JPH0575812U - 圧力比例制御弁 - Google Patents

圧力比例制御弁

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JPH0575812U
JPH0575812U JP1357492U JP1357492U JPH0575812U JP H0575812 U JPH0575812 U JP H0575812U JP 1357492 U JP1357492 U JP 1357492U JP 1357492 U JP1357492 U JP 1357492U JP H0575812 U JPH0575812 U JP H0575812U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上流側弁体が開弁したあと下流側弁体が閉弁
するようにした圧力比例制御弁において、上流側弁体を
弁棒に対して首振り自在として弁座に対する弁体の片当
りをなくすること、および下流側弁体と弁棒の隙間のシ
ールを確実にすること。 【構成】 弁棒35の下端のガイド30と上流側弁体2
6上部の凹部とを首振り自在に連結する。下流側弁体2
7に弁ゴム44を設け、この弁ゴム44に薄肉部を介し
て連結した内周部を弁棒35の周溝にはめてシールす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はガス燃焼器のガス供給量を制御する圧力比例制御弁において、特に 微小流量をバイパス通路から供給できるようにした閉止機能付圧力比例制御弁に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4、図5は従来の圧力比例制御弁を示すもので、弁箱1に上流側流路2に通 じる弁座4と下流側流路3に通じる弁座5とを直列で同軸上に設け、この各弁座 4、5に対向する弁体6、7を弁棒9に装着し、この各弁体6、7を弁座4、5 を閉じる閉弁方向に付勢するばね10、11を有している。
【0003】 弁箱1の上方にはダイヤフラム12および電磁駆動部13を設け、これらによ り弁棒9を操作する。 また、上流側弁座4を通過したガスを下流側流路3へ導くバイパス通路14、 下流側流路3をダイヤフラム下室へ通じる流路15を設ける。
【0004】 そして、上記ダイヤフラム12の作用または、電磁駆動部13の作用で弁棒9 が下ったとき、最初は上流側弁体6が弁棒9と共に下って上流側弁座4を開き、 そののち、弁棒9の係合部16で上流側弁体7を押し下げて、上流側弁座5を開 く。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図4の従来例は下流側弁体の気密箇所が弁棒の隙間及びノズルの2箇所あり両 者を同時に止めるのが困難である。 図5に示す従来例では下流側の弁体7と弁棒9の隙間をOリング17にてシー ルしているが、この場合Oリング17の摺動抵抗が大きいため、係合部16が下 流側弁体7に当る前に下流側弁体7が開いてしまう。このためばね荷重をOリン グの摺動抵抗より大きくする必要がある。
【0006】 上記のようにばね荷重を大きくすると、弁を開くための電磁駆動部13を大き くしなければならないので大型化するという問題がある。 また、下流側弁体7の部分が洩れると微小流量時バイパス通路14と下流側弁 座5から同時に流れるので微小流量が洩れた分だけ多くなる。この洩れ量はばら つくので微小流量の精度が悪くなる。
【0007】 さらに、上流側の弁体6はガイド部及び弁座4などの芯ずれにより洩れが発生 する。これを防止するためには加工精度を高める必要がある。このような弁構造 では弁を確実に閉塞させるためにはばね荷重を大きくする必要があり弁を開ける ための電磁駆動部を大きくしなければならない。 この考案の課題は上記のような従来の技術の問題点を解決して電磁駆動部を大 型化することなく、精度の高い圧力比例制御弁を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案が講じた手段は圧力比例制御弁の上流 側の弁体を弾性材料製とし、この弁体と上流側の弁座の内径面にはめ込んだガイ ドを首振り自在に連結したことである。
【0009】 また、下流側の弁体には弁ゴムを設け、上記下流側の弁体と弁棒との隙間を上 記弁ゴムの内周部でシールし、かつ、上記弁ゴムと上記内周部を薄膜により連結 して弁棒の動きを直接弁ゴムに伝わり難くしたことである。
【0010】
【作用】
この考案は上記の構成であるから上流側の弁体は上流側の弁座に対してはめ合 いになったガイドに対して首振り自在となっているため、弁体が弁座に密着した とき、弁体が弁座に完全に密着して片当たりが吸収される。
【0011】 また、下流側の弁体はその弁ゴムの部分が下流側の弁座に密着し、また弁ゴム の内周部で弁棒との隙間をシールし、かつ、弁ゴムと内周部とは薄膜で連結され ているので、この部分は完全にシールされている。 そして、開弁の作動の際も薄膜が変形するだけで弁ゴムと弁棒の間の洩れは全 く生じない。
【0012】
【実施例】
図1ないし図3に示す実施例において、図4、図5に示す従来例と同じ構成と 機能を有する部分は同一の符号を付けて説明を省略する。 この図1ないし図3において、26は上流側弁体、27は下流側弁体である。 上流側弁体26はゴムからなり、その下部に金属板からなる弁体受け29を当て がう。
【0013】 30はガイドで、金属などの硬質材製であり、上部には弁座4の内周面に摺動 自在に接触する3本のガイド片31を3等分位置に設け、下部には大径部32を 設けてある。
【0014】 上記大径部32を弁体26の上部に設けた凹部33にはめ、この凹部33の内 周上部の突部34と大径部32の外周が係合するが、これらの部分には適宜の遊 隙を設ける。
【0015】 また、上記ガイド30には弁棒35の下端を受ける凹孔36と、ばね11を受 ける凹部37を設ける。 前記下流側弁体27の上部には下流側弁座5に密着する弁ゴム44を設け、こ の弁ゴム44の内周には倒立U字形に湾曲せしめた薄膜39を介して筒状の内周 部40を設け、この内周部40を弁棒35の係合部41上の周溝42に密着係合 させてシールする。
【0016】 上記弁ゴム44の外周の下向き円筒状の筒壁47の下端内周の内向きの突縁4 3は弁体27の外周の周溝45にはめる。 この弁体27は金属などの硬質材からなり、その内周を弁棒35にフリーには め、同弁体27の上端外周の鍔46とばね11の間に上記突縁43を挟む。
【0017】 そして、鍔46の外周および上面と筒壁42ならびに弁ゴム44の間には十分 な隙間を設ける。 上記の実施例の作用を説明すれば、閉弁時は弁体26を介し弁棒35に働いて いるばね10の作用で上流側弁体26が上流側弁座4に密着し、下流側弁体27 の弁ゴム44はばね11により下流側弁座5に密着している。
【0018】 いま、ダイヤフラム12または電磁駆動部13の作用で弁棒35が下ると、ま ず、下部の上流側弁体26が弁棒35と共に下って開弁する。 弁棒35が下り始めても、下流側においては、最初は弁棒35と弁ゴム44の 内周部40のみが下り、薄膜39が変形するのみで、弁ゴム44は弁座5に密着 したままであるが、弁棒35が一定量下降すると、弁棒35の係合部41の下端 が弁体27に接触して押下するので弁ゴム44も下り弁座5から離れて開弁させ る。
【0019】 また、弁棒35の上昇時は開弁時の逆に下流側の弁体27が先に閉弁し、つい で上流側弁体26が閉弁する。
【0020】
【効果】
この考案は上記のように下流側の弁体と弁棒の隙間を弁ゴムの内周部でシール することにより弁棒と下流側弁体の隙間のシールが確実にでき、ゴムが薄膜を介 して弁棒に連結しているから、弁棒の作用時の抵抗が著しく小さくなる。
【0021】 また、上流側弁座においては、その内径面で上流側弁体に連結したガイドをガ イドし、このガイドの頭部とゴム製弁体のはめあい部に隙間を設けて首振り自在 として弁体の片当りを吸収するようにしたので小さな荷重で弁が閉止できる。
【0022】 この考案は上記のように下流側弁体の閉塞性が向上しバイパス通路の微小流量 精度が良くなり、またばね荷重を小さくでき、そのため弁を開けるための電磁駆 動部を小型に安価にできるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】同上の下流側の拡大縦断正面図
【図3】同じく上流側の拡大縦断正面図
【図4】従来例の縦断正面図
【図5】他の従来例の縦断正面図
【符号の説明】
1 弁箱 4 弁座 5 弁座 9 弁棒 10 ばね 11 ばね 12 ダイヤフラム 14 バイパス通路 26 上流側弁体 27 下流側弁体 30 ガイド 32 大径部 33 凹部 41 係合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路中に直列で同軸上に設けた上流側弁
    座と下流側弁座と、この各弁座に対向する上流側弁体と
    下流側弁体と、上記両弁体を閉弁方向に付勢するばね
    と、ダイヤフラムの動きを上記両弁体に伝える弁棒と、
    上記両弁体を開くべく作動する電磁駆動部とからなり、
    上記上流側の弁体は、上記弁棒と一体にスライドし、上
    記下流側の弁体は上記弁棒に対してフリーになり、かつ
    上記上流側の弁体の開弁後遅れて開弁するよう上記弁棒
    に係合部を設け、また、上流側の弁座を通過後下流側の
    弁座を迂回して出口側に通ずるバイパス通路を設けた比
    例弁において、上流側の弁体を弾性材料製とし、この弁
    体と、上流側の弁座の内径面にはめ込んだガイドとを首
    振り自在に連結した圧力比例制御弁。
  2. 【請求項2】 上記下流側の弁体には弁ゴムを設け、上
    記下流側の弁体と弁棒との隙間を上記弁ゴムの内周部で
    シールし、かつ、上記弁ゴムと上記内周部を薄膜により
    連結して弁棒の動きを直接弁ゴムに伝わり難くした請求
    項1記載の圧力比例制御弁。
JP1357492U 1992-03-16 1992-03-16 圧力比例制御弁 Expired - Fee Related JP2561311Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6114423B1 (ja) * 2016-03-03 2017-04-12 株式会社山本電機製作所 減圧弁とそれを備えた等圧弁と気体混合器
JP6121083B1 (ja) * 2016-10-20 2017-04-26 株式会社山本電機製作所 気体混合器

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JP2017155879A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 株式会社山本電機製作所 減圧弁とそれを備えた等圧弁と気体混合器
JP6121083B1 (ja) * 2016-10-20 2017-04-26 株式会社山本電機製作所 気体混合器
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