JP2560288Y2 - メモリカード取出機構 - Google Patents

メモリカード取出機構

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JP2560288Y2
JP2560288Y2 JP1990095578U JP9557890U JP2560288Y2 JP 2560288 Y2 JP2560288 Y2 JP 2560288Y2 JP 1990095578 U JP1990095578 U JP 1990095578U JP 9557890 U JP9557890 U JP 9557890U JP 2560288 Y2 JP2560288 Y2 JP 2560288Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、メモリカードに記録し、またその記録を
読み出す装置、例えば、電子スチルカメラなどの記録再
生装置に備えるメモリカード取出機構に関する。
「従来の技術」 メモリカードを使用する記録再生装置は、カード差入
口からメモリカードを差し入れて所定の収納位置にセッ
トし、また、取出しに際しては、取出ノブの操作によっ
てメモリカードを部分的にカード差入口から突出させた
後、手指を使ってこのカードを引き抜く構成となってい
るものが多い。
第8図はこの種の記録再生装置に備えられたメモリカ
ードの取出機構を示す概略図で、メモリカード10をカー
ド差入口11から差し入れ、所定の収納位置まで押し入れ
ると、図示するように、収納部内のピンコネクタ12がメ
モリカード10のピン受コネクタに嵌合して電気接続さ
れ、記録または再生が可能にる。
メモリカード10を取り出す場合には、取出ノブ13を図
示矢印14方向の押圧操作する。
この押圧操作によって梃子アーム15が支軸16を支点に反
時計方向に旋回し、その先端部15aによって押動される
ホルダー17がスプリング18の縮圧勢力に抗して図示矢印
19方向に移動する。
なお、梃子アーム15は装置本体内に支軸16をもって旋回
自在に軸着されており、その先端部15aでホルダー17の
起立部17aを押動する構成となっている。
ホルダー17は一方側の上下に係止腕17b、17cを有し、
これら係止腕17b、17cの先端折曲部でメモリカード10を
係止し、メモリカード10を図示矢印19方向に押し出す。
メモリカード10は図示二点鎖線20をもって示す如く、
上記の押し出し動作によって差入口11から部分的に突出
する。このように、突出したメモリカード10は突出部分
を手指で摘んで引き抜くことにより記録再生装置から取
り出すことができる。
なお、参照符号21は装置本体の一部を示している。
「考案が解決しようとする課題」 第9図に概略図として示した通り、上記したピンコネ
クタ12は多数の接続ピン12a(二段に整列されたものが
多い)を備え、メモリカード10を収納部内に差し入れた
とき、この接続ピン12aがこのカード10のピン受けコネ
クタ10aに突入して電気接続される。
この結果、メモリカード10とピンコネクタ12との機械的
な連結力が作用するため、メモリカード10の取り出しに
は、カード差入口11よりカード部分を突出させる押し出
し移動々作と、上記した機械的な連結力に打勝ってカー
ドを押し出す押出力とが必要となる。
上記した記録再生装置に備えられたメモリカード取出
機構は、梃子アーム15の梃子作用を利用してホルダー17
を移動させることにより、上記した機械的な連結力に打
勝つ押出力をメモリカード10に与える構成となってい
る。
しかし、このような構成によると、梃子アーム15のて
こ比を大きくするほどより強い押出力が得られる反面、
取出ノブ13の操作ストロークをそれに応じて長く設定し
なければならず、取出ノブ13の操作性が悪くなり、ま
た、メモリカード取出機構の設計、構成などが不利とな
る。
最近ではこのような問題を解決するため、てこ比が異
なる2つの梃子アームによりホルダー17を移動させる構
成のものが開発されている。
すなわち、メモリカード10の押し出し初期ではてこ比の
大きい一方の梃子アームに連動させてホルダー17を移動
させ上記した機械的な連結力に打勝つ押出力をメモリカ
ード10に与え、このようにして、メモリカード10がピン
コネクタ12より抜き出た以後はてこ比の小さい他方の梃
子アームに連動させたホルダー17によりメモリカード10
を押し出す構成となっている。
2つの梃子アームを利用した構成のものは、取出ノブ
13の操作ストロークを長くしないで、メモリカード10の
取り出しが可能であるが、2つの梃子アームが必要とな
ること、一つの取出ノブ13で2つの梃子アームを連動す
る構成となること、さらに、2つの梃子アームにより交
互にホルダー17を連動する構成となることから、複雑化
した構成となる他、装置への組込みスペースの面でもあ
まり好ましい手段ではない。
本考案は上記した実情にかんがみ、取出ノブの短い操
作ストロークで確実に取出しのできる構成簡単なメモリ
カードの取出機構を開発することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本考案では、メモリカ
ードに情報記録し、また、その情報記録を再生する記録
再生装置に備えるメモリカード取出機構において、上記
記録再生装置のメモリカード収納部内に配設し、メモリ
カードの挿入排出方向に進退移動可能に設け、かつ、上
記メモリカードの挿入方向先端部に係止させ、排出時に
上記メモリカードを押動させる係止部を設けた板状のホ
ルダーと、装置固定部に回転自在に軸支し、一方腕を直
線移動させる取出ノブに連動させてその軸支部を支軸と
して回動させる2腕レバーと、一端部を上記2腕レバー
の上記軸支部を通る上記挿入排出方向の一直線上のホル
ダー部所に、他端部を上記2腕レバーの他方腕に各々回
転自在に軸着し、かつ、この他端部と上記他方腕との軸
着部が上記2腕レバーの回動によって上記した一直線上
の垂直方向に変位するようにした連動レバーとを備え、
上記取出ノブの取出し操作による上記2腕レバーの回動
と上記連動レバーのクランク作用によって上記ホルダー
を排出方向に移動させ上記メモリカードを押し出す構成
としたことを特徴とするメモリカード取出機構を提案す
る。
「作用」 取出ノブを押圧操作にしたがって直線的に移動させる
と、この直線移動に連動された2腕レバーが回動し、こ
の回動によって連動レバーが駆動され、ホルダーがこの
連動レバーのクランク作用によって移動される。
このため、ホルダーがその係止部でメモリカードを係
止しながら排出方向に移動し、メモリカードを送り出
す。
メモリカードがこのように排出移動する場合、連動レ
バーが軸着された2腕レバーの他方腕が旋回しながら徐
々に排出方向に変位するため、この旋回初段階ではホル
ダーに伝わる移動駆動力が大きく、それ以後徐々に減少
する。
また、上記移動駆動力によって排出方向に移動するホ
ルダーの移動距離が、移動初期領域では少なく、それ以
後徐々に長くなり、メモリカードが所定位置まで押し出
される。
「実施例」 次に、本考案を電子スチルカメラに実施した実施例に
ついて図面に沿って説明する。
第1図は画像情報をメモリカード10に記録するタイプ
の電子スチルカメラ30を概略的に示した斜視図で、この
カメラ30は一側部にメモリカード10の収納部30aを設け
ると共に、この収納部30aの上方に当たるカメラ外面に
はメモリカード10の取出ノブ31が備えてある。
また、このカメラ30は収納部30aに連通するカード差
入口32を設け、このカード差入口32からメモリカード10
を差し入れて収納する。さらに、収納部30a内には従来
例同様のピンコネクタ33の他に、メモリカード10の挿入
排出方向に移動可能とした板状のホルダー34と、このホ
ルダー34を移動駆動させる二腕レバー及び連動レバーが
メモリカード取出機構の構成部品として組込まれてい
る。
第2図はメモリカード10が収納部30aに収納された状
態を示すメモリカード取出機構の機構図で、この図より
分かるように、メモリカード10が収納部30aに収納され
ると、ピンコネクタ33の接続ピン(図示省略)がメモリ
カード10のピン受コネクタ10aに突入して電気接続さ
れ、画像情報の記録が可能になる。
また、この実施例のホルダー34には、連動レバー35の
一端部を軸部36をもって旋回自在に軸着し、さらに、一
方側の上下には係止腕34a、34bを設け、これら係止腕34
a、34bの先端折曲部がメモリカード10の一側端に係止す
る構成となっている。
連動レバー35はその他端部が、二腕レバー37の第2腕
37b先端に軸部38により回動自在に軸着されている。
二腕レバー37はほぼくの字形のもので、この基部が支
軸39をもってカメラ機体に旋回自在に軸着してあり、こ
の二腕レバー37の第1腕37a先端部には連動ピン40を設
け、この連動ピン40が取出ノブ31の連繋部41に当接して
いる。
上記したメモリカード取出機構は、メモリカード10の
取出しに際して取出ノブ31を図示矢印42方向に押圧操作
する。
この押圧操作により、連動ピン40が連繋部41に押動され
るため、二腕レバー37が支軸39を支点として時計方向に
旋回する。
これより、第2腕37bの軸部38が図示矢印43方向に旋
回することから、この軸部38が2腕レバー37の支軸39を
通るメモリカードの挿入排出方向の一直線上に対し垂直
方向に変位し、第3図に示した如く、連動レバー35がホ
ルダー34を図示矢印44方向に引き出す。
取出ノブ31の押圧操作を進めると、第2腕37bの軸部3
8がさらに旋回するため、ホルダー34が第4図に示すよ
うに大きく引き出され、この結果、ホルダー34によって
係止されたメモリカード10がカード差入口32より突出す
る位置まで押し出される。
このように押し出されたメモリカード10は突出部分を
手指で摘んで引き出し収納部30aから取り出す。
上記したように、二腕レバー37が取出ノブ31の直線運
動を円運動に変換し、この円運動が連動レバー35とのク
ランク作用によってホルダー34に伝達されるために、二
腕レバー37の旋回初期段階では、メモリカード10とピン
コネクタ33との機械的な連結力に充分に打勝つ押出力を
もってメモリカード10を押し出す。
また、二腕レバー37の旋回初期段階ではメモリカード10
の移動量が少ないが、このレバー37の旋回が進につれて
その移動量が大きくなる。
一方、上記したメモリカード取出機構は、二腕レバー
37の円運動が連動レバー35の軸部36に伝達される関係
で、この軸部36には第3図に示したところの矢印45、46
方向に駆動力が加わる。この結果、ホルダー34が片向き
の力を受けながら引き出されることになり、スムースに
移動しない場合がある。
第5図の実施例ではこの問題を解決するため、上記し
た矢印46方向の力を打消す旋回レバー47が設けてある。
この旋回レバー47は、基部をカメラ機体に支軸48をも
って軸支すると共に、先端側に設けた長孔にホルダー34
の連動ピン49を突入させ、さらに、この先端部には連動
レバー35の一端部が軸部36によって軸着してある。
本実施例では、二腕レバー37の円運動が連動レバー35
に伝達されると、第6図及び第7図に示す如く、旋回レ
バー47が支軸48を支点に時計方向に旋回する。
したがって、連動ピン49がこの旋回レバー47を介して押
動され、ホルダー34が第5図上矢印50方向に引き出され
る。この場合、連動レバー35の軸部36に作用する縦方向
の力成分が旋回レバー47によって打消されるため、横方
向の力成分のみがホルダー34に加わる。
その他の動作については第2図〜第4図に示す実施例と
同様である。
以上、本考案の実施例として電子スチルカメラに実施
した場合について説明したが、本考案はメモリカードを
使用する記録または再生の種々の装置に実施することが
できる。
「考案の効果」 上記した通り、本考案に係るメモリカード取出機構
は、取出ノブの直線移動を円運動に変換し、この円運動
と連動レバーのクランク動作によってホルダーを排出方
向に移動させてメモリカードを押し出す構成としたの
で、収納されたメモリカードが、押し出し初めに大きな
力で押し出され、続いて、徐々に増大する移動量の駆動
にしたがって所定位置まで押し出される。
このことから、メモリカードの取り出しが確実で、取
出ノブの操作ストロークに比較して充分に長いメモリカ
ードの移動距離を得るメモリカード取出機構が構成簡単
にして提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した電子スチルカメラとメモリカ
ードを示す概略斜視図、第2図はメモリカード取出機構
の一実施例を示す機構図、第3図は及び第4図はメモリ
カードの取り出し動作を示した第2図同様の機構図、第
5図はメモリカード取出機構の他の実施例を示す機構
図、第6図及び第7図はメモリカードの取り出し動作を
示した第5図同様の機構図、第8図は従来例として示し
たメモリカード取出機構の機構図、第9図はピンコネク
タとメモリカードのピン受コネクタとを説明するための
簡略図である。 10……メモリカード 30……電子スチルカメラ 30a……収納部 31……取出ノブ 32……カード差入口 33……ピンコネクタ 34……ホルダー 34a、34b……係止腕 35……連動レバー 37……二腕レバー 47……旋回レバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリカードに情報記録し、また、その情
    報記録を再生する記録再生装置に備えるメモリカード取
    出機構において、上記記録再生装置のメモリカード収納
    部内に配設し、メモリカードの挿入排出方向に進退移動
    可能に設け、かつ、上記メモリカードの挿入方向先端部
    に係止させ、排出時に上記メモリカードを押動させる係
    止部を設けた板状のホルダーと、装置固定部に回転自在
    に軸支し、一方腕を直線移動させる取出ノブに連動させ
    てその軸支部を支軸として回動させる2腕レバーと、一
    端部を上記2腕レバーの上記軸支部を通る上記挿入排出
    方向の一直線上のホルダー部所に、他端部を上記2腕レ
    バーの他方腕に各々回転自在に軸着し、かつ、この他端
    部と上記他方腕との軸着部が上記2腕レバーの回動によ
    って上記した一直線上の垂直方向に変位するようにした
    連動レバーとを備え、上記取出ノブの取出し操作による
    上記2腕レバーの回動と上記連動レバーのクランク作用
    によって上記ホルダーを排出方向に移動させ上記メモリ
    カードを押し出す構成としたことを特徴とするメモリカ
    ード取出機構。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311405A (ja) * 1986-03-24 1988-01-18 Bridgestone Corp タイヤ滑り止め装置
JPH01221988A (ja) * 1988-02-29 1989-09-05 Fuji Photo Film Co Ltd メモリカートリッジの取出機構

Patent Citations (2)

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JPS6311405A (ja) * 1986-03-24 1988-01-18 Bridgestone Corp タイヤ滑り止め装置
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