JP3230872B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP3230872B2
JP3230872B2 JP00343393A JP343393A JP3230872B2 JP 3230872 B2 JP3230872 B2 JP 3230872B2 JP 00343393 A JP00343393 A JP 00343393A JP 343393 A JP343393 A JP 343393A JP 3230872 B2 JP3230872 B2 JP 3230872B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の情報記
録媒体に対し情報の記録/再生を行うもので、光ディス
ク装置や光磁気ディスク装置等に適用される光ピックア
ップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップ装置は、公知のように、
レーザ光を光学系によって対物レンズに導き、この対物
レンズがレーザ光を集束して情報記録媒体である光ディ
スク上の情報トラックに照射し、さらに光ディスクから
の反射光を受光素子等で検知することにより、情報の記
録/再生を行うものである。
【0003】一例として、特開平2−68730号公報記載
の技術がある。この特開平2−68730号公報には、1つ
の磁気回路より発生する磁力に対し、フォーカシング用
のコイル,トラッキング用のコイル,シーク用のコイル
それぞれが発生する磁力を対応させ、フォーカシング動
作,トラッキング動作,シーク動作の3種類の動作を行
うという技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−68730号公報記載の技術においては、1つの磁気回
路に対して3種類のコイルを対応させるために、それら
3種類のコイルは共に、シーク移動しながら光ディスク
に集束光を照射する可動光学系内に組み込まれている。
また上記3種類のコイルにそれぞれ磁界を発生させるた
めに、各コイルに給電するための給電線がそれぞれのコ
イルに対して結線されている。
【0005】しかし、給電線の数が増えてくると、その
分結線作業が増加するため組立工数が増え、またシーク
移動における給電線の引張りによる負荷が増大し、シー
ク移動の妨げともなる。さらに給電線が移動するスペー
スも増加するため、装置の小型化が難しくなる。
【0006】本発明は、このような課題を解決し、可動
光学系に繋がる給電線の数を少なくするとともに、省電
力で、かつ小型化を実現したピックアップ装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、情報記録媒体に光スポットを形成する対
物レンズを少なくとも光軸方向に駆動する対物レンズア
クチュエータと、この対物レンズアクチュエータを搭載
したキャリッジと、情報記録媒体表面の情報トラックを
横断する方向へ前記キャリッジを駆動するシークモータ
とを備えた光ピックアップ装置において、前記シークモ
ータを前記キャリッジに備えた永久磁石と、この永久
磁石に対向し、かつ前記キャリッジの移動方向に対して
平行に並べた複数個の固定コイルとから構成し、前記複
数個の各固定コイルにおけるシーク方向の長さを、前記
永久磁石のシーク方向の長さより長くしたことを特徴と
する。
【0008】
【0009】また記構成において、前記永久磁石は、
前記対物レンズアクチュエータの磁気回路をも構成する
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成を採用することにより、固定コイルを
分割して複数配置したため、キャリッジを駆動させる際
には、このキャリッジに備えた永久磁石に対向する固定
コイルに磁力を発生させればよいので、コイル抵抗値が
小さくなり省電力化が可能となる。
【0011】また複数個の各固定コイルにおけるシーク
方向の長さは、キャリッジに搭載した永久磁石のシーク
方向の長さより長く構成されているため、コイルとコイ
ルとの繋ぎ目に対し、永久磁石が同時に2箇所以上の繋
ぎ目に対向することはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0013】図1は本発明の実施例の構成を示す平面図
であり、1は情報記録媒体である光ディスク、2は光デ
ィスク1を回転駆動させるスピンドルモータ、3は固定
光学系を示す。この固定光学系3の内部には、レーザ光
を発生させる光源や、この光源からの拡散光を平行光に
するコリメートレンズ、さらに光ディスク1からの反射
光を検知し光電変換して再生信号とする受光素子や、ト
ラッキングのずれ、または光スポットの大きさ等を検知
する受光素子等の公知の光学系が装備されている。
【0014】4は、光ディスク1に集束光を照射し、そ
の反射光を固定光学系3に送ると共に、光ディスク1の
半径方向に移動する可動光学系、5はシークベース、6
はシークベース5の両側に形成されたシークレールを示
す。このシークベース5上に可動光学系4が載置され、
さらに可動光学系4がシークレール6,6上にて直線運
動を行う。
【0015】7は可動光学系4の両側に設置された固定
コイルを示す。この固定コイル7は、複数個のコイルに
より構成されており(図1では4個とした)、固定コイル
7を構成するこれらの要素コイル7a,7b,7c,7dに
対してそれぞれ独立して給電される。さらに、この固定
コイル7,7にはシャフト状の軟磁性体8が挿入されて
いる。
【0016】上記したスピンドルモータ2,固定光学系
3,シークベース5,固定コイル7,7は、ドライブベ
ース9上に固定される。
【0017】10は、固定光学系3からの平行光を集束さ
せ、光ディスク1の情報トラックに光スポットを形成す
る対物レンズ、11は、対物レンズ10を中央部に載置し、
側面にフォーカシングコイル(後述する)が巻回されたボ
ビン、12は板金製のキャリッジ、13は、キャリッジ12に
一端を取り付け、他端をボビン11に取り付けることで、
ボビン11を支持する板バネ、14はヨークを示す。このヨ
ーク14,14に対し、ボビン11の有するヨーク孔11aが遊嵌
する。
【0018】15はヨーク14およびボビン11が有するフォ
ーカシングコイルに対向させてキャリッジ12に固定され
た永久磁石を示す。この永久磁石15,15は固定コイル7,
7に対向し、その対向する幅は要素コイル7a,7b,7
c,7dの幅よりも小さい。16はフォーカシングコイルに
電流を送るフレキシブル基板を示す。
【0019】上記した対物レンズ10,ボビン11,キャリ
ッジ12,板バネ13,ヨーク14,永久磁石15,その他キャ
リッジ12に設けた部材によって可動光学系4が構成され
る。
【0020】17は偏向プリズムを示し、この偏向プリズ
ム17はシークベース5上に設置され、固定光学系3から
出射された平行光の光路を偏向し、可動光学系4に導く
ものである。
【0021】図2はキャリッジ12の構成を示す斜視図で
あり、図2に示すように、キャリッジ12は長方形状の板
金を加工することにより形成される。
【0022】図2において、18は板金の両側に曲げを施
すことにより形成されたスライドテーブル、19はスライ
ドテーブル18の内側に形成された溝、20はスライドテー
ブル18を形成するための曲げ部中央を切欠いて形成した
凹部、21は、図1に示す対物レンズ10にレーザ光を導く
反射プリズム(後述する)を固定するための折曲げ部を示
す。この折曲げ部21は、板金の中央部をスライドテーブ
ル18と同じ方向に切起し、かつ切起した表面がスライド
テーブル18の表面に対して直角になるように形成され
る。
【0023】22は折曲げ部21によって板金の中央部に形
成された中央孔を示す。この中央孔22の両側を、スライ
ドテーブル18とは逆方向に切起すことで、ヨーク14が形
成される。
【0024】図3は図1のA−A断面図であり、23は図
2に示すキャリッジ12の折曲げ部21に固定された反射プ
リズム、24はボビン11に巻回したフォーカシング用コイ
ル、25はシークレール6に形成された溝6aとスライド
テーブル18の溝19との間に配置された、キャリッジ12の
シーク移動を円滑にするための剛球を示す。また、キャ
リッジ12の凹部20,20には永久磁石15が設置されてい
る。
【0025】次に可動光学系4の動作について説明す
る。
【0026】永久磁石15に対向する要素コイル7bに電
流を流すことにより、磁界が発生し、この磁界により永
久磁石15にローレンツ力が作用して、可動光学系4がシ
ーク移動をする。可動光学系4がシーク移動をした際、
永久磁石15がコイルとコイルの繋ぎ目、例えば要素コイ
ル7bと要素コイル7cとの間に位置したときは、磁界
を発生させるコイルを要素コイル7bから要素コイル7c
に切り換えることで、可動光学系4は連続的にシーク移
動する。
【0027】またトラッキング動作は、固定光学系3内
のトラッキングのずれを検知する受光素子の出力に応じ
て固定コイル7に電流が送られ、可動光学系4を移動さ
せることで行われる。さらにフォーカシング動作は、固
定光学系3内のフォーカシングのずれを検知する受光素
子の出力に応じて、フレキシブル基板16を通じてフォー
カシング用コイル24に電流が送られ、対物レンズ10を上
下に移動させることで行われる。
【0028】以上説明した構成を本実施例において採用
することにより、次に記載する作用効果を奏する。
【0029】実施例の構成により、可動光学系4にはフ
ォーカシング用コイル24以外にコイルを備えていないの
で、フォーカシング用コイル24のみフレキシブル基板16
と結線すればよい。したがって、結線作業が容易になる
と共に、軽量の可動光学系4が実現できる。しかも可動
光学系4のシーク動作の繰返しにより、給電数が少ない
分、フォーカシング用コイル24のコイル端子とフレキシ
ブル基板16との結線部が分断される危険性が少なくな
る。
【0030】また固定コイル7を分割して複数配置した
ことにより、コイル抵抗値が小さくなり、省電力化が図
れる。また永久磁石15は、要素コイルと要素コイルとの
繋ぎ目に同時には1箇所しか対向しないので、安定かつ
スムーズな可動光学系4のシーク移動および加減速が可
能となる。
【0031】また固定コイル7に電流を流すことによ
り、可動光学系4のシーク移動およびトラッキング動作
を行うことにより、可動光学系4自体はフォーカシング
動作のみ行えばよいため、装置の簡略化が図れる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明した通り本発明を構成するこ
とにより、次に記載する効果を奏する。
【0033】まず、キャリッジには少なくともフォーカ
シング用コイルを備えればよいため、給電するための可
動光学系への結線数が少なくなり組立作業が容易とな
る。さらにまた、固定コイルを複数設けることにより、
キャリッジに備えられた永久磁石に対向した固定コイル
に電流を流すことでシーク移動が行われるため省電力化
が図れる。
【0034】また、固定コイルの要素コイル間の電流切
換が容易にでき、安定したスムーズなシーク動作が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す平面図である。
【図2】実施例に係るキャリッジの構成を示す斜視図で
ある。
【図3】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、 4…可動光学系、 5…シークベー
ス、 6…シークレール、 7…固定コイル、 8…軟
磁性体、 10…対物レンズ、 11…ボビン、12…キャリ
ッジ、 13…板バネ、 14…ヨーク、 15…永久磁石、
16…フレキシブル基板、 18…スライドテーブル、
20…凹部、 21…折曲げ部、 22…中央孔、 23…反射
プリズム、 24…フォーカシング用コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 G11B 7/09 G11B 7/095 G11B 21/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に光スポットを形成する対
    物レンズを少なくとも光軸方向に駆動する対物レンズア
    クチュエータと、この対物レンズアクチュエータを搭載
    したキャリッジと、情報記録媒体表面の情報トラックを
    横断する方向へ前記キャリッジを駆動するシークモータ
    とを備えた光ピックアップ装置において、 前記シークモータを前記キャリッジに備えた永久磁石
    と、この永久磁石に対向し、かつ前記キャリッジの移動
    方向に対して平行に並べた複数個の固定コイルとから構
    し、前記複数個の各固定コイルにおけるシーク方向の
    長さを、前記永久磁石のシーク方向の長さより長くした
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石は、前記対物レンズアクチ
    ュエータの磁気回路をも構成することを特徴とする請求
    項1記載の光ピックアップ装置。
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