JP2565001B2 - 屋外筐体 - Google Patents

屋外筐体

Info

Publication number
JP2565001B2
JP2565001B2 JP3020621A JP2062191A JP2565001B2 JP 2565001 B2 JP2565001 B2 JP 2565001B2 JP 3020621 A JP3020621 A JP 3020621A JP 2062191 A JP2062191 A JP 2062191A JP 2565001 B2 JP2565001 B2 JP 2565001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
cover
housing
waterproof
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3020621A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04259286A (ja
Inventor
学 宮本
知幸 竹原
定之 鉄
秀樹 薗部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3020621A priority Critical patent/JP2565001B2/ja
Publication of JPH04259286A publication Critical patent/JPH04259286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565001B2 publication Critical patent/JP2565001B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口を有する筐体本体
と開口を開閉自在とするカバー3とから成り、電子装置
を収容する防水型の屋外筐体に関する。
【0002】最近の電子装置は、半導体部品を始めとす
る部品の著しい開発により、小形化、高性能化、高信頼
化、低電力化が図られて来た。一例として無線装置で
は、装置の小形化は、より高い周波数領域の開発とも相
まって促進され、10 GHz以上の装置ではパラボラアンテ
ナの背後に送受信機が直結して、一体に屋外に設置さ
れ、搬送移動も容易なる程小形になって来た。
【0003】かような屋外設置の電子装置の筐体は、十
分なる防水性と耐候性、及び良好なる放熱性、電磁遮蔽
性が要求される。
【0004】
【従来の技術】図2に従来の一例の屋外筐体を示し、
(a) は筐体斜視図、(b) はカバー取付け前状態側面断面
図、(c) はカバー取付け後状態側面断面図である。
【0005】従来の一例の屋外筐体は図2(a) に示す如
くで、内部に電子装置を収容した防水型の筐体15は、直
方体の鉄板製筐体で図示省略の把手を側面に備え、筐体
全体を持ち上げて搬送可能にしてあり、又、底面には緩
衝材のゴム足を備えている。しかし、屋外でもテントの
中に設置されるので日除けカバーは設けてない。 筐体
15は、正面及び裏面を開口させた金属直方体の筐体本体
25と、開口を開閉自在とするカバー3とから構成され
る。
【0006】筐体本体25の開口は、図2(b) に示すよう
に、断面Z形に折曲した折曲縁4を有し、折曲縁4の側
面41に外接して防水ガスケット6が装着してあり、その
外周の数カ所に盲ねじ穴を穿設したブッシュ8を水密に
固着してある。
【0007】カバー3は、縁部に所定間隔に首付きねじ
36が抜けないように取付けてある。このカバー3の固定
は、図2(c) のように、筐体本体25の開口に重ね置き、
首付きねじ36を前記ブッシュ8に螺入させ、ねじ込み、
カバー3の内側面が折曲縁4の縁端に突き当たった状態
にて固定される。
【0008】この際に、防水ガスケット6はカバー3に
より所定に押圧され、密着部分にて内部を水密状態に維
持する。更に、カバー3の内側面が筐体本体25の折曲縁
4の縁端に当接して導通状態となり、開口を電磁的に遮
蔽している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 防
水ガスケット6は、カバー3により押圧を受けると、一
側方は折曲縁4の側面が密接した壁となっているが、他
側方には密接する壁は何も無いので、図示点線のような
横ずれの不均等な変形を起こし、防水効果が弱くなり、
信頼性も劣ることが生じる。 又、防水構造であるた
め、ブッシュ8は盲穴をあけてタップを切ったものと
し、更に、これを折曲縁4の所定位置に点溶接してか
ら、クリーム状のシーリング材を塗布して防水性を持た
せるが、折曲縁4の内側となり塗布作業性が非常に悪
い。 更に、筐体本体2とカバー3とは、折曲縁4の
縁端の突き当たり部で簡易に導通させているが、板厚が
接触面となり接触面積が少なく、且つ首付きねじ36によ
る間欠固着のため、電磁遮蔽効果にばらつきを生じ、不
安定である。等の問題点があった。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みて、確実か
つ安定な防水性と遮蔽効果を有し、且つ製造容易な筐体
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、図1に示す
如く、開口を有する筐体本体2と開口を開閉自在とする
カバー3とから成り、電子装置を収容する防水型の屋外
筐体1において、開口の縁部は、断面Z形状に折曲した
周回する折曲縁4と、折曲縁4の側面41と一定間隔をあ
けて周回固着される縁部材5と、縁部材5の側面51と折
曲縁4の側面41とで形成される周回溝に装着されるリン
グ状の防水ガスケット6と、縁部材5の周回する前縁面
52に一面が固定され、押圧を加えると同方向両端間が導
通状態となる帯リング状の導電ガスケット7と、から成
り、防水ガスケット6を圧縮防水状態に、且つ導電ガス
ケット7を導通状態にする所定押圧を加えてカバー3を
着脱自在に固定するねじ止め又は他の係合固定手段を
曲縁4又は縁部材5に備える、本発明の屋外筐体により
達成される。
【0012】
【作用】即ち、防水ガスケット6は溝に装着されるの
で、従来例の如き開放面は無く、押圧すれば全周包囲さ
れて溝内に圧縮変形されるのみとなり、確実且つ安定し
て押圧面に密着し、所期の防水効果を発揮することがで
きる。
【0013】又、導電ガスケット7により、導電ガスケ
ット7の帯幅が押圧面となるので、接触面積が十分に増
え、且つガスケットであるため弾性変形させて全面を接
触させるので、確実且つ安定した導通状態となり所期の
遮蔽効果が得られる。
【0014】更に、縁部材5は折曲縁4の外周に設けら
れるので、水密に固着させる必要はなくシーリング材の
塗布作業もなくなり、カバー3の固定手段として、ねじ
止めを行う場合でも、設けるタップ孔は盲穴の必要は無
くなり、作業性のよい簡単構造となる。
【0015】かくして、確実かつ安定な防水性と遮蔽効
果を有し、且つ製造容易な筐体を提供することが可能と
なる。
【0016】
【実施例】以下図面に示す実施例によって本発明を具体
的に説明する。全図を通し同一符号は同一対象物を示
す。図1に本発明の一実施例を示し、(a) は筐体斜視
図、(b) はカバー取付け前状態側面断面図、(c) はカバ
ー取付け後状態側面断面図を示す。
【0017】本実施例は前述の従来例の屋外筐体につい
て適用したものである。筐体1は図1(a) に示す如く
で、内部に電子装置を収容した防水型で直方体の鉄板製
筐体で、図示省略の把手を両側面に備え、筐体全体を持
ち上げて搬送可能にしてあり、底面には緩衝材のゴム足
を備え、テント内に置かれるので日除けカバーは設けて
いない。
【0018】筐体1は、正面及び裏面を開口させた金属
直方体の筐体本体2と、開口を開閉自在とするカバー3
とから構成される。筐体本体2の開口は、図2(b) の側
面断面図に示すように、断面Z形に折曲した折曲縁4を
有し、折曲縁4の外周に沿って13mmの間隔をあけて縁部
材5が周回固着してある。
【0019】この縁部材5は、一辺が折曲縁4の側面41
の高さより大きく、他辺が導電ガスケット7の帯幅より
大きい、10×10mmのステンレス角棒で、前縁面52に導電
ガスケット7を平らに略埋設させる溝53が掘削してあ
り、更に、同面に所定間隔にねじ孔54を貫設してある。
【0020】防水ガスケット6は断面13×13mmで中空の
軟質ネオプレンゴムで、一面を押圧して2mm以上の圧縮
変形を与えることで、所期の水密性が得られるものであ
り、縁部材5の側面51と折曲縁4の側面41とで形成され
る外側向きの周回溝に装着される。
【0021】導電ガスケット7は、幅8×厚2.5 mmの帯
で、厚方向に揃えて金属細線を高密度に配し全体を硬質
シリコンゴムで一体成形したもので、厚方向に押圧を加
えるとシリコンゴムが圧縮し押圧面に金属細線が顕れ、
両面間が導通状態になるものである。しかし、幅方向に
押圧を加えても金属細線は顕れず、導通状態にはならな
い一方向性の導電ガスケット7である。これを、縁部材
5の溝53に接着材で接着して固定させ、ねじ孔54の対応
位置には孔あけしてある。この接着は導電接着材を用い
なくとも、押圧の印加により細線が顕れて導通状態とな
るので差支えない。
【0022】カバー3は、鉄板製で縁部に所定間隔に首
付きねじ36が抜けないように取付けてある。このカバー
3の固定は、図1(c) のように、筐体本体2の開口に重
ね置き、首付きねじ36を前記縁部材5のねじ孔54に螺入
させ、ねじ込み、カバー3の内側面が縁部材5に固着し
た導電ガスケット7に面接触し、押圧して導通状態とな
ると共に、溝53の縁に突き当たり固定される。
【0023】同時にこの状態で、防水ガスケット6もカ
バー3により所定に押圧されて、溝内に均等に圧縮され
て接触面に水密性を発揮する。かくして、前述従来例と
同じカバー3及び防水ガスケット6が使用でき、従っ
て、筐体1の細部寸法も何ら変更することなく適用し得
るようにした。
【0024】上記実施例は一例を示したもので、各部の
寸法、材料はこれに限定するものではない。又、縁部材
5は、角棒材を用いたが、断面コ字形に板折曲或いは引
抜き成型した直線部材を用いても差支えなく、更にカバ
ー3の着脱の頻度が少ない装置の筐体1の場合には、導
電ガスケット7用の溝53を省略することができる。
【0025】又、カバー3の固定手段としてねじ止めの
場合を示したが、折曲縁4又は縁部材5にカバー3を着
脱自在とする他の公知技術を用いた係合固定手段とし
て、例えば、中程にリングを取付けた回動レバーが折曲
縁4に軸支され、カバー側に該リングが引っ掛かる掛け
部が固定され、カバーを重ね置き、リングを掛け部に掛
け、回動レバーを引き倒すことにより、リングが所定に
引張られ、即ちカバーを引張って押し付け固定させ、回
動レバーを逆に起こせば、リングの引張りが解除され
て、掛け部から外すことができ、カバーが外れるように
する、レバー、リング、掛け部により構成する係合固定
手段でも差支えない。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明の筐体により、確実
かつ安定な防水性と遮蔽効果を有し、且つ製造容易な筐
体が得られ、実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例 (a) 筐体斜視図 (b) カバー取付け前状態側面
断面図 (c) カバー取付け後状態側面断面図
【図2】 従来の一例の屋外筐体 (a) 筐体斜視図 (b) カバー取付け前状態側面
断面図 (c) カバー取付け後状態側面断面図
【符号の説明】
1,15 筐体 6 防水ガスケット 5
2 前縁面 2,25 筐体本体 7 導電ガスケット 5
3 溝 3 カバー 8 ブッシュ 5
4 ねじ孔 4 折曲縁 36 首付きねじ 5 縁部材 41,51 側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薗部 秀樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する筐体本体(2)と該開口を開
    閉自在とするカバー(3)とから成り、電子装置を収容す
    る防水型の屋外筐体(1)において、 開口の縁部は、断面Z形状に折曲した周回する折曲縁
    (4)と、 該折曲縁(4)の側面(41)と一定間隔をあけて周回固着さ
    れる縁部材(5)と、 縁部材(5)の側面(51)と該折曲縁(4)の側面(41)とで形
    成される周回溝に装着されるリング状の防水ガスケット
    (6)と、 縁部材(5)の周回する前縁面(52)に一面が固定され、
    押圧を加えると同方向両端間が導通状態となる帯リング
    状の導電ガスケット(7) と、から成り、 該防水ガスケット(6)を圧縮防水状態に、且つ該導電ガ
    スケット(7) を導通状態にする所定押圧を加えて 該カバ
    ー(3)を着脱自在に固定するねじ止め又は他の係合固定
    手段を該折曲縁(4)又は該縁部材(5)に備えることを特徴
    とする屋外筐体。
JP3020621A 1991-02-14 1991-02-14 屋外筐体 Expired - Lifetime JP2565001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3020621A JP2565001B2 (ja) 1991-02-14 1991-02-14 屋外筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3020621A JP2565001B2 (ja) 1991-02-14 1991-02-14 屋外筐体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04259286A JPH04259286A (ja) 1992-09-14
JP2565001B2 true JP2565001B2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=12032316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3020621A Expired - Lifetime JP2565001B2 (ja) 1991-02-14 1991-02-14 屋外筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2565001B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101203678B1 (ko) * 2012-06-20 2012-11-22 (주)시연기전 방폭형 접속 배선함
KR101242180B1 (ko) * 2012-06-21 2013-03-11 홍진광 다기능 전자모듈 하우징

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3304282B2 (ja) * 1997-05-21 2002-07-22 株式会社アドバンテスト シールドケース
US6374912B1 (en) * 1998-12-30 2002-04-23 Lucent Technologies Deep drawn enclosure with integrated heatsink and fastening details
JP2014219662A (ja) * 2013-04-08 2014-11-20 株式会社神戸製鋼所 防音パッケージ
JP6478458B2 (ja) * 2014-01-28 2019-03-06 三菱電機株式会社 パッキン取付機構
DE102014104006A1 (de) * 2014-03-24 2015-09-24 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Gehäuse
JP2020088167A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 河村電器産業株式会社 キャビネット
DE102020109895A1 (de) * 2020-04-08 2021-10-14 Elringklinger Ag Gehäusedeckel und Verfahren zum Herstellen eines Gehäusedeckels

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101203678B1 (ko) * 2012-06-20 2012-11-22 (주)시연기전 방폭형 접속 배선함
KR101242180B1 (ko) * 2012-06-21 2013-03-11 홍진광 다기능 전자모듈 하우징
WO2013191364A1 (ko) * 2012-06-21 2013-12-27 주식회사포시 다기능 전자모듈 하우징

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04259286A (ja) 1992-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2565001B2 (ja) 屋外筐体
US4759466A (en) EMI seam for enclosures
CA1170347A (en) Radio frequency shield with force multiplier interconnection fingers for an electromagnetic gasket
US6778388B1 (en) Water-resistant electronic enclosure having a heat sink
US6296336B1 (en) Water-proof structure for use with a frame body
CA2160054A1 (en) Waterproof Casing Structure for Electronic Equipment
JP2002198664A (ja) 携帯電子機器
JP2000062870A5 (ja)
CA2146867A1 (en) Busway tap-off base assembly
JP2000049467A (ja) シ―ルを備えた金属薄板ケ―シング
JP3278388B2 (ja) 電磁波シールド用ガスケット
JPH10224073A (ja) 電磁シールドパッキン
JPH04166684A (ja) 圧縮機のターミナルの防水装置
JP2819032B2 (ja) 高周波機器
JPH0534158Y2 (ja)
JP2905162B2 (ja) 屋外用の電気機器収納用箱
JPS6225919Y2 (ja)
JPH10173365A (ja) ケースの防水構造
JP2822982B2 (ja) 電子機器筐体
JPS5831598A (ja) 防水機能を有する電子機器
JP3106894B2 (ja) パネル取付コネクタ
KR200177380Y1 (ko) 통신기기용 랙의 방수장치
JPH0521965A (ja) 機器の防水装置
JPH0110951Y2 (ja)
JPH02229496A (ja) 電子機器ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960806