JP2562566B2 - 可倒式視線誘導標識柱 - Google Patents
可倒式視線誘導標識柱Info
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Description
ン、車線変更線、分離帯などに利用される可倒式視線誘
導標識柱に関している。
のポールをもつ可倒式視線誘導標識柱は高速道路から一
般道路にわたって広く利用されており、今後もその需要
は拡大の一途にある。これは、視認性がたかく、ポール
が柔軟性のたかいことから、運転者などの安全性が確保
されること、取り付けあるいは施工が簡単なことなどに
大きく起因している。ポールは必要とする色調の顔料を
混入した汎用ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを押
出成形することによってつくられている。この標識柱に
は、さらに、夜間走行中の車両のドライバーや通行者の
視認性をたかめるために、反射標識体がポールの長手方
向に断続して設けられている。反射標識体は、たとえば
車両などの夜間照明ライトで照射されたときに反射す
る、蛍光塗料をポールの周面に帯状に直接に塗布するこ
とによって、あるいは、テープのかたちに裁断された再
帰反射性シートをポールの表面に巻き付けかつ接着する
ことによって形成されている。
倒式視線誘導標識柱のポールは、視認性が塵埃の付着に
よる汚れでもって早期に低下するため、汚れの除去をつ
ねに必須としている。清掃は、人が汚れを拭き取ること
によってなされるが、自走式の専用洗浄機も開発され実
用化されている。しかし、反射標識体は蛍光塗料や再帰
反射性シートからなっているため、洗浄機を使用したと
きに、高速回転するブラシによって簡単に傷ついたり、
はく離したり、割れたりする。とくに標識柱が寒冷地に
設置されると、反射標識体自体がはく離しやすくなるた
め、洗浄による破損が著しくなる。
設けたへこみ内に配置して、反射標識体をポールの周面
と一致させて、洗浄に際して、反射標識体のはく離を防
止するようにした可倒式視線誘導標識柱や、反射標識体
の上から透明フィルムあるいはシートを貼り付けて、反
射標識体を保護するようにした標識柱もあるが、いずれ
も若干の延命効果のみに止まっているのが現状である。
さらに、反射標識体のみを覆うように、一端が閉塞され
た筒状の形態をもつ透明カバーをポールの上部からかぶ
せるとともに、カバーをポールの頂部にねじ止めした可
倒式視線誘導標識柱が特開平6−248618号公報に
おいて提供されているが、カバーが破損したときに、こ
れの交換を容易におこなえるようにさせなければなら
ず、そうさせると、ポールが車両などに接触したり、踏
みつけられたりしたときに、カバーが簡単に外れるた
め、道路に設置された多数の標識柱におけるカバーの装
着状態をたえずチェックしなければならない。さらにま
た、両端が開放された筒の形態をもつ透明カバーをポー
ル全体にはめ、カバーの上部とポールとのあいだにシー
ルを配置しかつカバーの下部を台座にはめ込んで、反射
標識体を密閉するとともに、カバーが標識柱から外れに
くくさせた可倒式視線誘導標識柱も、実開平4−491
7号公報において提供されているが、ポールが車両など
との接触によって屈曲したときに、カバーとポールとの
あいだの密閉空間にある空気を抜く必要があるため、塵
埃や泥水などが空気抜き機構あるいは呼吸機構からポー
ルとカバーとのあいだにはいり込み、汚れをかえって取
り除きにくいものとさせている。
れを洗浄するときに、反射標識体にはく離、割れ、傷痕
跡などを発生しない、耐久性にすぐれた可倒式視線誘導
標識柱を提供することにある。
に、本発明の可倒式視線誘導標識柱は車両が接触したと
きに曲がる中空のポールをもつが、ポールは壁を顔料を
混入された汎用ポリウレタン系熱可塑性エラストマーか
らなる内層と内層表面の一部の領域に配置された反射標
識体とタイプが内層と異なるポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマーからなりかつ内層表面の残余の領域に密着す
る外層とによって構成されている。
らなり、可視光線にたいして透明あるいは半透明である
ため、運転者などが外層をとおして、内層の色調および
反射標識体の視認をおこなえる。反射標識体が内層と外
層とのあいだに密封されているため、この可倒式視線誘
導標識柱が寒冷地に設置され、車両などがポールに接触
したり、ポールを踏みつけたりしても、反射標識体には
く離、割れ、傷痕跡などを生じないばかりか、ポールを
専用洗浄機によって洗浄しても、ブラシが外層の外表面
のみにあたり、反射標識体にはく離、割れ、傷痕跡など
を発生しない。しかも、内層と外層とが熱可塑性エラス
トマーからなりかつ一体に成形されているため、車両な
どが接触したときにも、ポールがスムーズに曲る。
系熱可塑性エラストマー、外層に内層と異なるタイプの
ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを採用することが
できる。このようなポールは、反射標識体にはく離、割
れ、傷痕跡などを発生しないばかりか、内層と外層との
光学的性質が異なるため、外層表面においてポールにあ
たる紫外線を反射し、外層によって紫外線を吸収し、外
層と内層との境界面において紫外線を反射するなどし
て、内層自体の黄変や内層に混入されている顔料の変色
や褪色がきわめてすくなくなり、顔料に淡色系の色調を
もつものを使用しても、長期間にわたってポールの色調
を変化させない。
以下に、添付図面を参照して説明する。
などが接触したときに曲がるポールを具備している。ポ
ールは中空体からなり、ほぼ皿形の形態や道路ブロック
の形態をもつ台座に着脱可能に取り付けることによっ
て、あるいは、ポールをこれらの台座と一体に形成する
ことによって、可倒式視線誘導標識柱を構成させられて
いる。車道のセンターライン、車線変更線、分離帯など
はこの可倒式視線誘導標識柱を道路に間隔をおきかつ列
を形成して配置することによって構築される。
って、台座は20でもって示されている。ポール10
は、たとえば、外径が40〜120mmからなる、両端
が開放された中空パイプの形態をもつものからなってい
る。ポール10における上端に位置する開口にはキャッ
プ11がはめられかつポール10に接合されている。さ
らにポール10の表面には帯状の反射標識体12がポー
ル10の長手方向にそって間隔をおいて設けられてい
る。また、台座20は、ほぼ逆向きに伏せた皿形の形態
をもつ本体21を備えている。本体21は、中央にサポ
ート22を、底に座部材23を、そして、サポート22
の内部に位置する部分にボルト24を組み込まれてい
る。サポート22は両端を開放された中空パイプの形態
をもつもので、下端を本体21にはめ込まれている。本
体21におけるサポート22およびポール10の内外に
位置する部分はポール10およびサポート22における
本体21にはまり込んでいる部分に円周方向にそって設
けられた複数の孔10A,22Aをとおってつながり、
本体21をポール10およびサポート22と一体化させ
ている。ボルト24はねじのある部分を座部材23を貫
通して本体21の下面から突出させて、本体21に埋め
込まれている。なおキャッツアイ25が本体21におけ
るサポート22のまわり成形された座にはめ込まれてい
る。
ル10を形成する壁は、図2によく示されているよう
に、前述の反射標識体12と、この反射標識体12の層
をサンドイッチするように配置された内外層13,14
との三層によって構成されている。内層13および外層
14はいずれもポリウレタン系熱可塑性エラストマーか
らなっている。成形は共押出成形法でもってなされる。
共押出成形法は、押出機を複数もちいて樹脂をひとつの
ダイにて合流させて、複数の材料を組み合わせた成形品
をつくる方法で、ポール10はたとえばポリウレタン系
熱可塑性エラストマーに顔料を加えてカラーペレットを
つくり、このペレットによって内層13となるパイプを
押出成形したあと、共押出用押出機と被覆ダイとをもち
いて内層パイプ13の上に外層14を被覆成形すること
によってつくられる。
もので、外層14を形成するパイプを成形するまえに、
内層13を形成するパイプの表面に直接に蛍光塗料を帯
状に塗布することによって、あるいは、内層13を形成
するパイプの周面にテープのかたちに裁断された再帰反
射性シート12を巻き付けるとともに貼り付けることに
よって形成される。
性エラストマーを成形することによってつくられてい
る。成形は、サポート22、座部材23およびボルト2
4といっしょにポール10を台座成形型にセットし、注
型の熱硬化性ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを台
座成形型の注入口から注ぎ、台座成形型といっしょにオ
ーブンにいれて加熱キュアをおこないことによってなさ
れている。
ボルト24のねじに対応するねじ孔をもつ埋設脚とよば
れる部材を道路に列を形成させて埋設し、これらの埋設
脚に台座20をねじ込み、ポール10を各々の台座20
にあるサポート22に挿入することによって車道のセン
ターライン、車線変更線、道路分離帯などを形成させら
れる。
標識柱が寒冷地に設置されても、外層14が反射標識体
12を覆って、反射標識体12をまったく外部に露出さ
せていないため、反射標識体12にはく離や割れなどを
発生しない。ポール10の汚れの除去は、ポール10を
台座20に装着したままあるいは台座20から抜き出
し、人が直接ポール10を拭くことによって、あるいは
専用機によってなされるが、専用機をもちい給水しつつ
回転ブラシによってポール10を洗浄しても、ブラシが
外層14のみに接触し、反射標識体12をまったく損傷
させない。ポール10の直径が80mm、厚みが2.5
mmの場合、外層14の厚みは0.1mm以上に、好ま
しくは0.5mmにさせる。反射標識体12は、再帰反
射性シートの場合に、ポール10の成形上の観点から、
厚みが1.0mm以下に、好ましくは厚みを0.5ミリ
にさせる。そして、自動車などがポール10に接触して
も、内外層13,14がポリウレタン系熱可塑性エラス
トマーからなり、反射標識体12を介在してあるいは直
接に密着しているため、ポール10がスムーズに折れ曲
がって車体および乗員にたいする衝撃を確実に吸収ある
いは減衰し、荷重がのぞかれると、ポール10がただち
に起立する。
て、ポール10の壁を構成している外層14は内層13
と異なるタイプのポリウレタン系熱可塑性エラストマー
からなっている。内層13は汎用のポリウレタン系熱可
塑性エラストマーからなっている。内層13は、たとえ
ば、ポリエステルポリオールやポリテトラメチレングリ
コールにMDIのような汎用ポリジイソシアネートを反
応させたポリウレタン系熱可塑性エラストマーからなっ
ている。が、外層14は、たとえば、ポリエステルポリ
オールやポリテトラメチレングリコールに脂肪族ジイソ
シアネートあるいは脂環式ジイソシアネートを重合させ
た無黄変ポリウレタン系熱可塑性エラストマーからなっ
ている。脂肪族ジイソシアネートはたとえばヘキサメチ
レンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネートは水素
添加ジフェミルメタンジイソシアネートである。ジイソ
シアネートが水素添加ジフェミルメタンジイソシアネー
トからなるポリウレタン系熱可塑性エラストマーはつぎ
に述べる内層13の変色や褪色などにたいしてより好ま
しい結果を得られる。
視線誘導標識柱では、外層14が無黄変ポリウレタン系
エラストマーからなっているため、外層自体が変色しな
いばかりか、ポール10の壁を構成する内層13と外層
14とがタイプの異なるポリウレタン系熱可塑性エラス
トマーからなっていて、内層13と外層14との紫外線
にたいする光学的性質が異なるため、外層14の表面が
紫外線を反射し、内層13と外層14との境界面が紫外
線を反射し、外層13が紫外線を吸収するなどして、内
層13を構成しているポリウレタン系熱可塑性エラスト
マーを黄変させたり、内層13に混入された顔料を褪色
させたり、あるいは、これらの双方を発生させない。こ
のため、ポール10がブルーやイエローなどの淡色系の
色調を付与されても、いいかえれば、内層13に混入さ
れる顔料に淡色のものを採用しても、ポール10が長期
間にわたって初期の色調を維持することができる。この
ような紫外線カットの効果は、内外層13,14が前述
のポリウレタン系熱可塑性エラストマーからなり、ポー
ル10の直径が40〜120mmであるときに、内層1
3の厚みを1.5〜3.5mm、外層14の厚みを内層
13の厚みの50%以下にさせることによって得られ
る。が、経済性を考慮して、外層14の厚みを内層13
の厚みの5〜20%にさせてもよい。
台座20の本体21がポリプロピレングリコールにトル
エンジイソシアネートを重付加させ、これに架橋剤とし
て当モルの3・3’ジクロロ−4・4’ジアミノフェニ
ルメタンを加温混合し、サポート22となるパイプおよ
びボルト24をセットした台座成形型に注入しかつ硬化
させることによってなされているが、成形された台座本
体21の外表面にはフッ素系樹脂コーティングからなる
保護層26が形成され、台座本体21を構成しているア
ミンキュアタイプの熱硬化性ポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマーが紫外線にたいして変色しないようにさせて
いる。保護層26の厚みは50〜100μである。
具体的な製造方法および試験結果はつぎのとおりであ
る。
リウレタン系熱可塑性エラストマーは大日本インキ化学
工業株式会社のパンデックスT−1697ブルー(商品
名)である。これはポリオールがラクトン系ポリエステ
ルポリオール、イソシアネートがメチレンジイソシアネ
ートからなり、ブルーの顔料を混入された汎用ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマーである。外層14を形成す
るためのポリウレタン系可塑性エラストマーは米国のサ
ーメディクス社( Thermedics Incorporation )のテコフ
レックスCG−60D−V(商品名)である。これはポ
リオールがポリテトラグリコールを、ジイソシアネート
が水添MDIを主成分とするポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマーである。
塑性エラストマーによって内層13と外層14とを同時
に押出成形することでもってつくられる。成形は、各々
のポリウレタン系熱可塑性エラストマーのプレポリマー
と架橋剤とを混合し、共押出用押出機と多層サーキュラ
プダイとをもちいて、内層13を内側にかつ外層14を
外側に位置させて、内外層13,14を同時に押出成形
することによってなされる。成形されたポール10の表
面にはテープの形態をもつ再帰反射シート12が巻き付
けられかつ貼り付けられる。
ポリウレタン系熱硬化性エラストマーは大日本インキ化
学工業株式会社のパンデックスP−814(商品名)と
米国のデュポン社( E.I. du Pont de Numours & Co. )
のMOCA(商品名)とを混合しかつ重合させた注型の
ものである。パンデックスP−814はNCO等量が8
00のプレポリマー、MOCAは3・3’ジクロロ−4
・4’ジアミノフェニルメタンからなる架橋剤である。
成形は、パンデックスP−814を700gとMOCA
を100gとを加熱混合し、3分間のかく拌をおこなっ
たあと、サポート22およびボルト24を挿入された台
座成形型に注入口から注ぎ、台座成形型といっしょにオ
ーブンにいれ、温度110゜Cでもって5時間の加熱キ
ュアをおこない、オーブンから取り出して、サポート2
2およびボルト24とともに成形物を台座成形型からは
ずすことによってつくられる。そして、台座20の外表
面には、フッ素系樹脂のコーティング材として旭硝子株
式会社のフロロトップ(商品名)を刷毛でもって50〜
70μの厚みに塗布しかつ風乾させて、保護層26が形
成される。
ポール10に取り付け、ポール10をサポート22に挿
入し、台座20にキャッツアイ25をはめ込むことによ
って組み立てられる。
厚みが2.5mm、外層14の厚みが0.5mmであ
る。色調はブルーである。ポール10の力学的性質はつ
ぎのとおりである。測定は日本工業規格(JIS K7
311)にもとづいてなされている。ショア硬さは85
±5、伸びは400%、引っ張り強さは300kgf/
cm2 、引裂強さは80kgf/cmである。屈曲試験
(デマーチャ)における亀裂発生回数は1.0×106
以上である。これにたいして、従来の可倒式視線誘導標
識柱におけるポールの力学的性質は、たとえば、ショア
硬さが85±5、伸びが500%、引っ張り強さが35
0kgf/cm2 、引裂強さが85kgf/cm、屈曲
試験(デマーチャ)における亀裂発生回数が1.0×1
06 以上である。本発明による可倒式視線誘導標識柱の
ポールは従来の可倒式視線誘導標識柱に匹敵する力学的
性質を具備している。
したものを10本づつ合計で30本を用意し、10本ず
つのグループを30日、100日および300日のあい
だ気温−5〜−10゜Cの屋外に設置して、これらの期
間を経過するごとに各々のグループのポールの状態を観
察することによってなされている。評価は、はく離およ
び割れなどが遠めではわからなくても、近くで確認をお
こなえるものが10〜20%になったときに「少し発
生」とし、遠くから確認をおこなえるものが10〜20
%になったときに「発生あり」とし、そして、遠くから
わかるものが30%以上になったときに「多発」として
いる。本発明による可倒式視線誘導標識柱の試験結果は
つぎのとおりである。
らなる再帰反射体をポールに直接に貼り付けた従来の可
倒式視線誘導標識柱を30本を用意し、本発明による可
倒式視線誘導標識柱といっしょに試験し、同様にして評
価したところ、各々のグループの標識柱の耐久性はつぎ
のようになっている。
の形態をもつ透明合成樹脂フィルムあるいはシートを貼
り付けた従来の可倒式視線誘導標識柱を30本を用意
し、本発明による可倒式視線誘導標識柱といっしょに試
験し、同様にして評価したところ、つぎのような結果も
得られている。
がすぐれた耐久性をもつことはあきらかである。
におけるポール10の紫外線にたいする褪色、色調の変
化の試験結果はつぎのようになっている。試験は、サン
シャインウェザーメータを使用し、紫外線をポールに1
000時間まで連続照射し、20時間、50時間、10
0時間、300時間、500時間および1000時間ご
とにポールの色調を観察することによっておこなわれて
いる。使用したサンシャインウェザーメータは岩崎電気
株式会社のSUV−W1(商品名)である。照射経過時
間とポールの色調変化との関係はつぎのとおりである。
標識柱の内層13を構成するポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマーである大日本インキ化学工業株式会社のパン
デックスT−1697ブルー(商品名)のみからなって
いるポールをつくって、本発明による可倒式視線誘導標
識柱のポールとおなじ条件でもってサンシャインウェザ
ーメータによって耐候性を測定したところ、紫外線照射
が20時間をこえると変色あるいは褪色を生じている。
結果はつぎのとおりである。
来の可倒式視線誘導標識柱の耐候性が300時間である
ことを比較すると、本発明による可倒式視線誘導標識柱
が充分な耐候性を備えていることあきらかであろう。
自動車などに接触したときに、ポールがスムーズに曲る
ばかりか、寒冷地に設置しても、汚れの洗浄をおこなっ
ても、反射標識体にはく離、割れ、傷痕跡などが発生し
ない、耐久性にすぐれた可倒式視線誘導標識柱を得るこ
とができる。
す一部を破断された正面図である。
分をポールの長手方向にそって断面した拡大断面図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両が接触したときに曲がる中空のポー
ルをもつ可倒式視線誘導標識柱において、ポールが壁を
顔料を混入されたポリウレタン系熱可塑性エラストマー
からなる内層と内層表面の一部の領域に配置された反射
標識体とポリウレタン系熱可塑性エラストマーからなり
かつ内層表面の残余の領域に密着する外層とによって構
成されていること、を特徴とする可倒式視線誘導標識
柱。 - 【請求項2】 内層が汎用ポリウレタン系熱可塑性エラ
ストマー、外層が内層と異なるタイプのポリウレタン系
熱可塑性エラストマーからなる請求項1に記載の可倒式
視線誘導標識柱。
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