JP2562750B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2562750B2 JP3239013A JP23901391A JP2562750B2 JP 2562750 B2 JP2562750 B2 JP 2562750B2 JP 3239013 A JP3239013 A JP 3239013A JP 23901391 A JP23901391 A JP 23901391A JP 2562750 B2 JP2562750 B2 JP 2562750B2
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章 寺谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置ある
いはプリンタ装置に適用されて好適な用紙搬送装置に関
し、特に複数枚同時に送られるいわゆる重送を防止して
1枚づつ用紙を搬送する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の用紙搬送装置では、搬送
ローラに重送防止部材を当接させ、搬送ローラ、用紙お
よび重送防止部材間に生じる摩擦力の違いによって、用
紙の重送を防止していた。これを図に基づいて説明す
る。図8は従来の用紙搬送装置の側面図である。同図に
おいて、2は硬質ゴムからなる搬送ローラ、3は用紙7
を搬送ローラ2に導く用紙ガイド、4は先端が搬送ロー
ラ2の表面に当接している重送防止部材であるセパレー
タゴムである。
【0003】そして、これら3者間の摩擦係数、すなわ
ち搬送ローラと用紙間の摩擦係数をμ1 、セパレータゴ
ムと用紙間の摩擦係数をμ2、用紙と用紙間の摩擦係数
μ3とすると、μ1>μ2>μ3 の関係となるように各部
材の材質を選択している。これにより、1枚目の用紙を
搬送ローラによって搬送し、2枚目以降の用紙をセパレ
ータゴムによって、搬送を阻止し、用紙を1枚づつ搬送
して重送を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温度あ
るいは湿度等の環境条件が変化すると、当初の設計条件
である摩擦係数が変動して、特にμ3がμ2よりも大きく
なって、重送が発生してしまう。これを解消するには、
μ1とμ2を大きくするようにセパレータゴムと搬送ロー
ラとの材質を選択すればよいが、このようにすると用紙
の取り残し、すなわちピックミスが発生するという相反
する問題があった。また、μ1とμ2を大きくすると、搬
送ローラの駆動モータの負荷も大きくなり、電力の消費
も大きくなってしまうという欠点があった。本発明は上
記した従来の問題点あるいは欠点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、環境条件の変化にも
左右されず、確実に重送を防止できる用紙搬送装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案は、用紙を搬送する搬送ローラと、この搬送
ローラの表面に当接して2枚目以降の用紙の搬送を阻止
する重送防止部材とからなる用紙搬送装置であって、前
記重送防止部材の搬送ローラの表面への当接位置から用
紙の反搬送方向に配設され電圧を加えることにより厚み
方向に撓み振動を行う圧電素子が固着された振動板を搬
送ローラ側と重送防止部材側とに一対対向配置し、重送
防止部材側の振動板の表面に圧電素子の撓み振動にとも
なって2枚目の用紙に当接してこの2枚目の用紙を反搬
送方向に移動させる突起を設けると共に、搬送ローラ側
の振動板の表面に圧電素子の撓み振動にともなって1枚
目の用紙に当接してこの1枚目の用紙を搬送方向に移動
させる突起を設けたものである。
【0006】
【作用】本発明においては、搬送ローラ側と重送防止部
材側とに設けた振動板の突起がそれぞれ2枚目の用紙を
反搬送方向に、また1枚目の用紙を搬送方向に移動させ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る用紙搬送装置の側面図、図2
は同じく平面図、図3は同じく要部側面図、図4は本発
明に係る振動板の全体斜視図、図5は同じく振動板の動
作を示す側面図、図6は本発明に係る用紙搬送装置の動
作を示す要部側面図である。これらの図において、従来
技術と同一の構成については、同一の符号を付してお
り、詳細な説明は省略する。本発明の特徴とするところ
は、側面視においてセパレータゴム4が搬送ローラ2と
当接する位置に近接して互いに対向するように、セパレ
ータゴム4側と搬送ローラ2側に振動板5、6が配設さ
れている点にある。これら振動板5、6は平面視におい
て、搬送ローラ2の両側に一対づつそれぞれ配設されて
いる。
【0008】これら振動板5、6は、図3に詳細を示す
ように金属性の振動子51とこの振動子51の背面に貼
着された圧電セラミックス53とからなる。振動子5
1、61には突起52、62がそれぞれ設けられてお
り、振動板5、6は、これら突起52と62とがセパレ
ータゴム4が搬送ローラ2に当接する位置Aから反搬送
方向にずれて位置するように配設されている。
【0009】圧電セラミックス53、63は、図4に示
すように厚み方向に分極処理が施されている。すなわ
ち、圧電セラミックス53、63の表面に電気的接続配
線8の一端が、また金属振動子51、61の表面に電気
的接続配線8の他端がそれぞれ接続され、これら電気的
接続配線8は交流電源9によって印加されている。そし
て、これら圧電セラミックス53、63は、交流電源9
によって印可されると厚み方向に撓み振動を行い、圧電
セラミックス53、63が貼着された振動子51、61
も図5に示すように撓み振動を行う。これら振動子5
1、61の撓み振動は、それぞれ両端部B、Cおよび
D、Eの2個所に節点を有している。
【0010】そして、セパレータゴム4側に配設した振
動子51の突起52は節点Bよりもα内側に位置してお
り、振動子51の中央部が図中下方側に撓む動作にとも
なって反時計方向に回動するように動作する。また、搬
送ローラ2側に配設された振動子61の突起62は節点
Dよりもβ外側に位置して突出形成されており、振動子
61の中央部が図中下方側に撓む動作にともなって反時
計方向に回動するように動作する。そして、両振動子5
1、61の厚み方向の間隔は、振動子51が下方に撓
み、一方振動子61が上方に撓み、それぞれの突起52
と62とが接近したときに、それぞれの突起52、62
の頂角52Aと頂角62Aとの間隔が用紙70の1枚分
の厚みとほぼ同一となるように、配設されている。
【0011】このように配設された両振動子51、61
は、交流電源が印加されると図5に示すように上下に撓
み振動を行う。このとき、搬送ローラ2によって、用紙
7が積層状態で搬送されると、搬送ローラ2側の振動子
61の中央部が図中下方側に撓む動作にともない、突起
62は反時計方向に回動するので、突起62の頂角62
Aは1枚目の用紙71に当接して、用紙71を搬送方向
に移動させる。一方、セパレータ4側の振動子51の中
央部が図中下方側に撓む動作にともない、突起51は反
時計方向に回動する。このとき、突起51の頂角52A
は、突起61の頂角61Aと用紙7の1枚分の厚みだけ
離間しているので、頂角61Aは積層状態で搬送された
用紙7の2枚目の用紙72に当接して、用紙72を反搬
送方向に移動させる。
【0012】これら両振動子51、61の突起52、6
2は、セパレータゴム4が搬送ローラ2に当接する位置
Aよりも反搬送方向に位置しているので、これら両突起
52、62の回動動作によってセパレータゴム4に搬送
されるのは、1枚目の用紙71のみとなって、セパレー
タゴム4に用紙7が到達する前に用紙の重走防止がなさ
れる。この重走防止は、温度あるいは湿度の外部環境の
変化に左右されずに行われるので、重走防止部材の材質
の選定および搬送ローラへの接触圧を厳しくすることも
ない。
【0013】ここで、仮に振動子51の撓み動作と突起
52の2枚目の用紙72への当接動作がずれて、2枚目
の用紙72が突起52を通過しても、3枚目の用紙73
が突起52に当接して、反搬送方向に移動させられるの
で、セパレータゴム4では2枚目の用紙72のみの重走
を防止すればよく、従来のように用紙が積層状態でセパ
レータゴム4に搬送され、環境条件の変化により用紙間
の摩擦力がセパレータと用紙間の摩擦力よりも大きくな
り、用紙が重走を起こすということはなくなる。
【0014】図7は、振動子の突起の位置の他の実施例
を示す概念図である。同図(a)において、上記した第
1の実施例の突起52の代わりに、節点Cの外側に位置
した突起521を設けることによって、突起52と同一
の作用を得ることができる。また、上記した第1の実施
例では、用紙の搬送方向が図中右から左の場合を説明し
たが、用紙の搬送方向が図中左から右となった場合に
は、突起の位置を522あるいは523の位置に配設す
ればよい。同様に同図(b)において、上記した第1の
実施例の突起62の代わりに、節点Eの内側に位置した
突起621を設けることによって、突起62と同一の作
用を得ることができる。また、用紙の搬送方向を図中左
から右となった場合には、突起の位置を622あるいは
623の位置に配設すればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
電素子を有する一対の振動板により、用紙の重走を防止
したので、重走防止を環境変化に左右されずに確実に行
うことができると共に、重走防止部材の材質の選定およ
び搬送ローラへの接触圧を厳しくすることもなく、この
ため設計に自由度が増すと共に組み立て時の調整時間を
大幅に短縮することができる。また、振動板を振動させ
るのに、圧電素子を用いるという極めて簡単な構造によ
って行ったので、安価で軽量な重走防止装置を提供でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙搬送装置の側面図である。
【図2】本発明に係る用紙搬送装置の平面図である。
【図3】本発明に係る用紙搬送装置の要部側面図であ
る。
【図4】本発明に係る用紙搬送装置の振動板の全体斜視
図である。
【図5】本発明に係る用紙搬送装置の振動板の動作を示
す側面図である。
【図6】本発明に係る用紙搬送装置の動作を示す要部側
面図である。
【図7】本発明に係る用紙搬送装置の振動板の突起位置
の別の実施例を示す概念図である。
【図8】従来の用紙搬送装置の側面図である。
【符号の説明】
2 搬送ローラ 4 セパレータゴム 5 振動板 6 振動板 52 突起 53 圧電セラミックス 62 突起 63 圧電セラミックス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する搬送ローラと、この搬送
    ローラの表面に当接して2枚目以降の用紙の搬送を阻止
    する重送防止部材とからなる用紙搬送装置において、前
    記重送防止部材の搬送ローラの表面への当接位置から用
    紙の反搬送方向に配設され電圧を加えることにより厚み
    方向に撓み振動を行う圧電素子が固着された振動板を搬
    送ローラ側と重送防止部材側とに一対対向配置し、重送
    防止部材側の振動板の表面に圧電素子の撓み振動にとも
    なって2枚目の用紙に当接してこの2枚目の用紙を反搬
    送方向に移動させる突起を設けると共に、搬送ローラ側
    の振動板の表面に圧電素子の撓み振動にともなって1枚
    目の用紙に当接してこの1枚目の用紙を搬送方向に移動
    させる突起を設けたことを特徴とする用紙搬送装置。
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