JP2566367B2 - 両面に印刷したビスケットの製造方法 - Google Patents

両面に印刷したビスケットの製造方法

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JP2566367B2 JP5074532A JP7453293A JP2566367B2 JP 2566367 B2 JP2566367 B2 JP 2566367B2 JP 5074532 A JP5074532 A JP 5074532A JP 7453293 A JP7453293 A JP 7453293A JP 2566367 B2 JP2566367 B2 JP 2566367B2
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猛 小宮山
忠信 福島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビスケットの製造方法
に関し、特に両面に印刷したビスケットの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】長い間、親しまれ来たビスケットは、最
も一般的なハ−ドビスケットの外、ソフトビスケット、
形を変えたクッキ−、クラッカ−、牛乳をかけて喫食す
るシリアル用ビスケットなどがよく知られているが、こ
れらの製法はいずれも基本的には同一である。即ち、原
料を混練、圧延して帯状の連続した生地をつくり、また
クラッカ−の場合は更に発酵させるなどし、次にこれを
成形機にかけてそれぞれの形にして成形し、更にこれを
トンネル式の釜で焼き上げるものである。これらの工程
は全て搬送コンベアを用いて連続して行われる。
【0003】こうした方法で製造されるビスケットは、
これに模様を施し変化を与えることが以前から行われて
来たが、従来のビスケットはその製造上の理由から片面
模様のものしか製造されて来なかった実情がある。
【0004】即ち従来の方法では、連続した製造工程で
混練、圧延されて出来た帯条のビスケット生地がコンベ
アベルトで搬送され、途中の所定の位置で生地上面から
スクリ−ン印刷され、その後生地を引き続き搬送コンベ
アに載置して移動しオ−ブンで焼き上げていた。このた
め、コンベアベルトの上面と接触するビスケット生地下
面に印刷を施すことは不可能であった。
【0005】また両面印刷を行うために、ビスケット生
地を搬送するコンベアベルトの端部から外れた部分で、
ロ−タリ−スクリ−ンで生地の上下からスクリ−ン印刷
を行なうことも考えられたが、これを行うと印刷後の生
地が再び搬送コンベアに載置されるため、印刷して未だ
インキが乾燥していない生地下面がコンベアベルトの上
面と接触して印刷面を乱し、実用に耐える商品とするこ
とが出来ないという問題が生じていた。
【0006】そのためこれまでも、インキの速乾性を改
善し、ビスケット生地上下面に印刷してもインキが早期
に乾燥し、生地下面の印刷面がコンベアベルトに接触し
ても、印刷乱れが生じないようにすることが種々試みら
れたが、いずれも成功するに至っていない。
【0007】また、搬送手段に改良を加え印刷した下面
がコンベアベルトに直接接触しない方法の改善も試みら
れたが、好適なものはいまだ得られていないのが実情で
ある。結局、現在至っても、両面印刷されたビスケット
は流通段階におかれていない現状にある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来のビ
スケット製法の一部に改良を加えただけで、ビスケット
の両面に図柄や模様が乱れることなく綺麗に印刷される
ようにした、両面印刷されたビスケットの製法を得よう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、主原料の小
麦粉に食塩、油脂、乳製品その他を配合した原料をミキ
サ−で混練した後、圧延して帯条のビスケット生地を成
形し、これをコンベアベルトの上に載置して連続的に搬
送し、該コンベアベルトの端部から外れた箇所でビスケ
ット生地上下両面に、速乾性食用インキで所定の図形の
スクリ−ン印刷をし、その後この両面印刷されたビスケ
ット生地をカンバスで形成されたコンベアベルトの上に
載置して連続的に搬送し、次いでカッタ−で所定の形状
にカッテイングして、さらにこれを連続的に焼き上げる
ことを特徴とする両面に印刷したビスケットの製造方法
(請求項1)、速乾性食用インキが、水、アルコ−ル
類、安定剤、糖類、界面活性剤、可食性の不水溶性無機
質微粉末を含むことを特徴とする請求項1記載の両面に
印刷したビスケットの製造方法(請求項2)、不水溶性
無機質微粉末が炭酸カルシウム、りん酸カルシウム、り
ん酸水素カルシウムの中の少なくとも1種からなる請求
項1記載の両面に印刷したビスケットの製造方法(請求
項3)およびビスケットがシリアル用ビスケットである
請求項1記載の両面に印刷したビスケットの製造方法で
ある。
【0010】
【作用】この発明は、両面印刷された後のビスケット生
地の搬送コンベアのコンベアベルトに、吸湿性がありし
かも表面が粗に編まれた生地のカンバスを用い、さらに
スクリ−ン印刷用のインキとして速乾性食用インキを用
いたので、ビスケット生地表面の印刷面は、コンベアベ
ルトと点接触に近似した部分接触に止めることが出来る
とともに、インキが速乾性であるためにビスケット生地
に施した印刷を乱すようなことがなくこれを搬送するこ
とが出来て、両面に綺麗に印刷したビスケットを製造す
ることが可能になった。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の両面に印刷したビスケット
の製造方法を示す概略説明図である。図1で1はビスケ
ット生地で、これは帯条に連続して図の右側から供給さ
れる。このビスケット生地1は常法により製造される。
即ち、主原料の小麦粉に、所定量にの食塩、油脂、乳製
品その他を配合した原料をミキサ−で混練したものを複
数の圧延ロ−ルで段階的に圧延して最終的に所定の厚
さ、例えば5mm厚の生地とする。このビスケット生地1
は、前段搬送コンベア2で連続的に矢印3の方向に搬送
されるが、前段搬送コンベア2の端部4から外れたその
直後に、その上下面に印刷がなされる。ここでの印刷方
法はロ−タリ−スクリ−ンロ−ラ−5,5´でスクリ−
ン印刷され、これは従来のビスケットの片面印刷で行わ
れている方法がそのまま採用される。
【0012】即ち、図1に示すように、ビスケット生地
1の上下両面に接触して二つのスクリンロ−ラ−を5,
5´を対峙して配し、この内部に配置された図示しない
速乾性食用インキがスクリ−ンロ−ラ−5,5´の網目
6,6から外部に押し出されてビスケット生地1表面に
所望な印刷が行われる。ただ、従来の方法ではビスケッ
ト生地の上面のみに印刷がほどこされ、下面には印刷さ
れなかったが、この発明では生地の上面と同時に下面に
も印刷を施す点が唯一の相違点である。
【0013】これを図2でさらに説明すれば、1がビス
ケット生地、2が前段搬送コンベア、5,5´がスクリ
−ンロ−ラである。スクリ−ンロ−ラ−5,5´は内部
に速乾性食用インキ7,7´、スキ−ジゴム8,8´を
内蔵し、スクリ−ンロ−ラ−5,5´の回転で速乾性イ
ンキ7,7´がスクリ−ンの外側に押し出され、これに
よってビスケット生地1の上下両面に連続的に所望に図
柄が印刷されることになる。なお、速乾性食用インキ
は、図示しない供給源から連続的にロ−タリ−スクリ−
ンロ−ラ−に供給されるようになっている。
【0014】ここで用いられる速乾性食用インキは、印
刷がなされるまでは適度な粘性があってスクリ−ンの網
目を容易に抜け出て、ビスケット生地に印刷された後は
乾燥が早く定着性、色調が優れたものとなることが望ま
れ、それは例えば特開昭63−63363号に開示され
ている。
【0015】この速乾性食用インキは、食用色素の外に
例えば水、アルコ−ル、安定剤、糖類、界面活性剤、不
水溶性無機質微粉末を含み、さらに不水溶性無機質微粉
末が炭酸カルシウム、りん酸カルシウム、りん酸水素カ
ルシウムの中の少なくとも1種からなるものである。
【0016】生地の上下面に印刷されたビスケット生地
は、引き続き後段搬送コンベア9に載置されて転送され
るが、ここで用いられる後段搬送コンベア9のコンベア
ベルトはカンバスで形成されたコンベアベルト10を用
いる。カンバスは、アマ,ツナソ,ワタなどによって織
られた粗編みの綿生地で、強靭で硬い性質がある。その
ためカンバスは、テント、帆布、郵便袋、油絵の画布な
どに広く用いられてきた。
【0017】この発明は、たまたまこのカンバスを搬送
装置のコンベアベルト10に用いたところ、印刷された
直後のビスケット生地の下側表面を点接触で支持するこ
とが出来、その結果、上記の速乾性食用インキの併用と
あいまって、印刷した直後のビスケット生地の印刷面を
乱すことなくビスケット生地を下面から支持して連続的
にこれを搬送することができることを見出し、これを採
用するものである。ここに用いるカンバスは特殊のもの
である必要はなく、例えば市販品で青三カンバスベルト
・1プライ(東京アダチ社商品名)でよい。
【0018】カンバスのコンベアベルト10で搬送され
た両面印刷されたビスケット生地1は、さらに送られカ
ッタ11でビスケットの形状に切断され、続いてバリ1
2が除去される。除去されたバリ12はその後回収され
て原料に混合され、再びビスケット生地として使用され
る。後段搬送コンベア9の上には焼成前の生ビスケット
13,13が点在した形で、次のオ−ブン14に送られ
る。ここでは所定の温度、時間で焼成され、両面に図形
などが鮮明に印刷されたビスケットが生産されることに
なる。これらの工程は従来と同様である。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、速乾性
食用インキを使用するとともに、印刷後のビスケット生
地を搬送する後段搬送コンベアのコンベアベルトにカン
バスを使用したので、印刷した直後のビスケットを下面
から点接触の形で支持しつつ搬送することができ、いま
だ十分にインキが乾燥していない印刷面を乱すことなく
ビスケット生地を搬送することができ、その後これを確
実に乾燥、定着することができ、これによって両面に印
刷したビスケットを連続的に大量生産することが出来る
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明になる両面に印刷したビスケットの製
造方法を示した説明図。
【図2】図1に示すビスケットの製造方法で、ビスケッ
ト生地にスクリ−ン印刷を行う方法を説明した説明図。 1…ビスケット生地、2…前段搬送コンベア、5,5´
…ロ−ラリ−スクリ−ンロ−ラ−、9…後段搬送コンベ
ア、10…コンベアベルト、11…カッタ、13…生ビ
スケット、14…オ−ブン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主原料の小麦粉に食塩、油脂、乳製品そ
    の他を配合した原料をミキサ−で混練した後、圧延して
    帯条のビスケット生地を成形し、これをコンベアベルト
    の上に載置して連続的に搬送し、該コンベアベルトの端
    部から外れた箇所でビスケット生地上下両面に、速乾性
    食用インキで所定の図形のスクリ−ン印刷をし、その後
    この両面印刷されたビスケット生地をカンバスで形成さ
    れたコンベアベルトの上に載置して連続的に搬送し、次
    いでカッタ−で所定の形状にカッテイングして、さらに
    これを連続的に焼き上げることを特徴とする両面に印刷
    したビスケットの製造方法。
  2. 【請求項2】 速乾性食用インキが、水、アルコ−ル
    類、安定剤、糖類、界面活性剤、可食性の不水溶性無機
    質微粉末を含むことを特徴とする請求項1記載の両面に
    印刷したビスケットの製造方法。
  3. 【請求項3】 不水溶性無機質微粉末が炭酸カルシウ
    ム、りん酸カルシウム、りん酸水素カルシウムの中の少
    なくとも1種からなる請求項1記載の両面に印刷したビ
    スケットの製造方法。
  4. 【請求項4】 ビスケットがシリアル用ビスケットであ
    る請求項1記載の両面に印刷したビスケットの製造方
    法。
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MX2015007043A (es) * 2012-12-14 2015-09-28 Intercontinental Great Brands Llc Bizchoco con grabado en bajo relieve en la parte superior y en la parte inferior.

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