JPS63224038A - 光ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光磁気ディスクプレーヤ、ＣＤ−ＲＯＭ等の
光デイスク装置に適用して好適な光ヘッド装置に関し、
より詳しくは、光学系を固定部と可動部とに分離した光
学系分離型光ヘッド装置における可動部の構造に関する
。

従来の技術 光デイスク装置において、光ヘッドをディスク半径方向
に往復移動させるヘッドのスレッド送りをリニアモータ
で行う形式のものがある。

この種の光ヘッド装置では、リニアモータにより、駆動
される光ヘッドを軽量化し、より速い高速アクセスを実
現するために、最近、光ヘッドをレーザ光を出射する半
導体レーザおよびフォーカスエラー信号・トラッキング
エラー信号を検出するエラー信号検出光学系を備えた固
定部と、半導体レーザから出射されたレーザ光をディス
クに収束する対物レンズとこの対物レンズをフォーカス
方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズアク
チェエータとから成る可動部とに分離した構造のものが
提案されている。

発明が解決しようとする問題点 上述した従来の光学系分離型光ヘッド装置では、光ヘッ
ドの可動部をスレッド送りするりニアモ−夕を構成する
磁気回路と、その可動部に支持された対物レンズを駆動
する対物レンズアクチュエータの磁気回路とが別々に独
立して構成されていた。

そのため、光ヘッドの可動部に対物レンズアクチュエー
タ用の磁気回路を組み付ける必要があり、可動部の重量
が重くなり、光ヘッド装置のより高速アクセス化を図る
上で障害となっていた。

また、従来の光ヘッド装置では、リニアモータの磁気回
路と対物レンズアクチュエータの磁気回路とが別々に独
立して構成されているので、構造が複雑であり、部品点
数が多くなる問題点があった。。

さらに、光学系分離型の光ヘッドｖｔｒｌでは、その構
成上、固定部の光学系と可動部の対物レンズとの間にレ
ーザ光を通す光路を形成する必要性があるが、その光路
を形成するために、可動部と固定部との間に更に別の光
学系を介在させたのでは、光学系が複雑となり、好まし
くない。そこで、固定部の光学系から可動部ヘレーザ光
を直接導くことができれば構成が極めて簡素になる。し
かし、固定部から可動部に直接レーザ光を通すには、可
動部をスレッド送りする磁気回路が存在するため、その
磁気回路を光路上から側方または上下にズラさなければ
ならない。このように、磁気回路の位置を光路上からズ
ラすと、光ヘッド装置が横幅方向に大きくなったり、上
下方向の厚さが厚くなる。

したがって、光ヘッド装置の小型化、薄型化を図り得な
いという問題が生ずる。。

本発明は、以上の点に鑑み提案されたもので、可動部の
軽量化を図り、より速い高速アクセス化を実現し、かつ
部品点数を少なくして構成を簡素にし、コスト低減を図
ると共に、装置の小型、薄型化を実現することを目的と
している。

問題点を解決するための手段 本発明は、光学系を固定部と可動部とに分離した光ヘッ
ドｇＩｔに係るもので、可動部をディスク半径方向に往
復移動可能に支持し、この可動部の移動方向に平行に前
記可動部の往復移動ストロークをカバーする長さの磁気
回路を配設し、この磁気回路の長手方向の中心部に前記
固定部と前記可動部とを結ぶ光路を形成すると共に、前
記磁気回路に可動部に取り付けたヘーツド送り・トラッ
キング兼用コイルと、可動部に支持された対物レンズホ
ルダーに取り付けたフォーカスコイルとを浮動状態に組
み込んだ構成にした。

作用 光ヘッド装置の可動部に取り付けたヘッド送りトラッキ
ング兼用コイルに電流を流すと、可動部が磁気回路に沿
うディスク半径方向に駆動される。

このコイルに流す電流の正逆により、可動部がディスク
半径方向にスレッド送りされる。コイルに流す電流を弱
くして通電すると、可動部がディスク半径方向に微少移
動し、光ヘッドのトラッキング駆動が行われる。そして
、可動部に支持された対物レンズホルダーに取り付けた
フォーカスコイルに電流を流すと、対物レンズホルダー
がフォーカス方向に駆動される。これにより、対物レン
ズをディスク面に垂直に移動させるフォーカシング駆動
が行われる。したがって、単一の磁気回路で光ヘッドの
スレッド送りとトラッキング駆動およびフォーカシング
駆動が行える。

また、この光ヘッド装置は、固定部と可動部とを結ぶレ
ーザ光の光路が磁気回路の中心部に形成され、固定部と
可動部との間のレーザ光の受渡しが磁気回路の中心部を
通して行われる。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明に係る光デイスク装置の光ヘッド装置を
示す平面図、第２図は光ヘッドの斜視図第３図は同正面
図、第４図は同側面断面図を示している。光ヘッド装置
は、可動部１と固定部２とに分離され、ディスクＤの半
径方向に配設されている。

光デイスク装置のシャーシベース１０上には、ディスク
Ｄの半径方向に平行に一対のガイドシャフト１１．１１
が配設されている。このガイドシャフト１１．１１には
、ヘッドベース１２が摺動可能に装着されている。ヘッ
ドベース１２のガイトシャ７）１１．１１間の中心部に
は、上下一対の板バネ１３．１３の一端が固定されてい
る。板バネ１３．１３は、ディスク半径中心方向に向か
って平行に支持されている。板バネ１３．１３の先端に
は、対物レンズホルダー１４が取り付けられている。こ
の対物レンズホルダー１４には、対物レンズ１５が取り
付けられている。すなわち、対物レンズ１５は、ヘッド
ベース１２の中心に板バネ１３．１３を介してディスク
面に垂直な方向に平行移動可能に支持されている。対物
レンズ１５の垂直下方にあって、ヘッドベース１２の先
端下部には、フレーム１６が枠吠に形成されている。

このフレーム１６にレーザ光を対物レンズ１５に導く４
５度ミラー１７が固定されている。

ヘッドベース１２の下方のシャーシベース１０上には、
磁気回路１８が配設されている。磁気回路１８は長手方
向がガイドシャフト１１．１１に沿って移動されるヘッ
ドベース１２の移動方向と平行であり、かつ対物レンズ
１５の中心がディスクＤの最内周のピット列から最外周
のピット列まで移動する移動ストロークを補う長さ、す
なわち、その移動ストロークをカバーするに必要な十分
な長さで形成されている。磁気回路１８は、ディスク半
径方向に平行な中心ヨーク体３０と、この中心ヨーク体
３０を挟んで左右に取り付けられた略コ字状の一対のヨ
ーク体３１．３１と、このヨーク体３１．３１の中心ヨ
ーク体３０との対向面に取り付けられた一対のマグネッ
ト３２．３２とから形成されている。磁気回路１８は、
中心ヨーク体３０と左右のマグネット３２．３２との間
に一定間隔の隙間が形成され、この隙間を通してバイア
ス磁界が生ずるようになっている。磁気回路１８の中心
ヨーク体３０には、その長手方向の中心ぶに長手方向に
貫通する空洞部３０１が形成されている。さらに、中心
ヨーク体３０にはへラドベース１２に対向する上面を開
口した開口部３０２が形成されている。この中心ヨーク
体３０の空洞部３０１には、ヘッドベース１２の下部に
組み付けられた４５度ミラー１７が開口部３０２を通し
て配置されている。４５度ミラー１７は、そのミラー面
を後述する固定光学系の方向に正対させている。そして
、ガイドシャフト１１．１１に沿うヘッドベース１２の
ディスク半径方向への移動に伴い、中心ヨーク体３０の
空洞部３０１内をヨーク体３０の中心方向に移動される
ようになっている。

磁気回路の中心ヨーク体３０には、このヨーク体３０を
囲むように巻いたコイル１９が浮動状態で組み付けられ
ている。このコイル１９は、ヘッドベース１２の下面に
固定されている。このコイル１９と磁気回路１８とによ
りヘッドベース１２をガイドシャフト１１．１１に沿う
ディスク半径方向に往復移動させるリニアモータが構成
されている。さらに、コイル１９は、ヘッドベース１２
をディスク半径方向に微少移動させ、ヘッドベース１２
に支持されている対物レンズ１５の中心とディスクＤの
ピット列とを一致させるトラッキング駆動用のコイルを
兼用している（以下兼用コイルと称す）。

一方、対物レンズホルダー１４には、フォーカスコイル
２０が取り付けられている。フォーカスコイル２０は、
偏平枠伏に巻かれ、その左右の両辺部が下方に折り曲げ
られている。フォーカスコイル２０の左右の両辺は、磁
気回路１８の中心ヨーク体３０とマグネット３２，３２
との間の隙間に介在されている。

以上のように、光ヘッド装置の可動部１が構成されてい
る。この可動部１のスレッド送りおよび対物レンズ１５
のトラッキング駆動・フォーカシング駆動は、単一の磁
気回路１８とこれに組み付けられたコイル１９．２０に
よって行われる。

一方、光ヘッド装置の固定部２は、可動部１の移動方向
に沿うディスク半径方向で、ディスク中心に対して外側
のシャーシベース１０上に配設されている。固定部２に
は、ディスク半径方向の外側から順に、半導体レーザ２
１、ビームスプリッタ２２、コリメータレンズ２３が配
列されている。

そして、ビームスプリッタ２２と直交する方向にシリン
ドリカルレンズ２４、光センサ２５が配列されている。

このように、固定部に光ヘッドのメインの光学系および
トラッキングエラー信号−フォーカスエラー信号のエラ
ー信号検出用の光学系が構成されている。半導体レーザ
２１から出射されたレーザ光は、光学系を直進して、磁
気回路１８の中心ヨーク体３０の空洞部３０１を通して
可動部１の４５度ミラー１７に至る。レーザ光は、４５
度ミラー１７を介して９０度反射され、対物レンズ１５
に至り、対物レンズ１５を通して収束され、ディスクＤ
に照射される。そして、ディスクＤからの戻り光は、逆
の経路でビームスプリッタ２２まで戻され、ビームスプ
リッタ２２を介して９０度偏向される。９０度偏向され
た戻り光は、シリンドリカルレンズ２３を通して光セン
サ２５に至る。この光センサ２５による戻り光の受光に
よって、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
ー信号の検出が行われる。

こうして検出されるエラー信号によって、兼用コイル１
９およびフォーカスコイル２０に電流が流され、光ヘッ
ドのトラッキング制御およびフォーカシング制御が行わ
れる。対物レンズ１５により収束されたビームスポット
がディスクＤのピット列を追従中にビームスポットがピ
ット列からズレると、光センサ２５によりトラッキング
エラー信号が検出され、兼用コイル１９にトラッキング
制御電流が流される。兼用コイル１９にトラッキング制
御電流が流されると、磁気回路１８のバイアス磁界中に
ある兼用コイル１９にコイル１９に流れる電流の流れ方
向に直交するディスク半径方向に力が作用し、兼用コイ
ル１９を固定したヘッドベース１２がガイドシャフト１
１．１１に沿ってディスク半径方向に微少移動される。

これによって、ビームスポットとビット列とを一致させ
るトラッキング制御が行われる。一方、対物レンズ１５
とディスクＤとの間隔がズレると、光センサ２５により
フォーカスエラー信号が検出され、フォーカスコイル２
０にフォーカシング制御電流が流される。フォーカスコ
イル２０秤フオーカシング制御電流が流されると、磁気
回路１８のバイアス磁界中におかれたフォーカスコイル
２０の左右両辺に上下方向の力が作用し、板バネ１３．
１３により支持されている対物レンズホルダー１４が上
下に平行に移動される。これにより、対物レンズホルダ
ー１４に取り付けられている対物レンズ１５がディスク
面に垂直な上下方向に移動され、ディスクの記録トラッ
クに照射されているビームスポットがジャストフォーカ
ス状態となるようにフォーカシング駆動が行われる。

また、兼用コイル１９には、光ヘッド送り用の制御信号
によりスレッド送り制御電流が流される。

このスレッド送り制御電流は、ビームスポットがディス
クのビット列を一周する毎に兼用コイル１９に流され、
光ヘッドのスレッド送りが行われる。

また、兼用コイル１８には、光ヘッド送り用の制御信号
によりアクセス制御電流が流される。これにより、光ヘ
ッドのアクセス移動が行われる。このように、兼用コイ
ル１９は、光ヘッドのトラッキング駆動を行うと共に、
光ヘッドのスレッド送りおよびアクセス送りをする光ヘ
ッドの送り駆動の機能を兼ねている。

以上のように、シャーシ１０上に配設した単一の磁気回
路が、光ヘッド送り駆動用のりニアモータの磁気回路と
、トラッキング駆動用およびフォーカシング駆動用の対
物レンズアクチュエータ用の磁気回路を兼ねている。し
たがって、光ヘッドの可動Ｎ！ｈｉに対物レンズアクチ
ェエータ用の磁気回路が不要となり、光ヘッドの部品点
数が削減でき、構造が簡単になる。また、可動部１と固
定部２との間のレーザ光の光路が磁気回路１８の中心ヨ
ーク体３０の空洞部３０１を通しているので、可動部１
と磁気回路１８との間隔をその分狭くした構造にでき、
光ヘッド装置の薄型−小型化が実現される。

また、光ヘッドの可動部がメインの光学系から分離され
、その可動部に対物レンズアクチュエータ用の磁気回路
が不要となっているので、可動部の重量が少なくともそ
れに相当する分だけ軽減され、より速い高速アクセス化
が実現できるようになる。

発明の詳細 な説明したとおり、本発明の光ヘッド装置によれば、光
ヘッド送り用のりニアモータの磁気回路と、トラッキン
グ駆動およびフォーカシング駆動の磁気回路を単一の磁
気回路で兼用すると共に、光ヘッドの可動部と固定部と
を結ぶ光路が磁気回路の中心部を通るようにしているの
で、構造が簡素となり、かつ小型・薄型化が実現される
。さらに、光ヘッドの可動部がより軽量化され、より速
い高速アクセス化が達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光ヘッド装置を示す平面図、第２
図は同じく光ヘッドの斜視図、第３図は同じ（光ヘッド
の正面図、第４図は光ヘッドの側面断面図である。 １・［相］・光ヘッドの可動部、 ２・・・光ヘッドの固定部、 １２４Ｉ・・ヘッドベース、 １４・・・対物レンズホルダー、 １８・・自磁気回路、 ３０・・ｅａ−り体、 ３０１・・・空洞部、 ３１・・・ヨーク体、 ３２舎・・マグネット、 １８・・・光ヘッド送り、トラッキング駆動兼用コイル
、 ２０・・・フォーカスコイル、 Ｄ・・・ディスク。 特許出願人　　日本電気ホームエレクトロニクス第３図 第４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学系を固定部と可動部とに分離した光ヘッド装
   置において、前記可動部をディスク半径方向に往復移動
   可能に支持し、この可動部の移動方向に平行に前記可動
   部の往復移動ストロークを補う長さの磁気回路を配設し
   、この磁気回路の長手方向の中心に前記固定部と前記可
   動部とを結ぶ光路を形成すると共に、前記磁気回路に前
   記可動部に取り付けたヘッド送り・トラッキング兼用コ
   イルと前記可動部に支持された対物レンズホルダーに取
   り付けたフォーカスコイルとを浮動状態に組み込んだこ
   とを特徴とする光ヘッド装置。