JP2566986B2 - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JP2566986B2
JP2566986B2 JP24140287A JP24140287A JP2566986B2 JP 2566986 B2 JP2566986 B2 JP 2566986B2 JP 24140287 A JP24140287 A JP 24140287A JP 24140287 A JP24140287 A JP 24140287A JP 2566986 B2 JP2566986 B2 JP 2566986B2
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敏夫 中井
武史 宮城
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は配線基板に係り、特にメッシュ状接地ライ
ンを有する配線基板に関する。
(従来の技術) 高速動作の集積回路を実装するのに適した配線基板と
して、接地ラインをメッシュ状にしたものが知られてい
る。メッシュ状接地ラインを用いると、信号ラインと接
地ライン間の静電容量が減少することにより、所定の特
定インピーダンスが得られやすくなる。
しかしながら、メッシュ状接地ラインを用いた場合、
信号ラインと接地ラインとの間の静電容量は減少する
が、静電容量が信号ライン上の位置によって異なるた
め、特性インピーダンスも信号ライン上で一定とはなら
ない。このため信号ライン上でインピーダンス不整合が
生じ、信号伝播特性が劣化する。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来のメッシュ状接地ラインを有する配線
基板では、信号ライン上で特性インピーダンスが変化す
るという問題があった。
この発明は、メッシュ状信号ラインを用いながら、信
号ライン上の位置によらず一定の特定インピーダンスが
得られる配線基板を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は、基板上にメッシュ状接地ラインと該メッ
シュ状接地ラインに絶縁層を介して隣接する信号ライン
を少なくとも一層ずつ形成した配線基板において、メッ
シュ状接地ラインのうち、少なくとも、一層の絶縁層を
介して隣接する層の信号ラインとの交差部の線幅を他の
部分の線幅よりも小さくしたことを特徴とする。
(作用) メッシュ状接地ラインは一層の絶縁層を介して隣接す
る層、つまり最も近接した信号ラインとの少なくとも交
差部では線幅が小さくなっているため、この交差部での
両ライン間の距離は最も短いが、接地ラインの線幅が小
さい分だけ静電容量の増加は小さく抑えられる。従っ
て、信号ラインと接地ラインとの間の静電容量は均一化
され、信号ライン上の位置によらずほぼ一定の特性イン
ピーダンスが得られる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図〜第4図はこの発明の一実施例に係る二層配線
基板を示したもので、第1図は第1層のメッシュ状接地
ラインとその上に形成された第1層の信号ラインとの関
係を示し、第2図は第2層の信号ラインとその上に形成
された第2層のメッシュ状接地ラインとの関係を示して
いる。また、第3図および第4図はそれぞれ第1図のA
−A線および第2図のB−B線に沿う配線基板全体の断
面図を示している。
図において、基板1は例えばセラミック、ガラス、ま
たは樹脂からなる絶縁性基板であり、この基板1上にま
ずX方向(横方向)およびY方向(縦方向)に走る第1
層のメッシュ状接地ライン(以下、下部メッシュ状接地
ラインという)が形成されている。この下部メッシュ
状接地ラインの上に、第1の絶縁層3を介して、X方
向に走る第1層の信号ライン(以下、X方向信号ライン
という)4が形成されている。
ここで、下部メッシュ状接地ラインは、X方向に走
るライン2aに比較してY方向に走るライン2bの線幅が小
さくなっている。すなわち、下部メッシュ状接地ライン
2のX方向信号ライン4との交差部の線幅が小さくなっ
ている。これにより交差部におけるX方向信号ライン4
の下部メッシュ状接地ライン2との静電容量の増加が抑
制されるため、X方向信号ライン4の特性インピーダン
スはライン方向でほぼ一定化される。
X方向信号ライン4の上に、第2の絶縁層5を介し
て、Y方向に走る第2層の信号ライン(以下、Y方向信
号ラインという)6が形成されている。このY方向信号
ライン6は第2の絶縁層5に形成されたスルーホール7
(第2図参照)を介してX方向信号ライン4と電気的に
接続されている。そして、このY方向信号ライン6の上
に、第3の絶縁層8を介して、X方向およびY方向に走
る第2層のメッシュ状接地ライン(以下、上部メッシュ
状接地ラインという)が形成されている。上部メッシ
ュ状接地ラインの上層には、保護膜としての第4の絶
縁層10が形成されている。
ここで、上部メッシュ状接地ラインは、Y方向信号
ライン6と交差するX方向に走るライン9aの線幅が、Y
方向に走るライン9bの線幅より小さくなっている。これ
によりX方向信号ライン4と同様に、Y方向信号ライン
6の特性インピーダンスも、ライン上の位置によらずほ
ぼ一定となる。
次に、この配線基板の製造方法の一例を説明する。
まず、基板1の全面にTi/Cr/Tiの三層膜を蒸着した
後、レジストを塗布し、露光・現像してパターニングを
行ない、X方向に走るライン2aよりY方向に走るライン
2bの線幅が小さいパターンの下部メッシュ状接地ライン
を形成した。次に、全面にポリイミドを塗布しベーク
することにより、第1の絶縁層3を形成した。この第1
の絶縁層3の全面にTi/Cr/Tiの三層膜を蒸着した後、レ
ジストを塗布し、露光・現像したパターニングすること
により、X方向信号ライン4を形成した。
次に、感光性ポリイミドを塗布し、プリベークの後、
露光・現像およびポストベークを行ない、X方向信号ラ
イン4とY方向信号ライン6とを接続するためのスルー
ホール7を有する第2の絶縁層5を形成した。この第2
の絶縁層5の上にTi/Cr/Tiの三層膜を蒸着した後、レジ
ストを塗布し、露光・現像してパターニングすることに
より、Y方向信号ライン6を形成した。次に、全面にポ
リイミドを塗布しベークすることにより、第3の絶縁層
8を形成し、その上に全面にTi/Cr/Tiの三層膜を蒸着し
た後、レジストを塗布し、露光・現像してパターニング
することにより、Y方向に走るライン9bよりX方向に走
るライン9aの線幅が小さいパターンの上部メッシュ状接
地ラインを形成した。最後に、全面にポリイミドを塗
布しベークすることにより、表面を第4の絶縁層10で覆
い、表面に金属が露出しない構造とした。
このようにして得られた配線基板と、下部メッシュ状
接地ラインおよび上部メッシュ状接地ラインの線幅
がX方向およびY方向で均一である従来の配線基板につ
いて、信号ライン4,6に一端側から高周波電流を流して
他端側で伝搬特性を調べた。その結果、後者ではインピ
ーダンス不整合によるものと見られる大きな不要ピーク
が他端側で観測されたのに対して、前者ではこのような
不要ピークがほとんどなく、信号ライン4,6の特性イン
ピーダンスがほぼ一定であることが確認された。
また、上記実施例ではX方向信号ライン4およびY方
向信号ライン6のパターンが種々異なっても、X方向お
よびY方向という単一方向性がたもたれていれば、下部
および上部メッシュ状接地ラインのパターンは同
じでよい。すなわち、メッシュ状接地ラインのパターン
に汎用性を持たせることができ、露光用マスクの共通化
等の点で製造上有利となる。
第5図および第6図はこの発明の他の実施例を示した
もので、第1図および第2図と比較して明らかように、
下部メッシュ状接地ラインについてはY方向に走るラ
イン2bのうち、X方向信号ライン4との交差部11のみの
線幅をX方向に走るライン2aの線幅よりも小さくし、ま
た上部メッシュ状接地ラインについてはX方向に走る
ライン9aのうち、Y方向信号ライン4との交差部12のみ
の線幅をY方向に走るライン9aの線幅よりも小さくして
いる。
この実施例によれば、先の実施例と同様の原理でX方
向信号ライン4およびY方向信号ライン6の特性インピ
ーダンスの均一化を図ることができる。また、この実施
例によるとメッシュ状接地ライン2,9の大部分は線幅が
大きいので、接地効果の低下は僅かに抑えられる。
なお、上記実施例では信号ラインおよびメッシュ状接
地ラインがいずれもX,Y方向に形成された例を示した
が、例えば信号ラインまたはメッシュ状接地ラインをX,
Y方向に対して斜めに走らせて形成し、信号ラインとメ
ッシュ状接地ラインとが斜めに交差する構造の配線基板
にも、この発明を適用できる。すなわち、信号ラインと
メッシュ状接地ラインとが斜交している場合にも、メッ
シュ状接地ラインうち一層の絶縁層を介して隣接する層
の信号ラインとの平行度が小さいラインの少なくとも当
該信号ラインとの交差部の線幅を、当該信号ラインとの
平行度が大きいラインの線幅よりも小さくすることによ
り、先と同様な効果が得られる。また、実施例では信号
ラインおよびメッシュ状接地ラインが共に二層の配線基
板について説明したが、単層でもよいし、三層以上の多
層配線基板でもよい。その他、この発明は要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施することができる。
[発明の効果] この発明によれば、メッシュ状接地ラインのうち一層
の絶縁層を介して隣接する層の信号ラインとの平行度が
小さいラインは、少なくとも当該信号ラインとの交差部
の線幅を、当該信号ラインとの平行度が大きいラインの
線幅よりも小さくしたことによって、信号ラインと接地
ラインと最も近接する交差部でも、両ライン間の静電容
量は極力小さく抑えられる。従って、特性インピーダン
スが信号ライン上の位置によらずほぼ一定となり、良好
な信号伝搬特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る配線基板の第1層の
メッシュ状接地ラインと第1層の信号ラインとの関係を
示す平面図、第2図は第2層の信号ラインと第2層のメ
ッシュ状接地ラインとの関係を示す平面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ第1図のA−A線および第2図のB
−B線に沿う配線基板全体の断面図、第5図はこの発明
の他の実施例に係る配線基板の第1層のメッシュ状接地
ラインと第1層の信号ラインとの関係を示す平面図、第
6図は同実施例における第2層の信号ラインと第2層の
メッシュ状接地ラインとの関係を示す平面図である。 1……絶縁性基板、……第1層のメッシュ状接地ライ
ン(下部メッシュ状接地ライン)、3……第1の絶縁
層、4……第1層の信号ライン(X方向信号ライン)、
5……第2の絶縁層、6……第2層の信号ライン(Y方
向信号ライン)、7……スルーホール、8……第3の絶
縁層、……第2層のメッシュ状接地ライン(上部メッ
シュ状接地ライン)、10……第4の絶縁層、11,12……
交差部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、メッシュ状接地ラインと該メッ
    シュ状接地ラインに絶縁層を介して隣接する信号ライン
    を少なくとも一層ずつ形成した配線基板において、 メッシュ状接地ラインは、少なくとも、一層の絶縁層を
    介して隣接する層の信号ラインとの交差部の線幅が他の
    部分の線幅よりも小さいことを特徴とする配線基板。
  2. 【請求項2】信号ラインおよびメッシュ状接地ラインは
    各々少なくとも二層からなり、第1および第2の方向の
    ラインからなる第1層のメッシュ状接地ライン、第1の
    絶縁層、第1の方向に走る第1層の信号ライン、第2の
    絶縁層、第2の方向に走る第2層の信号ライン、第3の
    絶縁層、第1および第2の方向のラインからなる第2層
    のメッシュ状接地ラインの順で積層され、 第1層のメッシュ状接地ラインは、第2の方向のライン
    の少なくとも第1層の信号ラインとの交差部の線幅が第
    1の方向のラインの線幅より小さく、 第2層のメッシュ状接地ラインは、第1の方向のライン
    の少なくとも第2層の信号ラインとの交差部の線幅が第
    2の方向のラインの線幅より小さいことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の配線基板。
JP24140287A 1987-09-25 1987-09-25 配線基板 Expired - Lifetime JP2566986B2 (ja)

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