JPH05166212A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
- Publication number
- JPH05166212A JPH05166212A JP34835791A JP34835791A JPH05166212A JP H05166212 A JPH05166212 A JP H05166212A JP 34835791 A JP34835791 A JP 34835791A JP 34835791 A JP34835791 A JP 34835791A JP H05166212 A JPH05166212 A JP H05166212A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- objective lens
- actuator
- leaf spring
- tracking
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moving Of Heads (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板バネによる対物レンズのアクチュエータ支
持構造に改良を施し、複合平行板バネ機構を用いても、
対物レンズのアクチュエータがヨーク方向に正確に直線
移動できるように構成した対物レンズ駆動装置を提供す
る。 【構成】 ディスク状の記録媒体に、光スポットを照射
して情報の記録を光学的に行う際、光スポットのための
対物レンズ（１Ａ）を、上記記録媒体の半径方向にトラ
ッキング制御するようにした対物レンズ駆動装置におい
て、上記対物レンズ（１Ａ）のアクチュエータ（１）
は、上記トラッキング方向の少なくとも一側に位置して
配置された複合平行板バネ機構（４、４）で支持され、
上記複合平行板バネ機構は、上記トラッキング方向に同
一弾性力で撓むように、それぞれ、上記トラッキング方
向と直交する方向に平行配置された一対の板バネ（４
Ｂ、４Ｄおよび４Ｂ、４Ｄ）の各基端側を装置本体に固
定し、各先端側を上記アクチュエータに連結しているこ
とを特徴とする対物レンズ駆動装置。
持構造に改良を施し、複合平行板バネ機構を用いても、
対物レンズのアクチュエータがヨーク方向に正確に直線
移動できるように構成した対物レンズ駆動装置を提供す
る。 【構成】 ディスク状の記録媒体に、光スポットを照射
して情報の記録を光学的に行う際、光スポットのための
対物レンズ（１Ａ）を、上記記録媒体の半径方向にトラ
ッキング制御するようにした対物レンズ駆動装置におい
て、上記対物レンズ（１Ａ）のアクチュエータ（１）
は、上記トラッキング方向の少なくとも一側に位置して
配置された複合平行板バネ機構（４、４）で支持され、
上記複合平行板バネ機構は、上記トラッキング方向に同
一弾性力で撓むように、それぞれ、上記トラッキング方
向と直交する方向に平行配置された一対の板バネ（４
Ｂ、４Ｄおよび４Ｂ、４Ｄ）の各基端側を装置本体に固
定し、各先端側を上記アクチュエータに連結しているこ
とを特徴とする対物レンズ駆動装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、光磁気式あ
るいは光学式の情報記録装置における対物レンズ駆動装
置に関するものである。
るいは光学式の情報記録装置における対物レンズ駆動装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、上述のような対物レンズ駆動装置
は、ディスク状の記録媒体に、光スポットを照射して情
報の記録を光学的に行う際、光スポットのための対物レ
ンズを、上記記録媒体の半径方向にトラッキング制御す
るように、対物レンズのアクチュエータをガイドレール
に沿って保持し、適当な駆動力でシーク方向、トラッキ
ング方向に移動制御出来るようになっている。
は、ディスク状の記録媒体に、光スポットを照射して情
報の記録を光学的に行う際、光スポットのための対物レ
ンズを、上記記録媒体の半径方向にトラッキング制御す
るように、対物レンズのアクチュエータをガイドレール
に沿って保持し、適当な駆動力でシーク方向、トラッキ
ング方向に移動制御出来るようになっている。
【０００３】ここでは、情報記録装置の高速化のため
に、光学ヘッドの可動部の軽量化を促進する必要から、
上記対物レンズのアクチュエータ側の光学系要素、トラ
ッキングおよびフォーカシング制御系の可動部を極力、
少なくし、簡素化することがなされている。そして、一
層の軽量化のために、学会発表などでも知られているよ
うに、ガルバノミラーを用いることで、可動部側にファ
イントラッキング機能の要素を搭載しないような新しい
構成が提唱されている。
に、光学ヘッドの可動部の軽量化を促進する必要から、
上記対物レンズのアクチュエータ側の光学系要素、トラ
ッキングおよびフォーカシング制御系の可動部を極力、
少なくし、簡素化することがなされている。そして、一
層の軽量化のために、学会発表などでも知られているよ
うに、ガルバノミラーを用いることで、可動部側にファ
イントラッキング機能の要素を搭載しないような新しい
構成が提唱されている。
【０００４】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述のようなガルバノミラーを採用した情報記録装置にお
いても、上記対物レンズ駆動装置には、対物レンズをフ
ォーカス方向に駆動するアクチュエータ、および、これ
をシーク方向に移動するキャリッジが必要で、未だ、十
分な軽量化が達成されていなかった。
述のようなガルバノミラーを採用した情報記録装置にお
いても、上記対物レンズ駆動装置には、対物レンズをフ
ォーカス方向に駆動するアクチュエータ、および、これ
をシーク方向に移動するキャリッジが必要で、未だ、十
分な軽量化が達成されていなかった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いて成されたもの
で、高速アクセス可能な、十分な軽量化が図られた対物
レンズ駆動装置を提供しようとするものである。
で、高速アクセス可能な、十分な軽量化が図られた対物
レンズ駆動装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
ディスク状の記録媒体に、光スポットを照射して情報の
記録を光学的に行う際、光スポットのための対物レンズ
を、上記記録媒体の半径方向にトラッキング制御するよ
うにした対物レンズ駆動装置において、上記対物レンズ
のアクチュエータは、上記トラッキング方向の左右の少
なくとも一方に位置して配置された複合平行板バネ機構
で支持され、上記複合平行板バネ機構は、上記トラッキ
ング方向に同一弾性力で撓むように、上記トラッキング
方向と直交する方向に平行配置された一対の板バネの各
基端側を装置本体に固定し、各先端側を上記アクチュエ
ータに連結した構成になっている。
ディスク状の記録媒体に、光スポットを照射して情報の
記録を光学的に行う際、光スポットのための対物レンズ
を、上記記録媒体の半径方向にトラッキング制御するよ
うにした対物レンズ駆動装置において、上記対物レンズ
のアクチュエータは、上記トラッキング方向の左右の少
なくとも一方に位置して配置された複合平行板バネ機構
で支持され、上記複合平行板バネ機構は、上記トラッキ
ング方向に同一弾性力で撓むように、上記トラッキング
方向と直交する方向に平行配置された一対の板バネの各
基端側を装置本体に固定し、各先端側を上記アクチュエ
ータに連結した構成になっている。
【０００７】また、本発明の別の形態として、上記対物
レンズのアクチュエータは、上記トラッキング方向の左
右の少なくとも一方に位置して配置された折り返しバネ
機構で支持され、上記折り返しバネ機構は、上記トラッ
キング方向に同一弾性力で撓むように、上記トラッキン
グ方向と直交する方向に平行配置された二個の折り返し
板バネの内、各板バネの一端側を装置本体に固定し、各
板バネの他端側を上記アクチュエータに連結した構成に
なっている。
レンズのアクチュエータは、上記トラッキング方向の左
右の少なくとも一方に位置して配置された折り返しバネ
機構で支持され、上記折り返しバネ機構は、上記トラッ
キング方向に同一弾性力で撓むように、上記トラッキン
グ方向と直交する方向に平行配置された二個の折り返し
板バネの内、各板バネの一端側を装置本体に固定し、各
板バネの他端側を上記アクチュエータに連結した構成に
なっている。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して、具体的に説
明する。図において、符号１は対物レンズ１Ａと、固定
光学系（図示せず）からもたらされたレーザビームを上
記対物レンズ１Ａに差し向け、また、反射光を戻すミラ
ー（図示せず）とを有するアクチュエータである。上記
アクチュエータ１の左右にはトラッキング用のコイル１
３、１３が装着してあり、上記コイル１３、１３はトラ
ッキング方向（シーク方向）に平行に延びる内ヨーク１
０、１０を囲撓している。また、上記コイル１３、１３
の側面上にはフォーカシング用のコイル１４、１４が装
着してある。上記内ヨーク１０、１０に対しては、これ
と平行な外ヨーク１２、１２が、その両端で連結してあ
り、上記内ヨークに対面して上記外ヨーク１２、１２に
はマグネット１１、１１が装着してあって、上記コイル
１３、１３に対して直交する磁束が働くように、所要の
磁気回路を構成している。
明する。図において、符号１は対物レンズ１Ａと、固定
光学系（図示せず）からもたらされたレーザビームを上
記対物レンズ１Ａに差し向け、また、反射光を戻すミラ
ー（図示せず）とを有するアクチュエータである。上記
アクチュエータ１の左右にはトラッキング用のコイル１
３、１３が装着してあり、上記コイル１３、１３はトラ
ッキング方向（シーク方向）に平行に延びる内ヨーク１
０、１０を囲撓している。また、上記コイル１３、１３
の側面上にはフォーカシング用のコイル１４、１４が装
着してある。上記内ヨーク１０、１０に対しては、これ
と平行な外ヨーク１２、１２が、その両端で連結してあ
り、上記内ヨークに対面して上記外ヨーク１２、１２に
はマグネット１１、１１が装着してあって、上記コイル
１３、１３に対して直交する磁束が働くように、所要の
磁気回路を構成している。
【０００９】上記アクチュエータ１は、その上下に打ち
抜きによりジンバルスプリング２Ａおよび３Ａを形成し
たフォーカシング用の長方形バネ部材２および３を装着
しており、上記バネ部材の左右両端は、第１の実施例
（図１ないし図３参照）では、それぞれ複合平行板バネ
機構４、４で支持されている。上記複合平行板バネ機構
のそれぞれは、外ヨーク１２の背面に固定される固定ベ
ース部材４Ａと、上記固定ベース部材４Ａの両端（トラ
ッキング方向についての両端）に一端を固定するととも
に上記トラッキング方向と直交する方向に延びる第１の
平行板バネ４Ｂ、４Ｂと、上記平行板バネ４Ｂ、４Ｂの
他端を固定した可動枠部材４Ｃ、４Ｃと、上記可動枠部
材４Ｃ、４Ｃの両端上下に基端を固定するとともにその
先端を上記バネ部材２および３に連結しており、かつ、
上記平行板バネ４Ｂと平行に延びる第２の平行板バネ４
Ｄ、４Ｄとより構成されている。
抜きによりジンバルスプリング２Ａおよび３Ａを形成し
たフォーカシング用の長方形バネ部材２および３を装着
しており、上記バネ部材の左右両端は、第１の実施例
（図１ないし図３参照）では、それぞれ複合平行板バネ
機構４、４で支持されている。上記複合平行板バネ機構
のそれぞれは、外ヨーク１２の背面に固定される固定ベ
ース部材４Ａと、上記固定ベース部材４Ａの両端（トラ
ッキング方向についての両端）に一端を固定するととも
に上記トラッキング方向と直交する方向に延びる第１の
平行板バネ４Ｂ、４Ｂと、上記平行板バネ４Ｂ、４Ｂの
他端を固定した可動枠部材４Ｃ、４Ｃと、上記可動枠部
材４Ｃ、４Ｃの両端上下に基端を固定するとともにその
先端を上記バネ部材２および３に連結しており、かつ、
上記平行板バネ４Ｂと平行に延びる第２の平行板バネ４
Ｄ、４Ｄとより構成されている。
【００１０】そして、図からも明らかなように、上記コ
イル１３、１３に印加される直流電流と磁気回路の磁束
との働きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨーク１
０、１０に沿ってアクチュエータ１が移動する時、上記
平行板バネ４Ｂおよび４Ｄが撓んで、上記アクチュエー
タ１を支持した状態で、トラッキング方向への移動を許
容している。この場合、本発明では、アクチュエータ１
がトラッキング方向に移動するとき、複合平行板バネ機
構４の各平行板バネ４Ｂ、４Ｄが撓むが、上記平行板バ
ネ４Ｂの基端が固定ベース部材４Ａに固定しているの
で、可動枠部材４Ｃ側の端部は円弧状の運動軌跡を描く
が、バネ部材２、３に連結される板バネ４Ｄの端部は上
記可動枠部材４Ｃ側の端部とは反対向きの円弧状の運動
軌跡を描くから、その合成運動は、上記円弧状の運動軌
跡を相殺するように補正され、上記アクチュエータ１は
正しい直線軌跡で移動できる。なお、この実施例では、
左右の複合平行板バネ機構の共同によって、上記アクチ
ュエータ１が支持されるから、そのトラッキング方向の
移動には更に高い直進性を確保できることになる。その
結果、レーザビームの光軸が対物レンズの中心から外れ
ることがなく、光強度が低下するおそれもなく、安定し
た情報の読取り、書き込みが実現できる。
イル１３、１３に印加される直流電流と磁気回路の磁束
との働きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨーク１
０、１０に沿ってアクチュエータ１が移動する時、上記
平行板バネ４Ｂおよび４Ｄが撓んで、上記アクチュエー
タ１を支持した状態で、トラッキング方向への移動を許
容している。この場合、本発明では、アクチュエータ１
がトラッキング方向に移動するとき、複合平行板バネ機
構４の各平行板バネ４Ｂ、４Ｄが撓むが、上記平行板バ
ネ４Ｂの基端が固定ベース部材４Ａに固定しているの
で、可動枠部材４Ｃ側の端部は円弧状の運動軌跡を描く
が、バネ部材２、３に連結される板バネ４Ｄの端部は上
記可動枠部材４Ｃ側の端部とは反対向きの円弧状の運動
軌跡を描くから、その合成運動は、上記円弧状の運動軌
跡を相殺するように補正され、上記アクチュエータ１は
正しい直線軌跡で移動できる。なお、この実施例では、
左右の複合平行板バネ機構の共同によって、上記アクチ
ュエータ１が支持されるから、そのトラッキング方向の
移動には更に高い直進性を確保できることになる。その
結果、レーザビームの光軸が対物レンズの中心から外れ
ることがなく、光強度が低下するおそれもなく、安定し
た情報の読取り、書き込みが実現できる。
【００１１】また、この実施例では、コイル１４、１４
に対する直流電流の印加および磁気回路の磁束との働き
で、垂直方向への力が発生し、ジンバルスプリング２
Ａ、３Ａを撓ませ、これにより対物レンズ１Ａを上下
し、フォーカシング制御が実現される。
に対する直流電流の印加および磁気回路の磁束との働き
で、垂直方向への力が発生し、ジンバルスプリング２
Ａ、３Ａを撓ませ、これにより対物レンズ１Ａを上下
し、フォーカシング制御が実現される。
【００１２】なお、上記複合平行板バネ機構の代りに、
上記バネ部材の左右両端は、図４ないし図６に示すよう
に、第２の実施例では、折り返し板バネ機構で支持され
ている。上記折り返し板バネ機構のそれぞれは、上記ト
ラッキング方向に同一弾性力で撓むように、それぞれ、
上記トラッキング方向と直交する方向に平行配置された
二個の折り返し板バネ４、４の内、各板バネ４の一端側
を装置本体に固定し、各板バネ４の他端側を上記アクチ
ュエータ２に連結した構成になっている。更に説明を加
えれば、上記折り返し板バネ４、４は、外ヨーク１２の
背面に固定される固定ベース部材４Ａ’と、上記固定ベ
ース部材４Ａ’の両端（トラッキング方向についての両
端）に一端を固定するとともに上記トラッキング方向と
直交する方向に平行に延びる第１の板バネ部分４Ｂ’、
４Ｂ’と、上記板バネ部分４Ｂ’、４Ｂ’の上下に沿っ
て形成したスリット４Ｃ’、４Ｃ’を介して分離され、
かつ、他端で上記板バネ部材４Ｂ’、４Ｂ’に一体化さ
れるように連結形成されるとともにその反対端を上記バ
ネ部材２および３に連結しており、かつ、上記板バネ部
分４Ｂ’と平行に延びる第２の板バネ部分４Ｄ’、４
Ｄ’とより構成されている。
上記バネ部材の左右両端は、図４ないし図６に示すよう
に、第２の実施例では、折り返し板バネ機構で支持され
ている。上記折り返し板バネ機構のそれぞれは、上記ト
ラッキング方向に同一弾性力で撓むように、それぞれ、
上記トラッキング方向と直交する方向に平行配置された
二個の折り返し板バネ４、４の内、各板バネ４の一端側
を装置本体に固定し、各板バネ４の他端側を上記アクチ
ュエータ２に連結した構成になっている。更に説明を加
えれば、上記折り返し板バネ４、４は、外ヨーク１２の
背面に固定される固定ベース部材４Ａ’と、上記固定ベ
ース部材４Ａ’の両端（トラッキング方向についての両
端）に一端を固定するとともに上記トラッキング方向と
直交する方向に平行に延びる第１の板バネ部分４Ｂ’、
４Ｂ’と、上記板バネ部分４Ｂ’、４Ｂ’の上下に沿っ
て形成したスリット４Ｃ’、４Ｃ’を介して分離され、
かつ、他端で上記板バネ部材４Ｂ’、４Ｂ’に一体化さ
れるように連結形成されるとともにその反対端を上記バ
ネ部材２および３に連結しており、かつ、上記板バネ部
分４Ｂ’と平行に延びる第２の板バネ部分４Ｄ’、４
Ｄ’とより構成されている。
【００１３】そして、前述の第１の実施例と同じよう
に、コイル１３、１３に印加される直流電流と磁気回路
の磁束との働きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨー
ク１０、１０に沿ってアクチュエータ１が移動する時、
上記板バネ部分４Ｂ’および４Ｄ’が撓んで、上記アク
チュエータ１を支持した状態で、トラッキング方向への
移動を許容している。ここでは、第１の実施例と同様
に、アクチュエータ１がトラッキング方向に移動すると
き、折り返し板バネ機構の各平行板バネ４Ｂ’、４Ｄ’
が撓むが、上記平行板バネ４Ｂ’の基端が固定ベース部
材４Ａに固定しているので、自由端部は円弧状の運動軌
跡を描くが、バネ部材２、３に連結される板バネ４Ｄ’
の端部は上記自由端部とは反対向きの円弧状の運動軌跡
を描くから、その合成運動は、上記円弧状の運動軌跡を
相殺するように補正され、上記アクチュエータ１は正し
い直線軌跡で移動できる。なお、この実施例でも、左右
の複合平行板バネ機構の共同によって、上記アクチュエ
ータ１が支持されるから、そのトラッキング方向の移動
には更に高い直進性を確保できることになる。
に、コイル１３、１３に印加される直流電流と磁気回路
の磁束との働きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨー
ク１０、１０に沿ってアクチュエータ１が移動する時、
上記板バネ部分４Ｂ’および４Ｄ’が撓んで、上記アク
チュエータ１を支持した状態で、トラッキング方向への
移動を許容している。ここでは、第１の実施例と同様
に、アクチュエータ１がトラッキング方向に移動すると
き、折り返し板バネ機構の各平行板バネ４Ｂ’、４Ｄ’
が撓むが、上記平行板バネ４Ｂ’の基端が固定ベース部
材４Ａに固定しているので、自由端部は円弧状の運動軌
跡を描くが、バネ部材２、３に連結される板バネ４Ｄ’
の端部は上記自由端部とは反対向きの円弧状の運動軌跡
を描くから、その合成運動は、上記円弧状の運動軌跡を
相殺するように補正され、上記アクチュエータ１は正し
い直線軌跡で移動できる。なお、この実施例でも、左右
の複合平行板バネ機構の共同によって、上記アクチュエ
ータ１が支持されるから、そのトラッキング方向の移動
には更に高い直進性を確保できることになる。
【００１４】なお、バネ部材２および３に形成したジン
バルスプリング２Ａおよび３Ａがフォーカシング制御の
ため対物レンズ１Ａの光軸方向に撓わむ際、トラッキン
グコイル１３の力点中心が上下方向にずれるため、上記
力点中心とアクチュエータ１の重心とがずれる分、上記
板バネ部分に捩りモーメントが働くので、例えば、図７
に示すように、マグネット１１’および外ヨーク１２’
を内ヨーク１０より、上記光軸方向（上下方向）に大き
な幅となるように構成するとよい。
バルスプリング２Ａおよび３Ａがフォーカシング制御の
ため対物レンズ１Ａの光軸方向に撓わむ際、トラッキン
グコイル１３の力点中心が上下方向にずれるため、上記
力点中心とアクチュエータ１の重心とがずれる分、上記
板バネ部分に捩りモーメントが働くので、例えば、図７
に示すように、マグネット１１’および外ヨーク１２’
を内ヨーク１０より、上記光軸方向（上下方向）に大き
な幅となるように構成するとよい。
【００１５】次に、上記アクチュエータ１の支持を片側
だけの複合平行板バネ機構で行なう実施例を図８ないし
図１２を参照して具体的に説明する。なお、第１の実施
例と同一の構成部分は同一の符号を付して、その説明を
省略する。
だけの複合平行板バネ機構で行なう実施例を図８ないし
図１２を参照して具体的に説明する。なお、第１の実施
例と同一の構成部分は同一の符号を付して、その説明を
省略する。
【００１６】この実施例では、平行板バネ４Ｂは、上下
に２分割されており、この分割された各平行板バネ４Ｂ
と各平行バネ４Ｄとは、第２の実施例における折り返し
板バネ機構のように、自由端側で一体に連結され、しか
も、第１の実施例における可動連結部材４Ｃと同じ機能
を有するブリッジ部４Ｅを左右の平行板バネ４Ｄ、４Ｄ
間で橋絡するように上記平行板バネに結んでいる。ま
た、ここでは、上記アクチュエータ１に固定光学系（図
示せず）の光源（例えば、半導体レーザ）からもたらさ
れたレーザビームを対物レンズ１Ａに差し向け、また、
反射光を戻すミラー１６を備えている。
に２分割されており、この分割された各平行板バネ４Ｂ
と各平行バネ４Ｄとは、第２の実施例における折り返し
板バネ機構のように、自由端側で一体に連結され、しか
も、第１の実施例における可動連結部材４Ｃと同じ機能
を有するブリッジ部４Ｅを左右の平行板バネ４Ｄ、４Ｄ
間で橋絡するように上記平行板バネに結んでいる。ま
た、ここでは、上記アクチュエータ１に固定光学系（図
示せず）の光源（例えば、半導体レーザ）からもたらさ
れたレーザビームを対物レンズ１Ａに差し向け、また、
反射光を戻すミラー１６を備えている。
【００１７】上記固定光学系からのレーザ光の光軸は、
上記内ヨーク、外ヨークと平行であり、上記ミラー１６
を介して直角に折り曲げられ、対物レンズ１Ａの方向に
向けられる（すなわち、記録媒体Ｄのディスク面に鉛直
な方向に向けられる）。このため、上記アクチュエータ
１には、上記レーザ光を導く光路１Ｂ、１Ｃが形成され
ている。
上記内ヨーク、外ヨークと平行であり、上記ミラー１６
を介して直角に折り曲げられ、対物レンズ１Ａの方向に
向けられる（すなわち、記録媒体Ｄのディスク面に鉛直
な方向に向けられる）。このため、上記アクチュエータ
１には、上記レーザ光を導く光路１Ｂ、１Ｃが形成され
ている。
【００１８】また、上記固定光学系からの出射光がミラ
ー１６に向けられる光路に位置して、そこには補正光学
系が設けられている。上記補正光学系は、この実施例で
は、上記光軸の左右に位置して平行配置されたヨーク１
７、１７と、上記光軸と交差する、平行な両端面を有す
る平行平板ガラス１５と、上記ヨーク１７、１７の内ヨ
ーク部分を囲むように上記平行平板ガラス１５に取り付
けたコイル１８、１８と、上記コイル１８、１８に対し
て磁束が横切るように上記ヨーク１７、１７に沿って配
置したマグネット１９、１９とより構成されている。上
記平行平板ガラス１５は、好ましくは、光軸と垂直に交
わる支軸回りで回動できるように支持されているとよ
い。そして、上記コイル１８、１８に流れる電流の値
で、図９に示すように、平行平板ガラス１５を光軸に対
して左右に傾け、アクチュエータ１に向けられるレーザ
光の中心光軸を左右に平行にスライドできるようになっ
ている。
ー１６に向けられる光路に位置して、そこには補正光学
系が設けられている。上記補正光学系は、この実施例で
は、上記光軸の左右に位置して平行配置されたヨーク１
７、１７と、上記光軸と交差する、平行な両端面を有す
る平行平板ガラス１５と、上記ヨーク１７、１７の内ヨ
ーク部分を囲むように上記平行平板ガラス１５に取り付
けたコイル１８、１８と、上記コイル１８、１８に対し
て磁束が横切るように上記ヨーク１７、１７に沿って配
置したマグネット１９、１９とより構成されている。上
記平行平板ガラス１５は、好ましくは、光軸と垂直に交
わる支軸回りで回動できるように支持されているとよ
い。そして、上記コイル１８、１８に流れる電流の値
で、図９に示すように、平行平板ガラス１５を光軸に対
して左右に傾け、アクチュエータ１に向けられるレーザ
光の中心光軸を左右に平行にスライドできるようになっ
ている。
【００１９】また、この実施例においては、上記固定光
学系に対面する上記アクチュエータ１の正面には、光路
１Ｂを囲むようにして４分割受光部２０Ａ〜２０Ｄを有
する円環状のセンサ２０が取り付けてあり、レーザ光の
光束の周縁部（この実施例では円形２１）が投射される
ようになっている。このため、光軸に対してアクチュエ
ータ１が左右に位置ずれを起こすと、受光部２０Ｃ、２
０Ｄの間に受光量の差が生じ、発生する電気信号の値が
相違してくる。この各電気信号は、図１２に示す比較演
算回路において比較される。すなわち、上記比較演算回
路では、受光部２０Ｃの出力信号を増幅器２２で、ま
た、受光部２０Ｄの出力信号を増幅器２３で増幅し、こ
れらをコンパレータ２４にかけて、差信号を得るのであ
る。そして、この信号から得られた駆動信号は、前記補
正光学系にフィードバックされる。なお、アクチュエー
タ１の上下のずれも、受光部２０Ａ、２０Ｂの受光量の
差でチェックされる。
学系に対面する上記アクチュエータ１の正面には、光路
１Ｂを囲むようにして４分割受光部２０Ａ〜２０Ｄを有
する円環状のセンサ２０が取り付けてあり、レーザ光の
光束の周縁部（この実施例では円形２１）が投射される
ようになっている。このため、光軸に対してアクチュエ
ータ１が左右に位置ずれを起こすと、受光部２０Ｃ、２
０Ｄの間に受光量の差が生じ、発生する電気信号の値が
相違してくる。この各電気信号は、図１２に示す比較演
算回路において比較される。すなわち、上記比較演算回
路では、受光部２０Ｃの出力信号を増幅器２２で、ま
た、受光部２０Ｄの出力信号を増幅器２３で増幅し、こ
れらをコンパレータ２４にかけて、差信号を得るのであ
る。そして、この信号から得られた駆動信号は、前記補
正光学系にフィードバックされる。なお、アクチュエー
タ１の上下のずれも、受光部２０Ａ、２０Ｂの受光量の
差でチェックされる。
【００２０】そして、図からも明らかなように、上記コ
イル１３、１３に印加される直流電流と磁気回路の磁束
との働きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨーク１
０、１０に沿ってアクチュエータ１が移動する時、上記
平行板バネ４Ｂおよび４Ｄが撓んで、上記アクチュエー
タ１を支持した状態で、トラッキング方向への移動を許
容している。この場合、上記アクチュエータ１は、平行
リンク機構の板バネ４Ｂ、４Ｄの撓みによって、両板バ
ネの各円弧状の運動軌跡を相殺する形で直進移動でき
る。しかも、この実施例では、光軸の左右方向に位置ず
れを起しても、補正光学系が、上述のように、機能し
て、上記位置ずれに見合った量だけ、光軸を左右方向に
平行移動するから、レーザ光は対物レンズ１Ａの中心を
通って記録媒体のディスク面に正しく光スポットを形成
できる。
イル１３、１３に印加される直流電流と磁気回路の磁束
との働きで、所要の駆動力を発生し、上記内ヨーク１
０、１０に沿ってアクチュエータ１が移動する時、上記
平行板バネ４Ｂおよび４Ｄが撓んで、上記アクチュエー
タ１を支持した状態で、トラッキング方向への移動を許
容している。この場合、上記アクチュエータ１は、平行
リンク機構の板バネ４Ｂ、４Ｄの撓みによって、両板バ
ネの各円弧状の運動軌跡を相殺する形で直進移動でき
る。しかも、この実施例では、光軸の左右方向に位置ず
れを起しても、補正光学系が、上述のように、機能し
て、上記位置ずれに見合った量だけ、光軸を左右方向に
平行移動するから、レーザ光は対物レンズ１Ａの中心を
通って記録媒体のディスク面に正しく光スポットを形成
できる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、以上述べたようになり、対物
レンズのアクチュエータが、トラッキング方向の少なく
とも片側に位置して配置された複合平行板バネ機構ある
いは折り返し板バネ機構で支持される構成になっている
ので、キャリッジが必要なく、従来装置にくらべて十分
な軽量化が図れ、高速アクセスが実現できる。
レンズのアクチュエータが、トラッキング方向の少なく
とも片側に位置して配置された複合平行板バネ機構ある
いは折り返し板バネ機構で支持される構成になっている
ので、キャリッジが必要なく、従来装置にくらべて十分
な軽量化が図れ、高速アクセスが実現できる。
【図１】本発明の一実施例を示す要部の斜視図である。
【図２】同平面図である。
【図３】同端面図である。
【図４】本発明の他の実施例を示す要部の斜視図であ
る。
る。
【図５】同平面図である。
【図６】同端面図である。
【図７】一部を変更した実施例の端面図である。
【図８】本発明の更に他の実施例を示す要部の斜視図で
ある。
ある。
【図９】同平面図である。
【図１０】同、一部縦断側面図である。
【図１１】同、一部端面図である。
【図１２】同、補正制御系の回路ブロック図である。
１ アクチュエータ １Ａ 対物レンズ ２、３ バネ部材 ２Ａ、３Ａ ジンバルスプリング ４ 複合平行板バネ機構 ４Ａ 固定ベース部材 ４Ｂ、４Ｂ 板バネ ４Ｃ 可動枠部材 ４Ｄ、４Ｄ 板バネ １０ 内ヨーク １１ マグネット １２ 外ヨーク １３、１４ コイル ４’ 折り返し板バネ機構 ４Ａ’ 固定ベース部材 ４Ｂ’、４Ｂ’ 板バネ ４Ｃ’ スリット ４Ｄ’、４Ｄ’ 板バネ
Claims (4)
- 【請求項１】 ディスク状の記録媒体に、光スポットを
照射して情報の記録を光学的に行う際、光スポットのた
めの対物レンズを、上記記録媒体の半径方向にトラッキ
ング制御するようにした対物レンズ駆動装置において、
上記対物レンズのアクチュエータは、上記トラッキング
方向の左右の少なくとも一方に位置して配置された複合
平行板バネ機構で支持され、上記複合平行板バネ機構
は、上記トラッキング方向に同一弾性力で撓むように、
上記トラッキング方向と直交する方向に平行配置された
二対の板バネの内、一方の対の各基端側を装置本体に固
定し、他方の対の各基端側を上記アクチュエータに連結
するとともに、各対の先端側を互いに連結していること
を特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項２】 ディスク状の記録媒体に、光スポットを
照射して情報の記録を光学的に行う際、光スポットのた
めの対物レンズを、上記記録媒体の半径方向にトラッキ
ング制御するようにした対物レンズ駆動装置において、
上記対物レンズのアクチュエータは、上記トラッキング
方向の左右の少なくとも一方に位置して配置された折り
返しバネ機構で支持され、上記折り返しバネ機構は、上
記トラッキング方向に同一弾性力で撓むように、上記ト
ラッキング方向と直交する方向に平行配置された二個の
折り返し板バネの内、各板バネの一端側を装置本体に固
定し、各板バネの他端側を上記アクチュエータに連結し
ていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項３】 上記対物レンズのアクチュエータは、上
記板バネの先端に位置して、ジンバルバネ機構を介して
フォーカシング方向に動作可能に保持されていることを
特徴とする請求項１に記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項４】 上記対物レンズのアクチュエータは、上
記板バネの先端に位置して、ジンバルバネ機構を介して
フォーカシング方向に動作可能に保持されていることを
特徴とする請求項２に記載の対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/298,313 US5463612A (en) | 1991-12-05 | 1994-09-01 | Objective lens drive apparatus used in optical information recording/reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-293898 | 1991-10-15 | ||
| JP29389891 | 1991-10-15 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05166212A true JPH05166212A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=17800585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34835791A Pending JPH05166212A (ja) | 1991-10-15 | 1991-12-05 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05166212A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5491684A (en) * | 1993-04-02 | 1996-02-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disk unit |
| US5812517A (en) * | 1995-04-28 | 1998-09-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical head driver |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP34835791A patent/JPH05166212A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5491684A (en) * | 1993-04-02 | 1996-02-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disk unit |
| US5812517A (en) * | 1995-04-28 | 1998-09-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical head driver |
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