JP2563385Y2 - 直動栓式ガス栓 - Google Patents

直動栓式ガス栓

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JP2563385Y2
JP2563385Y2 JP5730491U JP5730491U JP2563385Y2 JP 2563385 Y2 JP2563385 Y2 JP 2563385Y2 JP 5730491 U JP5730491 U JP 5730491U JP 5730491 U JP5730491 U JP 5730491U JP 2563385 Y2 JP2563385 Y2 JP 2563385Y2
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慎一 西堀
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株式会社藤井合金製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直動栓式ガス栓、特
に、直動栓を内蔵する形式のガス栓に組み込む過流出防
止弁のリセット装置に関するものであり、さらに具体的
には、直動する形式の栓と連動して自動的に過流出防止
弁をリセットできる装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】過流出防止弁を内蔵するガス栓と
して、すでに、特開平2−85578号のものを提案し
た。このものは、図5及び図6に示すように、ガス栓本
体(1)のホースエンド部(11)内にこれの軸線方向
に摺動する形式の直動栓(2)を内蔵し、この直動栓内
蔵部の上流側に連続する入口側流路部(12)に過流出
防止装置(3)を内蔵したものである。前記直動栓
(2)を収容したホースエンド部(11)内の弁室(1
0)の上流部の胴部に前記入口側流路部(12)の下流
端が開口し、直動栓(2)がこの開口(13)の上流側
に位置すると、ガス栓本体(1)内のガス回路が開放
し、前記開口(13)の下流側にガス栓本体(1)が移
動すると、ガス栓本体(1)内のガス回路が直動栓
(2)によって遮断される。そして、図6に示すよう
に、前記直動栓(2)は、ソケット(S)をホースエン
ド部(11)に接続すると開弁し、図5のように、ソケ
ット(S)を取外すと閉弁される。
【0003】この先行技術のものでは、前記直動栓
(2)の動作と過流出防止装置(3)のリセット動作と
が連動するように構成されており、一旦、過流出防止装
置(3)が作動した後、ソケット(S)をホースエンド
部(11)から取外すと、この動作によって過流出防止
装置(3)が初期状態にリセットされる。このため、過
流出防止装置(3)の下流端(上端開口部)から過流出
防止装置(3)内の弁体(図示せず)を押し下げるため
の軸(31)が突出し、これが直動栓(2)と一体的に
移動すべく取付けた舌片(21)と、板バネ製のアクチ
ェータ(32)を介して対応している。具体的には、前
記舌片(21)は、入口側流路部(12)の下流端開口
部内をホースエンド部(11)の軸線方向に移動するよ
うに構成され、軸(31)の先端と僅かの間隙を空けて
これを包囲するように屈曲させたアクチェータ(32)
が前記舌片(21)の移動軌跡内に突出する。これによ
り、直動栓(2)の開閉移動の度に軸(31)が押し下
げられる。従って、過流出防止装置(3)が作動した状
態、即ち、この内部が弁体によって遮断された状態にあ
る場合には、この押し下げ動作によって弁体が初期位置
(過流出防止装置(3)を開放した位置)に復帰される
こととなるのである。
【0004】ところが、この先行技術のものでは、過流
出防止装置(3)内の弁体をリセットするための軸(3
1)やアクチェータ(32)が過流出防止装置(3)か
ら直動栓(2)の下流側への回路における圧力損失部材
となり、これら部材による流量抵抗が大きく、ガス栓全
体としての圧力損失も大きくなる。本考案は、『外周気
密状態に直動栓(2)を収容した弁室(10)の上流部
に入口側流路部(12)を連続させ、この入口側流路部
(12)内に過流出防止装置(3)を内蔵させて、この
過流出防止装置(3)の下流端開放部を前記弁室(1
0)の上流端部に形成した開口(13)を介して連通さ
せ、前記弁室(10)をホースエンド部(11)内に形
成するとともに、このホースエンド部(11)へのソケ
ット(S)の接続取外しにより前記直動栓(2)が開閉
駆動されるようにしたガス栓』において、ガス栓本体
(1)と連動する過流出防止装置(3)のリセット機構
による圧力損失を無くするようにすることをその課題と
する。
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本考案の技術
的手段は、『過流出防止装置(3)の下流端の弁座(3
3)と過流出防止装置(3)内の弁体(30)との対接
シール部を、弁体(30)の閉弁状態において相互のシ
ール部に極徴量の漏れの生じる条件に設定し、直動栓
(2)はその閉弁位置においては弁室(10)内の下流
側で開口(13)の手前に位置し且開弁位置においては
弁室(10)内における開口(13)の奥側に位置する
ようにした』ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。ソケッ
ト(S)をホースエンド部(11)に接続すると、直動
栓(2)が弁室(10)内において奥の方向に移動され
て、この直動栓(2)が開口(13)の奥側に位置す
る。従って、過流出防止装置(3)を収容した入口側流
路部(12)から弁室(10)を介してソケット(S)
側にガス回路が連通する。この状態では、ガス栓本体
(1)内のガス回路が過流出状態になると、過流出防止
装置(3)の弁体(30)が作動して弁座(33)に対
接する。これにより、ガス栓本体(1)内のガス回路が
遮断される。この状態では、弁座(33)と弁体(3
0)との対接シール部に漏れが生じるが、この漏れは極
めて徴量に設定されているから、危険はない。この後、
ソケット(S)が取外されると、直動栓(2)が開口
(13)の下流側でその手前側に位置して、ガス栓本体
(1)内のガス回路が当該部分においても遮断され、漏
れが完全に防止される。このとき、弁座(33)と直動
栓(2)の上流端部との間の空間の体積は、前記直動栓
(2)の復帰移動によって拡大する。一方、弁体(3
0)が閉弁状態にあることから、又、この直動栓(2)
の外周は弁室(10)の内周壁との間で気密状態になっ
ていることから、前記直動栓(2)の復帰移動によって
前記空間部が負圧状態となる。ところが弁座(33)と
弁体(30)との対接シール部には徴量の漏れが生じる
から、時間の経過と共に弁体(30)の上流側と下流側
との圧力が平衡状態となる。この状態において、過流出
防止装置(3)内の前記弁体(30)に作用する上流側
への付勢力が弁体(30)と弁座(33)との摩擦力に
比べて大きい場合には、この平行状態において弁体(3
0)は自動的にリセットされる。前記摩擦力が大きな場
合には、その後、ガス栓本体(1)の上流側の回路を正
常に戻してソケット(S)をホースエンド部(11)に
接続して、直動栓(2)が弁室(10)内を奥側に移動
したときにリセットされる。前記直動栓(2)の動作に
より弁座(33)と直動栓(2)の上流端部との間の空
間が圧縮され、弁体(30)の上流側よりも下流側の圧
力が高くなる。この結果、弁体(30)が過流出防止装
置(3)内で上流側に移動されてリセットされるのであ
る。このように、弁座(33)と直動栓(2)との間に
機構部を介在させることなく、過流出防止装置(3)が
リセットできることとなる。
【0007】
【効果】本考案は上記構成であるから、次の特有の効果
を有する。弁座(33)と直動栓(2)との間に機構部
を介在させることなく、過流出防止装置(3)がリセッ
トできるから、ガス栓内の圧力損失が少なくなる。
【0008】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て詳述する。この実施例では、図1に示すように、ガス
栓本体(1)はホースエンド部(11)の上流側から入
口側流路部(12)を略直角に屈曲させた構成となって
おり、前記入口側流路部(12)内に過流出防止装置
(3)が挿入されている。前記ホースエンド部(11)
内の弁室(10)に外周気密状態に収容される直動栓
(2)は円柱体であり、その上流端部には同心の凹陥部
が形成されている。そして、この弁室(10)の奥の壁
と前記凹陥部との間には復帰付勢力を付与するためのバ
ネ(22)が介装されている。また、直動栓(2)の下
流側から軸部(23)が突出し、その先端の弁部(2
4)がホースエンド部(11)の下流端の開口部に形成
した弁座部(14)に対接している。前記弁室(10)
の上流端部には入口側流路部(12)の下流端が開口
し、この開口(13)に接近して入口側流路部(12)
の回路内に外周気密状態に収容した過流出防止装置
(3)の弁座(33)が位置する。前記過流出防止装置
(3)は、その内部に弁体(30)を昇降自在に収容し
た構成としてあり、この弁体(30)の弁軸が過流出防
止装置(3)の中程に設けた支持桟(34)に支持さ
れ、この支持桟(34)と弁座(33)との間で昇降す
る。そして、前記弁体(30)は通常流量状態では自重
により支持桟(34)に対接した状態にあり、支持桟
(34)の空間部及び弁体(30)の外周と過流出防止
装置(3)の内周との間隙を介してガス供給される。
尚、弁体(30)の重さは所定の値に設定されており、
過流出防止装置(3)内の流量が過流出状態になると、
持ち上げられて弁座(33)に対接される。この弁座
(33)と弁体(30)との対接による流路遮断状態
は、完全なシール状態ではなく、極めて徴量の漏れが生
じる程度の対接シール構造となっている。このため、こ
の実施例では、図3に示すように、弁体(30)におけ
る弁座(33)との接触部に極小さな凹溝(35)を形
成している。従って、弁体(30)が閉弁した状態にお
いて前記凹溝(35)に相当する漏れが生じる。尚、こ
の実施例では、前記凹溝(35)の深さを0.05m
m,幅を0.8mmに設定してあり、弁体(30)を合
成樹脂(ポリアセタール)によって構成している。上記
構成の実施例では、図2に示すように、ホースエンド部
(11)にソケット(S)を接続した状態ではソケット
(S)の軸部(J)が直動栓(2)の弁部(24)を押
込み、直動栓(2)は、開口(13)の上流側部分に位
置している。この状態でガス栓の上流側のガス回路に異
状が生じて過流出状態になると、弁体(30)が同図の
想像線で示す状態に作動して、過流出防止装置(3)内
の回路が遮断される。このあと、ソケット(S)を取外
すと軸部(J)による弁部(24)の押込み力が消失す
ることから、直動栓(2)が(22)によって復帰移動
され、直動栓(2)は図1の状態に復帰する。そして、
この状態ではガス栓本体(1)内の回路は、直動栓
(2)によっても遮断されたものとなる。ガス栓本体
(1)の上流側の回路が正常に戻されて、再度ソケット
(S)が接続されると、直動栓(2)が図2の状態に移
動するが、このとき、既述の作用によりそれまで閉弁し
ていた弁体(30)が直動栓(2)の奥方向への移動に
伴う加圧力によって同図の想像線の状態から実線の状態
に復帰する。尚、弁体(30)が弁座(33)に嵌入し
た条件によっては、直動栓(2)が閉弁して弁体(3
0)の上流側と下流側との圧力が平行状態に成った時点
で、前記弁体が自動的に初期位置に復帰する場合もあ
る。この場合には、直動栓(2)の前記開弁動作を待つ
ことなくリセットされることとなる。又、直動栓(2)
の開弁位置への移動による前記加圧効率を向上させるた
めには、開口(13)の端縁と閉弁位置にある直動栓
(2)の下流側の端縁との間に一定の間隔を設けること
が望ましい。この間隔に相当する弁室(10)内の体積
分が直動栓(2)の移動によって圧縮されるからであ
る。そして、この体積圧縮に比例して直動栓(2)の上
流端から弁座(33)までの空室が加圧されることとな
る。また、上記実施例のものでは、弁体(30)と弁座
(33)との対接シール部に僅かの漏れを生じさせるた
め、凹溝(35)を形成したが、このように部分的に漏
れが生じる態様とする以外に、弁体(30)の構成素材
の選択により対接シール部の全域からの漏れ量が徴量と
なるように設定することも可能である。図4に示す実施
例は、弁室(10)の上流に続く入口側流路(12)を
L字状に屈曲させて、これの水平方向流路部に過流出防
止装置(3)を内蔵させたものであり、この過流出防止
装置内の弁体(30)にはバネ(B)が筒状主体との間
に介装され、この弁体(30)は常時上流側に付勢され
ている。この場合には、過流出防止装置(3)内の弁体
(30)が作動した後、直動栓(2)が閉弁されると、
既述の作用によって自動的にリセットされるが、弁体
(30)と弁座(33)との嵌合部の摩擦力が大きいと
きには、直動栓(2)の開弁動作時の圧力により、上記
実施例1と同様の作用により開弁状態にリセットされ
る。したがって、この実施例の場合も既述の実施例と同
様に機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソケット(S)を接続しない状態の本考案実施
例の断面図
【図2】ソケット(S)を接続した状態の本考案実施例
の断面図
【図3】弁体(30)の詳細斜視図
【図4】他の実施例の説明図
【図5】従来例の説明図
【図6】従来例の説明図
【符合の説明】 (2)・・・直動栓 (10)・・・弁室 (12)・・・入口側流路部 (3)・・・過流出防止装置 (13)・・・開口 (11)・・・ホースエンド部 (S)・・・ソケット (33)・・・弁座 (30)・・・弁体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周気密状態に直動栓(2)を収容した弁
    室(10)の上流部に入口側流路部(12)を連続さ
    せ、この入口側流路部(12)内に過流出防止装置
    (3)を内蔵させて、この過流出防止装置(3)の下流
    端開放部を前記弁室(10)の上流端部に形成した開口
    (13)を介して連通させ、前記弁室(10)をホース
    エンド部(11)内に形成するとともに、このホースエ
    ンド部(11)へのソケット(S)の接続取外しにより
    前記直動栓(2)が開閉駆動されるようにしたガス栓に
    おいて、過流出防止装置(3)の下流端の弁座(33)
    と過流出防止装置(3)内の弁体(30)との対接シー
    ル部を、弁体(30)の閉弁状態において相互のシール
    部に極微量の漏れの生じる条件に設定し、直動栓(2)
    はその閉弁位置においては弁室(10)内の下流側で開
    口(13)の手前に位置し且開弁位置においては弁室
    (10)内における開口(13)の奥側に位置するよう
    にした直動栓式ガス栓。
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