JP2565999Y2 - 自動車用アームレスト - Google Patents

自動車用アームレスト

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JP2565999Y2
JP2565999Y2 JP1992093926U JP9392692U JP2565999Y2 JP 2565999 Y2 JP2565999 Y2 JP 2565999Y2 JP 1992093926 U JP1992093926 U JP 1992093926U JP 9392692 U JP9392692 U JP 9392692U JP 2565999 Y2 JP2565999 Y2 JP 2565999Y2
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JP
Japan
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armrest
cushion
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tray
auxiliary
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JP1992093926U
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JPH0652608U (ja
Inventor
浩一 岩崎
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カップホルダーを備え
た自動車のアームレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のベンチシートタイプのシートで
は、シートの中央にアームレストを設けたものがある。
このアームレストは、基端側が枢軸を支点として回動可
能に取り付けられていて、使用しないときにはシートバ
ック側に回動させて、このシートバック内に格納してお
き、使用する場合に格納位置からシートクッション上に
転倒させて使用する構造になっている。また、このアー
ムレストには、肘掛けとして使用する他に、缶やビン、
コップ等を置くトレーとして使用できる構造にしたもの
も少なくない。これは、例えば実公昭61−5168号
公報や実公昭62−36459号公報等で見ることがで
きる。
【0003】このうち、実公昭61−5168号公報に
開示されるアームレストは、このアームレストの先端よ
り引出し可能にトレーを設け、使用しないときにはアー
ムレスト内に格納しておき、使用するときに引き出せる
ようになつており、使用しないときにもトレーの引っ掛
け部が常にアームレストの先端に見えている構造になっ
ている。
【0004】一方、実公昭62−36459号公報に開
示されるアームレストは、前後でアームレスト本体と基
部の2つに分けるとともに、アームレスト本体の互いに
180度変位した表裏面にそれぞれ肘掛け部とトレイ部
とを設け、アームレスト本体の全体を180度回転させ
て、肘掛け部とトレイ部とを選択して使用するものであ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実公昭61−5168号公報に開示されるアームレス
トの構造では、使用しないときにもトレーの引っ掛け部
が常にアームレストの先端に見えているので違和感があ
り、見栄えが悪いと言う問題点があった。一方、上述し
た実公昭62−36459号公報に開示されるアームレ
ストの構造では、アームレスト本体の全体を180度回
転させて、肘掛け部とトレイ部とを選択して使用するも
のであるので、比較的大きなアームレスト本体の全体を
回転させる必要があり、切り替えのための作業が大変に
なると言う問題点があった。
【0006】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はトレイ部を使用しないときの外観
を向上させ、かつトレイ部の使用・不使用時の切替操作
を簡単にさせることのできる構造にした自動車のアーム
レストを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、図1〜図4に例示される如くアームレスト本
体4Aがその基端部をシートバック2側に枢軸を支点
として回動可能に取り付けられており前記シートバッ
2の凹部5に格納された位置からシートクッション
上に転倒されて使用位置に配置される自動車用アームレ
ストにおいて、前記アームレスト本体4Aは、基端側
より上下面に渡って切り欠かれた切欠部10が設けら
れ、切欠部10に対しその外周面が切り替えられるよう
回転可能に配置された補助クッション体4Bを備え、
記補助クッション体4Bが、前記切り替え配置される一
方の外周面に設けられてアームレスト本体4Aのアーム
レスト面の一部を構成するクッション部11と、他方の
外周面に設けられて缶やビン等を入れる穴状のカップホ
ルダー15付きのトレイ部12とを一体的に有し、補助
クッション体4Bを回転させて前記外周面を切り替える
と、補助クッション体4Bをクッション部11またはト
レイ部12として使用可能にしたものである。
【0008】
【作用】この構成によれば、アームレスト本体がシート
クッション上に転倒された状態で、補助クッション体を
回転させて、(1)トレイ部が設けられた外周面をアー
ムレスト面に合わせるとトレイ部をカップホルダー等と
して使用することができ、(2)クッション部が設けら
れた外周面をアームレスト面に合わせると、クッション
部がアームレスト面と一致されてアームレスト本体の一
部を構成した状態になり、補助クッション体の存在を目
立たなくすることができる。また、補助クッション体
は、必要とするトレー部の大きさが確保できる大きさで
あれば良く、余り大きなものを必要としないので、回転
させて切り替える作業を簡単にすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1乃至図4は本考案の第1の実施例
を示すもので、自動車におけるベンチシートタイプのセ
ンターアームレストに適用した場合を一例としている。
【0010】このベンチシート1は、シートバック2と
シートクッション3とで成り、シートバック2の中央に
はアームレスト4が設けられている。
【0011】さらに、詳述すると、シートバック2に
は、アームレスト4を格納するための凹部5が設けられ
ており、この凹部5内でアームレスト4の基端側が枢軸
6(図1参照)を介して回動自在に取り付けられてい
る。そして、このアームレスト4は、枢軸6を支点にし
て前後方向に回動させることができ、a)後ろ側に回動
させると、凹部5内に格納されてシートバックのシート
表面の一部を形成した状態になる格納位置に移動させる
ことができ(図2参照)、b)逆に格納位置から前側に
回動させると、シートクッション上に転倒した状態にな
る使用位置(図3,図4参照)に移動させることができ
る構造になっている。
【0012】上記アームレスト4は、アームレスト本体
4Aと補助クッション体4Bとで構成されている。
【0013】このうち、アームレスト本体4Aは、発泡
ウレタン等のクッション材7の外面をシートバック2の
表皮材と同じ材質の表皮材8で覆って、長細い肘掛けと
して形成されている。また、枢軸6が左右に貫通してい
る部分には、軸受用の芯材9が配設され、さらに枢軸6
で回動自在に支持されている基端側には、上下面に渡っ
て基端側より切り欠かれた切欠部10が設けられてお
り、この切欠部10内の略中心を枢軸6が横切って配設
されている。
【0014】一方、補助クッション体4Bは、アームレ
スト本体4Aの切欠部10内を埋める状態にして、切欠
部10のスペースと略同じ大きさのブロック状に形成さ
れてている。そして、この補助クッション体4Bは、ア
ームレスト本体4Aの切欠部10内に配設される。ま
た、この状態で、略中心に左右両側から枢軸6をアーム
レスト本体4Aと共通に貫通させ、この枢軸6でアーム
レスト本体4Aと一体化し、アームレスト本体4Aと共
にシートバック2側に取り付けられているもので、この
枢軸6を支点にしてアームレスト本体4Aに対して回転
可能になっている。
【0015】加えて、補助クッション体4Bは、上面側
にクッション部11を設けるとともに、この上面と18
0度変位した下面側にトレイ部12を設けている。この
うち、クッション部11は、発泡ウレタン等のクッショ
ン材13の外面をアームレスト本体4Aの表皮材8と同
じ表皮材14で覆って形成されている。一方、トレイ部
12は合成樹脂材を射出成形して、この補助クッション
体4Bの4側面と下面とを有したハウジング状に作ら
れ、この成形時に下面となる部分に缶やビン、コップ等
入れて置く凹部ないしは穴状としてのカップホルダー
15が一体に形成されている。なお、このトレイ部12
は、クッション材13を発泡成形するときに表皮材14
と共に成形型内にセットされ、発泡時にクッション材1
3と一体化される。
【0016】そして、この補助クッション体4Bは、ク
ッション部11がアームレスト本体4Aのアームレスト
面4Cと同じ向きに向けられると、クッション部11の
外周面がアームレスト面4Cと一致した状態になって、
表皮材14が同じ表皮材8で形成されているアームレス
ト本体4Aとの見分けがつきにくくなり、逆に枢軸6を
支点にして180度回転させてトレイ部12をアームレ
スト本体4Aのアームレスト面4Cと同じ向きに向ける
と、カップホルダー15が使用できる状態になる。な
お、図示しないが、補助クッション体4Bが回転して切
り替えられる位置には、ディテント手段が設けられてい
て、切り替えた後の位置で補助クッション体4Bが不用
意に回転しない構造にしている。
【0017】次に、このように構成されたアームレスト
4の使用方法を説明する。先ず、アームレスト4を使用
しない場合は、上述したようにしてアームレスト4を格
納位置に格納させておく(図2参照)。また、この場
合、補助クッション体4Bは、トレイ部12がアームレ
スト面4Cと同じ向きに向いた状態にしておく。する
と、この状態では、アームレスト本体4Aと補助クッシ
ョン体4Bとシートバック2との表皮材が互いに一致し
た状態になって見分けがつきにくくなり、一体感が得ら
れる。
【0018】これに対して、アームレスト4を使用する
場合は、格納位置からシートクッション3上に転倒した
使用位置に、上述したようにして切り替える。そして、
この状態では、補助クッション体4Bのトレイ部12が
アームレスト本体4Aのアームレスト面4Cと同じ方向
に向き、カップホルダー15も上側を向く。したがっ
て、アームレスト4上に缶やビン、コップ等を置きたい
場合は、このカップホルダー15を使用することができ
る(図4参照)。
【0019】また、肘掛けとしてだけ使用する場合は、
補助クッション体4Bを枢軸6を支点にして180度回
転させ、クッション部11をアームレスト本体4Aのア
ームレスト面4Cと同じ向きに向ける。すると、クッシ
ョン部11の外周面がアームレスト面4Cと一致し、ア
ームレスト本体4Aとの見分けがつきにくい状態にして
使用することができる。
【0020】さらに、アームレスト4を格納させる場合
は、これと逆の手順で操作すると、格納位置に再び格納
させることができる。
【0021】なお、上記実施例では、クッション部11
及びトレー部12を互いに180度変位させた位置に設
けた構造を開示したが、90度変位した位置等に設けて
も差し支えないものである。
【0022】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る自動
車のアームレストによれば、アームレスト本体がシート
クッション上に転倒された状態で、補助クッション体を
回転させ、(1)トレイ部が設けられた外周面をアーム
レスト面に合わせると、トレイ部をカップホルダー等と
して使用することができ、(2)クッション部が設けら
れた外周面をアームレスト面に合わせると、クッション
部がアームレスト面と一致されてアームレスト本体の一
部を構成した状態になり、補助クッション体の存在を目
立たなくして、見栄えを向上させることができる。ま
た、補助クッション体は、必要とするトレー部の大きさ
が確保できる大きさであれば良く、余り大きなものを必
要としないので、回転させて切り替える作業も簡単にな
り、作業性が向上する等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線に沿う拡大概略断面図である。
【図2】本考案の実施例に係るアームレストを適用した
自動車用シートの斜視図である。
【図3】上記実施例に係るアームレストの使用状態を示
す斜視図である。
【図4】上記実施例に係るアームレストの別の使用状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 シートバック 3 シートクッション 4 アームレスト 4A アームレスト本体 4B 補助クッション体 5 凹部 6 枢軸 11 クッション部 12 トレー部 15 カップホルダー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームレスト本体がその基端部をシート
    バック側に枢軸を支点として回動可能に取り付けられ
    おり前記シートバックの凹部に格納された位置からシ
    ートクッション上に転倒されて使用位置に配置される
    動車用アームレストにおいて、前記アームレスト本体は、基端側より上下面に渡って切
    り欠かれた切欠部が設けられ、前記切欠部に対しその外
    周面が切り替えられるよう回転可能に配置された 補助ク
    ッション体を備え、前記補助クッション体が、 前記切り替え配置される一方
    の外周面に設けられて前記アームレスト本体のアームレ
    スト面の一部を構成するクッション部と、他方の外周面
    設けられて缶やビン等を入れる穴状のカップホルダー
    付きのトレイ部とを一体的に有し、前記補助クッション
    体を回転させて前記外周面を切り替えると、前記補助ク
    ッション体をクッション部またはトレイ部として使用
    能になっていることを特徴とする自動車用アームレス
    ト。
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JPH0652608U JPH0652608U (ja) 1994-07-19
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JPS563214Y2 (ja) * 1978-05-15 1981-01-24
JPS6210152U (ja) * 1985-07-04 1987-01-22

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