JP2561442Y2 - カップ型コアレスモータ - Google Patents

カップ型コアレスモータ

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Publication number
JP2561442Y2
JP2561442Y2 JP7470293U JP7470293U JP2561442Y2 JP 2561442 Y2 JP2561442 Y2 JP 2561442Y2 JP 7470293 U JP7470293 U JP 7470293U JP 7470293 U JP7470293 U JP 7470293U JP 2561442 Y2 JP2561442 Y2 JP 2561442Y2
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JP
Japan
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bearing
cup
magnet
shaft
coreless motor
Prior art date
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Application number
JP7470293U
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English (en)
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JPH0744385U (ja
Inventor
謙次 田端
昌弘 金子
Original Assignee
狭山精密工業株式会社
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Publication date
Application filed by 狭山精密工業株式会社 filed Critical 狭山精密工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ページャの振動発生部
等の用途を有するカップ型コアレスモータに係り、更に
詳しくは、カップ状ロータコイル及びマグネットを極限
まで小径化した小型高出力のカップ型コアレスモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ページャの振動発生部を構成する
モータには、可及的小型化を実現すべくコアレスモータ
が用いられている。コアレスモータのシャフトには分銅
が偏重心状態で取り付けられており、モータが回転した
時に振動(バイブレーション)を発生することがよく知
られている。ページャの振動発生部は、ページャに呼出
が掛かっていることを電子音等の音声によってではなく
体感振動により報知するものである性質上、報知振動の
大きい方がより好ましいとされ、出来るだけ重い分銅を
装備し得るように、より高出力のカップ型コアレスモー
タが要望されている。
【0003】従来のカップ型コアレスモータの一例を、
図6を参照して説明すると、カップ型コアレスモータ1
0の内部構成に関して、ステータ部はケーシング11に
固定された円筒形のメタル製の軸受ハウス42の外周部
にマグネット50が取り付けられると共に、当該メタル
軸受ハウス42の両端部内側に軸受メタル32,32が
挿着されて成り、該軸受メタル32,32にシャフト2
0が挿通され、ロータ部はシャフト20にコンミュテー
タ82及びカップ状のロータコイル60が固定され、ケ
ーシング11の内部のブラシ台84に取り付けられたブ
ラシ83がコンミュテータ82に弾接されて成る。即
ち、前記ステータ部に於て、軸受メタル32,32はマ
グネット50の内側に配置されており、マグネット50
の内径寸法は軸受メタル32,32の外径寸法に左右さ
れていることに成る。尚、振動発生部は、カップ型コア
レスモータ10のシャフト20を分銅70の挿入口71
に挿着し、シャフト20に分銅70を偏重心させて取り
付けて成る。前記カップ60にはコイルが捲回されてい
る。図中符号9はリード線を、また符号21はライナー
を示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】さて、従来のページャ
の振動発生部は、シャフト20の先端部に重い偏心分銅
70を取り付けてこれを高速で振り回すと、カップ型コ
アレスモータ10の回転が高速に成るに連れて当該シャ
フト20に撓みが発生し、重い偏心分銅70を回転させ
るというよりは、むしろ振り回す形と成り、シャフト2
0にスラスト力が作用し始め、分銅70付ロータ部(カ
ップ状ロータコイル60やコンミュテータ82)に横移
動(スラスト)が発生し、この結果カップ型コアレスモ
ータ10のシャフト20のライナー21が軸受メタル3
2,32の端面に接触し摩擦を起し始める。このような
問題を除去するには、シャフト20をある程度太くして
シャフト20が撓む現象を押さえ込むしかない。しかし
ながら、シャフト20の径を太いものにすると、軸受メ
タル32,32の内径を大きくせざるを得ず、軸受メタ
ル32,32の外径も大きく成り、これに連れてメタル
軸受ハウス42、延いてはマグネット50の径が大きく
成って行くのである。
【0005】逆に、カップ型コアレスモータ11を小型
化しようとすれば、前記カップ状ロータコイル60やマ
グネット50を小さくする必要があり、マグネット50
を小さくするためには、軸受メタル32,32やシャフ
ト20が小径のものと成らざるを得ず、この結果カップ
型コアレスモータ11の出力や各部品の耐久性が低下す
る問題が発生する。即ち、カップ型コアレスモータ11
の小型化と高出力化とは相反する命題なのである。尚、
軸受メタルに含油式軸受メタルを採用する場合には、含
油容量をある程度以上確保しなくては成らないから、シ
ャフト20やマグネット50にそのしわ寄せが行くこと
に成る。
【0006】本考案は、このような二律背反的問題を解
決して、小型且つ高出力のカップ型コアレスモータを提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、一端に一方の軸受が配設された筒状のハ
ウジングと、前記ハウジングの内部に設けられ、前記一
方の軸受が配設されたハウジング端に一端が固定され、
この固定端からハウジングの軸方向に伸張した他端に他
方の軸受が配設されている軸受ハウスと、前記両軸受の
内側位置で前記軸受ハウスの外周に固定されたマグネッ
トと、前記両軸受に軸支され、前記マグネットの外周に
伸びたカップ状のロータコイルを支持するシャフトと、
を含み、前記マグネットの内径を前記軸受の外径より小
さく成るように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】軸受メタルをマグネットの両端部より外側に配
設すると、当該マグネットの内径をシャフトの外径に近
付けることが可能に成る。従って、マグネットの内径を
小さくすることが出来るのである。即ち従来軸受メタル
の外周上に設けられていたメタルハウスとシャフトとの
間に存在していた空隙Sが大きく減少するため、軸受メ
タルやシャフトの外径を従来通りの寸法に、或いは幾分
大きく取ることが出来るにも拘わらず、マグネットの直
径、延いてはカップ状ロータコイルの直径を小さくし
て、コアレスモータ全体を小型化出来るように成り、こ
の結果、本考案では小型且つ高出力のカップ型コアレス
モータの提供が可能と成っている。
【0009】
【実施例】次に本考案の実施例を説明するが、本考案は
この実施例にのみ限定されるものではない。
【0010】図1乃至図4は、本考案の第1実施例を表
わすが、カップ状ロータコイル6及びマグネット5を小
径化し、軸受、実施例においては軸受メタル3,30を
マグネット5の両端部より外側に配設すると共に、マグ
ネット5の内径を両端の軸受メタル3,30の外径より
小さく成るように構成して成るカップ型コアレスモータ
1である。シャフト2の先端部分には分銅7がその軸孔
で偏重心の状態で取り付けられている。図2で表わされ
るように分銅7側の一方の軸受メタル3は筒状のハウジ
ング4の一端に圧入されている。符号40は軸受ハウ
ス、実施例においてはメタル製の軸受ハウスを示すが、
円筒形状の軸受ハウス40の分銅7側の一端が軸受メタ
ル3を至端としてハウジング4に圧入固定されている。
一方、図3で表わされるように円筒形状の軸受ハウス4
0の軸方向に伸張したコンミュテータ8側他端の内径寸
法が、他方の軸受メタル30の外径寸法に一致するよう
に拡大状態に形成されており、該部に軸受メタル30が
圧入配設されている。尚、図中符号80はブラシを、符
号81はブラシ台を示す。前記シャフト2は両軸受メタ
ル3,30に軸支され、マグネットの外周に伸びたカッ
状ロータコイル6を支持している。
【0011】而してシャフト2、軸受メタル3,30、
マグネット5、カップ状ロータコイル6の位置関係が図
4にて図示されているが、軸受メタル3,30がマグネ
ット5の両端部より外側に配設された関係、すなわち、
マグネット5が両軸受メタル3,30の内側位置で軸受
ハウス40に固定されている関係で、カップ状ロータコ
イル6及びマグネット5の径が小型化されており、この
結果、本実施例のカップ型コアレスモータ1が、シャフ
ト2及び軸受メタル3,30の寸法が従前通りであるに
も拘わらず、全体として小径のものと成っているのであ
る。
【0012】即ち、従来軸受メタル32の外周上にあっ
軸受ハウス42とシャフト20との間に存在していた
空隙Sが、本実施例では殆ど無くり、マグネット5の
直径とカップ状ロータコイル6の直径が小さく成り、全
体の小型化に寄与し、而も小型且つ高出力のカップ型コ
アレスモータ1の提供が可能と成ったのである。
【0013】次に、図5は本考案の第2実施例を表わす
が、本実施例の特徴は、分銅7側の軸受メタル31の外
径と軸受ハウス40の外径とが一致しており、マグネッ
ト5の内径と一致している点に存する。即ち、分銅7側
の軸受メタル31と軸受ハウス40とがハウジング41
の同一径部に圧入されている。尚軸受メタル31の肉厚
が薄く成っている分、その長さ寸法を長く取っている
が、その他の部位は第1実施例に倣うものである。
【0014】当該分銅7側の軸受メタル31はハウジン
グ41に圧入されており、コンミュテータ8側の軸受メ
タル30よりも安定的に固定し得るため、このような構
成が可能である。
【0015】尚、本考案は上述した実施例に限定され
ず、例えばカップ型コアレスモータの外径を従来のもの
と同一とし、前記空隙Sが無くった分マグネットや
ップ状ロータコイルを大きくすれば更に強力な出力を得
ることが可能であるが、このような構成もまた本考案の
権利範囲である。また本考案のカップ型コアレスモータ
は特にページャの用途に拘らないものである。
【0016】
【考案の効果】以上、本考案は小型で高出力のカップ型
コアレスモータを提供すべく、カップ状ロータコイル
びマグネットを小径化し、軸受メタルをマグネットの両
端部より外側に配設する、すなわち、マグネットを両軸
受の内側位置で軸受ハウスに固定すると共に、マグネッ
トの主要部の内径を少くともコンミュテータ側の軸受メ
タルの外径より小さく成るように構成した。
【0017】この結果、従来シャフトと軸受ハウスとの
間に存在していた空隙を極僅かなものとすることが出
来、カップ状ロータコイル及びマグネットを極限まで小
径化した小型高出力のカップ型コアレスモータを提供す
ることに成功し、所期の目的を達成することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の部分断面図である。
【図2】同実施例の分銅側の軸受メタルの取付状態説明
図である。
【図3】同実施例のコンミュテータ側の軸受メタルの取
付状態説明図である。
【図4】同実施例のカップ状ロータコイルの取付状態説
明図である。
【図5】第2実施例の分銅側の軸受メタルの取付状態説
明図である。
【図6】従来例の部分切欠断面図である。
【符号の説明】
1 カップ型コアレスモータ 2 シャフト 3 軸受メタル 30 軸受メタル 31 軸受メタル 4 ハウジング 40 軸受ハウス 41 ハウジング 5 マグネット 6 カップ状ロータコイル 7 分銅 8 コンミュテータ 80 ブラシ 81 ブラシ台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に一方の軸受が配設された筒状のハ
    ウジングと、 前記ハウジングの内部に設けられ、前記一方の軸受が配
    設されたハウジング端に一端が固定され、この固定端か
    らハウジングの軸方向に伸張した他端に他方の軸受が配
    設されている軸受ハウスと、 前記両軸受の内側位置で前記軸受ハウスの外周に固定さ
    れたマグネットと、 前記両軸受に軸支され、前記マグネットの外周に伸びた
    カップ状のロータコイルを支持するシャフトと、 を含み、前記マグネットの内径を前記軸受の外径より小
    さく成るように構成したことを特徴とするカップ型コア
    レスモータ。
JP7470293U 1993-12-29 1993-12-29 カップ型コアレスモータ Expired - Lifetime JP2561442Y2 (ja)

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JPH0744385U JPH0744385U (ja) 1995-11-14
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