JP2564414Y2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JP2564414Y2
JP2564414Y2 JP1992024610U JP2461092U JP2564414Y2 JP 2564414 Y2 JP2564414 Y2 JP 2564414Y2 JP 1992024610 U JP1992024610 U JP 1992024610U JP 2461092 U JP2461092 U JP 2461092U JP 2564414 Y2 JP2564414 Y2 JP 2564414Y2
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JP
Japan
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auxiliary tool
tool magazine
magazine
tool
spindle
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JP1992024610U
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English (en)
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JPH0574739U (ja
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昭彦 門田
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、重量工具等の主工具マ
ガジンに貯蔵できない補助工具を貯蔵する補助工具マガ
ジンを備えた工作機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型正面フライスカッタ等の通常
の工具交換装置では工具交換の行えない重量工具の交換
を自動的に行う工作機械が特開昭55−157450号
で提供されている。
【0003】このものは、補助工具マガジンをワークテ
ーブル上に設置し、補助工具マガジンの工具保持装置を
主軸軸線と平行な軸線回りで旋回運動可能としているた
め、少ないスペースで補助工具マガジンを設置すること
ができ、作業スペースが十分確保できる利点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の工作機
械では、補助工具マガジンをワークテーブル上に設置し
ているため、ワークに振動が伝わり易いと共に、重量工
具である補助工具数本分の荷重がワークテーブルに作用
し、ワークテーブルを移動させるサーボモータに大きな
駆動力が必要となり、コストがアップする。また、補助
工具マガジンに保持されている補助工具の主軸装着面へ
の切粉等が付着する問題があった。
【0005】本考案の目的は、ワークに振動が伝わり難
く、また、補助工具の重量をワークテーブルに作用させ
ることなく、さらには、補助工具への切粉等の付着を防
止した低コストな補助工具マガジンを備えた工作機械を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
考案の特徴とする構成は、請求項1においては、ベッド
上で前進後退可能なコラムと、このコラムに上下動可能
に設けられ前記コラムの進退方向と平行に主軸を回転支
持する主軸頭と、前記コラムの前方に配置されたワーク
テーブルと、前記主軸に装着する主工具を貯蔵する主工
具マガジンとを備えた工作機械において、前記主軸の前
方の上方で鉛直軸の周りに割出し可能に設けられた多面
形状の補助工具マガジンと、この補助工具マガジンに設
けられ補助工具を着脱可能に、かつ前記補助工具マガジ
ンの各面と平行に保持する補助工具と、前記補助工具マ
ガジンを旋回して前記補助工具を前記主軸の主軸軸線と
同一軸線方向に割出す割出し装置と、前記補助工具マガ
ジンに保持された前記補助工具を前記主軸の前方の下降
位置とこの下降位置から上方に退避する退避位置との間
で上下動させる補助工具マガジン上下動装置とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2においては、前記補助工具
マガジンの周囲を覆うマガジンカバーと、前記補助工具
マガジンがいかなる割出し角度であっても前記補助工具
マガジンの退避位置において前記マガジンカバー下面の
開口部を塞ぐことができる蓋板を前記補助工具マガジン
の下面に固設したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、補助工具マガジンは主軸
前方の上方に設けら、工具交換アーム等を用いることな
く直接主軸に対し工具交換するため、工具交換アーム装
置や補助工具の荷重がワークテーブルに作用することが
なく、また、補助工具マガジンは、通常ではワークの加
工作業等の邪魔にならないようカバー内の上面のマガジ
ンカバー内に上昇退避し、切粉等の付着を防止してい
る。補助工具マガジンに保持されている工具を必要とす
るときには、補助工具マガジンを所定の位置まで下降動
し、コラム進退移動と主軸頭の上下移動によって主軸と
補助工具マガジンとの間で工具交換を行うものである。
【0009】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2において、1はベッド、2は前記ベッ
ド1上に前進後退並びに左右移動可能に設けられている
コラムである。3は前記コラム2に主軸頭上下動用シリ
ンダ5によって上下動可能に設けられている主軸頭であ
り、主軸4を回転可能に軸承してる。6は前記コラム2
の側方のベッド1上に設置された主工具マガジン、7は
前記コラム2の前方のベッド1上に設けられているワー
クテーブル、8は前記ワークテーブル7の周辺を包囲し
たカバーである。
【0010】本考案は、上記のような構成の工作機械に
おいて、前記カバー8内の上面に補助工具マガジン9を
上下動可能に設けたものである。この補助工具マガジン
9の構成の一例について以下詳述する。
【0011】補助工具マガジン9は、図3及び図4で例
示するように、側面が4面の方形ブロックよりなり、4
面の各側面に、ボーリングバー等の重量の工具10を水
平軸線方向に保持する前方の第1工具保持具18と後方
の第2工具保持具19とを1組とし、これが上下2段
(1段または2段以上の複数段でもよい)に設けられて
いる。4面に保持された工具10は、補助工具マガジン
9が時計回りに90°づつ回転した時に、図4において
Sの位置にある工具10のテーパ部が主軸4の方向に割
り出されるように配列保持されている。
【0012】前記第1工具保持具18は工具10に係脱
可能で、バネによって付勢された位置決め抜け止めピン
18aが設けられている。また、第2工具保持具19は
図5で示すように、工具10を保持するV溝19aが形
成されたものである。
【0013】前記補助工具マガジン9の上下動装置は図
1及び図2で示すように、カバー8の外上面に案内部材
11aが支持部材を介して鉛直軸線方向に固設され、こ
の案内部材11aにパイロットバー11が上下動可能に
嵌装されている。このパイロットバー11と平行な軸線
で支持軸12が支持部材を介して上下動可能に設けら
れ、この支持軸12の上端と前記パイロットバー11の
上端とを連結部材13によって連結している。前記連結
部材13には、支持部材にパイロットバー11及び支持
軸12と平行な軸線方向で固設された補助工具上下動用
シリンダ14が結合されている。
【0014】図例の補助工具マガジン9は、前記したよ
うに4面の側面に工具10が保持されるため、この工具
交換に当たっては工具10の軸線が主軸4の軸線方向に
割り出し位置する必要があり、そのため、前記支持軸1
2の下端は前記補助工具マガジン9の平面の中心に結合
されている。また、支持軸12を回転するために、支持
軸12は前記連結部材13に回転可能に結合され、かつ
図3で示すようにスプライン12aが設けられている。
【0015】そして、カバー8の外上面には補助工具マ
ガジン9の割り出し回転用モータ15が設置され、これ
と歯車機構を介して前記支持軸12のスプライン12a
と連繋されている。
【0016】また、カバー8内の補助工具マガジン9の
上昇端位置には補助工具マガジン9が格納されるマガジ
ンカバー16が設けられ、補助工具マガジン9の下面に
は前記マガジンカバー16の下面の開口を塞ぐ蓋板17
が固設されている。
【0017】本考案は上記の通りの構造であるから、主
工具マガジン6に貯蔵できない重量の工具10を補助工
具マガジン9の第1工具保持具18と第2工具保持具1
9を介して保持する。そして、補助工具マガジン9は通
常では図1及び図2の実線で示すように、カバー8内の
上面に上昇し、マガジンカバー16内に格納され、ワー
ク加工の際の主軸頭3との干渉を回避し、かつ蓋板17
によってマガジンカバー16の下面の開口を塞ぎ、加工
中に飛散するクーラントや切粉の付着を防止している。
【0018】補助工具マガジン9に保持されている工具
10で加工を行うときには、補助工具マガジン9を下降
端に位置し、その時に必要な工具10の軸線が図4にお
いてSの位置にあり、主軸4に軸線方向に向いている場
合は補助工具マガジン9の回転割り出しは必要ないが、
回転割り出しを必要とする場合は、所要の工具10が主
軸4と同一軸線方向に向くよう補助工具マガジン9を回
転割り出しする。この時、工具10は、図4に示すよう
にSの位置に割り出されたときには常に主軸4の方向を
向くように配列されているため、回転割り出し時には同
じ方向に90°を一単位として回転させればよく、簡単
に割り出しが行える。
【0019】その後、主軸頭3を上下動して主軸4を補
助工具マガジン9の保持されている工具10と軸線を一
致させ、かつコラム2を前進させる。これにより、工具
10のテーパシャンクが主軸4に嵌装され、主軸頭3に
設けられている工具クランプ装置により工具10を主軸
4にクランプし、主軸頭3を僅かに上昇動することによ
り工具10は第1工具保持具18及び第2工具保持具1
9から持ち上げられ、工具10は軸線方向の移動が可能
な状態になる。そこで、コラム2を後退移動することに
より、主軸4に装着された工具10は補助工具マガジン
9から取り出される。尚、主軸4に装着されている工具
10を補助工具マガジン9に戻す時は、前記の逆の動作
で格納する。
【0020】このようにして工具交換をした補助工具マ
ガジン9は上昇動してマガジンカバー16内に格納さ
れ、加工作業に干渉しないよう退避する。
【0021】上記実施例においては、ベッド1上にコラ
ム2を前後動及び左右動可能に設けた構成について述べ
たが、コラム2を前後動のみ可能とし、テーブル7側で
左右動を与える構成の工作機械にも適用可能である。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案によると、重量の補
助工具を主軸の前方の上方にワークテーブルから分離独
立した補助工具マガジンに貯蔵させ、補助工具マガジン
と主軸との間では工具交換アーム装置を用いることなく
直接交換するため、ワークに振動が伝わり難くなり、ま
た、ワークテーブルに余分な負荷がかからずワークテー
ブルを移動させるサーボモータは小さな駆動力で済むた
め、コスト低減が得られる。さらに、退避している補助
工具マガジンは、開閉に専用の装置を必要としない蓋板
で開口部を塞ぐマガジンカバー内に格納されているた
め、加工中に飛散するクーラントや切粉等の補助工具の
主軸装着面への付着を防止することができる利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバーを切断した状態の本考案の実施例を示す
正面図
【図2】カバーを切断した状態の本考案の実施例を示す
側面図
【図3】補助工具マガジンの実施例を示す側面図
【図4】図3の平面図
【図5】第2工具保持具の正面図
【符号の説明】
1 ベッド 2 コラム 3 主軸頭 4 主軸 6 主工具マガジン 7 ワークテーブル 8 カバー 9 補助工具マガジン 10 工具 14 補助工具マガジン上下動用シリンダ 16 マガジンカバー 17 蓋板 18 第1工具保持具 19 第2工具保持具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上で前進後退可能なコラムと、こ
    のコラムに上下動可能に設けられ前記コラムの進退方向
    と平行に主軸を回転支持する主軸頭と、前記コラムの前
    方に配置されたワークテーブルと、前記主軸に装着する
    主工具を貯蔵する主工具マガジンとを備えた工作機械に
    おいて、前記主軸の前方の上方で鉛直軸の周りに割出し
    可能に設けられた多面形状の補助工具マガジンと、この
    補助工具マガジンに設けられ補助工具を着脱可能に、か
    つ前記補助工具マガジンの各面と平行に保持する補助工
    と、前記補助工具マガジンを旋回して前記補助工具を
    前記主軸頭の主軸軸線と同一軸線方向に割出す割出し装
    置と、前記補助工具マガジンに保持された前記補助工具
    を前記主軸の前方の下降位置とこの下降位置から上方に
    退避する退避位置との間で上下動させる補助工具マガジ
    ン上下動装置とを備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 前記補助工具マガジンの周囲を覆うマガ
    ジンカバーと、前記補助工具マガジンがいかなる割出し
    角度であっても前記補助工具マガジンの退避位置におい
    て前記マガジンカバー下面の開口部を塞ぐことができる
    蓋板を前記補助工具マガジンの下面に固設したことを特
    徴とする請求項1に記載の工作機械。
JP1992024610U 1992-03-25 1992-03-25 工作機械 Expired - Lifetime JP2564414Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992024610U JP2564414Y2 (ja) 1992-03-25 1992-03-25 工作機械

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JP1992024610U JP2564414Y2 (ja) 1992-03-25 1992-03-25 工作機械

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Publication Number Publication Date
JPH0574739U JPH0574739U (ja) 1993-10-12
JP2564414Y2 true JP2564414Y2 (ja) 1998-03-09

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ID=12142923

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55157450A (en) * 1979-05-25 1980-12-08 Toyoda Mach Works Ltd Machine tool
JPS61260955A (ja) * 1985-05-14 1986-11-19 Honda Motor Co Ltd 多軸工作機械における工具交換装置

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Publication number Publication date
JPH0574739U (ja) 1993-10-12

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