JP2564422Y2 - ミシンの布押さえにおけるメス取り付け構造 - Google Patents

ミシンの布押さえにおけるメス取り付け構造

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JP2564422Y2
JP2564422Y2 JP4564292U JP4564292U JP2564422Y2 JP 2564422 Y2 JP2564422 Y2 JP 2564422Y2 JP 4564292 U JP4564292 U JP 4564292U JP 4564292 U JP4564292 U JP 4564292U JP 2564422 Y2 JP2564422 Y2 JP 2564422Y2
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JP
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cloth
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高行 相川
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ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、縫い始めに針糸を切
断するためにミシンの布押さえに設けたメスの取り付け
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縫製動作が終了して、糸きりがなされた
後、次の縫製物の縫い始めにおいて、針における上糸端
をそのまま放置して縫製動作を開始すると、第1針目で
は、針が縫製物を貫通し、針糸は縫製物の下側でカマ先
で引っ掛けられ、その針糸は縫製物の下側へ引き込ま
れ、数針縫い進む間に縫い目にからんで縫い込まれ、い
わゆる鳥の巣現象が発生し縫製品質を損ねる。このた
め、針糸を上糸保持手段で保持しつつ縫い始め、布押さ
え金に取り付けたメスにより第1針目の針落ちがなされ
たのち第1針目と上糸保持手段との間の糸を縫製物近く
で切断する技術が提案されている。そして、このような
技術における前記メスの取り付け構造としては、従来図
3ないし4に示すものが知られている。
【0003】図3において、1は縫製物を針落ち点周辺
で上方から押圧固定する布押さえ金、2はメス、3はメ
ス取り付け板、4は上糸分け板、5は前記布押さえ金1
を吊下する布押さえ足である。メス2はメス取り付け板
3の下面にねじ2aに固定されて布押さえ金1の上面に
形成された凹部1aにかん合し、上糸分け板4とともに
布押さえ金1にねじ固定されるメス取り付け板3ととも
に布押さえ金1に固定されるようになっている。メス2
の刃部は針案内溝1dに臨み針落ち点より縫製物の進行
方向前方に位置して第1針目と不図示の上糸保持手段と
の間に渡された上糸を第1針目につぐ布送り時に切断す
る。
【0004】図4および図5は、メス2を布押さえ金1
の側面に設けた挿入溝に差し込んで取り付ける従来技術
を示しており、図4において、挿入溝1bに挿入された
メスは接着剤で固定されるようになっている。また、図
5において挿入溝1cは曲面に形成され、挿入されるメ
スの弾性によって固定するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図3に示し従来技術にあっては、布押さえ金1にメス取
り付け板3のねじ孔を形成する必要があり、すでに完成
し熱処理済みの布押さえ金に再度熱処理を施さねばなら
ないうえ、押さえ金にメスをかん合するための凹部を形
成する必要があるため、原価コストが増大するのみなら
ず押さえ金の強度にも悪影響をおよぼす虞れがある。
【0006】また、上記の図4に示した従来技術にあっ
ては、接着剤でメスを挿通溝に固定するため、所定の固
定強度を維持することが困難であるばかりか、メスを取
り外す際に、薄いドライバーなどでこじらなければなら
ず、メスに傷がつきやすく再利用が困難となる。
【0007】さらに、上記の図5に示した従来技術にあ
っては、曲面形状の挿入溝の厚さ、および曲面半径の寸
法管理が難しいうえ、メスの取り外し時にメスに傷がつ
きやすくメスの再利用に支障をきたしやすいという問題
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、第1針目と
上糸保持手段との間に渡された針糸を縫製物の表面近く
で布押さえに取り付けたメスにより切断するようにした
ミシンにおいて、前記メスを布押さえ金にその針案内溝
と交差するように設けた挿入溝に挿通するとともに弾性
部材により挿入溝に着脱可能に固定するようにして、上
記従来の課題を解決しようとするものである。
【0009】
【考案の作用】この考案において、メスは弾性部材を用
いて挿入溝に固定係止されるので、所定の固定強度を得
られる一方、メスの脱着も容易となりかつ挿入溝の形成
において厳しい寸法精度を要しない。
【0010】
【考案の実施例】図面にもとずいてこの考案の実施例を
説明する。図1はこの考案の1実施例を示す図である。
図において、1は布押さえ金、2はメス、21はメス2
を挿入するため布押さえ金1の側面に設けた挿入溝、2
2は挿入溝21内でメス2を押圧固定するための弾性部
材としての固定ピンである。この固定ピン22は直線部
とこれにほぼ直角に形成されたばね部とからなり、この
ばね部は弾性を得るため湾曲形状をなしている。挿入溝
21に挿し込まれたメス2の側面と挿入溝21の側面と
の間隙に前記固定ピン22をそのばね部を先にして矢符
A方向に押し込むと、ばね部はメス2と挿入溝21の側
面を互いに離反する方向に押圧する、すなわちばね部は
メス2を矢符B方向に押圧するのでメス2は挿入溝21
に確実に固定される。なお、メス2を取り外すときは固
定ピン22の前縁部分すなわち直線部を把持して引き出
せば固定ピン22ともどもメス2も容易に引き出すこと
ができる。
【0011】図2には、この考案の他の実施例を示す図
である。この実施例では、メス2を挿入溝21内で固定
する弾性部材として樹脂材等からなる固定板23を用い
ている。メス2を挿入溝21に挿入しさらにその後縁部
に固定板23を挿し込んでその弾性力によりメス2を挿
入溝21内に固定する。
【0012】前述の各実施例においては、メスをその挿
入溝に固定するための弾性部材として、固定ピン、固定
板等を説明したがその形状、材質はこれらに限定される
ものではなく弾性力によりメスを挿入溝内で固定できる
ものであればよい。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は、第1
針目と上糸保持手段との間に渡された針糸を縫製物の表
面近くで布押さえに取り付けたメスにより切断するよう
にしたミシンにおいて、前記メスを布押さえ金にその針
案内溝と交差するように設けた挿入溝に挿通するととも
に弾性部材により挿入溝に着脱可能に固定するようにし
たので、メスの挿入溝における固定強度を所定に維持で
きる一方、メスの挿入溝への脱着が容易になり、さらに
メスを取り外す際にメスを傷つけることがないのでメス
の再利用が可能になるうえ、メス挿入溝の形成にあたり
寸法管理が極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の1実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】 この考案の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図3】 従来技術の1例を示す斜視図である。
【図4】 他の従来技術を示す側面図である。
【図5】 さらに他の従来技術を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 布押さえ金 2 メス 21 挿入溝 22 固定ピン(弾性部材) 23 固定板(弾性部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1針目と上糸保持手段との間に渡され
    た針糸を縫製物の表面近くで布押さえに取り付けたメス
    により切断するようにしたミシンにおいて、前記メスは
    布押さえ金にその針案内溝と交差するように設けた挿入
    溝に挿通するとともに弾性部材により挿入溝に着脱可能
    に固定するようにしたことを特徴とするミシンの布押さ
    えにおけるメス取り付け構造。
JP4564292U 1992-06-30 1992-06-30 ミシンの布押さえにおけるメス取り付け構造 Expired - Fee Related JP2564422Y2 (ja)

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JPH063277U JPH063277U (ja) 1994-01-18
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JPH0747099Y2 (ja) * 1992-12-08 1995-11-01 株式会社羽島 ミシンの布押え具

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