JP2567218B2 - Ohp用フイルム - Google Patents

Ohp用フイルム

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はOHP(オーバーヘッド・プロジェクター)用
フィルムに関し、更に詳しくは、昇華性染料を含有する
色材層を有する感熱転写紙と重ね合せ、サーマルヘッド
等による加熱により感熱転写紙の昇華染料を昇華せしめ
てこれを移行せしめ、所要の発色記録を行う熱記録方式
に於いて使用するOHP用フィルムに関する。
〔従来の技術〕
近年、情報末端としてパーソナルコンピュター、テレ
ビジョン、VTR、ビデオディスク等の普及やカラーディ
スプレイ等の利用により、これ等の静止画像をカラー画
像としてOHP用フィルム上に出力するプリンターの需要
が年々増加している。このフルカラープリンターの記録
方式としては電子写真方式、インクジェット方式、感熱
転写方式等があるが、この中で騒音のないこと、保守性
が容易であることなどから感熱転写方式が多く用いられ
ている。この感熱転写は固体化したカラーインクシート
と受像紙とから成っており、レーザーやサーマルヘッド
等の電気信号により制御された熱エネルギーでインクを
受像紙に熱溶融転写または昇華移行させて画像形成させ
る記録方式である。そして感熱転写方式にはこの熱溶融
転写型と昇華移行型とがある。熱溶融転写型は顔料また
は染料を熱溶融フックスで結着したインクシートを用
い、サーマルヘッドの熱エネルギーにより溶融したフッ
クスと共に含量又は染料を受像紙に転写するもので、こ
のため画質として必要な中間調が得られにくいこと、転
写したフックスのために良い色相が得られないという欠
点がある。一方、昇華染料を用いた昇華移行型は、従来
の昇華転写捺染技術を応用したもので、一般に比較的昇
華し易い分散染料をバインダーにて結着したシートを用
い、サーマルヘッドの熱エネルギーにより染料を受像紙
に昇華、移行させて画像を得る。この時サーマルヘッド
の熱エネルギーに対応して昇華染料が昇華するために、
容易に中間調が得られ且つ随意に諧調をコントロールす
ることが出来るという利点があり、フルカラープリンタ
ーに最も適した方式と考えられている。
この昇華移行型熱転写方式に於けるOHP用フィルムと
しては、基本的には各種の透明のプラスチックフィルム
の使用が可能であるが、プラスチックフィルム単独では
充分な色濃度が得られず好ましくない。このため特開昭
57−107885号公報に記載されている如く、飽和ポリエス
テル樹脂等の昇華染料に対し、効果的に染着されうる熱
可塑性樹脂からなる染着樹脂層を印画フィルム上に設け
て使用される。しかしながら印画加熱の際、一段にサー
マルヘッドの温度は300℃にも達するため、感熱転写紙
のバインダー及びOHPフィルムの染着樹脂のいずれも熱
により軟化し、双方が融着して走行が不可能となった
り、インクの異常転写が生じるという問題があった。こ
うしたことからこの融着を防止する為に、タルク、軽質
炭酸カルシウム、酸化チタン等の顔料を染着樹脂中に添
加しているが、これ等顔料の添加は透明度を著しく低下
させることからOHP用フィルムとしては好ましくない。
又、紙を印画原紙とする熱転写用受像紙に於いて特開昭
58−215398公報に記載されている如く、染着樹脂の一部
を適当な硬化剤にて硬化させたり、更に特開昭59−1656
88号公報に記載されている如くシリコーン樹脂、メラミ
ン樹脂、エポキシ樹脂等の耐熱性に富んだ剥離性の大き
い樹脂を染着樹脂上に設けるなどの融着防止が提案され
ているが、低エネルギー表面層を形成しうるシリコーン
樹脂以外では充分な硬化が得られず、融着を完全に防止
することは困難であった。
ところがシリコーン樹脂に於いてもシリコーングリー
スのような非硬化型シリコーン樹脂では画像にしみが生
じたり、機械的摩擦により著しく表面が汚染されること
から好ましくなく、又硬化シリコーン樹脂ではそれ自体
染着性に乏しいうえに断熱層となり、色濃度が極端に低
下し、画像を得るのに必要な充分な色濃度を得られず、
また染着樹脂層との密着性にも乏しいためにサーマルヘ
ッドによる摩擦等により容易に硬化シリコーン樹脂が脱
落し、異常転写が生じたり、表面に凹凸が生じ透明度が
著しく低下することなどから実用化が困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者はこうした現状に鑑み、上記難点を解決せん
として研究を続けて来たが、特に硬化型シリコーン樹脂
の難点解決に主力を傾けて研究を続けて来た。この研究
に於いて硬化型シリコーン樹脂として架橋により三次元
的に硬化せしめたシリコーン樹脂であって、特にある特
定の薄膜とするときは所期の目的が達成されることを見
出した。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題点はポリジメチルシロキサンの如きポリマー
から成るシリコーン樹脂をラジカル付加反応させて三次
元化即ち架橋して硬化させた膜を、乾燥塗布量で0.03〜
0.30g/m2という特定膜厚でOHP用フイルムの染着樹脂層
上に形成せしめることによって達成される。
〔発明の効果〕
本発明に於いてはシリコーン樹脂層としては硬化シリ
コーン樹脂を使用することを必須とする。ここのように
三次元構造を有するために、この膜は堅く、耐熱性があ
り、しかも昇華染料を含有する色材層(以下インク層と
いう)中のバインダーとの融着防止性にも優れているも
のとなる。この際未硬化シリコーン樹脂を使用すると、
印画時のサーマルヘッド圧着から生じる摩擦により平面
平滑性が失われ著しく透明度が低下し、更に印画後OHP
用フィルム表面に手を触れると指紋の跡や汚れが付着
し、画質の低下を招き好ましくない。そして硬化シリコ
ーン樹脂を受像紙に用いたときに生じる難点、即ち染着
樹脂に対する密着性の乏しさから生ずる衝撃や摩擦によ
る該シリコーン樹脂層の染着樹脂層からの剥離、脱落、
惹いてはこれに基づく光沢度の低下や異常転写の発生、
という難点、及びインク層中の昇華染料が硬化シリコー
ン樹脂層を透過し難く、染着樹脂層に於いて画像形成す
るに充分なる色濃度が得難いという難点も、OHP用フィ
ルムではかなり軽減され、特に好ましくはポリジメチル
シロキサンの如きシリコーン樹脂をラジカル付加反応さ
せて、三次元的に架橋・硬化せしめて乾燥塗布量0.03〜
0.30g/m2という特定の膜厚で染着樹脂層上に形成せしめ
ることにより上記難点がすべて解消することが出来る。
更に詳しくは該硬化シリコーン樹脂層を薄膜化すること
により、柔軟化を持たせ且つ昇華染料の透過性を良好に
することにより、脱落による透明度の低下、異常転写の
ない、更に極めて色濃度の高い優れた画質が得られもの
である。
〔発明の構成〕
本発明のOHP用フィルムは第2図に示す様に、印画フ
ィルム(1)、染着樹脂層(2)及び硬化シリコーン樹
脂層(3)から成っている。但し第2図に於いて(イ)
はOHP用フィルムを、また(ロ)は感熱転写紙を示し、
(4)はインク層、(5)は感熱転写紙ベースフィル
ム、(6)はサーマルヘッド、(7)はプラテンローラ
ーを示す。
本発明に於いて使用する硬化シリコーン樹脂としては
大別して2つの型に別けることが出来、その一つは塩化
白金酸等の触媒の存在下に加熱により、シリコーン樹脂
の主ポリマーであるポリオルガノシロキサンを付加反応
させて三次元化する熱硬化型であり、他の一つは、紫外
線照射により付加反応させ三次元化する紫外線硬化型で
ある。これ等いずれも本発明の硬化シリコーン樹脂とし
て使用出来、良好な結果が得られるが、後者は瞬時にし
て硬化反応を完了することから塗布速度を大きく上げる
ことが可能で、又、乾燥塔を必要としないため小さなス
ペースで硬化が可能であり、更に加熱によるOHPフィル
ムのカールや収縮が起こらないなどの点から望ましい。
このような硬化シリコーン樹脂としては、たとえば熱硬
化型ではシリコーン樹脂としてKNS−305、KS−772(信
越化学工業社製)、硬化触媒としてPL−3、PL−7(信
越化学工業社製)等が挙げられ、紫外線硬化型ではX−
62 7223(信越化学工業社製)を挙げることが出来る。
硬化シリコーン層(3)はこれ等シリコーン樹脂に硬化
触媒を配合後、ヘキサン、トルエン等の適宜な有機溶剤
にて適当な濃度に稀釈し、キスコーター、グラビアコー
ター、ファンテンコーター等の任意の塗工機にて染着樹
脂層(2)上に塗布、乾燥し、100℃〜150℃の温度で1
〜5分間程度して加熱硬化、又は高圧、中圧水銀ランプ
にて通常100mj/cm2程度の線量で紫外線を照射して形成
する。この際の膜厚は重量で乾燥塗布量として0.03〜0.
30g/m2、好ましくは0.05〜0.15g/m2である。
染着樹脂層(2)としては、この種OHP用フィルムに
従来から使用されて来たものがいずれも使用出来、代表
的には昇華染料に対して効果的に染着されうる熱可塑性
樹脂を挙げることが出来、樹脂単独或いは一部適当な硬
化剤にて架橋されたものが使用出来るが、あまり架橋度
を高くすると昇華染料の拡散性が低下し、色濃度の低下
を招き好ましくない。これ等熱可塑性樹脂としては、た
とえばバイロン#200、バイロン#103(東洋紡社製)の
如き飽和ポリエステル樹脂、VポリマーV−100、P−5
001(ユニチカ社製)の如きポリアリール樹脂、バーミ
サイド725、バーサロン1140、バーサロン1163(ヘンケ
ル白水社製)の如きポリアミド樹脂、エピコート1009、
エピコート1010(油化シェルエポキシ社製)の如きエポ
キシ樹脂等を挙げることが出来、更にポリアクリル樹
脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、スチレン
−ブタジエン共重合体等でも良好な結果が得られる。こ
れ等の樹脂は適当な有機溶剤にて溶解、粘度調整し、リ
バースコーター、キスコーター、グラビアコーター等の
任意の塗工機にて印画フィルム上に乾燥塗布量が1g/m2
〜10g/m2塗布、乾燥して染着樹脂層(2)とされる。
更に本発明に使用される印画フィルムとしては、透明
なプラスチックフィルムならいずれも使用可能であり、
例えばアクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレン、ポリカーボネート、ポリスルホン等が挙げら
れ、特に寸法安定性並びに透明性に優れたポリエチレン
テレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、
アクリルフィルムが最も好ましい。
以上詳細に説明してきたように、本発明のOHP用フィ
ルムは、染着樹脂層として拡散性、染着性に優れた高い
色濃度が得られる熱可塑性樹脂を単独に用いてもシリコ
ーン樹脂の低エネルギー表面により、融着や異常転写の
ないスムーズな印画が可能で、又、このシリコーン樹脂
を硬化、薄膜化することにより、サーマルヘッド等の摩
擦による汚れ、脱落がなく透明度の優れた、且つ画像を
形成させるに充分な色濃度が容易に得られる極めて有用
なOHP用フィルムである。
以下実施例にて本発明の説明を行うが、実施例分中、
部とあるものは重量部を示す。
実施例1 昇華性を有する分散染料(Lurafix Blue660バスフ社
製)10部、ポリアミド樹脂(バーサロン1175 ヘンケル
白水社製)10部、トルエン40部、イソプロピルアルコー
ル40部から成るインク液をボールミルにて24時間分散さ
せ、6μのポリエステルフィルムにグラビアコーターに
て乾燥塗布量が3g/m2となる様に塗布、乾燥して感熱転
写紙をつくった。
一方、飽和線状ポリエステル樹脂(バイロン#200
東洋紡績社製)20部、メチルエチルケトン80部から成る
染着樹脂液を120μのポリエステルフィルム(ルミラー
東レ社製)上に乾燥塗布量が5g/m2となる様にロール
コーターにて塗布、乾燥した後、紫外線硬化型シリコー
ン樹脂(x−62、7223 信越化学工業社製)をヘキサン
にて1%溶液となるように稀釈し、上記ポリエステル樹
脂上に乾燥塗布量が0.15g/m2となるようにバーコーター
にて塗布、乾燥した後、高圧水銀ランプ(800W)にて30
秒間照射して、硬化シリコーン樹脂の塗布量の異なるOH
P用フィルムを作成した。
こうして作られた感熱転写紙とOHP用フイルムを用い
て、サーマルヘッド記録条件6ドット/mm、印加電力0.4
W/ドットでパルス幅を変えてカラープリンターにて印画
したところ、融着、異常転写は全く起こらず、且つスム
ーズに走行し、第1図(a)に示される色濃度が得られ
た。そして印画前後に於いてOHPフイルム表面を乾いた
ウエスにて軽く5往復清掃したが、シリコーン樹脂の脱
落は見られず、透明度は全く変化しなかった。
比較例1 実施例1に於いてシリコーン樹脂を塗布後、紫外線照
射せずそのままOHP用フイルムとして用い、同様にカラ
ープリンターにて諧調パターンを印画したところ実施例
1とほぼ同じ濃度が得られたが、表面が汚れ、透明度が
なくなると共に、手で触れると画像ににじみが生じた。
比較例2 実施例1に於いて120μポリエステルフイルムをその
ままOHPフイルムとして用い、同様にカラープリンター
にて諧調パターンを印画したところ、殆ど色濃度が得ら
れず、部分的に異常転写が生じた。
実施例2 実施例1に於いて、ポリアリレート樹脂(V−100
ユニチカ社製)15部、クロロホルム85部から成る染着樹
脂液を120μポリエステルフィルム上に乾燥塗布量が5g/
m2となるようにロールコーターにて塗布、乾燥して染着
樹脂層とし、同様にシリコーン樹脂を塗布、紫外線硬化
してOHP用フイルムを作り、カラープリンターにて諧調
パターンを印画したところ、融着、異常転写は全く起こ
らず、第1図(b)に示される色濃度が得られ、またシ
リコーン樹脂の脱落による透明度の低下も全く見られな
かった。
実施例3 実施例1に於いて、ポリアミド樹脂(バーサロン1140
ヘンケル白水社製)20部、トルエン40部、イソプロピ
ルアルコール40部から成る染着樹脂液を120μポリエス
テルフイルム上に乾燥塗布量が5g/m2となるようにロー
ルコーターにて塗布、乾燥して染着樹脂層とし、同様に
シリコーン樹脂を塗布、硬化してOHP用フィルムとし、
カラープリンターにて諧調パターンを印画したところス
ムーズに走行し、第1図(c)に示される色濃度が得ら
れ、またシリコーン樹脂の脱落による透明度の低下も全
く見られなかった。
実施例4 実施例1において、シリコーン樹脂(KS−772 信越
化学工業社製)及び硬化触媒(CAT PL−3 信越化学
工業社製)を20:1の割合で混合した後、ヘキサンにて1
%溶液となるように稀釈して、飽和ポリエステル樹脂
(バイロン#200 前出)から成る染着樹脂上に乾燥塗
布量が0.20g/m2となるようにバーコーターにて塗布、12
0℃で3分間乾燥、硬化させてOHP用フィルムを作り、同
様にカラープリンターにて諧調パターンを印画したとこ
ろ、融着、異常転写は生じず、スムーズに走行し、第1
図(d)に示される色濃度が得られ、透明度も良好であ
った。
但し上記各種実施例1〜4に於ける濃度の測定方法は
次の通りである。
<測定方法> サーマルヘッド記録条件6ドット/mm、印加電0.4W/ド
ットで印加パルス幅を変えてカラープリンターにて諧調
パターンを印画したOHPフィルムを標準白色板(D=0.0
5)上に固定し、各諧調に於ける反射濃度をカラー反射
濃度計DM−400(大日本スクリーン製造社製)にて測定
した。
【図面の簡単な説明】
第1図は反射濃度とパルス巾との関係を示すグラフであ
り、第2図は本発明OHP用フィルム並びに感熱転写紙の
模擬的な断面図を示す。 (1)……印画フィルム (2)……染着樹脂層 (3)……硬化シリコーン樹脂層 (4)……インク層 (5)……感熱転写紙ベースフィルム (6)……サーマルヘッド (7)……プラテンローラー (イ)……OHPフィルム (ロ)……感熱転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 俊幸 茨木市下穂積1丁目1番2号 日東電気 工業株式会社内 (72)発明者 大原 周一 日立市久慈町4026番地 株式会社日立製 作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−106293(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇華性染料を含有する色材層を有する感熱
    転写紙から加熱により転写されるOHP用フイルムに於い
    て、そのOHP用フイルムの印画フイルム上に形成された
    染着樹脂層上に乾燥塗布量で0.03〜0.30g/m2の膜厚の硬
    化シリコーン樹脂の薄膜層を形成して成ることを特徴と
    するOHP用フイルム。
  2. 【請求項2】上記OHP用フイルムに於いて、硬化シリコ
    ーン樹脂が紫外線硬化型樹脂である特許請求の範囲第1
    項記載のOHP用フイルム。
  3. 【請求項3】上記OHP用フイルムに於いて、印画フイル
    ムがポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
    及びアクリル系樹脂の群から選ばれたフイルムである特
    許請求の範囲第1または第2項記載のOHP用フイルム。
JP60100201A 1985-05-11 1985-05-11 Ohp用フイルム Expired - Lifetime JP2567218B2 (ja)

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