JP2566367B2 - 両面に印刷したビスケットの製造方法 - Google Patents
両面に印刷したビスケットの製造方法Info
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Description
に関し、特に両面に印刷したビスケットの製造方法に関
する。
も一般的なハ−ドビスケットの外、ソフトビスケット、
形を変えたクッキ−、クラッカ−、牛乳をかけて喫食す
るシリアル用ビスケットなどがよく知られているが、こ
れらの製法はいずれも基本的には同一である。即ち、原
料を混練、圧延して帯状の連続した生地をつくり、また
クラッカ−の場合は更に発酵させるなどし、次にこれを
成形機にかけてそれぞれの形にして成形し、更にこれを
トンネル式の釜で焼き上げるものである。これらの工程
は全て搬送コンベアを用いて連続して行われる。
これに模様を施し変化を与えることが以前から行われて
来たが、従来のビスケットはその製造上の理由から片面
模様のものしか製造されて来なかった実情がある。
混練、圧延されて出来た帯条のビスケット生地がコンベ
アベルトで搬送され、途中の所定の位置で生地上面から
スクリ−ン印刷され、その後生地を引き続き搬送コンベ
アに載置して移動しオ−ブンで焼き上げていた。このた
め、コンベアベルトの上面と接触するビスケット生地下
面に印刷を施すことは不可能であった。
地を搬送するコンベアベルトの端部から外れた部分で、
ロ−タリ−スクリ−ンで生地の上下からスクリ−ン印刷
を行なうことも考えられたが、これを行うと印刷後の生
地が再び搬送コンベアに載置されるため、印刷して未だ
インキが乾燥していない生地下面がコンベアベルトの上
面と接触して印刷面を乱し、実用に耐える商品とするこ
とが出来ないという問題が生じていた。
善し、ビスケット生地上下面に印刷してもインキが早期
に乾燥し、生地下面の印刷面がコンベアベルトに接触し
ても、印刷乱れが生じないようにすることが種々試みら
れたが、いずれも成功するに至っていない。
がコンベアベルトに直接接触しない方法の改善も試みら
れたが、好適なものはいまだ得られていないのが実情で
ある。結局、現在至っても、両面印刷されたビスケット
は流通段階におかれていない現状にある。
スケット製法の一部に改良を加えただけで、ビスケット
の両面に図柄や模様が乱れることなく綺麗に印刷される
ようにした、両面印刷されたビスケットの製法を得よう
とするものである。
麦粉に食塩、油脂、乳製品その他を配合した原料をミキ
サ−で混練した後、圧延して帯条のビスケット生地を成
形し、これをコンベアベルトの上に載置して連続的に搬
送し、該コンベアベルトの端部から外れた箇所でビスケ
ット生地上下両面に、速乾性食用インキで所定の図形の
スクリ−ン印刷をし、その後この両面印刷されたビスケ
ット生地をカンバスで形成されたコンベアベルトの上に
載置して連続的に搬送し、次いでカッタ−で所定の形状
にカッテイングして、さらにこれを連続的に焼き上げる
ことを特徴とする両面に印刷したビスケットの製造方法
(請求項1)、速乾性食用インキが、水、アルコ−ル
類、安定剤、糖類、界面活性剤、可食性の不水溶性無機
質微粉末を含むことを特徴とする請求項1記載の両面に
印刷したビスケットの製造方法(請求項2)、不水溶性
無機質微粉末が炭酸カルシウム、りん酸カルシウム、り
ん酸水素カルシウムの中の少なくとも1種からなる請求
項1記載の両面に印刷したビスケットの製造方法(請求
項3)およびビスケットがシリアル用ビスケットである
請求項1記載の両面に印刷したビスケットの製造方法で
ある。
地の搬送コンベアのコンベアベルトに、吸湿性がありし
かも表面が粗に編まれた生地のカンバスを用い、さらに
スクリ−ン印刷用のインキとして速乾性食用インキを用
いたので、ビスケット生地表面の印刷面は、コンベアベ
ルトと点接触に近似した部分接触に止めることが出来る
とともに、インキが速乾性であるためにビスケット生地
に施した印刷を乱すようなことがなくこれを搬送するこ
とが出来て、両面に綺麗に印刷したビスケットを製造す
ることが可能になった。
の製造方法を示す概略説明図である。図1で1はビスケ
ット生地で、これは帯条に連続して図の右側から供給さ
れる。このビスケット生地1は常法により製造される。
即ち、主原料の小麦粉に、所定量にの食塩、油脂、乳製
品その他を配合した原料をミキサ−で混練したものを複
数の圧延ロ−ルで段階的に圧延して最終的に所定の厚
さ、例えば5mm厚の生地とする。このビスケット生地1
は、前段搬送コンベア2で連続的に矢印3の方向に搬送
されるが、前段搬送コンベア2の端部4から外れたその
直後に、その上下面に印刷がなされる。ここでの印刷方
法はロ−タリ−スクリ−ンロ−ラ−5,5´でスクリ−
ン印刷され、これは従来のビスケットの片面印刷で行わ
れている方法がそのまま採用される。
1の上下両面に接触して二つのスクリンロ−ラ−を5,
5´を対峙して配し、この内部に配置された図示しない
速乾性食用インキがスクリ−ンロ−ラ−5,5´の網目
6,6から外部に押し出されてビスケット生地1表面に
所望な印刷が行われる。ただ、従来の方法ではビスケッ
ト生地の上面のみに印刷がほどこされ、下面には印刷さ
れなかったが、この発明では生地の上面と同時に下面に
も印刷を施す点が唯一の相違点である。
ケット生地、2が前段搬送コンベア、5,5´がスクリ
−ンロ−ラである。スクリ−ンロ−ラ−5,5´は内部
に速乾性食用インキ7,7´、スキ−ジゴム8,8´を
内蔵し、スクリ−ンロ−ラ−5,5´の回転で速乾性イ
ンキ7,7´がスクリ−ンの外側に押し出され、これに
よってビスケット生地1の上下両面に連続的に所望に図
柄が印刷されることになる。なお、速乾性食用インキ
は、図示しない供給源から連続的にロ−タリ−スクリ−
ンロ−ラ−に供給されるようになっている。
刷がなされるまでは適度な粘性があってスクリ−ンの網
目を容易に抜け出て、ビスケット生地に印刷された後は
乾燥が早く定着性、色調が優れたものとなることが望ま
れ、それは例えば特開昭63−63363号に開示され
ている。
例えば水、アルコ−ル、安定剤、糖類、界面活性剤、不
水溶性無機質微粉末を含み、さらに不水溶性無機質微粉
末が炭酸カルシウム、りん酸カルシウム、りん酸水素カ
ルシウムの中の少なくとも1種からなるものである。
は、引き続き後段搬送コンベア9に載置されて転送され
るが、ここで用いられる後段搬送コンベア9のコンベア
ベルトはカンバスで形成されたコンベアベルト10を用
いる。カンバスは、アマ,ツナソ,ワタなどによって織
られた粗編みの綿生地で、強靭で硬い性質がある。その
ためカンバスは、テント、帆布、郵便袋、油絵の画布な
どに広く用いられてきた。
装置のコンベアベルト10に用いたところ、印刷された
直後のビスケット生地の下側表面を点接触で支持するこ
とが出来、その結果、上記の速乾性食用インキの併用と
あいまって、印刷した直後のビスケット生地の印刷面を
乱すことなくビスケット生地を下面から支持して連続的
にこれを搬送することができることを見出し、これを採
用するものである。ここに用いるカンバスは特殊のもの
である必要はなく、例えば市販品で青三カンバスベルト
・1プライ(東京アダチ社商品名)でよい。
た両面印刷されたビスケット生地1は、さらに送られカ
ッタ11でビスケットの形状に切断され、続いてバリ1
2が除去される。除去されたバリ12はその後回収され
て原料に混合され、再びビスケット生地として使用され
る。後段搬送コンベア9の上には焼成前の生ビスケット
13,13が点在した形で、次のオ−ブン14に送られ
る。ここでは所定の温度、時間で焼成され、両面に図形
などが鮮明に印刷されたビスケットが生産されることに
なる。これらの工程は従来と同様である。
食用インキを使用するとともに、印刷後のビスケット生
地を搬送する後段搬送コンベアのコンベアベルトにカン
バスを使用したので、印刷した直後のビスケットを下面
から点接触の形で支持しつつ搬送することができ、いま
だ十分にインキが乾燥していない印刷面を乱すことなく
ビスケット生地を搬送することができ、その後これを確
実に乾燥、定着することができ、これによって両面に印
刷したビスケットを連続的に大量生産することが出来る
ようになった。
造方法を示した説明図。
ト生地にスクリ−ン印刷を行う方法を説明した説明図。 1…ビスケット生地、2…前段搬送コンベア、5,5´
…ロ−ラリ−スクリ−ンロ−ラ−、9…後段搬送コンベ
ア、10…コンベアベルト、11…カッタ、13…生ビ
スケット、14…オ−ブン
Claims (4)
- 【請求項1】 主原料の小麦粉に食塩、油脂、乳製品そ
の他を配合した原料をミキサ−で混練した後、圧延して
帯条のビスケット生地を成形し、これをコンベアベルト
の上に載置して連続的に搬送し、該コンベアベルトの端
部から外れた箇所でビスケット生地上下両面に、速乾性
食用インキで所定の図形のスクリ−ン印刷をし、その後
この両面印刷されたビスケット生地をカンバスで形成さ
れたコンベアベルトの上に載置して連続的に搬送し、次
いでカッタ−で所定の形状にカッテイングして、さらに
これを連続的に焼き上げることを特徴とする両面に印刷
したビスケットの製造方法。 - 【請求項2】 速乾性食用インキが、水、アルコ−ル
類、安定剤、糖類、界面活性剤、可食性の不水溶性無機
質微粉末を含むことを特徴とする請求項1記載の両面に
印刷したビスケットの製造方法。 - 【請求項3】 不水溶性無機質微粉末が炭酸カルシウ
ム、りん酸カルシウム、りん酸水素カルシウムの中の少
なくとも1種からなる請求項1記載の両面に印刷したビ
スケットの製造方法。 - 【請求項4】 ビスケットがシリアル用ビスケットであ
る請求項1記載の両面に印刷したビスケットの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5074532A JP2566367B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 両面に印刷したビスケットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5074532A JP2566367B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 両面に印刷したビスケットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06276921A JPH06276921A (ja) | 1994-10-04 |
JP2566367B2 true JP2566367B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=13550007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5074532A Expired - Lifetime JP2566367B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 両面に印刷したビスケットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566367B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040071839A1 (en) * | 2002-10-09 | 2004-04-15 | Hayes-Jacobson Susan M. | Packaged cookie intermediates with integral designs |
US8926308B2 (en) | 2010-04-21 | 2015-01-06 | Intercontinental Great Brands Llc | Dough extruders and methods |
MX2015007043A (es) * | 2012-12-14 | 2015-09-28 | Intercontinental Great Brands Llc | Bizchoco con grabado en bajo relieve en la parte superior y en la parte inferior. |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5074532A patent/JP2566367B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06276921A (ja) | 1994-10-04 |
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