JPS607893A - ミシン縫い方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は布の下方で上下糸を切断する糸切り機構と、 針の上下動経路に交叉して往復動じ上糸の切断？１■を
右上方に５１き上げるワイパー機構とを備えたミシンに
おける縫い方法に関し、特に上糸の浮き上りや、糸切り
機構による糸切りミス及び不本意な上糸切れ等の事故の
発生を防止することを目的とする。

従来この種の糸切り機構及びワイパー（１’ｒｔｉｉを
備えたミシンにおいては、第３図（α）に示したように
最終の針落ち位置４２をその前の針落ち位＠４１よりも
ワイパーの上糸引き上げ時の移動方向（同図左方）とは
逆の方向にすると、第４図に示したように銅板下方で上
糸Ｔ及び下糸ｔを切断した後にワイパー機構Ａを作動し
て上糸Ｔの針Ｎに連らなる側の切断端Ｔ８を布Ｗの上方
に引き上げる際に、針側の上糸Ｔルが薄側の上糸Ｔｗに
押し付けられながら上方に移動するので、これら上糸Ｔ
ｎ。

Ｔｗの摩擦力によって薄側の上糸Ｔｗが針側の上糸Ｔル
の上昇に伴なって移勲し、その結果、縫い終りの針落ち
位置（第３図の４２針目）とその前の針落ち位置（第３
図の４１針目）間の布上を渡る縫目糸Ｔ、ｒが浮き上る
いわゆる上糸浮きの現象が生じる。また、ミシン針Ｎに
は、第５，６図に示したように上糸ループ形成側に釜Ｂ
の剣先が通るだめの逃し溝Ｃが形成されているため、針
Ｎは第５，６図のだ右方向の外力に対して弱く曲げられ
易い。そこで第３図（Ａ）に示したように最終の針落ち
位置４２をその前の針落ち位置４１よりも釜Ｂの正面（
針Ｎの上下動経路に対向する釜Ｂの面）に近づく方向に
すると、用ｉｗは針Ｎが前の針落ち位置から布Ｗ上方に
抜は上っている間に、釜Ｂの正面から遠ざかる方向に送
られることになるので、このとき針Ｎが上糸Ｔを介して
布送り方向に曲げられ一、釧Ｎは涌Ｗに対して斜に失態
る。このため針Ｎが前の縫目上に針落ちしてその縫目糸
を切断する、いわゆる上糸切れを生じたり、あるいは上
記のように曲げられたｆｉ）ＩＮが前の針落ち孔に誘わ
れるように針落ちし針Ｎがさらに同方向に曲げられるの
で、第６図のように針Ｎの先端部が正規の位置よりも釜
Ｂの正面から前方に離れ、釜剣先Ｐによる上糸ループＴ
Ｌの捕捉が不確実となり、釜Ｂが上糸ループＴＬの捕捉
をでき゛ないときには糸切り機構による上下糸ＴｒＬ、
ｊ＄の切断が不ｉＪ能となって、いわゆる糸切りミスを
生じる等の種々の欠点があった。

゛以下この発明の実施例をＮ面により説８１Ｊする。

第１図は特公昭５３−２７６６０号公報に記載された布
送り機構と、特公昭５３−４３１（１１号公報に記載さ
れた糸切り機構とワイパー機構とを備えている。

布送り機構は布支え１とイｌｊ押え２との協働で布（第
４図以下に示したＷ）を挟持し、ミシンの始動操作に関
連し２回動するカム体（図示せず）に連動し、上下動す
る針Ｎに対して布をミシンベッド上面３に沿いＸ、Ｙ方
向に相対９勤さ’ｕ−：５゜また針Ｎと釜Ｂとからなる
縫目形成機構は、所定数（第３図では４２）の縫目形成
後に停止する。

糸切り機構は、最終の針落ちについて針ＮＩＪ″−布に
失態った下位置からゆっくりと上位置まで上昇して停止
する間に、第２図に示した移動メス４が往復動し、その
往動によって中釜８の周囲で拡大された上糸ループのａ
ｆ側Ｔｗと針側Ｔｎとを捌き、復動によって上糸ループ
の薄側Ｔｗと下糸ｔとを捕えろと共に、これらを固定メ
ス５との協働で切断するものである。

ワイパー機構は、糸切り機１４の糸切り動作が終了する
ことに関連して糸払い腕６が、ソレノイド等の駆動力を
介し第１図の位置からＭ７を中心に時計方向に往動し、
上糸Ｔの針側の切断端Ｔｇ（第４図参照）を布上方に引
き出した後に復帰する。

なお、布送り機構を制御するカム体のカム面は、所定数
の縫目からなるサイクル縫いの最終縫目（はつれ止め縫
い）を第７図に示すようにその前の縫目の針落ち位置よ
りも糸払い腕６の上糸引き上げ時の移動方向先方で且つ
釜Ｂの正面から前方へ離れる方向に針落ちさせるように
形成しである。

この発明は以上の構成であって、初めに作業首がミシン
を始動操作するだけで邪送り機構１，２により布を予め
設定したパターンに涜って移送しながら縫目形成機構Ｎ
、Ｂにより予め設定した数の縫目が形成され、その最終
縫目形成時において糸切り機構４，５が作動した後にワ
イパー機構６が作動し縫いサイクルが終了するが、上記
の最終の針落ち位置がその前の釦落ち位置に対して糸払
い腕６及び釜Ｂとの関係において第７図の位置となるか
ら、上糸Ｔを介して針Ｎが釜Ｂの正面に近づく方向に曲
げられても、針Ｎは釜Ｂに備えられた周知の針受は部に
案内されて略垂直にｉｉＷに対して失態り、従って針糸
ループか釜剣先Ｐにより確実に捕捉されて目飛びがなく
、糸切り機構によるｍ糸Ｔ、ｔの切断が確実に実行され
ると共に、糸切り後に糸払い腕６を同図の左方に揺動さ
せて上糸Ｔの針側の切断端Ｔｅを布上方に引き上げると
きに、針側の上糸Ｔルが第８図に示したように薄側の上
糸Ｔｗから離れる方向へ斜上方に引き上げられる。

以上のようにこの発明は布の下方で切断した上糸の針に
連らなる側の切断端を布の上方に引き上げるワイパー＠
構を備えたミシンにおいて、布に対する縫い終りの縫目
をその前の縫目の針落ち位置よりもワイパーの上糸引き
上げ移動方向先方で且つ釜正面から前方へ離れる位置に
針落し、その絢目を形成すべき上下糸を布下方で切断し
た後に、ワイパーを往復動するようにしたので、針が布
に対して真直に失態るから前の縫目糸を針で切断するこ
とがなく、シかも釜による上糸ループの捕捉が確実とな
るから糸切り機構による縫糸の切断を確実にし、またワ
イパー機構により針に連らなる上糸の切断端を亜上方に
引き上げる時に、亜内において、釦に連らなるその上糸
が布に連もなる上糸から離れる方向に斜め上方に引き上
げられるので、蒲に連らなる上糸が針に連らなる上糸の
移動に伴なったりせす、縫目糸の浮き上りを防止できる
等の効果がある。

なお上記実施例−では縫製から最後の上糸払いまでを一
連のシーケンスに従って行なうサイクルミシンについて
述べたが、足踏みペダル等の異なる操作態様によってミ
シンの駆動・停止や糸９Ｊり機構及びワイパー機構を各
別に制御できるようにした周知の本縫いミシンに適用し
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はミシンの部分斜視肉、第２図は本願における最
終轟目形成時の上下糸と中釜と糸切り機構との関係を示
した斜視図、第３図乃至第６図は従来の説明図、第７図
は本願の針落ち図、第８図は本願の作用説明図である。 出願人の名称 東京重機工業株式会社 才８邑

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上糸を支持して上下動する針及び下糸を支持し針と同期
   して回動する釜との協働により本縫目を形成する縫目形
   成手段と、 布の下方で上糸と下糸を切断する糸切り機構と、糸切り
   機構により上下糸を切断した後に剣の上下動経路に交叉
   往復動しその一方向移動時に釦及び布間に連らなる上糸
   に係合して上糸の切断端を右上方にσ［き上げるワイパ
   ー機構とを備えたミシンにおいて、 布に対する縫い終りの縫目をその前の縫目の針落ち位置
   よりもワイパーの上糸引き上げ移動方向先方で且つ釜正
   面から前方へ離れる位置に針落し、その縫目を形成すべ
   き上下糸を右下方で切断した後ｋ、ワイパーを往復動す
   ることを特徴とするミシン縫い方法。