JP6478458B2 - パッキン取付機構 - Google Patents

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JP6478458B2 JP2014013642A JP2014013642A JP6478458B2 JP 6478458 B2 JP6478458 B2 JP 6478458B2 JP 2014013642 A JP2014013642 A JP 2014013642A JP 2014013642 A JP2014013642 A JP 2014013642A JP 6478458 B2 JP6478458 B2 JP 6478458B2
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Description

本発明は、例えば、パッキン取付機構に関するものであり、特に、電子機器等を収納する屋外設置用の筐体に用いられるパッキン取付機構に関する。
板金筐体の開口部を密閉する構造として、開口部の周縁部と開口部を覆う蓋との間にパッキンを取付け、板金筐体と蓋とによりパッキンを圧縮する構造が一般的である。パッキンは、板金筐体または蓋のどちらかに設けたパッキン取付面に、例えば粘着テープなどを用いて取付けられる(特許文献1参照)。
このとき、パッキン取付面が平坦な面である場合、パッキンを取り付ける位置が不明確なため、曲がって取付けられて製造時のばらつきが大きくなってしまうという不都合があった。
また、パッキンを平面の間で圧縮すると、パッキンを過度に圧縮してしまい、劣化やひび割れが生じるといった不都合があった。
上記の不都合を解決する手段として、パッキンを取り付ける箇所に、パッキンの厚さよりも浅い溝を設け、その溝にパッキンを取り付ける方法があるが、板金で構成された筐体の場合、パッキン取付け部に溝を設けることが困難であった。
これを解決するため、別部品としてスペーサを作成し、パッキンを取り付ける部分に溶接などで固定する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。スペーサを用いてパッキンガイド面を形成してパッキンの位置決めをするとともに、当て面によってパッキンの過剰な圧縮を防ぐことができる。
特開平8−213786号公報 特開2004−146284号公報 特開2005−226699号公報 特開平8−018269号公報
しかし、上述したようなスペーサを追加することでパッキンの位置決めと圧縮量の規制とをする構造は、部品点数が増加し、材料コストおよび組立工数の増加を招いてしまうという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、部品点数を増加させることなく、パッキンの位置決めと圧縮量の規制とをすることができるパッキン取付機構、及びこのパッキン取付機構を備える筐体を提供することを目的とする。
本発明に係るパッキン取付機構は、開口部が形成された筐体と、前記開口部の周囲に取り付けられる環状のパッキンと、前記パッキンを圧縮し前記開口部を覆う蓋部と、を備える収納ケースのパッキン取付機構において、前記筐体は、前記開口部の周縁が曲げられて形成された曲げ部と、前記曲げ部の端面により形成され前記パッキンの取り付け位置をガイドするパッキンガイド部と前記パッキンを取り付けるパッキン取付部とを有する段差部と、を備え、前記段差部の段差は、圧縮前の前記パッキンの高さよりも低く、前記パッキンは、前記パッキン取付部において前記パッキンガイド部に当接して前記蓋部に圧縮されることを特徴とする。
本発明に係るパッキン取付機構によれば、筐体は、開口部の周縁部において筐体が曲げられて形成された曲げ部と、曲げ部の端面により形成されパッキンの取り付け位置をガイドするパッキンガイド部とパッキンを取り付けるパッキン取付部とを有する段差部と、を備え、この段差部の段差は、圧縮前のパッキンの高さよりも低く、パッキンは、パッキン取付部においてパッキンガイド部に当接して蓋部に圧縮されるので、部品点数を増加させることなく、パッキンの圧縮量を規制することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る収納ケース100の前提となる構造の一例である収納ケース101の斜視図であり、(a)は蓋部30が取り付けられていない状態、(b)は蓋部30が取り付けられている状態を示す図である。 図1(b)のA−A部分断面図である。 実施の形態1に係る収納ケース100の前提となる構造の他の例である収納ケース102を示す図であり、収納ケース102において図1(b)のA−A部分断面に相当する図である。 実施の形態1に係る収納ケース100を示す図であり、(a)は筐体20のパッキン取付面22にパッキン10を取り付けた状態の部分断面図、(b)は(a)の状態の筐体20に対して蓋部30を取り付けた状態を示す部分断面図である。 実施の形態1に係る収納ケース100を示す図であり、図4(a)の状態の正面図である。 実施の形態1に係る収納ケース100における蓋部30と筐体20との締結構造を示す図である。 実施の形態2に係る収納ケース100を示す部分断面図であり、曲げ部の形状の一例を示す図である。 実施の形態2に係る収納ケース100を示す部分断面図であり、曲げ部の形状の他の例を示す図である。 実施の形態3に係る収納ケースであって、曲げ部がヘミング曲げにより形成されている収納ケースの部分断面図であり、(a)がフランジ部を有する筐体を備える収納ケース、(b)がパッキン取付面を有する筐体を備える収納ケースを示している。 実施の形態3に係る収納ケース300を示す部分断面図であり、曲げ部の形状の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。
以下の実施の形態では、内部に電子機器を組み込むため、あるいは、内部を確認するための開口部が形成されるとともに、内部に水滴や塵埃などが侵入しないように密閉性を持たせた収納ケース100について説明する。
実施の形態1.
本実施の形態では、例えば、電子機器などを収納する収納ケース100におけるパッキン取付機構110について説明する。収納ケース100は、板金筐体であり、内部に水滴や塵埃などが侵入しないように密閉性を有する密閉型ケースの一例である。
まず、本実施の形態に係る収納ケース100の前提となる収納ケース101について説明する。
図1は、本実施の形態に係る収納ケース100の前提となる構造の一例である収納ケース101の斜視図であり、(a)は蓋部30が取り付けられていない状態、(b)は蓋部30が取り付けられている状態を示す図である。
図2は、図1(b)のA−A部分断面図である。
図1(a)に示すように、収納ケース101は、パッキン10、筐体20、蓋部30を備える。
筐体20は、内部に電子機器などを収納する直方体の箱体であり、板金形成されている。筐体20は、内部に電子機器などを挿入するための開口部21を有する。開口部21は、周縁部23により形成される。
パッキン10は、開口部21の周囲に形成されたパッキン取付面22に取り付けられる。パッキン10は、環状をなす。
図1(b)に示すように、蓋部30は、筐体20の開口部21を塞ぐように、筐体20に取り付けられる。蓋部30は、板金形成されている。
図1(a)及び図2に示すように、収納ケース101は、筐体20と蓋部30とによりパッキン10を圧縮する構造である。パッキン10は、筐体20に設けたパッキン取付面22に、例えば、粘着テープなどを用いて取付けられる。このとき、パッキン取付面22が平坦な面である場合、パッキン10を取り付ける位置が不明確となってしまう。そのため、パッキン10が曲がって取付けられる等して、製造時のばらつきが大きくなってしまう。また、図2に示すように、パッキン10を平面の間で圧縮すると、パッキン10を過度に圧縮してしまい、劣化やひび割れが生じてしまう。
なお、パッキン10は、筐体20側に取り付けられるとしたが、蓋部30側に取り付けられてもよい。
図3は、本実施の形態に係る収納ケース100の前提となる構造の他の例である収納ケース102を示す図であり、収納ケース102において図1(b)のA−A部分断面に相当する図である。
収納ケース102は、図1,2で説明した収納ケース101に加えて、スペーサ40を備える。
図3に示すように、スペーサ40は、別部品として作成され、パッキン10を取り付ける部分に溶接などで固定される。スペーサ40は、パッキン10と当接するスペーサガイド面40aと、蓋部30と当接するスペーサ蓋当て面40bとを備える。スペーサガイド面40aは、パッキン10の位置決めをする。スペーサ蓋当て面40bは、パッキン10への過剰な圧縮を防ぐ。しかし、このようにスペーサ40を追加することでパッキン10の位置決めと圧縮量を規制する構造は、部品点数が増加し、材料コストおよび組立工数の増加を招く。
次に、図4及び図5を用いて、本実施の形態に係る収納ケース100(密閉型ケース)の構成について説明する。以下で説明する部分断面図は、収納ケース100において図1(b)のA−A部分断面に相当する図である。
図4は、本実施の形態に係る収納ケース100を示す図であり、(a)は筐体20のパッキン取付面22にパッキン10を取り付けた状態の部分断面図、(b)は(a)の状態の筐体20に対して蓋部30を取り付けた状態を示す部分断面図である。図5は、本実施の形態に係る収納ケース100を示す図であり、図4(a)の状態の正面図である。
ここでは、収納ケース100の形状は略直方体であるが、例えば、立方体、円柱形、楕円柱形、多角柱、球体等、その他の形状でも構わない。また、ここでは、開口部21の形状は長方形であるが、例えば、正方形、円形、楕円形、多角形等、その他の形状でも構わない。
図4(a)に示すように、収納ケース100のパッキン取付機構201は、開口部21の周縁部23が曲げられた曲げ部24を備える。また、曲げ部24は、段差291を有する段差部29を備える。
図4(a)に示すように、段差291の高さをL1とし、パッキン10の高さをL2とすると、段差291の高さL1は、パッキンの高さL2よりも低い。例えば、L2:L1は、3:2、4:3、5:3、5:4などの比であることが好ましい。
曲げ部24は、周縁部23をヘミング曲げすることにより形成される。周縁部23を外側にヘミング曲げすることにより、周縁部23の端面による段差291が形成される。
また、曲げ部24は、周縁部23が折り返された後に外側となる面が蓋部30と当接する蓋当て部25となる。
段差部29は、パッキンガイド部26、段差291の頂部27、パッキン取付部28を備える。
開口部21の周縁部23をヘミング曲げすることで、板金の端面でパッキンガイド部26を形成する。また、板金の厚さを利用して、パッキン取付面22から一定の高さ(L1)を持った位置に、蓋当て部25を形成することができる。このように、スペーサ40を利用することなく、パッキン10の位置決めと圧縮量を規制する構造を形成することができる。
図5に示すように、段差部29のパッキンガイド部26は、パッキン10の取り付け位置をガイドする。パッキン10をパッキンガイド部26に当接させながら、パッキン取付部28にパッキンを取り付けることで、パッキン10が曲がって取付けられることがない。
ここで、パッキンガイド部26の周の長さは、パッキン10の内周の長さよりやや長くすることが好ましい。これにより、パッキン10がパッキンガイド部26を弾性力により押圧しながら位置決めされる。よって、パッキン10はパッキンガイド部26の形状にぴったりと沿って位置決めされ、ずれることなくパッキン取付面22(パッキン取付部28)に取り付けることができる。
これにより、収納ケース100の製造時のばらつきを防ぐことができる。
図4(b)に示すように、収納ケース100に蓋部30が取り付けられると、蓋部30は、パッキン10を圧縮するとともに段差部29の頂部27と当接する。蓋部30は、頂部27が支持部となり、頂部27の位置からさらにパッキン10を圧縮することができない。したがって、パッキン10への過度の圧縮を規制することができる。
また、本実施の形態によれば、パッキンガイド部26の面とパッキン取付面22とが成す角度θを直角にすることができる(図4(b)参照)。このように、パッキンガイド部26の面とパッキン取付面22とから構成される角部に、角Rが生じないためパッキン10をパッキンガイド部26とパッキン取付面22との両方にしっかりと当てることができる。
図6は、本実施の形態に係る収納ケース100における蓋部30と筐体20との締結構造を示す図である。
図6に示すように、ヘミング曲げで形成した曲げ部24の蓋当て部25に、ネジ穴251を設ける。ネジ穴251は、パッキンガイド部26より内側に形成される。また、筐体20のパッキン取付面22にめねじ部221を設ける。
蓋部30には、蓋部ネジ穴31が設けられる。
蓋部ネジ穴31と、ネジ穴251と、めねじ部221とは連通し、ネジ50のネジ部52を挿入させる。
蓋部ネジ穴31と、ネジ穴251と、めねじ部221とが連通する部分(連通部分)はパッキン10よりも内側なので、連通部分を密閉するためにネジ頭51と蓋部30との間にOリング60を備える。
このように、ネジ50により蓋部30と筐体20とを締結する締結構造を形成することができる。
以上のように、本実施の形態に係る収納ケース100のパッキン取付機構によれば、別部品を用いることなく、パッキンガイド部26を形成することができ、製造コストを抑えることができる。また、パッキン10をパッキンガイド部26に沿って、簡単、かつ意匠性高く取り付けることができ、取付時の作業性を向上させるとともに、取り付けられたパッキン10の意匠性も高くすることができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
実施の形態1では曲げ部24をヘミング曲げにより形成したが、本実施の形態では曲げ部24を、その他の曲げ加工により形成する場合について説明する。
図7は、本実施の形態に係る収納ケース100aを示す部分断面図であり、曲げ部の形状の一例を示す図である。図8は、本実施の形態に係る収納ケース100bを示す部分断面図であり、曲げ部の形状の他の例を示す図である。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した構成部と同様の機能構成を有する構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図7に示す収納ケース100aは、蓋部30と、筐体20aとから構成される。筐体20aは、曲げ部24aを備える。
曲げ部24aは、開口部21の周縁部23を2度、直角に曲げて形成される。曲げ部24aは、角部A245と角部B246とを形成することにより高さL3の段差291を有する段差部29を形成する。角部A245と角部B246との角度は、それぞれ略直角である。
角部A245を形成する平面がパッキン取付面22(パッキン取付部28)となり、角部A245を形成する垂直面がパッキンガイド部26を形成する。また、角部B246は蓋当て部25を形成する。
これにより、板金の厚さに関係なく、パッキン取付面22から任意の高さL3に蓋当て部25を形成することができ、パッキン10の圧縮量を任意に決定することが可能となる。
角部B246は形成しなくてもよい。その場合は、パッキンガイド部26の頂部27が蓋当て部25の機能を兼ねる。ただし、頂部27が蓋当て部25の機能を兼ねる場合は、蓋当て部25にめねじ部221を形成することができないので、その他の締結構造を有する必要がある。
図8に示す収納ケース100bは、蓋部30と、筐体20bとから構成される。筐体20bは、曲げ部24bを備える。
曲げ部24bは、開口部21の周縁部23を外側に丸め加工されて形成される。これにより、高さL4の段差291を有する段差部29を形成する。
曲げ部24bにおいて、蓋部30と当接する部分が蓋当て部25、パッキン10と当接する部分がパッキンガイド部26となる。
以上のように、本実施の形態に係るパッキン取付機構によれば、任意の高さに蓋当て部を形成することができ、パッキンの特性に柔軟に合わせることができるパッキン取付機構を実現することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に、実施の形態1,2と異なる点について説明する。
実施の形態1,2では、筐体側を曲げ加工することで、筐体側に段差部(パッキン取付部、パッキンガイド部、頂部)、蓋当て部を形成していた。本実施の形態では、蓋部側を曲げ加工することで、段差部(パッキン取付部、パッキンガイド部、頂部)、蓋当て部相当を形成する態様について説明する。
図9は、本実施の形態に係る収納ケース300であって、曲げ部34がヘミング曲げにより形成されている収納ケース300の部分断面図であり、(a)がフランジ部210を有する筐体20を備える収納ケース、(b)がパッキン取付面22を有する筐体20を備える収納ケース300を示している。
本実施の形態では、実施の形態1,2で説明した構成部と同様の機能構成を有する構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図9(a)に示すように、蓋部30は、曲げ部34と、段差部39とを備えるパッキン取付機構301を有する。段差部39は、蓋部30の周縁部33がヘミング曲げされることにより形成された高さL5の段差391を有する。つまり、曲げ部34は、ヘミング曲げにより形成されている。
段差部39は、パッキンガイド部36、頂部37、パッキン取付部38を備える。また、曲げ部34の筐体20側の平面は、筐体20のフランジ部210と当接する筐体当て部35となる。
これらの構成部の機能については、実施の形態1,2で説明した同一名称の構成部と同様である。筐体当て部35は、蓋当て部25に相当する。
このように、蓋部30に曲げ加工(曲げ部34)を施すことで、蓋部30の剛性を向上させることができる。剛性の向上によって蓋部30の厚さを削減することが可能となり、材料費の低減および軽量化によるユーザの操作性向上の効果がある。
また、本実施の形態では、筐体20は、開口部21の周縁部23が筐体20本体の外側に折り曲げられて、フランジ部210が形成されている。このように、筐体20本体の外側にフランジ部210を形成することで、ネジ50による締結構造をパッキン10の外側に設けることができる。よって、ネジ50の座面にOリングが不要になり、さらに部品点数を削減することが可能となる。
なお、図9(b)に示すように、開口部21の周縁部23が内側に折り曲げられた筐体20を用いても構わない。この場合でも、ネジ50による締結構造をパッキン10の外側に設けることができ、ネジ50の座面にOリングが不要になる。ただし、開口部21の周縁部23が内側に折り曲げられていることで、開口部21が狭くなってしまうので、蓋部30に曲げ加工(曲げ部34)を施す場合には、図9(a)に示すようなフランジ部210を有する筐体20を用いることが好適である。
図10は、本実施の形態に係る収納ケース300を示す部分断面図であり、曲げ部の形状の他の例を示す図である。
曲げ部34aは、蓋部30の周縁部33が2度、直角に曲げられて形成される。曲げ部34aは、角部A345と角部B346とを形成することにより高さL6の段差391を有する段差部39を形成する。
角部A345を形成する平面がパッキン取付面32となり、角部A345を形成する垂直面がパッキンガイド部36を形成する。また、角部B346は筐体当て部35を形成する。
これらの構成部の機能については、実施の形態1,2で説明した同一名称の構成部と同様である。筐体当て部35は、蓋当て部25に相当する。
図10に示すパッキン取付機構301により、板金の厚さに関係なく、パッキン取付面32から任意の高さL6に筐体当て部35を形成することができ、パッキン10の圧縮量を任意に決定することが可能となる。
上記の実施の形態1〜3によれば、スペーサを使用せずにパッキンの位置決めと圧縮量規制を実現でき、部品点数の削減および組立工数を削減することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、以上の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 パッキン、20 筐体、21 開口部、22 パッキン取付面、23 周縁部、24,24a 曲げ部、25 蓋当て部、26 パッキンガイド部、27 頂部、28 パッキン取付部、29 段差部、30 蓋部、31 蓋部ネジ穴、34,34a 曲げ部、35 筐体当て部、36 パッキンガイド部、37 頂部、38 パッキン取付部、39 段差部、40 スペーサ、40a スペーサガイド面、40b スペーサ蓋当て面、50 ネジ、51 ネジ頭、52 ネジ部、100,101,102 収納ケース、201,201a,201b パッキン取付機構、210 フランジ部、221 めねじ部、244 角部、245 角部A、246 角部B、251 ネジ穴、291 段差、300,300a 収納ケース、301 パッキン取付機構、345 角部A、346 角部B、391 段差。

Claims (8)

  1. 開口部が形成された筐体と、前記開口部の周囲に取り付けられる環状のパッキンと、前記パッキンを圧縮し前記開口部を覆う蓋部と、を備える収納ケースのパッキン取付機構において、
    前記筐体は、前記開口部の周縁が曲げられて形成された曲げ部と、前記曲げ部の端面により形成され前記パッキンの取り付け位置をガイドするパッキンガイド部と前記パッキンを取り付けるパッキン取付部とを有する段差部と、を備え、
    前記段差部の段差は、圧縮前の前記パッキンの高さよりも低く、
    前記パッキンは、前記パッキン取付部において前記パッキンガイド部に当接して前記蓋部に圧縮されるパッキン取付機構。
  2. 前記パッキンガイド部の周の長さは、前記パッキンの内周の長さよりも長い請求項1に記載のパッキン取付機構。
  3. 前記曲げ部は、ヘミング曲げにより形成された請求項1または2に記載のパッキン取付機構。
  4. 開口部が形成された筐体と、前記開口部を覆う蓋部と、前記蓋部に取り付けられ、前記開口部の周縁部により圧縮される環状のパッキンと、を備える収納ケースのパッキン取付機構において、
    前記筐体は、前記開口部の周縁部が外側に曲げられて形成されたフランジ部を備え、
    前記蓋部は、前記開口部を覆う部分の周縁が2度曲げられて形成された曲げ部であって、前記開口部を覆う部分から外側に設けられ、前記フランジ部と当接する筐体当て部を備えた曲げ部と、前記曲げ部を用いて前記パッキンの位置をガイドするパッキンガイド部と前記パッキンが取り付けられるパッキン取付部とを有する段差部と、を備え、
    前記段差部の段差は、圧縮前の前記パッキンの高さよりも低く、
    前記パッキンは、前記蓋部の前記開口部を覆う部分と前記フランジ部との間において前記パッキンガイド部に当接し圧縮されるパッキン取付機構。
  5. 開口部が形成された筐体と、前記開口部を覆う蓋部と、前記蓋部に取り付けられ、前記開口部の周縁部により圧縮される環状のパッキンと、を備える収納ケースのパッキン取付機構において、
    前記蓋部は、周縁が曲げられて形成された曲げ部と、前記曲げ部の端面により形成され前記パッキンの取り付け位置をガイドするパッキンガイド部と前記パッキンを取り付けるパッキン取付部とを有する段差部と、を備え、
    前記段差部の段差は、圧縮前の前記パッキンの高さよりも低く、
    前記筐体は、前記開口部の周縁部が曲げられて形成されたフランジ部を備え、
    前記パッキンは、前記蓋部と前記フランジ部との間において前記パッキンガイド部に当接し圧縮されるパッキン取付機構。
  6. 前記フランジ部は、前記パッキンを圧縮するとともに前記蓋部の筐体側の平面と当接する請項5に記載のパッキン取付機構。
  7. 前記曲げ部は、ヘミング曲げにより形成された請求項5または6に記載のパッキン取付機構。
  8. 前記曲げは、前記蓋部の前記開口部を覆う部分の周縁が直角に曲げられた請求項4に記載のパッキン取付機構。
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