JPH0617930U - 蛍光フィルム - Google Patents
蛍光フィルムInfo
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- JPH0617930U JPH0617930U JP8248291U JP8248291U JPH0617930U JP H0617930 U JPH0617930 U JP H0617930U JP 8248291 U JP8248291 U JP 8248291U JP 8248291 U JP8248291 U JP 8248291U JP H0617930 U JPH0617930 U JP H0617930U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高輝度を有する蛍光フィルムにおいて、その寿
命を伸ばした。 【構成】 本願考案に係る蛍光フィルムは、表面から順
に、透明層1と、蛍光層2と、顔料層3と、白色粘着層
4と、白色フィルム層5と、粘着剤層6とが形成された
ものであり、上記蛍光層2は、その厚さが約60μmの
ものであり、上記顔料層3は、その厚さが約20μmの
ものである。そして、上記白色フィルム層5は、白色の
塩化ビニルフィルムである。このような蛍光シートは、
顔料層3が介されると共に蛍光層に充分な厚みが付与さ
れ、蛍光層の表面側が劣化しても、その深層部が、充分
に蛍光することが可能である。
命を伸ばした。 【構成】 本願考案に係る蛍光フィルムは、表面から順
に、透明層1と、蛍光層2と、顔料層3と、白色粘着層
4と、白色フィルム層5と、粘着剤層6とが形成された
ものであり、上記蛍光層2は、その厚さが約60μmの
ものであり、上記顔料層3は、その厚さが約20μmの
ものである。そして、上記白色フィルム層5は、白色の
塩化ビニルフィルムである。このような蛍光シートは、
顔料層3が介されると共に蛍光層に充分な厚みが付与さ
れ、蛍光層の表面側が劣化しても、その深層部が、充分
に蛍光することが可能である。
Description
【0001】
本考案は、蛍光フィルムの改良に関する。
【0002】
従来蛍光表示用に用いられる蛍光フィルムとして、図3へ示すものがある。こ れは、表面から順に、透明層aと、蛍光層bと、白色粘着層cと、白色塩化ビニ ルフィルムdと、粘着剤層eとが積層され、裏面に、使用時蛍光フィルムを他へ 固着するための剥離紙fが貼り合わされたものがある。そしてこの蛍光フィルム の上記蛍光層は、40μmの厚さのものであった。 この従来品の製造方法について、詳述すると、先ずポリエステルフィルム上に 透明樹脂を流延し、乾燥して乾燥膜厚15μmのフィルムを作製する。次に蛍光 顔料を含有した樹脂組成物を乾燥膜厚40μmになるように塗布し、乾燥するこ とにより、蛍光物質層を有するフィルムを作製する。 そして上記蛍光物質層に白色粘着剤を乾燥膜厚20μmになるように塗布し、 乾燥後、白色フィルムと貼り合わせる。続いて、離型紙上にアクリル樹脂系粘着 剤を塗布し、乾燥を行い、前記白色フィルム面と貼り合わせる。最後に表面ポリ エステルフィルムを剥離して、完成する。
【0003】
しかしながら、このような従来の蛍光シートにあっては、蛍光層の時効劣化に よって、耐候性が短期間で著しく低く低下するものであった。従って、例えば、 交通安全のための標識等屋外において、使用された場合、その寿命は、1〜2年 程度のものであった。 結局、長期にこのような蛍光フィルムによる表示を行おうとすれば、頻繁な補 修を必要としたのである。 本願考案は、このような課題の解決を図るものである。
【0004】
そこで本願考案に係る蛍光フィルムは、表面から順に、透明層1と、蛍光顔料 層と、白色層とが形成されてたものであり、下記の構成を採る。 上記蛍光顔料層は、蛍光物質を含む蛍光層2と、蛍光物質とこの蛍光効果を妨 げない程度の一般顔料とを含む顔料層3とを有する。上記白色層は、白色粘着層 4と白色フィルム層5とを有する。上記白色フィルム層5は、白色のフィルム状 体であり、この白色のフィルム状体が上記白色粘着層により上記顔料層3に貼り 合わされている。
【0005】 図1に示す通り、本願考案に係る蛍光フィルムは、表面から順に、透明層1と 、蛍光層2と、顔料層3と、白色粘着層4と、白色フィルム層5と、必要に応じ て、粘着剤層6と、剥離層7とが形成されたものである。各層について、以下詳 述する。
【0006】 上記透明層1は、これより以下の層を紫外線・水等から保護するもので、従来 周知の透明の合成樹脂フィルム等を用いることができる。その厚さは約15μm 程度が適当であるが、この厚さは使用する合成樹脂等の種類や蛍光フィルムの使 用環境等に応じて適宜変更可能である。
【0007】 次に、上記蛍光層2は、蛍光物質を含有する層であり、従来公知のものを採用 し得る。一例を挙げれば、蛍光顔料を含有する樹脂組成物を、透明層1上に塗布 し、適宜乾燥厚に仕上げることにより、得ることができる。この蛍光層2の厚み (乾燥膜厚)は、耐候性の点から40μm以上であることが望ましく、より好ま しくは60μm程度であることが望ましい。
【0008】 上記顔料層3は、蛍光物質を含有すると共に、この蛍光物質の蛍光効果を妨げ ない程度に一般顔料を混入して得ることができる。蛍光顔料と一般顔料とは各顔 料の種類等により正確には特定できないが、100対5〜100対30程度が好 ましいと考えられる。又、上記顔料層3の厚み(乾燥膜厚)は、耐候性の点から 10μm以上であることが望ましく、より好ましくは20μm程度であることが 望ましい。 この顔料層3の介入により、上記蛍光層2と合わせて、50μm以上、より好 ましくは約80μmの厚みを持った蛍光顔料層が形成される。
【0009】 次に白色粘着剤層4は、顔料層3と白色フィルム層5とを貼り合わせるために 用いるものであり、二酸化チタン等を含有することにより白色を示して且つ適度 の粘着能力のある粘着剤を採用することができる。勿論この他の接着剤を用いて 実施することも可能である。又後述するようにこの白色粘着剤層4は、二酸化チ タンを混入したアクリル樹脂系白色粘着剤が適当であるが、同様の効果を持つ他 の素材を、これに代えて用いるものであっても実施可能である。例えば、粘着剤 として、ゴム系粘着剤(天然ゴム系、スチレンブタジエン系、クロロプレン系、 ニトリルゴム系等)、ビニルエーテル系粘着剤等が適当である。又接着剤として 、ポリウレタン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、ポリビニルアルコール系接着剤 、アクリル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ゴム系接着剤等が適当である 。 尚、本願考案の白色粘着剤層4の「粘着」とは、「粘着」の他、「接着」であ ってもよい。 白色フィルム層5には、白色の適宜合成樹脂フィルムを用いることができる。 この白色フィルム層5を形成する材料として、後述するように白色軟質塩化ビニ ルフィルムが適当であるが、同様の効果を持つ他の素材に代えて実施することも 可能である。例えば、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニリデ ン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリル樹脂、エチレン 酢酸ビニル樹脂等の白色フィルムが掲げられる。 上記の白色粘着剤層4の厚みは20μm程度であることが望ましく、又白色フ ィルム層5の厚さは約70μmであることが望ましいが、これらの厚さは、適宜 変更可能である。但し、鮮やかさを充分なものとするには、両層4,5の厚みの 和が少なくとも70μm以上あることが望ましい。
【0010】 このように、白色粘着剤層4と白色フィルム層5とを採用することは、輝度値 を向上させる点で有利である。 詳述すると、蛍光層は、元来隠蔽力が極めて低く、隠蔽力を出すために蛍光層 の下に白色層が要求される。この白色層を形成する方法としては、本願考案の構 成の他に、蛍光層に直接白色顔料である二酸化チタンを混入した合成樹脂を塗布 する方法が考えられる。この二酸化チタンを混入した合成樹脂を塗布する方法に おいては、隠蔽力を充分に出すために、乾燥膜厚を上げる必要がある。そのため 、白色顔料である二酸化チタンを混入した樹脂溶液を上記蛍光層に積層コートし たとき、溶剤が蛍光層に浸透し、溶剤揮発が遅れ乾燥時間を長く必要とし、又更 に残留溶剤による発泡も発生する。従って、生産性及び価格面から乾燥膜厚は、 25μm程度が限界であり、蛍光層の隠蔽力を補助するには不十分である。
【0011】 これに対して、本願考案の構成では、白色顔料である二酸化チタンを混入した 白色粘着剤層4を顔料層3に塗布した後に、白色フィルム層5を貼り合わせて製 造することができる。従って、白色フィルム層5の膜厚は自由に調整でき、上記 方法と比較して蛍光層の隠蔽力を補助するのに十分である。従って本願考案の蛍 光フィルムは、高い輝度率(明度)を持ち、極めて純度の高い、鮮明な色彩を有 するものとすることができる。
【0012】 上記粘着剤層6は、上記の各層1〜5からなるフィルムを他の物に貼り付ける ために用いるもので、周知の粘着剤を用いればよい。この粘着剤層6の厚さは3 0μm程度ですればよいが、その厚さは適宜変更可能である。 上記剥離層7は、剥離紙等の上記粘着層から剥しとることが容易な材質のもの によって形成されている。上記剥離層7の厚さも、適宜変更可能である。
【0013】
上記構成を採ることによって、本考案に係る蛍光シートは、蛍光層と共に顔料 層が形成されることによって、蛍光顔料層に充分な厚みが付与され、蛍光層の表 面側が劣化しても、その深層部が、充分に蛍光することが可能である。 従って、本願考案に係る蛍光フィルムは、長期に渡り高輝度を維持し、その機 能を発揮することが出来るのである。
【0014】
以下、本願考案をより詳細に説明するために4種の実施例を示すと共に、2種 の比較例との比較をなすが、本願考案はこれらの実施例により制限されるもので はない。 各実施例の層構成(図1参照)は同一であり、その色彩のみが異なる。 実施例1…色彩レッドの蛍光フィルム 実施例2…色彩レモンイエローの蛍光フィルム 実施例3…色彩レッドオレンジの蛍光フィルム 実施例4…色彩イエローの蛍光フィルム
【0015】 各実施例を次の製造方法により製造した。 先ずポリエステルフィルム(図示せず)上に、紫外線吸収剤入り透明合成樹脂 をキャスターを用いて流延し、130℃で3分熱風乾燥を行い乾燥膜厚15μm のフィルム(透明層1)を作製した。
【0016】 次に蛍光顔料を含有した樹脂組成物を乾燥膜厚60μmになるように塗布し、 70℃で3分それに続く140℃で7分の熱風乾燥を行い、蛍光物質層(蛍光層 2)を有するフィルムを作製した。その後顔料層3として、蛍光顔料を含有した 樹脂組成物に蛍光効果を妨げない程度に一般顔料を混入した樹脂組成物を乾燥膜 厚20μmになるように塗布し、70℃で3分それに続く140℃で7分熱風乾 燥を行い、透明層1、蛍光層2及び顔料層3を有するフィルムを作製した。
【0017】 そして、上記顔料層3に二酸化チタンを混入したアクリル樹脂系白色粘着剤を 乾燥膜厚20μmになるように塗布して白色粘着層4を形成し、それを100℃ で5分間熱風乾燥を行い、その後70μmの白色軟質塩化ビニルフィルム(白色 フィルム層5)と貼り合わせた。続いて、離型紙(剥離層7)上に乾燥膜厚33 μmとなるようにアクリル樹脂系粘着剤を塗布して粘着剤層6を形成し、100 ℃で5分間熱風乾燥を行い、前記白色軟質塩化ビニルフィルム面と貼り合わせた 。最後に、表面ポリエステルフィルムを剥離して完成した。
【0018】 各実施例の色彩の差は、蛍光層2に用いる蛍光顔料及び顔料層3に用いる顔料 の差による。 実施例1のレッド(赤)においては、蛍光顔料としてシンロイヒ株式会社製蛍 光顔料レッドF−13及び一般顔料としてカラーインデックスの71137番で あるレッド149(RED149)である顔料組成(Pigment組成)がペ リレンスカーレットを用いた。
【0019】 実施例2のレモンイエローにおいては、蛍光顔料としてシンロイヒ株式会社製 蛍光顔料レモンイエローF−15及び一般顔料としてカラーインデックスの22 127番であるイエロー81(Yellow81)である顔料組成(Pigme nt組成)がジスアゾイエローH10Gとカラーインデックスの74260番で あるグリーン7(Green7)であるフタロシアニングリーンを用いた。
【0020】 実施例3のイエロー(黄)においては、蛍光顔料としてシンロイヒ株式会社製 蛍光顔料イエローF−16及び一般顔料としてイエロー93(Yellow93 )である縮合アゾイエロー3Gとカラーインデックスの71105番であるオレ ンジ43(Orenge43)である顔料組成(Pigment組成)がペリノ ンオレンジを用いた。
【0021】 実施例4のレッドオレンジにおいては、蛍光顔料としてシンロイヒ株式会社製 蛍光顔料レッドオレンジF−14及び一般顔料としてカラーインデックスの71 105番であるオレンジ43(Orange43)である顔料組成(Pigme nt組成)がペリノンオレンジを用いた。
【0022】 比較例1〜4 各比較例の層構成(図3参照)は同一であり、その色彩のみが異なる。 比較例1…色彩レッドの蛍光フィルム 比較例2…色彩レモンイエローの蛍光フィルム 比較例3…色彩レッドオレンジの蛍光フィルム 比較例4…色彩イエローの蛍光フィルム
【0023】 比較例1〜4を次の方法により製造した。先ずポリエステルフィルム上に、紫 外線吸収剤入り透明樹脂をキャスターを用いて流延し、130℃で3分熱風乾燥 を行い乾燥膜厚15μmのフィルムを作製した。次に蛍光顔料を含有した樹脂組 成物を乾燥膜厚40μmになるように塗布し、70℃で3分それに続く140℃ で7分の熱風乾燥を行い、蛍光物質層を有するフィルムを作製した。そして蛍光 物質層に二酸化チタンを混入したアクリル樹脂系白色粘着剤を乾燥膜厚20μm になるように塗布し、それを100℃で5分間熱風乾燥を行い、その後70μm の白色軟質塩化ビニルフィルムと貼り合わせた。続いて、離型紙上に乾燥膜厚3 3μmとなるようにアクリル樹脂系粘着剤を塗布し、100℃で5分間熱風乾燥 を行い、前記白色軟質塩化ビニルフィルム面と貼り合わせた。最後に表面ポリエ ステルフィルムを剥離して、完成した。
【0024】 尚比較例1〜4は、従来品の蛍光フィルムであり色彩は蛍光層において出すも のである。
【0025】 実施例1〜4及び比較例1〜4の蛍光フィルムについてデューサイクルサンシ ャインスーパーロングライフウェザオメーター(スガ試験機株式会社製)を用い JIS Z 9117の7.5の(2) に示す方法で促進耐候性試験を行いその初 期状態と、上記促進耐候性試験2000時間経過後との三色表示法による各値の 比較を行った。その結果の色相変化データーを、表1に示す。この表のYは、三 色表示法による刺激値を示し、x及びyは、同法による色度座標xy上の位置を 決定するパラメーターである。
【0026】 又標準の光(物体色の三刺激値を計算する目的で、国際照明委員会が規定した 分光分布をもつ光のことであり、JIS Z 8720に規定される。)をD65 とする。この標準の光D65は、色温度が6504Kに近似する昼光で照明される 物体色を表示する場合に用いられるものである。
【0027】
【表1】
【0028】 表1に示す通り、レッドの場合実施例1の初期及び促進耐候性試験2000時 間経過のものは、Y値が21.30から21.50とほぼ変化がみられない。こ れは、xy座標値においても同様である。
【0029】 これに対して比較例1の初期及び促進耐候性試験2000時間経過のものは、 Y値が24.03から30.73と大幅に変化している。又xy座標値は、x値 にかなりの低下が見られる。
【0030】 表1のレモンイエローにおいては、実施例2の初期及び促進耐候性試験200 0時間経過の変化の少なさに比較して、既述の従来品である比較例2の上記変化 は、x及びyの値の低下の幅が著しく大きくなっている。
【0031】 表1のレッドオレンジにおいては、実施例3の初期及び促進耐候性試験200 0時間経過の各値の変化の少なさに比較して、比較例3は、Y値の大幅な増加、 及びx値の大幅な増加が見られる。
【0032】 表1のイエローの実施例4と従来品である比較例4との比較においても、上記 レッドオレンジと同様の傾向が見られる。
【0033】 次に、蛍光層の下にくる白色層の差による色相の違いを確認するため、下記比 較例(図2参照)5と、実施例2との比較を行う。
【0034】 先ず比較例5について、説明すると、これは、次の方法により製造したもので ある。 最初にポリエステルフィルム上へ、紫外線吸収剤入り透明樹脂10をキャスタ ーを用いて流延し、130℃で3分熱風乾燥を行い乾燥膜厚15μmのフィルム を作製する。次に蛍光顔料を含有した樹脂組成物20を乾燥膜厚60μmになる ように塗布し、70℃で3分それに続く140℃で7分の熱風乾燥を行い、蛍光 物質層を有するフィルムを作製する。 その後、蛍光顔料を含有した樹脂組成物に蛍光効果を妨げない程度に一般顔料 を混入した樹脂組成物30を乾燥膜厚20μmになるように塗布し、70℃で3 分それに続く140℃7分熱風乾燥を行い、蛍光物質層及び顔料層を有するフィ ルム作製した。この樹脂組成物30としては、実施例2と同一の条件のものを使 用した。 次に、上記顔料層に二酸化チタンを混入した合成樹脂40を乾燥膜厚25μm になるように塗布し、それを70℃で2分それに続く140℃で5分熱風乾燥を 行い、その後離型紙60上に乾燥膜厚33μmとなるようにアクリル樹脂系粘着 剤50を塗布し、100℃で5分間熱風乾燥を行い、前記フィルムと貼り合わせ た。最後に表面ポリエステルフィルムを剥離して完成した。
【0035】 比較例5の二酸化チタンを混入した合成樹脂40は、カラーインデックス77 891番であり、顔料組成(Pigment組成)がチタニウムダイオキサイド (Titanium Dioxide)なるものを用い、乾燥膜厚を25μmで 、塗布量を104g/m2 とした。 この場合チタン顔料分(塗液比)は、31 .28%であり、チタン顔料濃度(固形分比)は、46.05%である。
【0036】 表2へ蛍光層の下にくる白色層の差による色相の違いを示すデータを掲げる。 色相測定の結果、実施例2は比較例5に比して、より明るい色相を示すことが確 認された。
【0037】
【表2】
【0038】
本考案に係る蛍光フィルムは、長期に渡って鮮やかさを維持し、頻繁な補修の 必要を排除せしめた。
【図1】本考案の一実施例を示す略全体断面図である。
【図2】比較例5の略全体断面図である。
【図3】従来例の略全体断面図である。
1…透明層 2…蛍光層 3…顔料層 4…白色粘着剤層 5…白色フィルム層 6…粘着剤層 7…剥離層
Claims (1)
- 【請求項1】表面から順に、透明層と、蛍光顔料層と、
白色層とが形成されてなり、 上記蛍光顔料層は、蛍光物質を含む蛍光層と、蛍光物質
とこの蛍光効果を妨げない程度の一般顔料とを含む顔料
層からなり、 上記白色層は、白色粘着層と白色フィルム層とからな
り、 上記白色フィルム層が白色のフィルム状体からなり、こ
の白色のフィルム状体が上記白色粘着層により上記顔料
層に貼り合わされてなるものであることを特徴とする蛍
光フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248291U JPH0617930U (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 蛍光フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248291U JPH0617930U (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 蛍光フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617930U true JPH0617930U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13775738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8248291U Pending JPH0617930U (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 蛍光フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617930U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005349761A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Maruwa Kogyo Kk | 蛍光着色シート及び視覚障害者用ブロック |
JP2010137470A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Three M Innovative Properties Co | 蓄光性積層体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0493377A (ja) * | 1990-08-09 | 1992-03-26 | Shinroihi Kk | 蛍光粘着シートおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP8248291U patent/JPH0617930U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0493377A (ja) * | 1990-08-09 | 1992-03-26 | Shinroihi Kk | 蛍光粘着シートおよびその製造方法 |
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