JP2853867B2 - 小麦粉シートおよびその製造法 - Google Patents

小麦粉シートおよびその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、餃子、しゅうまい、ワンタンなどに使用さ
れる小麦粉シートに関する。
「従来の技術」 餃子、しゅうまい、ワンタンなどは、薄い小麦粉シー
トで、肉や野菜などの具を包んで製造される。この小麦
粉シートは、通常、小麦粉に水を添加し、混捏した後、
複数のローラ群により圧延と熟成を繰り返して生地を徐
々に圧延し、この生地を所定形状に打ち抜くことによっ
て製造されている。
しかしながら、従来の小麦粉シートは、小麦粉の色そ
のままであり、着色されたものや模様のあるものはな
く、また、中に包まれた具の種類が異なっても、外見で
はその違いを区別することができなかった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明の目的は、デザイン的な効果を有し、更に、中
に包まれた具の種類に応じた色、模様のものを用いるこ
とで、具の種類の違いを区別することができる小麦粉シ
ートを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明の小麦粉シートは、小麦粉を主成分とする原料
からなる色違いのシートが、全体として重なるように積
層され、圧延され接合されると共に、少なくとも片面に
凹凸が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の小麦粉シートの製造法は、小麦粉を主
成分とする原料からなる色違いのシートを、全体として
重なるように積層させ、凹凸を有する成形用ローラを用
いて圧延することを特徴とする。
以下、本発明について、更に詳しく説明する。
小麦粉を主成分とする原料は、小麦粉を主成分とし、
必要に応じてそば粉、米粉、大麦粉、ライ麦粉を加えて
もよく、また、澱粉等の副原料、植物油、品質改良剤な
どを添加してもよい。ここで、着色のための原料は、例
えば所望の色の野菜、果実の粉末又は液汁や、食用色素
などを添加することによって調製できる。そして、小麦
粉を主体とする原料に水を添加する。水の添加量は小麦
粉100重量部に対して20〜40重量部が好ましい。なお、
水には少量の食塩を添加しておいてもよい。こうして、
原料に水を添加した後、ミキサー等で撹拌し、さらに充
分に時間をかけて混捏する。これによって水分が原料中
に均一に浸透する。次に、こうして形成された生地を複
数のローラ群によって圧延する。圧延は生地が段階的に
薄くなるようにして行なう。こうして徐々に生地を圧延
して薄くし、最後に成形用ローラで生地を所望の厚さに
する。成形用ローラに所定形状の凹凸を形成しておき、
シートの表面にその凹凸と反対の凹凸を形成してもよ
い。
なお、前記着色原料としては、ニンジン、ホウレンソ
ウ、赤ダイコンなどの液汁、ペースト、粉末や;ビート
レッド、コチニール、紅麹などの天然着色料や;食用赤
色2号、赤色102号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、
青色1号などの合成着色料等が好ましく用いられる。
本発明においては、このようにして得られた色違いの
シートを、全体として重なるように積層し、凹凸を有す
る成形用ローラを用いて圧延することにより、少なくと
も片面に凹凸を形成する。これによって、凹凸が設けら
れたシートの凹部を通してその下のシートの色が透けて
見えるため、凸部と凹部とで色の濃淡ができ、デザイン
的により変化に富んだものを得ることができる。
以上のようにして得られた小麦粉シートを、円形、楕
円形、正方形等任意の形状に打ち抜き、餃子、しゅうま
い、ワンタン、春巻などの皮として用いる。
なお、本発明の小麦粉シートにおいて、最終的な厚さ
は、特に限定されるものではないが、通常0.2〜2mm、好
ましくは0.2〜1.5mmとされる。また、凹部の厚さは0.2
〜1mm、凸部の厚さは0.5〜3mmとされることが好まし
い。
「作用」 本発明の小麦粉シートは、凹凸が設けられたシートの
凹部を通してその下のシートの色が透けて見えるため、
凸部と凹部とで色の濃淡ができ、デザイン的により変化
に富んだものを得ることができると共に、肉や野菜等の
具を包んで製品にした場合、具の種類に応じて皮の色、
模様を変えることにより、外見だけで中の具を判断する
ことができるようになる。
「実施例」 製造例1 小麦粉を主成分とする原料に食塩水を添加し、ミキサ
ー等で撹拌した後、充分に混捏し、圧延して小麦粉の色
そのままの白いシートを得た。
製造例2 小麦粉を主成分とする原料に、食塩水と、食用色素と
して食用緑色3号を添加し、製造例1と同様に処理して
緑色のシートを得た。
製造例1、2で得られた白いシート、緑色のシートを
用いて本発明の小麦粉シートを作成した。
実施例1 第1図及び第2図に示すように、白いシート1と、緑
色のシート2を、全体が重なるように積層し、凹凸を有
する成形用ローラを用いて圧延し、凸部の厚さ1.5mm、
凹部の厚さ0.5mmのドット状の凹部を有する複合シート
とし、これを円形に打ち抜いて餃子の皮を製造した。
この餃子の皮は、白いシート1と緑色のシート2とが
接合され、白いシート1にドット状の凹部3が形成され
ている。そして、白いシート1の方から見たとき、凹部
3において裏側の緑色のシート2の色が濃く透けて見
え、ドット状の濃淡のある薄緑色に見えた。
一方、玉ねぎ150g、にら50g、キャベツ300g、豚ひき
肉200g、おろししょうが小さじ1杯、砂糖小さじ1杯、
塩小さじ1/3杯、しょうゆ大さじ2 1/2杯、酒大さじ2杯
を用意し、キャベツをさっとゆでて絞り、玉ねぎ、にら
とともにみじん切りにして、その他の原料といっしょに
粘りがでるまでこねた。
前記餃子の皮を用い、緑色のシート2を内側にして、
上気で作った具を適量包み込み、餃子を成形した。この
餃子は、皮の表から裏の緑色が透けて薄緑色に見え、食
欲をそそる好ましい外観をなしていた。また、凹部を有
する部分で裏の緑色が濃く透けて見えるため、変化に富
んだデザインとなった。
また、得られた餃子をフライパンで焼いたところ、焦
げ目が凸部にのみできて全面が焦げてしまうことが防止
できた。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、色違いの小麦
粉シートを全体として重なるように積層させ、凹凸を有
する成形用ローラを用いて圧延することにより、少なく
とも片面に凹凸を形成したので、凸部と凹部とで色の濃
淡ができ、デザイン的により変化に富んだものを得るこ
とができる。
また、本発明の小麦粉シートは、餃子、しゅうまい、
ワンタン、春巻の皮などに用いることができ、例えば、
中に包む具の種類に応じて、色や模様を変えたり、正月
のおせち料理用には紅白のシートを用いる等、いろいろ
に応用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の小麦粉シートの製造法の一実施例を示
す斜視図、第2図は第1図で得られた小麦粉シートの断
面図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉を主成分とする原料からなる色違い
    のシートが、全体として重なるように積層され、圧延さ
    れ接合されると共に、少なくとも片面に凹凸が形成され
    ていることを特徴とする小麦粉シート。
  2. 【請求項2】小麦粉を主成分とする原料からなる色違い
    のシートを、全体として重なるように積層させ、凹凸を
    有する成形用ローラを用いて圧延することを特徴とする
    小麦粉シートの製造法。
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