JPH04166684A - 圧縮機のターミナルの防水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は圧縮機に設けるターミナルの防水カバー装置に
関する。

（ロ）従来の技術 本発明に先行する従来技術として、実公昭５２−２７３
２８号公報（Ｆ１６Ｂ　　２／２４）には、圧縮機に一
体になっているプロテクタの取付穴に端部を挿入し、中
間にターミナルカバーの凸部に設けた凹部に嵌合させる
嵌合部と、フード結束部兼用の輪状の把手部を形成した
ことを特徴とするターミナルカバーの取付構造が示され
ている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来技術は、プロテクタにターミナルを固定するた
めの取付穴が設けられており、かかる構造のものを屋外
で使用される冷凍・冷蔵機器に使用した場合、前記取付
穴やプロテクタとターミナルカバーの隙間から雨水がタ
ーミナルカバー内に侵入し、漏電や絶縁不良等を引起こ
すという問題点があった。

本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、雨水のターミナ
ルカバー内への侵入を防止することを目的とした圧縮機
のターミナルの防水カバー装置を提供する。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するための手段として、ターミ
ナルを覆うターミナルカバーを備える圧縮機において、
一側面を開口し、前記ターミナルカバーを覆う一側面を
開口した本体と、該本体の開口周縁に環状形成きれ、前
記ターミナルカバーを被覆した時に圧縮機の表面に密着
する弾性防水部とよりなる圧縮機のターミナルの防水カ
バー装置を提供する。

（＊〉作用 防水カバーの本体にてターミナルカバーを被覆すること
により、プロテクタ内、取付穴、切欠きと外部とを遮蔽
する作用をなし、一方防水部は弾力性により圧縮機表面
に密着し、ターミナルカバーと圧縮機表面との隙間をシ
ールする作用をなす。

（へ）実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図及び第２図の（１）は、主に屋外で使用される冷
凍・空調機器の機械室に配置される圧縮機で、この圧縮
機（１）にはターミナル（２）が設けられており、前記
圧縮１！（１）から突設したビン（２８）をプロテクタ
（３）で囲ってなるものである。（４）はスタータで、
ターミナル（２）のビン（２ａ）に嵌合、固定きれてい
る。（５）はターミナルカバーで、プロテクタ（３）の
外周にはめこまれており、ターミナル（２）、スタータ
（４）等を覆っている。（６）はターミナルカバー（５
）の脱落を防止する押えばねで、その屈曲端部（６８）
はターミナルカバー（５）の切欠き（５ａ）からプロテ
クタ（３）に設けられた取付穴（３８）に挿入される。

この押えばね（６）によりターミナルカバー（５）は固
定される。又、このターミナルカバー（５）には押えば
ね（６）が常に定位置に収まる様に補強条兼用のガイド
レール（５ｂ）が設けられている。又、前記ターミナル
カバー（５）の下部には、リード線（１０）を通す穴（
８）が設けられている。

次に本発明の要部の構成について説明する。前記ターミ
ナルカバー（５）を覆う形で防水カバー（７）が設けら
れており、これは弾力性を有するゴム材の一体成形品で
ある。この防水カバー（７）は−面を開口した箱状の本
体〈７ａ）と、開口の縁周辺に弾力性を有するひれ状の
防水部（１１〉とからなる。ただし、前記ターミナルカ
バー（５）に設けられたガイドレール（５ｂ）が収納き
れる部分の本体く７ａ）構造は、前記ガイドレール（５
ｂ）を被覆する凹部（７ｄ）と、これに形成跡れる係止
部（７ｂ）と、前記凹部（７ｄ）端より開口側に設けら
れ、前記ターミナルカバー（５）の切欠き（５ａ）から
開口までの部分に密着する密着部（７ｃ）とよりなる、
この様に防水カバー（７）は、前記ターミナルカバー（
５）の外形に合う様に形成きれている。又、前記防水カ
バー（７）の下部には、ターミナルカバー（５）の穴（
８）と同じ位置に、リード線（１０）を通す穴（９）が
設けられており、この穴（９）には薄膜を設は十文字に
カットするか、リード線（１０）を通した後パテ等でシ
ールする。

以上の構成により、防水カバー（７）の防水部（１１）
が弾力性を有しているため、圧縮機（１）に押しつける
如くはめ込み、防水部（１１〉の反発力により防水カバ
ー（７）が押しもときれ、前述した様に係止部（７ｂ）
が屈曲端部（６ａ）に掛かり固定される。この時、防水
部（１１）は弾力性により圧縮機（１）に密着し、前記
ターミナルカバーク５）の端面と圧縮機（１）表面との
隙間を覆いシールする。

以上の構成にしたことにより、冷凍・冷蔵機器の屋外で
の使用に際し、雨水が機械室に侵入しても、防水カバー
（７）内へは侵入しないため、漏電や絶縁不良を防止で
きる。又、防水カバー（７）を弾力性を有するゴム材に
よる一体成形品とすることで、着脱作業も容易に行なえ
る。又、この防水カバー（７）は既存のターミナルカバ
ー（５）を設けた製品にも装着可能である。

（トン発明の効果 以上の様に、防水カバーの本体にてターミナルカバーを
被覆し、防水部にてターミナルカバーと圧縮機表面との
隙間をシールするため、防水カバー内と外部とを遮蔽し
、防水性の著しい向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明の一実施例である。第１図は本発明
を具備した圧縮機の要部斜視図、第２図は要部断面図で
ある。 （１）・・・圧縮機、（２）・・・ターミナル、　（５
）・・・ターミナルカバー、（７）・・・防水カバー、
　　（７ａ）・・・本体、　（１１）・・・防水部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　ターミナルを覆うターミナルカバーを備える圧縮
   機において、一側面を開口し、前記ターミナルカバーを
   覆う一側面を開口した本体と、該本体の開口周縁に環状
   形成され、前記ターミナルカバーを被覆した時に圧縮機
   の表面に密着する弾性防水部とより構成したことを特徴
   とする圧縮機のターミナルの防水カバー装置。