JP2908883B2 - 磁界変調型光磁気記録装置 - Google Patents

磁界変調型光磁気記録装置

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JP2908883B2
JP2908883B2 JP41354190A JP41354190A JP2908883B2 JP 2908883 B2 JP2908883 B2 JP 2908883B2 JP 41354190 A JP41354190 A JP 41354190A JP 41354190 A JP41354190 A JP 41354190A JP 2908883 B2 JP2908883 B2 JP 2908883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光スポットの照射位置
に追従させて磁界を印加し磁界変調記録を行なう光磁気
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録ディスク装置において、磁界
変調方式でオーバライト(重ね書き)を行なう場合、光磁
気ディスクを挟んで光学ヘッドと磁気ヘッドとを配置す
るのが一般的であり、レーザ光を光スポットとして光磁
気ディスクの記録トラック上に照射して昇温させると同
時に、磁気ディスク上に磁気ヘッドを非常に近く接近さ
せて、光スポット照射部に反転磁界(通常300〜500 Oe程
度)を供給し、磁化の向きとして情報を記録する。
【0003】磁界変調方式において高速・高密度記録を
実現するためには、高速反転磁界を供給する必要がある
ため、磁気ヘッドのインダクタンスを小さくすることが
要求される。そのためには、磁気ヘッドのコア・コイル
を小さくしなければならないため、光磁気ディスク面上
に供給される磁界の範囲が挟くなり、光磁気デイスク上
の光スポット照射位置から磁界の供給位置が外れやすく
なる。
【0004】さらに、光磁気ディスクは可換媒体である
ので、チャッキング誤差などによる偏心を発生しやす
く、この偏心量は固定磁気ディスクに比べて極めて大き
い。したがって、光スポットの照射位置は偏心に追従す
るためにトラッキング方向にかなり動くことになり、も
しディスクが大きく偏心した場合は、光スポット照射位
置と磁界供給位置との位置ずれを生じ、書込みピットの
形状が不備となり、R/Wマージンが取れなくなる。
【0005】そこで従来は、セッティング時に光学ヘッ
ドと磁気ヘッドとの位置合わせを非常に厳密に行なうこ
とにより対策を図っていたが、調整作業に手間がかか
り、限界もある。また、光スポットの可動範囲をすべて
カバーしうる磁極面積を磁気ヘッドに与えると、磁気ヘ
ッドコアが大きくなり、インダクタンスが大きくなって
磁界反転の高速化の限界となる。さらに、磁気ヘッドに
より多くの電流を流し、磁界の発生を高めることも考え
られるが、自ずと限界があり、消費電力の増加を招く。
【0006】光磁気記録装置は、固定磁気ディスク装置
のように密閉系でないので、ディスク上のゴミやホコリ
の影響を避けるために、ディスク面上から1〜100μm離
して磁気ヘッドを維持している。この距離が変動すると
記録品質が損なわれることから、光磁気ディスクと磁気
ヘッドのクリアランスを制御することが必要である。ま
た、光磁気ディスクはチャッキング誤差により面振れ量
が大きくなることがあり、このような場合の磁気ヘッド
のクラッシュ防止の観点からも、クリアランス制御は重
要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光スポット
照射位置と磁界供給範囲との位置ずれを防止して磁界変
調方式で光磁気記録を行なう装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁界変調型光磁
気記録装置は、光学ヘッドと磁気ヘッドとが記録媒体を
挟んで対向するように、光学ヘッドおよび磁気ヘッドを
一体的に搭載、駆動するキャリッジと、光学ヘッドによ
る記録媒体への光スポット照射位置のトラッキング方向
への移動量に追従させて、磁気ヘッドをトラッキング方
向およびフォーカシング方向に駆動する磁気ヘッドアク
チュエータと、フォーカシング方向への磁気ヘッドの動
きを許容して、磁気ヘッドアクチュエータをキャリッジ
に取り付けて支持するクリアランス支持部材とを具え、
磁気ヘッドアクチュエータが、磁気ヘッドが取り付けら
れた磁気ヘッド駆動部材と、トラッキング方向への動き
を許容して磁気ヘッド駆動部材を保持するアクチュエー
タ本体と、磁気ヘッド駆動部材に巻回して取り付けられ
た磁気ヘッドトラッキングコイルと、アクチュエータ本
体に巻回して取り付けられたクリアランスコイルと、
気ヘッドトラッキングコイルおよびクリアランスコイル
とリニアモータを構成する固定磁石とを有し、光学ヘッ
ドによる記録媒体への光スポット照射位置のトラッキン
グ方向およびフォーカシング方向への移動量に追従させ
て、磁気ヘッドトラッキングコイルおよびクリアランス
コイルに電流を流すことによる磁気ヘッドをトラッキン
グ方向およびフォーカシング方向に移動させることを特
徴とする。
【0009】
【0010】
【実施例】図1は、本発明の光磁気記録装置の実施例を
示す説明図である。キャリッジ11には、光学ヘッド15と
磁気ヘッド45とが搭載されている。磁気ヘッド45は、連
結アーム13、磁気ヘッドアクチュエータ41およびヘッド
アーム43を介してキャリッジ11に取り付けられている。
光学ヘッド15の対物レンズ19と磁気ヘッド45とは、光磁
気ディスク71を挟んで、光磁気ディスク71の両側に配置
しており、キャリッジ11をトラッキング方向Trに粗ア
クセス駆動することにより光学ヘッド15と磁気ヘッド45
とが一体的に駆動され、対物レンズ19によりレーザ光を
スポット光として光磁気ディスク71上に結像させてキュ
ーリ点まで昇温させるとともに、磁気ヘッド45から高速
反転磁界を供給して、オーバライトを行なう。
【0011】このとき、光学ヘッド15では、光磁気ディ
スク71からの反射光からトラッキングエラー信号および
フォーカシングエラー信号を検知し、アクチュエータコ
イル17により対物レンズ19をトラッキング方向Trおよ
びフォーカシング方向Foに密アクセス駆動し、光磁気
ディスク71の偏心や面振れに追従して、光磁気ディスク
71の記録トラック上に光スポットを結像させる。
【0012】そのため、光照射位置と磁界供給範囲とが
一致するように、予め光学ヘッド15と磁気ヘッド45とを
位置合わせしてセッティングしても、光磁気ディスク71
の偏心や面振れ量が大きいと、光照射位置と磁界供給範
囲とが位置ずれを起こすことになる。
【0013】そこで図1では、対物レンズ19の制御に用
いたトラッキングエラー信号を利用し、光スポット照射
位置の駆動量に追従させて、磁気ヘッド45をトラッキン
グ方向Trに移動させる。すなわち、光学ヘッド15のト
ラッキングエラー信号をトラッキングエラーアンプ21で
検出し、ローパスフィルタ25を通してコントローラ29
(磁気ヘッドアクチュエータのドライバ)に導き、磁気ヘ
ッドアクチュエータ41により磁気ヘッド45を光照射位置
の補正量(移動量)だけトラッキング方向Trに移動させ
る。
【0014】また、光学ヘッド15のフォーカシングエラ
ー信号をフォーカシングエラーアンプ23で検出し、ロー
パスフィルタ27を通してコントローラ29に導き、フォー
カシング方向Foの補正量だけ磁気ヘッド45をクリアラ
ンス方向Clに駆動して、クリアランス量を設定値に保
つ。
【0015】このように上記実施例では、対物レンズ19
の制御駆動に用いるトラッキングエラー信号およびフォ
ーカシングエラー信号を利用しているため、光スポット
の移動量に対する追従性がよく、また、新たな検知系を
必要としない。
【0016】図2は磁気ヘッドアクチュエータ41の実施
例を示す一部省略縦断面図、図3は上面図、図4は図2
の左側面図である。但し、図3および図4においては、
ヘッドアーム43および磁気ヘッド45の図示を省略してあ
る。
【0017】アクチュエータ本体55は、連結アーム13に
固定された2枚の板バネ51,53(クリアランス支持部材)
により、クリアランス方向Clに揺動可能に保持されて
いる。アクチュエータ本体55には磁気ヘッド駆動シャフ
ト61(磁気ヘッド駆動部材)が嵌装されており、磁気ヘッ
ド駆動シャフト61は、ゴムダンパ57により軸を中心とす
る回転方向の動きを規制されており、アクチュエータ本
体55に対して摺動し、軸方向(トラッキング方向Tr)の
みに動くことができる。磁気ヘッド駆動シャフト61には
ヘッドアーム43が固定され、このヘッドアーム43の先端
側に磁気ヘッド45が取り付けられている。
【0018】磁気ヘッド駆動シャフト61の膨径部の外周
面には、磁気ヘッドトラッキングコイル63が巻回されて
いる。磁気ヘッドトラッキングコイル63と固定磁石67,6
7とはリニアモータを構成している。なお図示を省略し
てあるが、固定磁石67,67は、連結アーム13に対して固
定されている。
【0019】また、アクチュエータ本体55の周囲には、
その側面部55a,55aに片方のコイル束65aがほぼ水平に位
置するように、4つのクリアランスコイル65,65,65,65
が固定されている。クリアランスコイル65と固定磁石6
7,67とはリニアモータを構成している。
【0020】光学ヘッド15のトラッキングエラー信号に
基いて、コントローラ29により磁気ヘッドトラッキング
コイル63に電流を流すと、その電流の向きに向じてコイ
ル63がトラッキング方向Trに力を受け、磁気ヘッド駆
動シャフト61が摺動し、光スポットの結像位置の移動に
見合った分だけ磁気ヘッド45がTr方向に移動する。よ
って光学ヘッド15による光スポットの照射位置と、磁気
ヘッド45による磁界供給範囲との位置ずれが生じない。
【0021】また、光学ヘッド15のフォーカシングエラ
ー信号に基づいてクリアランスコイル65に電流を流すこ
とにより、片方のコイル束65aを流れる電流の方向に応
じて固定磁石67による磁界との間に力が働き、板バネ5
1,53が撓み、光スポットの結像位置のフォーカス方向F
oへの補正量に見合った分だけ磁気ヘッド45がCl方向
(Fo方向に同じ)に移動する。よって、磁気ヘッド45と
光磁気ディスク71のクリアランス量は常に一定量に保た
れ、磁気ヘッド45の光磁気ディスク71への衝突防止はも
ちろんのこと、記録品質が改善される。
【0022】
【発明の効果】本発明の記録装置によれば、光学ヘッド
と磁気ヘッドとを一体的に駆動するとともに、光学ヘッ
ドによる光照射位置のトラッキング方向への補正量を検
知し、これに追従して磁気ヘッドを移動させることによ
り、光学ヘッドによる光照射位置と磁気ヘッドによる磁
界供給範囲との位置ずれを防止し、磁界変調記録方式に
より高品質のオーバライトを行なうことができる。
【0023】位置ずれが防止されることから磁界供給範
囲を狭くできるので高密度記録が可能となり、また、磁
気ヘッドコア径を小さくしてインダクタンスを低下でき
るので磁界高速反転が可能となる。
【0024】さらに本発明の記録装置では、上記作用効
果を、固定磁石と駆動用コイルを用いた簡単な構成で実
現でき、駆動部の軽量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の光磁気記録方式を示す説明図
である。
【図2】図2は、本発明で使用される磁気ヘッドアクチ
ュエータの縦断面図である。
【図3】図3は、このアクチュエータの上面図である。
【図4】図4は、図2の左側面図である。
【符号の説明】
11 キャリッジ 13 連結アーム 15 光学ヘッド 17 アクチュエータコイル 19 対物レンズ 21 トラッキングエラーアンプ 23 フォーカシングエラーアンプ 25,27 ローパスフィルタ 29 コントローラ 41 磁気ヘッドアクチュエータ 43 ヘッドアーム 45 磁気ヘッド 51,53 板バネ 55 アクチュエータ本体 57 ゴムダンパ 61 磁気ヘッド駆動シャフト 63 磁気ヘッドトラッキングコイル 65 クリアランスコイル 67 固定磁石 71 光磁気ディスク Tr トラッキング方向 Fo フォーカシング方向 Cl クリアランス方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ヘッドと磁気ヘッドとが記録媒体を
    挟んで対向するように、光学ヘッドおよび磁気ヘッドを
    一体的に搭載、駆動するキャリッジと、 光学ヘッドによる記録媒体への光スポット照射位置のト
    ラッキング方向への移動量に追従させて、磁気ヘッドを
    トラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する
    磁気ヘッドアクチュエータと、 フォーカシング方向への磁気ヘッドの動きを許容して、
    磁気ヘッドアクチュエータをキャリッジに取り付けて支
    持するクリアランス支持部材とを具え、 磁気ヘッドアクチュエータが、 磁気ヘッドが取り付けられた磁気ヘッド駆動部材と、 トラッキング方向への動きを許容して磁気ヘッド駆動部
    材を保持するアクチュエータ本体と、 磁気ヘッド駆動部材に巻回して取り付けられた磁気ヘッ
    ドトラッキングコイルと、アクチュエータ本体に巻回して取り付けられたクリアラ
    ンスコイルと、 磁気ヘッドトラッキングコイルおよびク
    リアランスコイルとリニアモータを構成する固定磁石
    を有し、 光学ヘッドによる記録媒体への光スポット照射位置のト
    ラッキング方向およびフォーカシング方向への移動量に
    追従させて、磁気ヘッドトラッキングコイルおよびクリ
    アランスコイルに電流を流すことによる磁気ヘッドをト
    ラッキング方向およびフォーカシング方向に移動させる
    ことを特徴とする磁界変調型光磁気記録装置。
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