JP2566355B2 - 豆腐の切断移送容器および切断移送方法 - Google Patents

豆腐の切断移送容器および切断移送方法

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JP2566355B2 JP4113574A JP11357492A JP2566355B2 JP 2566355 B2 JP2566355 B2 JP 2566355B2 JP 4113574 A JP4113574 A JP 4113574A JP 11357492 A JP11357492 A JP 11357492A JP 2566355 B2 JP2566355 B2 JP 2566355B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角棒状豆腐を一丁分
の豆腐に切断してパック詰めする場合に用いる、豆腐の
切断移送容器および切断移送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、型出し後の盤状の型出豆腐を横,
縦に切断する豆腐の切断装置として特願平1−2786
33号に示すものがあった。この切断装置は、水槽内の
水中において、型出豆腐を豆腐押し板によって昇降台上
に押し出し、昇降台上に支持された前記型出豆腐の先端
部をカッタで角棒状に横切りする。横切りした角棒状豆
腐を昇降台によって上昇させ、豆腐把持機構に設けた複
数組の挾持部によって一丁分の豆腐を別々に把持する
と共に、前記把持機構に設けたカッタによって途中まで
切断する。その後、把持機構によって角棒状豆腐を前方
に移送し、カッタによって一丁分の豆腐に切り離す。そ
して、切り離した一丁分の豆腐を前記挾持部材で挾んで
さらに前方にパック上まで移送し、挾持部材を開いて一
丁分の豆腐をそれぞれパック内に落している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の豆腐の切断装置は、豆腐把持機構に設けた複数組の挾
持部材によって一丁分の豆腐を各別に挾持して、角棒状
豆腐を切断し、その後パックまで移送しているので、移
送中などに豆腐が破損しやすく、また、豆腐把持機構に
よる切断、移送動作が複雑であるという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、前述した問題点を解決して、
豆腐を移送中に破損させにくく、また比較的簡単な動作
によって、一丁分の豆腐などに切断し、これらの切断し
た豆腐を移送できる、豆腐の切断移送容器およびこの容
器を用いた切断移送方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1によ
る豆腐の切断移送容器は、前,後端面が開口した矩形断
面の角筒状の容器本体と、この容器本体の一側板から後
方に突出させた切断刃とを有し、この切断刃の基端の厚
さを前記一側板の板厚の2倍程度とし、切断刃の厚さ方
向中心線を前記一側板の外側面延長方向に配置し、切断
刃の先端部を、先端側に厚さを減じるように尖らせた単
体容器を備え、数個の前記単体容器を、角棒状豆腐の
押込方向と直交するこの豆腐の長手方向に沿う左右方向
密接させて、左右方向に離間可能に並設したこもので
ある。
【0006】この発明の請求項2による豆腐の切断移送
方法は、請求項1に記載した豆腐の切断移送容器の密接
している各単体容器に向い、押込板によって角棒状豆腐
を前進させ、各単体容器の切断刃によって角棒状豆腐を
切断し、切断した豆腐を各単体容器の容器本体内に押し
込み、次に、各単体容器を豆腐の押込方向と直交する
方向に移送して所定間隔に離間させ、その後、離間さ
せた各単体容器の容器本体内の豆腐をこれらの容器本体
とそれぞれ対向する押出板によって後方に押し出すもの
である。
【0007】
【作用】この発明の請求項1による豆腐の切断移送容器
は、多数個の単体容器を、これらの容器本体の側板が密
接して左右方向に設置した状態で、請求項2の発明の切
断移送方法により、前記単体容器に向かい角棒状豆腐を
押込板の前進によって容器本体内に押し込むことで、隣
接する各単体容器の一側板に設けた切断刃によって角棒
状豆腐を切断して、各容器本体内に押し込むものであ
この際、各切断刃は、基端を側板の2倍程度の厚さ
にしたので、強度が充分であり、切断刃の先端部を先端
側に厚さが減じるように尖らせてあるので、棒状豆腐の
押し込みによってこれに欠損,崩れなどの損傷を生じさ
せることなく棒状豆腐を左右に切断し、左右方向に隣接
する単体容器の両側板,内側面と切断刃の両側面とがほ
ぼ平坦になって、棒状豆腐を一丁分などに切断,分割し
て各単体容器の容器本体内に押し込むことができ、分割
した豆腐の切断面が平滑できれいである
【0008】次に、請求項2の発明によって、切断した
豆腐が各容器本体に入った状態の各単体容器を押込方向
と直交する左右方向に移送して所定間隔に離間させ、各
単体容器の容器本体内の切断した豆腐をこれらとそれぞ
れ対向する押出板によって後方に押し出し、パックに入
れるこの際、切断した豆腐の離間などの操作時に、切
断した豆腐が容器本体によって全周にわたって保護され
ているので、切断した豆腐が他の器物などに当たって損
傷することがなく、必要に応じ容器本体と共に分割した
豆腐を90°回動させて倒しても、これらの豆腐を損傷
させることがなく、さらに、各単体容器が左右方向に離
間した状態で、これらの容器本体内から分割した豆腐を
押出板によって1度に前方に押し出しても、10個など
の多数個の分割した豆腐を互いに干渉さ せずにパックに
入れることが容易にでき、しかも能率がよいまた、離
間させた各単体容器の容器本体内の豆腐を、これらの豆
腐とそれぞれ対向する押出板によって前方に押し出すこ
とで、押し出した豆腐を干渉させずにパックなどに入れ
ることが容易にできる。
【0009】そして、請求項2の発明は従来のように豆
腐を挾持部材によって挾んで切断,移送しないので、比
較的簡単な動作で角棒状豆腐を一丁分などに切断し、移
送,分離させて取り出すことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例につき図を参照し
て説明する。図1,図2,図4はこの発明の一実施例に
よる豆腐の切断移送容器を示す。図1,図2,図4にお
いて、1は切断移送容器の単体容器であり、この単体容
器1は、容器本体2と切断刃3とを有している。
【0011】容器本体2は、前,後端面が開口した矩形
断面の角筒状に、板厚1mmまたはこれより若干薄いステ
ンレス板によって構成し、一側板4に後側に突出する切
断刃3の基端辺を溶接固定し、上,下板5,5間つまり
上下方向の内法寸法を型出豆腐の厚さ寸法より若干大き
く形成してある。
【0012】前記切断刃3は、ステンレスからなり、そ
の基端辺の厚さが容器本体2に設けた側板4,4の板厚
の2倍、すなわち2mmかこれを幾分超える厚さに形成し
てある。そして、切断刃3は、厚さ方向中心線3c両側
部分を対称形状にすると共に、前記中心線3cを一側板
4の外側面延長方向に配置し、前記中心線3cより外側
に突出した部分3dを一側板4の外側に突出させてあ
る。
【0013】また、切断刃3は、先端部が先端3a
向って厚さを減じると共に、基端辺の上,下に斜辺3
b,3bを形成して、先端部を尖らせた側面二等辺三角
形に形成し、さらに、基端辺の上,下端部3eを容器本
体2の上,下にそれぞれ僅かに突出させてある。
【0014】次に、前述した構成の単体容器1を用いた
豆腐の切断移送容器6および切断移送装置を図3,図
4,図5について説明する。水槽7内に、型出しした絹
ごし豆腐などの盤状の型出豆腐8を支持して前後方向に
案内する案内板9を固定し、案内板9の前方には昇降台
10を配置し、昇降台10の前方にはアングル状の案内
部材11を固定してある。
【0015】前記案内板9と昇降台10との間には型出
豆腐8を横切るカッタ12を左右方向に往復移動可能に
配置してあり、カッタ12はカッタ用エアシリンダ機構
13に連結してある。前記昇降台10は、昇降台用エア
シリンダ機構42に連結し、案内部材11の垂直な当て
板11aにほとんど隙間なく対向させてある。
【0016】案内部材11の水平な上板11bの前方に
は10個の単体容器1を左右方向に並べた切断移送容器
6が配置してある。すなわち、切断移送容器6は、各単
体容器1の容器本体2を起立状態にし、隣接する容器本
体2の側板4を密接させ、図1,図2に示すように、左
方に位置する容器本体2の右側板4から突出した中心線
3c外側の部分3dが右方に隣接する容器本体2の切断
刃3のない左側板4後面を覆っている。
【0017】図3,図6に示すように、各単体容器1の
容器本体2下方にはこの容器本体2を起倒可能に支持す
る台車14を枢軸15によって取り付け、台車14のロ
ーラ14aを水槽7内に設置したガイドレール16に支
持してある。図7にも示すように容器本体2の下端右隅
部に固定した前記枢軸15の端部には倒立V字状の起倒
レバー17の基端部を固定し、起倒レバー17の先端部
には一対の係合ピン17aを枢軸15と平行に突出させ
てある。ガイドレール16と平行に延びる起倒部材18
上に各単体容器1の係合ピン17aにそれぞれ係合する
係止棒18aを所要間隔で固定し、起倒部材18は水槽
7側に設けた起倒用エアシリンダ機構19に連結するこ
とで、昇降可能にしてある。
【0018】各単体容器1を左右方向に移送する容器離
間機構25は、各単体容器1の台車14を一定長さの
左,右方向移動可能に連結ロッド20によって連結し、
水槽7内に固定した連結ロッド20aに左右方向移動可
能に左端の単体容器1の台車14を連結してある。右端
の単体容器1の台車14にはチェーン22の両端を連結
し、チェーン22を駆動,従動歯車23,24に掛け無
端状としてこれらに噛み合せ、駆動歯車23は正,逆転
駆動する水槽7外の電動機(図示省略)に連結してある
(図3参照)。
【0019】水槽7上には移送機構26の枠体27を固
定し、枠体27には型出豆腐8を前方に押し込む押し板
29が図示省略した駆動機構による進退可能に支持して
ある。また、枠体27上には移動架台30が前記駆動機
構と別の駆動機構による進退可能に支持してある。
【0020】移動架台30には、連結枠部材31aを介
して角棒状豆腐8aを前方に位置した切断移送容器6に
押し込む押込部材31bが設けてあり、押込部材31b
には切断移送容器6の密接して起立した各単体容器1と
それぞれ対向する押込板32が装着してある。移動架台
30に設けた昇降枠用エアシリンダ機構33によって昇
降する昇降枠34が、前記連結部材30に昇降可能に係
合支持させてある。昇降枠34には切断移送容器6の離
間して倒伏した単体容器1とそれぞれ対向する押出板3
5が装着してあり、これらの押出板35は前記連結枠部
材31a、押込部材31b、および押込板32の前方に
これらと干渉しないように配置してある。
【0021】水槽7前端部の切断移送容器6前方には、
左右方向に送行するパック移送コンベア36を設け、こ
のコンベア36の右側部上方のパック供給位置37には
パック供給装置(図示省略)からパック38を1個ずつ
供給し、供給したパック38が切断移送容器6の離間し
て倒伏した単体容器1の後方にそれぞれ対向するように
左方に移送させるものである。
【0022】そして、前記倒伏した単体容器1の前上方
にはこれらとそれぞれ対応する平面コ字状の供給ガイド
39を配置し、これらの供給ガイド39は、吊下部材4
0を介しガイド用エアシリンダ機構41に連結してあ
り、このシリンダ機構41は枠体27の前端部に固定し
てある。
【0023】前述した構成の切断移送装置を用いて豆腐
の切断移送を行うには、まず、図示省略した型箱から水
槽7の水中に取り出した大面積の盤状の型出豆腐8を案
内板9上に適宜の手段によって載せ、駆動機構(図示省
略)によって押し板29を前進させ、押し板29を型出
豆腐8の後端に当ててこれを前進させ、型出豆腐8の前
端部を下降している昇降台10上に載せ、型出豆腐8の
先端を案内部材11の垂直な当て板11aに当接させ、
押し板29の前進を停止する。
【0024】この状態で、カッタ用エアシリンダ機構1
3を進出動作させてカッタ12を図3の左方に移動させ
て、型出豆腐8を横切らせ、その前端部を角棒状に切断
する。カッタ12は、進出端に達すると、カッタ用エア
シリンダ機構13が退入動作に切り換わり、昇降台10
上に切断された角棒状豆腐8aを残し、カッタ12が退
入復帰する。
【0025】次に、昇降台用エアシリンダ機構42を上
昇動作させて昇降台10と共に角棒状豆腐8aを上昇さ
せ、上昇端で停止させる。この状態では、昇降台10の
上面が案内部材11の上板11bおよび残りの型出豆腐
8の上面と水平または水平より若干上方に位置し、角棒
状豆腐8aは、残りの型出豆腐8と立体的に分離すると
共に、各単体容器1の容器本体2が密接して起立した切
断移送容器6の後方に案内部材11の上板11bを隔て
て対向する。
【0026】この状態で、移送機構26の枠体27に支
持した移動架台30を、押し板29を移動させる駆動機
構とは別の駆動機構によって後退端から前進させる。移
動架台30の前進によって連結枠部材31aを介し各押
込部材31bが前進し、これらの押込部材31bに設け
た押込板32は密接して起立している各単体容器1の容
器本体2とそれぞれ対向しているので、押込板32によ
って角棒状豆腐8aの長手方向の各部を前方に押し込
む。
【0027】各押込板32によって前方に押し込まれる
角棒状豆腐8aは、各単体容器1の右側板4後方に突出
した切断刃3により、長手方向と直交する左右方向に切
断されて一丁分の豆腐8bとなり、これらの豆腐8bは
各単体容器1の容器本体2内に後方から押し込んで前進
端に達する。なお、この際、押出板35は、押込板32
との干渉を避けるため、上昇状態にしてある。
【0028】前記切断動作時に、押込板32は分割され
ており、単体容器1の切断刃3に衝突しないので、単体
容器1の容器本体2後端に近くに達するまで押し込むこ
とができ、切断刃3によって角棒状豆腐8aをその後縁
まで確実に切断できる。また、切断刃3は、各容器本体
2の右側板4から後方に突出し、厚さ方向中心線3cの
両側部分を対称形状にすると共に、前記中心線3cを右
側板4の外側面延長方向に配置し、さらに基端の厚さを
容器本体2の側板4の板厚の2倍程度にしたので、隣接
する各容器本体2の密接して対向する右,左側板4,4
の内側面と切断刃3の基辺左,右縁との間に段差がで
きない。このため、切断した一丁分の豆腐8bの切断面
に欠損や掻き傷などが発生せず、前記切断面が平滑でき
れいになる。
【0029】さらに、容器本体2の側板4の板厚を1mm
またはこれより若干薄くし、切断刃3の基端部の厚さを
2mmかこれより若干薄い側板4の板厚の約2倍にすると
共に、容器本体2の起立時の上下方向の内法寸法を型出
豆腐8の厚さ寸法より若干大きくしたので、この厚さ寸
法が角棒状豆腐8aの高さ寸法となることにより、この
豆腐8aが切断、押込時に、切断刃3および右,左側板
4,4によって左右方向に圧縮されるが、上方向に伸長
て角筒状の容器本体2内に支障なく納められる。そし
て、切断刃3の基端辺の上,下端部3eを容器本体2の
上,下にそれぞれ僅かに突出させたので、棒状豆腐8a
を切り残しなく切断でき、切断面に欠損などが発生しな
い。
【0030】各押込部材31bに設けた押込板32は、
前述したように角棒状豆腐8aを各単体容器1の容器本
体2に押し込んで前進端に達すると、移動架台30が反
転後退して前進する以前の原位置に戻り、その後、昇降
台10が下降復帰する。押込板32が後退して各単体容
器1の切断刃3の後方に達した後、容器離間機構25の
電動機(図示省略)の駆動によって駆動歯車23を正回
転させ、チェーン22によって右端の単体容器1の台車
14を引き、連結ロッド20によって右端の単体容器1
の台車14の左方に順次連結された単体容器1の台車1
4も右方に引き、各単体容器1を右方に移送して、これ
らの容器本体2を一定相互間隔で離間させる。
【0031】各単体容器1移送中の適時に、起倒用エア
シリンダ機構19を進出動作させて起倒部材18を上昇
させ、起倒部材18に設けた係止棒18aを各単体容器
1の枢軸15に固定した起倒レバー17の一対の係合ピ
ン17a間に入れる。この状態で単体容器1が図3の右
方に移動することで、左側の係合ピン17aが係止棒1
8aに係合し、枢軸15を中心として各単体容器1が9
0°回動し、図6に示すように切断刃3が下方になって
倒伏した後、単体容器1が停止する。
【0032】各単体容器1が倒伏して停止した時には、
パック供給装置から供給してパック移送コンベア36に
保持させた各パック38が、各単体容器1の前方にそれ
ぞれ対向する位置で、前記コンベア36が停止してお
り、各パック38上には、下降した供給ガイド39がそ
れぞれ位置している。この状態で移動架台30に設けた
昇降枠用エアシリンダ機構33の進出動作によって昇降
枠34を介し各押出板35を下降させ、これらを各単体
容器1の後方にそれぞれ対向させる。
【0033】次に、移動架台30を前進させて各押出板
35を前進させ、これらの押出板35によって、各単体
容器1の容器本体2内に収容した一丁分の豆腐8bを前
方に押し、これらの豆腐8bを容器本体2の前方に押し
出し、供給ガイド39を介して各パック38内に入れ
る。
【0034】その後、ガイド用エアシリンダ機構41を
退入動作させて吊下部材40を介し供給ガイド39を上
昇させ、パック移送用コンベア36を駆動して一丁分の
豆腐8bを入れたパック38を左方に移送し、空のパッ
ク38を押出板35の前方に位置させてパック移送用コ
ンベア36を停止させ、次の一丁分の豆腐8bをパック
38に入れる準備する。また、昇降枠用エアシリンダ機
構33を退入させて押出板35を上昇復帰させる。
【0035】続いて、容器離間機構25の電動機の駆動
によって駆動歯車23を逆回転させ、チェーン22によ
って右端の単体容器1を左方向に引き、各単体容器1を
起立させて左方へ移送し、これらの容器本体2を密接さ
せて、原位置に停止させる。その後、前述した動作を繰
り返すが、型出豆腐8の押し板29による押し出しから
一丁分の豆腐8bをパック38に入れるまでの動作は豆
腐を水槽7内の水中に入れて行う。
【0036】前述したように、角棒状豆腐8aを切断し
た一丁分の豆腐8bは、単体容器1の容器本体2内に収
容した状態で右方向に移送して離間させ、この状態で
出板35によって容器本体2から押し出し、パック38
に入れているので、一丁分の豆腐8bが移送時に容器本
体2によって保護され、欠損や割れなどの損傷が生じに
く、また一丁分の豆腐が干渉することもない
【0037】また、容器本体2を起立状態から90°回
動させて伏状態とし、この状態でパック38に入れて
いるので、左端の容器本体2から押し出した一丁分の豆
腐8b以外は、一丁分の豆腐8bの切断面がパック38
の開放した上面に位置する。このため、豆腐8bの使用
時に、パック38上面を塞いだフィルムまたはシートを
剥がした場合などに体裁がよい。なお、左端の容器本体
2から押し出した一丁分の豆腐8bも、型出豆腐8の表
面状態が比較的良好な側面がパック38の上面に位置す
るので、型出豆腐8の上面,下面がパック38の上面に
位置するのに比べ体裁がよい。
【0038】前記実施例では、角棒状豆腐を一丁分の豆
腐に切断する場合について説明したが、この発明は、角
棒状豆腐を二丁分の豆腐に切断する場合など、切断する
豆腐の大きさ、切断する数を適宜変更でき、切断面をパ
ックの開放した上面に出さない場合などには容器本体を
起倒させる必要がない。
【0039】この発明において、角棒状豆腐を切断移送
容器に押し込む押込板、および前記容器の単体容器から
押し出す押出板を動作させる機構は必ずしも前記実施例
の構成に限られるものではない。
【0040】単体容器は、切断刃を上にして容器本体を
回動させてもよく、切断刃は、先端部を尖らせれば先端
に向って全体的に厚さを減少させてもよく、切断刃の側
面形状も台形、五角形、不等辺三角形など、二等辺三角
形以外の形状にしてもよい。また、切断刃の基端の厚さ
は、容器本体の板厚の2倍より幾分小さくてもよく、こ
の場合には、容器本体の側板内面の後端部を面取りして
切断刃の基端部外面に滑らかに連なるようにすればよ
い。
【0041】そして、前記実施例において、右端の単体
容器をエアシリンダ機構のピストンに連結して移動させ
たり、両端部延長方向にそれぞれ電動機によって駆動さ
れるドラムを設け、これらのドラムにワイヤロープの両
端を固定し、このロープに右端の単体容器を連結して、
単体容器を移送するようにしてもよい。さらに、単体容
器は、切断刃で切断した一丁分の豆腐などを容器本体に
入れ、左,右両方に分けて移送、分離させ、各豆腐の切
断面が上になるように倒し、押出板によって容器本体か
ら押し出すことで、全部の豆腐の切断面を上にしてこれ
らをパックに入れるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による豆
腐の切断移送容器は前,後端面が開口した矩形断面の角
筒状の容器本体と、この容器本体の一側板から後方に突
出させた切断刃とを有し、この切断刃の基端の厚さを前
記一側板の板厚の2倍程度とし、切断刃の厚さ方向中心
線を前記一側板の外側面延長方向に配置し、切断刃の先
端部を、先端側に厚さを減じるように尖らせた単体容器
を備え、数個の前記単体容器を、角棒状豆腐の押込方
向と直交するこの豆腐の長手方向に沿う左右方向に密接
させて、左右方向に離間可能に並設したので、次の効果
が得られる。
【0043】すなわち、この発明による豆腐の切断移送
容器は、この発明による切断移送方法によって、多数個
の単体容器を、これらの容器本体の側板が密接して左右
方向に設置した状態で、請求項2の発明の切断移送方法
により、前記単体容器に向かい角棒状豆腐を押込板の前
進によって容器本体内に押し込むことで、隣接する各単
体容器の一側板に設けた切断刃によって角棒状豆腐を切
断して、各容器本体内に押し込むものであるこの際、
各切断刃は、基端を側板の2倍程度の厚さにしたので、
強度が充分であり、切断刃の先端部を先端側に厚さが減
じるように尖らせてあるので、棒状豆腐の押し込みによ
ってこれに欠損,崩れなどの損傷を生じさせることなく
棒状豆腐を左右に切断し、左右方向に隣接する単体容器
の両側板,内側面と切断刃の両側面とがほぼ平坦になっ
て、棒状豆腐を一丁分などに切断,分割して各単体容器
の容器本体内に押し込むことができ、分割した豆腐の切
断面が平滑できれいである
【0044】次に、請求項2の発明によって、切断した
豆腐が各容器本体に入った状態の各単体容器を押込方向
と直交する左右方向に移送して所定間隔に離間させ、各
単体容器の容器本体内の切断した豆腐をこれらとそれぞ
れ対向する押出板によって後方に押し出し、パックに入
れるこの際、切断した豆腐の離間などの操作時に、切
断した豆腐が容器本体によって全周にわたって保護され
ているので、切断した豆腐が他の器物などに当たって損
傷することがなく、必要に応じ容器本体と共に分割した
豆腐を90°回動させ て倒しても、これらの豆腐を損傷
させることがなく、さらに、各単体容器が左右方向に離
間した状態で、これらの容器本体内から分割した豆腐を
押出板によって1度に前方に押し出しても、10個など
の多数個の分割した豆腐を互いに干渉させずにパックに
入れることが容易にでき、しかも能率がよい
【0045】したがって、この発明の切断移送容器を用
いれば、角棒状豆腐を一丁分の豆腐に切断してパックな
どに入れるまでの切断および移送時に、豆腐を破損させ
にくく、また、この発明の切断移送方法は、比較的簡単
な動作で、角棒状豆腐を一丁分などに切断、移送、分離
させて取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による豆腐の切断移送容器
を示した要部の概略斜視図
【図2】図1の部分拡大平面図
【図3】この発明の一実施例による豆腐の切断移送方法
を説明するための概略平面説明図
【図4】図3の要部を示した拡大部分図
【図5】この発明による豆腐の切断移送容器を用いた豆
腐の切断移送装置の一部断面概略側面図
【図6】図5による豆腐の切断移送装置の一部を示した
拡大正面説明図
【図7】図6の部分拡大斜視図
【符号の説明】
1 単体容器 2 容器本体 3 切断刃 3c 厚さ方向中心線 3d 外側に突出した部 4 容器本体の側板 6 切断移送容器 7 水槽 8 型出豆腐 8a 角棒状豆腐 8b 一丁分の豆腐 9 案内板 10 昇降台 11 案内部材 12 カッタ 14 台車 15 枢軸 17 起倒レバー 17a 係合ピン 18 起倒部材 18a 係止棒 20 連結ロッド 22 チェーン 26 移送機構 27 枠体 29 押し板 30 移動架台 32 押込板 34 昇降枠 35 押出板 36 パック移送コンベア 38 パック 39 供給ガイド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前,後端面が開口した矩形断面の角筒状
    の容器本体と、この容器本体の一側板から後方に突出さ
    せた切断刃とを有し、この切断刃の基端の厚さを前記一
    側板の板厚の2倍程度とし、切断刃の厚さ方向中心線を
    前記一側板の外側面延長方向に配置し、切断刃の先端部
    、先端側に厚さを減じるように尖らせた単体容器を備
    え、数個の前記単体容器を、角棒状豆腐の押込方向と
    直交するこの豆腐の長手方向に沿う左右方向に密接させ
    、左右方向に離間可能に並設したことを特徴とする豆
    腐の切断移送容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した豆腐の切断移送容器
    の密接している各単体容器に向い、押込板によって角棒
    状豆腐を前進させ、各単体容器の切断刃によって角棒状
    豆腐を切断し、切断した豆腐を各単体容器の容器本体内
    に押し込み、次に、各単体容器を豆腐の押込方向と直交
    する左右方向に移送して所定間隔に離間させ、その後、
    離間させた各単体容器の容器本体内の豆腐をこれらの容
    器本体とそれぞれ対向する押出板によって後方に押し出
    すことを特徴とする豆腐の切断移送方法。
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