JPH04345942A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
てレ−ザビ−ムを照射するとともに、その光ビ−ムスポ
ットのあたる微小領域に磁界を印加して、光磁気的に情
報の記録、消去を行う光磁気記録再生装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】この種の光磁気記録再生装置には、図５
に示すように、対物レンズ５１をトラッキングおよびフ
ォ−カシング方向に移動調節するための対物レンズアク
チュエ−タ５２ａ、上記対物レンズアクチュエ−タ５２
ａをシ−ク方向に移動させる対物レンズアクチュエ−タ
保持体５２ｂからなる対物レンズ駆動装置５０が備えら
れている。上記対物レンズアクチュエ−タ保持体５２ｂ
は上記シ−ク方向に沿って配置されたガイドレ−ル５３
に案内されるようになっている。上記対物レンズは、光
磁気記録媒体（光磁気ディスク）に情報を記録・再生す
る時、上記記録媒体のトラッキングおよびフォ−カシン
グ方向への微動調節を上記対物レンズアクチュエ−タ５
２ａに設けた磁気回路、電磁コイル（図示せず）で制御
される。また、上記ガイドレ−ル５３に沿って対向する
一対の棒状磁石５４、５４が配置されており、その磁石
５４、５４の背面に設けた磁性体５５、５５とともに磁
気回路を構成していて、上記磁気回路を取巻くコイル５
６を上記対物レンズアクチュエ−タ保持体５２ｂに設け
ている。そして、上記コイル５６に流れる電流で発生し
た電磁力により、上記対物レンズ５１のシ−ク方向の移
動制御を行うのである。

【０００３】また、上記光磁気情報記録装置には、上記
対物レンズ５１とは反対側で、上記光ディスク面の記録
再生部に集束されたレ−ザ−光の領域に磁界を印加する
ための磁気ヘッド６１が配置される。上記磁気ヘッド６
１は、磁気ヘッド駆動装置６０でシ−ク方向に移動調節
されるようになっている。すなわち、この磁気ヘッド駆
動装置６０は、上記ヨ−ク方向に延びるガイドレ−ル６
２、６２に沿って移動される磁気ヘッド保持体６３に、
例えば、ロ−ドビ−ムおよびシンバルスプリング６４を
介して上記磁気ヘッド６１を保持しており、また、上記
ガイドレ−ル６２、６２間に配置された棒状磁石６５、
６５およびこれらに添って設けられた磁性体（ヨ−ク）
６６で構成される磁気回路を、上記磁気ヘッド保持体６
３に設けたコイル６７で取巻き、上記コイルに流れる電
流で発生した電磁力により、上記シ−ク方向への上記磁
気ヘッド６１の移動調節を行うのである。

【０００４】しかして、所要の光学系を介してレ−ザ光
源（図示せず）から上記対物レンズ５１を介して上記光
磁気ディスクに光ビ−ムスポットを集束する時、反射光
をセンサ−で捕らえて、その情報から、上記対物レンズ
駆動装置５０を働かせて、シ−ク方向、およびトラッキ
ング並びにフォ−カシング方向の対物レンズ５１の移動
制御を行うとともに、この光ビ−ムスポットのあたる微
小領域に、独自に上記磁気ヘッド駆動装置の働きで、上
記磁気ヘッド６１の位置合せ制御を行うのである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記対
物レンズ駆動装置５０および磁気ヘッド駆動装置６０は
それぞれその対物レンズアクチュエ−タ保持体５２ｂお
よび磁気ヘッド保持体６３を、それぞれのガイドレ−ル
５３、６２に沿って案内するために、装置フレ−ムに対
する取付け如何では、図６に示すように、光ビ−ムスポ
ットの中心ラインＬ１　と、磁気ヘッド６１の移動中心
ラインＬ２　とがずれて、極端な場合には、光ビ−ムス
ポットＡ１、Ａ２　のあたる微小領域に記録、消去に必
要な磁界の印加が出来なくなるおそれがある。このため
、組立には相当程度の高い精度が要求され、また、高級
な治具も必要になるなど、極めて作業性が悪い。

【０００６】

【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、対物レンズ駆動装置および磁気ヘッド駆動装置に
おけるシ−ク方向への各保持体の案内を、共通のガイド
レ−ルを用いて行うようにして、実質的に組立誤差を生
じない高精度で組立上の作業性が良い光磁気記録再生装
置を提供しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
光磁気記録媒体に対して、光学ヘッドの対物レンズを、
シ−ク方向、トラッキング方向およびフォ−カシング方
向に移動制御する対物レンズ駆動装置、および、上記対
物レンズからのレ−ザ光が光スポットを形成する微小領
域に対応して磁界を印加する磁気ヘッドのための磁気ヘ
ッド駆動装置を装備した光磁気記録再生装置において、
上記シ−ク方向に沿って上記対物レンズ駆動装置のキャ
リア（対物レンズアクチュエ−タ保持体）を案内するガ
イドレ−ルに、上記磁気ヘッド駆動装置の磁気ヘッド保
持体を案内させるように、上記両駆動装置に上記ガイド
レ−ルを共用させた構成にしている。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図４を
参照して具体的に説明する。ここでは、レ−ザ−発光部
やセンサ−部（図示せず）を装置フレ−ム側に装備して
いる所謂分離光学系の光学ヘッドが示されている。上記
光学ヘッドの可動部（キャリア）１は、シ−ク方向に延
びるガイドレ−ル２、２に沿って移動される対物レンズ
保持体３を、板ばねなどの弾性体４を介して保持してお
り、上記対物レンズ保持体３には、光磁気ディスク５の
記録・再生部に対応して対物レンズ６が設けてある。特
に、この実施例では、対物レンズ駆動装置７の一部とし
て、上記ガイドレ−ル２、２間に位置して、装置フレ−
ム側には、上記シ−ク方向に沿って左右対向する対の棒
状の磁石８、８が設けられており、上記磁石８、８の背
面に配設した磁性体（ヨ−ク）９、９とともに磁気回路
を構成している。また、上記対物レンズ駆動装置７の他
の部分として、上記キャリア１には、上記磁気回路を取
巻くシ−ク駆動用およびトラッキング駆動用（微小範囲
）のコイル１０、１０が、また、上記対物レンズ保持体
３の両側面には、上記磁石８、８の間で磁束と直交する
面内においてフォ−カシング駆動用のコイル１１、１１
が、それぞれ設けられている。

【０００９】また、上記光磁気ディスクを挟んで、上記
対物レンズ６と対向する磁気ヘッド１２は、磁気ヘッド
駆動装置１３の一部を構成する磁気ヘッド保持体１４に
対して、例えば、ロ−ドビ−ムおよびシンバルスプリン
グ１５を介して保持されており、上記磁気ヘッド保持体
１４は上述のガイドレ−ル２、２に沿って案内され、シ
−ク方向に移動できるようになっている。また、上記磁
気ヘッド駆動装置１３は、上記ガイドレ−ル２、２と平
行に配置した棒状磁石１６、１６およびこれに併設され
た磁性体（ヨ−ク）１７で構成された磁気回路に、これ
を取巻くコイル１８を用意し、このコイル１８を上記磁
気ヘッド保持体１４に装着している。このため、上記磁
気ヘッド１２は、対物レンズ６が案内されるのと同じガ
イドレ−ル２、２に沿って移動するが、その移動は、上
記コイル１８に流れる電流で発生する電磁力により独立
して制御される。

【００１０】なお、図中、符号１９、２０は、上記ガイ
ドレ−ルに対するキャリア１および磁気ヘッド保持体６
の移動の際の摩擦抵抗を少なくするためのベアリング部
材である。

【００１１】このような構成では、コイル１１、１１に
流れる電流の値に対応して発生した電磁力で、対物レン
ズ６が光磁気ディスク面に垂直な方向に移動され、フォ
−カス制御がなされる。勿論、上記コイル１０、１０に
流れる電流の値に対応して発生した電磁力で、キャリア
１が磁石８、８の長手方向（シ−ク方向）に移動し、光
磁気ディスクのトラッキング方向全域にわたる移動制御
をなす。

【００１２】このような光学ヘッドの移動制御の情報は
、上記光磁気ディスクからの反射光をセンサ−部で捕ら
えることにより得られるが、この情報を基に、上述のコ
イル１８での電流制御がなされ、磁気ヘッドの移動がな
され、上記光磁気ディスク上での光ビ−ムスポットに対
応した微小領域での磁界の印加が行われる。なお、この
実施例では、図２および図３に示すように、記録、再生
などの制御形態によって、磁気ヘッド１２の移動制御を
、対物レンズ移動制御と関連付け、あるいは切り離して
しまうのである。この場合、関連付けて使用するときの
上記対物レンズ保持体３と上記磁気ヘッド保持体１４と
の相対位置を検出する必要がある。このため、上記キャ
リア１には、相対位置検出装置２１が装備されている。 これによって、図２のように、光磁気ディスクに情報を
記録しているときには、両保持体３および１４を連動し
、図３のように、情報を上記光磁気ディスクから読取る
ときには、分離駆動するのである。

【００１３】そして、上記実施例においては、上記対物
レンズ保持体３と上記磁気ヘッド保持体１４とが関連し
て駆動される時、両保持体は、共通のガイドレ−ル２、
２に沿って移動されるから、図４に示すように、光ビ−
ムスポットＡ１　、Ａ２　の移動中心ラインＬ１　と磁
気ヘッド１２の移動中心ラインＬ２　とは、完全に一致
することができ、ガイドレ−ルを基準とする限り、組み
付け上の誤差は生じない。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、以上詳述したように構成され
るので、シ−ク方向に沿って対物レンズ駆動装置のキャ
リア（対物レンズアクチュエ−タ保持体）を案内するガ
イドレ−ルに、磁気ヘッド駆動装置の磁気ヘッド保持体
を案内させるように、上記両駆動装置に上記ガイドレ−
ルを共用させた構成にしたので、実質的に組立誤差を生
じることがなく、高級治具を用いなくても、高精度で、
組立上の作業性が良いという優れた効果を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例を示す要部の斜視図である。

【図２】上記実施例の機能説明のための概略側面図であ
る。

【図３】上記実施例の機能説明のための概略側面図であ
る。

【図４】上記実施例の機能説明のための概略平面図であ
る。

【図５】従来例の要部を示す斜視図である。

【図６】上記従来例の機能説明のための概略平面図であ
る。

【符号の説明】

１　　　　　　キャリア（対物レンズアクチュエ−タ保
持体）２　　　　　　ガイドレ−ル ３　　　　　　対物レンズ保持体 ４　　　　　　弾性体 ５　　　　　　光磁気ディスク ６　　　　　　対物レンズ ７　　　　　　対物レンズ駆動装置 ８　　　　　　磁石 ９　　　　　　磁性体 １０、１１　　　　　　コイル １２　　　　　　磁気ヘッド １３　　　　　　磁気ヘッド駆動装置 １４　　　　　　磁気ヘッド保持体 １５　　　　　　ロ−ドビ−ムおよびシンバルスプリン
グ１６　　　　　　棒状磁石 １７　　　　　　磁性体 １８　　　　　　コイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　光磁気記録媒体に対して、光学ヘッド
   の対物レンズを、シ−ク方向、トラッキング方向および
   フォ−カシング方向に移動制御する対物レンズ駆動装置
   、および、上記対物レンズからのレ−ザ光が光スポット
   を形成する微小領域に対応して磁界を印加する磁気ヘッ
   ドのための磁気ヘッド駆動装置を装備した光磁気記録再
   生装置において、上記シ−ク方向に沿って上記対物レン
   ズ駆動装置のキャリアを案内するガイドレ−ルに、上記
   磁気ヘッド駆動装置の磁気ヘッド保持体を案内させるよ
   うに、上記両駆動装置に上記ガイドレ−ルを共用させた
   構成にしたことを特徴とする光磁気記録再生装置。