JP2562909Y2 - コンバインにおける排藁搬送装置 - Google Patents
コンバインにおける排藁搬送装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脱穀装置の後部に排藁
搬送装置によって搬送された排藁を細断するカッターを
設け、排藁搬送装置により搬送された排藁を、上記カッ
ターに供給したり、供給することなく後方へ搬出したり
することができるものであって、前記排藁搬送装置の後
部に詰り感知装置を設けたコンバインに関する。
搬送装置によって搬送された排藁を細断するカッターを
設け、排藁搬送装置により搬送された排藁を、上記カッ
ターに供給したり、供給することなく後方へ搬出したり
することができるものであって、前記排藁搬送装置の後
部に詰り感知装置を設けたコンバインに関する。
【0002】
【従来技術】従来、扱室の扱口外側にフィードチエンと
挟扼レールとを併設し、前記扱室の後部に排稈口から排
出された排藁を、排藁搬送装置により搬送し、搬送した
排藁を脱穀装置の後部に設けたカッターに供給するか、
又は供給することなく後方へ搬出したりするようにな
し、前記排藁搬送装置の後部寄り側部に詰り感知装置を
付設し、この詰り検出装置の感知部材を排藁搬送面に沿
わせることにより広範囲に亙って詰りを感知するように
したものを既に提案した。
挟扼レールとを併設し、前記扱室の後部に排稈口から排
出された排藁を、排藁搬送装置により搬送し、搬送した
排藁を脱穀装置の後部に設けたカッターに供給するか、
又は供給することなく後方へ搬出したりするようにな
し、前記排藁搬送装置の後部寄り側部に詰り感知装置を
付設し、この詰り検出装置の感知部材を排藁搬送面に沿
わせることにより広範囲に亙って詰りを感知するように
したものを既に提案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記既知のコンバイン
は、排藁搬送装置の詰りを検出し得る範囲を広くするこ
とはできるが、カッターの切換板は排藁を後方へ搬出す
る際、排藁搬送装置及び感知部材の側部まで上昇回動さ
せる必要があるので、切換板の上面に突設するレール板
が排藁搬送装置から側方へ大きく離間して排藁の挟持搬
送が不確実になった。
は、排藁搬送装置の詰りを検出し得る範囲を広くするこ
とはできるが、カッターの切換板は排藁を後方へ搬出す
る際、排藁搬送装置及び感知部材の側部まで上昇回動さ
せる必要があるので、切換板の上面に突設するレール板
が排藁搬送装置から側方へ大きく離間して排藁の挟持搬
送が不確実になった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、脱穀装置の扱
口外側にフィードチエンと挟扼レールとを併設し、扱室
の後部の排稈口から排出された排藁を、搬送チェーンの
搬送面に挟持レールを対設した排藁搬送装置により搬送
し、脱穀装置の後部にカッターを装着し、その後部に別
の排藁処理装置を装着するようになし、上記カッターの
上面に、搬送された排藁をカッターに供給する開いた状
態と後方へ搬出すべく閉じた状態とに切換える切換板を
設けたものであって、前記搬送チェーン側部に上下揺動
する詰り感知部材を設け、この詰り感知部材と前記搬送
チェーンとの間に上記切換板と連動して搬送チェーンの
搬送面に接近した作用姿勢と上記搬送面から離間した非
作用姿勢とに切換わる後部挟持レールを設けることによ
り前述の課題を解決した。
口外側にフィードチエンと挟扼レールとを併設し、扱室
の後部の排稈口から排出された排藁を、搬送チェーンの
搬送面に挟持レールを対設した排藁搬送装置により搬送
し、脱穀装置の後部にカッターを装着し、その後部に別
の排藁処理装置を装着するようになし、上記カッターの
上面に、搬送された排藁をカッターに供給する開いた状
態と後方へ搬出すべく閉じた状態とに切換える切換板を
設けたものであって、前記搬送チェーン側部に上下揺動
する詰り感知部材を設け、この詰り感知部材と前記搬送
チェーンとの間に上記切換板と連動して搬送チェーンの
搬送面に接近した作用姿勢と上記搬送面から離間した非
作用姿勢とに切換わる後部挟持レールを設けることによ
り前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】株元部をフィードチエンと挟扼レールとにより
挟持搬送される穀稈は穂側を扱室内で扱胴により脱穀処
理され、穂側が排稈口から排出される排藁は、排藁搬送
装置の始端に受継がれて挟持搬送され、細断処理しよう
とする場合は、カッターの切換板を開くと、それに連動
して後部挟持レールが切換板と共に非作用姿勢になるの
で、搬送された排藁がその供給口に落入して細断処理さ
れ、ドロッパー又はノッターにより処理する場合は、上
記切換板を閉じると後部挟持レールが連動して作用姿勢
になるので、排藁は搬送チェーンと挟持レールとにより
稈身方向において接近した位置で挟持されて後方へ搬出
される。このような挟持搬送中に、詰りが、排藁搬送装
置の後部に発生した場合又はその後方で発生した場合で
も、感知部材は作動するので詰りを検出することができ
る。
挟持搬送される穀稈は穂側を扱室内で扱胴により脱穀処
理され、穂側が排稈口から排出される排藁は、排藁搬送
装置の始端に受継がれて挟持搬送され、細断処理しよう
とする場合は、カッターの切換板を開くと、それに連動
して後部挟持レールが切換板と共に非作用姿勢になるの
で、搬送された排藁がその供給口に落入して細断処理さ
れ、ドロッパー又はノッターにより処理する場合は、上
記切換板を閉じると後部挟持レールが連動して作用姿勢
になるので、排藁は搬送チェーンと挟持レールとにより
稈身方向において接近した位置で挟持されて後方へ搬出
される。このような挟持搬送中に、詰りが、排藁搬送装
置の後部に発生した場合又はその後方で発生した場合で
も、感知部材は作動するので詰りを検出することができ
る。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例をコンバインに搭載する下
扱式脱穀機について説明すると、1は扱室2の前側板3
と後側板4とに扱胴軸により軸架した扱胴であって、供
給口の下方に設けた送風風車5、その後方に設けた横断
流ファン6及び後部に設けた排塵ファン7は前記扱室2
の下方から排塵選別室8に亙る選別風路を構成し、該選
別風路には一番篩選別部10及び二番篩選別部11等か
らなる揺動選別体12を前後揺動するように架設してあ
り、前記扱室2の扱口の外側には、フィードチエン13
と挟扼レール14とを対設し、その反対側には扱室2後
部の送塵口2aから後方の側壁に沿っていて処理胴受網
15aを有すると共に処理胴15を軸架内装した処理室
16を配設し、前記後側板4の排稈口よりも後方に配設
した排藁搬送装置17は、株元搬送チェーン18と外周
の多数の可撓ラグ19を有する穂側搬送ベルト20とで
構成されており、株元搬送チェーン18の終端側下部で
かつ脱穀機の後部には、上面に切換板21を有するディ
スク型カッター22を取付け、その後部にはノッター2
3を装着してある。
扱式脱穀機について説明すると、1は扱室2の前側板3
と後側板4とに扱胴軸により軸架した扱胴であって、供
給口の下方に設けた送風風車5、その後方に設けた横断
流ファン6及び後部に設けた排塵ファン7は前記扱室2
の下方から排塵選別室8に亙る選別風路を構成し、該選
別風路には一番篩選別部10及び二番篩選別部11等か
らなる揺動選別体12を前後揺動するように架設してあ
り、前記扱室2の扱口の外側には、フィードチエン13
と挟扼レール14とを対設し、その反対側には扱室2後
部の送塵口2aから後方の側壁に沿っていて処理胴受網
15aを有すると共に処理胴15を軸架内装した処理室
16を配設し、前記後側板4の排稈口よりも後方に配設
した排藁搬送装置17は、株元搬送チェーン18と外周
の多数の可撓ラグ19を有する穂側搬送ベルト20とで
構成されており、株元搬送チェーン18の終端側下部で
かつ脱穀機の後部には、上面に切換板21を有するディ
スク型カッター22を取付け、その後部にはノッター2
3を装着してある。
【0007】そして、前記株元搬送チェーン18は排塵
選別室8の天板8a上に略水平で、かつフィードチエン
13の終端内側から穂側に亙って斜設し、穂側搬送ベル
ト20は側面視で排稈口の下縁と対向する部位から株元
搬送チェーン18の中途部と対応する部位に亙って上り
傾斜に張設されており、排稈口の上部の株元寄りに突設
した上案内杆24は後部がやや低くなっていて平面視で
は、やや外側方へ傾斜して先端が前記穂側搬送ベルト2
0の始端回行部の下部に接近している。また、穂側搬送
ベルト20は下方を搬送面としていてその両側には左右
一対の弾性体からなるガイド杆25,26を沿わせてあ
り、それらのガイド杆25,26の前端部を下方へ向け
て折曲して取付板27に固定し、穂側のガイド杆26は
株元側のガイド杆25よりも低くし、後端は図1に示す
如く水平になっていてディスク型カッター22の直前部
まで延出している。
選別室8の天板8a上に略水平で、かつフィードチエン
13の終端内側から穂側に亙って斜設し、穂側搬送ベル
ト20は側面視で排稈口の下縁と対向する部位から株元
搬送チェーン18の中途部と対応する部位に亙って上り
傾斜に張設されており、排稈口の上部の株元寄りに突設
した上案内杆24は後部がやや低くなっていて平面視で
は、やや外側方へ傾斜して先端が前記穂側搬送ベルト2
0の始端回行部の下部に接近している。また、穂側搬送
ベルト20は下方を搬送面としていてその両側には左右
一対の弾性体からなるガイド杆25,26を沿わせてあ
り、それらのガイド杆25,26の前端部を下方へ向け
て折曲して取付板27に固定し、穂側のガイド杆26は
株元側のガイド杆25よりも低くし、後端は図1に示す
如く水平になっていてディスク型カッター22の直前部
まで延出している。
【0008】また、株元搬送チェーン18は排藁フレー
ム30の前部に軸支した駆動スプロケット31と後部に
軸支した遊動輪32とに張設し、排藁フレーム30を支
持フレーム33にて支持し、株元搬送チェーン18の後
端回行部の両側には後方へ延出したチエン巻き付き防止
板を付設し、株元搬送チェーン18のチエンローラーに
圧接される株元挟持案内杆は後端がディスク型カッター
22の直前まで延出しており、株元搬送チェーン18の
始端部に設けた受継部感知器35はフィードチエン13
と株元搬送チェーン18との間の詰りと挟み込み部の詰
りを検出する。
ム30の前部に軸支した駆動スプロケット31と後部に
軸支した遊動輪32とに張設し、排藁フレーム30を支
持フレーム33にて支持し、株元搬送チェーン18の後
端回行部の両側には後方へ延出したチエン巻き付き防止
板を付設し、株元搬送チェーン18のチエンローラーに
圧接される株元挟持案内杆は後端がディスク型カッター
22の直前まで延出しており、株元搬送チェーン18の
始端部に設けた受継部感知器35はフィードチエン13
と株元搬送チェーン18との間の詰りと挟み込み部の詰
りを検出する。
【0009】後部の詰り感知装置36は、排藁フレーム
30にボルト30aとカラー30bとにより取付けられ
たブラケット37に取付けた感知スイッチ38と、ディ
スク型カッター22の切断部(側面視で前後の円盤刃の
交点)よりも前方上方からカッターの後端及び株元搬送
チェーン18の終端と対応する部位に亙るセンサープレ
ート39とからなり、該センサープレート39の後部
は、上部がブラケット37と一体な板にピン37aで支
持されたリンク40に枢支され、前部は、ブラケット3
7に固定した下向きコ字状の支持枠41の外側内面に突
設したピン42にリンク43により前後に揺動するよう
に支持され、いずれのリンク40,43もスプリング4
4により下降付勢してある。
30にボルト30aとカラー30bとにより取付けられ
たブラケット37に取付けた感知スイッチ38と、ディ
スク型カッター22の切断部(側面視で前後の円盤刃の
交点)よりも前方上方からカッターの後端及び株元搬送
チェーン18の終端と対応する部位に亙るセンサープレ
ート39とからなり、該センサープレート39の後部
は、上部がブラケット37と一体な板にピン37aで支
持されたリンク40に枢支され、前部は、ブラケット3
7に固定した下向きコ字状の支持枠41の外側内面に突
設したピン42にリンク43により前後に揺動するよう
に支持され、いずれのリンク40,43もスプリング4
4により下降付勢してある。
【0010】また、排藁処理感知部45は基部をセンサ
ープレート39の後端部に固定し、平面視でチエン巻き
付き防止板の後面に向け、側面視でやや下降するように
折曲して左右の掻込回転体46,46の間に侵入してお
り、ディスク型カッター22の供給部、掻込回転体4
6,46により形成される掻込部、又はノッター23の
結束部に詰りを生じた場合、詰った排藁は排藁処理感知
部45を前記センサープレート39と共に上昇させ、そ
れにより感知スイッチ38が感知作動する。また、排藁
処理感知部45は平面視で株元搬送チェーン18の終端
を囲むようになっているので、藁の巻き上げも感知する
ことができる。そして、前記センサープレート39と排
藁処理感知部45とは一体な感圧体を構成しており、感
知スイッチ38は株元搬送チェーン18の詰り検出と排
藁処理装置の詰り検出とに兼用されることとなる。
ープレート39の後端部に固定し、平面視でチエン巻き
付き防止板の後面に向け、側面視でやや下降するように
折曲して左右の掻込回転体46,46の間に侵入してお
り、ディスク型カッター22の供給部、掻込回転体4
6,46により形成される掻込部、又はノッター23の
結束部に詰りを生じた場合、詰った排藁は排藁処理感知
部45を前記センサープレート39と共に上昇させ、そ
れにより感知スイッチ38が感知作動する。また、排藁
処理感知部45は平面視で株元搬送チェーン18の終端
を囲むようになっているので、藁の巻き上げも感知する
ことができる。そして、前記センサープレート39と排
藁処理感知部45とは一体な感圧体を構成しており、感
知スイッチ38は株元搬送チェーン18の詰り検出と排
藁処理装置の詰り検出とに兼用されることとなる。
【0011】前記ディスク型カッター22の供給口を覆
う切換板21は従来のものと同様排藁搬送装置17の左
右に位置する穂側切換板と株元側切換板とにより構成さ
れ、それらの後部及び中レール48を回動自在な支点軸
47に回動しないように取付け、前記センサープレート
39と株元搬送チェーン18との間には、後部が前記支
点軸47に固定された後部挟持レール50を介装してあ
り、この後部挟持レール50は切換板21が下降回動し
てディスク型カッター22の供給口を閉じた時は連動し
て下降して実線で示す挟持案内姿勢になり、排藁を細断
処理すべく切換板21を上昇回動させると、それに連動
して上昇回動することによりその前部が鎖線で示すよう
に支持枠41内に侵入する。その際、前記支持枠41は
下向きコ字状に構成されているので、後部挟持レール5
0が大きく上昇回動するのを許容し、その頂板は後部挟
持レール50の上昇上限ストッパーとなり、後部挟持レ
ール50が排藁カバー51に衝突することがない。
う切換板21は従来のものと同様排藁搬送装置17の左
右に位置する穂側切換板と株元側切換板とにより構成さ
れ、それらの後部及び中レール48を回動自在な支点軸
47に回動しないように取付け、前記センサープレート
39と株元搬送チェーン18との間には、後部が前記支
点軸47に固定された後部挟持レール50を介装してあ
り、この後部挟持レール50は切換板21が下降回動し
てディスク型カッター22の供給口を閉じた時は連動し
て下降して実線で示す挟持案内姿勢になり、排藁を細断
処理すべく切換板21を上昇回動させると、それに連動
して上昇回動することによりその前部が鎖線で示すよう
に支持枠41内に侵入する。その際、前記支持枠41は
下向きコ字状に構成されているので、後部挟持レール5
0が大きく上昇回動するのを許容し、その頂板は後部挟
持レール50の上昇上限ストッパーとなり、後部挟持レ
ール50が排藁カバー51に衝突することがない。
【0012】前述の下扱式脱穀機において、脱穀処理さ
れた排藁の株元部はフィードチエン13の終端から株元
搬送チェーン18の始端に受継がれ、排稈口から排出さ
れた穂部側は穂側搬送ベルト20と交差した方向の上案
内杆24により上面を押えて穂側搬送ベルト20上に競
り上がるのを防止しながら穂側のガイド杆26の始端上
部を経て案内されると共にガイド杆25,26の始端の
立上部によっても案内されて穂側搬送ベルト20の始端
に供給され、搬送途中で株元搬送チェーン18にも受け
継がれ、穂側はガイド杆25,26により支持案内さ
れ、株元部はディスク型カッター22の上部まで株元搬
送チェーン18により強制搬送される。
れた排藁の株元部はフィードチエン13の終端から株元
搬送チェーン18の始端に受継がれ、排稈口から排出さ
れた穂部側は穂側搬送ベルト20と交差した方向の上案
内杆24により上面を押えて穂側搬送ベルト20上に競
り上がるのを防止しながら穂側のガイド杆26の始端上
部を経て案内されると共にガイド杆25,26の始端の
立上部によっても案内されて穂側搬送ベルト20の始端
に供給され、搬送途中で株元搬送チェーン18にも受け
継がれ、穂側はガイド杆25,26により支持案内さ
れ、株元部はディスク型カッター22の上部まで株元搬
送チェーン18により強制搬送される。
【0013】このようにして後送した排藁を裁断する場
合、切換板21を上昇回動させて供給口を開いた状態に
すると、それに連動して後部挟持レール50も上昇回動
し、排藁はディスク型カッター22に供給されて細断さ
れ、また、結束する場合は上記切換板21を下降回動し
てディスク型カッター22の供給口を閉じると、前記後
部挟持レール50も連動して下降回動することにより挟
持搬送姿勢になり、排藁は該ディスク型カッター22上
を経て後方へ放出され、それを掻込回転体46がノッタ
ー23に向けて掻込み、ノッター23はそれを集束して
結束放出する。このような脱穀処理と排藁処理とを行な
っている時、フィードチエン13の終端と株元搬送チェ
ーン18の始端との間に詰まりを生ずると、受継部感知
器35は検出作動する。
合、切換板21を上昇回動させて供給口を開いた状態に
すると、それに連動して後部挟持レール50も上昇回動
し、排藁はディスク型カッター22に供給されて細断さ
れ、また、結束する場合は上記切換板21を下降回動し
てディスク型カッター22の供給口を閉じると、前記後
部挟持レール50も連動して下降回動することにより挟
持搬送姿勢になり、排藁は該ディスク型カッター22上
を経て後方へ放出され、それを掻込回転体46がノッタ
ー23に向けて掻込み、ノッター23はそれを集束して
結束放出する。このような脱穀処理と排藁処理とを行な
っている時、フィードチエン13の終端と株元搬送チェ
ーン18の始端との間に詰まりを生ずると、受継部感知
器35は検出作動する。
【0014】また、株元搬送チェーン18の中間部より
後方で詰まりが発生した場合は、センサープレート39
がスプリング44に抗して押し上げられ、それを感知ス
イッチ38が感知する。而して、ディスク型カッター2
2の供給部又はノッター23の掻込部に詰まりが発生す
ると、堆積した排藁の稈圧、又は搬送チエンが終端回行
部で詰まった排藁を掻き上げることにより排藁処理感知
部45が押し上げられ、その時、センサープレート39
が排藁処理感知部45と一体になって上昇するので、感
知スイッチ38が感知作動し、その検出信号により警報
を発したり、エンジンを停止させたり、又は排藁処理装
置及び排藁搬送装置の伝動系に介装したクラッチを自動
的に、又は人為的に切り、詰りが過度になる前に詰った
排藁を除去する。
後方で詰まりが発生した場合は、センサープレート39
がスプリング44に抗して押し上げられ、それを感知ス
イッチ38が感知する。而して、ディスク型カッター2
2の供給部又はノッター23の掻込部に詰まりが発生す
ると、堆積した排藁の稈圧、又は搬送チエンが終端回行
部で詰まった排藁を掻き上げることにより排藁処理感知
部45が押し上げられ、その時、センサープレート39
が排藁処理感知部45と一体になって上昇するので、感
知スイッチ38が感知作動し、その検出信号により警報
を発したり、エンジンを停止させたり、又は排藁処理装
置及び排藁搬送装置の伝動系に介装したクラッチを自動
的に、又は人為的に切り、詰りが過度になる前に詰った
排藁を除去する。
【0015】図5は別の方式を示すものであって、切換
板21の株元側切換板21aを支点軸47の長さ方向に
移動調節及び止着可能に装着して、搬送された排藁をデ
ィスク型カッター22よりも後方へ搬出する場合は、株
元側切換板21aを穂側へ移送してその端部に立設され
ているレール板21bを鎖線で示す如くセンサープレー
ト39と株元搬送チェーン18との間の下部に臨ませ、
排藁を細断処理する場合は、株元切換板21aを株元側
の実線で示す位置へ移動する。この場合、支持枠41を
必要とせず、ピン43aはブラケット37に突設する。
板21の株元側切換板21aを支点軸47の長さ方向に
移動調節及び止着可能に装着して、搬送された排藁をデ
ィスク型カッター22よりも後方へ搬出する場合は、株
元側切換板21aを穂側へ移送してその端部に立設され
ているレール板21bを鎖線で示す如くセンサープレー
ト39と株元搬送チェーン18との間の下部に臨ませ、
排藁を細断処理する場合は、株元切換板21aを株元側
の実線で示す位置へ移動する。この場合、支持枠41を
必要とせず、ピン43aはブラケット37に突設する。
【0016】
【考案の効果】本考案は、脱穀装置の扱口外側にフィー
ドチエン13と挟扼レール14とを併設し、扱室2の後
部の排稈口から排出された排藁を、搬送チェーンの搬送
面に挟持レールを対設した排藁搬送装置により搬送し、
脱穀装置の後部にカッター22を装着し、その後部に別
の排藁処理装置を装着するようになし、上記カッター2
2の上面に、搬送された排藁をカッターに供給する開い
た状態と後方へ搬出すべく閉じた状態とに切換える切換
板21を設けたものであって、前記搬送チェーン側部に
上下揺動する詰り感知部材を設け、この詰り感知部材と
前記搬送チェーンとの間に上記切換板21と連動して搬
送チェーンの搬送面に接近した作用姿勢と上記搬送面か
ら離間した非作用姿勢とに切換わる後部挟持レール50
を設けたので、排藁搬送装置の搬送チェーンの側部に詰
まり検出用の感知部材を設けて広範囲検出を可能にした
にも拘らず、搬送された排藁をカッター22より後方へ
搬出する場合、後部挟持レール50を搬送チェーンに接
近させた状態で排藁挟持搬送を確実に行うことができ
る。また、排藁処置態様を変換する時、後部挟持レール
50は切換板21に連動して排藁を挟持する作用姿勢
と、非作用姿勢とに自動的に切換わり、操作性を向上す
ることができると共に操作ミスを解消することができ
る。
ドチエン13と挟扼レール14とを併設し、扱室2の後
部の排稈口から排出された排藁を、搬送チェーンの搬送
面に挟持レールを対設した排藁搬送装置により搬送し、
脱穀装置の後部にカッター22を装着し、その後部に別
の排藁処理装置を装着するようになし、上記カッター2
2の上面に、搬送された排藁をカッターに供給する開い
た状態と後方へ搬出すべく閉じた状態とに切換える切換
板21を設けたものであって、前記搬送チェーン側部に
上下揺動する詰り感知部材を設け、この詰り感知部材と
前記搬送チェーンとの間に上記切換板21と連動して搬
送チェーンの搬送面に接近した作用姿勢と上記搬送面か
ら離間した非作用姿勢とに切換わる後部挟持レール50
を設けたので、排藁搬送装置の搬送チェーンの側部に詰
まり検出用の感知部材を設けて広範囲検出を可能にした
にも拘らず、搬送された排藁をカッター22より後方へ
搬出する場合、後部挟持レール50を搬送チェーンに接
近させた状態で排藁挟持搬送を確実に行うことができ
る。また、排藁処置態様を変換する時、後部挟持レール
50は切換板21に連動して排藁を挟持する作用姿勢
と、非作用姿勢とに自動的に切換わり、操作性を向上す
ることができると共に操作ミスを解消することができ
る。
【図1】下扱式脱穀機の縦断面図である。
【図2】要部の平面図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】挟持レールの別の態様を示す平面図である。
18 株元搬送チェーン 21 切換板 22 ディスク型カッター 36 詰り感知器 38 感知スイッチ 39 センサープレート 45 排藁処理感知部 50 後部挟持レール
Claims (1)
- 【請求項1】 脱穀装置の扱口外側にフィードチエン1
3と挟扼レール14とを併設し、扱室2の後部の排稈口
から排出された排藁を、搬送チェーンの搬送面に挟持レ
ールを対設した排藁搬送装置17により搬送し、脱穀装
置の後部にカッターを装着し、その後部に別の排藁処理
装置17を装着するようになし、上記カッターの上面
に、搬送された排藁をカッターに供給する開いた状態と
後方へ搬出すべく閉じた状態とに切換える切換板21を
設けたものであって、前記搬送チェーン側部に上下揺動
する詰り感知部材を設け、この詰り感知部材と前記搬送
チェーンとの間に上記切換板21と連動して搬送チェー
ンの搬送面に接近した作用姿勢と上記搬送面から離間し
た非作用姿勢とに切換わる後部挟持レール50を設けた
ことを特徴とするコンバインにおける排藁搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1926092U JP2562909Y2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | コンバインにおける排藁搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1926092U JP2562909Y2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | コンバインにおける排藁搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568238U JPH0568238U (ja) | 1993-09-17 |
JP2562909Y2 true JP2562909Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=11994472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1926092U Expired - Lifetime JP2562909Y2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | コンバインにおける排藁搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562909Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-29 JP JP1926092U patent/JP2562909Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568238U (ja) | 1993-09-17 |
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