Bはそれぞれ供給側回転速度検出器6Aおよび巻取側回
転速度検出器6Bが出力する回転速度情報を用いて図7
のグラフの実線にしたがって供給側損失kおよび巻取側
損失lを算出する。係数設定回路201は供給テープ巻
径検出回路7Aが出力する供給側テープ巻径情報に応じ
て係数を設定する。送出トルク値算出回路211は係数
設定回路201が出力する係数と、供給テープ巻径検出
回路7Aが出力する供給側テープ巻径情報と、巻取テー
プ巻径検出回路7Bが出力する巻取側テープ巻径情報
と、供給側損失情報kおよび巻取側損失情報lと、巻取
リール制御回路8Bが出力する巻取側トルク値bとによ
り、後述する関係式に基づいて供給側リール3Aの送出
トルク値を算出する。判断回路221はモード切換指令
dと送出トルク値とバックトルク値算出回路9が出力す
るバックトルク値とからトルク切換指令fを作成し、切
換回路231に送る。切換回路231はトルク切換指令
fにしたがってバックトルク値あるいは送出トルク値を
供給側リール駆動回路5Aに出力する。
【0021】図7のグラフはリールモータの損失トルク
値を示すグラフで、横軸はリールモータの回転数であ
る。図7において、点線が実際の損失トルク値である
が、各損失算出回路31A,31Bではそれを実線で示
した一次関数に近似して各損失情報k,lを求めてい
る。
値を示すグラフで、横軸はリールモータの回転数であ
る。図7において、点線が実際の損失トルク値である
が、各損失算出回路31A,31Bではそれを実線で示
した一次関数に近似して各損失情報k,lを求めてい
る。
【0022】次に、係数設定回路201および送出トル
ク値算出回路211で行われる係数の設定および送出ト
ルク値の算出について図8,図9のグラフを用いて説明
する。
ク値算出回路211で行われる係数の設定および送出ト
ルク値の算出について図8,図9のグラフを用いて説明
する。
【0023】リールの半径、リールの慣性モーメント、
テープテンション、モータの発生トルク、リールの角速
度、リールの角加速度、リールモータの損失トルクを以
下のように定義する。
テープテンション、モータの発生トルク、リールの角速
度、リールの角加速度、リールモータの損失トルクを以
下のように定義する。
【0024】RS :供給側リール3Aのテープ巻径 RT :巻取側リール3Bのテープ巻径 JS :供給側リール3Aの慣性モーメント JT :巻取側リール3Bの慣性モーメント TS :供給側リール3Aのテープテンション TT :巻取側リール3Bのテープテンション QS :供給側リールモータ4Aの発生トルク QT :巻取側リールモータ4Bの発生トルク ωS :供給側リール3Aの角速度 ωT :巻取側リール3Bの角速度 αS :供給側リール3Aの角加速度 αT :巻取側リール3Bの角加速度 fT(ωT):巻取側リールモータの損失トルク fS(ωS):送出側リールモータの損失トルク 但し、QS,QT,ωS,ωT,αS,αTは巻取方向が+、
fS(ωS),fT(ωT)は送出方向が+とする。
fS(ωS),fT(ωT)は送出方向が+とする。
【0025】供給側リール3Aおよび巻取側リール3B
の運動方程式は以下の(数1),(数2)で表される。
の運動方程式は以下の(数1),(数2)で表される。
【0026】
【数1】
【0027】
【数2】
【0028】さらに走行中のテープ速度(VT)は(数
3)で表される。
3)で表される。
【0029】
【数3】
【0030】この両辺を微分すると、(数4)となる。
【0031】
【数4】
【0032】(数1),(数2),(数4)より供給側
リールモータの発生トルク(QS)は(数5)で表され
る。
リールモータの発生トルク(QS)は(数5)で表され
る。
【0033】
【数5】
【0034】また、供給側テープテンションと、巻取側
テープテンションの関係はテープ走行系で決まり、その
定数をKとすると(数6)で表される。
テープテンションの関係はテープ走行系で決まり、その
定数をKとすると(数6)で表される。
【0035】
【数6】
【0036】この関係を(数5)に代入すると、
【0037】
【数7】
【0038】となり、送出トルク値算出回路211で行
われる計算はこの(数7)の内容である。
われる計算はこの(数7)の内容である。
【0039】ここで、(数7)に含まれる係数(数8)
を
を
【0040】
【数8】
【0041】実際のテープ(120分用のVHSビデオ
テープを例にとる)について供給側リール3A(送出ト
ルクを発生する側)のテープ巻径に対して計算すると、
図8の点線で示すようなグラフとなる。ここで、送出ト
ルク値の算出が簡単になるように、このグラフを同図中
の実線で示すように近似する。この近似を行った場合の
テープテンションを示したのが図8の実線であり、点線
で示された目標値に対して±25%程度におさまってい
ることがわかる。つまり、係数設定回路201で行われ
ている係数の設定は供給リールのテープ巻径情報に対す
る(数8)の値の設定であり、図9の実線で示される。
テープを例にとる)について供給側リール3A(送出ト
ルクを発生する側)のテープ巻径に対して計算すると、
図8の点線で示すようなグラフとなる。ここで、送出ト
ルク値の算出が簡単になるように、このグラフを同図中
の実線で示すように近似する。この近似を行った場合の
テープテンションを示したのが図8の実線であり、点線
で示された目標値に対して±25%程度におさまってい
ることがわかる。つまり、係数設定回路201で行われ
ている係数の設定は供給リールのテープ巻径情報に対す
る(数8)の値の設定であり、図9の実線で示される。
【0042】以上のように構成された本実施例のテープ
駆動装置について、以下その動作について図2のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
駆動装置について、以下その動作について図2のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
【0043】図2は供給側トルク値aと巻取側トルク値
bとテープ速度情報とモード切換指令dとトルク切換指
令fとその時のテープテンションの時間的変化を示すタ
イミングチャートである。
bとテープ速度情報とモード切換指令dとトルク切換指
令fとその時のテープテンションの時間的変化を示すタ
イミングチャートである。
【0044】起動時において、図2に示すように、モー
ド切換指令dが巻取リール制御回路8Bおよび判断回路
221に入力されると、巻取リール制御回路8Bは最大
トルク値を出力し、判断回路221はトルク切換指令f
を出力する。同時に、送出トルク値算出回路211は定
常走行時よりも少し高めのテンション(TS)設定で(数
7)より算出した送出トルク値を出力し、切換回路23
1は判断回路221のトルク切換指令fにしたがって送
出トルク値を供給側リール駆動回路5Aに出力する。こ
のようにしてテープ2は定常走行時よりも少し高めの安
定したテンションを保ったままで高速な起動を実現する
ことができる。そしてテープ速度が目標状態に近づい
て、送出トルク値とバックトルク値が同じになると判断
回路221は切換回路231に新しいトルク切換指令f
を与えてバックトルク値が供給側リール駆動回路5Aに
入力されるようにする。こうして定常走行での安定した
テンション制御が行われる。
ド切換指令dが巻取リール制御回路8Bおよび判断回路
221に入力されると、巻取リール制御回路8Bは最大
トルク値を出力し、判断回路221はトルク切換指令f
を出力する。同時に、送出トルク値算出回路211は定
常走行時よりも少し高めのテンション(TS)設定で(数
7)より算出した送出トルク値を出力し、切換回路23
1は判断回路221のトルク切換指令fにしたがって送
出トルク値を供給側リール駆動回路5Aに出力する。こ
のようにしてテープ2は定常走行時よりも少し高めの安
定したテンションを保ったままで高速な起動を実現する
ことができる。そしてテープ速度が目標状態に近づい
て、送出トルク値とバックトルク値が同じになると判断
回路221は切換回路231に新しいトルク切換指令f
を与えてバックトルク値が供給側リール駆動回路5Aに
入力されるようにする。こうして定常走行での安定した
テンション制御が行われる。
【0045】以上のように本実施例によれば、供給側テ
ープ巻径情報を算出する供給テープ巻径検出回路7A
と、巻取側テープ巻径情報を算出する巻取テープ巻径検
出回路7Bと、供給側損失情報kを算出する供給側損失
算出回路31Aと、巻取側損失情報lを算出する巻取側
損失算出回路31Bと、前記供給側テープ巻径情報から
係数を設定する係数設定回路201と、前記係数と巻取
側テープ巻径情報と供給側テープ巻径情報と供給側損失
情報kと巻取側損失情報lと巻取側トルク情報とから送
出トルク値を算出する送出トルク値算出回路211と、
モード切換指令dおよびバックトルク値と送出トルク値
との比較により切換回路231にトルク切換指令fを出
力する判断回路221と、そのトルク切換指令fに従っ
て供給リール駆動回路5Aにバックトルク値あるいは送
出トルク値を出力する切換回路231を設けることによ
り、モード切換の起動の指令dに対しテープに異常テン
ションによるダメージを与えないようにすることができ
る。また、短時間でテープ速度を目標状態に到達させる
ことができ、同じテープ速度でもFF/REW時間を短
くすることができる。
ープ巻径情報を算出する供給テープ巻径検出回路7A
と、巻取側テープ巻径情報を算出する巻取テープ巻径検
出回路7Bと、供給側損失情報kを算出する供給側損失
算出回路31Aと、巻取側損失情報lを算出する巻取側
損失算出回路31Bと、前記供給側テープ巻径情報から
係数を設定する係数設定回路201と、前記係数と巻取
側テープ巻径情報と供給側テープ巻径情報と供給側損失
情報kと巻取側損失情報lと巻取側トルク情報とから送
出トルク値を算出する送出トルク値算出回路211と、
モード切換指令dおよびバックトルク値と送出トルク値
との比較により切換回路231にトルク切換指令fを出
力する判断回路221と、そのトルク切換指令fに従っ
て供給リール駆動回路5Aにバックトルク値あるいは送
出トルク値を出力する切換回路231を設けることによ
り、モード切換の起動の指令dに対しテープに異常テン
ションによるダメージを与えないようにすることができ
る。また、短時間でテープ速度を目標状態に到達させる
ことができ、同じテープ速度でもFF/REW時間を短
くすることができる。
【0046】そして、供給側リール3Aの巻径と巻取側
リール3Bの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出回路211が送出トルク値の算出に供給側損
失情報kと巻取側損失情報lを用いることにより、過渡
時においてもテープたるみ等を発生させずに一定テンシ
ョンを保つことができ、安定した起動動作を実現するこ
とができる。
リール3Bの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出回路211が送出トルク値の算出に供給側損
失情報kと巻取側損失情報lを用いることにより、過渡
時においてもテープたるみ等を発生させずに一定テンシ
ョンを保つことができ、安定した起動動作を実現するこ
とができる。
【0047】また、2つの損失算出回路31A,31B
での各損失情報k,lの作成を各リールの回転速度情報
の一次関数から求めることや、係数設定回路201での
係数の設定を供給側テープ巻径情報に対してステップ状
に行うことにより、極めて容易な演算で優れた性能を実
現することができる。
での各損失情報k,lの作成を各リールの回転速度情報
の一次関数から求めることや、係数設定回路201での
係数の設定を供給側テープ巻径情報に対してステップ状
に行うことにより、極めて容易な演算で優れた性能を実
現することができる。
【0048】さらに、上記第1の実施例において図1に
示した点線で囲んだブロック301はマイクロコンピュ
ータやディジタルシグナルプロセッサによりソフトウェ
アで実現することが可能であり、回路の小型、軽量化、
省スペースを達成することができる。
示した点線で囲んだブロック301はマイクロコンピュ
ータやディジタルシグナルプロセッサによりソフトウェ
アで実現することが可能であり、回路の小型、軽量化、
省スペースを達成することができる。
【0049】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
におけるテープ駆動装置の構成を示すブロック図であ
る。同図において図1と同じ構成要素については、その
説明を省略する。
におけるテープ駆動装置の構成を示すブロック図であ
る。同図において図1と同じ構成要素については、その
説明を省略する。
【0050】図3において、係数設定回路202は巻取
テープ巻径検出回路7Bが出力する巻取側テープ巻径情
報に応じて係数を設定する。送出トルク値算出回路21
3は前記係数と供給側テープ巻径情報と巻取側テープ巻
径情報と供給側損失算出回路31Aが出力する供給側損
失情報kと巻取側損失算出回路31Bが出力する巻取側
損失情報lと供給側切換回路232が出力する供給側ト
ルク値aとにより、後述する関係式に基づいて送出トル
ク値を算出する。定速走行巻取リール制御回路8Cは供
給側回転速度検出器6Aおよび巻取側回転速度検出器6
Bが出力するパルス(FG)を用いて、判断回路222
からの指令通りにテープ速度を一定に制御するための巻
取制御トルク値を出力する。減速トルク値算出回路24
は供給側回転速度検出器6Aおよび巻取側回転速度検出
器6Bが出力するパルス(FG)を用いて、判断回路2
22からの指令通りにテープ速度を減速するための減速
トルク値を出力する。判断回路222はモード切換指令
dと送出トルク値と巻取制御トルク値およびバックトル
ク値と減速トルク値とから切換指令gおよびhを作成
し、それぞれ供給側切換回路232および巻取側切換回
路233に送る。供給側切換回路232は供給側トルク
切換指令gにしたがってバックトルク値あるいは減速ト
ルク値を供給側リール駆動回路5Aに出力する。巻取側
切換回路233は巻取側トルク切換指令hにしたがって
巻取制御トルク値あるいは送出トルク値を巻取側リール
駆動回路5Bに出力する。
テープ巻径検出回路7Bが出力する巻取側テープ巻径情
報に応じて係数を設定する。送出トルク値算出回路21
3は前記係数と供給側テープ巻径情報と巻取側テープ巻
径情報と供給側損失算出回路31Aが出力する供給側損
失情報kと巻取側損失算出回路31Bが出力する巻取側
損失情報lと供給側切換回路232が出力する供給側ト
ルク値aとにより、後述する関係式に基づいて送出トル
ク値を算出する。定速走行巻取リール制御回路8Cは供
給側回転速度検出器6Aおよび巻取側回転速度検出器6
Bが出力するパルス(FG)を用いて、判断回路222
からの指令通りにテープ速度を一定に制御するための巻
取制御トルク値を出力する。減速トルク値算出回路24
は供給側回転速度検出器6Aおよび巻取側回転速度検出
器6Bが出力するパルス(FG)を用いて、判断回路2
22からの指令通りにテープ速度を減速するための減速
トルク値を出力する。判断回路222はモード切換指令
dと送出トルク値と巻取制御トルク値およびバックトル
ク値と減速トルク値とから切換指令gおよびhを作成
し、それぞれ供給側切換回路232および巻取側切換回
路233に送る。供給側切換回路232は供給側トルク
切換指令gにしたがってバックトルク値あるいは減速ト
ルク値を供給側リール駆動回路5Aに出力する。巻取側
切換回路233は巻取側トルク切換指令hにしたがって
巻取制御トルク値あるいは送出トルク値を巻取側リール
駆動回路5Bに出力する。
【0051】次に、係数設定回路202および送出トル
ク値算出回路213で行われる係数の設定および送出ト
ルクの算出について説明する。
ク値算出回路213で行われる係数の設定および送出ト
ルクの算出について説明する。
【0052】第1の実施例において説明した(数7)に
対して、供給側と巻取側を入れ替えると、
対して、供給側と巻取側を入れ替えると、
【0053】
【数9】
【0054】のようになる。ただし、(数9)において
供給側テープテンションと巻取側テープテンションの関
係は減速時を考えるので、
供給側テープテンションと巻取側テープテンションの関
係は減速時を考えるので、
【0055】
【数10】
【0056】を用いている。ここで、(数9)に含まれ
る(数11)の係数は、
る(数11)の係数は、
【0057】
【数11】
【0058】第1の実施例の(数8)に対して逆数にな
っているが、送出トルクを出力する側が供給側から巻取
側になっているので横軸を送出側巻径としている図8お
よび図9に示した係数およびテープテンションのグラフ
についてはそのままである。
っているが、送出トルクを出力する側が供給側から巻取
側になっているので横軸を送出側巻径としている図8お
よび図9に示した係数およびテープテンションのグラフ
についてはそのままである。
【0059】以上のように構成された本実施例のテープ
駆動装置について、以下その動作について図4のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
駆動装置について、以下その動作について図4のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
【0060】図4は供給側トルク値aと巻取側トルク値
bとテープ速度情報とモード切換指令dとトルク切換指
令g,hとその時のテープテンションの時間的変化を示
すタイミングチャートである。
bとテープ速度情報とモード切換指令dとトルク切換指
令g,hとその時のテープテンションの時間的変化を示
すタイミングチャートである。
【0061】高速のFF/REW走行から低速のFF/
REW走行への減速において、図4に示すように、減速
のモード切換指令dが判断回路222に入力されると、
判断回路222から定速走行巻取リール制御回路8Cと
減速トルク値算出回路24に減速の指令が入力されると
共に、トルク切換指令g,hが供給側切換回路232と
巻取側切換回路233に入力される。供給側切換回路2
32は減速の指令gにしたがって減速トルク値算出回路
24で算出された減速トルクを供給側リール駆動回路5
Aに送る。また、巻取側切換回路233は減速の指令h
にしたがって、送出トルク値算出回路213が定常走行
時よりも少し高めのテンション(TT)設定で(数9)よ
り算出した送出トルク値を巻取側リール駆動回路5Bに
送る。このようにしてテープ2は安定したテンションを
保ったままで短時間で減速を行う。そして、テープ速度
が目標状態に近づくと送出トルク値算出回路213の出
力は巻取方向となり、定速走行巻取リール制御回路8C
の出力と等しくなると判断回路222は巻取側切換回路
233に巻取側トルク切換指令hを送り、巻取側リール
駆動回路5Bに巻取制御トルク値を送る。さらに、減速
トルク値算出回路24の出力がバックトルク値よりも小
さくなると判断回路222は供給側切換回路233に供
給側トルク切換指令gを送り、供給側リール駆動回路5
Aにバックトルク値を送ることにより安定した低速での
FF/REW走行への移行が実現する。
REW走行への減速において、図4に示すように、減速
のモード切換指令dが判断回路222に入力されると、
判断回路222から定速走行巻取リール制御回路8Cと
減速トルク値算出回路24に減速の指令が入力されると
共に、トルク切換指令g,hが供給側切換回路232と
巻取側切換回路233に入力される。供給側切換回路2
32は減速の指令gにしたがって減速トルク値算出回路
24で算出された減速トルクを供給側リール駆動回路5
Aに送る。また、巻取側切換回路233は減速の指令h
にしたがって、送出トルク値算出回路213が定常走行
時よりも少し高めのテンション(TT)設定で(数9)よ
り算出した送出トルク値を巻取側リール駆動回路5Bに
送る。このようにしてテープ2は安定したテンションを
保ったままで短時間で減速を行う。そして、テープ速度
が目標状態に近づくと送出トルク値算出回路213の出
力は巻取方向となり、定速走行巻取リール制御回路8C
の出力と等しくなると判断回路222は巻取側切換回路
233に巻取側トルク切換指令hを送り、巻取側リール
駆動回路5Bに巻取制御トルク値を送る。さらに、減速
トルク値算出回路24の出力がバックトルク値よりも小
さくなると判断回路222は供給側切換回路233に供
給側トルク切換指令gを送り、供給側リール駆動回路5
Aにバックトルク値を送ることにより安定した低速での
FF/REW走行への移行が実現する。
【0062】以上のように本実施例によれば、供給側テ
ープ巻径情報を算出する供給テープ巻径検出回路7A
と、巻取側テープ巻径情報を算出する巻取テープ巻径検
出回路7Bと、供給側損失情報kを算出する供給側損失
算出回路31Aと、巻取側損失情報lを算出する巻取側
損失算出回路31Bと、巻取側テープ巻径情報から係数
を設定する係数設定手段202と、前記係数と巻取側テ
ープ巻径情報と供給側テープ巻径情報と供給側損失情報
kと巻取側損失情報lと供給側トルク値aとから送出ト
ルク値を算出する送出トルク値算出回路213と、モー
ド切換指令dに従いバックトルク値と減速トルク値との
比較により供給側トルク切換指令gを出力し、巻取制御
トルク値と送出トルク値との比較により巻取側トルク切
換指令hを出力する判断回路222と、その供給側トル
ク切換指令gに従って供給リール駆動回路5Aにバック
トルク値あるいは減速トルク値を出力する供給側切換回
路232と、巻取側トルク切換指令hに従って巻取リー
ル駆動回路5Bに巻取制御トルク値あるいは送出トルク
値を出力する巻取側切換回路233を設けることによ
り、モード切換の減速の指令dに対してテープに異常テ
ンションによるダメージを与えることなく短時間でテー
プ速度を目標状態まで減速させることができ、応答速度
を格段に速くすることができる。
ープ巻径情報を算出する供給テープ巻径検出回路7A
と、巻取側テープ巻径情報を算出する巻取テープ巻径検
出回路7Bと、供給側損失情報kを算出する供給側損失
算出回路31Aと、巻取側損失情報lを算出する巻取側
損失算出回路31Bと、巻取側テープ巻径情報から係数
を設定する係数設定手段202と、前記係数と巻取側テ
ープ巻径情報と供給側テープ巻径情報と供給側損失情報
kと巻取側損失情報lと供給側トルク値aとから送出ト
ルク値を算出する送出トルク値算出回路213と、モー
ド切換指令dに従いバックトルク値と減速トルク値との
比較により供給側トルク切換指令gを出力し、巻取制御
トルク値と送出トルク値との比較により巻取側トルク切
換指令hを出力する判断回路222と、その供給側トル
ク切換指令gに従って供給リール駆動回路5Aにバック
トルク値あるいは減速トルク値を出力する供給側切換回
路232と、巻取側トルク切換指令hに従って巻取リー
ル駆動回路5Bに巻取制御トルク値あるいは送出トルク
値を出力する巻取側切換回路233を設けることによ
り、モード切換の減速の指令dに対してテープに異常テ
ンションによるダメージを与えることなく短時間でテー
プ速度を目標状態まで減速させることができ、応答速度
を格段に速くすることができる。
【0063】そして、供給側リール3Aの巻径と巻取側
リール3Bの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出回路213が送出トルク値の算出に供給側損
失情報kと巻取側損失情報lを用いることにより、過渡
時においてもテープたるみ等を発生させずに一定テンシ
ョンを保つことができ、安定した減速動作を実現するこ
とができる。
リール3Bの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出回路213が送出トルク値の算出に供給側損
失情報kと巻取側損失情報lを用いることにより、過渡
時においてもテープたるみ等を発生させずに一定テンシ
ョンを保つことができ、安定した減速動作を実現するこ
とができる。
【0064】また、2つの損失算出回路31A,31B
での各損失情報k,lの作成を各リールの回転速度情報
の一次関数から求めることや、係数設定回路202での
係数の設定を巻取側テープ巻径情報に対してステップ状
に行うことにより、極めて容易な演算で優れた性能を実
現することができる。
での各損失情報k,lの作成を各リールの回転速度情報
の一次関数から求めることや、係数設定回路202での
係数の設定を巻取側テープ巻径情報に対してステップ状
に行うことにより、極めて容易な演算で優れた性能を実
現することができる。
【0065】さらに、上記第2の実施例において図3に
示した点線で囲んだブロック303はマイクロコンピュ
ータやディジタルシグナルプロセッサによりソフトウェ
アで実現することが可能であり、回路の小型、軽量化、
省スペースを達成することができる。
示した点線で囲んだブロック303はマイクロコンピュ
ータやディジタルシグナルプロセッサによりソフトウェ
アで実現することが可能であり、回路の小型、軽量化、
省スペースを達成することができる。
【0066】(実施例3)図5は本発明の第3の実施例
におけるテープ駆動装置の構成図を示すものである。同
図において図3と同じ構成要素については、その説明を
省略する。
におけるテープ駆動装置の構成図を示すものである。同
図において図3と同じ構成要素については、その説明を
省略する。
【0067】図5において、バランストルク値算出回路
25は供給側テープ巻径情報と巻取側テープ巻径情報と
供給側トルク値aとから後述する(数14)を用いて供
給側リールモータ4Aの発生トルクとつり合う巻取側リ
ールモータ4Bのバランストルク値を算出する。停止ト
ルク値設定回路26は判断回路223からの指令によ
り、走行中のテープ2を短時間に減速するために供給側
リール3Aに発生させる第1の停止トルクと、テープ速
度が所定の速度よりも低くなったときに出力する第1の
停止トルクよりも十分小さな第2の停止トルクを出力す
る。判断回路223はモード切換指令dとテープ速度検
出回路10の出力するテープ速度情報cとからトルク切
換指令iおよびjを作成し、それぞれ供給側切換回路2
34および巻取側切換回路235に送り、さらに制動指
令eをリール制動機構12に送る。供給側切換回路23
4は供給側トルク切換指令iにしたがってバックトルク
値あるいは停止トルク値を供給側リール駆動回路5Aに
出力する。巻取側切換回路235は巻取側トルク切換指
令jにしたがって巻取制御トルク値か、送出トルク値あ
るいはバランストルク値を巻取側リール駆動回路5Bに
出力する。リール制動機構12は制動指令eにしたがっ
て供給側リール3Aおよび巻取側リール3Bを制動す
る。
25は供給側テープ巻径情報と巻取側テープ巻径情報と
供給側トルク値aとから後述する(数14)を用いて供
給側リールモータ4Aの発生トルクとつり合う巻取側リ
ールモータ4Bのバランストルク値を算出する。停止ト
ルク値設定回路26は判断回路223からの指令によ
り、走行中のテープ2を短時間に減速するために供給側
リール3Aに発生させる第1の停止トルクと、テープ速
度が所定の速度よりも低くなったときに出力する第1の
停止トルクよりも十分小さな第2の停止トルクを出力す
る。判断回路223はモード切換指令dとテープ速度検
出回路10の出力するテープ速度情報cとからトルク切
換指令iおよびjを作成し、それぞれ供給側切換回路2
34および巻取側切換回路235に送り、さらに制動指
令eをリール制動機構12に送る。供給側切換回路23
4は供給側トルク切換指令iにしたがってバックトルク
値あるいは停止トルク値を供給側リール駆動回路5Aに
出力する。巻取側切換回路235は巻取側トルク切換指
令jにしたがって巻取制御トルク値か、送出トルク値あ
るいはバランストルク値を巻取側リール駆動回路5Bに
出力する。リール制動機構12は制動指令eにしたがっ
て供給側リール3Aおよび巻取側リール3Bを制動す
る。
【0068】次に、バランストルク値算出回路25で行
われるバランストルク値の算出について説明する。
われるバランストルク値の算出について説明する。
【0069】このバランストルク値とは供給側リールモ
ータ4Aが発生するトルクと巻取側リールモータ4Bが
発生するトルクがテープ2によってつり合い、どちらの
方向にも加速度が発生しなくなるようなトルク値という
意味である。
ータ4Aが発生するトルクと巻取側リールモータ4Bが
発生するトルクがテープ2によってつり合い、どちらの
方向にも加速度が発生しなくなるようなトルク値という
意味である。
【0070】テープ巻径、テープテンション、モータの
発生トルクを以下のように定義する。
発生トルクを以下のように定義する。
【0071】RS :供給側リール3Aのテープ巻径 RT :巻取側リール3Bのテープ巻径 TS :供給側リール3Aのテープテンション TT :巻取側リール3Bのテープテンション QS :供給側リールモータ4Aの発生トルク QT :巻取側リールモータ4Bの発生トルク 但し、QS,QTは巻取方向を+とする。
【0072】これらからテープに加速度が発生しない条
件として(数12)が成り立つ。
件として(数12)が成り立つ。
【0073】
【数12】
【0074】これをテープ巻径とモータの発生トルクで
示すと、
示すと、
【0075】
【数13】
【0076】となり、バランストルク値算出回路25で
行われるバランストルク値の算出は
行われるバランストルク値の算出は
【0077】
【数14】
【0078】で表される。以上のように構成された本実
施例のテープ駆動装置について、以下その動作について
図6のタイミングチャートを用いて説明する。
施例のテープ駆動装置について、以下その動作について
図6のタイミングチャートを用いて説明する。
【0079】図6は供給側トルク値aと巻取側トルク値
bとテープ速度情報cとモード切換指令dとトルク切換
指令i、jと制動指令eとその時のテープテンションの
時間的変化を示すタイミングチャートである。
bとテープ速度情報cとモード切換指令dとトルク切換
指令i、jと制動指令eとその時のテープテンションの
時間的変化を示すタイミングチャートである。
【0080】FF/REW走行中から停止させる場合に
おいて、図6に示すように、停止のモード切換指令dが
判断回路223に入力されると、判断回路223から停
止トルク値設定回路26に停止の指令が入力されると共
に、トルク切換指令i,jが供給側切換回路234と巻
取側切換回路235に入力される。供給側切換回路23
4は停止の指令iにしたがって停止トルク値設定回路2
6で設定された第1の停止トルクを供給側リール駆動回
路5Aに送る。また、巻取側切換回路235は停止の指
令jにしたがって、送出トルク値算出回路213が定常
走行時よりも少し高めのテンション(TT)設定で(数
9)より算出した送出トルク値を巻取側リール駆動回路
5Bに送る。このようにしてテープ2は安定したテンシ
ョンを保ったままで短時間で減速を行い、停止状態に近
づく。そして、テープ速度検出回路10からのテープ速
度情報cがある所定のテープ速度よりも低くなると、判
断回路223は停止トルク値設定回路26に停止処理終
了の指令を送るとともに、巻取側切換回路235に巻取
側トルク切換指令jを送り、さらにリール制動機構12
に制動指令eを送る。停止トルク値設定回路26は停止
処理終了の指令により第2の停止トルクを出力し、その
第2の停止トルクが供給側切換回路234を経て供給側
リール駆動回路5Aに入力される。また同時に、巻取側
切換回路235は巻取側トルク切換指令jによりバラン
ストルク値算出回路25の出力するバランストルク値を
巻取側リール駆動回路5Bに出力する。さらに、リール
制動機構12は制動指令eにより供給側リール3Aおよ
び巻取側リール3Bを制動し、停止の処理を終了する。
おいて、図6に示すように、停止のモード切換指令dが
判断回路223に入力されると、判断回路223から停
止トルク値設定回路26に停止の指令が入力されると共
に、トルク切換指令i,jが供給側切換回路234と巻
取側切換回路235に入力される。供給側切換回路23
4は停止の指令iにしたがって停止トルク値設定回路2
6で設定された第1の停止トルクを供給側リール駆動回
路5Aに送る。また、巻取側切換回路235は停止の指
令jにしたがって、送出トルク値算出回路213が定常
走行時よりも少し高めのテンション(TT)設定で(数
9)より算出した送出トルク値を巻取側リール駆動回路
5Bに送る。このようにしてテープ2は安定したテンシ
ョンを保ったままで短時間で減速を行い、停止状態に近
づく。そして、テープ速度検出回路10からのテープ速
度情報cがある所定のテープ速度よりも低くなると、判
断回路223は停止トルク値設定回路26に停止処理終
了の指令を送るとともに、巻取側切換回路235に巻取
側トルク切換指令jを送り、さらにリール制動機構12
に制動指令eを送る。停止トルク値設定回路26は停止
処理終了の指令により第2の停止トルクを出力し、その
第2の停止トルクが供給側切換回路234を経て供給側
リール駆動回路5Aに入力される。また同時に、巻取側
切換回路235は巻取側トルク切換指令jによりバラン
ストルク値算出回路25の出力するバランストルク値を
巻取側リール駆動回路5Bに出力する。さらに、リール
制動機構12は制動指令eにより供給側リール3Aおよ
び巻取側リール3Bを制動し、停止の処理を終了する。
【0081】以上のように本実施例によれば、供給側テ
ープ巻径情報を算出する供給テープ巻径検出回路7A
と、巻取側テープ巻径情報を算出する巻取テープ巻径検
出回路7Bと、供給側損失情報kを算出する供給側損失
算出回路31Aと、巻取側損失情報lを算出する巻取側
損失算出回路31Bと、巻取側テープ巻径情報から係数
を設定する係数設定回路202と、係数設定回路202
が作成した係数と巻取側テープ巻径情報と供給側テープ
巻径情報と供給側損失情報kと巻取側損失情報lと供給
側トルク値bとから送出トルク値を算出する送出トルク
値算出回路213と、モード切換指令dとテープ速度情
報cによりトルク切換指令i,jと制動指令eを出力す
る判断回路223と、その供給側トルク切換指令iに従
って供給リール駆動回路5Aにバックトルク値あるいは
停止トルク値を出力する供給側切換回路234と、巻取
側トルク切換指令jに従って巻取リール駆動回路5Bに
巻取制御トルク値あるいは送出トルク値あるいはバラン
ストルク値を出力する巻取側切換回路235と、制動指
令eによって供給リール3Aおよび巻取リール3Bを制
動するリール制動機構12を設けることにより、モード
切換の停止の指令dに対してテープに異常テンションに
よるダメージを与えることなく短時間でテープ2を停止
させることができる。さらに、テープ速度が十分低くな
ってから供給リール3Aおよび巻取リール3Bを機構的
に制動するので、その時のテープダメージは小さく、同
時にバランストルク値を設定してテープに加速度が発生
しないようにすることにより、万が一リール制動機構1
2が壊れた場合もテープに大きなダメージを与えること
なく確実にテープを制動することができる。
ープ巻径情報を算出する供給テープ巻径検出回路7A
と、巻取側テープ巻径情報を算出する巻取テープ巻径検
出回路7Bと、供給側損失情報kを算出する供給側損失
算出回路31Aと、巻取側損失情報lを算出する巻取側
損失算出回路31Bと、巻取側テープ巻径情報から係数
を設定する係数設定回路202と、係数設定回路202
が作成した係数と巻取側テープ巻径情報と供給側テープ
巻径情報と供給側損失情報kと巻取側損失情報lと供給
側トルク値bとから送出トルク値を算出する送出トルク
値算出回路213と、モード切換指令dとテープ速度情
報cによりトルク切換指令i,jと制動指令eを出力す
る判断回路223と、その供給側トルク切換指令iに従
って供給リール駆動回路5Aにバックトルク値あるいは
停止トルク値を出力する供給側切換回路234と、巻取
側トルク切換指令jに従って巻取リール駆動回路5Bに
巻取制御トルク値あるいは送出トルク値あるいはバラン
ストルク値を出力する巻取側切換回路235と、制動指
令eによって供給リール3Aおよび巻取リール3Bを制
動するリール制動機構12を設けることにより、モード
切換の停止の指令dに対してテープに異常テンションに
よるダメージを与えることなく短時間でテープ2を停止
させることができる。さらに、テープ速度が十分低くな
ってから供給リール3Aおよび巻取リール3Bを機構的
に制動するので、その時のテープダメージは小さく、同
時にバランストルク値を設定してテープに加速度が発生
しないようにすることにより、万が一リール制動機構1
2が壊れた場合もテープに大きなダメージを与えること
なく確実にテープを制動することができる。
【0082】そして、供給側リール3Aの巻径と巻取側
リール3Bの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出回路213が送出トルク値の算出に供給側損
失情報kと巻取側損失情報lを用いることにより、過渡
時においてもテープたるみ等を発生させずに一定テンシ
ョンを保つことができ、安定した停止動作を実現するこ
とができる。
リール3Bの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出回路213が送出トルク値の算出に供給側損
失情報kと巻取側損失情報lを用いることにより、過渡
時においてもテープたるみ等を発生させずに一定テンシ
ョンを保つことができ、安定した停止動作を実現するこ
とができる。
【0083】また、2つの損失算出回路31A,31B
での各損失情報k,lの作成を各リールの回転速度情報
の一次関数から求めることや、係数設定回路202での
係数の設定を巻取側テープ巻径情報に対してステップ状
に行うことにより、極めて容易な演算で優れた性能を実
現することができる。
での各損失情報k,lの作成を各リールの回転速度情報
の一次関数から求めることや、係数設定回路202での
係数の設定を巻取側テープ巻径情報に対してステップ状
に行うことにより、極めて容易な演算で優れた性能を実
現することができる。
【0084】さらに、上記第3の実施例において図5に
示した点線で囲んだブロック304はマイクロコンピュ
ータやディジタルシグナルプロセッサによりソフトウェ
アで実現することが可能であり、回路の小型、軽量化、
省スペースを達成することができる。
示した点線で囲んだブロック304はマイクロコンピュ
ータやディジタルシグナルプロセッサによりソフトウェ
アで実現することが可能であり、回路の小型、軽量化、
省スペースを達成することができる。
【0085】なお、第3の実施例においてテープ速度検
出回路10は2つの回転速度検出記6A,6Bが出力す
るパルス(FG)を用いているが、固定ヘッドでテープ
に信号を記録しておき、再生時の信号周期からテープ速
度を検出する方法などが考えられ上記実施例に限定され
るものでない。
出回路10は2つの回転速度検出記6A,6Bが出力す
るパルス(FG)を用いているが、固定ヘッドでテープ
に信号を記録しておき、再生時の信号周期からテープ速
度を検出する方法などが考えられ上記実施例に限定され
るものでない。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明は、テープが停止し
ている状態から起動する場合にテープに異常テンション
によるダメージを与えないようにすると同時に、目標速
度に到達するまでの時間を短くすることができ、同じテ
ープ速度でもFF/REW時間を短くすることができる
とともに、供給側リールの巻径と巻取側リールの巻径と
の差が大きいような場合も、送出トルク値算出手段が送
出トルク値の算出に供給側損失情報と巻取側損失情報を
用いることにより、過渡時においてもテープたるみ等を
発生させずに一定テンションを保つことができ、安定し
た停止動作を実現することができるので、その実用的効
果は大きい。
ている状態から起動する場合にテープに異常テンション
によるダメージを与えないようにすると同時に、目標速
度に到達するまでの時間を短くすることができ、同じテ
ープ速度でもFF/REW時間を短くすることができる
とともに、供給側リールの巻径と巻取側リールの巻径と
の差が大きいような場合も、送出トルク値算出手段が送
出トルク値の算出に供給側損失情報と巻取側損失情報を
用いることにより、過渡時においてもテープたるみ等を
発生させずに一定テンションを保つことができ、安定し
た停止動作を実現することができるので、その実用的効
果は大きい。
【0087】また、高速走行中の低速走行への移行に対
してテープに異常テンションによるダメージを与えるこ
となく、短時間でテープ速度を目標状態に到達させるこ
とができるとともに、前記供給側リールの巻径と前記巻
取側リールの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出手段が送出トルク値の算出に供給側損失情報
と巻取側損失情報を用いることにより、過渡時において
もテープたるみ等を発生させずに一定テンションを保つ
ことができ、安定した減速動作を実現することができる
ので、その実用的効果は大きい。
してテープに異常テンションによるダメージを与えるこ
となく、短時間でテープ速度を目標状態に到達させるこ
とができるとともに、前記供給側リールの巻径と前記巻
取側リールの巻径との差が大きいような場合も、送出ト
ルク値算出手段が送出トルク値の算出に供給側損失情報
と巻取側損失情報を用いることにより、過渡時において
もテープたるみ等を発生させずに一定テンションを保つ
ことができ、安定した減速動作を実現することができる
ので、その実用的効果は大きい。
【0088】さらに、高速走行からの停止に対してテー
プに異常テンションによるダメージを与えることなく短
時間でテープを停止させることができるとともに、前記
供給側リールの巻径と前記巻取側リールの巻径との差が
大きいような場合も、送出トルク値算出手段が送出トル
ク値の算出に供給側損失情報と巻取側損失情報を用いる
ことにより、過渡時においてもテープたるみ等を発生さ
せずに一定テンションを保つことができ、安定した減速
動作を実現することができる。さらに、テープ速度情報
からテープ速度が十分低くなったのを検出し、バランス
トルク情報によりテープに加速度が発生しないようにで
きるので極めて安定した停止を実現することができ、そ
の実用的効果は大きい。
プに異常テンションによるダメージを与えることなく短
時間でテープを停止させることができるとともに、前記
供給側リールの巻径と前記巻取側リールの巻径との差が
大きいような場合も、送出トルク値算出手段が送出トル
ク値の算出に供給側損失情報と巻取側損失情報を用いる
ことにより、過渡時においてもテープたるみ等を発生さ
せずに一定テンションを保つことができ、安定した減速
動作を実現することができる。さらに、テープ速度情報
からテープ速度が十分低くなったのを検出し、バランス
トルク情報によりテープに加速度が発生しないようにで
きるので極めて安定した停止を実現することができ、そ
の実用的効果は大きい。
【図1】本発明の第1の実施例におけるテープ駆動装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図2】同実施例の各部の信号の変化を示すタイミング
チャート
チャート
【図3】本発明の第2の実施例におけるテープ駆動装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図4】同実施例の各部の信号の変化を示すタイミング
チャート
チャート
【図5】本発明の第3の実施例におけるテープ駆動装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図6】同実施例の各部の信号の変化を示すタイミング
チャート
チャート
【図7】本発明の実施例におけるリールモータの損失ト
ルク値を示すグラフ
ルク値を示すグラフ
【図8】本発明の実施例における送出トルクを出力する
側のテープ巻径に対する係数の値を示すグラフ
側のテープ巻径に対する係数の値を示すグラフ
【図9】本発明の実施例における送出トルクを出力する
側のテープ巻径に対するテープテンションの値を示すグ
ラフ
側のテープ巻径に対するテープテンションの値を示すグ
ラフ
【図10】従来のテープ駆動装置の構成を示すブロック
図
図
【図11】従来のテープ駆動装置の各部の信号の変化を
示すタイミングチャート
示すタイミングチャート
1 シリンダ 2 テープ 3A,3B リール 4A,4B リールモータ 5A,5B リール駆動回路 6A,6B 回転速度検出回路 7A,7B テープ巻径検出回路 8B 巻取リール制御回路 8C 低速走行巻取リール制御回路 9 バックトルク値算出回路 10 テープ速度検出手段 24 減速トルク値算出回路 25 バランストルク値算出回路 26 停止トルク値設定回路 201,202 係数設定手段 211,213 送出トルク値算出回路 221,222,223 判断回路 231,232,233,234,235 切換回路
Claims (9)
- 【請求項1】供給側リールを駆動する供給側リール駆動
手段と、巻取側リールを駆動する巻取側リール駆動手段
と、前記各リールのテープ巻径情報をそれぞれ検出する
テープ巻径検出手段と、前記各リールの回転速度情報を
それぞれ検出するリール速度検出手段と、前記各リール
の回転速度情報からそれぞれの駆動手段の損失情報を算
出する損失算出手段と、巻取側トルク情報を作成し、前
記巻取側リールを制御する巻取リール制御手段と、前記
供給側リールあるいは巻取側リールのテープ巻径情報に
応じた前記供給側リールの送出トルク算出係数を設定す
る係数設定手段と、前記巻取側トルク情報と前記供給側
リールおよび巻取側リールのテープ巻径情報と前記送出
トルク算出係数と前記供給側リールおよび巻取側リール
の損失情報とから前記供給側リールの送出トルク情報を
算出する送出トルク値算出手段と、前記供給側リールの
テープ巻径情報に比例したバックトルク情報を算出する
バックトルク値算出手段と、モード切換指令と前記送出
トルク情報と前記バックトルク情報とからトルク情報切
換信号を出力する判断手段と、前記トルク情報切換信号
をもとに、前記送出トルク情報と前記バックトルク情報
を切り換えて前記供給側リール駆動手段に送る切換手段
と、を備えたテープ駆動装置。 - 【請求項2】少なくとも片側の損失算出手段は、損失情
報を各回転速度情報の1次関数として損失情報を算出す
る請求項1記載のテープ駆動装置。 - 【請求項3】係数設定手段は、供給側リールあるいは巻
取側リールのテープ巻径情報に対して不連続な値をとる
請求項1記載のテープ駆動装置。 - 【請求項4】供給側リールを駆動する供給側リール駆動
手段と、巻取側リールを駆動する巻取側リール駆動手段
と、前記各リールのテープ巻径情報をそれぞれ検出する
テープ巻径検出手段と、前記各リールの回転速度情報を
それぞれ検出するリール速度検出手段と、前記各リール
の回転速度情報からそれぞれの駆動手段の損失情報を算
出する損失算出手段と、供給側トルク情報を作成し、前
記供給側リールを制御する供給リール制御手段と、定速
走行時の前記巻取側リールの巻取トルク情報を作成する
巻取トルク値算出手段と、前記巻取側リールあるいは供
給側リールのテープ巻径情報に応じた前記巻取側リール
の送出トルク算出係数を設定する係数設定手段と、前記
供給側トルク情報と前記供給側リールおよび巻取側リー
ルのテープ巻径情報と前記送出トルク算出係数と前記供
給側リールおよび巻取側リールの損失情報とから前記巻
取側リールの送出トルク情報を算出する送出トルク値算
出手段と、モード切換指令と前記送出トルク情報と前記
巻取トルク情報とからトルク情報切換信号を出力する判
断手段と、前記トルク情報切換信号をもとに、前記送出
トルク情報と前記巻取トルク情報を切り換えて前記巻取
側リール駆動手段に送る切換手段と、を備えたことを特
徴とするテープ駆動装置。 - 【請求項5】少なくとも片側の損失算出手段は、損失情
報を各回転速度情報の1次関数として損失情報を算出す
る請求項4記載のテープ駆動装置。 - 【請求項6】係数設定手段は、供給側リールあるいは巻
取側リールのテープ巻径情報に対して不連続な値をとる
請求項4記載のテープ駆動装置。 - 【請求項7】供給側リールを駆動する供給側リール駆動
手段と、巻取側リールを駆動する巻取側リール駆動手段
と、前記各リールのテープ巻径情報をそれぞれ検出する
テープ巻径検出手段と、前記各リールの回転速度情報を
それぞれ検出するリール速度検出手段と、テープ速度情
報を検出するテープ速度検出手段と、前記各リールの回
転速度情報からそれぞれの駆動手段の損失情報を算出す
る損失算出手段と、供給側トルク情報を作成し、前記供
給側リールを制御する供給リール制御手段と、定速走行
時の前記巻取側リールの巻取トルク情報を作成する巻取
トルク値算出手段と、前記巻取側リールあるいは供給側
リールのテープ巻径情報に応じた前記巻取側リールの送
出トルク算出係数を設定する係数設定手段と、前記供給
側トルク情報と前記供給側リールおよび巻取側リールの
テープ巻径情報と前記送出トルク算出係数と前記供給側
リールおよび巻取側リールの損失情報とから前記巻取側
リールの送出トルク情報とを算出する送出トルク値算出
手段と、前記供給側リールと巻取側リールのテープ巻径
情報および供給側トルク情報から、(供給側トルク情
報)×(供給側リールの巻径情報)÷(巻取リール巻径
情報)で算出される巻取側のバランストルク情報を作成
するバランストルク値算出手段と、モード切換指令と前
記テープ速度情報と前記送出トルク情報と、前記巻取ト
ルク情報とからトルク情報切換信号を出力する判断手段
と、前記トルク情報切換信号をもとに、前記送出トルク
情報と前記巻取トルク情報と前記バランストルク情報を
切り換えて前記巻取側リール駆動手段に送る切換手段
と、を備えたことを特徴とするテープ駆動装置。 - 【請求項8】少なくとも片側の損失算出手段は、損失情
報を各回転速度情報の1次関数として損失情報を算出す
る請求項7記載のテープ駆動装置。 - 【請求項9】係数設定手段は、供給側リールあるいは巻
取側リールのテープ巻径情報に対して不連続な値をとる
請求項7記載のテープ駆動装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134083A JP2524015B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | テ―プ駆動装置 |
US07/795,960 US5330118A (en) | 1990-11-27 | 1991-11-21 | Tape driving apparatus |
DE69126191T DE69126191T2 (de) | 1990-11-27 | 1991-11-26 | Bandantriebsgerät |
EP91310855A EP0488634B1 (en) | 1990-11-27 | 1991-11-26 | Tape driving apparatus |
US08/159,472 US5400980A (en) | 1990-11-27 | 1993-11-30 | Tape driving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134083A JP2524015B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | テ―プ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358344A JPH04358344A (ja) | 1992-12-11 |
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