JP2562016Y2 - 操向モード切換機構 - Google Patents

操向モード切換機構

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JP2562016Y2
JP2562016Y2 JP1991035026U JP3502691U JP2562016Y2 JP 2562016 Y2 JP2562016 Y2 JP 2562016Y2 JP 1991035026 U JP1991035026 U JP 1991035026U JP 3502691 U JP3502691 U JP 3502691U JP 2562016 Y2 JP2562016 Y2 JP 2562016Y2
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JP
Japan
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mode
steering
switch
skew
horizontal
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JP1991035026U
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JPH04128981U (ja
Inventor
悦郎 大西
幸徳 木村
英明 野口
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セイレイ工業株式会社
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車の如く、狭
いスペースにおいて、旋回しながらの作業を自由に行え
るように構成した特殊車輌の操向モード切換機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から操向駆動輪を具備して、「前輪
モード」と「斜行モード」と「横S字モード」等の複数
の旋回モードを切換可能とした技術は、実開平2−33
730号公報に記載の如き技術が公知とされているので
ある。
【0003】
【考案が解決すべき課題】従来の高所作業車において
は、「前輪モード」と「斜行モード」と「横S字モー
ド」等の、特殊な操向モードの切換を、操向モード切換
スイッチの操作により行っていたのである。しかし、高
所作業車が壁際において作業している場合においては、
「斜行モード」と「横S字モード」を敏速に使い分ける
ことにより、作業性の向上を図れる場合があるのであ
る。本考案は、このような場合において、ステアリング
レバーの頂部に突設したトップスイッチを切換操作する
ことにより、「斜行モード」と「横S字モード」の間で
交互に切換えが出来るように構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】次に該課題を解決する為
の手段を説明する。車体の前後に配置した操向駆動輪2
・3を、各別に操向操作可能とし、操向モード切換スイ
ッチ6の切換えにより、車輌を「前輪モード」と「斜行
モード」と「横S字モード」に操向操作可能とし、「前
輪モード」と「斜行モード」と「横S字モード」の各モ
ードで、ステアリングレバー7の前後左右360度方向
への回動により操向操作すべく構成し、該ステアリング
レバー7の頂部にトップスイッチTを設け、該トップス
イッチTの切換により、「斜行モード」と「横S字モー
ド」とを交互に切換可能とし、「前輪モード」により走
行している状態では、トップスイッチTを操作しても、
「斜行モード」と「横S字モード」に切換えることが出
来ないように構成したものである。
【0005】
【作用】次に、本考案の作用を説明する。図9において
は、高所作業車を壁際に配置して作業を行っている状態
を示している。まず、高所作業車が(a)の位置から、
壁際に近い(b)の位置まで移動する場合には、そのま
まの姿勢を平行移動できる「斜行モード」により移動す
るのが効率的である。そして壁Wの壁際に近付いた位置
で停止し、次にトップスイッチTを押して、「横S字モ
ード」に移り、前輪位置はそのままに近い状態とし、後
輪側を壁Wに近付くべき操向を行わせ、高所作業車が壁
Wと平行に近い状態となった所で、再度トップスイッチ
Tを押して「斜行モード」に戻すのである。そして、そ
のまま「斜行モード」で(d)まで移動することによ
り、高所作業車を壁Wと平行な状態で最も近付ける操作
が出来るのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は高所作業車の
側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく操作ボック
スBの部分の平面図、図4は駆動操作系統を示す平面
図、図5は「斜行モード」の操向状態を示す平面図、図
6は「横S字モード」の操向状態を示す平面図、図7は
操作ボックスBの部分の斜視図、図8はステアリングレ
バー7とトップスイッチTの部分の側面断面図、図9は
作用を示す図面である。
【0007】図1において、高所作業車の作業台11を
伸長した状態を説明する。高所作業車は作業台11とそ
れを支持するシザースリンク13と走行台車12により
構成している。該シザースリンク13を伸縮するのが、
昇降シリンダ14である。そして走行台車12は、操向
駆動輪2・3とキャスター輪1・4により支持してい
る。該昇降シリンダ14とキャスター輪1・4とを操作
する操作ボックスBが作業台11に設けられており、該
キャスター輪1・4の操向モードを切り換える際におい
て、踏み操作するフットスイッチ5が設けられている。
【0008】図2・図4においては、走行台車12の平
面図が開示されている。該走行台車12にも下部操作ボ
ックスCが配置されており、またバッテリーと該バッテ
リーにより駆動されるDCモータと、該DCモータによ
り駆動される油圧ポンプPが配置されている。該油圧ポ
ンプPからの圧油により、操向駆動輪2・3の油圧モー
タを駆動し、また操向シリンダ15・17を伸縮する。
そして該操向駆動輪2・3が操向シリンダ15・17に
より回動された後の位置を検出する操向位置センサ16
・18が設けられている。
【0009】図3においては操作ボックスBと下部操作
ボックスCの構成が示されている。該操作ボックスBに
は、ステアリングレバー7と操向モード切換スイッチ6
が配置されており、また作業台11を昇降操作する作業
台昇降操作レバー8が配置されている。該操向モード切
換スイッチ6により切換操作した後の操向モードが表示
される操向モード表示装置30が設けられている。本考
案は該ステアリングレバー7の頂部にトップスイッチT
を設けたものである。
【0010】図5においては、「斜行モード」の場合を
示している。該「斜行モード」により操向する場合に
は、操向駆動輪2・3は同じ方向に平行位置となるよう
に操向シリンダ15・17により操作されるのである。
故に、該「斜行モード」の場合には、真横から前後方向
まで、あらゆる方向に平行移動することが出来るのであ
る。また、図6においては、「横S字モード」による操
向状態が示されている。この「横S字モード」の場合に
は、操向駆動輪2・3の中の一方を走行台車12の長手
方向に対して直交する方向に位置固定し、他方の操向駆
動輪2・3のみを操向シリンダ15・17により回動す
るのである。そして、操向駆動輪2・3の一方は直交方
向に固定し、他方のみを操向回動する状態で、操向駆動
輪2・3の両方を逆の方向に回転する場合には左の2枚
の図面の如く、「横S字モード」の操向をし、直交した
側の操向駆動輪2・3の回転を停止し、他方のみを回転
駆動すると、図6の右側の2枚の如く、ピボットターン
が出来るのである。
【0011】そして、上記「斜行モード」と「横S字モ
ード」の切換は、従来は、オペレーターが別に操向モー
ド切換スイッチ6を操作してから、操向駆動輪2・3の
初期位置設定を行い、次にステアリングレバー7を操作
することにより行われていたのであるが、本考案におい
ては、該操向モード切換スイッチ6の操作なくして、ス
テアリングレバー7の上のトップスイッチTを操作する
ことにより、瞬間的に「斜行モード」と「横S字モー
ド」の切換と、初期位置設定が出来るように構成したも
のである。「斜行モード」と「横S字モード」の他に
「前輪モード」があるが、これは通常の高所作業車の他
の場所等への移動において、普通の操向車輌のように走
行する場合において用いる操向モードであるので、この
ような或る程度の高速で走行している状態で、トップス
イッチTのような簡易的なスイッチにより、突然操向モ
ードの切換が行われ、操向駆動輪2・3の初期設定の為
に操向駆動輪2・3が回動されることは、機体の横転等
の危険状態の発生に繋がるので、「前輪モード」で走行
している状態では、トップスイッチTを操作しても、
「斜行モード」や「横S字モード」に切り換えられるこ
との無いように構成している。
【0012】図7・図8において示す如く、ステアリン
グレバー7の握りの部分の頂部に、トップスイッチTを
突出している。該トップスイッチTは雨水が浸入するこ
との無いように、防水スイッチに構成している。そして
該トップスイッチTを押すことにより、「斜行モード」
の時は「横S字モード」に、「横S字モード」の時は
「斜行モード」に切り替わるのである。そしてフットス
イッチ5を踏み操作することにより、ステアリングレバ
ー7の操作する方向の初期位置設定が行われるので、そ
のフットスイッチ5は操向モードの異なる走行が出来る
のである。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、図9において
示す如く、まず高所作業車が(a)の位置から、壁際に
近い(b)の位置まで移動する場合には、そのままの姿
勢を平行移動できる「斜行モード」により移動するのが
効率的である。そして、壁Wの壁際に近付いた位置で停
止し、次にトップスイッチTを押して、「横S字モー
ド」に移り、前輪位置はそのままに近い状態とし、後輪
側を壁Wに近付くべき操向を行わせ、高所作業車が壁W
と平行に近い状態となった所で、再度トップスイッチT
を押して「斜行モード」に戻すのである。そして、その
まま「斜行モード」で(d)まで移動することにより、
高所作業車を壁Wと平行な状態で最も近付ける操作が出
来るのである。以上の如く、トップスイッチTにより
「斜行モード」と「横S字モード」が簡単に切換出来る
ので、壁際の操作が効率的に行われるのである。第2
に、「前輪モード」により、他の場所等への移動する場
合において、普通の操向車輌のように走行する場合に、
或る程度の高速で走行している状態で、トップスイッチ
Tのような簡易的なスイッチにより、突然操向モードの
切換が行われ、操向駆動輪2・3の初期設定の為に操向
駆動輪2・3が回動されることは、機体の横転等の不具
合が発生する可能性があるが、本考案の如く「前輪モー
ド」により走行している状態では、トップスイッチTを
操作しても、「斜行モード」と「横S字モード」に切換
えることが出来ないように構成したので、このような不
具合を解消することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車において作業台11を上昇した状態
の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく操作ボックスBの部分の平面図である。
【図4】駆動操作系統を示す平面図である。
【図5】「斜行モード」の操向状態を示す平面図であ
る。
【図6】「横S字モード」の操向状態を示す平面図であ
る。
【図7】操作ボックスBの部分の斜視図である。
【図8】ステアリングレバー7とトップスイッチTの部
分の側面断面図である。
【図9】作用を示す図面である。
【符号の説明】
B 操作ボックス T トップスイッチ 1,4 キャスター輪 2,3 操向駆動輪 11 作業台 12 走行台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−146757(JP,A) 実開 平3−26672(JP,U) 実開 平2−33730(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後に配置した操向駆動輪2・3
    を、各別に操向操作可能とし、操向モード切換スイッチ
    6の切換えにより、車輌を「前輪モード」と「斜行モー
    ド」と「横S字モード」に操向操作可能とし、「前輪モ
    ード」と「斜行モード」と「横S字モード」の各モード
    で、ステアリングレバー7の前後左右360度方向への
    回動により操向操作すべく構成し、該ステアリングレバ
    ー7の頂部にトップスイッチTを設け、該トップスイッ
    チTの切換により、「斜行モード」と「横S字モード」
    とを交互に切換可能とし、「前輪モード」により走行し
    ている状態では、トップスイッチTを操作しても、「斜
    行モード」と「横S字モード」に切換えることが出来な
    いように構成したことを特徴とする操向モード切換機
    構。
JP1991035026U 1991-05-17 1991-05-17 操向モード切換機構 Expired - Lifetime JP2562016Y2 (ja)

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JPH04128981U JPH04128981U (ja) 1992-11-25
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JP3026672U (ja) * 1996-01-09 1996-07-16 村田機械株式会社 給紙用カセット

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