JP2546859Y2 - メモリカード取出機構 - Google Patents

メモリカード取出機構

Info

Publication number
JP2546859Y2
JP2546859Y2 JP9557790U JP9557790U JP2546859Y2 JP 2546859 Y2 JP2546859 Y2 JP 2546859Y2 JP 9557790 U JP9557790 U JP 9557790U JP 9557790 U JP9557790 U JP 9557790U JP 2546859 Y2 JP2546859 Y2 JP 2546859Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory card
recording
lever arm
holder
knob
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9557790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0455666U (ja
Inventor
司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP9557790U priority Critical patent/JP2546859Y2/ja
Publication of JPH0455666U publication Critical patent/JPH0455666U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546859Y2 publication Critical patent/JP2546859Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、メモリカードに記録し、またその記録を
読み出す装置、例えば、電子スチルカメラなどに備えら
れた記録再生装置のメモリカード取出機構に関する。
「従来の技術」 メモリカードを使用する記録再生装置は、カード差入
口からメモリカードを差し入れて所定の収納位置にセッ
トし、また、取出しに際しては、取出ノブの操作によっ
てメモリカードを部分的にカード差入口から突出させた
後、手指を使ってこのカードを引き抜く構成となってい
るものが多い。
第5図はこの種の記録再生装置に備えられたメモリカ
ードの取出機構を示す概略図で、メモリカード10をカー
ド差入口11から差し入れ、所定の収納位置まで押し入れ
ると、図示するように、収納部内のピンコネクタ12がメ
モリカード10のピン受けコネクタに嵌合して電気接続さ
れ、記録または再生が可能になる。
メモリカード10を取り出す場合には、取出ノブ13を図
示矢印14方向に押圧操作する。
この押圧操作によって梃子アーム15が支軸16を支点に
反時計方向に旋回し、その先端部15aによって押動され
るホルダー17がスプリング18の縮圧勢力に抗して図示矢
印19方向に移動する。
なお、梃子アーム15は装置本体内に支軸16をもつて旋
回自在に軸着されており、その先端部15aでホルダー17
の起立部17aを押動する構成となっている。
ホルダー17は一方側の上下に係止腕17b、17cを有し、
これら係止腕17b、17cの先端折曲部でメモリカード10を
係止し、メモリカード10を図示矢印19方向に押し出す。
メモリカード10は図示二点鎖線20をもって示す如く、
上記の押し出し動作によって差入口11から部分的に突出
する。
このように、突出したメモリカード10は突出部分を手
指で摘んで引き抜くことにより記録再生装置から取り出
すことができる。
なお、参照符号21は装置本体の一部を示している。
「考案が解決しようとする課題」 第6図に概略図として示した通り、上記したピンコネ
クタ12は多数の接続ピン12a(二段に整列されたものが
多い)を備え、メモリカード10を収納部内に差し入れた
とき、この接続ピン12aがこのメモリカード10のピン受
けコネクタ10aに突入して電気接続される。
この結果、メモリカード10とピンコネクタ12との機械
的な連結力が作用するため、メモリカード10の取り出し
には、カード差入口11よりカード部分を突出させる押し
出し移動々作と、上記した機械的な連結力に打勝ってカ
ードを押し出す押出力とが必要となる。
上記した記録再生装置に備えられたメモリカード取出
機構は、梃子アーム15の梃子作用を利用してホルダー17
を移動させることにより、上記した機械的な連結力に打
勝つ押出力をメモリカード10に与える構成となってい
る。
しかし、このような構成によると、梃子アーム15のて
こ比を大きくするほどおより強い押出力が得られる反
面、取出ノブ13の操作ストロークをそれに応じて長く設
定しなければならず、取出ノブ13の操作性が悪くなり、
また、メモリカード取出機構の設計、構成などが不利と
なる。
最近ではこのような問題を解決するため、てこ比が異
なる2つの梃子アームによりホルダー17を移動させ構成
のものが開発されている。
すなわち、メモリカード10の押し出し初期ではてこ比
の大きい一方の梃子アームに連動させてホルダー17を移
動させ上記した機械的な連結力に打勝つ押出力をメモリ
カード10に与え、このようにして、メモリカード10がピ
ンコネクタ12より抜き出た以後はてこ比の小さい他方の
梃子アームに連動させたホルダー17によりメモリカード
10を押し出す構成となっている。
2つの梃子アームを利用した構成のものは、取出ノブ
13の操作ストロークを長くしないで、メモリカード10の
取り出しが可能であるが、2つの梃子アームが必要とな
ること、一つの取出ノブ13で2つの梃子アームを連動す
る構成となること、さらに、2つの梃子アームにより交
互にホルダー17を連動する構成となることから、複雑化
した構成となる他、装置への組込スペースの面でも余り
好ましい手段ではない。
本願発明考案は上記した実情にかんがみ、取出ノブの
短い操作ストロークで確実に取出しのできる構成簡単な
メモリカードの取出機構を開発することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本考案では、メモリカ
ードに情報記録し、また、その情報記録を再生する記録
再生装置に備えるメモリカード取出機構において、この
記録再生装置のメモリカード収納部内に配設し、メモリ
カードの挿入排出方向に進退移動可能に設け、かつ、メ
モリカードの挿入方向先端部に係止させ、排出時にメモ
リカードを押動させる係止部を設けた板状のホルダー
と、このホルダーに常時後退方向の移動勢力を与えるば
ね部材と、上記ホルダーの板面上に凸形部として固定
し、メモリカードの挿入方向に膨出させた湾曲部を設け
た湾曲形成部と、一端部を装置固定部に回転自在に軸支
し、他端部を取出ノブに連結し、中程を上記湾曲形成部
の湾曲部に当接させた梃子アームとを備えて構成したこ
とを特徴とするメモリカード取出機構を提案する。
「作用」 取出ノブの押圧操作によって梃子アームが軸支部を支
点に旋回し、湾曲形成部の当接部を押動する。
このため、ホルダーがその係合部でメモリカードを係
止しながら排出方向に移動する。
梃子アームの旋回過程では湾曲形成部に対する当接部
が連続的に変わるため、この梃子アームのてこ比が大か
ら小に向かって徐々に変化する。
この結果、取出ノブに一定の押圧操作力を加えた場合
でも、押し出し初段階で強い押出力がメモリカードに加
わり、それ以後、この押出力が徐々に減少する。
また、メモリカードは、押し出し初段階で移動が少な
く、それ以後徐々に移動量が大きくなって所定位置まで
押し出される。
「実施例」 次に、本考案を電子スチルカメラに実施した一実施例
について図面に沿って説明する。
第1図は画像情報をメモリカード10に記録するタイプ
の電子スチルカメラ30を概略的に示した斜視図で、この
カメラ30は一側部にメモリカード10の収納部30aを設け
ると共に、この収納部30aの上方に当たるカメラ外面に
はメモリカード10の取出ノブ31が備えてある。
また、このカメラ30は収納部30aに連通するカード差
入口32を設け、このカード差入口32からメモリカード10
を差し入れて収納する。
さらに、収納部30a内には従来例同様のピンコネクタ3
3の他に、メモリカード10の挿入排出方向に移動可能と
した板状のホルダー34と、このホルダー34を移動駆動さ
せる梃子アームとがメモリカード取出機構の構成部品と
して組込まれている。
第2図はメモリカード10が収納部30aに収納された状
態を示すメモリカード取出機構の機構図で、この図より
分かるように、メモリカード10が収納部30aに収納され
ると、ピンコネクタ33の接続ピン(図示省略)がメモリ
カード10のピン受けコネクタ10aに突入して電気接続さ
れ、画像情報の記録が可能になる。
また、この実施例のホルダー34には、メモリカード10
の挿入方向に向かって円弧状に突出させた湾曲形成部34
aを一体に設け、この湾曲形成部34aに梃子アーム35を当
接させる構成としてある。
なお、上記の湾曲形成部34aはホルダー34の板面に対
し凸部となっており、また、このホルダー34には従来例
同様の係止腕34b、34cを設け、これら係止腕34b、34cの
先端折曲部によりメモリカード10の一側部を係止するよ
うになっている。
梃子アーム35は下端部を支軸36によってカメラ機体に
旋回自在に軸着し、また、上端部を取出ノブ31に設けた
連繋部31aの長孔に支軸37をもって連結してあって、こ
の梃子アーム35には湾曲形成部34aがスプリング38の引
張り勢力によって常時当接している。
なお、メモリカード10が収納部30aに収納されたと
き、上記梃子アーム35が湾曲形成部34aの下半領域の一
部に当接するように取出ノブ31が図示矢印39とは反対方
向に移動する。
上記したメモリカード取出機構は、取出ノブ31を図示
矢印39方向に押圧操作してメモリカード10を収納部30a
より取り出す。
取出ノブ31が押圧操作にしたがって図示矢印39方向に
移動すると、梃子アーム35が支軸36を支点に時計方向に
旋回し湾曲形成部34aを押動する。
このため、ホルダー34がメモリカード10を係止したま
ま図示矢印40方向に移動して、メモリカード10をピンコ
ネクタ33より引き離す。
取出ノブ31の操作初段階では、梃子アーム35が湾曲形
成部34aの下半領域に当接するため、この梃子アーム35
のてこ比が大きく、メモリカード10とピンコネクタ33の
機械的な連結力に充分に打勝つ移動力でメモリカード10
が押し出される。
ただし、この動作過程ではメモリカード10の移動量は
少ない。
取出ノブ31の押圧操作を進めると、梃子アーム35が第
3図に示した如く、湾曲形成部34aの中央部に当接する
ようになる。
取出ノブ31の押圧操作をさらに進めると、梃子アーム
35が第4図に示すように、湾曲形成部34aの上半領域に
当接するようになる。
この動作過程では梃子アーム35のてこ比が小さくなる
ため、メモリカード10の押出力が弱くなるが、メモリカ
ード10の移動量が大きくなる。
上記した各動作過程によって分かる如く、梃子アーム
35のてこ比が取出ノブ31の押圧操作にしたがって連続的
に変化し、押し出し初段階ではメモリカード10を強い押
出力で移動させ、また、押し出し初段階が過ぎれば、移
動量を大きくしてカード差入口32から突出するようにメ
モリカード10を移動させる。
第4図に示したように突出したメモリカード10は、突
出したカード部分を手指で摘んで引出し収納部30aより
取り出す。
なお、メモリカードの押出力と移動量は湾曲形成部34
aの湾曲率を変えることによって適度に設定することが
できる。
以上、本考案の実施例として電子スチルカメラに実施
した場合について説明したが、本考案はメモリカードを
使用する記録または再生の種々の装置に実施することが
できる。
「考案の効果」 上記した通り、本考案に係るメモリカード取出機構
は、梃子アームのてこ比が、メモリカードの排出初段階
で大きく、それ以後は徐々に減少するため、収納された
メモリカードが、押し出し初めに大きな力で押し出さ
れ、その後、徐々に増大する移動量にしたがって所定位
置まで押し出される。
このことから、メモリカードの取り出しが確実で、取
出ノブの操作ストロークに比較して充分長いメモリカー
ドの移動距離を得るメモリカード取出機構が構成簡単に
して提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した電子スチルカメラとメモリカ
ードを示す概略斜視図、第2図はメモリカード取出機構
の機構図、第3図及び第4図はメモリカードの取り出し
動作を示した第2図同様の機構図、第5図は従来例とし
て示したメモリカード取出機構の機構図、第6図はピン
コネクタとメモリカードのピン受けコネクタとを説明す
るための簡略図である。 10……メモリカード 30……電子スチルカメラ 30a……収納部 31……取出ノブ 32……カード差入口 33……ピンコネクタ 34……ホルダー 34a……湾曲形成部 34b、34c……係止腕 35……梃子アーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリカードに情報記録し、また、その情
    報記録を再生する記録再生装置に備えるメモリカード取
    出機構において、この記録再生装置のメモリカード収納
    部内に配設し、メモリカードの挿入排出方向に進退移動
    可能に設け、かつ、メモリカードの挿入方向先端部に係
    止させ、排出時にメモリカードを押動させる係止部を設
    けた板状のホルダーと、このホルダーに常時後退方向の
    移動勢力を与えるばね部材と、上記ホルダーの板面上に
    凸形部として固定し、メモリカードの挿入方向に膨出さ
    せた湾曲部を設けた湾曲形成部と、一端部を装置固定部
    に回転自在に軸支し、他端部を取出ノブに連結し、中程
    を上記湾曲形成部の湾曲部に当接させた梃子アームとを
    備えて構成したことを特徴とするメモリカード取出機
    構。
JP9557790U 1990-09-13 1990-09-13 メモリカード取出機構 Expired - Fee Related JP2546859Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557790U JP2546859Y2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 メモリカード取出機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557790U JP2546859Y2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 メモリカード取出機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0455666U JPH0455666U (ja) 1992-05-13
JP2546859Y2 true JP2546859Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=31834388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9557790U Expired - Fee Related JP2546859Y2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 メモリカード取出機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546859Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341805B1 (ko) * 1998-12-26 2003-01-08 삼성전자 주식회사 메모리인카세트검색용데크구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0455666U (ja) 1992-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0607848B1 (en) Multi-fulcrum card ejecting mechanism
US6773280B2 (en) Card connector
JP3209892B2 (ja) Pcカード用コネクタ
US6033243A (en) Card connector having means for avoiding excessive force on components thereof
US6234813B1 (en) Ejection mechanism in a card connector
KR20010107023A (ko) 정보기기용 메모리카드 커넥터
EP0769829B1 (en) PC electrical card connector
WO2006118068A1 (ja) スライダーユニット及びカードコネクタ
US5571025A (en) Circuit board electrical connector
JP2000507033A (ja) メモリカードコネクタ
US7927117B2 (en) Electrical card connector
US5599197A (en) Electrical connector for IC card
JPH07272793A (ja) カードコネクタ及びそのカード排出機構
US20020160639A1 (en) Card ejector
JP3320365B2 (ja) カード用電気コネクタ
JPH08123916A (ja) カ−ドドライブ装置に於ける カ−ドイジェクト機構
JP2546859Y2 (ja) メモリカード取出機構
US6036513A (en) Connector device for IC card
JPH10144393A (ja) Pcカードコネクタ用カードイジェクトボタン装置
TWI290783B (en) Connector which can be reduced in size
JPH1145758A (ja) Icカード用コネクタ
JP2560288Y2 (ja) メモリカード取出機構
JP3483449B2 (ja) Icカード用コネクタ装置
JP2000148927A (ja) カードコネクタ
TW400663B (en) Connector for IC card

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees