JPH04319554A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
てレ−ザビ−ムを照射するとともに、反対側から変調磁
界を印加して光磁気的に情報の記録、消去を行う光磁気
記録再生装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の光磁気記録装置において、情報
の記録、消去を行う場合、光学ヘッドを用いて半導体レ
−ザから出射したレ−ザビ−ムを、例えばディスク状の
光磁気媒体に対して照射するとともに、その照射位置に
対応して、上記光磁気記録媒体に垂直方向からの外部変
調磁界を印加している。この場合の磁界発生部（磁気ヘ
ッド）には、例えば、特開平１−２４５４４９号公報所
載のものが知られている。ここでは、記録媒体に対する
光学ヘッドのアクセスに連動して磁界変調ヘッドを移動
し、記録媒体に対するレ−ザビ−ムの照射位置に、磁界
発生領域が一致するように、光学ヘッド内の絞り込みレ
ンズ（対物レンズ）を介して照射位置に向けられる光軸
と、磁気ヘッドの磁極の中心とを合致させる構成になっ
ている。

【０００３】しかしながら、上記絞り込みレンズを支持
するアクチュエ−タは、記録媒体の回転時、その偏心に
追従するように、記録媒体の半径方向に微小範囲で偏位
調節され、また、情報トラックの選択の時、その光軸を
偏位する動作もなしている。このため、上記アクチュエ
−タに相当の重量がある上、更に、上記磁気ヘッドを連
動させることは、その慣性質量が大きく、高速アクセス
を実現する上で、障害となる。また、重量軽減のため、
磁界変調ヘッドを支える連結部材を軽量化すると、そこ
が構造的に弱くなり、有害振動源となる。

【０００４】また、絞り込みレンズの光軸が偏位する範
囲で、磁気ヘッドは、有効磁界を発生させる領域を確保
する必要があるため、磁極が大型化し、上記磁気ヘッド
の高周波駆動、低消費電力化、高効率化が困難になる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば、特開
昭６４−８９０５４号公報に所載のように、光学ヘッド
と磁気ヘッドとの機械的な連動関係をやめて、それぞれ
、独立に駆動できるようにし、両ヘッドの位置合せを、
各ヘッドに設けられた位置検出手段からの電気信号を基
に計測し、両出力の比較判断で実現する方式も提唱され
た。

【０００６】しかしながら、この方式では、光学系を、
スレッド動作する光学ヘッドに装備される可動光学系と
、装置フレ−ム側に装備される固定光学系とに分離する
ことで、光学ヘッドの重量を軽減してはいるものの、上
記光学ヘッドには、トラッキング動作およびフォ−カシ
ング動作のためのアクチュエ−タが備えられ、相当の重
さになることが避けられない。しかも、上述のように、
各検出手段の絶対位置検出が困難なため、一度、相対位
置関係が外的要因あるいは装置のミスで崩れると、修復
できなくなる。そこで、これを回避するため、初期化用
に、別に位置センサなどを設けることが考えられている
が、この場合も、常に絶対位置を確保することが困難で
あり、位置ズレが発生した時、或る規定位置に戻す必要
があり、この装置で重要なアクセス性が損なわれる。

【０００７】

【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、磁気ヘッドを光学ヘッドに連結しても、十分に全体
の重量を軽減できるように、トラッキング動作を固定光
学系の光学的手段で達成し、また、フォ−カシング動作
のためのアクチュエ−タの構成の一部を装置フレ−ム側
に移行した構成にしている光磁気記録再生装置を提供し
ようとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
固定光学系からの光ビ−ムを、スレッド動作する光学ヘ
ッドの可動光学系を介して、光磁気記録媒体に照射する
とともに、その反対側で上記光学ヘッドと一体でスレッ
ド動作できる浮上式磁気ヘッドにより、変調磁界を発生
させ、情報の記録、消去を行うようにした光磁気記録再
生装置において、上記光学ヘッドは、光磁気記録媒体に
固定光学系からの光ビ−ムを集光するための対物レンズ
、上記対物レンズへの光ビ−ムを折り曲げるミラ−、上
記対物レンズのフォ−カシングのための磁気コイルを具
備し、上記ミラ−を介して上記対物レンズへの光ビ−ム
をトラッキング方向に微小走査する光学素子を上記固定
光学系に装備し、また、上記磁気コイルを駆動するため
の磁気回路を装置フレ−ム側に設けている。

【０００９】

【作用】これにより、光学ヘッドは、可動光学系、フォ
−カシングのための磁気コイルのみを備えるだけとなり
、磁気ヘッドと一体化しても、大幅な重量軽減が達成さ
れ、その結果、高速にアクセスが達成でき、記録、再生
などが高密度に、かつ正確に実施可能となる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図において、符号１０１は本発明に係
るディスク状の光磁気記録媒体であり、カ−トリッジ１
００内に装備され、装置内の所定位置にセットされたと
き、ドライブモ−タ（図示せず）により、その中心を軸
として回転駆動される。この光磁気記録媒体１０１の下
側には、その半径方向に移動できる光学ヘッド１１０が
配置され、また、これとは反対側、即ち上側には、磁気
ヘッド１２０が、上記光学ヘッド１１０と一体的に構成
された状態で、配置されている。

【００１１】上記光学ヘッド１１０は、分離光学系の一
部、即ち、可動光学系（後述する）を装備したもので、
上記記録媒体１の半径方向に対して平行に延びるガイド
レ−ル８に沿って移動するヘッドキャリッジ１１にコイ
ル部７を装着し、これを上記ガイドレ−ル８と平行な継
鉄またはヨ−ク５Ａおよび磁石５と組合わせて、スレッ
ド動作のためのリニアモ−タに構成している。また、上
記光学ヘッド１１０は、上記ヘッドキャリッジ１１に穿
った穴１５に連通する光路を内部に形成した中空の部材
１２を、上記ヘッドキャリッジ１１に連結しており、そ
の先端に対物レンズホルダ−３Ａを上下動可能に装備し
ている。即ち、上記ヘッドキャリッジ１１と上記対物レ
ンズホルダ−３Ａとの間には、上記ホルダ−を保持する
ための上下二枚の平行板バネ１０が架設してあり、上記
ホルダ−を、上記バネの弾性で垂直に動作できるように
、支持している。この対物レンズホルダ−３Ａには、そ
の上面に対物レンズ３が取付けてあり、また、光ビ−ム
を折り曲げるミラ−９が内装してある。

【００１２】また、装置フレ−ム側には、上記カ−トリ
ッジ１００のシャッタ−開放領域に位置して、上記光磁
気記録媒体１０１の半径方向に延びる磁石４Ａおよびヨ
−ク４が、上記対物レンズホルダ−３Ａの両側に対向し
て配設されている。上記対物レンズホルダ−３Ａには、
その両側に位置して、上記磁石４Ａとともにフォ−カシ
ング用のアクチュエ−タを構成する磁気コイル６が設け
られている。

【００１３】一方、上記磁気ヘッド１２０は、この実施
例では、上記光学ヘッド１１０の対物レンズ３に対向す
るスライダ−１を水平儀２Ａを介してサスペンション２
に連結し、このサスペンションの基端をヘッドキャリッ
ジ１１に連結した構成で、上記スライダ−１には、磁極
および磁界変調用の磁気コイル（図示せず）が設けられ
ており、記録情報に基いて所要の変調磁界を発生するよ
うになっている。

【００１４】また、分離光学系の内、固定光学系には、
上記ミラ−９を介して対物レンズ３に導かれる光ビ−ム
をトラッキング方向に微小に走査するような、例えば、
ミラ−などの光学素子２００が、レ−ザ−光源、偏光ス
プリッタ−、受光素子などとともに装置フレ−ムに装備
してある。

【００１５】このような構成では、通常のスレッド動作
（シ−ク動作）を行うのは、コイル部７を含むリニアモ
−タによるが、アクセス後のトラッキング・エラ−修正
のための数トラック程度の追従には、上記光学素子２０
０により対物レンズの範囲で光ビ−ムを走査することに
より制御できる。また、フォ−カシングのためには、上
記磁気コイル６および磁石４Ａが働き、対物レンズホル
ダ−３Ａを垂直方向に動作させることで合焦制御がなさ
れる。従って、光学ヘッド１１０の重量は、大幅に軽減
され、高速アクセスに支障がなく、磁気ヘッド１２０を
一体的に接続した構成に出来るため、磁気ヘッドの磁極
を小型化し、低インピ−ダンス化することができ、高速
変調を実現でき、記録密度の向上が図れる。しかも、光
学ヘッドと磁気ヘッドとが一体化されたため、相対位置
検出、修正制御などの検出・制御系が省略され、コスト
を低減できる。

【００１６】

【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、光
学ヘッドが、光磁気記録媒体に固定光学系からの光ビ−
ムを集光するための対物レンズ、上記対物レンズへの光
ビ−ムを折り曲げるミラ−、上記対物レンズのフォ−カ
シングのための磁気コイルを具備し、上記ミラ−を介し
て上記対物レンズへの光ビ−ムをトラッキング方向に微
小走査する光学素子を上記固定光学系に装備し、また、
上記磁気コイルに対応する磁界変調用の磁極を装置フレ
−ム側に設けたので、磁気ヘッドと光学ヘッドとを一体
的に構成しても、十分な軽量化が達成でき、高速アクセ
スに支障がなく、高速変調を実現し、安定した記録を低
コストで実現できることになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例を示す光磁気記録装置の要部
の斜視図である。

【図２】上記実施例の平面図である。

【図３】上記実施例の側面図である。

【符号の説明】

１　　　　　　スライダ− ２　　　　　　サスペンション ３　　　　　　対物レンズ ３Ａ　　　　　　対物レンズホルダ− ４　　　　　　ヨ−ク ４Ａ　　　　　　磁石 ５　　　　　　磁石 ５Ａ　　　　　　ヨ−ク ６　　　　　　磁気コイル ７　　　　　　磁気コイル ８　　　　　　ガイドレ−ル ９　　　　　　ミラ− １０　　　　　　平行板バネ １１　　　　　　ヘッドキャリッジ １２　　　　　　部材 １００　　　　　　カ−トリッジ １０１　　　　　　光磁気記録媒体 １１０　　　　　　光学ヘッド １２０　　　　　　磁気ヘッド ２００　　　　　　光学素子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　固定光学系からの光ビ−ムを、スレッ
   ド動作する光学ヘッドの可動光学系を介して、光磁気記
   録媒体に照射するとともに、その反対側で上記光学ヘッ
   ドと一体でスレッド動作できる浮上式磁気ヘッドにより
   、変調磁界を発生させ、情報の記録、消去を行うように
   した光磁気記録再生装置において、上記光学ヘッドは、
   光磁気記録媒体に固定光学系からの光ビ−ムを集光する
   ための対物レンズ、上記対物レンズへの光ビ−ムを折り
   曲げるミラ−、上記対物レンズのフォ−カシングのため
   の磁気コイルを具備し、上記ミラ−を介して上記対物レ
   ンズへの光ビ−ムをトラッキング方向に微小走査する光
   学素子を上記固定光学系に装備し、また、上記磁気コイ
   ルを駆動するための磁気回路を装置フレ−ム側に設けた
   ことを特徴とする光磁気記録再生装置。