JP2561377B2 - 蛍光粘着シートおよびその製造方法 - Google Patents

蛍光粘着シートおよびその製造方法

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JP2561377B2 JP2209188A JP20918890A JP2561377B2 JP 2561377 B2 JP2561377 B2 JP 2561377B2 JP 2209188 A JP2209188 A JP 2209188A JP 20918890 A JP20918890 A JP 20918890A JP 2561377 B2 JP2561377 B2 JP 2561377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高耐候性の蛍光粘着シートに関し、蛍光色が
有する高視認性を利用して、広告・宣伝・装飾の分野で
看板、ウインドステッカーなど、安全・防災の分野で標
識、配管識別などに使用される。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 近年、蛍光シートは、高視認性を有するため広い分野
に使用されるようになってきた。
しかし、従来、蛍光シートの耐候性を向上させるため
に、蛍光層を厚くする方法がとられており、シートが厚
くなり過ぎるため収縮性が大きくなり、物性上限界があ
った。また、蛍光層の上に接着剤を塗工し、白色層にな
る酸化チタンを配合した白色塩ビフィルムを張り合わせ
る工程も必要であった。
次に、蛍光シートは一般色シートと比較すると耐候性
の点で劣り、変色や退色を改善する必要があった。ま
た、有機蛍光顔料は着色力や隠蔽力に劣るため蛍光層は
実用上80μm以上が必要であり、張り合わせる白色塩ビ
フィルムも通常70〜80μm程度のものを使用しているた
め、蛍光シートの厚みを薄くしようとしても限界であっ
た。更に、シートを貼る面が平面の場合は、厚みは大き
な問題とならないが、湾曲しているような場合は作業性
が悪く、シートの厚みを薄くする必要があった。
従って、本発明の目的は、高耐候性薄手タイプの蛍光
シートを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明に従って、剥離紙上に、粘着剤層、(A)酸化
チタンを合成樹脂中に40〜60重量%含有し膜厚が15〜25
μmの白色層、その上に(B)有機顔料を合成樹脂中に
2〜20重量%含有し膜厚が15〜25μmの共色層、その上
に(C)有機蛍光顔料を合成樹脂中に45〜65重量%含有
し膜厚が55〜65μmの蛍光層、その上に(D)紫外線吸
収剤を合成樹脂中に2〜15重量%含有し膜厚が10〜20μ
mの紫外線吸収層を設けて成る、蛍光粘着シート、並び
に、剥離可能な支持シート上に、(1)紫外線吸収剤を
合成樹脂中に2〜15重量%含有した塗料を乾燥膜厚で10
〜20μmとなるように塗工し、(2)次いでその上に有
機蛍光顔料を合成樹脂中に45〜65重量%含有した塗料を
乾燥膜厚で55〜65μmとなるように塗工し、(3)次い
でその上に有機顔料を合成樹脂中に2〜20重量%含有し
た塗料を乾燥膜厚で15〜25μmとなるように塗工し、
(4)次いでその上に酸化チタンを合成樹脂中に40〜60
重量%含有した塗料を乾燥膜厚で15〜25μmとなるよう
に塗工した後、その上に粘着剤を塗工し剥離紙を張り合
せ更に前記支持シートを剥離することによる、蛍光粘着
シートの製造方法が提供される。
更に、本発明を詳細に説明する。
上記の目的のうち耐候性の向上を達成するために本発
明は従来(C)の蛍光層を80μm以上に塗工していたの
に対し、(C)の蛍光層として有機蛍光顔料を合成樹脂
中に45〜65重量%含有した塗料を乾燥膜厚55〜65μmに
塗工し、その上に(B)の共色層として有機顔料を合成
樹脂中に2〜20重量%含有した塗料を乾燥膜厚15〜25μ
mに塗工している。ここで(B)の共色層に使用する有
機顔料は、(C)の蛍光層に使用する有機蛍光顔料と色
相が近似で彩度が高く、高耐候性のものである。
このような層構造にすると、(C)の蛍光層は、
(D)の紫外線吸収層によって太陽光などの光から保護
されるとともに、経時変化により、変色または退色が進
行しても(B)の共色層があるため変色または退色の度
合が少なく実用期間を延長することができる。
また、(C)の蛍光層が有する高輝性色をそこなわな
いようにするため(B)の共色層には高彩度の有機顔料
を使用する。しかしながら、そのような有機顔料は、一
般に隠蔽力に乏しいため、彩度を維持するために反射層
として(A)の白色層が必要となる。
もう一つの目的であるシートの厚みを薄くすることを
達成するために本発明は、従来(C)の蛍光層の反射層
として70〜80μmの白色塩ビフィルムを張り合わせてい
たが、(A)の白色層として酸化チタンを合成樹脂中に
40〜60重量%に含有した塗料を乾燥膜厚15〜25μmに塗
工している。
通常、白色塩ビフィルムはカレンダー法により製造さ
れるが、製造工程上およびフィルム物性上から酸化チタ
ンの配合量は制限されるため、一定厚み以上のものを使
用しいないと蛍光層の反射層としての機能を満足させる
ことができなかった。
そこで本発明は、酸化チタンを基本的な塗膜物性と塗
工作業性を確保した上で可能な限り多く配合した白色塗
料を設計し、反射層としての機能をもつ膜厚を設定して
(B)の共色層の上に塗工することにした。
このような方法により蛍光シートの厚みを薄くするこ
とができ、また、白色塩ビフィルムを張り合わせるため
の接着剤の塗工を省くことができる。
本発明に使用される紫外線吸収剤としては、たとえば
ベンゾトリアゾール系のチヌビン328(チバ・ガイギー
社製)、マークLA−32(アデカ・アーガス化学社製);
ベンゾフェノン系のユビナールD−49(BASF社製)、サ
イアソルブUV−24(アメリカンサイアナミド社製)、マ
ーク1413(アデカ・アーガス化学社製);修酸アニリド
系のサンドーボアVSU(サンドー社製);超微粒子酸化
亜鉛のZn0−100(住友セメント社製);超微粒子酸化チ
タンのIT−S(出光興産社製)などがあげられる。
これらは、必要に応じて単独あるいは2種以上組み合
せて使用することができる。
また、上記紫外線吸収剤に酸化防止剤あるいは光安定
剤をそれぞれ単独あるいは2種以上組み合わせて併用す
ることができる。
酸化防止剤としては、たとえばフェノール系のイルガ
ノックス1010(チバ・ガイギー社製)、マークA0−20
(アデカ・アーガス化学社製)、ホスファイト系のマー
クPEP−36(アデカ・アーガス化学社製)、チオエーテ
ル系のマークA0−23(アデカ・アーガス化学社製)など
があげられる。
光安定剤としては、たとえばヒンダードアミン系のマ
ークLA−57(アデカ・アーカス化学社製)、サノールLS
−744(三共社製)などがあげられる。
有機蛍光顔料としては、たとえばシンロイヒ社製シン
ロイヒカラーFZ−2000シリーズ、FZ−3040シリーズ、FZ
−5000シリーズ、FA−200シリーズなどを使用すること
ができる。
有機顔料としては、たとえば黄色顔料としてモノアゾ
系のハンザイエロー10G(ヘキスト社製)ファーストイ
エロー10G(山陽色素社製)、モノライトファーストイ
エロー10G(I.C.I.社製)、 橙色顔料としてモノアゾ系のパーマネントオレンジRL
01(ヘキスト社製)、モリブデートオレンジP380(大日
精化工業社製)、ハンザオレンジRN(ヘシスト社製)、
アンスラキノン系のカルドンゴールドオレンジG(I.C.
I.社製)、インダンスレンゴールドオレンジG(BASF社
製)、 赤色顔料としてモノアゾ系のノバパームレッドHF4B
(ヘキスト社製)、パーマネントレッドFNG(山陽色素
社製)、モノライトレッド4RH(I.C.I.社製)、緑色顔
料としてフタロシアニン系のヘリオゲングリーンG(BA
SF社製)、リオノールグリーン6Y−501(東洋インキ製
造社製)などを使用することができる。
これらは必要に応じて単独あるいは2種以上組み合せ
て使用することができる。
酸化チタンとしては、たとえばルチン型のタイペーク
R−820(石原産業社製)、酸化チタンR−650(堺化学
工業社製)、クロノスKR380N(チタン工業社製)、タイ
ペークR−930(石原産業社製)、タイ・ピュアR−900
(デュポン社製)などを使用することができる。
合成樹脂としては、たとえば塗料やコーティング剤に
使用されている熱可塑性樹脂のアクリル樹脂、ビニル樹
脂、セルロース樹脂、架橋性樹脂のウレタン樹脂、フッ
素樹脂、ポリエステル樹脂などを使用することができ、
これらを水または有機溶剤に溶解あるいは分散して使用
する。また必要に応じて単独あるいは2種以上組み合せ
て使用することができる。
合成樹脂の選択は蛍光シートの使用目的により具備さ
せる特性によってなされるが、そのほかに(A)〜
(D)層の層間密着性の点から同系統の樹脂を使用する
ことが望ましい。
粘着剤としては、たとえばアクリル樹脂系のオリバイ
ンBPS1109二液性(東洋インキ製造社製)、ファインタ
ックTD−3208二液性(大日本インキ化学工業社製)、ニ
ッセツKP−491一液性(日本カーバイト工業社製)など
を使用することができる。
塗工機は、通常使用されているナイフコーター、リバ
ースコーター、コンマドクターなどを使用して塗工する
ことができる。
支持シートおよび剥離紙は、通常市販されているもの
を使用することができる。
本発明の感圧性蛍光粘着シートは、高耐候性で膜厚が
うすいため高フィット性を有し、従来から使用されてい
る看板、ウインドステッカー標識などのほか、車両、電
気機器類など広い分野で長期間使用できる。
[実施例] 以下、本発明を実施例により説明する。本発明は、こ
れらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1 重量部 ・エスレックA(積水化学工業社製塩化ビニ ル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合 樹脂) 20.00 ・ジオクチルフタレート 2.00 ・ブチル錫ラウレート 0.40 ・トルエン 40.00 ・メチルイソブチルケトン 40.00 ・ユビナール D−49(BASF社製紫外線吸収剤) 1.00 103.40 からなるクリヤー塗料を粘度700cpsに調製した。次に厚
み75μmのポリエステルフィルム上に、リバースコータ
ーを使い、塗工速度10m/min、ウェット膜厚100μmで塗
工し、130℃に保たれている乾燥炉中を4分間通して乾
燥膜厚14μmの紫外線吸収層を形成した。
次に 重量部 ・アクリベース703(藤倉化成社製アクリル 樹脂の40%トルエン溶液) 50.00 ・シンロイヒカラーFZ5005(シンロイヒ社製レ モンイエロー色蛍光顔料) 35.00 ・ディスパロン4200−20(楠本化成社製顔料 分散剤) 1.50・トルエン 30.00 116.50 からなるレモンイエロー色蛍光塗料を粘度1000cpsに調
製した。
上記紫外線吸収層の上に、ナイフコーターを使い、塗
工速度7m/min、ウェット膜厚150μmで塗工し、120℃に
保たれている乾燥炉中を5分40秒間通して乾燥膜厚60μ
mの蛍光層を形成した。
次に 重量部 ・サーモラックEM(綜研化学社製アクリル樹 脂の40%トルエン溶液) 100.00 ・ハンザイエロー10G(ヘキスト社製黄色 顔料) 8.00 ・フローレンG−600(共栄社油脂化学工業社製 顔料分散剤) 0.80・トルエン 25.00 133.80 からなる黄色塗料を粘度1000cpsに調製した。
上記レモンイエロー色蛍光層の上に、リバースロール
コーターを使い、塗工速度12m/minウェット膜厚55μm
で塗工し、120℃に保たれている乾燥炉中を3分20秒間
通して乾燥膜厚18μmの共色層を形成した。
次に、 重量部 ・サーモラックEM 100.00 ・酸化チタンR−650(堺化学工業社製) 35.00 ・アンチテラーU(ビックケミー社製顔料 分散剤) 1.50・トルエン 30.00 166.50 からなる白色塗料を粘度1000cpsに調製した。
上記黄色共色層の上に、リバースロールコーターを使
い、塗工速度11m/min、ウェット膜厚60μmで塗工し、1
20℃に保たれている乾燥炉中を3分40秒間通して乾燥膜
厚22μmの白色層を形成した。
その後白色層の上に 重量部 ・オリバインBPS 1109 (東洋インキ製造社製) 100.00 ・オリバインBHS 8515(東洋インキ製造社製) 2.50 102.50 からなる粘着剤を、コンマドクターを使い、塗工速度15
m/min、ウェット膜厚80μmで塗工し、110℃に保たれて
いる乾燥炉中を2分30秒間通して乾燥膜厚28μmの粘着
剤層を形成した。
次に剥離紙を張り合わせ、支持シートに使ったポリエ
ステルフィルムを剥すことにより、全膜厚114μmの高
耐候性でフィット性の良好なレモンイエロー色感圧性蛍
光粘着シートを得た。
実施例2 実施例1のクリヤー塗料に配合した紫外線吸収剤をチ
ヌビン328(チバ・ガイギー社製)に代え、その他の条
件を同一にして14μmの紫外線吸収層を形成した。
次に 重量部 ・テイサンレジンYSM−40(帝国化学 産業社製アクリル樹脂の40% トルエン溶液) 50.00 ・シンロイヒカラーFZ5014(シンロイヒ社製 橙色蛍光顔料) 35.00 ・ディスパロン 4200−20 1.50・トルエン 20.00 106.50 からなる橙色蛍光塗料を粘度900cpsに調製した。
上記紫外線吸収層の上に、ナイフコーターを使い、塗
工速度8m/min、ウェット膜厚130μmで塗工し、110℃に
保たれている乾燥炉中を5分間通して乾燥膜厚61μmの
蛍光層を形成した。
次に、 重量部 ・アクリディックA−167(大日本インキ 化学工業社製アクリル樹脂の50% トルエン溶液) 100.00 ・パーマネントオレンジRL01 (ヘキスト社製橙色顔料) 5.00 ・フローレンG−600 0.50・トルエン 20.00 125.50 からなる橙色塗料を粘度1000cpsに調製した。
上記オレンジ色蛍光層の上にリバースロールコーター
を使い、塗工速度12m/min、ウェット膜厚60μmで塗工
し、120℃に保たれている乾燥炉中を3分20秒間通して
乾燥膜厚22μmの共色層を形成した。
次に 重量部 ・アクリディックA−167 100.00 ・タイペークR−820 (石原産業社製酸化チタン) 40.00 ・アンチテラーU 2.00・トルエン 40.00 182.00 からなる白色塗料を粘度1000cpsに調製した。
上記橙色共色層の上に、リバースロールコーターを使
い、塗工速度12m/min、ウェット膜厚60μmで塗工し、1
20℃に保たれている乾燥炉中を3分20秒間通して乾燥膜
厚23μmの白色層を形成した。
その後、白色層の上に ・ファインタックTD−3208 (大日本インキ化学工業社製) 100.00 ・バーノックD−750(大日本インキ化学工業社製) 1.50 101.50 からなる粘着剤を実施例1と同じ方法により塗工して粘
着剤層を形成した。
次に剥離紙を張り合わせ、ポリエステルフィルムを剥
すことにより全膜厚120μmの高耐候性でフィット性の
良好な橙色感圧性蛍光粘着シートを得た。
実施例3 重量部 ・バーノック16−411(大日本インキ化学工業 社製ポリウレタン樹脂の50%メチルエチ ルケトン・トルエン・イソプロピルアル コール溶液) 50.00 ・20%VAGH溶液(ユニオンカーバイト社製 塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコー ル共重合樹脂であるVAGHの20%メチルイ ソブチルケトン・トルエン溶液) 50.00 ・メチルエチルケトン 5.00 ・トルエン 5.00 ・サンドーボアVSU (サンドー社製紫外線吸収剤) 1.00 ・マークPEP−36(アデカ・アーガス化学社製酸化防止剤) 1.00 112.00 からなるクリヤー塗料を粘度1000cpsに調製した。
次に厚み75μmのポリエステルフィルム上にリバース
ロールコーターを使い塗工速度13m/min、ウェット膜厚7
0μmで塗工し、130℃に保たれている乾燥炉中を3分間
通して乾燥膜厚16μmの紫外線吸収層を形成した。
次に 重量部 ・バーノック 16−411 50.00 ・20%VAGH溶液 50.00 ・シンロイヒカラーFA23 (シンロイヒ社製赤色蛍光顔料) 60.00 ・ディスパロン 4200−20 2.00 ・メチルエチルケトン 10.00・トルエン 15.00 187.00 からなる赤色蛍光塗料を粘度1300cpsに調製した。
上記紫外線吸収層の上にナイフコーターを使い、塗工
速度7m/min、ウェット膜厚150μmで塗工し、110℃に保
たれている乾燥炉中を5分40秒間通して乾燥膜厚60μm
の蛍光層を形成した。
次に ・バーノック 16−411 50.00 ・20%VAGH溶液 50.00 ・パーマネントレッドFNG (山陽色素社製赤色顔料) 3.50 ・フローレンG−600 0.50・メチルエチルケトン 10.00 114.00 からなる赤色蛍光塗料を粘度1100cpsに調製した。
上記赤色層の上に、リバースロールコーターを使い、
塗工速度13m/min、ウェット膜厚55μmで塗工し、120℃
に保たれている乾燥炉中を3分間通して乾燥膜厚17μm
の共色層を形成した。
次に 重量部 ・バーノック 16−411 50.00 ・20%VAGH溶液 50.00 ・タイペークR−930 30.00 ・アンチテラーU 1.50 ・メチルエチルケトン 10.00・トルエン 10.00 51.50 からなる白色塗料を粘度1000cpsに調製した。
上記赤色共色層の上にバースロールコーターを使い、
塗工速度12m/min、ウェット膜厚60μmで塗工し、120℃
に保たれている乾燥炉中を3分20秒間通して乾燥膜厚25
μmの白色層を形成した。
その後、白色層の上に 重量部 ・オリバインBPS 4849−40 100.00・オリバインBHS 8515 2.50 102.50 からなる粘着剤を実施例1と同じ方法により塗工して粘
着剤層を形成した。
次に剥離紙を張り合わせ、ポリエステルフィルムを剥
すことにより、全膜厚118μmの高耐候性でフィット性
の良好な赤色感圧性蛍光粘着シートを得た。
実施例4 重量部 バーノック 12−406(大日本インキ 化学工業社製ポリウレタン樹脂の30%メチルエ チルケトン・イソプロピルアルコール溶液) 50.00 ・20%VYHH溶液 (ユニオンカーバイド社製塩化ビニル・ 酢酸ビニル共重合樹脂である VYHHの20%メチルイソブチル ケトン・トルエン溶液) 50.00 ・メチルエチルケトン 10.00 ・マークLA−32(アデカ・アーガス化学社製紫外線吸収
剤) 0.50 ・マークA0−20(アデカ・アーガス化学社製 酸化防止剤) 0.50 ・マークLA−57(アデカ・アーガス化学社製 光安定剤) 0.50 111.50 からなるクリヤー塗料を粘度900cpsに調製した。
次に厚み75μmの、ポリエステルフィルム上に、リバ
ースロールコーターを使い、塗工速度12m/min、ウェッ
ト膜厚90μmで塗工し、130℃に保たれている乾燥炉中
を3分20秒間通して乾燥膜厚15μmの紫外線吸収層を形
成した。
次に 重量部 ・バーノック 12−406 50.00 ・20%VAGH溶液 50.00 ・シンロイヒカラーFA46(シンロイヒ社製 黄橙色蛍光顔料) 50.00 ・ディスパロン 4200−20 2.00 ・メチルエチルケトン 8.00・トルエン 8.00 168.00 からなる黄橙色蛍光塗料を粘度1200cpsに調製した。
上記紫外線吸収層の上にナイフコーターを使い、塗工
速度6m/min、ウェット膜厚170μmで塗工し、110℃に保
たれている乾燥炉中を6分40秒間通して乾燥膜厚62μm
の蛍光層を形成した。
次に 重量部 ・バーノック 12−406 50.00 ・20%VYHH 50.00 ・ファーストイエロー10G (山陽色素社製黄色顔料) 5.00 ・フローレンG−600 0.50・メチルエチルケトン 8.00 113.50 からなる黄色塗料を粘度を1000cpsに調製した。
上記黄橙色蛍光層の上にリバースロールコーターを使
い、塗工速度13m/min、ウェット膜厚60μmで塗工し、1
20℃に保たれている乾燥炉中を3分間通して乾燥膜厚16
μmの共色層を形成した。
次に 重量部 ・バーノック 12−406 50.00 ・20%VYHH 50.00 ・クロノス KR−380N (チタン工業社製酸化チタン) 25.00 ・アンチテラーU 1.00・メチルエチルケトン 12.00 138.00 からなる白色塗料を粘度1000cpsに調製した。
上記黄色共色層の上にリバースロールコーターを使
い、塗工速度13m/min、ウェット膜厚60μmで塗工し、1
20℃に保たれている乾燥炉中を3分間通して乾燥膜厚18
μmの白色層を形成した。その後白色層の上に粘着剤・
ニッセツKP−491(日本カーバイド工業社製)を実施例
1と同じ方法により塗工して粘着剤層を形成した。次に
剥離紙を張り合わせ、ポリエステルフィルムを剥すこと
により、全膜厚111μmの高耐候性でフィット性の良好
な黄橙色感圧性蛍光粘着シートを得た。
比較例1 実施例1のクリヤー塗料からユビナールD−49を除い
てクリヤー層を形成し、その後同一工程により、全膜厚
114μmのフィット性の良好なレモンイエロー色感圧性
蛍光粘着シートを得た。
比較例2 実施例2の橙色塗料において、パーマネントオレンジ
RL01をシンロイヒカラーFZ5014に代えて、橙色蛍光塗料
を調製した。その塗料を、蛍光層の上に塗工し、その後
同一工程により、全膜厚120μmのフィット性の良好な
橙色感圧性蛍光粘着シートを得た。
比較例3 実施例3において、共色層の上に実施例1と同じ方法
により、粘着剤層を形成し、厚み70μmの白色塩化ビニ
ルシート(カレンダー加工品)を張り合わせた。次に再
び白色塩化ビニルシート上に粘着剤層を形成し剥離紙を
張り合わせ、ポリエステルフィルムを剥すことにより、
高耐候性の赤色感圧性蛍光粘着シートを得た。
本発明の有意性を示すために、実施例1〜4と比較例
1〜3について比較実験を行った。その結果を表に示し
た。
耐候性試験;スガ試験機社製サンシャインスーパーロン
グライフウェザオメーターWEL−SUM−HCEによる促進試
験を行い変退色の程度を判定した。
フィット性試験;直径5mmのスチール製パイプに5cm×5c
mの試料を張りつけ、室温で1カ月間放置し、剥離の程
度を判定した。
判 定;◎ほとんど変色なし、剥離なし ○僅かに変色、1mm未満の剥離 △かなり変退色、1mmの剥離 ×著しい変退色、1mmを越える剥離 [発明の効果] 本発明によれば、耐久性及びフィット性に優れた薄手
タイプの蛍光粘着シートが得られる。また、本発明の方
法によれば、白色塩ビフィルムを別途貼り合わせる工程
を省くことができ、簡易に蛍光粘着シートを製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蛍光粘着シートの一例を示す模式断面
図である。 1……紫外線吸収層 2……蛍光層 3……共色層 4……白色層 5……粘着剤層 6……剥離紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JHR C09J 7/02 JHR JJH JJH JJN JJN JKZ JKZ JLE JLE

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離紙上に、粘着剤層、(A)酸化チタン
    を合成樹脂中に40〜60重量%含有し膜厚が15〜25μmの
    白色層、その上に(B)有機顔料を合成樹脂中に2〜20
    重量%含有し膜厚が15〜25μmの共色層、その上に
    (C)有機蛍光顔料を合成樹脂中に45〜65重量%含有し
    膜厚が55〜65μmの蛍光層、その上に(D)紫外線吸収
    剤を合成樹脂中に2〜15重量%含有し膜厚が10〜20μm
    の紫外線吸収層を設けて成る、蛍光粘着シート。
  2. 【請求項2】剥離可能な支持シート上に、(1)紫外線
    吸収剤を合成樹脂中に2〜15重量%含有した塗料を乾燥
    膜厚で10〜20μmとなるように塗工し、(2)次いでそ
    の上に有機蛍光顔料を合成樹脂中に45〜65重量%含有し
    た塗料を乾燥膜厚で55〜65μmとなるように塗工し、
    (3)次いでその上に有機顔料を合成樹脂中に2〜20重
    量%含有した塗料を乾燥膜厚で15〜25μmとなるように
    塗工し、(4)次いでその上に酸化チタンを合成樹脂中
    に40〜60重量%含有した塗料を乾燥膜厚で15〜25μmと
    なるように塗工した後、その上に粘着剤を塗工し剥離紙
    を張り合せ更に前記支持シートを剥離することによる、
    蛍光粘着シートの製造方法。
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