JP2563698Y2 - ガラス板の移載装置 - Google Patents
ガラス板の移載装置Info
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- JP2563698Y2 JP2563698Y2 JP6410292U JP6410292U JP2563698Y2 JP 2563698 Y2 JP2563698 Y2 JP 2563698Y2 JP 6410292 U JP6410292 U JP 6410292U JP 6410292 U JP6410292 U JP 6410292U JP 2563698 Y2 JP2563698 Y2 JP 2563698Y2
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- JP
- Japan
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- suction
- glass plate
- arm
- glass
- sheet
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- De-Stacking Of Articles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、合紙を挟んで立て掛け
られている大形ガラス板の吸着支持移載に、合紙の吸着
除去を組み込んだガラス板の移載装置に関する。
られている大形ガラス板の吸着支持移載に、合紙の吸着
除去を組み込んだガラス板の移載装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】パレット上に合紙を挟んで立て掛けられ
たガラス板をコンベア等の他の装置に受け渡す場合は、
合紙を取り除いて移乗せしめるが、その先行技術として
例えば特公昭５２−４３３００号公報には、パレットと
搬送コンベアとの間に反転アームを設け、この反転アー
ムに備えた吸着盤によってパレット上の板ガラスを合紙
ごと吸着し、次いでア−ムを１８０°回動して搬送コン
ベア上に合紙が下になるように板ガラスを移載し、搬送
コンベアの終端に設けた合紙剥離案内機構により合紙を
回収する板体に重複されたシート状体の剥離回収装置が
開示され、先に本出願人が提案した特開昭５７−４８３
６号公報には、シート材を間挿した重畳板体の上方に突
出するシート材上端部を重畳板体の取出前端において上
方より圧接吸着する吸着具と、吸着具を支持し吸着した
シート材を上方へ移動したのちシート材回収位置へ移送
する移送装置とを有する重畳板体間に挿入したシート材
の回収装置、さらに特開平２−２２５２２５号公報に
は、パレットと他の装置との間を往復動する入込み装置
の揺動アームに、板ガラス吸着用の主吸着盤とこの主吸
着盤とは独立して作動する合紙吸着用の副吸着盤を設け
た板ガラスの入込み装置、さらに先に本出願人が出願し
た実願平３−１０６３７４号では、ロボットの回動、進
退自在なアームにガラス板を吸着支持する吸着パッドを
設けたフレームを装着し、該フレームの面内方向でその
周辺の一辺から遠近可能でかつ前方へ突出する押圧部材
を設け、該押圧部材より前後動自在な吸着部材を配設し
たガラス板の移載装置を提案した。
たガラス板をコンベア等の他の装置に受け渡す場合は、
合紙を取り除いて移乗せしめるが、その先行技術として
例えば特公昭５２−４３３００号公報には、パレットと
搬送コンベアとの間に反転アームを設け、この反転アー
ムに備えた吸着盤によってパレット上の板ガラスを合紙
ごと吸着し、次いでア−ムを１８０°回動して搬送コン
ベア上に合紙が下になるように板ガラスを移載し、搬送
コンベアの終端に設けた合紙剥離案内機構により合紙を
回収する板体に重複されたシート状体の剥離回収装置が
開示され、先に本出願人が提案した特開昭５７−４８３
６号公報には、シート材を間挿した重畳板体の上方に突
出するシート材上端部を重畳板体の取出前端において上
方より圧接吸着する吸着具と、吸着具を支持し吸着した
シート材を上方へ移動したのちシート材回収位置へ移送
する移送装置とを有する重畳板体間に挿入したシート材
の回収装置、さらに特開平２−２２５２２５号公報に
は、パレットと他の装置との間を往復動する入込み装置
の揺動アームに、板ガラス吸着用の主吸着盤とこの主吸
着盤とは独立して作動する合紙吸着用の副吸着盤を設け
た板ガラスの入込み装置、さらに先に本出願人が出願し
た実願平３−１０６３７４号では、ロボットの回動、進
退自在なアームにガラス板を吸着支持する吸着パッドを
設けたフレームを装着し、該フレームの面内方向でその
周辺の一辺から遠近可能でかつ前方へ突出する押圧部材
を設け、該押圧部材より前後動自在な吸着部材を配設し
たガラス板の移載装置を提案した。
【０００３】
【考案が解決しようとする問題点】上記技術において特
公昭５２−４３３００号公報のものは、立て掛けられて
いる合紙と板ガラスとを吸着して反転アームで回転して
搬送コンベアへ受け渡すため、下面となる合紙はその自
重により折れ曲がり等が発生し、確実な回収が懸念され
る問題を有し、特開昭５７−４８３６号公報のものは、
シート材と合紙との吸着装置を別々に設けているため装
置が大がかりとなり、その装置の連動は複雑な制御系統
を必要とする問題が有り、特開平２−２２５２２５号公
報のものは、板ガラスを合紙の上から吸着する主吸着盤
より移動体に設けた吸着盤に板ガラスのみを受渡し、副
吸着盤で合紙を吸着分離するものであるが、板ガラスの
移乗に受け渡しをする２台の複雑な構成に加え、主吸着
盤から吸着盤への受け渡しはわずかのタイミングや板ガ
ラスの傾き等により確実な受渡しが難しい問題を抱え、
実願平３−１０６３７４号のものは、移載のガラス板は
比較的小さい車両用のものを対象とし、積層のガラス板
下端縁より合紙がはみ出すパレット上の積層ガラス板を
対象にしているため、大形な箱詰めガラス板、すなわち
ガラス板下端縁より合紙が突出していない場合には採用
することが出来ず、さらに吸着部材に吸着支持された大
きい合紙は吸着部分に屈曲箇所を作り、該屈曲部分の付
け根は合紙の自重と移動時の風圧により吸着部材より外
れ、リークによる吸引力低下により吸着部材から離散し
て合紙の回収に問題があった。
公昭５２−４３３００号公報のものは、立て掛けられて
いる合紙と板ガラスとを吸着して反転アームで回転して
搬送コンベアへ受け渡すため、下面となる合紙はその自
重により折れ曲がり等が発生し、確実な回収が懸念され
る問題を有し、特開昭５７−４８３６号公報のものは、
シート材と合紙との吸着装置を別々に設けているため装
置が大がかりとなり、その装置の連動は複雑な制御系統
を必要とする問題が有り、特開平２−２２５２２５号公
報のものは、板ガラスを合紙の上から吸着する主吸着盤
より移動体に設けた吸着盤に板ガラスのみを受渡し、副
吸着盤で合紙を吸着分離するものであるが、板ガラスの
移乗に受け渡しをする２台の複雑な構成に加え、主吸着
盤から吸着盤への受け渡しはわずかのタイミングや板ガ
ラスの傾き等により確実な受渡しが難しい問題を抱え、
実願平３−１０６３７４号のものは、移載のガラス板は
比較的小さい車両用のものを対象とし、積層のガラス板
下端縁より合紙がはみ出すパレット上の積層ガラス板を
対象にしているため、大形な箱詰めガラス板、すなわち
ガラス板下端縁より合紙が突出していない場合には採用
することが出来ず、さらに吸着部材に吸着支持された大
きい合紙は吸着部分に屈曲箇所を作り、該屈曲部分の付
け根は合紙の自重と移動時の風圧により吸着部材より外
れ、リークによる吸引力低下により吸着部材から離散し
て合紙の回収に問題があった。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本考案はかかる問題点
に鑑みてなしたもので、ロボットによるガラス板の移載
中の間に合紙の回収も可能にするようにした装置の提供
を目的として、合紙と共に立て掛けて積層するガラス板
の対面位置に旋回あるいは進退自在なアームを配設し、
該アームに装着するフレームに複数の吸着パッドを配設
し最前列のガラス板を吸着支持して移載せしめるガラス
板の移載装置において、前記フレームの下部にガラス板
間に挟持された合紙の下縁部を吸着し、かつ下方側へ回
動自在な吸着具および該吸着具の回動機構を装着したガ
ラス板の移載装置を提供する。
に鑑みてなしたもので、ロボットによるガラス板の移載
中の間に合紙の回収も可能にするようにした装置の提供
を目的として、合紙と共に立て掛けて積層するガラス板
の対面位置に旋回あるいは進退自在なアームを配設し、
該アームに装着するフレームに複数の吸着パッドを配設
し最前列のガラス板を吸着支持して移載せしめるガラス
板の移載装置において、前記フレームの下部にガラス板
間に挟持された合紙の下縁部を吸着し、かつ下方側へ回
動自在な吸着具および該吸着具の回動機構を装着したガ
ラス板の移載装置を提供する。
【０００５】揺動モーターとは一定角度内を回動するロ
ータリーアクチュエーターを示すものである。
ータリーアクチュエーターを示すものである。
【０００６】
【作用】ガラス板を吸着パッドで吸着支持しロボットの
アームのわずかな上昇により、立て掛けた前後のガラス
板間に挟持された合紙の下縁部は露出し、該合紙の下縁
部を上下動、及び前後動自在な前後動ロッドに回動自在
な揺動モーターを介して設けた吸着具で当接吸着し、引
き続き揺動モーターの作動に伴い吸着具を下向きに９０
°あるいは下向きを経由して後ろ向きに１８０°回動
後、前記ガラス板と合紙とを共に吸着支持しながら前記
アームの後方へ移動させる。移動中に、所定の位置で合
紙の吸着を解除すれば合紙は吸着具より離脱され、さら
に所定の位置までアームを移動させた後、吸着パッドの
吸着作用を解除すればガラス板を目的の場所へ移乗せし
めることができる。ここで回動自在な吸着具に吸引され
た合紙は、吸着具を下向きに９０°あるいは下向きを経
由して後ろ向きに１８０°回動させれば、吸着具を回動
しないときに該合紙の自重により発生する屈曲部分を解
消でき、吸着外れによるリークを防止でき、確実な吸着
支持により移動速度を高めることができる。
アームのわずかな上昇により、立て掛けた前後のガラス
板間に挟持された合紙の下縁部は露出し、該合紙の下縁
部を上下動、及び前後動自在な前後動ロッドに回動自在
な揺動モーターを介して設けた吸着具で当接吸着し、引
き続き揺動モーターの作動に伴い吸着具を下向きに９０
°あるいは下向きを経由して後ろ向きに１８０°回動
後、前記ガラス板と合紙とを共に吸着支持しながら前記
アームの後方へ移動させる。移動中に、所定の位置で合
紙の吸着を解除すれば合紙は吸着具より離脱され、さら
に所定の位置までアームを移動させた後、吸着パッドの
吸着作用を解除すればガラス板を目的の場所へ移乗せし
めることができる。ここで回動自在な吸着具に吸引され
た合紙は、吸着具を下向きに９０°あるいは下向きを経
由して後ろ向きに１８０°回動させれば、吸着具を回動
しないときに該合紙の自重により発生する屈曲部分を解
消でき、吸着外れによるリークを防止でき、確実な吸着
支持により移動速度を高めることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は本考案の装置の要部を示す一部を切
欠した組立斜視図を示し、図２は移載装置がガラス板と
対向し合紙を吸着した直後を示す一部を切欠した要部の
概略側面図、図３は図２の位置より移動した直後の吸着
具と合紙との状態を示す概略側面図、図４は吸着具を下
方に９０度回動した状態を示す概略側面図、図５は吸着
具を１８０度回動した状態を示す概略側面図、図６は合
紙の吸着を解除し下方に落下させた状態を示す概略側面
図である。
に説明する。図１は本考案の装置の要部を示す一部を切
欠した組立斜視図を示し、図２は移載装置がガラス板と
対向し合紙を吸着した直後を示す一部を切欠した要部の
概略側面図、図３は図２の位置より移動した直後の吸着
具と合紙との状態を示す概略側面図、図４は吸着具を下
方に９０度回動した状態を示す概略側面図、図５は吸着
具を１８０度回動した状態を示す概略側面図、図６は合
紙の吸着を解除し下方に落下させた状態を示す概略側面
図である。
【０００８】木箱２３内にガラス板１と合紙２とを交互
に積層する。該木箱をパレット３に立て掛ける近傍には
図示されないロボットを設置し、該ロボットに配設しユ
ニバーサルに回動する屈折部を有するアーム４の先端に
は、縦部材５、５と横部材６、６とで枠組みしたフレー
ム７を中梁８、８、８’に固着する座９を介して着脱自
在に装着する。該フレーム７の四隅には、パレット３に
載置する最前列のガラス板１面に対し台座１０、１０、
・・を介して対面し、吸引ホース２１と連結した複数の
吸着パッド１１を配設する。
に積層する。該木箱をパレット３に立て掛ける近傍には
図示されないロボットを設置し、該ロボットに配設しユ
ニバーサルに回動する屈折部を有するアーム４の先端に
は、縦部材５、５と横部材６、６とで枠組みしたフレー
ム７を中梁８、８、８’に固着する座９を介して着脱自
在に装着する。該フレーム７の四隅には、パレット３に
載置する最前列のガラス板１面に対し台座１０、１０、
・・を介して対面し、吸引ホース２１と連結した複数の
吸着パッド１１を配設する。
【０００９】フレーム７をパレット３上の前記ガラス板
１と対面状態において、該ガラス板１の反対側となるフ
レーム７の裏面には、中梁８’と下部横部材６に取り付
けその下方に向かって突出入自在な上下動ロッド１２を
装着したシリンダー１３を左右に配設し、該上下動ロッ
ド１２の先端にはプレート１４を介して水平シリンダー
１５を連結する。該水平シリンダー１５の前後動ロッド
１６の先端には該ロッド１６に直交に配設するシャフト
１７を備え、該シャフト１７が一定の角度内を、例えば
図３に示す矢印方向の９０°、あるいは１８０°に回動
する揺動モーター１８を固着する。シャフト１７の端部
には吸着パッド１１の吸着方向と同方向に突出入自在か
つ該シャフト１７を軸として回動自在で、吸引ホース２
０と連結した吸着具１９を配設する。 ガラス板の移載装
置２２は、シリンダー１３および水平シリンダー１５の
作動により上下、前後に動き、それにより吸着具１９は
枠組した縦部材５の長手方向に、かつフレーム７の面に
対して直交方向に移動し、さらに揺動モーター１８の作
用によりシャフト１７の回動によって吸着具１９も一体
に回動する。
１と対面状態において、該ガラス板１の反対側となるフ
レーム７の裏面には、中梁８’と下部横部材６に取り付
けその下方に向かって突出入自在な上下動ロッド１２を
装着したシリンダー１３を左右に配設し、該上下動ロッ
ド１２の先端にはプレート１４を介して水平シリンダー
１５を連結する。該水平シリンダー１５の前後動ロッド
１６の先端には該ロッド１６に直交に配設するシャフト
１７を備え、該シャフト１７が一定の角度内を、例えば
図３に示す矢印方向の９０°、あるいは１８０°に回動
する揺動モーター１８を固着する。シャフト１７の端部
には吸着パッド１１の吸着方向と同方向に突出入自在か
つ該シャフト１７を軸として回動自在で、吸引ホース２
０と連結した吸着具１９を配設する。 ガラス板の移載装
置２２は、シリンダー１３および水平シリンダー１５の
作動により上下、前後に動き、それにより吸着具１９は
枠組した縦部材５の長手方向に、かつフレーム７の面に
対して直交方向に移動し、さらに揺動モーター１８の作
用によりシャフト１７の回動によって吸着具１９も一体
に回動する。
【００１０】揺動モーター１８は市販の一定角度内を回
動するロータリーアクチュエータを使用する。以下、本
考案の作動を説明する。
動するロータリーアクチュエータを使用する。以下、本
考案の作動を説明する。
【００１１】木箱２３内にガラス板１と合紙２とを交互
に積層しパレット３に立て掛ける。木箱２３の近傍に
は、アーム４を介して移載装置２２を装着する図示され
ないロボットを設置する。ユニバーサルな動きをなす該
ロボットのアーム４の先端にはフレーム７を着脱自在に
固着し、該フレーム７の四隅に配設した複数の吸着パッ
ド１１、・・・の吸着面を最前列のガラス板１と対面状
に向け、該アーム４の前進により吸着パッド１１・・・
は最前列のガラス板１に押圧し、吸引ホース２１・・・
からの吸引力により各吸着パッド１１はガラス板１を吸
着支持する。アーム４のわずかな上昇と共に最前列のガ
ラス板１も一体に上昇すると、該ガラス板１と立て掛け
傾いた次のガラス板１との間にはわずかな空隙が生じ、
該空隙内の合紙２は吸着パッド１１で支持するガラス板
１の上昇により下縁が露出する。
に積層しパレット３に立て掛ける。木箱２３の近傍に
は、アーム４を介して移載装置２２を装着する図示され
ないロボットを設置する。ユニバーサルな動きをなす該
ロボットのアーム４の先端にはフレーム７を着脱自在に
固着し、該フレーム７の四隅に配設した複数の吸着パッ
ド１１、・・・の吸着面を最前列のガラス板１と対面状
に向け、該アーム４の前進により吸着パッド１１・・・
は最前列のガラス板１に押圧し、吸引ホース２１・・・
からの吸引力により各吸着パッド１１はガラス板１を吸
着支持する。アーム４のわずかな上昇と共に最前列のガ
ラス板１も一体に上昇すると、該ガラス板１と立て掛け
傾いた次のガラス板１との間にはわずかな空隙が生じ、
該空隙内の合紙２は吸着パッド１１で支持するガラス板
１の上昇により下縁が露出する。
【００１２】続いてシリンダー１３、１３および水平シ
リンダー１５、１５の連動により上下動ロッド１２、１
２は降下し、前後動ロッド１６、１６はパレット３の方
向に突出すると、揺動モーター１８、１８を介して配設
する吸着具１９、１９の吸着面は露出した合紙に向かっ
て突出し、該合紙に吸着具１９、１９は当接し、押圧す
る。吸引ホース２０、２０からの吸引により合紙２の下
縁を吸着支持すると、連動して揺動モーター１８、１８
が作動し、該揺動モーター１８、１８の軸に連結のシャ
フト１７、１７が９０°あるいは１８０°回動し、これ
により吸着具１９、１９の吸着面は下方、あるいはパレ
ット３方向の反対方向に合紙２の下縁を吸着支持したま
ま回動する。
リンダー１５、１５の連動により上下動ロッド１２、１
２は降下し、前後動ロッド１６、１６はパレット３の方
向に突出すると、揺動モーター１８、１８を介して配設
する吸着具１９、１９の吸着面は露出した合紙に向かっ
て突出し、該合紙に吸着具１９、１９は当接し、押圧す
る。吸引ホース２０、２０からの吸引により合紙２の下
縁を吸着支持すると、連動して揺動モーター１８、１８
が作動し、該揺動モーター１８、１８の軸に連結のシャ
フト１７、１７が９０°あるいは１８０°回動し、これ
により吸着具１９、１９の吸着面は下方、あるいはパレ
ット３方向の反対方向に合紙２の下縁を吸着支持したま
ま回動する。
【００１３】吸着パッド１１、１１、・・に吸着支持さ
れたガラス板１と吸着具１９、１９に吸着支持された合
紙２は、図示されないロボットのアーム４の作動によっ
て所定のルートを移動するが、該移動中に吸着ホース２
０、２０内の吸引状態をわずかな加圧状態に切替えると
図６に示すように吸着具１９、１９に吸着され垂れ下が
っていた合紙２は吸着が解放され外れて下部に設置する
図示されない受け箱内に落下する。引き続いてアーム４
の移動により所定の位置まで吸着パッド１１、１１・・
で吸着中のガラス板１を移動し、目的の場所で該吸着パ
ッドの吸引を解除すればガラス板１は所定の位置に移乗
できる。 図３に示すように回動しないときに吸着具１９
によって吸着される合紙２付近に発生する屈曲部２４
は、図４に示すような、吸着具１９を下向きに９０°、
あるいは、図５に示すような下向きを経由して後ろ向き
に１８０°回動させれば、解消されるため、移動中の脱
離あるいは脱落を防止し、アーム４の作動速度を制限す
ることなく移動スピードを高めることができ、合紙２の
回収も確実に行える。
れたガラス板１と吸着具１９、１９に吸着支持された合
紙２は、図示されないロボットのアーム４の作動によっ
て所定のルートを移動するが、該移動中に吸着ホース２
０、２０内の吸引状態をわずかな加圧状態に切替えると
図６に示すように吸着具１９、１９に吸着され垂れ下が
っていた合紙２は吸着が解放され外れて下部に設置する
図示されない受け箱内に落下する。引き続いてアーム４
の移動により所定の位置まで吸着パッド１１、１１・・
で吸着中のガラス板１を移動し、目的の場所で該吸着パ
ッドの吸引を解除すればガラス板１は所定の位置に移乗
できる。 図３に示すように回動しないときに吸着具１９
によって吸着される合紙２付近に発生する屈曲部２４
は、図４に示すような、吸着具１９を下向きに９０°、
あるいは、図５に示すような下向きを経由して後ろ向き
に１８０°回動させれば、解消されるため、移動中の脱
離あるいは脱落を防止し、アーム４の作動速度を制限す
ることなく移動スピードを高めることができ、合紙２の
回収も確実に行える。
【００１４】
【考案の効果】本考案は移載機構に合紙の吸着具を組み
込み、さらに該吸着具を回動せしめることにより、大板
ガラスと合紙との吸着分離、さらにその合紙の除去回収
を移載中に移動速度を減速することなく確実かつ効率よ
くでき、一連の自動化が可能となる等その実用的効果は
極めて顕著である。
込み、さらに該吸着具を回動せしめることにより、大板
ガラスと合紙との吸着分離、さらにその合紙の除去回収
を移載中に移動速度を減速することなく確実かつ効率よ
くでき、一連の自動化が可能となる等その実用的効果は
極めて顕著である。
【図１】本考案の要部を示す一部を切欠した組立斜視
図。
図。
【図２】移載装置がガラス板と対向し合紙を吸着した直
後を示す一部を切欠した要部の概略側面図。
後を示す一部を切欠した要部の概略側面図。
【図３】図２の位置より移動した直後の吸着具と合紙と
の状態を示す概略側面図。
の状態を示す概略側面図。
【図４】吸着具を下方に９０度回動した状態を示す概略
側面図。
側面図。
【図５】吸着具を１８０度回動した状態を示す概略側面
図。
図。
【図６】合紙の吸着を解除し下方に落下させた状態を示
す概略側面図。
す概略側面図。
１・・・・・・ガラス板 ２・・・・・・合紙 ４・・・・・・アーム７ ・・・・・・フレーム １１・・・・・・吸着パッド １６・・・・・・前後動ロッド １７・・・・・・シャフト １８・・・・・・揺動モーター １９・・・・・・吸着具２２ ・・・・・・移載装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｈ 3/08 ３５０ Ｂ６５Ｈ 3/08 ３５０Ｂ 41/00 41/00 Ｂ // Ｂ６５Ｈ 29/54 29/54
Claims (1)
- 【請求項１】合紙と共に立て掛けて積層するガラス板の
対面位置に旋回あるいは進退自在なアームを配設し、該
アームに装着するフレームに複数の吸着パッドを配設し
最前列のガラス板を吸着支持して移載せしめるガラス板
の移載装置において、前記フレームの下部にガラス板間
に挟持された合紙の下縁部を吸着し、かつ下方側へ回動
自在な吸着具および該吸着具の回動機構を装着したこと
を特徴とするガラス板の移載装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6410292U JP2563698Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | ガラス板の移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6410292U JP2563698Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | ガラス板の移載装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0627765U JPH0627765U (ja) | 1994-04-12 |
| JP2563698Y2 true JP2563698Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=13248382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6410292U Expired - Lifetime JP2563698Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | ガラス板の移載装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2563698Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009066703A1 (ja) * | 2007-11-20 | 2009-05-28 | Asahi Glass Co., Ltd. | 合紙除去装置、板取装置とその方法 |
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