JP2565562Y2 - バーの取付構造 - Google Patents

バーの取付構造

Info

Publication number
JP2565562Y2
JP2565562Y2 JP272693U JP272693U JP2565562Y2 JP 2565562 Y2 JP2565562 Y2 JP 2565562Y2 JP 272693 U JP272693 U JP 272693U JP 272693 U JP272693 U JP 272693U JP 2565562 Y2 JP2565562 Y2 JP 2565562Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
pin
mounting bracket
tip
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP272693U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0661194U (ja
Inventor
憲族 川口
兼太郎 増岡
秀治 本林
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP272693U priority Critical patent/JP2565562Y2/ja
Publication of JPH0661194U publication Critical patent/JPH0661194U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565562Y2 publication Critical patent/JP2565562Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は浴室やトイレルーム等の
握りバー、あるいはタオル掛け用バーなどのバーを壁面
に固定取付するための構造に関する。詳しくは、該バー
に著しく大きな外力が加えられても取付金具からのバー
の離脱を防止できるバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバーの取付構造として、特開昭
63−168141号公報記載のものがある。同号公報
の構成について第7〜10図を参照して説明する。
【0003】壁面10に中心孔12b付きの円形盤状の
取付金具12がボルト14及びナット16により固定さ
れている。10aは壁面10に貫設されたボルト孔であ
る。バー18は中空管状であり、その先端の直径方向に
対峙する2カ所に開口18a、18bが設けられてい
る。該開口18a、18bにボルト20、22がナット
24、26により取り付けられている。取付金具12の
外周面に形成された雄螺子12aに螺合する雌螺子28
aを有した袋ナット28が該バー18に外嵌している。
袋ナット28の内部に設けられたストッパリング30が
ボルト20、22に係合させるようにして袋ナット28
を取付金具12に螺じ込むことによりバー18が取付金
具12に連結され、これによってバー18が壁面10に
取り付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のバーの取付
構造においては、バー18に対し大きな抜け方向の力が
加えられると、例えば第11、12図に示す如く、バー
18の先端が内側に縮径するように変形し、バー18が
ストッパリング30の内側を通って抜け出してしまう。
【0005】このようなバー18の変形は、バー18に
対し第7図の矢印A方向の単純な引き抜き方向の力が加
わった場合に生じるだけでなく、第7図の矢印Bの如き
曲げモーメントが加えられた場合に一層生じ易い。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のバーの取付構
造は、略円盤形状であって、外周面に雄螺子を有し、一
方の盤面を壁面に対面させて該壁面に固着された取付金
具と、中空管状であって、先端面を該取付金具の他方の
盤面に対峙させたバーと、該バーの該先端の外周面から
突出する凸部と、該バーの該先端に外嵌しており、該凸
部に係合すると共に、前記取付金具の雄螺子に螺嵌した
雌螺子を有する袋ナットと、を有するバーの取付構造に
おいて、前記バーの先端に、直径方向に対峙する1対の
開口を設け、これらの開口にピンを挿通し、該ピンの両
端を該バーの外周面から突出させ、該ピンの両端を前記
凸部としたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2のバーの取付構造は、請求項1に
おいて、前記ピンの両端は、前記袋ナットの内面に当接
又は近接していることを特徴とするものである。
【0008】請求項3のバーの取付構造は、請求項1又
は2において、前記取付金具の他方の盤面に該取付金具
と同心状の円形の段部が突設されており、該段部が前記
バーの先端に内嵌していることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1のバーの取付構造においては、凸部が
ピンにて構成されており、このピンはバー先端の開口に
対し単に挿通されているだけとなっている。従って、バ
ーに離脱方向の外力が加えられても、ピンはバーに対し
縮径方向の力を殆ど与えない。このため、バーの縮径変
形が防止され、バーの離脱も防止される。
【0010】請求項2においては、ピンは袋ナットによ
ってその長手方向への移動が阻止される。従って、ピン
に対しバーの半径方向への力が加えられても、ピンは不
動であり、バーに対し縮径方向の力は全く加えられな
い。
【0011】請求項3のバーの取付構造においては、取
付金具に設けられた凸部がバーの先端に内嵌しているた
め、バー先端が縮径方向に変形することが一層確実に防
止される。この結果、バーの取付金具からの離脱がきわ
めて確実に防止される。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本考案の実施例に係るバーの取付構造に用
いられるバーの先端部分の斜視図、第2図は第1図のII
−II線に沿う断面図、第3図は実施例構造を示す縦断面
図、第4図は取付金具の斜視図である。
【0013】本実施例で用いられているバー18にあっ
ても、その先端部分に直径方向に対峙するように1対の
開口18aが設けられている。本実施例では、この開口
にピン40が挿通されている。このピン40の両端がバ
ー18の外周面から突出しており、このピン40の両先
端によって前記ストッパリング30の係止用の凸部が形
成されている。
【0014】本実施例で用いられている取付金具42
は、円形盤状の本体部44と、該本体部44の外周面に
刻設された雄螺子46と、該本体部44から同心状に突
設された円形の段部48と、該段部48の板央部に設け
られた非円形の凹部50と、該凹部50の底面部分から
本体部44を貫通するように設けられたボルト挿通孔5
2とを備えて構成されている。
【0015】この取付金具42は、第3図に示すよう
に、ボルト挿通孔52にボルト54を挿通し、このボル
ト54を壁面10のボルト孔10aに挿通し、ナット5
6を締め込むことにより該壁面10に固定される。
【0016】この取付金具42の凸部48にバー18の
先端を外嵌させる。そして、袋ナット58を取付金具4
2の雄螺子46に締め込み、ストッパリング60をピン
40に係合させる。なお、袋ナット58の内周面はピン
40と当接するか、又はピン40の先端との間にきわめ
て小さな間隙があくように構成されている。
【0017】このように構成されたバーの取付構造にお
いては、バー18に対し第3図の矢印Aのような真っ直
ぐな引き抜き方向の外力が加えられたり、あるいは矢印
Bの如き曲げモーメントが加えられた場合、ストッパリ
ング60がピン40に当接することによりバー18の抜
けが阻止される。本実施例にあっては、ピン40に対し
バー18の半径方向の力が加えられても、ピン40はバ
ー18に対しこの半径方向の力を伝達しない構成となっ
ており、バー18の縮径方向の変形がない。
【0018】特に、本実施例においては、ピン40の両
端が袋ナット58の内面に当接するか、又はそれにきわ
めて近接している。従って、ピン40の直径方向の動き
が全く又は殆ど発生せず、従ってバー18に対し縮径方
向の外力が全く又は殆ど加えられない。
【0019】更に、本実施例にあっては、取付金具42
に設けられた段部48がバー18に内嵌しているため、
バー18の先端の縮径方向の変形が全く発生しない。
【0020】このようなことから、本実施例構造にあっ
ては、相当に大きな引き抜き方向の力や曲げモーメント
がバー18に加えられても、バー18が袋ナット58か
ら抜け出すことがなく、きわめて堅固なバー取付構造と
することができる。
【0021】なお、本実施例においては、ボルト挿通孔
52が非円形の孔となっており、ボルト54の頭部54
aがこの凹部50に嵌合すると、該頭部54aはこの凹
部50内で回転できない構成となっている。従って、袋
ナット58を取付金具42にねじ込むに際し、ボルト5
4が回らないように押えておくと、取付金具42も回転
不能な状態となる。従って、袋ナット58を締め込む場
合の取付金具42の共回りを防止することができ、袋ナ
ット58をきわめてしっかりと取付金具42にねじ込む
ことができる。
【0022】また、本実施例では、このボルト54の頭
部54aが凹部50から突出している(第3図参照)。
従って、この凹部50から突出したボルト頭部54aに
スパナ等の工具を掛けてボルト54を回すことができ
る。
【0023】本考案においては、第5図及び第6図(第
5図のVI−VI線に沿う断面図)に示す如く、ピン40の
長手方向の途中部分に凸部40aをカシメなどにより設
けておくことにより、バー18の開口18aからピン4
0が抜け出ることが防止される。従って、バー18を取
付金具42に組み付ける場合の作業効率が向上される。
【0024】
【考案の効果】以上の通り、本考案のバーの取付構造に
よると、バーに大きな外力が加えられても、バーの取付
金具からの離脱が確実に防止される。また、部品点数が
少なく、組付けも容易に行なえる。
【0025】請求項2によると、このバーの離脱がきわ
めて確実に防止される。
【0026】請求項3によると、このバーの離脱がより
一層確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に用いられるバーの先端部分の斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】実施例構造を示す縦断面図である。
【図4】実施例に用いられる取付金具の斜視図である。
【図5】別の実施例に用いられるピンの斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】従来例を説明する分解斜視図である。
【図9】従来例を説明する分解断面図である。
【図10】従来例に用いられるバーの先端部の斜視図で
ある。
【図11】従来例におけるバーの離脱を説明する断面図
である。
【図12】従来例におけるバーの変形を説明する斜視図
である。
【符号の説明】
10 壁面 12 取付金具 18 バー 20,22 ボルト 24,26 ナット 30 ストッパリング 40 ピン 42 取付金具 48 段部 50 凹部 58 袋ナット 60 ストッパリング

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円盤形状であって、外周面に雄螺子を
    有し、一方の盤面を壁面に対面させて該壁面に固着され
    た取付金具と、 中空管状であって、先端面を該取付金具の他方の盤面に
    対峙させたバーと、 該バーの該先端の外周面から突出する凸部と、 該バーの該先端に外嵌しており、該凸部に係合すると共
    に、前記取付金具の雄螺子に螺嵌した雌螺子を有する袋
    ナットと、 を有するバーの取付構造において、 前記バーの先端に、直径方向に対峙する1対の開口を設
    け、これらの開口にピンを挿通し、該ピンの両端を該バ
    ーの外周面から突出させ、該ピンの両端を前記凸部とし
    たことを特徴とするバーの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ピンの両端は、
    前記袋ナットの内面に当接又は近接していることを特徴
    とするバーの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記取付金具
    の他方の盤面に該取付金具と同心状の円形の段部が突設
    されており、該段部が前記バーの先端に内嵌しているこ
    とを特徴とするバーの取付構造。
JP272693U 1993-02-04 1993-02-04 バーの取付構造 Expired - Lifetime JP2565562Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP272693U JP2565562Y2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 バーの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP272693U JP2565562Y2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 バーの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0661194U JPH0661194U (ja) 1994-08-30
JP2565562Y2 true JP2565562Y2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=11537322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP272693U Expired - Lifetime JP2565562Y2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 バーの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2565562Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0661194U (ja) 1994-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2565562Y2 (ja) バーの取付構造
JP2000294064A (ja) 取付寸法調整部材
JP2002323030A (ja) ナット
KR100366027B1 (ko) 일방향 잠금 나사
JP2575395Y2 (ja) バーの取付構造
JP3002145B2 (ja) 足場構築用インサート
JP2570230Y2 (ja) 取手類の取付構造
JP2540215Y2 (ja) クランクとペダル軸の結合構造
JP4316071B2 (ja) 窯業系等の面材の取付け構造及び接合金物
JPH0434250Y2 (ja)
JP2683324B2 (ja) ドア用ハンドル取付座
JPH0741933Y2 (ja) かしめナット用保護具
JP2532270Y2 (ja) 配管固定具
JP3043726B1 (ja) ナット具
JPH0645691Y2 (ja) ねじ部品装置
JP2594636Y2 (ja) パイプ固定具
JPH0614083Y2 (ja) 中空部材の結合構造
JPH09303364A (ja) ボルト締付け構造及びボルト
JPH04105211U (ja) 係止ねじ装置
JP2724068B2 (ja) 工具把持装置
JP3060704U (ja) レンチのソケット取付け角度変換構造
JP2601933Y2 (ja) 端子台
JPH0620890Y2 (ja) 特殊ボルト
JP2542360Y2 (ja) ロツクボルト装置
JP2566413Y2 (ja) 二重頭部を有するねじ