JP2562213B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2562213B2
JP2562213B2 JP1342983A JP34298389A JP2562213B2 JP 2562213 B2 JP2562213 B2 JP 2562213B2 JP 1342983 A JP1342983 A JP 1342983A JP 34298389 A JP34298389 A JP 34298389A JP 2562213 B2 JP2562213 B2 JP 2562213B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の光学系を有する画像形成装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕 画像形成装置には、感光部材に光像を照射することで
像形成するプロセスを用いたものが種々あり、例えば帯
電された感光体を像露光して静電潜像を形成し、この潜
像をトナーで現像し、用紙上に転写して定着させる電子
写真法を用いた装置等がある。また、画像形成装置に
は、上記の方法による装置以外にも、例えば特開昭58−
88739号公報や特開昭59−30537号公報に開示されている
ように、光硬化型マイクロカプセルを破壊し、この中に
含まれている染料を流出させて受像シートを発色させる
ことで像形成を行う装置等がある。
このような画像形成装置は、通常、単数の原稿載置台
を有しており、この原稿載置台に原稿を載置して画像の
複写が行われるようになっている。ところが、上記の原
稿には、一般のシート状の原稿ばかりでなく、透明フィ
ルムを使用したスライドフィルム等もあり、このスライ
ドフィルムを上記の原稿載置台に載置して複写した場合
には、充分に良好な画質を得ることが困難であった。
そこで、従来の画像形成装置には、例えば特開昭58−
182629号公報や特開昭59−198442号公報に開示されてい
るように、フルネルレンズやスクリーンとスライドフィ
ルム投光機とからなるフィルム専用器具を原稿載置台に
載置できるようにしたものがある。これにより、画像形
成装置は、上記のフルネルレンズやスクリーンにフィル
ム像を投影し、さらに投影された像を感光材料に露光す
ることで良好な画質を得ることが可能になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、一般の
原稿とスライドフィルムとを切り換える際に、フィルム
専用器具の取り付けまたは取り外しの切換作業が必要と
なり、特に切り換えが頻繁な場合には、切換作業が大変
な負担になる。また、上記の画像形成装置は、取り外さ
れたフィルム専用器具の保管場所を確保する必要があ
り、このフィルム専用器具の取り扱いが非常に不便なも
のになっている。
そこで、特開昭58−182629号公報には、異なる位置に
複数の原稿載置台を有し、これらの原稿載置台の切り換
えを原稿と感光体との光路中に配設された可動式の切換
ミラーで行うようにした画像形成装置が開示されてい
る。これにより、一方の原稿載置台に上記のフィルム専
用器具を取り付けた場合には、スライドフィルム用の原
稿載置台と一般の原稿用の原稿載置台とを有した画像形
成装置となり、切換作業の負担を軽減することが可能に
なる。さらに、この場合には、フィルム専用器具の保管
場所の確保も不要になる。
ところが、この画像形成装置では、両原稿載置台の切
り換えが光路の変更で行われるため、この光路を変更す
る切換ミラーに高度の位置決め精度が要求されることに
なり複写時の信頼正が低下する要因になる。さらに、画
質調整を光で行う場合には、感光体等を露光するための
新たな光源を配設する必要があり、コストを上昇させる
要因になる。
従って、本発明においては、光路を変更することなく
複数の原稿載置台を容易に切り換えることができると共
に、既存の光源で画質調整を行うことができる画像形成
装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る画像形成装置は、上記課題を解決するた
めに、露光部にて感光部材を露光する第1露光光学系と
第2露光光学系とを有し、これら両露光光学系は、画像
を形成するための像露光と、この像露光での光量よりも
少ない光量であり、その光量のみでは画像濃度が変化し
ない光量にて、上記露光部に位置する上記感光部材を一
様に露光する補助露光とに切り換え可能であり、上記第
1露光光学系と第2露光光学系とは、一方に像露光を行
わせる際に他方に補助露光を行わせる制御手段に接続さ
れていることを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構成によれば、画像形成装置は、第1露光光学
系と第2露光光学系との2系統の光学系を有している。
従って、例えば一方の第1露光光学系で一般の原稿を像
露光するようにし、他方の第2露光光学系でスライドフ
ィルム等の透光性原稿を像露光するようにした場合に
は、フィルム専用器具の取り付け作業および取り外し作
業が不要となり、切換作業の負担を軽減することが可能
になる。
また、第1露光光学系および第2露光光学系は、切り
換え時でも光路が変更されることがない。従って、画像
形成装置は、光路変更に伴う複写時の信頼性が高いもの
になっている。
また、第1露光光学系および第2露光光学系は、それ
ぞれ感光部材に補助露光することが可能になっており、
この補助露光は、一方が像露光を行う際に他方が行うよ
うになっている。従って、画像形成装置は、補助露光を
行うための新たな光源を設けることによるコストの上昇
を防止することが可能になる。
さらに、本画像形成装置では、一方の露光光学系によ
り像露光が行われる際に、他方の露光光学系により補助
露光が行われるので、像露光より少ない電力量で実施で
き、また忠実な色を再現することができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第7図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
本実施例に係る画像形成装置は、第1図に示すよう
に、一般のシート状や厚手の原稿を複写する際に使用さ
れれ第1露光光学系1と、透明フィルムに画像が形成さ
れたスライドフィルム等の透光性原稿14を複写する際に
使用される第2露光光学系2とを有している。
上記の第1露光光学系1は、画像形成装置の上面に配
設された原稿載置台3と、この原稿載置台3にA方向に
移動しながら光を照射する露光ランプ4および原稿載置
台3からの反射光をスリット50を介して後述の第2ミラ
ー6へ反射する第1ミラー5からなる第1光学ユニット
7と、上記の第1光学ユニット7の半分の速度でA方向
に移動する第2ミラー6および第3ミラー10からなる第
2光学ユニット9と、形成画像の色を補正する色補正フ
ィルムが設けられたズームレンズ11と、このズームレン
ズ11からの光を感光部材であるメディアシート12が通過
する露光部24a方向へ反射する第4ミラー13とからなっ
ている。また、この第1露光光学系1には、第2図にも
示すように、原稿載置台3の側方に反射率の高い白色系
の反射板49が設けられており、この反射板49は、光が照
射されることで露光部24aを一様に露光するようになっ
ている。
一方、第2露光光学系2は、画像形成装置の側面上部
に配設されており、透光性原稿14を着脱自在に保持し、
保持した透光性原稿14をB方向に移動させる保持部材18
と、この保持部材18に保持された透光性原稿14に光を照
射する露光ランプ15と、この露光ランプ15を冷却する送
風ファン16と、露光ランプ15からの光の幅を規制する露
光スリット17と、形成画像の色を補正する色補正フィル
タが設けられ、透光性原稿14を透過した光を露光部24b
に収束させるレンズ19とからなっている。
上記の第1露光光学系1および第2露光光学系2から
の光が照射されるメディアシート12は、例えば特開昭58
−88739号公報および特開昭59−30539号公報に開示され
ているように、シアン、マゼンタ、およびイエローの発
色性染料が封入された感光感圧性のマイクロカプセルが
アルミニウムからなるシート上に多数塗布されたもので
ある。そして、上記のマイクロカプセルは、照射される
光が所定以上の光量となったときに硬度が増加する性質
を有している。
上記をメディアシート12は、ロール状に形成されてお
り、巻き芯が正方向および逆方向に回転自在なメディア
供給軸20に取り付けられている一方、先端が上記のメデ
ィア供給軸20と同様に正方向および逆方向に回転自在な
メディア巻取軸21に取り付けられている。そして、これ
らのメディア供給軸20およびメディア巻取軸21は、図示
しない巻戻クラッチおよび巻取クラッチを介してメイン
モータで駆動されるようになっている。また、メディア
供給軸20およびメディア巻取軸21は、メディアカートリ
ッジ22に一体的に設けられており、メディアシート12と
共に画像形成装置に着脱可能に取り付けられている。こ
れにより、メディアシート12は、上記のメディアカート
リッジ22を交換するだけで即座に更新されるようになっ
ている。
上記のメディアカートリッジ22には、メディアシート
12の進行方向を規制するガイドローラ23が設けられてい
る。また、メディアカートリッジ22の上方には、ガイド
ローラ23からのメディアシート12を露光部24a・24bへ案
内する搬送ローラ25a・25bおよびガイドローラ26が配設
されており、ガイドローラ26には、複数のスリット孔が
形成されたスリット板27が設けられている。上記のスリ
ット板27には、例えばフォトインタラプタ等のスリット
用センサ28が設けられており、このスリット用センサ28
は、後述の制御手段に接続されている。これにより、メ
ディアシート12は、上記のスリット板27とセンサ28とで
巻取量が検出されるようになっている。
上記のガイドローラ26で方向が規制されたメディアシ
ート12が通過する露光部24a・24bには、メディアシート
12を加熱するヒータ29がメディアカートリッジ22側に配
設されている。このヒータ29は、第3図に示すように、
メディアシート12に対向する面が両露光部24a・24bより
も大きな面積に形成されており、断熱性ゴム29bと、こ
の断熱性ゴム29bに内蔵され、図示しない電源に接続さ
れた例えばニクロム線等のヒータ線29aとからなってい
る。
上記のヒータ29には、温度を検出するサーミスタ等の
温度センサ30が断熱性ゴム29bに当接して設けられてい
る。そして、この温度センサ30は、制御手段に接続さ
れ、制御手段は、温度センサ30からの出力を基にしてヒ
ータ29をON−OFF制御し、35〜45℃の温度範囲で保持す
るようになっている。これにより、メディアシート12の
感光感圧型のマイクロカプセルは、所定範囲の温度に保
持されることで、温度により変動する感度特性が一定に
維持されるようになっている。
また、ヒータ29とメディアシート12との間には、走行
するメディアシート12の振動を防止して露光部24a・24b
を位置決めする支持部材31が設けられており、この支持
部材31は、両端が上述のガイドローラ26とこのガイドロ
ーラ26と同様にメディアシート12の進行方向を変更する
ガイドローラ32とに近接するように例えば板金により形
成されている。
上記のガイドローラ32は、第1図に示すように、メデ
ィアシート12を圧力現像装置33方向へ変更させるように
なっており、この圧力現像装置33は、大径および小径の
圧力ローラ33a・33bを有している。これらの圧力ローラ
33a・33bは、メインモータに接続されて駆動されるよう
になっており、さらに少なくとも一方の圧力ローラ33a
・33bには、図示しない圧力加圧解除用クラッチが設け
られている。これにより、圧力ローラ33a・33b間の圧力
は、圧力加圧解除用クラッチで加圧および解除されるよ
うになっており、加圧時にメディアシート12の未硬化の
マイクロカプセルを押し潰すようになっている。
また、上記の圧力ローラ33a・33b間には、押し潰され
たマイクロカプセルから流出した発色性染料が転写さ
れ、この発色性染料を発色させる現像材料が塗布された
受像シート34が通過されるようになっている。尚、この
現像材料には、酸性白土、フェノールホルムアルデヒド
樹脂、フェノールアセチレン縮合物樹脂等で無カーボン
技術に用いる材料を用いることができる。
上記の受像シート34は、画像形成装置の側面下部に着
脱可能に設けられた用紙カートリッジ35に収容されてお
り、この用紙カートリッジ35の上方には、受像シート34
の有無を検出する用紙検出センサ36と、受像シート34を
上方へ浮遊させる吸引ファン37とが設けられている。ま
た、用紙カートリッジ35と圧力現像装置33との間には、
用紙カートリッジ35から受像シート34を引き出すベルト
付きの給紙ローラ38と、受像シート34を圧力ローラ33a
・33b間へ送出するタイミングローラ39とが設けられて
おり、これらの給紙ローラ38およびタイミングローラ39
は、図示しないメインモータで駆動されるようになって
いる。また、給紙ローラ38とタイミングローラ38との間
には、受像シート34の後端を検出する後端検出センサ40
が設けられている。
一方、圧力現像装置33を通過した受像シート34は、シ
ート搬送系を介してトレイ48上に排出されるようになっ
ており、このシート搬送系は、メインモータで駆動され
る搬送ベルト41および搬送ローラ43a・43bとを有してい
る。上記の搬送ローラ43aと搬送ベルト41との間には、
受像シート34に転写された発色性染料の発色速度を増加
させる加熱ローラ44a・44bからなる光沢化装置でもある
加熱処理装置44が配設されており、この加熱処理装置44
の下方には、加熱された受像シート34を冷却させる冷却
ブロア45が配設されている。また、この加熱処理装置44
と搬送ベルト41とを間には、紙詰まりを検出する用紙検
出センサ46が設けており、この用紙検出センサ46と同様
の用紙検出センサ47は、搬送ローラ43a・43b間にも設け
られている。
上記の用紙検出センサ47・48は、制御手段に接続され
ており、この制御手段は、第4図に示すように、演算処
理装置(CPU)100、入力インターフェース113、出力イ
ンターフェース101a・101b、およびメモリからなってい
る。上記のメモリは、ROM(Read Only Memory)114お
よびRAM(Random Access Memory)115からなってお
り、ROM114には、画像形成装置を制御する制御プログラ
ムが記憶されている。そして、この制御プログラムは、
第1露光光学系1で像露光を行うと共に第2露光光学系
2で補助露光を行う第1モードと、第1露光光学系1で
補助露光を行うと共に第2露光光学系2像露光を行う第
2モードとを選択して実行するようになっている。
また、上記のROM114には、像露光する際に使用される
設定時間データT1・T2・T3・T4や第1モードと第2モー
ドとで第1露光光学系1および第2露光光学系2の露光
ランプ4・15の電力量を切り換えるための電力データが
記憶されており、この電力データは、下記の第1表の範
囲に設定されている。
上記の第1モードおよび第2モードで実施される補助
露光は、メディアシート12のマイクロカプセルが所定量
以上でないと硬化しない性質を利用したものであり、そ
れぞれのモードの20〜80Wおよび50〜100Wの電力量は、
露光ランプ4・15の光量が第5図の光量L1よりも少なく
なるように設定されている。そして、この補助露光は、
像露光をより少ない電力量で実施させると共に、忠実な
色を再現させるようになっている。尚、補助露光の光量
は、再現濃度が濃くなる高濃度側から淡くなる低濃度側
に移行する際の光量L1に等しい値が最適なものである。
一方、第4図のRAM115には、制御プログラムに基づい
て演算処理や情報処理する際に使用される運転データを
一時的に記憶する演算データ領域および各装置の作動時
間を設定する時間データt1を一時的に記憶する時間デー
タ領域等が形成されている。
また、演算処理装置100に接続された一方の出力イン
ターフェース101aには、演算処理装置100からの出力で
作動する例えばリレー等の出力端子部117・118・102〜1
09・116が複数設けられている。上記の出力端子部117・
118は、第1露光光学系1および第2露光光学系2を作
動させるようになっており、他の出力端子部102〜109・
116は、それぞれメインモータ、巻取クラッチ、巻戻ク
ラッチ、給紙ローラクラッチ、タイミングローラクラッ
チ、第1図の吸引ファン37、光沢化装置でもある加熱処
理装置44、およびヒータ29に接続され、これらを作動さ
せるようになっている。
さらに、他方の出力インターフェース101bには、例え
ば動作モードや複写枚数等を表示する表示部111が接続
されている。この表示部111は、キー入力部112と共に操
作部110として画像形成装置の上面に設けられており、
キー入力部112には、例えば第1露光光学系1と第2露
光光学系2とを選択するモード選択キー、複写濃度を選
択する濃度選択キー、複写枚数を入力する枚数設定キ
ー、複写動作の開始を指令する複写開始キー、および複
写動作の中断を指令する中断キー等が設けられている。
上記の各キーは、上述の入力インターフェース113に
接続されており、各キーで選択された信号は、この入力
インターフェース113を介して演算処理装置100に入力さ
れるようになっている。さらに、上記の入力インターフ
ェース113には、第1図の各センサに接続される入力端
子部119〜124が設けられており、これらの入力端子部11
9〜124は、それぞれ第1図の用紙検出センサ36、後端検
出センサ40、用紙検出センサ46・47、スリット用センサ
28、および温度センサ30に接続されている。
上記の構成において、複写する際の画像形成装置の動
作について、第6図のフローチャートに基づき以下に説
明する。
先ず、ステップ(以下Sと称する)1において、第4
図のキー入力部112の例えば枚数設定キー、モード選択
キー、および濃度選択キーから複写枚数、複写モード、
および画像濃度等の複写条件が運転データとして入力さ
れる。そして、これらの運転データがRAMに形成された
演算データ領域に記憶されると共に表示部111に表示さ
れる。この際、一般の原稿を複写する場合には、第1モ
ードが選択され、第1図の原稿裁置台3に上記の原稿が
載置される。一方、透光性原稿14を複写する場合には、
第2モードが選択され、保持部材18に透光性原稿14が挿
入される(S1)。
次いで、キー入力部112の複写開始キーがONされたか
否かが判定され、ONされていない場合には、NOとして複
写開始キーがONされるまで、上記の判定を繰り返しなが
ら待機する。そして、複写開始キーがONされた場合に
は、YESとしてS3が実行されることになる(S2)。
S3が実行されると、演算処理装置100から出力信号が
出力端子部104に出力され、この出力端子部104に接続さ
れた巻取クラッチが作動する。そして、作動された巻取
クラッチは、メインモータの駆動をメディア巻取軸21に
伝達し、メディアシート12を所定の速度でD方向に搬送
させることになる(S3)。
続いて、演算データ領域から複写モードの運転データ
が取り出され、この運電データが第1モータであるか否
かが判定される。そして、第1モードである場合には、
YESとしてS5が実行される一方、第1モードでなかった
場合には、NOとしてS9が実行される(S4)。
第1モードであったときの飛び先であるS5では、第1
露光光学系1で原稿露光動作が実行される。即ち、第1
光学ユニット7が所定速度でA方向に走行されると共
に、第2光学ユニット9が第1光学ユニット7の半分の
速度で同様にA方向に走行される。上記の第1光学ユニ
ット7の露光ランプ4は、600〜800Wの電力量で光を原
稿載置台3の原稿に照射しており、この原稿からの反射
光は、スリット50、第1ミラー5、第2ミラー6、第3
ミラー10、ズームレンズ11、および第4ミラー13を介し
て露光部24aに光像として照射されることになる。これ
により、露光部24aは、第3図に示すように、スリット5
0が有するスリット巾で像露光されることになる。
この際、上記の光像が照射されるメディアシート12
は、発色性染料を封入したマイクロカプセルを有してお
り、このマイクロカプセルは、温度により感光の感度特
性が異なる性質を有している。ところが、露光部24a・2
4bには、ヒータ29が配設されており、このヒータ29は、
上記のマイクロカプセルを所定の温度にまで昇温させる
ことで一定の感度特性に維持している。これにより、上
記の光像は、たとえ気温が変動する場合でも、メディア
シート12のマイクロカプセルを安定して選択的に硬化さ
せることになり、この硬化されたマイクロカプセルは、
形成画像の濃度や色調を一定にする硬化像を形成するこ
になる(S5)。
上記の原稿露光動作が実行されると、0が代入された
時間データt1が時間データ領域に記憶され(S6)、この
時間データt1が0から所定間隔で積算される。一方、第
4図のROM114には、メディアシート12が露光部24aから
露光部24bへ搬送されるのに要する設定時間データT1
記憶されている。そして、この設定時間データT1と時間
データt1とが比較され、時間データt1が設定時間データ
T1以上になるまでNOとして上記の積算が繰り返して実行
される一方、時間データt1が設定時間データT1以上にな
った場合には、YESとしてS8が実行されることになる(S
7)。
S8では、第2露光光学系2の露光ランプ15が20〜80W
の電力量で光を出力し、この光が露光スリット17および
レンズ19を介して露光部24bで一様に照射さて補助露光
されることになる。この際、第1露光光学系1の露光部
24aでメディアシート12に形成された硬化像の先端は、
上記の第2露光光学系2の露光部24bに到達している。
これにより、メディアシート12は、第1露光光学系1で
硬化像が形成された同一部分に第2露光光学系2で補助
露光されることになる。尚、第2露光光学系2の光路中
の保持部材18には、透光性原稿14の収容を禁止すること
が必要であり、透光性原稿14が収容されている場合に
は、警告ランプやブザー等が出力されることが望ましい
(S8)。
一方、S4において、第1モードでないNOとしてS9が実
行された場合には、第2モードが実行されることにな
る。即ち、第2図に示すように、第1光学ユニット7反
射板49の下方で停止した状態で、露光ランプ4から50〜
100Wの電力量の光が反射板49に照射される。この光は、
反射板49でスリット50方向に反射し、この反射光は、第
1図に示すように、スリット50、第1ミラー5、第2ミ
ラー6、第3ミラー10、ズームレンズ11、および第4ミ
ラー13を介して露光部24aに一様に照射されることにな
る。そして、この一様な照射が補助露光となる。この
際、原稿載置台3には、複写しない原稿が載置されてい
ても良い(S9)。
上記の補助露光が行われると、0が代入された時間デ
ータt1が時間データ領域に記憶され(S10)、この時間
データt1が0から所定間隔で積算される。そして、上述
の設定時間データT1と時間データt1とが比較され、時間
データt1が設定時間データT1以上になるまでNOとして上
記の積算が繰り返して実行される一方、時間データt1
設定時間データT1以上になった場合には、YESとしてS12
が実行されることになる(S11)。
S12では、第2露光光学系2で原稿露光動作が実施さ
れる。即ち、露光ランプ15から400〜600Wの電力量の光
が露光スリット17を介して透光性原稿14に照射される。
この際、上記の透光性原稿14は、保持部材18でB方向に
所定速度で移動されており、透光性原稿14に照射された
光は、透光性原稿14を光像として透過した後、レンズ19
を介して露光部24bに到達する。これにより、露光部24b
は、第3図に示すように、スリット17が有するスリット
巾で像露光されることになる。そして、上記の光像は、
メディアシート12のマイクロカプセルを選択的に硬化さ
せ、この硬化されたマイクロカプセルで硬化像が形成さ
れることになる(S12)。
このように、S5〜S8で第1モードが実行され、また、
S9〜S12で第2モードが実行されるようになっており、
この第1および第2モードでメディアシート12に硬化像
が順次形成されるようになっている。そして、上記の第
1モードまたは第2モードが実行されると、S13が実行
されることになる。このS13では、設定時間データT2
積算される時間データt1とが比較され、時間データt1
設定時間データT2以上であると判定された場合には、YE
SとしてS14が実行される。尚、上記の設定時間データT2
は、メディアシート12に形成された硬化像の先端と受像
シート34の先端とを圧力現像装置33へ同時に到達させる
ための時間である(S13)。
そして、上記の時間データt1が設定時間データT2以上
となった場合には、タイミングローラクラッチが作動さ
れ、このタイミングローラクラッチがメインモータの駆
動をタイミングローラ39に伝達させることになり、予め
タイミングローラ39に待機されていた受像シート34が圧
力現像装置33に給紙されることになる(S14)。
この後、再び0が代入された時間データt1が時間デー
タ領域に記憶され(S15)、圧力ローラ33a・33bの回転
が開始される(S16)。そして、上記の時間データt1
0から所定間隔で積算されながら、この時間データt1
受像シート34の先端が圧力現像装置33へ到達するのに要
する時間である設定時間データT3とが比較される。この
比較結果より、時間データt1が設定時間データT3未満で
ある場合には、NOとしてデータの比較を繰り返して待機
し、時間データt1が設定時間データT3以上である場合に
は、YESとしてS18を実行する(S17)。
そして、S18では、圧力ローラクラッチがONされて圧
力ローラ33a・33b同士が加圧されることになる。この
際、圧力ローラ33a・33b間には、メディアシート12と受
像シート34とが圧接されている。従って、上記の加圧
は、メディアシート12の硬化像が形成されていない未硬
化のマイクロカプセルを押し潰すことになり、この押し
潰されたマイクロカプセルから発色性染料を流出させる
ことになる。そして、この発色性染料が受像シート34に
転写され、さらに、受像シート34に塗布された現像材料
で発色され、画像を形成することになる(S18)。
上記の圧力ローラ33a・33bm間の加圧により受像シー
ト34に画像が形成されている間、演算処理装置100は、
受像シート34の後端を検出する後端検出センサ40からの
検出信号を監視している。そして、上記の検出信号を認
識できない場合には、未だ受像シート34がタイミングロ
ーラ39で搬送されて画像の形成途中であると判断し、NO
として検出信号の監視を続行する。一方、検出信号を認
識した場合には、設定時間データT4で設定される時間が
経過した後に画像の形成が終了すると判断してS20を実
行する(S19)。
S20では、再び0が代入された時間データt1が時間デ
ータ領域に記憶され(S20)、上記の設定時間データT4
と時間データt1とが比較される。そして、時間データt1
が設定時間データT4以上になった場合には、YESとしてS
22が実行され(S21)、圧力ローラ33a・33b間への加圧
が解除されると共に、巻取クラッチがOFFにされる。こ
の際、受像シート34は、搬送ベルト41で加熱処理装置44
に搬送され、この加熱処理装置44で加熱されることで、
発色性染料の発色が促進されると共に表面が光沢化され
る。そして、受像シート34は、冷却ブロア45で強制的に
冷却された後、搬送ローラ43a・43bを介してトレイ48上
に搬出されることになる(S22)。
一方、上記の巻戻クラッチがOFFされると、計数デー
タCTに0が代入され、この計数データCTが演算データ領
域に記憶される(S23)。そして、巻戻クラッチがONに
され、メディアシート12がC方向に逆送されることにな
る(S24)。この際、上記の計数データCTには、スリッ
ト板27とスリット用センサ28とで得られた信号が積算さ
れ、この積算値がメディアシート12の巻き戻し量として
利用されることになる。従って、上記の計数データCTと
所定量Kとが比較され、計数データCTが所定量K以上に
なった場合には、巻き戻しが終了したYESとして、S26が
実行されることになる(S25)。そして、このS26で巻戻
クラッチがOFFにされ、メディアシート12の逆送が停止
されることになる。尚、上記の巻き戻し量である所定量
Kは、未使用のメディアシート12の先端が露光部24aよ
りも僅かにガイドローラ26側にある値に設定されている
(S26)。
このように、本実施例における画像形成装置は、第1
露光光学系1と第2露光光学系2とを有しており、これ
らの第1露光光学系1および第2露光光学系2に任意に
切り換えることができるようになっている。これによ
り、画像形成装置は、一般の原稿とスライドフィルムと
を切り換える際に、フィルム専用器具の取り付けまたは
取り外しの切換作業が不要となり、切換作業の負担を軽
減することが可能になっている。
また、第1露光光学系1および第2露光光学系2は、
光路が互いに独立したものであり、切り換え時でも光路
が変更されることがない。従って、画像形成装置は、光
路変更に伴う複写時の信頼性が高いものになっている。
さらに、独立した光路は、例えば第1露光光学系1のみ
を備えた画像形成装置に、新たに第2露光光学系2を容
易に付け加えることを可能にすることになる。また、第
1露光光学系1および第2露光光学系2は、それぞれが
補助露光として使用されるようになっている。従って、
画像形成装置は、補助露光を行うための新たな光源を設
けることによるコストの上昇を防止することが可能にな
っている。
尚、本実施例においては、第1露光光学系1と第2露
光光学系2とは、異なる光路上に配置されているが、こ
れに限定されることはない。即ち、画像形成装置は、第
7図に示すように、一方の面へ照射された光を反射し、
且つ他方の面へ照射された光を透過するハーフミラー51
を介して同一光路上の露光部24cに照射されることにな
っていても良い。そして、この場合には、第1露光光学
系1と第2露光光学系2の照射位置が同一の露光部24c
となるため、受像シート34やメディアシート12を搬送す
るタイミングを簡単にすることが可能になる。
〔発明の効果〕
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、露光部
にて感光部材を露光する第1露光光学系と第2露光光学
系とを有し、これら両露光光学系は、画像を形成するた
めの像露光と、この像露光での光量より少ない光量であ
り、その光量のみでは画像濃度が変化しない光量にて、
上記露光部に位置する上記感光部材を一様に露光する補
助露光とに切り換え可能であり、上記第1露光光学系と
第2露光光学系とは、一方の像露光を行わせる際に他方
に補助露光を行わせる制御手段に接続されている構成で
ある。
これにより、第1露光光学系と第2露光光学系との2
系統の光学系を有することから、例えばフィルム専用器
具の取り付けたまたは取り外しの切換作業が不要とな
り、切換作業の負担を軽減することが可能になる。
また、第1露光光学系および第2露光光学系は、切り
換え時でも光路が変更されることがないため、光路変更
に伴う複写時の信頼性が高いものになる。
さらに、本画像形成装置では、一方の露光光学系によ
り像露光が行われる際に、他方の露光光学系により補助
露光が行われるので、像露光より少ない電力量で実施で
き、また忠実な色を再現することができる。
また、第1露光光学系および第2露光光学系は、一方
が像露光を行う際に他方が補助露光を行うようになって
いるため、補助露光を行うための新たな光源を設けるこ
とによるコストの上昇を防止することが可能になるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は、本発明の一実施例を示すもので
ある。 第1図は、画像形成装置の概略構成図である。 第2図は、第1露光光学系が補助露光する状態を示す説
明図である。 第3図は、画像形成装置の露光部を拡大して示す概略構
成図である。 第4図は、制御手段のブロック図である。 第5図は、画像濃度と光量との関係を示すグラフであ
る。 第6図は、制御プログラムのフローチャートである。 第7図は、ハーフミラーを用いた画像形成装置の概略構
成図である。 1は第1露光光学系、2は第2露光光学系、4・15は露
光ランプ、12はメディアシート(感光部材)、24a・24b
は露光部、29はヒータ、100は演算処理装置(制御手
段)である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光部にて感光部材を露光する第1露光光
    学系と第2露光光学系とを有し、これら両露光光学系
    は、画像を形成するための像露光と、この像露光での光
    量よりも少ない光量であり、その光量のみでは画像濃度
    が変化しない光量にて、上記露光部に位置する上記感光
    部材を一様に露光する補助露光とに切り換え可能であ
    り、上記第1露光光学系と第2露光光学系とは、一方に
    像露光を行わせる際に他方に補助露光を行わせる制御手
    段に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
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JPS6427949A (en) * 1987-07-24 1989-01-30 Brother Ind Ltd Image-forming device

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