JP2562146C - - Google Patents

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JP2562146C
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【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、閃光装置等の負荷回路を備えたカメラに関し、さらに詳しくは、上
記負荷回路とカメラの制御回路とで電源を共用するするようにしたカメラのため
の制御装置に関するものである。 (発明の背景) 一般に、カメラにおいては種々の電子制御系を有する場合が多いが、この電 子制御系を構成する制御回路と共に、写真用閃光装置(以下単に閃光装置という
)に電源を共用するように構成としたカメラの場合にあっては、閃光装置の発光
エネルギーをメインコンデンサに充電する際に電池電源の電圧が急激かつ大幅に
降下する問題がある。 このような電池電源の電圧降下は、上記電子制御系の制御回路に対して動作異
常を招く難となる場合があるから、ダイオード等の整流素子を介し静電容量の大
きいコンデンサを該制御回路のバックアップとして用い、上記閃光装置の充電の
進行に従って電源電圧が回復するまでの期間中、電源供給の保証を行なうように
した方式、あるいは閃光装置の充電期間中には、制御回路への電源供給を停止さ
せる方式などが考えられている。 しかしながら、マイクロコンピュータ(以下 マイコンと略称する)などの記
憶素子を回路要素として含んで構成されている制御回路にあっては、電源供給を
停止した場合に所謂「記憶忘れ」が発生することから、上記のような電源供給の
停止方式は避けて、十分な電源バックアップを行なうようにする必要がある。 また、閃光装置への充電を行なうために通常設けられるDC−DCコンバータの発
振トランスに、閃光装置への充電動作中に、制御回路に電源を供給する別巻線を
設けた回路を用いる方式のものもあるが、この方式では、該充電の進行に伴なっ
て電池電源の電圧が回復すると、上記別巻線において発生する電圧も高くなるた
めに、低電圧回路等を用いてレギュレートしなければならない等の問題があり、
コスト高,必要スペースの増大を招くなどの欠点がある。 さらに、上記コンデンサのバックアップ方式では、閃光装置の充電時において
同時にマイコンも動作中であれば、消費電流はかなり多くなるために容量の大き
いコンデンサが必要になるという問題がある。 (課題を解決するための手段) 上述した問題を解決するため、本発明では、電源手段にて電力が供給されるコ
ンピュータ手段と、閃光管、該閃光管への放電電荷を蓄積するメインコンデンサ
および前記電源手段に接続され該電源手段の電圧にて作動し前記メインコンデン
サへの充電電流を供給するコンバーターを備えたストロボ回路を含む負 荷回路とを前記電源手段の負荷として有し、該負荷回路を前記コンピュータ手段
にて制御するカメラのための制御装置において、電源手段に対してアノードが接
続されカソードがバックアップ用コンデンサに接続される整流手段を設け、該バ
ックアップ用コンデンサの電力を前記コンピュータ手段に印加させるとともに、
前記ストロボ回路の充電動作に際して前記電源手段の電圧が所定レベルより低下
した時に、前記コンピュータ手段にて処理されているデータをメモリ手段に格納
した後に前記コンピュータ手段を通常動作状態からホールドモードへ移行させる
ホールド処理を行わせ、前記コンピュータ手段を低電力消費にて保持させて前記
バックアップ用コンデンサの作用により前記コンピュータ手段への給電を保持し
、更に前記電源手段の電圧レベルの回復にて前記ホールドモードから通常動作状
態へ移行させて前記コンピュータ手段での制御を続行させるようにしている。 すなわち、ストロボ回路への充電により電源電圧が所定レベルよりも低下した
場合には、コンピュータ手段をカメラの制御に必要なデータを記憶保持するホー
ルドモードに移行させてデータの消滅を防止し、さらに、コンピュータ手段を低
電力消費状態に保持させて、ストロボ回路とコンピュータ手段の作動維持に必要
な電力を小さく抑えることにより、大容量のバックアップ用コンデンサを用いな
くてもストロボ回路の充電が進み電源電圧が回復するまでコンピュータ手段の動
作を保証できるようにしている。しかも、電源電圧の回復を待ってコンピュータ
手段をホールドモードから通常動作状態へ移行させることにより、ホールドモー
ド移行前にコンピュータ手段が行っていた制御を続行させ、ストロボ回路の充電
完了動作等を行うことができるようにしている。 なお、本発明の制御装置としては、一般的にはマイコンが用いられるが、特に
これに限られるものではない。また、本発明のメモリ手段としては、ランダム・
アクセス・メモリやフリップフロップ回路等を用いるのが望ましい。 (発明の実施例) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。 第1図は本発明の一実施例であるカメラの電子制御系を含む回路ブロック図を
示している。この図において、1は電源である電池、2は電源スイッチであ る。 ブロックIは閃光装置用の回路ブロックを示し、ブロックIIは記憶素子を回路
要素として含んでいるカメラ駆動用のメイン制御回路を示し、ブロックIIIは電
圧検出回路及びその他のサブ制御回路を示している。 上記ブロックIIは、ダイオード3を介して上記電源電池1に接続されているバ
ックアップ用コンデンサ4(後述する制御回路の低消費モード動作保証用コンデ
ンサ)に接続されており、またブロックIIIは、トランジスタ6とフィルタ回路
を構成するチョークコイル7とを介して電源に接続されているフィルタコンデン
サ8に接続されている。 以下第1図に示される回路ブロックの全体及び各部の詳細構成につき、回路の
動作に即して説明する。 まずカメラの主スイッチである電源スイッチ2を閉成することにより、ブロッ
クI及びブロックIIに電源が供給される。 ここでブロックIの閃光装置は、ブロックIIの信号端子Aからの制御信号を受
けて、発振起動,発振停止及び発光の各動作を該ブロックIIにより制御されるよ
うになっており、該信号端子Aからの制御信号は、後述するカメラレリーズ時の
閃光必要時に出力されるようになっている。 このブロックIである閃光装置の具体的構成は第3図に示されるが、本例の閃
光装置は既知のものと同様の構成のものであるため、ここではその構成を簡単に
説明するものとする。 第3図における端子a〜dは、ブロックIIに内蔵のマイコン(図示せず)との
間で接続されているブロックIの信号端子である。ここで端子aが「Low」レベ
ルの状態において端子bが「Low」レベルとされることにより、トランジスタ14
のベース−エミッタ及び抵抗24を介してDC−DCコンバータ18に起動信号が与えら
れ、発振を開始する。 該発振によりメインコンデンサ22の電圧が漸次充電上昇される。そしてこの充
電による電圧上昇が一定値を上回ると、これによって高圧のツェナーダイオード
21にツェナー電流が流れ、端子cを介して・III内の電流検出回路により上記ブ
ロックIIのマイコンに充電完了信号が与えられ、この充電完了信号を受け たマイコンは、端子aを「Hi」、端子bを開放状態とする。 このため発振トランジスタ14のベース−エミッタ間はトランジスタIIにより短
絡され、上記発振動作は停止される。また、端子bが開放状態とされるため、端
子aの信号が停止した時点でも上記起動信号が流れることはなく閃光装置の発振
停止状態は維持される。 端子dは、閃光装置の動作を開始させるトリガー回路であるブロックIVに接続
されていて、制御回路であるブロックIIの内蔵マイコンからの発光信号を受けて
放電管23を発光させる。 ブロックIIは、上述したように回路要素として記憶素子を含む制御回路として
のマイコンを内蔵した回路であって、不図示のカメラレリーズボタンが押される
ことにより、トランジスタ6を導通状態とさせ、ブロックIIIに電源を供給する
ようになっている。 ここでブロックIIIは、上記トランジスタ6の導通により電源の供給を受けて
、不図示の露出情報検出回路,測距情報検出回路等により所定の情報を検出し、
該検出した情報信号をブロックIIのマイコンに与えるものである。したがってこ
のブロックIIIから該所定の情報が与えられたブロックIIは、これらの情報に基
づいてカメラの撮影動作に必要な各動作機構制御のための演算,処理を行ない、
カメラを所定の手順に従い撮影動作させる。 この際、露出(測光)情報に基づく演算等により、閃光装置の使用が必要でな
い場合は上記ブロックIの端子bへの信号出力は出されないが、閃光装置の使用
が必要と判断された場合には、上記の如く制御端子Aを介してブロックIの端子
bを「Low」とする信号(すなわち閃光装置の発振開始信号)が出力される。 この発振開始信号により閃光装置の発振が開始されると、閃光装置内のメイン
コンデンサ22への充電のために電源電池1の電圧は急激に降下し、ブロックIIで
あるメイン制御回路は、その電力供給を電源電池1に依存したままでは作動が行
なえなくなり、バックアップ用コンデンサ4に依存して作動を行なうことになる
。ここで該バックアップ用コンデンサ4に依存して行なわれるメイン制御回路の
作動は、本例では記憶素子の情報保存を保証するホールド状態とし ての動作とされている。 なお本例における通常状態から該ホールド状態への動作切換えは、後述するよ
うに電源電池1の電圧低下を検出する電圧検出回路の出力信号によって与えられ
、マイコンは上記出力信号を受け、必要データをメモリに確保したのち、ホール
ド状態となる。 ストップモード及びホールドモード等への移行は一般的に外部信号により起動
され、プログラムにより必要データを確保したのち、上記状態に入り、このモー
ドの解除は、直接マイコン端子へ外部より信号を与えることにより行なわれる。 ブロックIIIは、カメラの測光,測距を行なう各機構のための制御回路(図示
せず)、及び電圧検出回路が含まれており、本例における該ブロックIIIへの電
源供給が、第1図に示されるトランジスタ6を介してブロックIIにより制御され
て与えられることは既に述べた。 第4図は本例の上記ブロックIII中に設けられている電圧検出回路の構成を示
したものであり、この図において、28はコンデンサ8の電圧レベルが一定値を越
えているか否かを検出・判定するためのコンパレータを示し、その入力の一端は
基準電圧27に接続されていると共に、他端はコンデンサ8の電圧が抵抗25,26に
より分圧されたレベルを検出するようになっている。また第4図中の端子c´は
、第3図において示したブロックIの端子cに接続されていて、コンパレータ30
により、ブロックIである閃光装置の充電完了信号を検出するために用いられる
。 なお上記抵抗25,26及び上記基準電圧27の関係は、ブロックのII内蔵マイコン
の通常動作のために必要な最低動作電圧値(以下VDDという)以上となるように
設定されている。したがって、閃光装置のメインコンデンサ22への充電のために
降下した電池電源の電圧が、充電の進行に伴なって漸次回復し、上記設定電圧値
以上となれば、コンパレータ28はこれを検出してブロックIIのマイコンに対して
ホールドモード解除信号を出力し、端子eを介して該解除信号をブロックIIのメ
イン制御回路に与えることができる。 これ以後上記マイコンは、上記信号を受けることによりホールドモードが解 除されるため、通常動作状態となり、閃光装置の充電完了信号を受け入れるため
のスタンバイ状態となる。 閃光装置の充電完了信号が抵抗29に発生すると、コンパレータ30がこれを検出
して反転し、端子fを介してブロックIIのマイコンに充電完了状態の信号を与え
る。 該充電完了信号が与えられた上記マイコンは、第3図に示した端子aに「Hi」
レベル信号を与え、かつ端子bを開放して上述の如く閃光装置の発振を停止させ
る。発振停止後端子aは開放され、この状態では端子bも開放されているため発
振は行なわれない。 次に、以上のように構成された第1図回路の作動に伴なう各電源、すなわち電
源電池1,ブロックIIの電源であるVDD電圧,ブロックIIIの電源であるVcc
電圧波形を第2図に基づき説明する。 カメラの撮影に際し、閃光装置の使用が必要とされる場合には、まず、時点t
0において閃光装置のDC−DCコンバータ18が作動する。このため電源電池1の電
圧は急激に降下する。この際、電源電池1の電圧は、上記の如く閃光装置のDC−
DCコンバータ18が作動しているために、発振トランジスタのオン−オフに同期し
てリプルが発生している(第2図(a)参照)。 閃光装置のメインコンデンサ22の充電に伴なう電源電池1の電圧降下により、
ブロックII及びブロックIIIの電源電圧も低下し、これ以後、ブロックIIの電源
電圧VDDは、バックアップ用コンデンサ4によって、マイコンの充電開始信号の
発生以後の処理及びホールド状態への移行処理の実行時間中バックアップされる
。 時点t1にて電池電圧の低下が検出されると、時点t2に至る迄の期間、マイコ
ンのホールド状態への移行処理が行なわれ、時点t2にてホールド状態となる。 時点t2においてホールド状態になると、上記バックアップ能力は増加する。
さらに電源電池1の電圧は、メインコンデンサ22の充電進行に伴なってリプル分
を含みながら漸次上昇するが、このリプル分はダイオード3により平滑され、コ
ンデンサ4の電圧VDDが上昇する。 ブロックIIIの電源電圧Vccは、チョークコイル及びコンデンサ8により構成
されたフィルタ回路によりリプル分が除去され、大略リプル部を含まない電位に
て暫時上昇する(第2図(c)参照)。そして該Vccの電圧が所定の検出レベルに
達すると、上述の如くブロックIIのマイコンへのホールド解除信号が出力され、
これによって該マイコンはホールド状態を脱して閃光装置の充電完了信号を受け
入れ可能なスタンバイ状態となる。 閃光装置の充電の進行により、充電が完了して上述した充電完了信号がブロッ
クIIのマイコンに入力されると、該マイコンは閃光装置の発振を停止させ、閃光
装置の充電の期間の最低動作電圧を確保することが可能となる。 以上のような構成の電源装置によれば、閃光装置の充電完了とは独立して制 源電池の消耗状態による不具合を招かない利点がある。 なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではない。例えばフィルター回
路としてチョークコイル7を有する第4図に示したブロックIIIの電圧検出回路
に換えて、第5図に示すようにコンパレータ28の検出端子にコンデンサ31を接続
した構成のものを用いることも勿論可能である。 また低消費モードに移行した場合、電圧検出回路の作動は電源電池の急激な降
下が起った後 所定時間の遅れをもつように構成することが実用上好ましい。電
源電池が降下してゆく途中での検出誤動作を防止することができるからである。 更にまた、メイン制御回路をホールド状態に移行させる方式を、閃光装置の発
振開始信号の発生により行なわせる場合の他、上記ホールド状態解除時点検出用
の電圧検出回路と同様に、電圧検出回路を用いて検出した信号をホールド状態移
行に利用させるようにすることも可能である。 第6図及び第7図に他の実施例をフロチャートで示す。 第1図に示した電源スイッチ2を閉成することにより、カメラ制御回路等各ブ
ロックに電源が投入される。カメラ制御部内のマイコンは、データを初期化し、
レリーズボタンの半押し状態を待つスタンバイモードとなる。シャッターボタン
の第1ストロークで制御回路は電池の状態を確認しカメラのシーケンス を作動可能か否かを判断し、可能と判断することにより、BSNGラッチをリセット
する。不可の場合BSNGラッチはデータ1が格納される。第6図に示すフローチャ
ートはその後記号#1よりスタートする。電池能力がシーケンスを作動するに足
りない場合、前記のとおりBSNGラッチは“1”であり、BSNGのルーチンに入り一
定時間停止後、初期状態に戻る。BSNGラッチが0の場合、まず測距回路により距
離を測定する。次にフィルムのDXコード又は手動設定されたフィルムの感度デー
タを読み取る。次に測光回路により被写体の輝度を測定する。これらのデータは
撮影のための演算形式に従いデータ変換され、測距情報及びフィルム感度か加味
された測光データがメモリーに格納される。次にストロボのモード例えばマニュ
アルオンスイッチなどで強制的にストロボが使用されるモードが判別された場合
に分岐する。また強制的なストロボ使用モードでない場合は前記の測光データを
確認し被写体輝度が低い場合同様に分岐する。強制ストロボモード又は低輝度の
場合、FAラッチには“1”が格納され、フラッシュ・オートモードであることを
記憶する。次にタイマー1をスタートさせる。タイマー1はすでにストロボが充
電されている場合、マイコンをホールドモードにしないためのゲード時間を作っ
ている。ストロボが充電を開始すると電池電圧は、急激に低下するがすでに充電
されている場合や、残留電圧が高い場合には、電池電圧は、極端な低下をしない
ため、マイコンはホールド状態に入る必要がない。ストロボ発振開始時点から数
msec経過した時点で電池電圧は最低電位となるため十数msec〜数百msec程度のタ
イマーを構成し、このタイマーの作動期間に電圧検出回路の信号は発生しない場
合では、ホールドモードに移行しないようにしている。タイマー1の作動を開始
し、CGENDラッチに“0”を入力する。これは、“1”の場合充電完了状態、“
0”の場合充電中であることを示すラッチである。チャージエンドラッチ (CGE
NDL)がリセットされると、ストロボの発振状態を設定する。これは、第3図に示
す端子a及びbを設定するルーチンでa端子を開放又はロウレベルとし、b端子
をグランドに図示しないスイッチング素子により、短絡させることにより設定さ
れ、この動作でストロボは発振を開始する。次に電圧検出回路により、電池電圧
が所定電圧以下に低下するとホールド端子(HOLD) に“1”がセットされプログ
ラムは分岐する。 ホールド端子に“1”がセットされるとホールドモードのルーチンに入り、必要
データをメモリに格納したのち、ホールド状態に入る。この状態でプログラムは
一時進行が停止する。ストロボの充電が行なわれ、マイコンの複数可能な所定の
電圧にまで、電池電圧が復帰すると、電圧検出回路によりホールド解除信号が与
えられ、マイコンは復帰し、停止していたプログラムは進行する。ホールド端子
にストロボの発振以後所定時間の間、ホールド信号のない場には、タイマー1が
カウントアップするかタイマーの作動中に充電完了信号が与えられるかで分岐し
、前者の場合#5へ、後者の場合、ストロボの充電制御端子a及びbが充電停止
状態に設定される。この場合a端子にはハイレベルの信号が与えられ、b端子は
開放される。またタイマー1を停止し、充電完了表示を行なったのち、充電完了
を記憶するためエンドラッチ(CGENDL)に“1”を入力し、#5へ進行する。 第7図にその後の進行を示すフローチャートを示している。このプロブラムは
特にストロボ充電が進行し前記のようにマイコンが復帰したのち、ストロボの充
電時間が長くかかる場合電池の消耗を表示させる手段を示している。#5より、
プログラムを進行させるとタイマー1の作動中に充電が完了した場合と、タイマ
ー1がカウントアップしたのち、ホールド状態に移行しなかった状態及びホール
ドから復帰した場合とで分岐する。前者チャージエンドラッチ(CGENDL)が“1”
となっており、#3へプロブラムは進行するが後者の場合は、所定時間経過して
もストロボの充電完了がない場合と、さらに所定時間内に充電完了する場合とで
、分岐が異なる。所定時間をここでは10秒と設定しているが、この時間は任意
に設定出来る。マイコンが復帰し、10秒以内に充電完了となった場合マイコン
はストロボの充電完了のための端子処理を前記と同様に行なった後に充電完了表
示を行ない、チャージエンドラッチを“1”として、充電完了状態を記憶する。
また10秒経過してもチャージアップ信号は発生しない場合には、電池の消耗を
示す表示を行なったのち、前記と同様充電完了処理を行ない#3に進行する。#
3は第6図に示すフローに戻り測距データ等に基づく鏡筒駆動データを演算し、
また調整データを読み込み、シャッターの第2ストロークを待つルーチン#4へ
と進行する。尚#6は、充電途中でシャッター ボタンの第1ストロークが解除された場合のルーチンで図示しないストロボ充電
ルーチンを介して、シャッターボタンの第1ストロークを受け入れるスタンバイ
モードに戻るルーチンである。以上のようにマイコンの通常動作状態への復帰時
点の検出を閃光装置の充電完了時点の検出とがいずれも電池電源の電圧レベルに
依存していて、かつこれらの両者時点の時間間隔は、使用している電池の消耗状
態に略比例的に依存していることから、前記タイマーの時間を予め設定すること
により、電池電源の消耗状態を検出及び警告することも可能となる。 (発明の効果) 以上のように、本発明では、ストロボ回路への充電により電源電圧が所定レベ
ルよりも低下したときには、コンピュータ手段にて処理されているデータを記憶
するとともに、コンピュータ手段をこの記憶を保持できる程度の低電力消費状態
となるホールドモードに移行させるようにしている。 このため、本発明を用いれば、上記のように電源電圧が低下した状態となって
もカメラの制御に必要なデータを消滅させたりストロボ回路の正常動作を損なっ
たりすることがなく、また大容量のバックアップ用コンデンサを用いなくてもス
トロボ回路の充電が進み電源電圧が回復するまでコンピュータ手段の動作を保証
することができる。 しかも、本発明では、電源電圧が回復するのを待ってコンピュータ手段をホー
ルドモードから通常動作状態へ移行させるので、ホールドモード移行前にコンピ
ュータ手段が行っていた制御を続行させ、ストロボ回路の充電完了動作等を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】 図面第1図は本発明よりなる写真用閃光装置を備えたカメラの一実施例におけ
る電源供給系を説明するための図、第2図(a),(b),(c)は本実施例における各部
の電圧波形を示した図、第3図は本実施例における閃光装置の回路構成を示した
図、第4図は本実施例における電圧検出回路の構成を示した図、第5図は本実施
例における電圧検出回路の他の構成例を示した図である。第6図及び第7図は他
の実施例のフローチャートを示した図である。 1:電池 2:電源スイッチ 3:ダイオード(整流用素子) 4:バックアップコンデンサ 5:抵抗 6:トランジスタ 7:チョークコイル 8:コンデンサ 9,10,13,16,17,20,24,25,26,29:抵抗 11,14,15:トランジタ 12,27,31: コンデンサ 18:発振回路 19:ダイオード 21:ツェナーダイオード 22:メインコンデンサ 23:放電管 28,30:コンパレータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電源手段にて電力が供給されるコンピュータ手段と、閃光管、該閃光管への放
    電電荷を蓄積するメインコンデンサおよび前記電源手段に接続され該電源手段の
    電圧にて作動し前記メインコンデンサへの充電電流を供給するコンバーターを備
    えたストロボ回路を含む負荷回路とを前記電源手段の負荷として有し、該負荷回
    路を前記コンピュータ手段にて制御するカメラのための制御装置において、 前記電源手段に対してアノードが接続されカソードがバックアップ用コンデン
    サに接続される整流手段を設け、該バックアップ用コンデンサの電力を前記コン
    ピュータ手段に印加させるとともに、 前記ストロボ回路の充電動作に際して前記電源手段の電圧が所定レベルより低
    下した時に、前記コンピュータ手段にて処理されているデータをメモリ手段に格
    納した後に前記コンピュータ手段を通常動作状態からホールドモードへ移行させ
    るホールド処理を行わせ、前記コンピュータ手段を低電力消費にて保持させて前
    記バックアップ用コンデンサの作用により前記コンピュータ手段への給電を保持
    し、更に前記電源手段の電圧レベルの回復にて前記ホールドモードから通常動作
    状態へ移行させて前記コンピュータ手段での制御を続行させることを特徴とする
    カメラのための制御装置。

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