JP2565754B2 - 微細レジストパターンの形成方法 - Google Patents

微細レジストパターンの形成方法

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JP2565754B2 JP63242004A JP24200488A JP2565754B2 JP 2565754 B2 JP2565754 B2 JP 2565754B2 JP 63242004 A JP63242004 A JP 63242004A JP 24200488 A JP24200488 A JP 24200488A JP 2565754 B2 JP2565754 B2 JP 2565754B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は微細レジストパターンの形成方法に関する
ものであり、特に、LSIの製造プロセスにおけるリソグ
ラフィによる微細パターンの形成方法に関するものであ
る。
[従来の技術] リゾグラフィとは、集積回路の非常に微細な回路パタ
ーンを半導体基板上に塗布された感光性材料であるレジ
スト膜上に転写する技術であり、紫外光線を使ったフォ
トリソグラフィを初め、電子ビームリソグラフィ、X線
リソグラフィ、イオンビームリソグラフィなどがある。
第6A図、第6B図および第6C図は、光リソグラフィによ
って微細レジストパターンを形成する、従来の工程を断
面図で示したものである。
第6A図を参照して、半導体基板1の上にレジスト2
(たとえば、ノボラック樹脂溶液に感光剤を混合したポ
ジ型レジスト)を一様に塗布し、乾燥する。次いで、第
6B図を参照して、フォトマスク3をレジスト膜2上に接
近させて、紫外線5を照射し、露光する。次いで、第6C
図を参照して、フォトマスク3のパターンによる露光部
分のアルカリ溶液等で現像して溶解すると、微細レジス
トパターン4が半導体基板1上に形成される。その後、
この微細レジストパターン4をマスクにエッチングなど
を行なって、集積回路を制作してゆく。最近のLSIの進
歩は、この微細加工技術に負うところが大きい。
[発明が解決しようとする課題] 従来のリソグラフィ工程は以上のように構成されてい
る。しかしながら、半導体基板1の反り、半導体基板1
の段差および露光機(図示せず)のレンズフォーカスの
ばらつきによる焦点ずれ等を考慮し、第6B図に示す露光
時において、露光を多少過剰に行ない、安定した幅寸法
を有する微細レジストパターン4を形成するのが通常で
ある。
ところが、露光を過剰に行なうと、光の回り込みを生
じ、第7図(第7図は、半導体基板1上に形成された現
像後の微細レジストパターンとフォトマスクのパターン
との関係を示したものである。)を参照して、フォトマ
スク3のパターン3aの幅寸法(LM)よりも小さい幅寸法
(LR)の微細レジストパターン4が得られる。微細レジ
ストパターンの幅寸法LRとフォトマスク3のパターン3a
の幅寸法LMの差(LR−LM)はCDロス(Critical dimens
ion loss)と呼ばれ、通常は負の値を示す。
このように、従来のリソグラフィ工程では、フォトマ
スク3のパターン3aの寸法通りのレジストパターン4が
得られず、解像力が悪いという結論につながっていた。
このことは、LSI回路の設計を行なう時点で、大きな問
題となっていた。
この発明は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、フォトマスクのパターンの寸法通りの(CD
ロスが0)、または、それより少し太い(CDロスが正)
微細レジストパターンが得られる、微細レジストパター
ンの形成方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかる微細レジストパターンの形成方法
は、基板上にリソグラフィにより微細レジストパターン
を形成する工程と、前記基板上に形成された上記微細レ
ジストパターンの側壁に単分子された上記微細レジスト
パターンの側壁に単分子膜を形成し、それによって前記
微細レジストパターンの幅方向の寸法を大きくする工程
と、を含む。
[作用] この発明によれば、基板上に形成された微細レジスト
パターンの側壁に単分子膜を形成し、これによって上記
微細レジストパターンの幅方向の寸法を大きくするの
で、CDロスが0または正の微細レジストパターンが得ら
れ、解像力が実質的に向上する。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1A図〜第1C図は、この発明の一実施例の原理を断面
図で示したものである。
第1A図を参照して、半導体基板1の上にリソグラフィ
法により微細レジストパターン4が形成されている。図
中、LMはフォトマスクのパターンの幅寸法であり、LR
微細レジストパターンの幅寸法である。ここに、微細レ
ジストパターン幅寸法(LR)は、フォトマスクのパター
ンの幅寸法(LM)よりも小さくなっている。
第1B図を参照して、微細レジストパターン4を含む半
導体基板1上に、ラングミュア・ブロジェット法によ
り、均一に、単分子膜であるLB膜6を形成する。
ラングミュア・ブロジェット法によるLB膜とは、水面
上の単分子膜を基板上に累積した超薄膜をいい、I.Long
muirとK.Blodgettにより開発された方法なのでこの呼名
がある。LB膜の特徴は、他の超薄膜作製法と異なり、常
温常圧の温和な条件の下での膜作製という点にある。し
たがって、成膜段階における分子の分解などが生じな
い。水面上の単分子膜は、半導体等の清浄で平滑な基板
表面に、1層ずつ移し取り、累積することができる。ま
た、基板表面に多少の凹凸があっても、難なく薄膜を基
板上に形成できる。その方法は垂直浸漬法と水平付着法
に分けられるが、本発明ではいずれの方法であってもよ
い。垂直浸漬法では固定状態にある単分子膜を過って基
板を垂直に上下する。一方、水平付着法は水面に対して
基板を水平に保持し、そのまま単分子膜に接触させて基
板上に移し取る。
代表的成膜分子には、直鎖飽和脂肪酸(ステアリン
酸、アラキン酸、ベヘン酸等)、またはベンゼン環を含
むフェノール樹脂等の高分子がある。LB膜の評価には、
X線解析、電子線解析、表面粗さ測定、赤外吸収スペク
トル、ラマンスペクトル等、まれまで一般に用いられて
いる測定法が好ましく採用される。
LB膜を何層にも積重ねて形成し、約0.1〜0.2μmの厚
みのものを得る。次に、第1C図を参照して、O2ガスを用
いる反応成イオンエッチング7を行なって、半導体基板
1の表面に付着したLB膜6を除去する。このとき、微細
レジストパターン4の頂上に形成れているLB膜も除去さ
れるが、微細レジストパターン4の側壁に形成されたLB
膜は残されるために、もとの微細レジストパターンの幅
寸法(LR)よりも太い幅寸法(LR′)を有する微細レジ
ストパターンが得られる。
第2A図〜第2C図は、ハーフミクロン以下の幅寸法を有
する微細レジストパターンに上記実施例を適用した場合
の工程図である。
第2A図を参照して、半導体基板1上に、0.175μmの
幅寸法を有する微細レジストパターン4が0.225μmの
間隔をおいて形成されている。
第2B図を参照して、微細レジストパターン4を含む半
導体基板1上に、ラングミュア・ブロジェット法によ
り、均一にLB膜6を形成する。LB膜の材料としては、上
述のとおり、ステアリン酸等の有機物またはベンゼン環
を含むフェノール樹脂等の高分子が適切である。LB膜を
何層にも積重ねて形成し、0.025μmの厚みのものを得
る。
次に、第2C図を参照して、O2ガスを用いる反応性イオ
ンエッチングにより、半導体基板1の表面に付着したLB
膜を除去する。このとき、微細レジストパターン4の頂
上に形成されているLB膜も除去されるが、微細レジスト
パターン4の側壁に形成されたLB膜は残される。こうし
て、半導体基板1上に、0.2μmの幅寸法を有する微細
レジストパターン4が、0.2μmの間隔をおいて、形成
される。この微細レジストパターン4はフォトマスクの
パターンの幅寸法に近づいており、結局、解像力が実質
的に向上したことを意味する。
第3A図および第3B図は、上記実施例の方法が解像力の
向上につながることを説明するための図である。第3A図
を参照して、リソグラフィ法により、半導体基板1上に
微細レジストパターン4が、0.5μmの間隔をおいて形
成されている。第3B図は、上記微細レジストパターン4
の側壁に0.1〜0.15μmのLB膜を形成したものの断面図
である。第3A図と第3B図を参照して、LB膜6が微細レジ
ストパターン4の側壁に形成されることによって、微細
レジストパターン4の間隔が0.5μmから0.2〜0.3μm
に縮まっていることがわかる。このことは、微細レジス
トパターン4の間隔が、フォトマスクのパターンの間隔
に近づいていることを意味し、解像力が実質的に向上し
たことを示す。
第4A図および第4B図は、この発明の他の実施例を断面
図で示したものである。
第4A図を参照して、半導体基板1上に、リソグラフィ
法により微細レジストパターン4を形成し、微細レジス
トパターン4の側壁にLB膜6を形成する。次いで、第4B
図を参照して、遠紫外キュア8とポストベーク9(150
〜200℃)を施し、もとの微細レジストパターン4とLB
膜6との架橋を行なう。このような架橋処理を行なうこ
とにより、LB膜の耐ドライエッチング性が向上する。
第5A図〜第5C図は、この発明のさらに他の実施例にか
かる工程を断面図で表わしたものである。
第5A図を参照して、半導体基板1上にリソグラフィ法
により微細レジストパターン4を形成する。微細レジス
トパターン4が形成された後、表面にO2ガスを用いるプ
ラズマ処理またはオゾン処理を施し、微細レジストパタ
ーン4の表面にCO2H等の極性基10を形成する。このと
き、半導体基板1の表面には極性基10は形成されない。
次に、第5B図を参照して、ラングミュア・ブロジェッ
ト法によりLB膜6を形成する。このとき、LB膜6は極性
基10に対応するように配向するが、半導体基板1の表面
には極性基が存在しないため、そこにはLB膜は形成され
ない。第5C図は、このようにして形成された微細レジス
トパターンを模式的に表わしたものである。この微細レ
ジストパターンはフォトマスクのパターンの幅寸法に近
づいており、結局、解像力が実質的に向上したことを意
味する。第1A図〜第1C図にかかる実施例では、LB膜形成
後に、O2ガスを用いる反応性イオンエッチングにより半
導体基板表面に存するLB膜を除去したが、本実施例で
は、このような工程は不要となる。
なお、上記実施例においては、半導体基板の表面に接
触してレジストパターンを形成したものについて説明し
たが、半導体基板の表面上に形成された絶縁膜上あるい
は金属層上にレジストパターンを形成したものであって
も適用できる。
また、上記実施例では単分子膜としてLB膜を例示した
が、この発明はこれに限られるものでなく、他の方法で
作った薄膜であっても、実施例と同様の効果を実現す
る。
[発明の効果] この発明によれば、基板上に形成された微細レジスト
パターンの側壁に単分子膜を形成し、これによって上記
微細レジストパターンの幅方向の寸法を大きくするの
で、CDロスが0または正の微細レジストパターンが得ら
れ、解像力が実質的に向上する。そのため、現在の集積
度より一段と高い集積度を有するDRAM等の半導体装置の
開発を促進することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図および第1C図は本発明の一実施例である
微細レジストパターン形成方法の原理を断面図で示した
ものである。 第2A図、第2B図および第2C図は、本発明の一実施例をハ
ーフミクロン以下の微細レジストパターンに応用したと
きの工程を断面図で示したものである。 第3A図および第3B図は、上記実施例の方法が解像力の向
上につながることを説明するための図である。 第4A図および第4B図は、この発明の他の実施例を断面図
で示したものである。 第5A図、第5B図および第5C図は、この発明のさらに他の
実施例に係る工程を断面図で示したものである。 第6A図、第6B図および第6C図は、従来の微細レジストパ
ターン形成方法の工程を断面図で示したものである。 第7図は、従来の微細パターン形成工程において生じる
問題点を説明するための断面図である。 図において、1は半導体基板、2はレジスト、3はフォ
トマスク、4は微細レジストパターン、5は紫外線、6
はLB膜である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にリソグラフィにより微細レジスト
    パターンを形成する工程と、 前記基板上に形成された前記微細レジストパターンの側
    壁に単分子膜を形成し、それによって前記微細レジスト
    パターンの幅方向の寸法を大きくする工程と、を含む微
    細レジストパターンの形成方法。
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