JPH0191333A - 記録及び／又は読取り用光学ユニット及びこの光学ユニットを設けた装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、機械的な接触なしに、光学ユニットに向けら
れた照射ビームによって、回転軸線を中心に回転するデ
ィスク内の情報トラックを記録及び／又は読取るための
光学ユニットであって、フレームと、副枠と、光軸をも
ち且つ焦点調整面内に照射スポットを形成するよう照射
ビームを集中させるのに適する対物レンズを具えた対物
レンズホルダと、前記対物レンズホルダを前記副枠に移
動自在に連結するための第１連結手段と、前記副枠を前
記フレームに移動自在に連結するための第２連結手段と
を具え、前記第１連結手段は、前記対物レンズが前記光
軸と平行な焦点調整移動を行うことを可能にすると共に
、その他の移動を打ち消し、前記第２連結手段は、前記
対物レンズが前記光軸を横切りかつ前記ディスクの回転
軸線に対する径方向にトラッキング移動を行うことを可
能にすると共に、その他の移動を打ち消し、更に前記フ
レームに連結された電気制御可能な第１焦点調整手段と
、前記対物レンズホルダに連結された電気制御可能な第
２焦点調整手段とを具え、前記第１及び第２焦点調整手
段と、前記焦点調整移動を電気的に制御して生起するた
めに、空隙部を介してお互いに協働するようになし、前
記フレームに連結された電気制御可能な第１トラッキン
グ手段と、電気制御可能な第２トラッキング手段とを具
え、前記第１及び第２トラッキング手段と、前記トラッ
キング移動を生起して制御するために、空隙部を介して
お互いに協働するようになした記録及び／又は読取り用
光学ユニットに関するものである。

このようなユニットは、英国特許出願第２，０９０゜０
３８号に開示されている。既知の光学ユニットは、ビデ
オディスクプレーヤのような光学ディスクプレーヤ内に
使用されている。このようなプレーヤにおいて、対物レ
ンズを具えた光学システムは、プレーヤのターンテーブ
ルに載置された光ディスクの焦点調整面に、ディスクプ
レーヤ内の照射源からの光ビームを集中させて、ディス
クの情報トラック内に貯えられた情報を光学的に読み取
るための照射スポットを形成する。読取り用トラックを
もった光ディスクは、必ずしも完全に平坦をなさないの
で、ディスクの回転に際して、対物レンズから一定距離
に位置されるべきディスク面を正確に配置できない場合
が起こる。そこで、照射スポットをトラックに確実に配
置するために、回転中に、光軸に沿って対物レンズが焦
点調整移動を一定して行う必要がある。

光学ディスクの情報トラックは、ディスクの回転軸線の
周囲に延在する螺旋トラックをなすと共に、規格によっ
て内周から外周囲に向かって読取られるようになってい
る。回転するディスクの精巧さを欠く径方向トラッキン
グに対して、既知の光学ユニットは、ターンテーブルの
回転軸線に対する径方向経路に沿って移動する摺動体上
に配置されている。ディスク上のトラックは僅かな心ず
れを有し、そして、ディスクプレーヤのターンテーブル
は径方向に僅かにずれているので、ディスクが回転する
に際して、情報トラックの僅かな径方向のずれを考慮し
なければならない。走査スポットの位置と走査されるべ
きトラック部分の場所との間に起こるずれを径方向トラ
ッキングシステムによって一般的に減少させ、一般的に
高い振動数をもち且つ光ディスクの回転軸線に対して径
方向に向けられた僅かなトラッキング移動を対物レンズ
が行なう。既知の光学ユニットにおいて、対物レンズの
上記トラッキング移動は、フレームに対して光学ユニッ
トの副枠を移ｖＪさせることによって生じる移動から得
られる。既知の光学ユニットは、一対の平行な第１の仮
ばねによって副枠に連結された対物レンズホルダを具え
、副枠は一対の平行な第２の板ばねによってフレームに
連結されている。副枠がフレームに対して側方移動でき
、この側方移動を対物レンズの光軸と交差するように指
向させ、そして、対物レンズホルダが、副枠に対して光
軸と平行に案内されるような移動を行うことができるよ
うに、前述の板ばねをお互いの方向へ指向させている。

前述した移動を実現するために、既知のユニットには物
理的に離間した２つのりニアモータが設けられている。

一方のりニアモータは、対物レンズを包囲しかつ対物レ
ンズホルダに固定された円筒コイルと、このコイルと同
軸に配置されかつフレームの円筒部分に固定された環状
磁石とを具えている。このモータは、対物レンズホルダ
を駆動して対物レンズの焦点調整移動を行うのに役立つ
。他方のりニアモータは、フレームのＵ字状部に配置さ
れた一対の偏平永久磁石と、副枠に固定されかつＵ字状
部で形成された隙間部内で移動できる偏平コイルとを具
えている。このモータは副枠を駆動して対物レンズの径
方向トラッキング移動を行うのに役立つ。

既知の光学ユニットは、対物レンズが径方向トラッキン
グ移動を行った場合、対物レンズに向けられた光ビーム
が横方向に移動させられ、その結果、対物レンズの光軸
に対する光ビームの位置が変わるといった不利益をもっ
ている。対物レンズの光軸に対する光ビームの上述した
シフトは、光学ユニットが協働するサーボトラッキング
システムに悪影響を与える。特に、径方向ブツシュ−プ
ル方向に基づくトラッキングシステムにおいて、対物レ
ンズの光軸及び照射ビームをお互いに側方ヘシフトする
ことができない。ブツシュ−プル方法は、アダム・ヒル
ガー社刊の「光学ディスクシステムの原理」に詳述され
ており、この本によればブツシュ−プル方法とは、径方
向トラッキング信号を得るために、光ディスクから反射
させられた照射ビームの断面における照射強さの変化を
検出する方法である。対物レンズの小心を横切る照射フ
ラックスが２つの部分に分かれ適切な検出器にかけられ
る。検出器からの反射後、対物レンズへ向けられたビー
ムの対物レンズの光軸に対するシフトは、トラックの位
置のずれとして判断され、結果的に、正確なトラッキン
グの妨げとなるまちがったトラッキング誤差信号を出す
ことになる。

本発明の目的は、作動に際して、光ディスクに向けて対
物レンズを横切る照射ビーム及び対物レンズの光軸がお
互いに側方ヘシフトしないように、冒頭段落記載の光学
ユニットを改良することにある。

前述した目的を達成するために、本発明に係る光学ユニ
ットは、電気制御可能な前記第２トラッキング手段の少
なくとも一部分を前記対物レンズホルダに連結し、前記
対物レンズに向けて照射ビームを指向するために前記副
枠に前記反射装置を配置したことを特徴とする。

このような特徴をもった光学ユニットは、対物レンズの
トラッキング移動中に、照射ビームが対物レンズの移動
に追従でき、その結果、対物レンズの径方向位置と照射
ビームとがお互いに変化しないといった利点を有してい
る。トラッキング移動を行う方向で光学ユニットに向け
て照射ユニットを指向する場合、対物レンズの光軸に対
して４５゜に傾斜した反射面をもった不動の変換鏡すな
わち不動のブリ゛ズム付きの反射装置を設けると好適で
ある。このような反射装置は簡単にかつ容易に取付ける
ことができると共に、安価でもある。径方向トラッキン
グに対して前述のブツシュ−プル方法を利用した場合、
反射装置は、対物レンズの光軸に対して、対物レンズを
横切って反射させられた照射ビームの断面の心、出しを
行うのに適することとなる。

本発明に係る光学ユニットの適切な実施態様は、前記フ
レームに連結された第１焦点調整手段及び第１トラッキ
ング手段が、前記第２焦点調整手段及び前記第２トラッ
キング手段と協働する少なくとも一つの共通部分を具え
たことを特徴とする。

前記第１焦点調整手段及び前記第１トラッキング手段が
少なくとも永久磁石を具え、前記第２焦点調整手段が少
なくとも焦点調整コイルを具え、前記第２トラッキング
手段が少なくともトラッキングコイルを具えた場合、前
述の実施態様は、前記焦点調整コイル及び前記トラッキ
ングコイルをお互いに固定し、これらコイルの軸線がお
互いに交差するように延在したことを特徴とする。

この実施態様は、限定された数の部品をもった焦点調整
及びトラッキングを行う装置を有し、この装置は節単に
製造できると共に、小さな寸法を有することとなる。

前記焦点調整コイルが前記対物レンズの光軸と平行に延
在した適切な他の実施態様は、前記焦点調整コイルの外
側を前記対物レンズホルダの壁部分に固定し、前記焦点
調整コイルの内側に、前記フレームに連結された磁気回
路の素子が隙間をもって係合する自由空間部を形成する
ことを特徴としている。焦点調整コイルのこのような配
置は、焦点調整装置を高精度にしている。

前記第１連結手段が、前記副枠に連結される第１端部と
前記対物レンズホルダに連結される第２端部とを有する
一対の第１の仮ばねを具え、前記第２連結手段が、前記
フレームに連結される第１端部と前記副枠に連結される
第２端部を有する一対の板ばねを具えた本発明に係る光
学ユニットの適切な他の実施態様は、一対をなす前記第
１及び第２の板ばねの第１端部を、光軸の一側でのみ延
在する同一領域内に配置したことを特徴とする。

板ばねのこのような配置により光学ユニットを大変コン
バクにすることができる。光学ユニットの寸法を更に小
さくするためには、一対をなす前記第１及び第２の板ば
ねの第２端部を、前記領域内に配置すると好適である。

日本国特許出願第６０−２５３０３０号には、二対の板
ばねを具えた対物レンズ駆動装置が開示されている。二
対をなす前記板ばねのうちの一方の対は、板状の支持体
に固定されていると共に、板状の連結部材を介して他方
の対の板ばねに連結されている。この他方の対の板ばね
は対物レンズを具えた対物レンズユニットに固定されて
いる。駆動装置は更に、焦点調整及びトラッキングを行
うために対物レンズ付きの対物レンズユニットを相互に
直行する二方向に移動させるためのアクチュエータを具
えている。この駆動装置は英国特許出願第２．０９０，
０３８号に開示された光学ユニットと同じ欠点をもって
いる。

本発明は、回転軸線を中心に回転するディスクに対する
径方向経路に沿って対物レンズを移動させ、且つシャー
シと、前記ディスクを支持するためのターンテーブルと
、前記径方向経路に沿って前記シャーシと相対物に移動
させられる摺動体と、この摺動体用の平行案内手段とを
具えた装置に関するものである。

このような装置は、ヨーロッパ特許第０．１７６、１２
７号から既知である。対物レンズを具えた対物レンズホ
ルダを一対の板ばねによって摺動体に連結し、摺動体の
移動方向に対して垂直に指向される焦点調整移動を対物
レンズが行なうことで、走査されるべき光ディスクの記
録面に常時集中される照射ビームを維持することができ
る。光デイスク上の情報トラックを対物レンズによって
ディスクの回転軸線に対して径方向に追従させるために
、摺動体を対物レンズホルダと協働して移動させている
。

このことは、低振動数で情報トラックを追従する場合は
問題がおこらないが、しかし追従されるべき情報トラッ
クの位置において対物レンズを不規則な場所に配置する
ために、対物レンズは高振動数の僅かな径方向移動がで
きなければならない。

しかしながら、このことに関して、対物　レンズホルダ
と協働する摺動体の比較的大きな質量及び板ばねのかな
り好ましくない径方向伝達に起因して、得ベカリシサー
ボ帯域帯があまりにも小さくなっているので、記録トラ
ックを高精度で追従することができない。

したがって、本発明の目的は、回転軸線を中心に回転可
能なディスクに対して径方向経路に沿って対物レンズを
移動させ、且つ、少なくともトラッキング特性に対して
苛酷な要求を満たす装置を提供するごとにある。本発明
に係る光学ユニットのフレームを摺動体に連結する装置
に光学ユニットを設けた場合に前述の目的を達成するこ
とができる。

既知の装置と対比して、既知の装置内の対物レンズは、
回転毎に起こる情報トラックの径方向のずれを常時追跡
するための単段のサーボトラッキングシステム内に設け
られており、本発明に係る装置内の対物レンズは二段の
サーボトラッキングシステム内に配置されており、２段
面は摺動体に対して対物レンズを径方向に移動できるよ
うに構成されている。摺動体に対し対物レンズによって
行われる径方向の移動は、僅かだけ必要であると共に、
情報トラックの高振動数のトラッキングを提供するのに
役立っている。光学ユニットのトラッキング手段を適切
に選択した場合においては、大きなサーボ帯域幅を得る
ことができる。

本発明に係る装置の適切な実施態様は、前記摺動体が前
記照射ビームを放射するための照射源を支持することを
特徴とする。

本発明に係る装置において、対物レンズの移動は、照射
ビームの方向にのみ起こり、この方向に垂直な方向には
起こらず、たとえ、あったとしてもほとんど支障のない
程度であるから、光軸に対する照射ビームの望まない変
位が起こることはない。

前述した特徴により、本発明に係る装置は、最新式の光
学オーディオやビデオディスクプレーヤやデータレコー
ダの使用に適することとなる。

以下、本発明に係る一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。

第１〜４図に示された本発明に係る光学ユニットは、光
学的なオーディオディスク、ビデオディスク又はデータ
ディスクに対する記録及び／又は読取りを意図したタイ
プのディスクプレーヤに使用させることができる。光学
ユニットは軟磁性体からなるフレーム１と副枠３と対物
レンズホルダ５とを具え、この対物レンズホルダ５には
開口部及び光軸７＾をもった対物レンズ７から設けられ
ている。−個のレンズからなるこの場合の対物レンズ７
は、照射源例えば半導体レーザによって放射された照射
ビーム６の焦点を合わせるのに役立つと共に、作用下で
回転する光ディスク８の記録面で焦点が合わされた前記
照射ビームを維持するのに役立つ。この焦点合わせに対
して、対物レンズ７は光軸７Ａに沿う制限移動（以下焦
点調整移動と呼ぶ）を行う必要がある。本発明に係る光
学ユニットの焦点合せは、光軸７八と平行に対物レンズ
７と協働するホルダ５の移動によって達成される。

前述した焦点調整移動に加えて、対物レンズ７は、回転
する光ディスクの記録面に対して所望の位置に焦点合せ
を行うことによって形成された照射スポット１０を搬送
及び維持するための移動を行う必要がある。情報は記録
面内の螺旋トラックに貯えられ又は記録されるべきであ
るので、照射スポットの上述した搬送及び維持の移動を
径方向及び接線方向のトラッキング移動と呼ぶ。径方向
のトラッキングを達成するために、光学ユニットを第５
図に示すような摺動体上に配置してもよく、この摺動体
は光ディスクの回転体１０９の軸線に対して径方向に直
線移動を行うことができる。光学ユニットを支持する摺
動体は比較的大きな質量をもっているので、摺動体を移
動させることにより、対物レンズが径方向にトラック上
を大ざっばに追従することのみ可能である。しかしなが
ら、径方向の正確なトラッキングは、光学ユニット自体
の手段によって達成される。すなわち、径方向の制限さ
れた距離にわたって対物レンズ７と協働するホルダ５を
フレームｌに対して移動させることによって達成される
（第１図の二重矢印Ｒ参照）。

接線方向のトラッキングを達成するために、タイミング
エラーを修正するための電子遅延手段を使用することも
できる。

対物レンズ７付きのホルダ５の前述した移動を可能にす
るために、光学ユニットには、二対の板ばね９及び１１
がそれぞれ設けられている。２Ｆｉの平行な板ばね９は
、制動材料からなるストリップ部１２を有すると共に、
フレーム１上で副枠３を支持して、フレーム１に対する
副枠３の移動（矢印Ｒで示される方向の移動）を可能に
する。各板ばね９は第１端面９Ａを有し、この第１端面
９Ａはフレーム１の曲がり耳片１＾によって構成された
直立壁部に接着剤によって固定される。また、各板ばね
９は副枠３の側面３Ａに固定される第２端面９Ｂを有し
ている。２板の平行な板ばね１１は、ホルダ５を副枠３
に連結すると共に、副枠３に対してホルダ５を光軸７Ａ
と平行に移動させることを可能にする。

各板ばね１１は、第１端面１１Ａ及び第２端面１１Ｂを
有し、第１端面１１Ａは副枠３の壁部３Ｂに固定され、
第２端面１１Ｂはホルダ５の下側面５Ａに固定される。

上述した構成は、前述の移動以外のいかなる移動をも打
ち消すことができる。したがって、対物レンズ７は、フ
レーム１に対して正確な焦点調整移動及び径方向のトラ
ッキング移動を行うことができる。

副枠３の表面３Ｃは、照射ビーム６を反射するための反
射面１３をもった反射ブロックを支持しており、照射ビ
ーム６は、矢印Ｒによって示された方向と平行に対物レ
ンズ７に向かって光学ユニットへ案内される。反射面１
３は、プリズム、トに配置されていると共に、光軸７Ａ
の交差する部分でもある。

光軸誦と反射面１３との間は４５°の角度をなしている
。

前述した移動を行うよう対物レンズホルダ５を作動させ
るために、光学ユニットには、電気制御可能な焦点調整
手段及び電気制御可能なトラッキング手段を具えた電磁
アクチュエータ手段が設けられている。焦点調整手段は
第１手段と第２手段とを具えている。第１手段は、仮ば
ねと平行に延在する磁気軸線をもってフレーム１５に固
定された永久磁石１９と、フレーム１に２個設けた強磁
性プレート１５．１７とによって構成され且つフレーム
１に連結されている。第２手段は、ホルダ５の壁部５Ｂ
に固定され隙間をもってプレート１７を包囲した略矩形
の焦点調整コイル２１によって構成され且つ対物レンズ
ボルダ５に連結されている。前記コイル２１は空隙部２
３を介して磁石１９と協働している。

トランキング手段は、フレームに連結され且つ前述した
部分１５．１７及び１９によって構成された第１手段と
、焦点調整コイル２１に固定され空隙部２３を介して磁
石１９と協働する環状のトラッキングコイル２５を２個
有した第２手段とを具えている。

トラッキング手段を支持し、板ばね上の負荷すなわち共
振の危険性を最小限にするために、付加的なトラッキン
グ手段を第１．２．３図に示されるような構成にしても
よい。付加的なトラッキング手段は、シャーシｌに形成
した２つの強磁性プレー）２７．２９と、磁石１９の磁
気軸線と一敗する磁気軸線を有しかつプレート２７に固
定された永久磁石３１と、副枠の端面３Ｃに固定され空
隙部３３を介して磁石３１と協働する２つのトラッキン
グコイル３５とを具えている。

前述のコイル２Ｌ　２５及び３５のリード部（図示せず
）は、フォイル３７に固定されていると共に、フォイル
に配置された電導体に電気的に連結されている。フォイ
ル３７はホルダ５の上側面に固定されている。

第５図に示された本発明に係る装置は、レーザ１０３例
えば半導体レーザによって放射された照射ビーム６によ
って光学ディスクの反射記録面に形成した情報トランク
に対する記録及び／又は読取りを意図したものである。

装置は、回転体１０９の軸線を中心に回転するための光
デイスク用電動ターンテーブル１０７を支持するシャー
シ１０５を具えている。装置は更にターンテーブル１０
７に対して慴動体１１１を径方向（矢印Ｒに示された方
向）に移動させるための機械式案内手段を具えている。

この案内手段は、スリーブ１１７と協働するシャーシ１
０５に固定された２つの案内ロッド１１３．１１５と、
摺動体１１１の摺動素子１１９とを具えている。案内手
段は更に伝達装置を介して摺動体１１１を駆動させるた
めの電動モータ１２１を具え、このモータはシャーシ１
０５内で支持されている。伝達装置は、シャーシ内で支
持された親ねじ１２３と、この親ねじと協働し摺動体１
１１に機械的に連結されたねじ付きブツシュ１２５と、
親ねじ１２３に固定されたプーリ１２７と、このプーリ
１２７とモータ１２１のプーリ１３１　との間を連結す
るベルト１２９とを具えている。

摺動体１１１は本発明に係る光学ユニン目３３を支持し
、結果的にこの光学ユニット１３３は図面に示されたよ
うな構成を有することになる。摺動体１１１に設けたレ
ーザ１０３によって放射された照射ビーム６は摺動体】
１１に配置された半透鏡１３５によって径方向に反射さ
せられ、その後、径方向の照射ビーム６はコリメータレ
ンズ１３６を介して光学ユニッ目３３の反射面１３に入
射され、更にその後照射ビーム６は、光ディスク８の記
録面に照射スポット１０を形成するために、対物レンズ
７によって焦点が合う（第４．５図参照）。

照射ビーム６は情報によって変調されると共に、ビーム
を走査した場合に光ディスクによって反射させられる。

更に、照射ビーム６はビーム６へのように半透鏡１３５
によって伝達される。その後、ビーム６＾は半導体ダイ
オードシステム１３７に入射させられる。このシステム
１３７の構成及び作用は本発明と無関係であるからここ
では詳述しない。本発明に係る装置は、ブツシュ−プル
方法に基づ（トラッキングシステムに使用するのに大変
適しているが、他のトラッキングシステム例えばラジア
ルウオーブル方法（ｒａｄｉａｌ−ｗｏｂｂｌｅ　ｍｅ
ｔｈｏｄ）又は３スポツトトラツキング方法に基づくト
ラッキングシステムを排除するものではない。

本発明は上述の実施例に限定されるものではない。例え
ば、第１．２．３図に示された付加的なトラッキング装
置を省いてもよい。代案として、照財源を装置のシャー
シに配置してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光学ユニットの一実施例を示す分
解斜視図、 第２図は第１図に示された光学ユニットの平面図、 第３図は第１図に示された光学ユニ７）の側面図、 第４図は第１図に示された光学ユニットの一部を図解的
に示す図、 第５図は本発明に係る光学ユニットを組込んだ装置の一
実施例を示す平面図である。 １・・・フレーム　　　　　３・・・副枠５・・・対物
レンズホルダ　６・・・照射ビーム７・・・対物レンズ
　　　　７Ａ・・・光軸８・・・ディスク ９・・・第２連結手段（第２の板ばね）１０・・・照射
スポット １１・・・第１連結手段（第１の板ばね）９Ａ、　１１
八・・・第１端部　　９Ｂ、１１Ｂ・・・第２端部１３
・・・反射面 １９・・・第１焦点調整手段（第１トラッキング手段）
２１・・・第２焦点調整手段（焦点調整コイル）２３・
・・空隙部 ２５・・・第２トラッキング手段（トラッキングコイル
）１０５・・・シャーシ　　　　１１１・・・摺動体特
許出願人　　　　エヌ・べ−・フィリップス・フルーイ
ランペンファブリケン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、機械的な接触なしに、光学ユニットに向けられた照
   射ビームによって、回転軸線を中心に回転するディスク
   内の情報トラックを記録及び／又は読取るための光学ユ
   ニットであって、 フレームと、 副枠と、 光軸をもち且つ焦点調整面内に照射スポットを形成する
   よう照射ビームを集中させるのに適する対物レンズを具
   えた対物レンズホルダと、 前記対物レンズホルダを前記副枠に移動自在に連結する
   ための第１連結手段と、 前記副枠を前記フレームに移動自在に連結するための第
   ２連結手段とを具え、 前記第１連結手段は、前記対物レンズが前記光軸と平行
   な焦点調整移動を行うことを可能にすると共に、その他
   の移動を打ち消し、前記第２連結手段は、前記対物レン
   ズが前 記光軸を横切りかつ前記ディスクの回転軸線に対する径
   方向にトラッキング移動を行うことを可能にすると共に
   、その他の移動を打ち消し、 更に前記フレームに連結された電気制御可能な第１焦点
   調整手段と、前記対物レンズホルダに連結された電気制
   御可能な第２焦点調整手段とを具え、前記第１及び第２
   焦点調整手段は、前記焦点調整移動を電気的に制御して
   生起するために、空隙部を介してお互いに協働するよう
   になし、 前記フレームに連結された電気制御可能な第１トラッキ
   ング手段と、電気制御可能な第２トラッキング手段とを
   具え、前記第１及び第２トラッキング手段は、前記トラ
   ッキング移動を生起して制御するために、前記空隙部を
   介してお互いに協働するようになした記録及び／又は読
   取り用光学ユニットにおいて、電気制御可能な前記第２
   トラッキング手段の少なくとも一部分を前記対物レンズ
   ホルダに連結し、 前記対物レンズに向けて照射ビームを指向するために前
   記副枠に前記反射装置を配置したことを特徴とする記録
   及び／又は読取り用光学ユニット。 ２、請求項１記載の光学ユニットにおいて、前記フレー
   ムに連結された第１焦点調整手段及び第１トラッキング
   手段が、前記第２焦点調整手段及び前記第２トラッキン
   グ手段と協働する少なくとも一つの共通部分を具えたこ
   とを特徴とする光学ユニット。 ３、前記第１焦点調整手段及び前記第１トラッキング手
   段が少なくとも永久磁石を具え、前記第２焦点調整手段
   が少なくとも焦点調整コイルを具え、前記第２トラッキ
   ング手段が少なくともトラッキングコイルを具えた請求
   項１又は２記載の光学ユニットにおいて、前記焦点調整
   コイル及び前記トラッキングコイルをお互いに固定し、
   これらコイルの軸線がお互いに交差するように延在した
   ことを特徴とする光学ユニット。 ４、前記焦点調整コイルが前記対物レンズの光軸と平行
   に延在した請求項１乃至３のいずれか一項に記載の光学
   ユニットにおいて、前記焦点調整コイルの外側を前記対
   物レンズホルダの壁部分に固定し、前記焦点調整コイル
   の内側に、前記フレームに連結された磁気回路の素子が
   隙間をもって係合する自由空間部を形成することを特徴
   とする光学ユニット。５、請求項３記載の光学ユニット
   において、前記トラッキングコイルに隣接して類似のト
   ラッキングコイルを配置したことを特徴とする光学ユニ
   ット。 ６、請求項１記載の光学ユニットにおいて、前記対物レ
   ンズの光軸に対して約４５°の角度に配置された反射面
   をもつ反射装置を具えたことを特徴とする光学ユニット
   。 ７、前記第１連結手段が、前記副枠に連結される第１端
   部と前記対物レンズホルダに連結される第２端部とを有
   する一対の第１の板ばねを具え、前記第２連結手段が、
   前記フレームに連結される第１端部と前記副枠に連結さ
   れる第２端部とを有する一対の第２の板ばねを具えた請
   求項１乃至６のいずれか一項に記載の光学ユミットにお
   いて、一対をなす前記第１及び第２の板ばねの第１端部
   を、光軸の一側でのみ延在する同一領域内に配置したこ
   とを特徴とする光学ユニット。 ８、請求項７記載の光学ユニットにおいて、一対をなす
   前記第１及び第２の板ばねの第２端部を、前記領域内に
   配置したことを特徴とする光学ユニット。 ９、回転軸線を中心に回転するディスクに対する径方向
   経路に沿って対物レンズを移動させ、且つシャーシと、
   前記ディスクを支持するためのターンテーブルと、前記
   径方向経路に沿って前記シャーシと相対的に移動させら
   れる摺動体と、この摺動体用の平行案内手段とを具えた
   装置において、請求項１乃至８のいずれか一項に記載の
   光学ユニットを具え、このユニットのフレームを前記摺
   動体に連結したことを特徴とする装置。 １０、請求項９記載の装置において、前記摺動体が前記
   照射ビームを放射するための照射源を支持することを特
   徴とする装置。