JP2551505Y2 - 自動車用アームレスト - Google Patents

自動車用アームレスト

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JP2551505Y2
JP2551505Y2 JP1993012062U JP1206293U JP2551505Y2 JP 2551505 Y2 JP2551505 Y2 JP 2551505Y2 JP 1993012062 U JP1993012062 U JP 1993012062U JP 1206293 U JP1206293 U JP 1206293U JP 2551505 Y2 JP2551505 Y2 JP 2551505Y2
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JP
Japan
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armrest
main body
cushion
tray
seat
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JP1993012062U
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JPH0665077U (ja
Inventor
浩一 岩崎
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カップホルダーを備え
た自動車のアームレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のベンチシートタイプのシートで
は、シートの中央にアームレストを設けたものがある。
このアームレストには、肘掛けとして使用する他に、一
部を缶やビン、コップ等を置くトレーとして使用できる
構造にしたものも少なくない。
【0003】図5は、缶やビン、コップ等を置くための
トレー部を有する従来のアームレストを備えた自動車用
シートの一例を示すものである。図5において、このシ
ート101はベンチシートタイプのもので、大きくはシ
ートバック102とシートクッション103とで成り、
シートバック102の中央にはアームレスト104を設
けた構成になっている。
【0004】さらに、詳述すると、シートバック102
には、アームレスト104を格納するための凹部105
が設けられており、この凹部105内でアームレスト1
04の基端側が図示せぬ枢軸を介して回動自在に保持さ
れている。
【0005】そして、このアームレスト104は、枢軸
を支点にして前後方向に回動させることができ、a)後
ろ側に回動させると、凹部105内に格納されてシート
バック102のシート表面の一部を形成した状態になる
格納位置に移動させることができ、b)逆に格納位置か
ら前側に回動させると、シートクッション103上に転
倒した状態になる使用位置に移動させることができる構
造になっている。なお、図5は、この使用位置に移動さ
せた状態で示している。
【0006】また、アームレスト104には、乗員が肘
を乗せることが出来るアームレスト面側で、この先端部
分に、2つのカップホルダー106を有してなるトレー
部107が形成されている。このトレー部107は、ア
ームレスト104が格納位置に移動されているときには
凹部105内に隠されていて外部からは見えない状態に
あり、アームレスト104を使用位置に移動させるとト
レー部107も露出されて上向きになり、カップホルダ
ー106を使用することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造のアームレストでは、トレー部107を使用
する場合、アームレスト104の全体をシートクッショ
ン103上に倒してトレー部107を露出させた状態に
しなければならないので、トレー部107だけを簡単に
使用することができないと言う問題点があった。
【0008】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はトレー部を使用しないときの外観
を向上させ、かつトレー部の使用・不使用時の切替操作
を簡単にさせることのできる構造にした自動車のアーム
レストを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、基端側が枢軸を支点として回動可能に取り付
けられ、シートバック内に格納された位置からシートク
ッション上に転倒させて使用するアームレスト本体を備
えた自動車用アームレストにおいて、前記アームレスト
本体の基端側に上下に貫通して設けた切欠部と、前記枢
軸を支点として上下方向に回転切り替え可能にして、前
記切欠部内にアームレスト本体の外面と面一状に埋設さ
れた補助クッション体とを備えるとともに、前記回転で
切り替えられる前記補助クッション体の一方の外周面に
前記アームレスト本体と共に前記アームレスト本体の一
部を構成するクッション部を、他方の外周面にカップホ
ルダーを有したトレー部をそれぞれ設けてなる構成とし
たものである。
【0010】
【作用】この構成によれば、アームレスト本体がシート
バック内に格納されている状態、またはアームレスト本
体がシートクッション上に転倒された状態、の何れの状
態にあっても、アームレスト本体の基端側に配設した補
助クッション体を回転させると、その回転位置によって
トレー部をカップホルダー等として使用したり、クッシ
ョン部をアームレスト本体の一部を構成する部分として
使用したりすることができる。また、アームレスト本体
の基端側に設けられる補助クッション体は、トレー部が
確保できる大きさであれば余り大きなものを必要としな
いので小さなもので済み、トレー部を使用しながらアー
ムレストとして使用することが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1乃至図4は本考案を自動車におけ
るベンチシートタイプのセンターアームレストに適用し
た場合の一実施例について示すもので、図1は図2のA
−A線に沿う概略断面図、図2は自動車用シートの外観
斜視図、図3及び図4は使用状態図である。
【0012】図1乃至図4において、このベンチシート
1は、大きくはシートバック2とシートクッション3と
で成り、シートバック2の中央にはアームレスト4が設
けられている。
【0013】さらに、詳述すると、シートバック2に
は、アームレスト4を格納するための凹部5が設けられ
ており、この凹部5内でアームレスト4の基端側が枢軸
6(図1参照)を介して回動自在に取り付けられてい
る。そして、このアームレスト4は、枢軸6を支点にし
て前後方向に回動させることができ、a)後ろ側に回動
させると、凹部5内に格納されてシートバック2のシー
ト表面の一部を形成した状態になる「格納位置」に移動
させることができ(図2及び図3参照)、b)逆に格納
位置から前側に回動させると、シートクッション3上に
転倒した状態になる「使用位置」(図4参照)に移動さ
せることができる構造になっている。
【0014】上記アームレスト4は、アームレスト本体
4Aと補助クッション体4Bとで構成されている。
【0015】このうち、アームレスト本体4Aは、発泡
ウレタン等のクッション材7の外面をシートバック2の
表皮材と同じ材質の表皮材8で覆って、長細い肘掛けと
して形成されている。また、枢軸6が左右に貫通してい
る部分には、軸受用の芯材9が配設され、さらに枢軸6
で回動自在に支持されている基端側には、上下面に渡っ
て四角く基端側より切り欠かれてなる切欠部10が設け
られ、この切欠部10内の略中心を枢軸6が横切って配
設されている。
【0016】一方、補助クッション体4Bは、アームレ
スト本体4Aの切欠部10内を埋める状態にして、切欠
部10のスペースと略同じ大きさのブロック状に形成さ
れてている。そして、この補助クッション体4Bは、ア
ームレスト本体4Aの切欠部10内に配設される。ま
た、この状態で、略中心に左右両側から枢軸6をアーム
レスト本体4Aと共通に貫通させ、この枢軸6でアーム
レスト本体4Aと一体化し、アームレスト本体4Aと共
にシートバック2側に取り付けられているもので、この
枢軸6を支点にしてアームレスト本体4Aに対して上下
方向回転切り替え可能になっている。
【0017】加えて、補助クッション体4Bは、上面側
にクッション部11を設けるとともに、この上面と18
0度変位した下面側にトレー部12を設けている。この
うち、クッション部11は、発泡ウレタン等のクッショ
ン材13の外面をアームレスト本体4Aの表皮材8と同
じ表皮材14で覆って形成されている。一方、トレー部
12は合成樹脂材を射出成形して、この補助クッション
体4Bの4側面と下面とを有したハウジング状に作ら
れ、この成形時に下面となる部分に缶やビン、コップ等
を置くための凹部としてのカップホルダー15が一体に
形成されている。なお、このトレー部12は、クッショ
ン材13を発泡成形するときに表皮材14と共に成形型
内にセットされ、発泡時にクッション材13と一体化さ
れる。
【0018】そして、この補助クッション体4Bは、通
常はトレー部12がアームレスト本体4Aのアームレス
ト面4Cと同じ向きに向けられ、クッション部11の外
周面がアームレスト面4Cと反対側の面4Dと面一の状
態になっている。したがって、アームレスト本体4Aが
格納位置に配置されている状態では、表皮材14が同じ
表皮材8で形成されているアームレスト本体4Aと補助
クッション体4Bとの見分けがつきにくくなっている。
また、この状態で枢軸6を支点にして前側に90度回転
させると、トレー部12が上方を向いた状態に倒れ、ア
ームレスト本体4Aを格納位置に配置させたままの状態
でカップホルダー15が使用できる。なお、図示しない
が、補助クッション体4Bが回転して切り替えられる位
置には、ディテント手段が設けられていて、切り替えた
後の位置で補助クッション体4Bが不用意に回転しない
構造にしている。
【0019】次に、このように構成されたアームレスト
4の使用方法を説明する。先ず、アームレスト4を使用
しない場合は、上述したようにしてアームレスト4を格
納位置に格納させておく(図2参照)。また、この場
合、補助クッション体4Bは、トレー部12がアームレ
スト面4Cと同じ向きに向いた状態にしておく。する
と、この状態では、アームレスト本体4Aと補助クッシ
ョン体4Bとシートバック2との表皮材14,8が互い
に一致した状態になって見分けがつきにくくなり、一体
感が得られる。
【0020】また、このアームレスト4が格納されてい
る状態でカップホルダー15を使用したい場合は、補助
クッション体4Bを前側に引いて90度回転させると、
トレー部12が上方を向いて露出された状態になる(図
3参照)。これにより、アームレスト本体4Aを格納位
置に配置させたままの状態でカップホルダー15の使用
ができる。使用後は、反対方向に90度回転させて戻す
と、元の状態に戻すことができる。
【0021】これに対して、アームレスト4を使用する
場合は、アームレスト4の全体を格納位置からシートク
ッション3上に倒す。すると、補助クッション体4Bの
トレー部12がアームレスト本体4Aのアームレスト面
4Cと同じ方向に向いた状態でアームレスト4が使用位
置に配置される。したがって、アームレスト4上に缶や
ビン、コップ等を置きたい場合は、このカップホルダー
15を使用することがで、また肘掛けとして使用した場
合はトレー部12の前側で肘をアームレスト本体4A上
に乗せることができる(図4参照)。また、アームレス
ト4を格納させる場合は、これと逆の手順で操作する
と、格納位置に再び格納させることができる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る自動
車のアームレストによれば、アームレスト本体がシート
バック内に格納されている状態、またはアームレスト本
体がシートクッション上に転倒された状態、の何れの状
態にあっても、アームレスト本体の基端側に配設した補
助クッション体を回転させると、その回転位置によって
トレー部をカップホルダー等として使用したり、クッシ
ョン部をアームレスト本体の一部を構成する部分として
使用したりすることができる。また、アームレスト本体
の基端側に設けられる補助クッション体は、トレー部が
確保できる大きさであれば余り大きなものを必要としな
いので小さなもので済み、トレー部を使用しながらアー
ムレストとして使用することも可能になる。これによ
り、実用性が向上する等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線に沿う拡大概略断面図である。
【図2】本考案の一実施例としてのアームレストを適用
した自動車用シートの斜視図である。
【図3】同上アームレストの使用状態を示す斜視図であ
る。
【図4】同上アームレストの別の使用状態を示す斜視図
である。
【図5】従来のアームレストの一例として示す自動車用
シートの要部斜視図である。
【符号の説明】
2 シートバック 3 シートクッション 4 アームレスト 4A アームレスト本体 4B 補助クッション体 6 枢軸 11 クッション部 12 トレー部 15 カップホルダー 22 切欠部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側が枢軸を支点として回動可能に取
    り付けられ、シートバック内に格納された位置からシー
    トクッション上に転倒させて使用するアームレスト本体
    を備えた自動車用アームレストにおいて、 前記アームレスト本体の基端側に上下に貫通して設けた
    切欠部と、 前記枢軸を支点として上下方向に回転切り替え可能にし
    て、前記切欠部内にアームレスト本体の外面と面一状に
    埋設された補助クッション体とを備えるとともに、 前記回転で切り替えられる前記補助クッション体の一方
    の外周面に前記アームレスト本体と共に前記アームレス
    ト本体の一部を構成するクッション部を、他方の外周面
    にカップホルダーを有したトレー部をそれぞれ設けてな
    ることを特徴とする自動車用アームレスト。
JP1993012062U 1993-02-24 1993-02-24 自動車用アームレスト Expired - Lifetime JP2551505Y2 (ja)

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JP1993012062U JP2551505Y2 (ja) 1993-02-24 1993-02-24 自動車用アームレスト

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JP1993012062U JP2551505Y2 (ja) 1993-02-24 1993-02-24 自動車用アームレスト

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Publication Number Publication Date
JPH0665077U JPH0665077U (ja) 1994-09-13
JP2551505Y2 true JP2551505Y2 (ja) 1997-10-22

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ID=11795119

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DE102022128321A1 (de) 2022-10-26 2024-05-02 Grammer Aktiengesellschaft Tischeinrichtung

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JPH0665077U (ja) 1994-09-13

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