JP2566831B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP2566831B2
JP2566831B2 JP1258132A JP25813289A JP2566831B2 JP 2566831 B2 JP2566831 B2 JP 2566831B2 JP 1258132 A JP1258132 A JP 1258132A JP 25813289 A JP25813289 A JP 25813289A JP 2566831 B2 JP2566831 B2 JP 2566831B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、シリアル印字方式の熱転写記録装置に関
し、特に複数のインクリボンを使用する熱転写記録装置
のインクリボンの巻取構造に係るものである。
〈従来技術〉 [従来技術1] 従来の熱転写記録装置において、特に、多色熱転写記
録装置等の複数のインクリボンを使用するものについて
は、第10図の如く、複数のインクリボン1のうち所望の
インクリボン1をカセツト台2の昇降により印字位置に
位置決めし、リボン巻取り時には、巻取リール3の先端
部に突出形成された巻取爪4が、印字位置のインクリボ
ン1のみを巻き取つていた。第10図中、6はカセツト台
2を昇降させるねじ式昇降手段、7はプラテンである。
しかし、一般に、不使用状態のインクリボン1につい
ては、熱転写記録装置本体(図示せず)の振動等により
弛みが発生し、この弛みによつてリボンカセツト5から
リボンがはみ出すことがあり、正常な装置の動作に支障
をきたすことがあつた。
これを改善し、不使用のインクリボン1のリボンカセ
ツト5からのはみ出しを防止可能とした技術(従来技術
2)が提案されている。
[従来技術2] 第11図の如く、巻取リール8の印字位置に対応する外
周面に、昇降手段9によつて位置決めされた所望のイン
クリボン1aのみを巻取る巻取爪10が突出形成されてお
り、巻取リール8の先端部(印字位置の上方)には、不
使用状態のインクリボン1bの弛みを巻き取る弛み防止突
起11が突出形成されている。該弛み防止突起11の突出寸
法は、インクリボン1a,1bのコア12の内径Dに対応する
寸法、すなわち、インクリボン1のコア突起13に接触す
るかしないか程度の寸法に設定されている。
そして、第11図のように巻取リール8が巻取ギヤ14の
回転に伴なつて水平方向に回転し巻取爪10が所望のイン
クリボン1を巻取る際に、弛み防止突起11は、時々、不
使用のインクリボン1のコア突起13に接触しこれを引つ
かけて弛みを巻取つていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 従来技術2における熱転写記録装置では、弛み防止突
起11の突出寸法が、大きすぎると、インクリボン1の弛
みを巻き取り終えた後、さらに余分にインクリボン1を
巻き取つてしまうことがある。
一方、該突起11の突出寸法が小さすぎると、インクリ
ボン1の弛み逃しが発生し、弛み取りの効果が減少して
しまう。
このように弛み防止突起11の寸法設定に精度上の厳密
さが要求され、その製造が困難であつた。
また、従来技術2では、確率的に弛み防止突起11がコ
ア突起13をひつかけるため、巻取リール8の振動等によ
つては弛み取りが不安定となり、確実な効果は得られな
かつた。
さらに、従来技術2において、インクリボン1の交換
や切換え等のため手作業または昇降手段9でインクリボ
ン1を印字位置から上昇させる際、まれに巻取リール8
が傾くなどして、上昇中のコア突起13が弛み防止突起11
に当接することがあつた。しかし、弛み防止突起11は巻
取リール8に固定されているため、弛み防止突起11がイ
ンクリボン1の上昇を規制し、その際の力の作用により
相互間の係合状態がより緊密となつてロツク状態となる
動作不良が発生していた。
本発明は、上記課題に鑑み、不使用のインクリボンを
余分に巻き取ることなく確実に弛みを防止し、しかもイ
ンクリボンの移動時のコア突起と弛み防止突起との衝突
によるロツク状態を回避できる熱転写記録装置の提供を
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明による課題解決手段は、第1,2図の如く、リボ
ン送り方向Yと直交する方向に並設された複数のインク
リボン26a,26b,26cと、該インクリボン26a,26b,26cをリ
ボン送り方向Yと直交する方向に移動させて所望のイン
クリボン26a,26b,26cを印字位置に位置決めさせる移動
機構27と、複数のインクリボン26a,26b,26cのリボンコ
ア28内に挿入する共通の巻取リール29とを備えた熱転写
記録装置において、前記巻取リール29は、前記複数のイ
ンクリボン26a,26b,26cのうち印字位置のインクリボン2
6a,26b,26cを巻取る巻取爪30が固定された巻取リール部
31と、該巻取リール部31に対して相対的に回転自在でか
つ巻取リール部31に対し離接自在な印字位置以外のイン
クリボン巻取用弛み防止リール部32とから成り、該弛み
防止リール部32を前記巻取リール部31側に付勢して両者
を一体回転可能とするための圧接手段33が設けられ、該
圧接手段33は、弛み防止リール部32による印字位置以外
のインクリボン26a,26b,26cの緊張状態で弛み防止リー
ル部32と巻取リール部31とが相対的に別体すべり回転す
るような摩擦力を有するように設定されたものである。
〈作用〉 上記課題解決手段において、まず、熱転写記録装置に
所望の色彩のインクリボン26a,26b,26cを指定し、この
指定情報に基づき、所望のインクリボン26a,26b,26cが
移動機構27によつて印字位置に位置決めされる。
次に、巻取リール部31はリボン送り方向Yに回転し、
巻取爪30が印字位置にある所望のインクリボン26a,26b,
26cのみを巻き取る。
このとき、弛み防止リール部32に圧接手段33が設けら
れ、該圧接手段33の付勢力は弛み防止リール部32による
印字位置以外のインクリボン26a,26b,26cの緊張状態で
弛み防止リール部32と巻取リール部31とが相対的に別体
すべり回転するような摩擦力を有するよう設定されてい
るので、不使用のインクリボン26a,26b,26cに弛みが生
じている場合、弛み防止リール部32がインクリボン26a,
26b,26cの弛みを確実に巻き取り、そのリボンカセツト4
1a,41b,41cからのはみ出しを防止する。そして、弛みの
巻き取り後は、弛み防止リール部32は、巻取リール部31
の上で相対的にすべり回転し巻取リール部31と共に回転
するのを停止する。これにより、不使用のインクリボン
26a,26b,26cの余分な巻き取りを防止することができ
る。
また、インクリボン26a,26b,26cを印字位置からリボ
ン送り方向Yと直交する方向に移動させる際に、リボン
コア28と弛み防止リール部32とが当接しても、弛み防止
リール部32は、巻取リール部31に対して相対的に回転自
在でかつ巻取リール部31に対して離接自在に配設されて
いるので、弛み防止リール部32はリボンコア28によつて
圧接手段33の付勢力に抗してリボン送り方向Yと直交す
る方向に移動して巻取リール部31から離される。その間
に横ぶれや振動等が発生し、リボンコア28は弛み防止リ
ール部32から外れ、圧接手段33の付勢力によつて弛み防
止リール部32は巻取リール部31側に移動する。これによ
り、リボンコア28と弛み防止リール部32との衝突による
ロツク状態を容易に回避することができる。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第8図に基づ
いて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す熱転写記録装置の要
部縦断面図、第2図は同じくその要部側面図、第3図は
同じくその要部斜視図、第4図はリボンコア内での巻取
爪の状態を示す横断面図、第5図はリボンコア内での弛
み防止突起の状態を示す横断面図、第6図(a),
(c)は夫々移動機構により位置決めされたインクリボ
ンの状態を示す縦断面図、同図(b)は移動機構により
インクリボンが上昇する際にコア突起と弛み防止突起と
が当接した状態を示す縦断面図、第7図(a)〜(c)
は、夫々移動機構によりインクリボンカセツト台が位置
決めされる様子を示す図、第8図は熱転写記録装置の全
体構成を示す図である。
本発明の熱転写記録装置は、第2,3図の如く、キヤリ
ツジ21に設けられたカセツト台22にイエロー、マゼン
ダ、シアンと複数(三色)のカラーリボンを積層搭載
し、必要に応じてカセツト台22を昇降させることにより
所望の色彩で印字できるように構成したワープロ等のカ
ラーイメージ出力用サーマルプリンターで、第1図の如
く、リボン送り方向Yと直交する方向(垂直方向)に並
設された複数のインクリボン26a,26b,26cと、該インク
リボン26a,26b,26cを垂直方向に昇降させて所望のイン
クリボン26a,26b,26cを印字位置に位置決めさせる移動
機構27と、複数のインクリボン26a,26b,26cのリボンコ
ア28内に挿入する共通の巻取リール29とを備えている。
前記巻取リール29は、前記複数のインクリボン26a,26
b,26cのうち印字位置のインクリボン26a,26b,26cを巻取
る巻取爪30が固定された巻取リール部31と、該巻取リー
ル部31に対して相対的に回転自在でかつ巻取リール部31
に対して離接自在な印字位置以外のインクリボン26a,26
b,26c巻取用弛み防止リール部32とから成つている。
そして、該弛み防止リール部32には、その先端部を前
記巻取リール部31に圧接して両者を一体回転可能とする
ための圧接手段33が設けられ、該圧接手段33は、弛み防
止リール部32による印字位置以外のインクリボン26a,26
b,26cの緊張状態で弛み防止リール部32と巻取リール部3
1とが相対的に別体すべり回転するような摩擦力を有す
るように設定されたものである。
前記キヤリツジ21は、第8図の如く、モータ40の回転
駆動力によりプーリギヤおよびタイミングベルト等(図
示せず)を介してラツクR上をX1,X2方向に往復移動す
るよう配されている。
前記カセツト台22は、第2図の如く、上面開口の箱形
に形成されており、キヤリツジ21の上方にリンクアーム
21aにより水平に支持されている。
前記インクリボン26a,26b,26cは、第3図の如く、色
彩毎の使用量により、使用済のもののみを交換できるよ
う、色彩別に夫々独立したリボンカセツト41a,41b,41c
に収納されている。そして、カセツト台22に搭載される
際のリボンカセツト41a,41b,41cの色彩の種類および順
序は、例えば、イエロー、マゼンダ、シアンのようにあ
らかじめ決められている。
前記移動機構27は、例えば、第7図(a)〜(c)の
如く、差動板カム42,43により直接カセツト台22を昇降
させて位置決めを行なうものである。該板カム42,43
は、そのレール孔44に嵌合された駆動ピン45を介して、
軸46周りに90度ずつ回転するよう、ステツピングモータ
ー(図示せず)等から成る駆動手段に連結されている。
そして、板カム42,43は、リボンカセツト41a,41b,41cの
個数(三個)に対応して互いに異なる長さのものが二枚
併設されている。すなわち、第7図(b)のように板カ
ム42のみが立上つた状態ではマゼンダのリボンカセツト
が印字位置に位置し、同図(c)のように板カム43が立
上つた状態ではシアンの記録が夫々可能となる。なお板
カム42,43が立上つていない状態(第7図(a)参照)
では、イエローのリボンカセツトが印字位置に位置して
イエローの記録が可能となる。
前記リボンコア28は、その内周にインクリボン26a,26
b,26cを巻取るための六個のコア突起48が突出形成され
ている。該コア突起48は、その上昇時に弛み防止リール
部32と当接しても、振動や横ぶれによつてロツク状態を
容易に回避できるよう、約1mm程度の径でもつて円柱状
に形成されている。
前記巻取リール部31は、前記キヤリツジ21の第8図中
X1方向への移動に応じてギヤ49(第2図参照)を介して
回転しインクリボン26a,26b,26cをリボン送り方向Yに
巻取るもので、第1,5図の如く、印字位置に対応した外
周上に使用中のコア突起48のみに当接し引つかけて巻き
取るための一対の巻取爪(巻取バネ)30が外嵌固定され
ている。なお、第1図の如く、巻取リール部31は、ロツ
ド52を介して下方のプーリ50に連結されており、該プー
リ50の内部には一方向(リボン送り方向Y)クラツチ51
が嵌入されている。該クラツチ51により、巻取リール部
31は、キヤリツジ21の往動(第8図中X1方向)時にリボ
ン送り方向Yへ回転するが、キヤリツジ21の復動(同図
中X2方向)時は回転しない。
前記弛み防止リール部32は、巻き取りリール部31とは
別体に、巻取リール部31と同径のシリンダ状に形成され
ている。そして、該弛み防止リール部32は、巻取リール
部31の軸心に固定されたロツド52を介して、巻取リール
部31の上下に一対のものとして配されている。これによ
り、該弛み防止リール部32は巻取リール部31に対して軸
方向(上下方向)へ移動可能でかつ回転自在とされる。
また、該弛み防止リール部32の外周には、第1,4図の如
く、印字位置の上下に位置する不使用のインクリボン26
a,26b,26cの弛みを巻き取る弛み防止突起53が突出形成
されている。該弛み防止突起53の突出寸法は、リボンコ
ア28内のコア突起48に確実に当接して引つかけることが
できるよう充分大きく設定されている。
前記圧接手段33は、弛み防止リール部32内でロツド52
のリブ54と弛み防止リール部32の端壁55との間に圧縮さ
れた巻きばね56である。該巻きばね56の圧縮に対する反
力Pにより、圧接手段33は、弛み防止リール部32の端壁
55を巻取リール部31に押し付ける機能を有している。そ
して、巻きばね56の反力Pは、弛み防止リール部32を巻
取リール部31に押し付ける際、弛み防止リール部32と巻
取リール部31との間にインクリボン26a,26b,26cの弛み
を巻き取る程度のまさつトルクが発生するよう設定され
ている。
なお、第1図中、61は弛み防止リール部32と巻取リー
ル部31との間のまさつトルクが確実となるよう弛み防止
リール部32の端壁55の巻取リール部31側の面に配された
フエルト、第2,3図中、62はサーマルヘツド、63はキヤ
リツジ移動用のコロ、64はキヤリツジ21案内用バーの挿
入孔、65は印字用紙用ガイド、第8図中、66はローラ部
を示すものである。
上記構成の熱転写記録装置において、巻取リール29に
よるインクリボン26a,26b,26cの巻き取り動作を説明す
る。
まず、熱転写記録装置に所望の色彩のインクリボン
(例えば26b)を指定し、この指定情報に基づき、第7
図(a)ないし同図(c)の如く、移動機構27によつて
所望のインクリボン26bが印字位置に位置決めされる
(第1図参照)。
次に、キヤリツジ21は、第8図の如く、モータ40の回
転駆動力によりX1,X2方向に往復移動する。そうする
と、巻取リール部31はキヤリツジ21の往復移動に応じて
一方向(リボン送り方向Y)に回転し、巻取爪30が印字
位置のインクリボン26bのコア突起48に当接して引つか
け所望のインクリボン26bのみを巻き取る。
このとき、第1図の如く、弛み防止リール部32の端壁
55を巻取リール部31に圧接する圧接手段33が設けられて
いるので、不使用のインクリボン26aに弛みが生じてい
る場合、弛み防止リール部32は、巻取リール部31との間
の摩擦トルクにより巻取リール部31とともに回転する。
そして、従来のように確率的に弛みを防止するのでな
く、弛み防止リール部32の弛み防止突起53がインクリボ
ン26aのコア突起48に確実に当接して引つかける。これ
により、インクリボン26aの弛みを巻き取り、そのリボ
ンカセツト41aからのはみ出しを確実に防止することが
できる。
一方、不使用のインクリボン26aの弛みを巻き取り終
えたとき、そのままインクリボン26aを必要以上に巻き
取つてしまうと非効率的である。しかし、本発明におい
ては、圧接手段33の圧接力が弛み防止リール部32による
印字位置以外のインクリボン26aの緊張状態で弛み防止
リール部32と巻取リール部31とが相対的に別体すべり回
転するような摩擦力を有するよう設定されているので、
弛み防止リール部32は巻取リール部31の上で相対的にす
べり回転し巻取リール部31と共に回転するのを停止す
る。これにより、不使用のインクリボン26aの余分な巻
き取りを防止することができる。
したがつて、不使用のインクリボンを余分に巻き取る
ことなく、かつ確実に弛みを防止することができる。し
かも、弛み防止突起53の突出寸法は、コア突起48に当接
するよう大きくさえしておけば、製造工程における寸法
設定上の精度に関して従来程厳密さが要求されることが
なくなり、歩留まりの低下等が防止できる。
また、一般に、手作業によるリボン交換または移動機
構27による移動等、インクリボン26a,26b,26cを第6図
(a)のような印字位置から上昇させる場合、巻取リー
ル29が傾くなどして、上昇中のコア突起48が上側の弛み
防止突起53に当接することがある。しかし、上側の弛み
防止リール部32は、巻取リール部31に対して相対的に回
転自在でかつ巻取リール部31に対して離接自在に配設さ
れているので、同図(b)の如く、コア突起48によつて
上方へ持ち上げられる。このとき、巻取リール29または
巻きばね56との摩擦、接触等による横ぶれや振動が発生
し、これらの作用により、弛み防止リール部32は、巻取
リール29に対して容易に回転する。そして、一旦弛み防
止突起53に当接したコア突起48は、この弛み防止リール
部32の回転により簡単に弛み防止突起53から外れる。
(同図(c)参照) なお、逆に、インクリボン26a,26b,26cを印字位置か
ら下降させる場合についても、インクリボン26a,26b,26
cと下側の弛み防止リール部32との動きは、上記動作と
同様(ただし上下動は逆)である。
したがつて、インクリボン26a,26b,26cの移動時のリ
ボンコア28と弛み防止リール部32との衝突によるロツク
状態を容易に回避することができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施例では、移動機構27として、差動板
カム42,43を使用しているが、第9図のようなナツト6
8、ねじ69およびモータ70を使用するものであつてもよ
い。
また、インクリボン26a,26b,26cは、三つ以外の個数
(例えば二個または四個)が並設されていてもよい。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、弛み
防止リール部を巻取リール部側に付勢して両者を一体回
転可能とするための圧接手段が設けられ、該圧接手段
は、弛み防止リール部による印字位置以外のインクリボ
ンの緊張状態で弛み防止リール部と巻取リール部とが相
対的に別体すべり回転するような摩擦力を有するように
設定されているので、不使用のインクリボンに弛みが生
じている場合のみ弛み防止リール部が回転する。
したがつて、不使用のインクリボンを余分に巻き取る
ことなく、かつ確実に弛みを防止することができる。
また、インクリボンを印字位置からリボン送り方向と
直交する方向へ移動させる際に、リボンコアと弛み防止
リール部とが当接しても、弛み防止リール部は、巻取リ
ール部に対して相対的に回転自在でかつ巻取リール部に
対して離接自在に配設されているので、弛み防止リール
部はリボンコアによつてリボン送り方向と直交する方向
へ移動して巻取リール部から離され、回転可能となつて
リボンコアから外れる。
したがつて、インクリボンの移動時のリボンコアと弛
み防止リール部との衝突によるロツク状態を容易に回避
することができるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す熱転写記録装置の要部
縦断面図、第2図は同じくその要部側面図、第3図は同
じくその要部斜視図、第4図はリボンコア内での巻取爪
の状態を示す横断面図、第5図はリボンコア内での弛み
防止突起の状態を示す横断面図、第6図(a),(c)
は夫々移動機構により位置決めされたインクリボンの状
態を示す縦断面図、同図(b)は移動機構によりインク
リボンが上昇する際にコア突起と弛み防止突起とが当接
した状態を示す縦断面図、第7図(a)〜(c)は、夫
々移動機構によりインクリボンカセツト台が位置決めさ
れる様子を示す図、第8図は熱転写記録装置の全体構成
を示す図、第9図は本発明の熱転写記録装置の他の実施
例を示す側面図、第10図は従来技術1の熱転写記録装置
を示す側面図、第11図は従来技術2の熱転写記録装置を
示す縦断面図である。 26a,26b,26c:インクリボン、27:移動機構、28:リボンコ
ア、29:巻取リール、30:巻取爪、31:巻取リール部、32:
弛み防止リール部、Y:リボン送り方向。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リボン送り方向と直交する方向に並設され
    た複数のインクリボンと、該インクリボンをリボン送り
    方向と直交する方向に移動させて所望のインクリボンを
    印字位置に位置決めさせる移動機構と、複数のインクリ
    ボンのリボンコア内に挿入する共通の巻取リールとを備
    えた熱転写記録装置において、前記巻取リールは、前記
    複数のインクリボンのうち印字位置のインクリボンのリ
    ボンコアに係合して該インクリボンを巻取る巻取爪が固
    定された巻取リール部と、該巻取リール部に対して相対
    的に回転可能でかつ巻取リール部に対してリボン送り方
    向と直交する方向へ離接自在な印字位置以外のインクリ
    ボン巻取用の弛み防止リール部とから成り、該弛み防止
    リール部を前記巻取リール部側に付勢して両者を一体回
    転可能とするための圧接手段が設けられ、該圧接手段
    は、弛み防止リール部による印字位置以外のインクリボ
    ンの緊張状態で弛み防止リール部と巻取リール部とが相
    対的に別体すべり回転するような摩擦力を有するように
    設定されたことを特徴とする熱転写記録装置。
JP1258132A 1989-10-02 1989-10-02 熱転写記録装置 Expired - Lifetime JP2566831B2 (ja)

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