JP2562296Y2 - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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JP2562296Y2 JP2849992U JP2849992U JP2562296Y2 JP 2562296 Y2 JP2562296 Y2 JP 2562296Y2 JP 2849992 U JP2849992 U JP 2849992U JP 2849992 U JP2849992 U JP 2849992U JP 2562296 Y2 JP2562296 Y2 JP 2562296Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はすて水排水機能を具備
する吐水装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吐水装置の中には、吐水口として
シャワー吐水口を具備し、このシャワー吐水口から吐水
を開始する際において、給湯路や混合水路内で冷えた低
温水を浴びるのを避けるために、その低温水を排水せし
めるすて水機能を具備したものがある。上記した吐水装
置は、図5にて示すように、複数種類のシャワー吐水口
100a〜100eを備えている。そして、給水路10
1と給湯路102とから供給される水と湯を混合栓10
3により混合し、この混合水を流量調節弁により流量の
調節を行なった後、混合水路105を通過させ、開閉弁
110a〜110eを介して各シャワー吐水口100a
〜100eから吐水するように構成してある。上記した
給湯路102及び混合水路105にはすて水用排水弁1
06,107が各々設けてあり、このすて水用排水弁1
06,107と上記した各開閉弁110a〜110eと
を制御部111と電気的に連絡することによりそれらの
動作制御を行ない、また、操作パネル112からの操作
により上記開閉弁110a〜110eを開弁させて各シ
ャワー吐水口100a〜100eから吐水を行なうよう
に構成してある。上記したすて水用排水弁106,10
7は、時間の経過に伴って給湯路102及び混合水路1
05内において温度低下した低温水を排水して給湯機
(図示せず)から新たに供給される湯と入れ換えるもの
であり、これにより、シャワー吐水を開始した際に低温
水が吐水されるのを防止する。具体的には、電源の投入
と共に制御部111と電的に連絡する温度センサ10
8,109により給湯路102及び混合水路105内の
湯温を検出し、シャワー吐水を開始する際に上記した温
度センサ108,109により検出した湯温が所定以下
の値であった場合に、制御部111が上記すて水用排水
弁106,107を開弁し、給湯路102、混合水路1
05内の低温水を排水しながら給湯機(図示せず)から
新たに供給される湯と入れ換える。そして、上記したす
て水は給湯路102、混合水路105内の湯温が所定以
上になるまで続けられ、このすて水が全て終了してから
目的の開閉弁110a〜110eが開弁し、シャワー吐
水口100a〜100eから適温による吐水が開始され
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに構成される吐水装置においては、給湯路102と混
合水路105内の湯が所定以上になっていなければ吐水
を開始することができないことになる。例えば、最初に
吐水装置の電源を入れてシャワーの使用を開始する時な
どには、給湯路102、混合水路105内の湯は冷えて
いるので、給湯機に点火して沸き上げた後に上記したす
て水排水を必ず行なうことになる。そして、給湯機が沸
き上がってすて水排水が終了するまでには数秒から数十
秒の時間がかかるので、使用者はこの間待っている必要
があった。従って、水によるシャワー吐水を行ないたい
場合にも、給湯機が沸き上がるまですて水を行い、その
間待っていなければならない不合理があり、このような
場合においては上記したすて水機能が逆に不便でもあっ
た。本考案は、上記したようなすて水機能付きの吐水装
置に対して、電源投入後にすて水を行なうことなく水に
よる吐水を行なうことのできる機能を支障なく具備せし
めることにより、すて水排水機能付き吐水装置の不合理
を解消することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
為に本考案は、吐水口へ連絡する給湯配管の途中に、吐
水用開閉弁と、排水用開閉弁とを設け、上記給湯配管内
の湯温が所定温度以下の場合、吐水用排水弁を閉じつつ
排水用開閉弁を開いて、上記給湯配管内の湯水を排水せ
しめる排水制御を実行する吐水装置において、前記給湯
配管に備えられ、湯と水とを混合した後、吐水口へ混合
水を供給する混合比率調節手段と、吐水許容スイッチ
と、前記給湯配管内の湯温が所定温度以下の状況にて上
記吐水許容スイッチが操作された場合、前記排水制御を
実行することなく排水弁を閉じ、且つ、吐水用開閉弁を
開弁せしめる制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。また、上記した吐水装置は、所定温度以下の低
温水が吐水される旨を報知する報知手段を設けると共
に、前記制御手段は、前記給湯配管内の湯温が所定温度
以下の状況にて、前記吐水許容スイッチが操作された場
合、前記報知手段を作動させ、所定時間経過後に、前記
吐水用開閉弁を開弁せしめるように構成するとよい。
【0005】
【作用】以上の手段によれば、給湯配管には吐水用開閉
弁と排水用開閉弁とが設けられ、使用時において上記給
湯配管内の湯の温度が所定以下である場合に、上記吐水
用開閉弁が閉じられると共に、排水用開閉弁が開弁し、
給湯路内の低温水を排水して新たに供給される湯と入れ
換えが行われる。上記した排水制御によって給湯路内の
給湯温度が所定以上に保たれ、以後に行なわれる吐水で
は、吐水用開閉弁の開弁と同時に適温の湯が吐水口から
吐水される。前記給湯配管内の湯温が所定温度以下であ
る状況において、吐水許容スイッチが操作された場合、
制御手段は、排水弁を閉じて上記排水制御を中止し、同
時に、吐水用開閉弁を開弁して低温水の吐水を許容す
る。また、請求項2記載の吐水装置のように、報知手段
を設けたものにおいては、前記したように、給湯配管内
の湯温が所定温度以下の状況にて、吐水許容スイッチが
操作された場合において、報知手段を作動させて使用者
に対して低温水の吐水が行われることを知らせ、その
後、所定時間経過してから吐水用開閉弁を開弁して低温
水の吐水を行なうようになる。
【0006】
【考案の効果】本発明は以上説明したように、給湯配管
内の低温水の排水機能を具備する吐水装置において、上
記給湯配管内の湯温が所定温度以下の状況にて吐水許容
スイッチが操作された場合、上記給湯配管内の排水を実
行することなく排水弁を閉じ、吐水用開閉弁を開弁せし
める制御手段を設けたものであるから、低温水を吐水し
たい場合において、吐水許容スイッチを操作することに
より、従来の吐水装置のように長い時間待つこともな
く、即座に吐水するこができるようになる。従って、低
温水の吐水を行なう際において、給湯機を沸かして排水
制御を行なわなければならない従来の吐水装置の不合理
を解消し、温水吐水時の使い勝手と、低温水吐水時にお
ける使い勝手とを両立することが出来る。また、請求項
2記載の吐水装置のように、報知手段を設けたものにお
いては、吐水許容スイッチが操作された場合において、
低温水の吐水が開始される前に、報知手段の作動により
使用者がその旨を確認することができるので、不意に低
温水を浴びてしまうような不具合を回避することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明
する。図1にて示す吐水装置は、吐水口として複数のシ
ャワー吐水口11〜16を具備するものであり、ユニッ
トバスルームの周壁の一部にはめ込む形で設置する本体
パネルaの所要箇所に、上記シャワー吐水口11〜16
を設けて構成してある。
【0008】本体パネルaは合成樹脂製パネルを用いて
縦長状に形成し、同本体パネルaの上端部において斜め
下方を向けて形成した吐出部a1には、打たせシャワー
11、スプレーシャワー12、ミクロシャワー13の3
個のシャワー吐水口を集合させることにより構成したオ
ーバーヘッドシャワー10を取り付けてある。また、本
体パネルaの中央部にはボディシャワー15とスライド
バー14aに沿って支持位置をスライド調節できるよう
に構成したハンドシャワー14を設け、さらに、本体パ
ネル1の下部に沿って設けたカウンターbの立上り面に
はカラン16を設けてある。
【0009】図2は上記した吐水装置の配管系路を示
し、給水管1と給湯管2から供給される湯と水を手動式
混合栓3を介して所定温度の混合水に混合する。混合栓
3により混合された混合水は手動式流量調節弁4により
流量を調節した後、混合水路21,22を介して各シャ
ワー吐水口11〜15とカラン16に供給する。開閉弁
31〜36は各シャワー吐水口11〜15とカラン16
に対応して設けた電磁弁であり、これらの開閉弁31〜
36の作動をマイコンによって構成した制御部40によ
り制御している。また、本体パネル1の中央部に設けた
操作パネル18及びカラン16に設けた操作パネル17
とは上記した制御部40と電気的に連絡しており、上記
操作パネル17,18からの操作により各電磁弁31〜
36を開閉することで所望のシャワー吐水口11〜15
およびカラン16から吐水するように構成してある。
【0010】上記した吐水装置は、給湯2及び混合水路
22にすて水用排水弁5及び6が各々設けてある。すて
水用排水弁5、6は前記した制御部40により作動制御
される電磁弁であり、給湯路2に設けられるすて水用排
水弁5は同給湯路2に設けられる逆止弁2aの一次側に
接続し、排水管51を介してカウンターbの立上り面に
取り付けた排水口52に連絡してある。混合水路22に
設けたすて水用排水弁6は混合水路22の上流端に設
け、排水管61を介して前記した排水口52に連絡して
ある。また、給湯路2における排水弁5の接続部の直前
には同給湯路2内の湯の温度を検出する温度センサ7を
設け、前記した制御部40に対して電気的に連絡してあ
る。
【0011】尚、上記した給湯路2には逆止弁2aと共
にストレーナ2b及び止水栓1cが設けてある。同様
に、給水路1にも逆止弁1a、ストレーナ2b、止水栓
1cが設けてある。給湯路2に設けるすて水用排水弁5
は、給湯路2内の給湯が時間経過に伴って所定温度以下
に低下した場合に開弁し、給湯路2内の低温湯をすて水
排水するものである。具体的には、電源投入後に給湯路
2の温度センサ7から検出される湯温が所定以下である
場合に制御部40からの信号により開弁する。そして、
すて水用排水弁5が開弁すると、給湯源(図示せず)か
らすて水用排水弁5の接続部までの区間の低温水が漸次
排水され、給湯源から新たに供給される高温の給湯と入
れ換えられる。このようにして行なわれるすて水は、給
湯路2に設けた温度センサ7により検出される湯温が所
定以上になるまで続けた後、すて水用排水弁5を閉弁さ
せて停止させる。
【0012】制御部40は、上記したように給湯路2内
のすて水排水が終了したのに続いて混合水路22のすて
水用排水弁6を開弁させ、混合水路22内の低温水を排
水しながら混合栓3により混合される新たな混合水と入
れ換える。上記した混合水路22内のすて水排水は所定
時間続けられた後、すて水排水弁6を閉弁により停止す
る。尚、混合水路22は前記給湯路2と比較すると短い
管路であるから、すて水排水を予め設定した時間実行す
ることで混合水の入れ換えを確実に行なうことができ
る。
【0013】以上のように給湯路2及び混合水路22の
すて水排水が終了すると吐水の準備が完了し、以後、操
作パネル18,17からの操作によりシャワー吐水口1
1〜15及びカラン16からの吐水が可能となり、吐水
開始と同時に設定温度の湯を得ることができる。尚、上
記したようにして行なわれるすて水排水は、給湯路2の
湯温が所定以上になるまで続けられるようになっている
ため、例えば給湯機の故障や給湯機電源の投入忘れ等の
原因により給湯路2内から供給される給湯の温度が上昇
しない場合などは、上記した給湯路2に設けたすて水用
排水弁5からいつまでもすて水排水が行なわれることに
なる。よって、上記した吐水装置にあっては、すて水排
水を開始してから所定時間、例えば3分経過した時点で
給湯路2内の湯温が所定以上にまで上昇しない場合、こ
の時点で異常が発生したものと判断し、上記したすて水
用排水弁5を閉弁させてすて水を中止するような制御が
なされている。 前記したようにマイコンから構成され
る制御部40には、吐水許容手段41が設けられてい
る。
【0014】吐水水許容手段41は、すて水排水を行な
う状況下にある時において、水吐水を行なう際に図6に
て示す操作パネル18の吐水スイッチ18a〜18eを
押すことにより実行されるものである。例えば、使用者
が吐水装置の電源を入れて使用を開始する時、前回の使
用からかなりの時間が経過していて給湯路2及び混合水
路22内の湯が冷えていたとする。この状態のままでは
前記したように給湯路2及び混合水路22のすて水排水
が行なわれるが、これには少々待時間が必要となる。そ
こで、上記した状況下において使用者が水による吐水を
行ないたい場合、使用者が操作パネル18に設けた吐水
スイッチ18a〜18eを押すことにより上記した吐水
許容手段41が実行される。
【0015】制御部40及び吐水許容手段41は、具体
的には図3乃至図5にて示すようなフローチャートに基
づいて作動する。まず、操作パネル18の電源スイッチ
18fを投入することにより200、制御部40が作動
すると、すぐにすて水用排水弁5が開弁してすて水排水
が開始される201。次ぎに、処理202おいて給湯路
2内の湯温の値がチェックされ、所定温度以上か以下か
を判断する。そして、既に給湯路2内の温度が所定以上
である場合、例えば前回の使用からあまり時間が経過し
ていない場合などは処理201にて開弁していたすて水
用排水弁5が閉弁され203、実行されていた給湯路2
のすて水排水が中止される。続いて操作パネル18の使
用可ランプ18hが点灯して204、各開閉弁31〜3
6の作動が許容される。
【0016】また、処理202の判断で給湯路2内の温
度が所定以下である場合、処理206にて吐水スイッチ
18a〜18eがONされたかどうかの確認がおこなわ
れ、その時点でONされていない場合は、処理201に
てすて水用排水弁5が開弁してから3分以上経過してい
るか否かを制御部40が備えるタイマーにより判断する
207。そして、その時点において処理201によるす
て水排水開始から3分以内である場合、処理は202ま
で戻り、給湯路2内の湯温が所定以下である間、処理2
02,206,207を繰り返す。この間すて水用排水
弁5は開弁し、給湯路2内のすて水排水が続けられる。
また、給湯機の故障や給湯機の電源を入れ忘れた場合な
どは、給湯路2内の給湯の温度がいつまでも上昇しない
ので、上記したすて水用排水弁5が開弁したまますて水
排水が続けられることになる。この場合、上記繰り返し
処理の中の処理207の判断によりすて水用排水弁5が
開弁してから3分経過した時点で異常が発生したものと
判断され、すて水用排水弁5を閉弁してすて水排水を中
止すると同時に301、操作パネル18の「準備中で
す」のランプ18gを点滅させ302、装置を停止させ
る303。
【0017】以上は、電源投入後にすて水排水を実行
し、所望温度で湯を吐水する場合に基づいて説明した
が、次ぎに電源投入と同時に水による吐水を行なう場合
についての説明を行なう。電源を投入した後、給湯路2
内のすて水実排水が実行される状況下において水吐水を
行なう場合は、電源投入200の後に吐水を行ないたい
シャワー11〜15及びカラン16の吐水スイッチ18
a〜18eを押す。操作パネル18の吐水スイッチ18
a〜18eが押されると、処理206の判断により吐水
許容手段41が実行され、この時、既に処理201によ
り開弁されたすて水用排水弁5を閉弁し401、実行さ
れていた給湯路2のすて水排水が中止される。
【0018】次いで、吐水許容手段41は操作パネル1
8の「水が出ます」の警告ランプ19を点滅させながら
402、処理403,404の判断により給湯路2内の
温度が所定以下であるかどうかを2.5秒間チェック
し、所定温度以下である場合、「水が出ます」の警告ラ
ンプ19を点滅から点灯に変化させ406、続いて「使
用できます」のランプ18hを点灯させてから処理20
6にて選択された開閉弁31〜36を開弁し407、各
開閉弁の作動を許容する408。以後、使用者が押した
吐水スイッチ18a〜18eに対応する開閉弁31〜3
6が開弁し、シャワー吐水口11〜15、若しくはカラ
ン16から水による吐水が行なわれる。
【0019】また、処理403の判断の際に給湯路2内
の温度が所定以下である場合、処理406に飛んで「使
用できます」のランプ18hを点灯させ、上記したと同
様に処理407,408に移行する。尚、上記した処理
403による湯温のチェックは、処理202の判断の際
にぎりぎりのところで所定温度以下と判断させた後に湯
の温度が上昇した場合を考慮した確認のための再チェッ
クであり、このような湯温のチェックは厳密には処理4
08,205の中でも定期的に行なわれており(図示せ
ず)、そして、この湯温チェックは電源が落されるまで
続けられ、給湯路2内の湯温が所定以下に低下した時点
で前記した「水が出ます」の警告ランプ19を点灯させ
る。また、電源投入後すぐに水吐水を行なう場合には、
給湯機(図示せず)の電源を投入しておく必要はない
が、例えば電源投入時に既に給湯機の電源をONしてあ
る場合は、水吐水がしばらく続いた後、混合栓3により
設定温度に混合された混合水が吐水されることになる。
【0020】以上のように構成した吐水装置によれば、
電源投入後にすて水排水が行なわれる状況下にあって
も、操作パネル18の吐水スイッチ18a〜18eの操
作が行なわれた時に、不要である給湯路2のすて水排水
を中止し、「水がでます」の警告ランプ19を点滅/点
灯させてから各開閉弁31〜36の作動を許容するもの
である。従って、従来のもののように水の吐水を行なう
際に給湯機を沸かしてすて水を行なわなければならない
不合理を解消し、電源投入後、即座に水の吐水を行なう
ことができるようになる。さらに、水吐水が行なわれる
前には上記したように操作パネル18の警告ランプ19
が点滅/点灯して使用者に対して水が吐水されることを
知らせるので、使用者が不意に水を浴びることも防止す
ることができる。また、霧状の吐水が行なわれるミクロ
シャワー13等は吐水量が少ない為にシャワー吐水が行
なわれる最中に給湯機の火が自動消火されてしまい、別
のシャワー吐水口から吐水を行なった際に突然水を浴び
てしまう可能性があった。しかし、上記した吐水装置に
よれば、給湯機の火が消えて給湯路2内の湯温が所定以
下に低下した時点で吐水スイッチ18a〜18eが押さ
れている場合、警告ランプ19が点灯するので、水が吐
水される前に使用者にこれを知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した吐水装置を示す斜視図。
【図2】 本考案の吐水装置の配管系路図。
【図3】 制御部の作動を示すフローチャート。
【図4】 制御部の作動を示すフローチャートで図3
のAの続きを示すフローチャート。
【図5】 制御部の作動を示すフローチャートで図3
のBの続きを示すフローチャート。
【図6】 操作パネルを示す正面図。
【図7】 従来の吐水装置の配管系路図。
【符号の説明】
1・・・給湯路 2・・・給水路 3・・・混合栓(混合比率調節手段) 5・・・すて水用排水弁(排水用開閉弁) 7・・・温度センサ 11〜15・・・シャワー吐水口(吐水口) 16・・・カラン(吐水口) 18・・・操作パネル 18a〜18e・・・吐水スイッチ 19・・・警告ランプ 21,22・・・混合水路 31〜36・・・電磁弁(吐水用開閉弁) 40・・・制御部 41・・・吐水許容手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水口へ連絡する給湯配管の途中に、
    吐水用開閉弁と、排水用開閉弁とを設け、上記給湯配管
    内の湯温が所定温度以下の場合、吐水用排水弁を閉じつ
    つ排水用開閉弁を開いて、上記給湯配管内の湯水を排水
    せしめる排水制御を実行する吐水装置において、前記給
    湯配管に備えられ、湯と水とを混合した後、吐水口へ混
    合水を供給する混合比率調節手段と、吐水許容スイッチ
    と、前記給湯配管内の湯温が所定温度以下の状況にて上
    記吐水許容スイッチが操作された場合、前記排水制御を
    実行することなく排水弁を閉じ、且つ、吐水用開閉弁を
    開弁せしめる制御手段とを設けたことを特徴とする吐水
    装置。
  2. 【請求項2】 前記所定温度以下の低温水が吐水され
    る旨を報知する報知手段を設けると共に、前記制御手段
    は、前記給湯配管内の湯温が所定温度以下の状況にて、
    前記吐水許容スイッチが操作された場合、前記報知手段
    を作動させ、所定時間経過後に、前記吐水用開閉弁を開
    弁せしめることを特徴とする請求項1記載の吐水装置。
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