JPH06325428A - 両面再生光磁気ディスク装置 - Google Patents

両面再生光磁気ディスク装置

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JPH06325428A
JPH06325428A JP11469393A JP11469393A JPH06325428A JP H06325428 A JPH06325428 A JP H06325428A JP 11469393 A JP11469393 A JP 11469393A JP 11469393 A JP11469393 A JP 11469393A JP H06325428 A JPH06325428 A JP H06325428A
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JP
Japan
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objective lens
optical head
disk
field
optical
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JP11469393A
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English (en)
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Yoichi Hosaka
洋一 穂坂
Tetsuo Ikegame
哲夫 池亀
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で軽量、安価な両面再生光磁気ディスク
装置を提供すること。 【構成】 光磁気ディスク(1)の両面から情報の記録
・再生を行わせることができるように構成された両面再
生光磁気ディスク装置において、隣合うピックアップ
(3a,3b)と界磁コイル(4a,4b)をできるだ
け近接させるように構成し、装置の小型化および軽量化
を図り、また界磁コイル(4a,4b)とピックアップ
(3a,3b)の構成部材を一部共有化することによ
り、装置の小型、軽量化を図るとともに部品点数を減少
させ安価な装置としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクに対し
て光ビームを照射させるとともに、磁界を発生させるこ
とにより、情報の記録・再生を行う光磁気ディスク装
置、特に光磁気ディスクの両面から情報の記録・再生を
行わせることができる両面再生光磁気ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面再生光磁気ディスク装置とし
ては、一般的に図8に示す特開昭61−208653号
公報で提案されているようなものがある。これは、上下
一体駆動となっている2対のピックアップ50,53と
界磁コイル51,52を記録トラックの接線方向にずら
し、ディスク54を挟んで対向させているものである
(従来例1)。
【0003】ところで、両面再生光磁気ディスク装置を
含んだ光磁気ディスク装置の小型化、軽量化、部品点数
の減少化を図ることが要望され、そのための提案がこれ
までに種々なされている。例えば、特開昭59−135
638号公報においては、1組の光学ヘッドを有する装
置において、ガイドレールとセンターヨークを兼用した
装置が開示されている(従来例2)。また、特開平2−
208852号公報には、対物レンズの駆動用のヨーク
の一部をバイアス磁界用のヨークとして用いた装置が開
示されている(従来例3)。これら従来例2,3は部材
の兼用化により部品点数の減少化、装置の小型・軽量化
を図ろうとしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1は、
それぞれ一対のピックアップ、界磁コイルを隣合ってい
る界磁コイル、ピックアップと十分に距離をとらない
と、隣の界磁コイルとアクチュエータの磁界が互いに影
響してしまうことになる。また、界磁コイル51,52
は情報の記録・再生の際に駆動されるようになっている
が、大きくて重い界磁コイル51,52を駆動すること
は、高速アクセス化の上で不利である。
【0005】一方、この問題を解決するため一対のピッ
クアップ、界磁コイルが隣合うものと距離を大きくとる
ように構成すると、内周側で特にディスク54のトラッ
クと角度が大きくなり、像が回転するためにトラッキン
グサーボが困難になるという問題がある。つまり、図7
のディスク55内周におけるトラックTとの角度づきの
説明図に示すように、Aの位置ならばトラックTとアク
セス方向(2点鎖線で表示)の角度は90°で変化しな
いが、Bの位置だと内周でαの角度だけ(外周ではもっ
と小さな角度)傾きが生ずる。また、Cの位置だとさら
にβの角度だけ傾きを生じる。したがって、トラッキン
グサーボのためにはトラックTとアクセス方向の角度
は、Aの位置に近い方がよい。
【0006】次に、従来例2は、ガイドレールとセンタ
ーヨークの兼用は1組の光学ヘッドの場合における構成
であり、2組の光学ヘッドを設けた構成については考慮
されていない。したがって、この光学ヘッドを光磁気デ
ィスクの両側に配置した場合には、光学ヘッドとこれに
対向配設される界磁手段とは空間的に干渉してしまう。
また、2組の光学ヘッドを記録トラックのタンジェンシ
ャル方向にずらして配置して、光学ヘッド駆動用の磁気
回路の外側に界磁手段を配置した場合には、光学ヘッド
と界磁手段の距離が大きく離れてしまい装置が大型化し
てしまう、或いは標準的なカートリッジの開口部中に光
学ヘッドと界磁手段を位置させることができないといっ
た問題がある。
【0007】また、従来例3の装置においても、光学ヘ
ッドを2組用いる場合は考慮されていない。また対物レ
ンズと同じ側に界磁手段がある場合には、界磁手段のヨ
ーク中に光束が通る開口を設ける必要があるために、界
磁手段の発生磁界の効率が悪く所定の発生磁界を得よう
とすると界磁手段が大型化してしまうという問題があ
る。
【0008】従来例1の問題の一つを解決するための手
段として、図9に示す特開昭61−239449号公報
のようにトラッキング方向に一対のピックアップ(5
6,57)、界磁コイル(58,59)を並べる構成が
提案されている(従来例4)。しかし、この方法におい
ても隣合うピックアップと界磁コイルとの距離が大きい
ため、この離れた距離分だけ余分にディスクの内周側、
外周側でそれぞれ駆動距離を確保しなければならなくな
る。すると、ディスク内周側にはSPDモータがあり、
また外周側においては外側のピックアップがディスクか
ら外れてしまうため実現は困難である。
【0009】また、図10に示す特開昭63−1855
2号公報(従来例5)で示されるように、ディスクを挟
んで配設されている2対の光学ヘッド(60,61)、
界磁手段(62,63)を完全に上下別駆動にしてしま
えば従来例1のような不具合は完全に解消するが、部品
が2倍必要となりコストアップになること、互いに角度
を持った方向で駆動するため、一般的に用いられている
カートリッジに入ったままのディスクは使用できないな
どの問題がある。
【0010】以上述べてきたように、従来の両面再生光
磁気ディスク装置では、一対のピックアップ、界磁コイ
ル同士の距離を離さなければならない。そのために内周
で大きく像回転する、コイルが大きく重く高速アクセス
化に向かない、一方、2対のピックアップ、界磁コイル
を完全に上下別駆動にするとコストアップになる、また
界磁コイルとピックアップが離れてしまうと標準カート
リッジが使えなくなるなどの問題がある。
【0011】本発明は、これらの欠点を鑑みてなされた
もので、小型で軽量、安価な両面再生光磁気ディスク装
置を提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ディスクに対して一方側に位置する少
なくとも第1の対物レンズを含む第1の光学ヘッドと、
この第1の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対側に対
向するように位置し、前記第1の対物レンズの光スポッ
ト付近にバイアス磁界を発生させる第1の界磁手段と、
前記ディスクに対して前記第1の界磁手段と同じ側に位
置する少なくとも第2の対物レンズを含む第2の光学ヘ
ッドと、この第2の光学ヘッドに対し前記ディスクの反
対側に対向するように位置し、前記第2の対物レンズの
光スポット付近にバイアス磁界を発生させる第2の界磁
手段とを有する両面再生光磁気ディスク装置において、
前記第1及び第2の界磁手段の各々の発生磁界の中心を
ずらすとともに、イレース又はライト時には、第1及び
第2の界磁手段のディスク付近の発生磁界が磁界を強め
合うように構成した。また、前記第1の対物レンズの駆
動用ヨークを、前記第2の界磁手段のヨークとして用い
るように構成した。また、前記第1の光学ヘッドをディ
スクの略半径方向に移動させるための駆動用磁気回路の
一部を、前記第2の界磁手段をディスクの略半径方向に
移動させる駆動用磁気回路の一部として用いるように構
成した。また、前記第1の光学ヘッドの駆動用ガイドの
一部を、前記第2の界磁手段のヨークとして用いるよう
に構成した。また、前記第1の光学ヘッドの駆動用磁気
回路のヨークを、前記第2の界磁手段のヨークとして用
いるように構成した。また、前記第1の光学ヘッドの略
半径方向への支持手段を、前記第2の界磁手段のディス
クの略半径方向への支持手段の一部として用いるように
構成した。
【0013】
【作用】このように、隣合うピックアップ(対物レンズ
中心)と界磁コイルをできるだけ近接させ、平行移動す
るようにし、上下の界磁系又はピックアップ(アクチュ
エータ又はVCM)駆動系と界磁コイル駆動系の一部
(部品又は磁界)を共有化させることにより、装置の小
型化(ディスクカートリッジの窓に入る)、軽量化、部
品点数減少化によるコストダウンを図れる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の両面再生光磁
気ディスク装置の一部断面図である。ディスク1を挟ん
で対物レンズ2a,2bを各々含む第1のピックアップ
3a、第2のピックアップ3bが配設されている。これ
らピックアップの直ぐ脇に小型の第1の界磁コイル4
a、第2の界磁コイル4bが設けられ、これら界磁コイ
ルのセンターコア5a,5bの先端は脇に位置するピッ
クアップ側に向くように形成されている。したがって、
界磁コイルのセンターコア5a,5bの先端面は互いに
対向するようになっている。そして、イレース又はライ
トする際は、第1、第2両方の界磁コイル4a,4bに
電流を流すと、互いに磁界を強め合うようになる。この
状態で、イレース又はライトする際は上下どちらかのピ
ックアップの光パワーを高くして行うようになってい
る。
【0015】また、略コの字状アーム6の一方のアーム
6a先端には、第1のピックアップ3aと、このピック
アップのディスク内周側に第1の界磁コイル4aが隣接
して設けられ、他方のアーム6bには第2のピックアッ
プ3bと、このピックアップのディスク外周側に第2の
界磁コイル4bが隣接して設けられている。そして、こ
れらピックアップ、界磁コイルは矢印X方向に移動可能
なアーム6を介してトラッキング方向にアクセスするよ
うになっている。
【0016】以上のごとく構成されている第1実施例で
は、2つの界磁コイルのセンターコア5a,5bにより
磁界を強め合うようにしているので、1個の界磁コイル
を小型にできるとともに軽量化を図れる。また、アーム
6を介してトラッキング方向にアクセスするようにして
おり、さらにピックアップの脇に配置した2つの界磁コ
イルのトラッキング方向の距離に対して2つのピックア
ップの対物レンズ2a,2bの光軸間の距離を小さくで
きるようになっているので、トラッキング方向に並べて
配置してもピックアップのトラッキング方向の移動距離
を小さくできる。したがって、装置の小型化、軽量化を
図れ高速アクセスが可能となり、また上下のピックアッ
プが近づくため移動量の増加もごくわずかですみ、ピッ
クアップがスピンドルモータに干渉したり、ディスクか
ら外れてしまうこともない。なお、図1では、ピックア
ップと界磁コイルがそれぞれトラッキング方向に並んで
いるが、紙面と垂直方向(タンジェンシャル方向)に並
べてもよい。この場合にはタンジェンシャル方向に寸法
を小さくできる。
【0017】図2A,Bは、本発明の第2実施例の両面
再生光磁気ディスク装置の一部断面図である。図2Aで
は、キャリッジ7にVCM用(トラッキング用)コイル
8が取り付けられ、このVCM用コイル8の一辺に対向
するVCM用マグネット9、このVCM用マグネット9
のY方向(+)上面に載置されているバックヨーク1
0、VCM用コイル8の内部に位置するセンターヨーク
11により磁気回路が形成され、VCM用コイル8に電
流を流すことによりトラッキング方向にキャリッジ7ご
と移動できるようになっている。また、キャリッジ7の
X方向両側には軸受け部12が形成されており、この軸
受け部12内部にはZ方向にガイドレール13が貫設さ
れトキャリッジ7のトラッキング方向のガイドとなって
いる。つまり、軸受部11とガイドレール13とが摺動
しキャリッジ7が移動するようになっている。
【0018】次に、ピックアップの光学系について説明
すると、図示しない固定光学系より紙面垂直方向にレー
ザ光が導かれ、キャリッジ7に設けられている反射ミラ
ー14によりレーザ光は直角に曲げられ、レンズホルダ
15により保持されている対物レンズ16を通ってディ
スク1に集光されるようになっている。そして、面ブレ
に合わせてレーザ光は常にディスク面上に集光するよう
にレンズホルダ15に保持された対物レンズ16は、図
示しない板バネ等により移動可能に支持されている。
【0019】この場合、対物レンズ16をフォーカス方
向に駆動させるのは、レンズホルダ15に接着されてい
るフォーカス用コイル17、フォーカス用コイル17の
中心を通っている略コの字状に形成されているヨークの
一辺18a、ヨークの他辺18bに接着されているマグ
ネット19により形成される磁気回路である。つまり、
フォーカス用コイル17に電流を流すことにより、レン
ズホルダ15とともに対物レンズ16はY方向へ移動し
て、フォーカシングするようになっているのである。
【0020】次に、フォーカス用コイル17の中心を通
っているヨーク18の一辺18aをY(−)方向に伸ば
し、先端部に界磁用コイル20を取り付けて界磁コイル
を構成している。このように、界磁コイルのヨークと前
記アクチュエータのヨークを共有させることにより対物
レンズ中心(光スポット位置)に界磁コイルを近づける
ことができ、装置の小型化、軽量化を実現できる。ま
た、ディスク1の下側にも上側と対称に、キャリッジ、
光学系、界磁コイル等が配設されているが、図示は省略
してある。
【0021】図2Bは第2実施例の変形例を示したもの
で、図2Aとの違いは、界磁コイルのヨークの構成が違
うだけで、その他の構成、効果は図2Aの場合と同様で
ある。この変形例では、ヨーク18に設けてある界磁用
コイル20の近傍に、一端をヨーク18に接合したサブ
ヨーク18cを設けている。このように構成したので、
界磁用コイル20の発生する磁束(破線表示)がフォー
カス用コイル17近傍のヨーク18を通らないため、界
磁用コイル20への通電がフォーカシング動作に干渉せ
ず適正なフォーカシング動作を実現できる。また、ピッ
クアップの対物レンズ16と界磁コイルの中心を近づけ
ることができるので、内周での像回転を非常に小さくす
ることができる。
【0022】図3は、本発明の第3実施例の両面再生光
磁気ディスク装置の一部断面図である。第3実施例は、
隣合うピックアップと界磁コイルが別々に駆動できるタ
イプのもので、上下一対のピックアップと界磁コイルが
同時に移動し、イレースまたはライトできるようになっ
ている。図示のように、ディスク1下側のピックアップ
3aと界磁コイル4aにそれぞれVCMが具備され、デ
ィスク1上側のピックアップ3bと界磁コイル4bにも
それぞれVCMが具備されている。そして、VCMのバ
ックヨーク10は隣合うピックアップおよび界磁コイル
用としてそれぞれ共有化されている。また、ピックアッ
プと界磁コイルを駆動するためのガイド機構は、ディス
ク1の一方側において3本のガイドレール13と複数の
V溝ベアリング21を有しているが、このうち中央のガ
イドレール13は共有化されている。ディスク1の他方
側においても同様である。
【0023】この第3実施例によれば、一対のピックア
ップ、界磁コイルが独立して移動するため、完全に独立
してイレース、ライトが行える。また、第2実施例の構
成に比較してピックアップ(対物レンズ中心)と界磁コ
イルが離れ、装置の小型化は困難だが、バックヨーク1
0やガイドレール13を共有することにより、ピックア
ップと界磁コイルとを近づけることができるので幅方向
を小さくすることができ、イレース、ライト時に標準の
カートリッジの窓内にピックアップ等を位置させること
ができる。また、ピックアップと界磁コイル各々に対し
ヨーク、ガイドレールを独立に設けるのに比べて、部品
点数が少なく、小型化できる。
【0024】図4は、本発明の第4実施例の両面再生光
磁気ディスク装置の一部断面図である。第4実施例は前
記第2実施例と同様の構成でピックアップと界磁コイル
が駆動できるようになっているが、両者の違いは、第4
実施例はリニアガイド機構22を使用していること、界
磁コイルがトラッキング方向に伸びていて、アクセスす
る領域を全てカバーしている(図示していない)点であ
る。図示のごとくリニアガイド22は、断面略コの字状
の外側部材23が固定されており、その内側に断面略コ
の字状の内側部材24がボール25を介して移動可能に
配設され、この内側部材24にはアクチュエータ、VC
Mコイル等が保持、固定されている。なお、図4ではデ
ィスクの下側は同じ構成部材が対称に配設してあるの
で、図示を省略してある。
【0025】この第4本実施例では、界磁コイルのヨー
ク23aは前記外側部材23に一体に形成されている部
分を利用しているので、ピックアップと界磁コイルとを
近づけることができる。したがって、構成の簡素化、装
置の小型化を図れる。また、この実施例によれば、上下
ピックアップが独立してイレース、ライトできるし、界
磁コイルを駆動しないので、駆動部がさらに軽量化さ
れ、高速アクセスに有利となる。
【0026】図5は、本発明の第5実施例の両面再生光
磁気ディスク装置の一部断面図である。この第5実施例
では、界磁コイル4a,4bのヨーク(界磁コイル4
a,4bはアクセス範囲をカバーしている)を、VCM
用マグネット9のバックヨークとして兼用させている。
また、一方のガイドレール13aに摺動ガイドされたピ
ックアップ3a,3bは、他方のガイドレール13bに
摺動ガイドされたVCM用コイル8に接着固定され、こ
のVCM用コイル8内を貫通したセンターヨーク11と
VCM用マグネット9と前記バックヨーク兼用の界磁コ
イル用ヨークとで構成された磁気回路とによって、ピッ
クアップ3a,3bをトラッキング方向に駆動するよう
になっている。
【0027】このように第5実施例では、界磁コイル用
ヨークとVCM用のバックヨークを共有する構成である
ので、ピックアップと界磁コイルとを近づけられ装置の
小型化、部品点数の減少化によりコストダウンが可能と
なる。また、界磁コイル4a,4bの断面積を適宜に設
定し、VCM用マグネット9が発生する界磁コイル4
a,4b中の磁束密度を高くし、磁気飽和させることに
よりVCM用マグネット9の発生するディスク1上の磁
界を大きくし、この磁界をイレース又はライト時に使用
することもできる。
【0028】図6は、本発明の第6実施例の両面再生光
磁気ディスク装置の一部断面図である。この第6実施例
は、第5実施例の変形例であり、第5実施例ではVCM
と界磁コイルとをディスク1の面方向に並設してある
が、第6実施例ではVCMと界磁コイルとをディスク1
の面に対して直交する方向に並設している。そして、ピ
ックアップと界磁コイルのディスクの略半径方向への支
持手段の一部を共有する構成としているので、ピックア
ップと界磁コイルとを近づけられ、小型化、部品点数の
減少化によるコストダウンを図れる。その他の構成、効
果は第5実施例と同様である。
【0029】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば隣合うピ
ックアップ(対物レンズ中心)と、界磁コイルをできる
だけ近接させることにより、装置の小型化が可能とな
り、界磁系と駆動系の構成部材を一部共有化することに
より、装置の小型化及び軽量化を図り、部品点数を少な
くして安価な装置にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の両面再生光磁気ディスク
装置に係る一部分の断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の両面再生光磁気ディスク
装置に係る一部分の断面図、および変形例の一部分の断
面図である。
【図3】本発明の第3実施例の両面再生光磁気ディスク
装置に係る一部分の断面図である。
【図4】本発明の第4実施例の両面再生光磁気ディスク
装置に係る一部分の断面図である。
【図5】本発明の第5実施例の両面再生光磁気ディスク
装置に係る一部分の断面図である。
【図6】本発明の第6実施例の両面再生光磁気ディスク
装置に係る一部分の断面図である。
【図7】ディスクの内周トラックとの角度づきを説明す
る参考図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【図10】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2a,2b 対物レンズ 3a,3b ピックアップ 4a,4b 界磁コイル 5a,5b ヨーク 6 アーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに対して一方側に位置する少な
    くとも第1の対物レンズを含む第1の光学ヘッドと、こ
    の第1の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対側に対向
    するように位置し、前記第1の対物レンズの光スポット
    付近にバイアス磁界を発生させる第1の界磁手段と、前
    記ディスクに対して前記第1の界磁手段と同じ側に位置
    する少なくとも第2の対物レンズを含む第2の光学ヘッ
    ドと、この第2の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対
    側に対向するように位置し、前記第2の対物レンズの光
    スポット付近にバイアス磁界を発生させる第2の界磁手
    段とを有する両面再生光磁気ディスク装置において、 前記第1及び第2の界磁手段の各々の発生磁界の中心を
    ずらすとともに、イレース又はライト時には、第1及び
    第2の界磁手段のディスク付近の発生磁界が磁界を強め
    合うように構成したことを特徴とする両面再生光磁気デ
    ィスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスクに対して一方側に位置する少な
    くとも第1の対物レンズを含む第1の光学ヘッドと、こ
    の第1の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対側に対向
    するように位置し、前記第1の対物レンズの光スポット
    付近にバイアス磁界を発生させる第1の界磁手段と、前
    記ディスクに対して前記第1の界磁手段と同じ側に位置
    する少なくとも第2の対物レンズを含む第2の光学ヘッ
    ドと、この第2の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対
    側に対向するように位置し、前記第2の対物レンズの光
    スポット付近にバイアス磁界を発生させる第2の界磁手
    段とを有する両面再生光磁気ディスク装置において、 前記第1の対物レンズの駆動用ヨークを、前記第2の界
    磁手段のヨークとして用いるように構成したことを特徴
    とする両面再生光磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスクに対して一方側に位置する少な
    くとも第1の対物レンズを含む第1の光学ヘッドと、こ
    の第1の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対側に対向
    するように位置し、前記第1の対物レンズの光スポット
    付近にバイアス磁界を発生させる第1の界磁手段と、前
    記ディスクに対して前記第1の界磁手段と同じ側に位置
    する少なくとも第2の対物レンズを含む第2の光学ヘッ
    ドと、この第2の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対
    側に対向するように位置し、前記第2の対物レンズの光
    スポット付近にバイアス磁界を発生させる第2の界磁手
    段とを有する両面再生光磁気ディスク装置において、 前記前記第1の光学ヘッドをディスクの略半径方向に移
    動させるための駆動用磁気回路の一部を、前記第2の界
    磁手段をディスクの略半径方向に移動させる駆動用磁気
    回路の一部として用いるように構成したことを特徴とす
    る両面再生光磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 ディスクに対して一方側に位置する少な
    くとも第1の対物レンズを含む第1の光学ヘッドと、こ
    の第1の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対側に対向
    するように位置し、前記第1の対物レンズの光スポット
    付近にバイアス磁界を発生させる第1の界磁手段と、前
    記ディスクに対して前記第1の界磁手段と同じ側に位置
    する少なくとも第2の対物レンズを含む第2の光学ヘッ
    ドと、この第2の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対
    側に対向するように位置し、前記第2の対物レンズの光
    スポット付近にバイアス磁界を発生させる第2の界磁手
    段とを有する両面再生光磁気ディスク装置において、 前記第1の光学ヘッドの駆動用ガイドの一部を、前記第
    2の界磁手段のヨークとして用いるように構成したこと
    を特徴とする両面再生光磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 ディスクに対して一方側に位置する少な
    くとも第1の対物レンズを含む第1の光学ヘッドと、こ
    の第1の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対側に対向
    するように位置し、前記第1の対物レンズの光スポット
    付近にバイアス磁界を発生させる第1の界磁手段と、前
    記ディスクに対して前記第1の界磁手段と同じ側に位置
    する少なくとも第2の対物レンズを含む第2の光学ヘッ
    ドと、この第2の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対
    側に対向するように位置し、前記第2の対物レンズの光
    スポット付近にバイアス磁界を発生させる第2の界磁手
    段とを有する両面再生光磁気ディスク装置において、 前記第1の光学ヘッドの駆動用磁気回路のヨークを、前
    記第2の界磁手段のヨークとして用いるように構成した
    ことを特徴とする両面再生光磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 ディスクに対して一方側に位置する少な
    くとも第1の対物レンズを含む第1の光学ヘッドと、こ
    の第1の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対側に対向
    するように位置し、前記第1の対物レンズの光スポット
    付近にバイアス磁界を発生させる第1の界磁手段と、前
    記ディスクに対して前記第1の界磁手段と同じ側に位置
    する少なくとも第2の対物レンズを含む第2の光学ヘッ
    ドと、この第2の光学ヘッドに対し前記ディスクの反対
    側に対向するように位置し、前記第2の対物レンズの光
    スポット付近にバイアス磁界を発生させる第2の界磁手
    段とを有する両面再生光磁気ディスク装置において、 前記第1の光学ヘッドの略半径方向への支持手段を、前
    記第2の界磁手段のディスクの略半径方向への支持手段
    の一部として用いるように構成したことを特徴とする両
    面再生光磁気ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212157B1 (en) * 1997-07-16 2001-04-03 Fujitsu Limited Apparatus for suppressing warping optical disk and optical disk apparatus
US7890968B2 (en) * 2007-01-26 2011-02-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Optical disc device having two optomechanical mechanisms

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