JP2565146Y2 - 床暖房システムの温度制御装置 - Google Patents

床暖房システムの温度制御装置

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JP2565146Y2
JP2565146Y2 JP1991047061U JP4706191U JP2565146Y2 JP 2565146 Y2 JP2565146 Y2 JP 2565146Y2 JP 1991047061 U JP1991047061 U JP 1991047061U JP 4706191 U JP4706191 U JP 4706191U JP 2565146 Y2 JP2565146 Y2 JP 2565146Y2
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清男 小林
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日本ユーキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は住宅等の床に敷設したヒ
ートパイプに、加熱された熱媒体液を循環させて暖房を
行う床暖房システムの温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、床に敷設したヒートパイプに、
加熱された熱媒体液を循環させて暖房を行う床暖房シス
テムは知られており、この種の床暖房システムには、通
常、室内温度を所定の設定温度となるように制御する温
度制御装置を備えている。
【0003】従来の温度制御装置は室内の所定位置に取
付けた温度センサにより室内温度を検出するとともに、
検出温度に基づいて制御バルブを切換制御し、熱媒体液
をヒートパイプに供給又は停止させることにより、室内
温度が設定温度になるように制御していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した床暖
房システムの場合、床面温度は室内温度よりも高く、し
かも、床面温度と室内温度の関係は室内の通気状態や外
気温度等の状態によって一定とはならない。また、従来
の温度制御装置は室内温度にのみ着目して制御を行うた
め、室内温度が設定温度に維持されていても、床面温度
は大きく変動し、過度に高くなる場合も少なくない。結
局、床面が熱すぎた場合は不快感を生じ、快適な床暖房
を図れないとともに、床面を構成する素材(ジュータン
やセルフレベリング材等)を劣化させる等の難点があっ
た。
【0005】本考案はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、室内温度と同時に床面温度
を制御することにより床面温度の過度の上昇を抑え、快
適な床暖房の実現、さらには床面の保護を図ることがで
きる床暖房システムの温度制御装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は床Fに敷設した
ヒートパイプ2…に、熱媒体供給源3から供給される加
熱された熱媒体液を循環させて暖房を行う床暖房システ
ムの温度制御装置1を構成するに際して、特に、室内温
度を検出する室温センサ4と、床面温度を検出する床温
センサ5と、床面温度が予め設定した上限温度Tu以下
のときに、室内温度が予め設定した設定温度Ts以下で
あれば、ヒートパイプ2…に対して熱媒体液を供給し、
室内温度が設定温度Tsを越えれば、ヒートパイプ2…
に対する熱媒体液の供給を停止し、かつ当該熱媒体液を
ヒートパイプ2…側とほぼ同じ圧力に設定されたバイパ
ス回路21に供給する制御を行う室内温度制御機能及び
床面温度が上限温度Tuを越えたときに、室内センサ4
の検出結果に拘わらず、ヒートパイプ2…に対する熱媒
体液の供給を停止する制御を行う床面温度制御機能を有
する制御装置本体6を備えてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案に係る温度制御装置1によれば、室温セ
ンサ4により室内温度が検出され、検出信号は制御装置
本体6に付与される。一方、床温センサ5により床面温
度が検出され、検出信号は制御装置本体6に付与され
る。
【0008】そして、床面温度が予め設定した上限温度
Tu以下であれば、制御装置本体6は予め設定した設定
温度Tsに基づいて室内温度をフィードバック制御す
る。また、床面温度が上限温度Tuを越えた際には、床
面温度に対する制御が優先し、制御装置本体6は床面温
度が上限温度Tuを越えないように制御する。
【0009】
【実施例】次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0010】まず、本考案に係る温度制御装置1を含む
床暖房システムの全体構成について、図1及び図2を参
照して説明する。
【0011】3はボイラ及びポンプを備える熱媒体供給
源である。11は供給ラインであり、熱媒体供給源3か
ら加熱された熱媒体液(例えば、不凍液)が供給され
る。さらに、12は戻りラインであり、熱交換された後
の熱媒体液は当該戻りライン12を介して熱媒体供給源
3に戻される。
【0012】一方、供給ライン11と戻りライン12間
にはヘッダー13を接続する。ヘッダー13は、通常、
室を単位として複数設置される。一つのヘッダー13の
内部には供給ライン11から分岐した供給側分岐パイプ
14と戻りライン12から分岐した戻り側分岐パイプ1
5を配設する。供給側分岐パイプ14の中途には三方切
換弁16の入力ポートと一方の出力ポートを接続すると
ともに、三方切換弁16の上流側には供給ライン11側
から開閉弁17、ゴミを除去するストレーナ18を順次
接続する。他方、戻り側分岐パイプ15には戻りライン
12側から開閉弁19、逆止弁20を順次接続する。そ
して、逆止弁20よりも上流側となる戻り側分岐パイプ
15にはリバース管15rを形成し、このリバース管1
5rと三方切換弁16よりも下流の供給側分岐パイプ1
4間には、床Fに敷設した複数のヒートパイプ2…を接
続する。
【0013】ヒートパイプ2…はゴム、金属、合成樹脂
等により形成したパイプ材であり、図2に示すように、
床構成材Fsの上に敷設するとともに、その上をセルフ
レベリング材Lで覆う。そして、セルフレベリング材L
の上にはジュータンJ等を敷いて床面Fを構成する。
【0014】また、三方切換弁16の他方の出力ポート
と逆止弁20の下流側における戻り側分岐パイプ15間
にはバイパス回路21を接続し、さらに、バイパス回路
21には圧力を可変調節可能な絞り弁等を用いた圧力制
御弁22を接続する。この場合、圧力制御弁22の圧力
設定値はヒートパイプ2…側の圧力を基準として設定
し、望ましくは、ヒートパイプ2…側の圧力とほぼ同じ
に設定する。三方切換弁16は電動式であり、本考案に
係る温度制御装置1により切換制御される。
【0015】一方、温度制御装置1はマイクロコンピュ
ータ等を内蔵した制御装置本体6を備えるとともに、室
内温度を検出する室温センサ4及び床面温度を検出する
床温センサ5を備える。また、制御装置本体6は図2に
示すように、室内の壁面等に取付可能なケーシング25
に内蔵する。ケーシング25の前面は操作ボタンや表示
部等を備える操作パネル25sとして構成し、操作パネ
ル25sにより、室内温度に対する設定温度Tsや床面
温度に対する上限温度Tuを設定できるとともに、検出
した室内温度等の表示を行う。
【0016】他方、室温センサ4はケーシング25の内
部又は外部に取付けるとともに、床温センサ5はセルフ
レベリング材Lの上面に付設し、コード26を介して制
御装置本体6に接続する。なお、図1において、27、
28は供給側分岐パイプ14、戻り側分岐パイプ15に
それぞれ設けた空気抜部を示す。
【0017】次に、本考案に係る温度制御装置1を含む
床暖房システムの全体動作について図1〜図3を参照し
て説明する。
【0018】まず、制御装置本体6における操作パネル
25sにより室内温度に対する設定温度Ts(例えば2
5℃)を設定するとともに、床面温度に対する上限温度
Tu(例えば50℃)を設定する。一方、熱媒体供給源
3からはボイラにより加熱された熱媒体液が、ポンプに
より供給ライン11に供給される。なお、設定温度Ts
及び上限温度Tuは可変調整可能な所定のディファレン
シャルを有する。
【0019】また、室温センサ4及び床温センサ5によ
り室内温度及び床面温度が検出される。この場合、室内
温度が25℃(ディファレンシャル)以下であれば、制
御装置本体6は三方切換弁16を切換制御し、ヒートパ
イプ2側ポートを開、バイパス回路21側ポートを閉に
する。これにより、供給ライン11から供給される熱媒
体液は三方切換弁16を介してヒートパイプ2…に流
れ、暖房状態となる(ステップ31、32、33、3
4、35)。
【0020】他方、室内温度が25℃(ディファレンシ
ャル)を越えた際には、制御装置本体6は三方切換弁1
6を切換制御し、ヒートパイプ2側ポートを閉、バイパ
ス回路21側ポートを開にする。これにより、ヒートパ
イプ2側への熱媒体液の供給が停止され、熱媒体液は三
方切換弁16を介してバイパス回路21に流れる(ステ
ップ35、36)。なお、バイパス回路21における圧
力はヒートパイプ2…側とほぼ同じ圧力に設定されるた
め、供給ライン11における全体の液圧は変動せず、ボ
イラやポンプの安定した作動及び安定した温度制御が実
現される。
【0021】また、室内温度が25℃以下であるにもか
かわらず、床温センサ5により検出される床面温度が5
0℃(ディファレンシャル)を越えた場合、制御装置本
体6は三方切換弁16を切換制御し、ヒートパイプ2側
への熱媒体液の供給を停止し、熱媒体液を三方切換弁1
6を介してバイパス回路21に流す(ステップ31、3
2、36)。なお、この場合、床面温度が50℃(ディ
ファレンシャル)以下に低下すれば、再び三方切換弁1
6が切換わり、熱媒体液はヒートパイプ2側に供給され
る。このように、床面温度は室内温度よりも優先して制
御され、床面温度の過度の上昇が防止される。
【0022】以上、実施例について詳細に説明したが、
本考案はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状、数量、素材等において、本考案の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0023】
【考案の効果】このように、本考案に係る床暖房システ
ムの温度制御装置は室内温度を検出する室温センサ
と、床面温度を検出する床温センサと、床面温度が予め
設定した上限温度以下のときに、室内温度が予め設定し
た設定温度以下であれば、ヒートパイプに対して熱媒体
液を供給し、室内温度が設定温度を越えれば、ヒートパ
イプに対する熱媒体液の供給を停止し、かつ当該熱媒体
液をヒートパイプ側とほぼ同じ圧力に設定されたバイパ
ス回路に供給する制御を行う室内温度制御機能及び床面
温度が上限温度を越えたときに、室内センサの検出結果
に拘わらず、ヒートパイプに対する熱媒体液の供給を停
止する制御を行う床面温度制御機能を有する制御装置本
体を備えてなるため、室内温度と同時に床面温度を制御
することにより、床面温度の過度の上昇を抑え、快適な
床暖房、さらには床面の保護を図ることができるととも
に、ヒートパイプに対する熱媒体液の供給停止時には、
当該熱媒体液をヒートパイプ側とほぼ同じ圧力に設定さ
れたバイパス回路に供給するため、熱媒体液の供給ライ
ンからヒートパイプを見た場合、液圧は変動せず、ボイ
ラやポンプの安定した作動及び安定した温度制御を実現
できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る温度制御装置を含む床暖房システ
ムの回路構成図、
【図2】同温度制御装置の外観構成図、
【図3】同温度制御装置の動作を示すフローチャート、
【符号の説明】
1 温度制御装置 2 ヒートパイプ 3 熱媒体供給源 4 室温センサ 5 床温センサ 6 制御装置本体21 バイパス回路 F 床

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床に敷設したヒートパイプに、熱媒体供
    給源から供給される加熱された熱媒体液を循環させて暖
    房を行う床暖房システムの温度制御装置において、室内
    温度を検出する室温センサと、床面温度を検出する床温
    センサと、床面温度が予め設定した上限温度以下のとき
    に、室内温度が予め設定した設定温度以下であれば、前
    記ヒートパイプに対して熱媒体液を供給し、室内温度が
    前記設定温度を越えれば、前記ヒートパイプに対する熱
    媒体液の供給を停止し、かつ当該熱媒体液を前記ヒート
    パイプ側とほぼ同じ圧力に設定されたバイパス回路に供
    給する制御を行う室内温度制御機能及び床面温度が前記
    上限温度を越えたときに、前記室内センサの検出結果に
    拘わらず、前記ヒートパイプに対する熱媒体液の供給を
    停止する制御を行う床面温度制御機能を有する制御装置
    本体を備えることを特徴とする床暖房システムの温度制
    御装置。
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JPS5592637A (en) * 1978-12-28 1980-07-14 Olympic Fishing Tackles Co Method for attaching and fixing reel sheet * line passing guide or the like in fishing rod
JPS58187729A (ja) * 1982-04-23 1983-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 温度制御回路

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