JPS586092Y2 - スイツチの防振装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、電気ハンマー等の振動を伴う電動工具に於ける
スイッチ回りの防振に関する。

従来の振動を伴う電動工具のスイッチ回りの防振は、ス
イッチをハンドルにネジにより固定し、接続線をモルト
ブレン等の弾性体で巻きつげて行っていた。

この為、スイッチと接続線とが別々の動きをし、接続線
とスイッチの接続部の保護にならず、この部分から破断
することが多い。

又、この接続部は、接続線の被覆がないため強度的には
最も弱い部分となる。

更には、スイッチ本体に対しては、内部の接点等に対す
る防振は何等考慮されないという欠点があった。

本案の目的は前述の如き欠点を除去することで、スイッ
チと接続部に近い接続線を一諸に電気絶縁物の弾性体で
はさむことにより接続部の防振及び、スイッチ接点の防
振を計るものである。

即ち、スイッチと接続部を含む接続線とを一体のもので
包むことにより、振動による動きをＦ）−動きとし、接
続部の振動を防ぎ、断線保護をするものである。

以下図示実施例により本案を説明する。

図において、１は本体、２はハンドル、３はハンドルカ
バ、４はスイッチである。

５，５はＷ接続線で、接続ネジ６．６によりスイッチ４
に固着される。

１は弾性体で、外形な−・７ドル２及びハンドルカバ３
の内部に密着する形状をし、内部には接続線５，５を挾
み込む小凹部８と、スイッチを挾み込む大凹部９を形成
している。

又、弾性体７は凹部８，９の中心より２分開放構造とな
っており、容易にスイッチ及び接続線５，５を挾み込む
ことが出来る。

１０，１０はハンドル２内部に形成されている凸起であ
る。

次に本案の作用を説明する。

第１図及び第２図において、スイッチ４は弾性体７０大
凹部９にはめ込み、更に弾性体７は、ハンドル２及びハ
ンドルカバ３により囲りを覆われ上下の動きは、ハンド
ル２の内部に形成されている凸起１０．１０により押え
られる。

電源接続線５．５は弾性体７の小凹部に入りスイッチ４
と一諸に固定される。

又弾性体７はスイッチ４の操作に支障のない硬さにして
おく。

接続線５，５０弾性体７より外へ出る部分は、絶縁被覆
があるため振動に対する強度は十分にある。

ハフドル２に振動が加わった場合、弾性体７で吸振し、
又、吸振しきれない振動がスイッチ４に加わっても、ス
イッチ４と接続線５，５がはｇ同一の動きをするため、
接続部が破断するのを防いでいる。

以上の様に本案によれば、スイッチ及び接続線の防振が
出来、絶縁体で弾性体を作ることにより安全性を向上さ
せ更にスイッチ全体を覆い、挾み込む丈であるから防じ
ん、組立性の向上等の効果が生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本案による実施例で−・７ドル部の−・７ド
ルカバ及び弾性体の上部を取り除いた時の上面図である
。 第２図は、第１図のＩ−Ｉ部の−・７ドル部横断側面図
、第３図は、弾性体の平面図、第４図は、第３図の■−
■部横部側断側面図る。 ４・・・・・・スイッチ、５，５・・・・・・接続線、
７・・・・・・弾性体、８，９・・・・・・凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 携帯用電動工具のスイッチ取付構造であって、前記スイ
   ッチの取付部に、外形を前記スイッチの取付部内壁に密
   着嵌合するよう成形し、内部は、中心より２分開放構造
   に形成すると共に、互に前記両開放面を閉合した時前記
   スイッチ及び該スイッチの接続線を一体的に弾性挾持す
   る凹部を形成した弾性体を配設して成るスイッチの防振
   装置。