JP2565004Y2 - 光磁気記録装置 - Google Patents
光磁気記録装置Info
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- JP2565004Y2 JP2565004Y2 JP1991087141U JP8714191U JP2565004Y2 JP 2565004 Y2 JP2565004 Y2 JP 2565004Y2 JP 1991087141 U JP1991087141 U JP 1991087141U JP 8714191 U JP8714191 U JP 8714191U JP 2565004 Y2 JP2565004 Y2 JP 2565004Y2
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- Japan
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- magneto
- magnetic
- magnetic head
- optical recording
- signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光磁気ディスク、光磁気
カード等の光磁気記録装置に関し、特に外部磁界を変化
させる事で、磁区を生成する磁界変調記録方式により記
録を行う記録装置に関する。
カード等の光磁気記録装置に関し、特に外部磁界を変化
させる事で、磁区を生成する磁界変調記録方式により記
録を行う記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスク等の記録方式は、
光ビーム照射の変化で磁区形成を行う光変調記録があ
り、この場合オーバライトが不可能であるため、記録時
には、消去してから記録を行う事により、アクセスが遅
くなる問題があった。オーバライト可能な記録方式とし
て、光強度変調方式と磁界変調方式があげられる。
光ビーム照射の変化で磁区形成を行う光変調記録があ
り、この場合オーバライトが不可能であるため、記録時
には、消去してから記録を行う事により、アクセスが遅
くなる問題があった。オーバライト可能な記録方式とし
て、光強度変調方式と磁界変調方式があげられる。
【0003】光強度変調方式はレーザ光のパワーをコン
トロールすることで記録を行い、それらは多ビーム化や
記録媒体の多層化により可能としている。
トロールすることで記録を行い、それらは多ビーム化や
記録媒体の多層化により可能としている。
【0004】磁界変調方式では、磁気記録と同様に磁気
ヘッドで記録し、レーザビームのスポットで記録領域を
限定しており、磁気記録そのものを行っているため、オ
ーバライトは当然可能となる。磁界変調方式の記録装置
としては色々なものがあり、(1)連続ビーム、固定磁
気ヘッド、(2)連続ビーム、浮上磁気ヘッド、(3)
パルスビーム、共振電磁コイル、(4)パルスビーム、
固定磁気ヘッド(例えば、特開平2−273352号公
報)などの組合せが挙げられる。また、磁気ヘッド部に
距離センサを用いて光磁気記録媒体との距離を一定に保
ち発生磁界を効率よく印加させたものもある(例えば、
特開平2−265055号公報)。
ヘッドで記録し、レーザビームのスポットで記録領域を
限定しており、磁気記録そのものを行っているため、オ
ーバライトは当然可能となる。磁界変調方式の記録装置
としては色々なものがあり、(1)連続ビーム、固定磁
気ヘッド、(2)連続ビーム、浮上磁気ヘッド、(3)
パルスビーム、共振電磁コイル、(4)パルスビーム、
固定磁気ヘッド(例えば、特開平2−273352号公
報)などの組合せが挙げられる。また、磁気ヘッド部に
距離センサを用いて光磁気記録媒体との距離を一定に保
ち発生磁界を効率よく印加させたものもある(例えば、
特開平2−265055号公報)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように磁界変調方
式は記録媒体の磁性薄膜からある一定の距離に配置され
た磁気ヘッドの電磁コイルにより、記録情報に応じて印
加磁界を反転させ磁性薄膜に印加する方式である。従
来、この記録方式の問題点は、記録の高速化を図った場
合、磁性薄膜と磁気ヘッドの間隔において十分な強度の
磁界を発生させる為に比較的大きな電磁コイルを必要と
し、コイルのインダクタンスも増加するため、高速の磁
界反転が困難となり、またインダククンスを低くすると
発生磁界が不十分となるなどであった。
式は記録媒体の磁性薄膜からある一定の距離に配置され
た磁気ヘッドの電磁コイルにより、記録情報に応じて印
加磁界を反転させ磁性薄膜に印加する方式である。従
来、この記録方式の問題点は、記録の高速化を図った場
合、磁性薄膜と磁気ヘッドの間隔において十分な強度の
磁界を発生させる為に比較的大きな電磁コイルを必要と
し、コイルのインダクタンスも増加するため、高速の磁
界反転が困難となり、またインダククンスを低くすると
発生磁界が不十分となるなどであった。
【0006】また、光磁気ディスクの基板は成形の過程
で基板に反りが発生し、この反りによって光磁気ディス
クを回転すると面振れが発生する。この光磁気ディスク
の回転中の面振れにより磁気ヘッドと磁性薄膜間の距離
が変化して、磁性薄膜に対する印加磁界にムラが発生す
る。特に比較的機械的設計の容易な電磁コイルを固定し
た磁気ヘッドでは顕著になる。
で基板に反りが発生し、この反りによって光磁気ディス
クを回転すると面振れが発生する。この光磁気ディスク
の回転中の面振れにより磁気ヘッドと磁性薄膜間の距離
が変化して、磁性薄膜に対する印加磁界にムラが発生す
る。特に比較的機械的設計の容易な電磁コイルを固定し
た磁気ヘッドでは顕著になる。
【0007】この様な光磁気ディスクの面振れ対策とし
て、光ヘッドで検出された対物レンズのフォーカスエラ
ー信号或いはトラッキングエラー信号に応じて、磁気ヘ
ッドの電磁コイルに供給する電流を増減させて、電磁コ
イルが発生する磁界を変化させ光磁気ディスクの磁性薄
膜に印加する磁界を―定にする装置が考えられている
(例えば、特公平1−58561,特開昭63−100
642,63−177304号公報)。しかしながら、
例えば特開昭63−177304号公報「光磁気情報記
録装置の外部磁界印加装置」に開示された光磁気ディス
ク記録装置は、ボイスコイル型アクチュエータにより電
磁石を光磁気ディスクに対して軸方向に駆動する構成で
あるため、面振れに対する即応性に限界があり、可動構
造に伴って構造が複雑になるといった課題を抱えるもの
であった。
て、光ヘッドで検出された対物レンズのフォーカスエラ
ー信号或いはトラッキングエラー信号に応じて、磁気ヘ
ッドの電磁コイルに供給する電流を増減させて、電磁コ
イルが発生する磁界を変化させ光磁気ディスクの磁性薄
膜に印加する磁界を―定にする装置が考えられている
(例えば、特公平1−58561,特開昭63−100
642,63−177304号公報)。しかしながら、
例えば特開昭63−177304号公報「光磁気情報記
録装置の外部磁界印加装置」に開示された光磁気ディス
ク記録装置は、ボイスコイル型アクチュエータにより電
磁石を光磁気ディスクに対して軸方向に駆動する構成で
あるため、面振れに対する即応性に限界があり、可動構
造に伴って構造が複雑になるといった課題を抱えるもの
であった。
【0008】同様にまた、磁気ヘッドを可動構造とした
ものに、例えば特開昭63−55746,63−761
35号公報に記載された装置があるが、これらも装置
も、磁気ヘッドの位置を光磁気ディスクに対して垂直方
向に移動する磁気ヘッド操作用磁気回路を設けて、フォ
ーカスエラー信号或いはトラッキングエラー信号に応じ
て磁気ヘッドの位置を変位させ、磁気ヘッドと光磁気デ
ィスクとの距離を一定として、光磁気ディスクの磁性薄
膜に印加する磁界を一定とするものであるため、面振れ
に対する即応性に限界があり、可動構造に伴って構造が
複雑になる問題があった。さらにまた、磁気ヘッドを可
動構造とせず、磁気ヘッドに供給するヘッド駆動電流を
フォーカスエラー信号に応じて補正する構成とした装置
が、例えば特開昭57−133503号,特開昭64−
55762号,特開平2−227849号,実開平3−
49631号公報等に開示されている。しかしながら、
これらの装置は、いずれも記録信号とフォーカスエラー
信号にそれぞれ所定ゲインを乗じて加算して得られる信
号に基づいてヘッド駆動電流を生成する構成であり、こ
のため記録信号とフォーカスエラー信号のそれぞれの信
号についてゲイン管理を徹底した上で加算する必要があ
り、加算後にいくらゲイン調整しても所望の結果が得ら
れない等の課題を抱えるものであった。すなわち、記録
信号とフォーカスエラー信号とを乗算して得られる信号
をヘッド駆動電流に変換する方式のように、磁気ヘッド
駆動部のゲインを調整するだけで、面振れ対策に必要な
均一磁界の大きさを調整するという訳にいかず、調整箇
所が多いだけに設計自由度が少ない等の課題を抱えるも
のであった。
ものに、例えば特開昭63−55746,63−761
35号公報に記載された装置があるが、これらも装置
も、磁気ヘッドの位置を光磁気ディスクに対して垂直方
向に移動する磁気ヘッド操作用磁気回路を設けて、フォ
ーカスエラー信号或いはトラッキングエラー信号に応じ
て磁気ヘッドの位置を変位させ、磁気ヘッドと光磁気デ
ィスクとの距離を一定として、光磁気ディスクの磁性薄
膜に印加する磁界を一定とするものであるため、面振れ
に対する即応性に限界があり、可動構造に伴って構造が
複雑になる問題があった。さらにまた、磁気ヘッドを可
動構造とせず、磁気ヘッドに供給するヘッド駆動電流を
フォーカスエラー信号に応じて補正する構成とした装置
が、例えば特開昭57−133503号,特開昭64−
55762号,特開平2−227849号,実開平3−
49631号公報等に開示されている。しかしながら、
これらの装置は、いずれも記録信号とフォーカスエラー
信号にそれぞれ所定ゲインを乗じて加算して得られる信
号に基づいてヘッド駆動電流を生成する構成であり、こ
のため記録信号とフォーカスエラー信号のそれぞれの信
号についてゲイン管理を徹底した上で加算する必要があ
り、加算後にいくらゲイン調整しても所望の結果が得ら
れない等の課題を抱えるものであった。すなわち、記録
信号とフォーカスエラー信号とを乗算して得られる信号
をヘッド駆動電流に変換する方式のように、磁気ヘッド
駆動部のゲインを調整するだけで、面振れ対策に必要な
均一磁界の大きさを調整するという訳にいかず、調整箇
所が多いだけに設計自由度が少ない等の課題を抱えるも
のであった。
【0009】それ故に本考案の目的は、高速の磁界変調
記録を行う様な効率の良い磁界の印加を必要とする場合
において、光磁気ディスクの面振れが発生しても磁性薄
膜に対する印加磁界を一定として、良好な記録特性を得
られる光磁気記録装置を提供することにある。
記録を行う様な効率の良い磁界の印加を必要とする場合
において、光磁気ディスクの面振れが発生しても磁性薄
膜に対する印加磁界を一定として、良好な記録特性を得
られる光磁気記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本考案は上述の
目的を達成するために、バイナリービット列からなる情
報信号をビットデータの1又は0に磁性薄膜の磁化方向
を対応させて記録する光磁気記録媒体と、該光磁気記録
媒体にレーザ光を集光する対物レンズ及び対物レンズ駆
動部からなる光ヘッドと、前記光磁気記録媒体を挟んで
前記光ヘッドに対向配設され、前記磁性薄膜に対して磁
界を印加する磁気ヘッドと、前記対物レンズ駆動部に供
給されるフォーカスエラー信号を反転増幅する反転増幅
器と、該反転増幅器の出力に含まれる直流成分の通過を
阻止して交流成分を通過させる直流成分阻止コンデンサ
と、該直流分阻止コンデンサを通過した前記フォーカス
エラー信号の交流成分を、前記ビットデータの1又は0
に対応した波高値を有する記録信号に掛算するアナログ
掛算器と、該アナログ掛算器の出力を供給されて前記磁
気ヘッドを駆動し、前記光磁気記録媒体の面振れによら
ず前記磁性薄膜に一定の磁界強度を印加する磁気ヘッド
駆動部とを具備することを特徴とするものである。
目的を達成するために、バイナリービット列からなる情
報信号をビットデータの1又は0に磁性薄膜の磁化方向
を対応させて記録する光磁気記録媒体と、該光磁気記録
媒体にレーザ光を集光する対物レンズ及び対物レンズ駆
動部からなる光ヘッドと、前記光磁気記録媒体を挟んで
前記光ヘッドに対向配設され、前記磁性薄膜に対して磁
界を印加する磁気ヘッドと、前記対物レンズ駆動部に供
給されるフォーカスエラー信号を反転増幅する反転増幅
器と、該反転増幅器の出力に含まれる直流成分の通過を
阻止して交流成分を通過させる直流成分阻止コンデンサ
と、該直流分阻止コンデンサを通過した前記フォーカス
エラー信号の交流成分を、前記ビットデータの1又は0
に対応した波高値を有する記録信号に掛算するアナログ
掛算器と、該アナログ掛算器の出力を供給されて前記磁
気ヘッドを駆動し、前記光磁気記録媒体の面振れによら
ず前記磁性薄膜に一定の磁界強度を印加する磁気ヘッド
駆動部とを具備することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】光磁気ディスクの磁性薄膜に照射されるレーザ
ビームスポット径を―定にするために通常、対物レンズ
は、対物レンズ支持部の上下方向の動きをもって光磁気
ディスク面の反りによる面振れから生じる焦点距離変動
に追従するフォーカスサーボにより制御されている。こ
の時光磁気ディスクをはさんで反対側に設置されている
固定磁気ヘッドと光磁気ディスク面の距離も面振れによ
り変動し、磁性薄膜に印加される磁界に強弱のムラが発
生することになるが、この考案によると、フォーカスサ
ーボにより制御されている対物レンズは、光磁気ディス
クとの距離を一定に保っているため、その駆動電流の交
流成分は、光磁気ディスクの面振れ量に相当する事にな
る。そこで、この成分をビットデータの1又は0に対応
した波高値を有する記録信号に掛算して磁気ヘッド駆動
電流を増減させることにより、光磁気ディスク面振れに
より印加磁界のムラが発生するという問題を解決してい
る。
ビームスポット径を―定にするために通常、対物レンズ
は、対物レンズ支持部の上下方向の動きをもって光磁気
ディスク面の反りによる面振れから生じる焦点距離変動
に追従するフォーカスサーボにより制御されている。こ
の時光磁気ディスクをはさんで反対側に設置されている
固定磁気ヘッドと光磁気ディスク面の距離も面振れによ
り変動し、磁性薄膜に印加される磁界に強弱のムラが発
生することになるが、この考案によると、フォーカスサ
ーボにより制御されている対物レンズは、光磁気ディス
クとの距離を一定に保っているため、その駆動電流の交
流成分は、光磁気ディスクの面振れ量に相当する事にな
る。そこで、この成分をビットデータの1又は0に対応
した波高値を有する記録信号に掛算して磁気ヘッド駆動
電流を増減させることにより、光磁気ディスク面振れに
より印加磁界のムラが発生するという問題を解決してい
る。
【0012】
【実施例】次に、本考案の実施例について図1〜図2を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0013】図1は本考案の実施例を示すブロック図で
ある。フォーカスエラー検出部5により検出されたフォ
ーカスエラー信号(対物レンズ制御信号)よりフォーカ
スサーボ回路6を介して対物レンズ2と光磁気ディスク
1との距離を一定に保つようにフォーカスアクチュエー
タからなる対物レンズ駆動部3は制御される。図2
(A)に磁気ヘッド4の駆動電流波形、図2(C)に対
物レンズ2の駆動電流の交流成分の波形、図2(B)に
光砲気ディスク1の面振れによって光磁気ディスク1の
半径方向の対物レンズ2と光磁気ディスク1との距離d
1及び磁気ヘッド4と光磁気ディスク1との距離d2が
変化する様子を示す。
ある。フォーカスエラー検出部5により検出されたフォ
ーカスエラー信号(対物レンズ制御信号)よりフォーカ
スサーボ回路6を介して対物レンズ2と光磁気ディスク
1との距離を一定に保つようにフォーカスアクチュエー
タからなる対物レンズ駆動部3は制御される。図2
(A)に磁気ヘッド4の駆動電流波形、図2(C)に対
物レンズ2の駆動電流の交流成分の波形、図2(B)に
光砲気ディスク1の面振れによって光磁気ディスク1の
半径方向の対物レンズ2と光磁気ディスク1との距離d
1及び磁気ヘッド4と光磁気ディスク1との距離d2が
変化する様子を示す。
【0014】反転増幅器8と直流阻止コンデンサ9を経
由して直流成分がカットされたフォーカスエラー信号
は、アナログ掛算器10の一方の端子に入力され、他方
の端子に入力される記録信号と掛け合わされて磁気ヘッ
ド駆動部11に入力される。なお、記録信号は、バイナ
リービット列からなる情報信号のビットデータの1又は
0に対応する電圧波高値を有する。図2(B)に示すよ
うに光磁気ディスク1が磁気ヘッド4に近づく方向にあ
る時は対物レンズ2も上方向すなわち光磁気ディスク1
に接近する方向に移動し、フォーカスエラー信号は正方
向へ増加する。一方、この場合磁気ヘッド4と光磁気デ
ィスク1の距離は近づく方向にあるため、光磁気ディス
ク1に印加する磁界を減少する必要がある、従って、反
転増幅器8を経由した対物レンズ2の駆動電流の交流成
分をアナログ掛算器10の一方の端子に入力し、他の端
子に入力される記録信号と掛算して磁気ヘッド4に供給
する駆動電流を減少させている。このようにフォーカス
エラー信号の反転交流成分と記録信号とを掛算し、磁気
ヘッド4の駆動電流をコントロールすることにより、光
磁気ディスク1の面振れによる1つの記録トラック内に
おける印加磁界の不均一を打ち消すように構成されてい
る。
由して直流成分がカットされたフォーカスエラー信号
は、アナログ掛算器10の一方の端子に入力され、他方
の端子に入力される記録信号と掛け合わされて磁気ヘッ
ド駆動部11に入力される。なお、記録信号は、バイナ
リービット列からなる情報信号のビットデータの1又は
0に対応する電圧波高値を有する。図2(B)に示すよ
うに光磁気ディスク1が磁気ヘッド4に近づく方向にあ
る時は対物レンズ2も上方向すなわち光磁気ディスク1
に接近する方向に移動し、フォーカスエラー信号は正方
向へ増加する。一方、この場合磁気ヘッド4と光磁気デ
ィスク1の距離は近づく方向にあるため、光磁気ディス
ク1に印加する磁界を減少する必要がある、従って、反
転増幅器8を経由した対物レンズ2の駆動電流の交流成
分をアナログ掛算器10の一方の端子に入力し、他の端
子に入力される記録信号と掛算して磁気ヘッド4に供給
する駆動電流を減少させている。このようにフォーカス
エラー信号の反転交流成分と記録信号とを掛算し、磁気
ヘッド4の駆動電流をコントロールすることにより、光
磁気ディスク1の面振れによる1つの記録トラック内に
おける印加磁界の不均一を打ち消すように構成されてい
る。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、対物レン
ズ駆動部に供給されるフォーカスエラー信号を反転増幅
する反転増幅器と、該反転増幅器の出力に含まれる直流
成分の通過を阻止して交流成分を通過させる直流成分阻
止コンデンサと、該直流分阻止コンデンサを通過した前
記フォーカスエラー信号の交流成分を、前記ビットデー
タの1又は0に対応した波高値を有する記録信号に掛算
するアナログ掛算器とを設け、該アナログ掛算器の出力
を供給されて前記磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド駆動
部が、光磁気記録媒体の面振れによらず磁性薄膜に一定
の磁界強度を印加するようにしたから、フォーカスエラ
ー信号を利用して光磁気ディスクの面振れによる磁気ヘ
ッドの1記録トラック内における印加磁界の不均一を打
ち消すような磁気ヘッド駆動電流を供給することがで
き、固定磁気ヘッドを用いた場合でも、光磁気ディスク
の反りによる面振れで発生する光磁気ディスク記録膜の
印加磁界不均等を無くすことが可能となり、良好な記録
再生特性を得ることができ、また光磁気ディスクを挟ん
で光ヘッドと磁気ヘッドを対向配置したヘッド配置を受
けて、光ヘッドの姿勢制御に用いるフォーカスエラー信
号を磁気ヘッドに対しては極性反転して供給するととも
に、フォーカスエラー信号に含まれる直流成分が掛算に
基づく記録信号補正に及ぼす影響を、直流成分阻止コン
デンサにより断ち切るようにしたので、使用部品に固有
のオフセットを補償或いは調整したりする面倒な作業は
不要であり、さらにまたビットデータの1又は0に応じ
た波高値を有する記録信号に対し、アナログ掛算器でも
ってフォーカスエラー信号の反転交流成分を掛算して磁
気ヘッド駆動電流を補正するため、高価なディジタル掛
算器が不要であるだけでなく、記録信号に対してオフセ
ット付き補正信号を加算して磁気ヘッド駆動電流を補正
する方式の如く、加算成分ごとに加算前に微妙なゲイン
調整が要求されるといったことはなく、仮に反転増幅器
或いは掛算器における ゲイン管理が多少厳密さを欠くよ
うな場合でも、最終段の磁気ヘッド駆動部から磁気ヘッ
ドに対して通電される磁気ヘッド駆動電流のゲインを調
整することで、必要かつ十分な対応が可能であり、ゲイ
ン調整の煩雑さから解放されて設計自由度を高めること
ができる等の優れた効果を奏する。
ズ駆動部に供給されるフォーカスエラー信号を反転増幅
する反転増幅器と、該反転増幅器の出力に含まれる直流
成分の通過を阻止して交流成分を通過させる直流成分阻
止コンデンサと、該直流分阻止コンデンサを通過した前
記フォーカスエラー信号の交流成分を、前記ビットデー
タの1又は0に対応した波高値を有する記録信号に掛算
するアナログ掛算器とを設け、該アナログ掛算器の出力
を供給されて前記磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド駆動
部が、光磁気記録媒体の面振れによらず磁性薄膜に一定
の磁界強度を印加するようにしたから、フォーカスエラ
ー信号を利用して光磁気ディスクの面振れによる磁気ヘ
ッドの1記録トラック内における印加磁界の不均一を打
ち消すような磁気ヘッド駆動電流を供給することがで
き、固定磁気ヘッドを用いた場合でも、光磁気ディスク
の反りによる面振れで発生する光磁気ディスク記録膜の
印加磁界不均等を無くすことが可能となり、良好な記録
再生特性を得ることができ、また光磁気ディスクを挟ん
で光ヘッドと磁気ヘッドを対向配置したヘッド配置を受
けて、光ヘッドの姿勢制御に用いるフォーカスエラー信
号を磁気ヘッドに対しては極性反転して供給するととも
に、フォーカスエラー信号に含まれる直流成分が掛算に
基づく記録信号補正に及ぼす影響を、直流成分阻止コン
デンサにより断ち切るようにしたので、使用部品に固有
のオフセットを補償或いは調整したりする面倒な作業は
不要であり、さらにまたビットデータの1又は0に応じ
た波高値を有する記録信号に対し、アナログ掛算器でも
ってフォーカスエラー信号の反転交流成分を掛算して磁
気ヘッド駆動電流を補正するため、高価なディジタル掛
算器が不要であるだけでなく、記録信号に対してオフセ
ット付き補正信号を加算して磁気ヘッド駆動電流を補正
する方式の如く、加算成分ごとに加算前に微妙なゲイン
調整が要求されるといったことはなく、仮に反転増幅器
或いは掛算器における ゲイン管理が多少厳密さを欠くよ
うな場合でも、最終段の磁気ヘッド駆動部から磁気ヘッ
ドに対して通電される磁気ヘッド駆動電流のゲインを調
整することで、必要かつ十分な対応が可能であり、ゲイ
ン調整の煩雑さから解放されて設計自由度を高めること
ができる等の優れた効果を奏する。
【図1】本考案の―実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に係わる動作波形図である。
1 光磁気記録媒体(光磁気ディスク) 2 対物レンズ 3 対物レンズ駆動部 4 磁気ヘッド 5 フォーカスエラー検出部 6 フォーカスサーボ回路 7 増幅器 8 反転増幅器 9 直流成分阻止コンデンサ 10 アナログ掛算器 11 磁気ヘッド駆動部
Claims (1)
- 【請求項1】 バイナリービット列からなる情報信号を
ビットデータの1又は0に磁性薄膜の磁化方向を対応さ
せて記録する光磁気記録媒体と、該光磁気記録媒体にレ
ーザ光を集光する対物レンズ及び対物レンズ駆動部から
なる光ヘッドと、前記光磁気記録媒体を挟んで前記光ヘ
ッドに対向配設され、前記磁性薄膜に対して磁界を印加
する磁気ヘッドと、前記対物レンズ駆動部に供給される
フォーカスエラー信号を反転増幅する反転増幅器と、該
反転増幅器の出力に含まれる直流成分の通過を阻止して
交流成分を通過させる直流成分阻止コンデンサと、該直
流分阻止コンデンサを通過した前記フォーカスエラー信
号の交流成分を、前記ビットデータの1又は0に対応し
た波高値を有する記録信号に掛算するアナログ掛算器
と、該アナログ掛算器の出力を供給されて前記磁気ヘッ
ドを駆動し、前記光磁気記録媒体の面振れによらず前記
磁性薄膜に一定の磁界強度を印加する磁気ヘッド駆動部
とを具備することを特徴とする光磁気記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087141U JP2565004Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 光磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087141U JP2565004Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 光磁気記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590620U JPH0590620U (ja) | 1993-12-10 |
JP2565004Y2 true JP2565004Y2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13906697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991087141U Expired - Lifetime JP2565004Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 光磁気記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565004Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57133503A (en) * | 1981-02-10 | 1982-08-18 | Sharp Corp | Optical and magnetic recorder and reproducer |
JPS63177304A (ja) * | 1987-01-16 | 1988-07-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 光磁気情報記録装置の外部磁界印加装置 |
JPS6455762A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-02 | Yokogawa Electric Corp | Magneto-optical disk inspection device |
JP3049631U (ja) * | 1997-12-09 | 1998-06-19 | 景敏 川内 | 納豆調整加工食品 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP1991087141U patent/JP2565004Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0590620U (ja) | 1993-12-10 |
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