JP2560695B2 - 内燃機関の減速制御装置 - Google Patents

内燃機関の減速制御装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の減速運転時に燃料カット制御を
行う内燃機関の減速制御装置に関する。
[従来の技術] 従来内燃機関では、排気系に設けられた触媒の加熱防
止、或は燃費の向上、を目的として、機関回転数が所定
回転数以上でしかもスロットルバルブが全閉となるよう
な減速運転時には燃料カット制御条件が成立したとして
内燃機関への燃料供給を中止し、その後スロットバルブ
が開かれるか、或は機関回転数が所定回転数以下となる
までの間燃料供給を禁止する、いわゆる燃料カット制御
が採用されつつある。
また上記燃料カット制御条件成立中に燃料供給のみを
中止すると、内燃機関各部のフリクションやポンピング
損失等により運転者の要求する減速度以上の大きなエン
ジンブレーキが発生し、場合によってはエンジンストー
ルを生ずるといったことがあり、近年では、例えば実開
昭59−100941号、或は特開昭55−98629号等により、燃
料カット制御条件成立中には、単に燃料供給を中止する
だけでなく、スロットルバルブを迂回する吸気通路を大
きく開き、内燃機関に吸入される空気量を増量すること
が提案されている。
つまり上記各公報には夫々、燃料カット制御中、ブ
レーキペダルが軽く踏込まれ、運転者が急制動を要求し
ていないときには、内燃機関を迂回する吸気通路を所定
量開いて吸入吸気量を増量するとか、燃料カット制御
中にはスロットルバルブを迂回する吸気通路の開度を機
関回転数に応じて制御し、吸入空気量を増量する、とい
ったことが記載されており、これによって、運転者の意
思に反した大きなエンジンブレーキの発生、或はエンジ
ンストールの発生を防止することができるようになるの
である。
[発明が解決しようとする問題点] しかし上記の場合、吸気通路を所定量開くようにさ
れているので、燃料カット制御で生ずるエンジンストー
ル等の問題は良好に解決することができるが、燃料カッ
ト制御実行中に機関回転数が低下し、上記燃料カット制
御条件が成立しなくなった場合の、燃料カット制御復帰
時には、大きな復帰ショックが生ずるといった問題があ
る。つまり上記の場合、機関回転数に関係なく吸気通
路が一律に開かれるので、機関回転数の低下によって燃
料カット制御を中止するような場合には、吸入空気量、
及びこれに応じて制御される燃料供給量が多くなりす
ぎ、急激に大きなトルクが発生して燃料カット復帰ショ
ックが生じてしまうのである。尚、この燃料カット復帰
ショックを抑制するために燃料カット制御中の吸入空気
量を増量の抑えると、今度は逆に、エンジンストール等
の発生を良好に防止することができなくなってしまう。
また上記の場合、内燃機関の機関回転数に応じて吸
気通路の開度が制御されるため、上記に比べ、燃料カ
ット復帰ショックを抑えることはできるものの、燃料カ
ット復帰回転数は通常、内燃機関の運転状態に応じて設
定され、燃料カット制御復帰時の機関回転数は内燃機関
の運転状態によって異なることから、燃料カット制御復
帰時の吸気通路の開度(即ち吸入空気量)は内燃機関の
運転状態によって異なることとなり、内燃機関の運転状
態によって燃料カット復帰ショックが良好に抑えられな
いことがある。
つまり燃料カット復帰回転数は通常、内燃機関の暖機
状態、エアコンのON・OFF状態、等に応じて設定される
ため、上記のように吸気通路の開度を機関回転数に応
じて制御しても、燃料カット制御復帰時の吸入空気量を
常に燃料カット復帰ショックが生じないよう制御するこ
とはできず、内燃機関の運転状態によって燃料カット復
帰ショックが生じてしまうのである。
またの場合、機関回転数の低下に伴い吸気通路が閉
じられるので、燃料カット制御の復帰ショックが問題と
ならない回転数領域でも吸入空気量が低下することとな
り、エンジンストールは発生しないまでも、機関回転数
の低下に伴い大きなエンジンブレーキが発生し、良好な
運転性を得ることができないこともある。
そこで本発明は、内燃機関の燃料カット制御中の吸入
空気量を充分増量してエンジンストール等の発生を良好
に抑えることができ、しかも燃料カット復帰時には燃料
カット復帰ショックを生ずることなく良好に復帰させる
ことのできる内燃機関の減速制御装置を提供することを
目的としてなされた。
[問題点を解決するための手段] 即ち上記問題点を解決するためになされた本発明の構
成は、例えば第1図に示すように、 内燃機関M1の運転状態を検出する運転状態検出手段M2
と、 該運転状態検出手段M2の検出結果に基づき、機関回転
数が内燃機関の運転状態に応じて設定される所定回転数
以上でしかも内燃機関M1が所定の減速状態にある燃料カ
ット制御条件、を満足している否かを判断する制御条件
判断手段M3と、 該制御条件判断手段M3が燃料カット制御条件が成立し
ている旨を判断しているとき、当該内燃機関M1への燃料
供給を禁止する燃料供給禁止手段M4と、 同じく、上記制御条件判断手段M3が燃料カット制御条
件が成立している旨を判断しているとき、当該内燃機関
M1の吸気系に設けられた吸気制御弁M5を駆動制御し、当
該内燃機関M1に吸入される空気量を増量する、吸気増量
手段M6と、 を備えた内燃機関の減速制御装置において、 上記吸気増量手段M6に、 機関回転数が、上記燃料カット制御条件のひとつであ
る機関回転数から算出された基準回転数以上か否か、を
判断する回転数判断手段M7と、 該回転数判断手段M7が機関回転数が上記基準回転数以
上であると判断しているとき、上記吸気制御弁M5を予め
設定された第1の制御量で駆動制御し、吸入空気量を増
量する第1の増量手段M8と、 上記回転数判断手段M7が機関回転数が上記基準回転数
を下回っていると判断しているとき、吸入空気量が上記
第1の増量手段M8で制御される吸入空気量より少なくな
るよう、上記吸気制御弁M5を上記第1の制御量より小さ
い第2の制御量以下で駆動制御する第2の増量手段M9
と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の減速制御装置を要
旨としている。
ここで吸気制御弁M5は内燃機関M1の吸気系を開閉して
吸入空気量を制御できるようにするものであるが、これ
には従来より周知のスロットルバルブを迂回する吸気回
路に設けられた、いわゆるアイドルスピードコントロー
ルバルブを用いればよい。また近年では、スロットルバ
ルブをアクセルペダルとは連動させず、アクセルペダル
の踏込み量に応じてDCモータ等を用いて開閉制御する、
いわゆるリンクレススロットル装置が実用化されつつあ
るが、このようなリンクレススロットル装置を備えた内
燃機関では、スロットルバルブをそのまま上記吸気制御
弁M5として用いればよい。
[作用] このように構成された本発明の内燃機関の減速制御装
置においては、制御条件判断手段M3が燃料カット制御条
件が成立している旨を判断し、燃料供給禁止手段M4が内
燃機関M1への燃料供給を禁止しているとき、機関回転数
が燃料カット制御条件のひとつである機関回転数から算
出された基準回転数以上であれば、第1の増量手段M8の
動作によって吸気制御弁M5が第1の制御量で駆動制御さ
れ、機関回転数が基準回転数を下回ると、第2の増量手
段M9の動作によって吸気制御弁M5が第2の制御量以下で
駆動制御される。
つまり本発明の減速制御装置では、燃料カット制御
中、機関回転数が燃料カット復帰回転数近くに落ちてく
るまでの間は、吸気制御弁M5を大きく開いて内燃機関M1
に大量の空気が吸入されるように動作し、機関回転数が
燃料カット復帰回転数近くまで低下してきたときには、
吸気制御弁M5を少し閉じて吸入空気の増量を抑え、燃料
カット復帰時に大きな復帰ショックが生じないように動
作する。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず第2図は本発明が適用された内燃機関及びその周
辺装置を表す概略構成図である。
図に示す如く、内燃機関1の吸気管3には、吸入空気
の取入れ口から、エアクリーナ5、吸入空気量を検出す
るエアフロメータ7、図示しないアクセルペダルと連動
して動作されるスロットバルブ9、吸入空気を過給する
スーパチャージャ11、スーパチャージャ11の過給によっ
て温度上昇した吸入空気を冷却するインタクーラ13、吸
入空気の脈動を平滑化するサージタンク15、及び内燃機
関1に燃料を供給するための燃料噴射弁17が設けられて
いる。
また吸気管3には、スロットバルブ9を迂回する吸気
通路3aが形成されており、この吸気通路3aには、吸気通
路3aを開閉するアイドルスピードコントロールバルブ
(以下単にISCVと呼ぶ)19が設けられている、ISCV19
は、前述の吸気制御弁M5に相当し、吸気通路3aの開口面
積を調整して吸入空気量を制御するもので、内燃機関1
のアイドル回転数制御や燃料カット制御中の吸入空気量
制御等に用いられる。尚本実施例ではISCV19にリニアソ
レノイド式のものが用いられ、これにデューティ比の制
御された駆動信号を出力することによって吸気通路3aの
開度を調整し、吸入空気量を制御するようされている。
スーパチャージャ11は、従来より周知のように、内燃
機関1の図示しない出力軸に電磁クラッチを介して接続
されており、所定の運転条件で電磁クラッチを作動して
内燃機関1の出力軸と接続することにより吸入空気を過
給できるようにされている。尚、図示しないが、吸気管
3にはこのスーパチャージャ11を迂回する吸気通路も形
成されており、スーパチャージャ11の動作停止時にこの
吸気通路を開くことでスーパチャージャ11により生ずる
吸気抵抗を抑えると共に、スーパチャージャ11による過
給圧を調整できるようにされている。
次に上記吸気通路3を介して吸入される吸入空気は、
燃料噴射弁17から噴射される燃料と混合されて、内燃機
関1の燃焼室21に吸入される。そしてこの燃料混合気は
燃焼室21内で点火プラグ25によって火花点火され、内燃
機関1が駆動される。
この点火プラグ25による火花点火のタイミング(即ち
点火時期)や上記燃料噴射弁17からの燃料噴射量、或は
吸気通路3aを通過する吸入空気量は、電子制御回路30に
よって制御される。
電子制御回路30は内燃機関1の運転状態に応じて上記
燃料噴射弁17、イグナイタ27、及びISCV19を駆動制御
し、燃料噴射量や点火時期、或は吸入空気量を内燃機関
1の運転状態に応じて最適な状態に制御するもので、こ
の電子制御回路30には、上記エアフロメータ7から出力
される吸入空気量を表す検出信号の他、内燃機関1の排
気中の酸素濃度に応じて内燃機関1に供給された燃料混
合気の空燃比を検出する空燃比センサ33、内燃機関1の
冷却水温を検出する水温センサ35、イグナイタ27で発生
された高電圧を各気筒の点火プラグに分配するディスト
リビュータ37に設けられ、機関回転数に応じたパルス信
号を出力する回転数センサ39、スロットルバルブ9の開
度を検出するスロットルセンサ41、エアコンのON・OFF
状態を検出するエアコンスイッチ43、車速を検出する車
速センサ45、等からの検出信号が入力される。
電子制御回路30は、従来より周知のように、CPU30a、
ROM30b、RAM30c等を中心とする論理演算回路として構成
され、上記各センサからの検出信号を入力ポート30dを
介して入力し、燃料噴射弁17やイグナイタ27、或はISCV
19に、出力ポート30eを介して駆動信号を出力するよう
されている。
以下、上記のように構成された電気制御回路30で実行
される本発明にかかわる主要な処理である燃料カット制
御について説明する。
まず電子制御回路30では、上記エアフロメータ7及び
回転数センサ39により検出される吸入空気量及び機関回
転数に基づき基本燃料噴射量を算出し、この算出結果を
空燃比センサ33や水温センサ35等の検出結果に応じて補
正して実際に内燃機関1に供給する燃料噴射量を算出
し、この算出結果に応じて燃料噴射弁17を駆動制御す
る、といった手順で燃料噴射量制御が実行される。また
内燃機関1のアイドル運転時や暖機運転時、或はエアコ
ンの作動中等には、アイドル回転数を所望の値に制御し
たり、負荷に応じて機関出力を増加するために、ISCV19
に出力する駆動信号のデューティー比を調整して吸入空
気量を制御する吸気制御が実行される。
これに対して燃料カット制御は、燃料カット制御条件
が成立しているときに、上記燃料噴射制御で燃料噴射弁
17を駆動制御するのを禁止し、そのときISCV19に出力す
る駆動信号のデューティー比の増量値を求め、吸入空気
量を増量させるといった手順で実行される。
即ち第3図に示すように、本実施例の燃料カット制御
では、まずステップ100を実行し、後述の処理で燃料カ
ット制御を開始したときセットされるフラグF0の状態か
ら、現在燃料カット制御が実行されているか否かを判断
する。そして燃料カット制御が実行されていなければ次
ステップ110に移行して、水温センサ35で検出される冷
却水温、エアコンスイッチ43で検出されるエアコンのON
・OFF状態、車速センサ45で検出される当該内燃機関1
を搭載した車両の車速、等に応じて、燃料カット制御の
開始及び復帰条件の一つである燃料カット制御開始回転
数N1及び復帰回転数N0を算出し、次ステップ120に移行
する。
ステップ120では、回転数センサ39、スロットルセン
サ41及び車速センサ43からの検出信号に基づき、機関回
転数NEが上記算出された燃料カット制御開始回転数N1以
上であり、且、車速が所定値以上であり、しかもスロッ
トルバルブ9が全閉である、といった燃料カット制御の
開始条件が成立しているか否かを判断する。そして燃料
カット制御開始条件が成立していないと判断すると、ス
テップ130で燃料噴射禁止フラグFkをリセットし、ステ
ップ140でISCV19の駆動信号デューティー比の増量値Dk
を0とした後、本ルーチンの処理をそのまま終了する。
一方ステップ120で燃料カット制御開始条件が成立し
ていると判断されると、次ステップ150に移行して、燃
料カット制御実行中を表すフラグF0をセットする。そし
て続くステップ160に移行して燃料噴射禁止フラグFkを
セットし、上記燃料噴射制御処理によって燃料噴射弁17
からの燃料噴射が実行されないようにする。
次にステップ170では、上記ステップ110で求めた燃料
カット制御復帰回転数N0に所定値K1(例えば、400r.p.
m.)を加算して、燃料カット制御中の吸入空気の増量値
を決定する基準回転数Nxを算出する。そして次のステッ
プ180では回転数センサ39で検出された機関回転数NEが
基準回転数Nx以上か否かを判断し、NE≧Nxであればステ
ップ190でISCV19の駆動信号デューティー比の増量値Dk
を所定値K2(例えば15%)に設定し、NE<Nxであればス
テップ200でISCV19の駆動信号デューティー比の増量値D
kを上記K2より小さい所定値K3(例えば7%)に設定し
て、一旦本ルーチンの処理を終了する。
一方上記ステップ100でフラグF0がセットされている
と判断されたとき、即ち既に燃料カット制御が実行され
ているときには、ステップ210を実行し、回転数センサ3
9、スロットルセンサ41及び車速センサ43からの検出信
号に基づき、機関回転数NEが上記ステップ110で求めら
れた燃料カット制御復帰回転数N0以下となったとか、車
速が所定値以下になったとか、或はスロットルバルブ9
が全閉状態でなくなった、といった燃料カット復帰条件
が成立したか否かを判断する。そして、このステップ21
0で燃料カット復帰条件が成立していないと判断される
と、上記ステップ160に移行し、ステップ160〜ステップ
200の処理を実行して一旦本ルーチンの処理を終了し、
逆に燃料カット復帰条件が成立したと判断されると、次
ステップ220でフラグF0をリセットした後、ステップ130
及びステップ140を実行し、一旦本ルーチンの処理を終
了する。
以上説明したように本実施例の燃料カット制御では、
燃料カット制御中に吸入空気量を増量するためのISCV19
の駆動信号デューティー比の増量値Dkが、機関回転数NE
が燃料カット制御復帰回転数N0に所定値K1を加算した基
準回転数Nx以上か否かで異なる値に設定され、NE≧Nxで
あれば増量値Dkに大きな値K2を設定し、NE<Nxであれば
増量値Dkに小さな値K3を制定するようにされている。
このため第4図に示すように、通常のアイドル運転時
に吸入空気量が4[m3/h]となるような内燃機関では、
燃料カット開始後機関回転数NEが基準回転数Nxを下回る
までの間吸入空気量が例えば8[m3/h]となって、内燃
機関1にストールを生じない程度に吸入空気量を充分増
量することができ、その後機関回転数NEが低下して基準
回転数Nxを下回り、燃料カット制御復帰回転数N0に近付
いてくると、吸入空気量が例えば6[m3/h]にまで減量
され、燃料カット制御復帰時に復帰ショックが発生しな
い程度に吸入空気量を抑えることができるようになる。
尚本実施例において、燃料カット制御の開始或は復帰
を判断するために用いる、水温センサ35、回転数センサ
39、スロットルセンサ41、エアコンスイッチ43、車速セ
ンサ45等が、前述の運転状態検出手段M2に相当する。ま
た前述の制御条件判断手段M3、燃料供給禁止手段M4、吸
気増量手段M6、回転数判断手段M7、第1及び第2の増量
手段M8及びM9としては、上記電子制御回路30で実行され
る燃料カット制御が相当する。
尚、本実施例では、燃料カット制御中に機関回転数NE
が基準回転数Nxを下回った場合の増量値Dkに一定の値K3
を設定するようにしているが、この場合の増量値には、
機関回転数NEが燃料カット制御復帰回転数N0に近付くに
つれて小さくなる値を設定するようにしてもよい。この
ようにすれば、燃料カット復帰ショックをより良好に抑
えることができるようになる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の内燃機関の減速制御装
置によれば、内燃機関減速時に燃料カット制御条件が成
立し、燃料カット制御を実行しているときに、吸入空気
量を増量してエンジンストール等の発生を防止できるだ
けでなく、機関回転数が燃料カット制御の復帰回転数近
くになると吸入空気の増量を抑制して、燃料カット制御
復帰時に生ずる復帰ショックを良好に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成を例示する構成図、第2図乃至第
4図は本発明の実施例を示し、第2図は実施例の内燃機
関及びその周辺装置を表す概略構成図、第3図は電子制
御回路で実行される燃料カット制御処理を表すフローチ
ャート、第4図はその燃料カット制御による吸入空気量
の変化を説明する線図、である。 M1、1……内燃機関 M2……運転状態検出手段 M3……制御条件判断手段 M4……燃料供給禁止手段 M5……吸入空気制御弁 M6……吸入空気増量手段 M7……回転数判断手段 M8……第1の増量手段 M9……第2の増量手段 3a……吸気通路 19……ISCV 30……電子制御回路 35……水温センサ 39……回転数センサ 41……スロットルセンサ 43……エアコンスイッチ 45……車速センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の運転状態を検出する運転状態検
    出手段と、 該運転状態検出手段の検出結果に基づき、機関回転数が
    内燃機関の運転状態に応じて設定される所定回転数以上
    でしかも内燃機関が所定の減速状態にある燃料カット制
    御条件、を満足しているか否かを判断する制御条件判断
    手段と、 該制御条件判断手段が燃料カット制御条件が成立してい
    る旨を判断しているとき、当該内燃機関への燃料供給を
    禁止する燃料供給禁止手段と、 同じく、上記制御条件判断手段が燃料カット制御条件が
    成立している旨を判断しているとき、当該内燃機関の吸
    気系に設けられた吸気制御弁を駆動制御し、当該内燃機
    関に吸入される空気量を増量する、吸気増量手段と、 を備えた内燃機関の減速制御装置において、 上記吸気増量手段に、 機関回転数が、上記燃料カット制御条件のひとつである
    機関回転数から算出された基準回転数以上か否かを判断
    する回転数判断手段と、 該回転数判断手段が機関回転数が上記基準回転数以上で
    あると判断しているとき、上記吸気制御弁を予め設定さ
    れた第1の制御量で駆動制御し、吸入空気量を増量する
    第1の増量手段と、 上記回転数判断手段が機関回転数が上記基準回転数を下
    回っていると判断しているとき、吸入空気量が上記第1
    の増量手段で制御される吸入吸気量より少なくなるよ
    う、上記吸気制御弁を上記第1の制御量より小さい第2
    の制御量以下で駆動制御する第2の増量手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の減速制御装置。
JP61178507A 1986-07-29 1986-07-29 内燃機関の減速制御装置 Expired - Lifetime JP2560695B2 (ja)

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