JP2564411Y2 - 熱交換器の取付け構造 - Google Patents

熱交換器の取付け構造

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JP2564411Y2
JP2564411Y2 JP1576892U JP1576892U JP2564411Y2 JP 2564411 Y2 JP2564411 Y2 JP 2564411Y2 JP 1576892 U JP1576892 U JP 1576892U JP 1576892 U JP1576892 U JP 1576892U JP 2564411 Y2 JP2564411 Y2 JP 2564411Y2
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heat exchanger
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mounting pipe
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はヘッダ−パイプを介して
エンジンル−ムのフレ−ム等に取付けられる自動車等の
熱交換器の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換器、例えば車室内
空調用の凝縮器やラジエ−タの取付け構造として、図2
に示すものが一般に知られている(この図では凝縮器の
例を表している。)。
【0003】この熱交換器1は、左右に対向配置された
ヘッダ−パイプ2を有し、この各ヘッダ−パイプ2間に
冷媒が循環する熱交換チュ−ブ3と空気と熱交換する熱
交換フィン4を交互に配置してなり、冷媒と空気との熱
交換を行っている。
【0004】ここで、この熱交換器1を自動車のエンジ
ンル−ムのフレ−ム5に設置するときはブラケット6を
用いて設置する。即ち、フレ−ム5に形成された空気取
り入れ口5aの周縁にねじ穴5bを設ける一方、各ヘッ
ダーパイプ2の外面にブラケット6をろう付けする。そ
して、このブラケット6のねじ穴6a及びフレ−ム5の
ねじ穴5bを通るボルト7を図示しないナットで締結し
て、熱交換器1をフレ−ム5に固定する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の熱交換器の取付け構造では、ヘッダ−パイプ2の外
面に外方向に突出したブラケット6をろう付けし、この
ブラケット6を介して熱交換器1をフレ−ム5に固定す
るため、この熱交換器1の取付けスペ−スが横方向に広
がるという問題点を有していた。
【0006】また、このブラケット6をヘッダ−パイプ
2にろう付けするに際し、ブラケット6を予め仮止めす
ることが必要となり、仮止め部材及び仮止め作業が必要
不可欠となっており、熱交換器の取付け作業が煩雑なも
のとなっていた。
【0007】本考案の目的は前記従来の課題に鑑み、熱
交換器の取付けスペ−スが横方向に広がることがなく、
かつ、取付け作業も簡単な熱交換器の取付け構造を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するため、請求項1の考案は、対向する1対のヘッダ−
パイプ間に熱交換媒体が循環する熱交換チュ−ブと熱交
換フィンとを介装し、該ヘッダ−パイプを介して被取付
け体に固定する熱交換器の取付け構造において、前記各
ヘッダ−パイプにその径方向に密に貫通する取付けパイ
プを設置するとともに、該取付けパイプを介して前記被
取付け体に該ヘッダ−パイプを固定する固定手段を有す
ることを特徴とする。
【0009】請求項2の考案は、前記請求項1の熱交換
器の取付け構造において、前記固定手段はねじ手段であ
り、前記取付けパイプはその内側に該ねじ手段に螺合す
る雌ねじを形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の考案によれば、ヘッダ−パイプに取
付けパイプを設置するときは、まず、ヘッダ−パイプに
取付けパイプを密に貫通する。これにより、この取付け
パイプがヘッダ−パイプに仮止めされ、この仮止めされ
た取付けパイプをろう付けする。
【0011】このろう付けされた取付けパイプに、固定
手段を貫通させ、被取付け体にこの固定手段を螺合す
る。これにより、熱交換器が被取付け体に固定される。
【0012】請求項2の考案によれば、取付けパイプに
ねじ手段が挿入されるとき、このねじ手段と取付けパイ
プの雌ねじが螺合し、ねじ手段と取付けパイプの結合強
度が向上する。
【0013】
【実施例】図1及び図3は本考案に係る熱交換器の取付
け構造の第1実施例を示すもので、図1は熱交換器の組
み立て斜視図である。なお、従来の技術で説明した図2
の熱交換器と同一構成部分は同一符号をもって表す。
【0014】図中、1は熱交換器、2はこの熱交換器1
の左右両側に対向配置されたヘッダ−パイプ、3は各ヘ
ッダ−パイプ2間に介装された熱交換チュ−ブ、4はこ
の熱交換チュ−ブ3に介装された熱交換フィン、5はこ
の熱交換器1が設置されるエンジンル−ムのフレ−ム、
5aはこのフレ−ム5に開口された空気取り入れ口、5
bは空気取り入れ口5aの周縁に穿設されたねじ穴であ
る。これらの各構成部分はそれぞれ従来の熱交換器1と
同様に構成されている。
【0015】本考案の特徴とする熱交換器1の取付け構
造は、従来のブラケットに代えて取付けパイプ8を使用
した点にある。
【0016】この取付けパイプ8の設置構造を図3の断
面図に示している。即ち、ヘッダ−パイプ2の上部側及
び下部側に取付けパイプ8を設置したもので、ヘッダ−
パイプ2の径方向で前後に対向する部分には貫通孔2a
を穿設し、この貫通孔2aに取付けパイプ8を密に嵌合
させている。なお、ヘッダ−パイプ2の外面で貫通孔2
aの周縁には平面部2bを形成している。9aはボル
ト、9bはナットで、この各部品によりねじ手段(固定
手段)を構成し、熱交換器1をフレ−ム5に取付けるよ
うになっている。
【0017】この実施例において、熱交換器1をフレ−
ム5に取付けるときは、予め取付けパイプ8をヘッダ−
パイプ2に設置しておく。即ち、ヘッダ−パイプ2の貫
通孔2aに取付けパイプ8を嵌合して仮止めした後に、
熱交換器1の各構成部品2,3,4を一体にろう付けす
る。これにより、ヘッダ−パイプ2に取付けパイプ8が
ろう付けされる。
【0018】この熱交換器1及び取付けパイプ8のろう
付け作業が終了した後に、この取付けパイプ8にボルト
9aのねじ部を貫通させ、更にフレ−ム5のねじ穴5b
に貫通させる。しかる後にこのボルト9aをナット9b
に螺合締結し、これにより、熱交換器1がフレ−ム5に
取付けられる。
【0019】このように、本実施例によれば、取付けパ
イプ8をヘッダ−パイプ2に設置するとき、この取付け
パイプ8を貫通孔2aに貫通するだけで良く、従来の如
く別個に仮止め用の部材を必要としない。
【0020】また、この取付けパイプ8はヘッダ−パイ
プ2の内部を貫通しているため、ヘッダ−パイプ2の横
方向に外面に取付けスペ−スを用意することを要しな
い。
【0021】更に、貫通孔2aの周縁に平面部2bが形
成されているため、ボルト9aを取付けパイプ8に挿入
するとき、このボルト9aの頭部がこの平面部2bに圧
接し、ボルト9aの弛緩が防止される。
【0022】図4は本考案の第2実施例を示すもので、
前記取付けパイプ8に代え、多少長めの取付けパイプ1
0を使用している。この実施例では、取付けパイプ10
をヘッダ−パイプ2の貫通孔2aに嵌合した後に、貫通
孔2aから外側に突出する取付けパイプ10の両端をポ
ンチ(図示しない)により押し広げ、取付けパイプ10
を貫通孔2aの周縁に係止している。これにより、取付
けパイプ10の仮止めが強固になる。
【0023】図5は本考案の第3実施例を示すもので、
前記取付けパイプ8に代え、内面に雌ねじを螺刻した取
付けパイプ11を使用している。この実施例によれば、
ボルト9a(図示しない)をこの取付けパイプ11に挿
入するとき、ボルト9aが取付けパイプ11の内面に螺
合しながら挿入され、これにより、ボルト9aと取付け
パイプ11とが強固に結合し、熱交換器1の取付け強度
が向上する。
【0024】図6は本考案の第4実施例を示すもので、
取付けパイプ8に代え、有底でかつ内面に雌ねじを螺刻
した取付けパイプ12を使用し、この取付けパイプ12
の開口部をフレ−ム5のねじ穴5bに対向するよう配置
している。この実施例によれば、ボルト9aをフレ−ム
5の外側から通して取付けパイプ12に螺合し、熱交換
器1をフレ−ム5に固定する。従って、エンジンル−ム
の内側にボルト挿入のための作業スペ−スがないとき、
或いは、非常に狭いときに、エンジンル−ムの外側から
取付け作業ができる。
【0025】図7は本考案の第5実施例を示すもので、
前記取付けパイプ8に代え肉厚の取付けパイプ13を使
用するとともに、ボルト9aに代えタッピングねじ14
を使用したものである。この実施例によれば、タッピン
グねじ14をフレ−ム5の外側から通して取付けパイプ
13に螺合し、熱交換器1をフレ−ム5に取付けてい
る。
【0026】図8は本考案の第6実施例を示すもので、
前記第5実施例の取付けパイプ13に代え、有底の取付
けパイプ15を使用したものである。この実施例によれ
ば、タッピングねじ14(図示しない)をフレ−ム5の
外側から通して取付けパイプ15に螺合し、熱交換器1
をフレ−ム5に固定する。
【0027】図9は本考案の第7実施例を示すもので、
熱交換器1とファンシュラッド16とをフレ−ム5に一
体的に取付けたものである。このファンシュラッド16
はファンケ−シング16aにヘッダ−パイプ2に対向す
るフランジ16bを形成し、このフランジ16bのねじ
穴16cを介してフレ−ム5に取付けるようになってい
る。この実施例によれば、ボルト9aを座金17に通
し、フランジ16bのねじ穴16c、ヘッダ−パイプ2
に嵌合した取付けパイプ8、フレ−ム5のねじ穴5bへ
と順次通し、このボルト9aをナット9bに螺合締結し
て熱交換器1をフレ−ム5に取付けている。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1の考案に
よれば、ねじ手段の貫通する取付けパイプがヘッダ−パ
イプに密にしているため、従来の如く仮止め用の部材が
不要となり、熱交換器の取付け作業が簡単になる。
【0029】また、このように取付けパイプがヘッダ−
パイプの内部を貫通しているため、ヘッダ−パイプの横
方向に取付けスペ−スを用意することを要しない。
【0030】請求項2の考案によれば、取付けパイプに
ねじ手段が挿入されるとき、このねじ手段と取付けパイ
プの雌ねじが螺合し、ねじ手段と取付けパイプの結合強
度が高くなるため、熱交換器の取付け強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る熱交換器の組み立て斜視図
【図2】従来の熱交換器の組み立て斜視図
【図3】第1実施例の要部断面図
【図4】第2実施例の要部断面図
【図5】第3実施例の要部断面図
【図6】第4実施例の要部断面図
【図7】第5実施例の要部断面図
【図8】第6実施例の要部断面図
【図9】第7実施例に係る熱交換器の組み立て斜視図
【符号の説明】
1…熱交換器、2…ヘッダ−パイプ、3…熱交換チュ−
ブ、4…熱交換フィン、5…フレ−ム、8,10,1
1,12,13,15…取付けパイプ、9a…ボルト、
9b…ナット、14…タッピングねじ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する1対のヘッダ−パイプ間に熱交
    換媒体が循環する熱交換チュ−ブと熱交換フィンとを介
    装し、該ヘッダ−パイプを介して被取付け体に固定する
    熱交換器の取付け構造において、 前記各ヘッダ−パイプにその径方向に密に貫通する取付
    けパイプを設置するとともに、該取付けパイプを介して
    前記被取付け体に該ヘッダ−パイプを固定する固定手段
    を有することを特徴とする熱交換器の取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記固定手段はねじ手段であり、前記取
    付けパイプはその内側に該ねじ手段に螺合する雌ねじを
    形成したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器の取
    付け構造。
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KR102173365B1 (ko) * 2014-09-24 2020-11-04 한온시스템 주식회사 라디에이터 및 콘덴서 조립체

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