JP3105620B2 - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

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JP3105620B2
JP3105620B2 JP04058265A JP5826592A JP3105620B2 JP 3105620 B2 JP3105620 B2 JP 3105620B2 JP 04058265 A JP04058265 A JP 04058265A JP 5826592 A JP5826592 A JP 5826592A JP 3105620 B2 JP3105620 B2 JP 3105620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク等の情報
記録媒体に、光ヘッドにより情報を記録したり、あるい
は情報記録媒体に記録されている情報を光ヘッドにより
再生するための光学式情報記録再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式情報記録再生装置として、
例えば特開昭59−96564号公報に開示されている
ものがある。この光学式情報記録再生装置においては、
図6に示すように、アルミニウム等の金属で形成された
ベース1にディスク回転用のモータ2を設け、このモー
タ2の回転軸に取り付けたディスク載置用テーブル3に
ディスク4を載置し、これをディスク押え板5で固定し
てモータ2により回転させている。また、ベース1に
は、磁気回路、ガイドレールおよび、このガイドレール
上を磁気回路に沿って移動するキャリッジを有するヘッ
ド送り機構を設け、そのキャリッジに情報の記録再生を
行うための光ヘッド6を取り付けて、該光ヘッド6をデ
ィスク4のほぼ径方向に沿って移動させるようにしてい
る。
【0003】図6に示す光学式情報記録再生装置におい
ては、ディスク接線方向でキャリッジの両外側のベース
1にケーブルホルダ7,8を設けると共に、ディスク接
線方向でキャリッジの一端部両側にケーブルホルダ9,
10を設け、ケーブルホルダ7,9間に電力用の帯状の
フレキシブル基板11,12を、ケーブルホルダ8,1
0間に信号用の帯状のフレキシブル基板13,14を、
それぞれモータ2側にU字状に屈曲させて接続してい
る。このようにして、フレキシブル基板11を介して例
えばキャリッジに設けたコイル15に、フレキシブル基
板12を介して例えば光ヘッドの光源にそれぞれ電源を
供給し、またフレキシブル基板13を介して例えば光ヘ
ッド6に対して記録または再生信号の伝送を行い、フレ
キシブル基板14を介して例えば光ヘッド6のアクチュ
エータ16にフォーカスおよびトラッキング制御を行う
ための制御信号を伝送するようにしている。
【0004】また、従来の他の光学式情報記録再生装置
として、装置の小形・薄型化およびアクセス速度の向上
を図るために、光学系の大部分を固定部側に配置して、
アクセス方向に移動する可動部を小形・軽量にしたいわ
ゆる分離型光学系を採用するものが知られている。図7
は、かかる分離型光学系を採用する従来の光学式情報記
録再生装置の構成を示すものである。この光学式情報記
録再生装置においては、対物レンズ21およびコイル2
2a,22bを有する可動部23を、光源等を有する固
定光学系24とモータ25との間で、二本のガイドレー
ル26a,26bに沿って移動可能に設けると共に、コ
イル22a,22bにそれぞれ対応して永久磁石27
a,27bを有する磁気回路28a,28bを設けてい
る。ここで、可動部23は小形になっているので、二本
のガイドレール26a,26bの間隔Lは、モータ25
の直径Dよりも小さくなっている。
【0005】図7に示す光学式情報記録再生装置におい
ては、ガイドレール26a,26b間の可動部23の一
端面にケーブルホルダ29を設けると共に、磁気回路2
8aの可動部23とは反対側にベースに固定してケーブ
ルホルダ30を設け、これらケーブルホルダ29,30
間に帯状のフレキシブル基板31を、モータ25側にU
字状に屈曲させて接続している。このようにして、フレ
キシブル基板31を介してコイル22a,22bに所要
の電流を供給し、これにより磁気回路28a,28bの
発生する磁界との作用で、可動部23をガイドレール2
6a,26bに沿って移動させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した従来の光学式情報記録再生装置にあっては、キャ
リッジのディスク接線方向両端部にケーブルホルダ9,
10を設けると共に、これらケーブルホルダ9,10と
対を成すケーブルホルダ7,8を、ディスク接線方向で
キャリッジの外側に位置させてベース1に設けているた
め、ベース1のディスク接線方向の寸法が大きくなっ
て、装置全体が大形になるという問題があると共に、特
にキャリッジがモータ2から遠ざかる方向に移動する場
合には、フレキシブル基板11〜14が磁気回路やガイ
ドレールに干渉し易くなって、光ヘッド6、コイル15
およびキャリッジを含む可動部の移動に障害が生じた
り、フレキシブル基板11〜14が損傷するという問題
がある。
【0007】また、図7に示した従来の光学式情報記録
再生装置にあっては、ガイドレール26a,26b間の
可動部23の一端面にケーブルホルダ29を設け、この
ケーブルホルダ29と対を成すケーブルホルダ30を、
磁気回路28aの可動部23とは反対側にベースに固定
して設けて、これらケーブルホルダ29,30間にフレ
キシブル基板31をモータ25側にU字状に屈曲させて
接続しているため、可動部23がモータ25側に近づい
た場合には、フレキシブル基板31の屈曲部がモータ2
5と干渉し易くなり、逆に可動部23がモータ25から
離れる方向に移動した場合には、フレキシブル基板31
がガイドレール26a,26bや磁気回路28a,28
bに干渉し易くなって、可動部23の移動に障害が生じ
たり、フレキシブル基板31が損傷するという問題があ
る。
【0008】この発明は、上述した従来の問題点に着目
してなされたもので、装置を小形にできると共に、可動
部および固定部間の回路素子を接続するフレキシブル基
板の干渉を有効に防止でき、フレキシブル基板を何ら損
傷することなく、可動部をスムーズに移動できるよう適
切に構成した光学式情報記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、光学式情報記録媒体を回転させるス
ピンドルモータを有する固定部と、少なくとも対物レン
ズおよび回路素子を有し、前記光学式情報記録媒体のほ
ぼ半径方向に移動する可動部と、この可動部の回路素子
を固定部に設けられた回路素子に接続するためのフレキ
シブル基板とを具え、前記光学式情報記録媒体に前記対
物レンズを経て光を照射して、情報の記録または再生を
行うようにした光学式情報記録再生装置において、前記
フレキシブル基板を、その一端部を前記可動部の前記ス
ピンドルモータ側に固定し、他端部を前記スピンドルモ
ータの回りを巻回するように前記固定部に固定する。
【0010】
【作用】かかる構成において、可動部がスピンドルモー
タ側に移動すると、フレキシブル基板はスピンドルモー
タの回りで膨らみ、逆に可動部がスピンドルモータから
離れる方向に移動すると、フレキシブル基板はスピンド
ルモータに接することなく、その回りに沿うことにな
る。
【0011】
【実施例】図1〜図5は、この発明の一実施例を示すも
ので、図1および図2は平面図、図3は図1のA−A線
断面図、図4および図5は可動部の断面図および分解斜
視図である。この実施例は、分離型光学系を採用するも
ので、アルミニウム等の金属より成るデッキベース41
には、スピンドルモータ42、一対のガイドレール43
a,43b、一対の磁気回路44a,44bおよび固定
光学系45を設け、スピンドルモータ42によって光学
式情報記録媒体であるディスク46を回転させるように
し、一対のガイドレール43a,43bに支持して、対
物レンズ47を有する可動部48をディスク46のほぼ
径方向に沿って移動可能に設ける。
【0012】ガイドレール43a,43bは、デッキベ
ース41に設けた4個の位置決め用の突起49により平
行に位置決めして、各々の両端部をサラビス50により
デッキベース41に固定する。なお、ガイドレール43
a,43bの間隔Lは、スピンドルモータ42の直径D
よりも小さくする。
【0013】磁気回路44a,44bは、それぞれセン
ターヨーク51a,51b、U字状のサイドヨーク52
a,52b、ショートリング53a,53bおよび永久
磁石54a,54bをもって構成する。ショートリング
53a,53bはセンターヨーク51a,51bに遊嵌
し、永久磁石54a,54bはサイドヨーク52a,5
2bに接着固定する。センターヨーク51a,51b
は、突起49により平行に位置決めして各々の両端部を
ビス55によりデッキベース41に固定し、サイドヨー
ク52a,52bは、センターヨーク51a,51bと
永久磁石54a,54bとの各々の間に磁気ギャップ5
6a,56bを形成するように、両端を対応するセンタ
ーヨーク51a,51bに当接させて、ビス57により
デッキベース41に固定する。なお、永久磁石54a,
54bは、同極が対向するように、それぞれのサイドヨ
ーク52a,52bに接着固定する。
【0014】図4および図5に詳細に示すように、可動
部48にはホルダ61を設け、このホルダ61の上面に
対物レンズ47を固着し、下面にフォーカスコイル62
を固着して設ける。ホルダ61のY方向両側にはそれぞ
れ突起部61aを形成し、これら突起部61aの上面お
よび下面に、4本のフォーカスバネ63の一端部をそれ
ぞれ固着する。これらフォーカスバネ63の他端部は、
保持部材64の上面および下面にそれぞれ固着し、これ
により対物レンズ47をホルダ61およびフォーカスコ
イル62と一体にZ方向(フォーカス方向)に変位可能
にフォーカスバネ63を介して保持部材64に支持す
る。また、フォーカスコイル62に給電するためのフレ
キシブル基板65は、対物レンズ47のZ方向の変位に
支障が生じないように、その一端部をホルダ61にZ方
向を向くように固定し、他端部は保持部材64にX方向
を向くように固定する。
【0015】保持部材64は、その下面に凸状の球面部
64aを形成し、この球面部64aをキャリッジ66の
上面に形成した凹状の球面部66aに当接させて、バネ
67およびビス68によりキャリッジ66上に傾き自在
に固定する。キャリッジ66には、その中央部に開口部
66bを形成すると共に、この開口部66bのX方向に
対向する部分にそれぞれ段差部66cを形成し、これら
段差部66cにそれぞれヨーク69a,69bを固着す
る。ヨーク69a,69bには、その対向する面に永久
磁石70a,70bを、それらの磁極のほぼ中央にフォ
ーカスコイル62のY方向に平行な部分が離間して位置
するように、同極を内側にして固着して設ける。
【0016】また、キャリッジ66には、固定光学系4
5と対向するX方向の面に、光束を透過する穴66dを
形成すると共に、開口部66bの底部で、対物レンズ4
7の下方にはミラー71を設け、固定光学系45からの
光束を穴66dおよびミラー71を経て対物レンズ47
に導くと共に、ディスク46での反射光を対物レンズ4
7、ミラー71および穴66dを経て固定光学系45に
導くようにする。なお、開口部66b内への埃の侵入を
防止するため、キャリッジ66には穴66dを閉塞する
ように透光性のカバーガラス72を設けると共に、対物
レンズ47を除いてホルダ61および保持部材64等を
有する上部を覆うようにカバー73を設ける。
【0017】可動部48をガイドレール43a,43b
に沿って移動可能に支持するため、キャリッジ66のY
方向一端面の四隅には、斜面66eを形成して、これら
斜面66eに一方のガイドレール43aを挟むように4
個のベアリング75aを回転自在に設けると共に、Y方
向他端面の上部にも斜面66fを形成して、この斜面6
6fに他方のガイドレール43bの上部を転動するよう
にベアリング75bを回転自在に設ける。また、キャリ
ッジ66の下面には、上方に偏倚した与圧バネ76の一
端部をビス77により固着し、この与圧バネ76の他端
部にベアリング75cを回転自在に設けて、このベアリ
ング75cを他方のガイドレール43bの下部に押圧し
て転動させるようにする。これにより、ガイドレール4
3aを基準側、ガイドレール43bを与圧側として、可
動部48をガイドレール43a,43bに沿ってガタな
く移動可能に支持する。
【0018】また、可動部48をガイドレール43a,
43bに沿って移動させるため、キャリッジ66のY方
向両端面に凹部66gをそれぞれ形成し、これら凹部6
6gに断面ほぼ5角形状に巻回したキャリッジコイル7
8a,78bを接着固定する。なお、図3に詳細に示す
ように、キャリッジコイル78aには、センターヨーク
51aを挿入したショートリング53aおよびガイドレ
ール43aを遊嵌させ、キャリッジコイル78bには、
センターヨーク51bを挿入したショートリング53b
およびガイドレール43bを遊嵌させる。
【0019】ここで、与圧側のベアリング75b,75
cは、基準側のベアリング75aのX方向の中間位置よ
りもスピンドルモータ42側にずれている。また、キャ
リッジコイル78aは、基準側のX方向の2個のベアリ
ング75aのほぼ中央部に位置しているのに対し、キャ
リッジコイル78bは、与圧側のベアリング75b,7
5cの位置から固定光学系45側にずれており、キャリ
ッジコイル78a,78bのX方向の位置は同一ではな
い。
【0020】固定光学系45には、半導体レーザ等の光
源、光源からの光束を可動部48に導く光学系、可動部
48を経て入射するディスク46からの戻り光を受光す
る光検出器等を設ける。
【0021】この実施例では、可動部48側の回路素
子、すなわちフォーカスコイル62およびキャリッジコ
イル78a,78bに、固定部側の回路素子から所要の
信号を供給するための帯状のフレキシブル基板81の一
端部を、可動部48のスピンドルモータ42側の端面に
X方向に平行に固定する。このフレキシブル基板81
は、スピンドルモータ42の近傍でデッキベース41に
離間して植設した2本のガイドピン82の間を経て、ス
ピンドルモータ42の回りを巻回するように配設して、
他端部をデッキベース41に設けたY方向に平行なガイ
ド板83に固定部材84を介して固定する。
【0022】上記構成において、固定光学系45から出
射した光は、可動部48のカバーガラス72および穴6
6dを透過し、ミラー71で90°光路を曲げられた
後、対物レンズ47によりディスク46にスポットとし
て照射し、その反射光は逆の経路をたどって固定光学系
45に入射し、光検出器で受光されて再生信号、フォー
カスエラー信号等が検出される。また、検出されたフォ
ーカスエラー信号に基づいて、フレキシブル基板81お
よび可動部48に設けたフレキシブル基板65を介して
フォーカスコイル62にフォーカスサーボ電流を流す
と、永久磁石70a,70bの発生する磁界との電磁作
用によりフォーカスコイル62にフォーカス方向(Z方
向)の力が発生し、これによりフォーカスコイル62お
よびホルダ61と一体に対物レンズ47がフォーカス方
向に変位する。
【0023】一方、アクセス動作やトラッキングサーボ
を行うため、キャリッジコイル78a,78bに所要の
電流を流すと、磁気回路44a,44bの永久磁石54
a,54bの発生する磁界との電磁作用によりキャリッ
ジコイル78a,78bにアクセス方向(X方向)の力
が発生し、これにより可動部48がアクセス方向に変位
する。
【0024】ここで、可動部48がスピンドルモータ4
2側に近づき、ディスク46の内周側の記録、再生を行
う場合には、図1に示すように、可動部48からX方向
に出たフレキシブル基板81は、2本のガイドピン82
の間を通り、中央部がスピンドルモータ42から遠ざか
る方向に膨らんで、ガイド板83側の端部が、ガイド板
83に沿ってY方向に延在する。また、可動部48がス
ピンドルモータ42から遠ざかり、ディスク46の外周
側の記録、再生を行う場合には、図2に示すように、フ
レキシブル基板81は、その中央部がスピンドルモータ
42に接することなく、スピンドルモータ42の外周に
近づくように変形する。
【0025】この実施例によれば、フレキシブル基板8
1を、スピンドルモータ42の回りを巻回するように、
その一端部を可動部48のスピンドルモータ42側の端
面にX方向に平行に固定し、他端部をデッキベース41
に設けたY方向に平行なガイド板83に固定して配設し
たので、可動部48のX方向の移動によるフレキシブル
基板81の干渉を有効に防止でき、フレキシブル基板8
1を何ら損傷することなく、可動部48をスムーズに移
動させることができる。
【0026】また、スピンドルモータ42の近傍のデッ
キベース41に2本のガイドピン82を設け、これらガ
イドピン82の間を通してフレキシブル基板81を配設
したので、フレキシブル基板81の変形のばらつきや、
外部振動があっても、フレキシブル基板81がスピンド
ルモータ42やサラビス50等に接触するのを有効に防
止することができる。
【0027】また、キャリッジコイル78aに、センタ
ーヨーク51aを挿入したショートリング53aおよび
ガイドレール43aを、キャリッジコイル78bに、セ
ンターヨーク51bを挿入したショートリング53bお
よびガイドレール43bをそれぞれ遊嵌させているの
で、キャリッジ66および可動部48のY方向寸法を小
さくでき、可動部48を軽量にできる。
【0028】さらに、ガイドレール43a,43bおよ
びセンターヨーク51a,51bを、デッキベース41
に設けた突起49により位置決めするようにしたので、
それらを精度良く位置決めして固定することができる。
【0029】また、キャリッジコイル78a,78b
を、断面をほぼ5角形状として、ガイドレール43a,
43bに近接させたので、キャリッジコイル78a,7
8bの無駄部分の長さを短くできる。したがって、安価
にできると共に、可動部48をより軽量化できる。
【0030】さらにまた、キャリッジコイル78a,7
8bの三角状の部分を、キャリッジ66に形成した同形
状の凹部66gに接着固定するようにしたので、キャリ
ッジコイル78a,78bのキャリッジ66への固定辺
の長さを長くでき、接着強度を高めることができると共
に、キャリッジコイル78a,78bの三角状の外を、
キャリッジ66の三角状(くさび状)の凹部66gで補
強することができるので、Z方向の寸法を大きくしない
で、キャリッジコイル78a,78bの辺を補強するこ
とができる。
【0031】さらに、与圧側のベアリング75b,75
cを、基準側のベアリング75aのX方向の中間位置よ
りもスピンドルモータ42側にずらして設け、キャリッ
ジコイル78aを基準側のX方向の2個のベアリング7
5aのほぼ中央部に、キャリッジコイル78bを与圧側
のベアリング75b,75cの位置から固定光学系45
側にずらして設けることにより、可動部48の重心をZ
方向からみてキャリッジ66の上部の3個のベアリング
75a,75a,75b間に位置させることができるの
で、各ベアリングおよびキャリッジコイル78a,78
bの取り付けに必要なキャリッジ66の寸法を小さくで
きると共に、基準側のベアリング75aと与圧側のベア
リング75b,75cとの中心、可動部48の重心、キ
ャリッジコイル78a,78bの中心のずれも小さくで
きる。また、与圧側のベアリング75cとキャリッジコ
イル78bとがX方向に並んでいるので、与圧バネ76
とキャリッジコイル78bとの干渉も有効に防止するこ
とができる。
【0032】なお、上述した実施例では、光学系を分離
型としたが、この発明は分離型光学系に限らず、光学系
全体をディスクのほぼ径方向に移動させるタイプのもの
にも有効に適用することができる。また、フレキシブル
基板は一枚に限らず、二枚のフレキシブル基板を用い、
それらの一端部をそれぞれ可動部に取り付け、他端部を
スピンドルモータの両側を巻回するようにして固定部に
取り付けることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、可動
部の回路素子を固定部に設けられた回路素子に接続する
ためのフレキシブル基板を、スピンドルモータの回りを
巻回するようにして、その一端部を可動部のスピンドル
モータ側に固定し、他端部を固定部に固定して配設した
ので、可動部の移動方向と直交する方向の寸法を小さく
でき、装置を小形にできると共に、フレキシブル基板の
干渉を有効に防止でき、その損傷を生じることなく、可
動部をスムーズに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示す状態から、可動部が反対方向に移動
したときの状態を示す平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1に示す可動部の断面図である。
【図5】図1に示す可動部の分解斜視図である。
【図6】従来の光学式情報記録再生装置の一例の構成を
示す平面図である。
【図7】同じく他の例の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
41 デッキベース41 42 スピンドルモータ 43a,43b ガイドレール 44a,44b 磁気回路 45 固定光学系 46 ディスク 47 対物レンズ 48 可動部 49 突起 50 サラビス 51a,51b センターヨーク 52a,52b サイドヨーク 53a,53b ショートリング 54a,54b 永久磁石 55 ビス 56a,56b 磁気ギャップ 57 ビス 61 ホルダ 61a 突起部 62 フォーカスコイル 63 フォーカスバネ 64 保持部材 64a 球面部 65 フレキシブル基板 66 キャリッジ 66a 球面部 66b 開口部 66c 段差部 66d 穴 66e,66f 斜面 66g 凹部 67 バネ 68 ビス 69a,69b ヨーク 70a,70b 永久磁石 71 ミラー 72 カバーガラス 73 カバー 75a,75b,75c ベアリング 76 与圧バネ 77 ビス 78a,78b キャリッジコイル 81 フレキシブル基板 82 ガイドピン 83 ガイド板 84 固定部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式情報記録媒体を回転させるスピン
    ドルモータを有する固定部と、少なくとも対物レンズお
    よび回路素子を有し、前記光学式情報記録媒体のほぼ半
    径方向に移動する可動部と、この可動部の回路素子を固
    定部に設けられた回路素子に接続するためのフレキシブ
    ル基板とを具え、前記光学式情報記録媒体に前記対物レ
    ンズを経て光を照射して、情報の記録または再生を行う
    ようにした光学式情報記録再生装置において、前記フレ
    キシブル基板を、その一端部を前記可動部の前記スピン
    ドルモータ側に固定し、他端部を前記スピンドルモータ
    の回りを巻回するように前記固定部に固定して配設した
    ことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
JP04058265A 1992-03-16 1992-03-16 光学式情報記録再生装置 Expired - Fee Related JP3105620B2 (ja)

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