JPH0434708Y2 - - Google Patents

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JPH0434708Y2
JPH0434708Y2 JP1985142553U JP14255385U JPH0434708Y2 JP H0434708 Y2 JPH0434708 Y2 JP H0434708Y2 JP 1985142553 U JP1985142553 U JP 1985142553U JP 14255385 U JP14255385 U JP 14255385U JP H0434708 Y2 JPH0434708 Y2 JP H0434708Y2
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sheet
thickness
dough
product
paste
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JP1985142553U
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、例えばパンに挟んだり、シヤブシヤ
ブ風にして食べたりするのに適したシート状練製
品に関する。
「従来技術およびその問題点」 従来より、練製品としては、板付きかまぼこ、
ちくわ、さつま揚げ、はんぺん等、各種のものが
知られているが、近年、用途の多様化に伴ない、
スライスハムのようにシート状にした練製品が市
販されるようになつてきた。このシート状練製品
は、パンに挟んだり、シヤブシヤブ風にして食べ
るのに適している。
しかしながら、従来のシート状練製品は、いず
れも押出し成形して作つたブロツク状の練製品を
薄くスライスしたものであるため、表裏面の形状
がいずれも平坦になつていた。このため、パンに
挟んで食べるときに、バター等の塗り付けがうま
くいかなかつたり、シヤブシヤブ風にしたときに
熱の通りが悪かつたり、フライパン等で焼いたと
きに焦げ目が全面に付着しやすいなどの問題点が
あつた。
また、シートの外観に変化がないという問題点
があつた。
「考案の目的」 本考案の目的は、マヨネーズ、バターなどを表
面に塗布しやすくし、熱湯中に浸漬したときに熱
の通りをよくし、さらに、焼いたときに焦げ目が
全面に付着しないようにし、シートに様々な模様
を付すことができるようにしたシート状練製品を
提供することにある。
「考案の構成」 本考案によるシート状練製品は、色違いの複数
のシートを積層してなる厚さ6mm以下のシートで
あつて、少なくとも片面に所定形状の凹凸が形成
され、凹部において裏側のシートの色がすけて見
えることを特徴とする。
このように、少なくとも片面に凹凸を形成した
ことにより、バター、マヨネーズなどを塗布した
ときにそれらが凹部に埋設されるので塗布しやす
くなる。また、熱湯中に浸漬したときに表面積が
大きくなるので熱の通りがよくなる。さらに、焼
いたときに凸部にのみ焦げ目ができるので、焦げ
目が全面に付着しにくくなる。
本考案では、厚さを6mm以下としたので、スラ
イスハムのような軽い食感を得ることができ、ま
た、熱湯中に浸漬したとき、あるいは焼いたとき
に内部への熱伝達が迅速になされる。厚さが6mm
を超えると上記のような効果を得にくくなり、ま
た、パンに挟んだり、シヤブシヤブ風に食べるの
に適さなくなる。
本考案のより好ましい態様によれば、最も厚い
部分の厚さが3mm〜5mm、最も薄い部分の厚さが
1mm〜2mm、最も厚い部分と最も薄い部分の厚さ
の差が1mm〜4mmとされる。
また、本考案によれば、色違いの複数のシート
を積層してシート状とされているので、表面に凹
凸を形成したとき、凹部が肉薄部となるので、反
対側の色違いのシートの色がすけて見えるように
なり、凹凸による模様にさらに色彩を付加した模
様を形成でき、デザイン的に変化に富んだものを
得ることができる。
本考案において、表面の凹凸の形状は特に限定
されず、例えば平行線状、格子状、文字、記号、
生物、風景等の特定の形状など、自由に形成すれ
ばよい。また、平面から見た外周形状も特に限定
されず、例えば長方形、正方形、円形など自由に
形成できる。
本考案のシート状練製品の製造方法の一例を説
明すると、まず、魚肉すり身を主原料とし、これ
に食塩を添加して擂潰し、擂潰後半にて澱粉、砂
糖、各種調味料、鳥肉、畜肉等の副原料を添加
し、混合して粘性を有するベースト状となす。こ
のとき、適宜食用色素等を添加して、ベーストの
色違いのものを複数作り、それぞれ押出し成形機
によりベルトコンベヤ上にシート状に押出し、こ
のシートを積層して接合する。そして、ペースト
の表面の付着性がなくなり、かつ、可塑性を失わ
ない状態に魚肉すり身を坐らせた後(いわば半坐
りの状態)、表面に凹凸を有する圧延ローラで圧
延してシート状物の表面の凹凸模様を形成し、こ
れを加熱処理する方法などが採用できる。
なお、本考案の練製品、通常の蒸煮加熱したか
まぼこに限らず、内部に気泡を抱き込ませたはん
ぺん、油で揚げて加熱処理したさつま揚げなど各
種の練製品に適用できる。
「考案の実施例」 実施例1 第1図および第2図に示すようなシート状練製
品を製造した。このシート状練製品11は、魚肉
すり身を主原料とする赤色のシート12aと、白
色のシート12bを接合し、全体として正方形を
なすシートとし、片面のシート12aの表面に複
数の溝13が所定間隔をおいて平行に形成されて
いる。そして、シートの厚さaは3mm、溝13の
深さbは1mm〜2mmとされている。
このシート状練製品11は、表面にバター、マ
ヨネーズなどを塗布してパンなどに挟んで食べる
ことができ、その際、バター、マヨネーズなどが
溝13内に埋設されて良好に塗布される。また、
熱湯中に浸漬してシヤブシヤブ風にして食べるこ
ともでき、その際、溝13により表面積が大きく
なるので熱がよく通り迅速に加熱される。さら
に、フライパンなどで焼いて食べることもでき、
その際、溝13には焦げ目が付着しない。また、
赤色のシート12aの溝13において、裏側の白
色のシート12bがすけて見え、ピンク色の模様
をなしている。
このシート状練製品11の製造方法を説明する
と次の通りである。すなわち、スケソウダラの冷
凍すり身150gに対し、副資材として食塩5kg、砂
糖6kg、馬鈴薯澱粉7kg、小麦粉澱粉5kg、みり
ん6kg、化学調味料2kgと氷若干を加え、常法に
より擂潰機中で50分間混合した。このとき、一方
に食用色素を添加することにより、赤色のペース
トと、白色のペーストとを調製した。得られたそ
れぞれのペースト状物を押出し成形装置により横
幅12cm、高さ0.5cmのシート状に成形し、さらに
これらのシートを接合した後、接合したシート状
の生地をベルトコンベヤで搬送しつつ、25℃で40
分間坐りを行なつた。このとき、生地は、表面の
付着性がなくなり、かつ、可塑性を失わない状態
となつていた。
次に、第3図に示すように、ベルトコンベヤ1
によつて搬送されてくる上記のシート状の生地1
2′を、60℃の湯槽3内に導き、20秒後、湯槽3
内に配置された一対の圧延ローラ4,5で圧延し
た。このとき、第4図に示すように、一方の圧延
ローラ4の表面には多数の凸部4aが形成されて
おり、シート状の生地12′は、圧延ローラ4,
5に挟まれて展延されると共に、この凸部4aに
より溝13が形成された。こうして圧延されたシ
ート状の生地12′を再び湯槽3から取出してベ
ルトコンベヤ6によつて搬出した。そして、この
シート状の生地12′を所定長さで切断すること
により、第1図に示したシート状練製品11を製
造した。
実施例2 第5図、第6図および第7図に示すようなシー
ト状練製品を製造した。このシート状練製品11
は、魚肉すり身を主原料としてなり、全体として
円形をなすシート状物12の両面に魚の形状をな
す凹部15が形成されている。そして、全体の厚
さaは6mmとされ、片面の凹部15の深さbは2
mmとされている。ところで、このシート状練製品
11においては、シート状物12が3枚のシート
12a,12b,12cを積層してできている。
そして、外側のシート12a,12cは白色をな
し、中間のシート12bは赤色をなしている。こ
のため、凹部15の底部においては、シート12
a,12cが肉薄となり、中間のシート12bの
色がすけて見え、ピンク色となる。このように、
凹部15が色付きとなるので、デザイン的に趣向
のもたらされたものとなる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、シート
状物の少なくとも片面に凹凸を形成したことによ
り、バター、マヨネーズなどを塗布したときにそ
れらが凹部に埋設されるので塗布しやすくなる。
また、熱湯中に浸漬したときに表面積が大きくな
るので熱の通りがよくなる。さらに、焼いたとき
に凸部にのみ焦げ目ができるので、焦げ目が全面
に付着しにくくなる。また、凹部が肉薄部となる
ので、反対側の色違いのシートの色がすけて見え
るようになり、凹凸による模様にさらに色彩を付
加した模様を形成でき、デザイン的に変化に富ん
だものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるシート状練製品の一実施
例を示す平面図、第2図は第1図における−
線に沿つた断面図、第3図は同シート状練製品を
製造するための装置を示す概略説明図、第4図は
同装置の部分拡大図、第5図は本考案によるシー
ト状練製品のさらに他の実施例を示す平面図、第
6図は第5図における−線に沿つた断面図、
第7図は第6図の部分拡大断面図である。 図中、11はシート状練製品、12はシート状
物、12a,12b,12cはシート、13は
溝、15は凹部、aは全体の厚さである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 色違いの複数のシートを積層してなる厚さ6
    mm以下のシートであつて、少なくとも片面に所
    定形状の凹凸が形成され、凹部において裏側の
    シートの色がすけて見えることを特徴とするシ
    ート状練製品。 2 実用新案登録請求の範囲第1項において、最
    も厚い部分の厚さが3mm〜5mm、最も薄い部分
    の厚さが1mm〜2mm、最も厚い部分と最も薄い
    部分の厚さの差が1mm〜4mmとされていること
    を特徴とするシート状練製品。
JP1985142553U 1985-09-18 1985-09-18 Expired JPH0434708Y2 (ja)

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JP1985142553U JPH0434708Y2 (ja) 1985-09-18 1985-09-18

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JP1985142553U JPH0434708Y2 (ja) 1985-09-18 1985-09-18

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Publication Number Publication Date
JPS6249988U JPS6249988U (ja) 1987-03-27
JPH0434708Y2 true JPH0434708Y2 (ja) 1992-08-18

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ID=31051393

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833074A (ja) * 1971-09-01 1973-05-07
JPS56131369A (en) * 1980-03-15 1981-10-14 Matsuzaka Kamaboko Kk Preparation of processed food similar to flattened dried cuttlefish

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6067094U (ja) * 1983-10-15 1985-05-13 生地蒲鉾有限会社 皮蒲鉾の製造装置

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JPS6249988U (ja) 1987-03-27

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