JP2560234Y2 - クリーム状物吐出容器 - Google Patents
クリーム状物吐出容器Info
- Publication number
- JP2560234Y2 JP2560234Y2 JP11252991U JP11252991U JP2560234Y2 JP 2560234 Y2 JP2560234 Y2 JP 2560234Y2 JP 11252991 U JP11252991 U JP 11252991U JP 11252991 U JP11252991 U JP 11252991U JP 2560234 Y2 JP2560234 Y2 JP 2560234Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- container body
- cream
- bottom wall
- discharge
- Prior art date
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- Closures For Containers (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はクリーム状物吐出容器に
関する。
関する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】化粧品，医薬品等の粘
性の高いクリーム状物を収納する容器として、下端面を
開口した筒状胴部を有する容器体上方にポンプ機構を設
け、又、容器体胴部内下部に外周縁を液密且つ上昇可能
に嵌合させた摺動底壁を設け、該底壁上部にクリーム状
物を充填して上記ポンプにより容器体内のクリーム状物
を吐出する如く構成した吐出容器が知られている。又、
従来この種の容器は、容器体内の保護等の目的で、容器
体下端面開口を閉塞する底キャップを嵌着固定させてい
る。この底キャップは、例えば、外周縁を容器体胴部下
端外周に嵌着させた平板状をなし、その底壁に吸気用の
透孔を穿設して構成している（例えば、実開平２−１１
１６３６号）。
性の高いクリーム状物を収納する容器として、下端面を
開口した筒状胴部を有する容器体上方にポンプ機構を設
け、又、容器体胴部内下部に外周縁を液密且つ上昇可能
に嵌合させた摺動底壁を設け、該底壁上部にクリーム状
物を充填して上記ポンプにより容器体内のクリーム状物
を吐出する如く構成した吐出容器が知られている。又、
従来この種の容器は、容器体内の保護等の目的で、容器
体下端面開口を閉塞する底キャップを嵌着固定させてい
る。この底キャップは、例えば、外周縁を容器体胴部下
端外周に嵌着させた平板状をなし、その底壁に吸気用の
透孔を穿設して構成している（例えば、実開平２−１１
１６３６号）。
【０００３】従来のこの種容器は、洗面所，浴室等の水
場での使用が多く、その為底キャップの上記透孔から水
等を吸い込み、それらが容器体胴部内にたまり腐敗する
等の不都合を生じる場合がある。
場での使用が多く、その為底キャップの上記透孔から水
等を吸い込み、それらが容器体胴部内にたまり腐敗する
等の不都合を生じる場合がある。
【０００４】本考案は、上記した従来の容器の欠点を解
消した優れたクリーム状物吐出容器を提案するものであ
る。
消した優れたクリーム状物吐出容器を提案するものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、下端面を開口した筒状胴部2Aを有する容
器体２の上記胴部2A内下部に外周縁を液密且つ上昇可能
に嵌合させた摺動底壁３を設けるとともに、胴部2A内と
吐出孔を連通する流路にポンプ機構を備えてなり、容器
体胴部2A内のクリーム状物の吐出に伴って摺動底壁３が
上昇する如く構成したクリーム状物吐出容器において、
上記容器体胴部2A下面より垂設させた嵌合筒部７外周に
周壁11を嵌合させるとともに、該周壁11下端縁より容器
体胴部2A下端開口を閉塞する底壁12を延設させた底キャ
ップ10を設け、上記嵌合筒部７外面に上下を貫通する縦
溝９を凹設させるとともに、該縦溝９上端を底キャップ
周壁11上方に開口させ、且つ、該溝９下部に一端を開口
するとともに、他端を胴部2A内に開口する凹溝18を底キ
ャップ10に穿設させて構成した。
解決するため、下端面を開口した筒状胴部2Aを有する容
器体２の上記胴部2A内下部に外周縁を液密且つ上昇可能
に嵌合させた摺動底壁３を設けるとともに、胴部2A内と
吐出孔を連通する流路にポンプ機構を備えてなり、容器
体胴部2A内のクリーム状物の吐出に伴って摺動底壁３が
上昇する如く構成したクリーム状物吐出容器において、
上記容器体胴部2A下面より垂設させた嵌合筒部７外周に
周壁11を嵌合させるとともに、該周壁11下端縁より容器
体胴部2A下端開口を閉塞する底壁12を延設させた底キャ
ップ10を設け、上記嵌合筒部７外面に上下を貫通する縦
溝９を凹設させるとともに、該縦溝９上端を底キャップ
周壁11上方に開口させ、且つ、該溝９下部に一端を開口
するとともに、他端を胴部2A内に開口する凹溝18を底キ
ャップ10に穿設させて構成した。
【０００６】
【作用】ポンプを作動させて容器体胴部2A内のクリーム
状物を吐出させるとともに、可動底壁３を上昇させる
際、容器体胴部2A下端より垂設した嵌合筒部７外面に凹
設させ且つ底キャップ10の周壁11上方に上端を開口させ
た縦溝９と、該溝９下端に一端を開口するとともに、他
端を胴部2A内に開口した底キャップの凹溝18を介して外
部より容器体胴部2A内に空気が導入される如く構成し
て、容器載置面に有る液の容器体胴部内への浸入を防止
させた。
状物を吐出させるとともに、可動底壁３を上昇させる
際、容器体胴部2A下端より垂設した嵌合筒部７外面に凹
設させ且つ底キャップ10の周壁11上方に上端を開口させ
た縦溝９と、該溝９下端に一端を開口するとともに、他
端を胴部2A内に開口した底キャップの凹溝18を介して外
部より容器体胴部2A内に空気が導入される如く構成し
て、容器載置面に有る液の容器体胴部内への浸入を防止
させた。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００８】図１〜図３は本考案の一実施例を示し、図
中１は、クリーム状物吐出容器を示す。該容器１は、下
端面を開口した円筒状の胴部2Aを有する容器体２を有
し、上記胴部2A内下部には、外周縁を液密且つ上昇可能
に嵌合させた摺動底壁３を設けている。又、容器体２上
部にはノズル４付き押し下げヘッド５を上下動可能に装
着させており、このノズル４と容器体胴部2A内を液密に
流路（図示せず）で連結するとともに、該流路途中にヘ
ッドの上下動により作動する公知のポンプ機構（図示せ
ず）を備えている。
中１は、クリーム状物吐出容器を示す。該容器１は、下
端面を開口した円筒状の胴部2Aを有する容器体２を有
し、上記胴部2A内下部には、外周縁を液密且つ上昇可能
に嵌合させた摺動底壁３を設けている。又、容器体２上
部にはノズル４付き押し下げヘッド５を上下動可能に装
着させており、このノズル４と容器体胴部2A内を液密に
流路（図示せず）で連結するとともに、該流路途中にヘ
ッドの上下動により作動する公知のポンプ機構（図示せ
ず）を備えている。
【０００９】又、容器体胴部2Aの外周下端面に下向き段
部６を介して薄肉の嵌合筒部７を一体に垂設し、該嵌合
筒部７外周の上下方向中央部に、外方に突出する係合突
条８を周設させている。また、嵌合筒部７外面の任意の
位置に嵌合筒部外面上下を貫通する縦溝９を横設させて
いる。
部６を介して薄肉の嵌合筒部７を一体に垂設し、該嵌合
筒部７外周の上下方向中央部に、外方に突出する係合突
条８を周設させている。また、嵌合筒部７外面の任意の
位置に嵌合筒部外面上下を貫通する縦溝９を横設させて
いる。
【００１０】又、容器体胴部2A下端には、底キャップ10
を嵌着固定させている。この底キャップ10は、円筒状の
周壁11下端縁より中央部分が円形に上方に凹んだ底壁12
を延設させるとともに、底壁12上面周縁所定位置より内
筒部13を、又、底壁12上面中央部より支持筒部14をそれ
ぞれ立設して構成している。上記周壁11内周上部には、
容器体胴部2Aの上記係合突条８と互いに乗り越え係合可
能な係合突条15を周設させている。又、上記周壁11は底
キャップ10を容器体胴部2Aに装着させた際に、その上端
縁と段部６下面との間に開口としての隙間16が生じる高
さとして構成している。更に、上記周壁11と内筒部13間
の底壁上面及び内筒部13外面下端部に至る断面Ｌ字状の
リブ17を周方向所定間隔をもって多数設けることによ
り、各リブ間に凹溝18を形成している。
を嵌着固定させている。この底キャップ10は、円筒状の
周壁11下端縁より中央部分が円形に上方に凹んだ底壁12
を延設させるとともに、底壁12上面周縁所定位置より内
筒部13を、又、底壁12上面中央部より支持筒部14をそれ
ぞれ立設して構成している。上記周壁11内周上部には、
容器体胴部2Aの上記係合突条８と互いに乗り越え係合可
能な係合突条15を周設させている。又、上記周壁11は底
キャップ10を容器体胴部2Aに装着させた際に、その上端
縁と段部６下面との間に開口としての隙間16が生じる高
さとして構成している。更に、上記周壁11と内筒部13間
の底壁上面及び内筒部13外面下端部に至る断面Ｌ字状の
リブ17を周方向所定間隔をもって多数設けることによ
り、各リブ間に凹溝18を形成している。
【００１１】上記の如く構成した底キャップ10は、図３
に示す如くその周壁11を容器体２の嵌合筒部７外周に嵌
合させるとともに、内筒部13内周を嵌合筒部７内周に嵌
合させて装着した際、底キャップ周壁11上端縁と段部６
下端面との隙間16から縦溝９，凹溝18を介して外部と容
器体胴部2A内とが連通する如く構成している。
に示す如くその周壁11を容器体２の嵌合筒部７外周に嵌
合させるとともに、内筒部13内周を嵌合筒部７内周に嵌
合させて装着した際、底キャップ周壁11上端縁と段部６
下端面との隙間16から縦溝９，凹溝18を介して外部と容
器体胴部2A内とが連通する如く構成している。
【００１２】尚、底キャップ10の底壁12には、従来の容
器の如くの透孔19を穿設させても良い。この透孔19は、
万一上記隙間16から水等が侵入した場合でも、ここから
外部に排出することを可能ならしめるもので、勿論設け
なくても良い。又，図中20は押し下げヘッド５を被覆す
るキャップを示す。
器の如くの透孔19を穿設させても良い。この透孔19は、
万一上記隙間16から水等が侵入した場合でも、ここから
外部に排出することを可能ならしめるもので、勿論設け
なくても良い。又，図中20は押し下げヘッド５を被覆す
るキャップを示す。
【００１３】上記の如く構成した容器１は、キャップ20
を外した後、押し下げヘッド５を上下動させると、ポン
プの作用により容器体胴部2A内のクリーム状物がノズル
４の吐出孔より吐出され、この際、容器体胴部2A内のク
リーム状物の減少に伴って可動底壁３が胴部2A内を上昇
する如く構成している。又、その際、可動底壁３下方の
胴部2A内には、隙間16，縦溝９，凹溝18を介して外部か
ら空気が導入され、可動底壁３の円滑な上昇を行える様
構成している。
を外した後、押し下げヘッド５を上下動させると、ポン
プの作用により容器体胴部2A内のクリーム状物がノズル
４の吐出孔より吐出され、この際、容器体胴部2A内のク
リーム状物の減少に伴って可動底壁３が胴部2A内を上昇
する如く構成している。又、その際、可動底壁３下方の
胴部2A内には、隙間16，縦溝９，凹溝18を介して外部か
ら空気が導入され、可動底壁３の円滑な上昇を行える様
構成している。
【００１４】図４及び図５は、本考案の他の実施例を示
すもので、縦溝の上端開口としての上記隙間16の代わり
に縦溝９の上端部分の段部６下面に横溝21を凹設させて
構成したものである。
すもので、縦溝の上端開口としての上記隙間16の代わり
に縦溝９の上端部分の段部６下面に横溝21を凹設させて
構成したものである。
【００１５】尚、上記各部材は全て合成樹脂により形成
する。
する。
【００１６】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案容器は既述構
成としたことにより、容器を水場で使用しても、開口部
分が側部の底壁と離れた位置に有るため、容器体胴部内
に水等が侵入するのを極力防止することが出来、従来の
この種容器の欠点を解消するものである。
成としたことにより、容器を水場で使用しても、開口部
分が側部の底壁と離れた位置に有るため、容器体胴部内
に水等が侵入するのを極力防止することが出来、従来の
この種容器の欠点を解消するものである。
【００１７】又、吸気通路部分の構造も簡単で、従来の
この種の容器を簡単に設計変更することで形成できると
いう利点もある。
この種の容器を簡単に設計変更することで形成できると
いう利点もある。
【図１】本考案容器の一実施例を示す一部切り欠き側面
図である。
図である。
【図２】同実施例の容器体胴部下端の一例を示す斜視図
である。
である。
【図３】同実施例の要部半断面図である。
【図４】本考案の他の実施例の容器体胴部下端の部分を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図５】同実施例の要部半断面図である。
２ 容器体 2A 容器体胴部 ３ 摺動底壁 ７ 嵌合筒部 ９ 縦溝 10 底キャップ 11 底キャップ周壁 12 底キャップ底壁 18 凹溝
Claims (1)
- 【請求項１】下端面を開口した筒状胴部2Aを有する容器
体２の上記胴部2A内下部に外周縁を液密且つ上昇可能に
嵌合させた摺動底壁３を設けるとともに、胴部2A内と吐
出孔を連通する流路にポンプ機構を備えてなり、容器体
胴部2A内のクリーム状物の吐出に伴って摺動底壁３が上
昇する如く構成したクリーム状物吐出容器において、上
記容器体胴部2A下面より垂設させた嵌合筒部７外周に周
壁11を嵌合させるとともに、該周壁11下端縁より容器体
胴部2A下端開口を閉塞する底壁12を延設させた底キャッ
プ10を設け、上記嵌合筒部７外面に上下を貫通する縦溝
９を凹設させるとともに、該縦溝９上端を底キャップ周
壁11上方に開口させ、且つ、該溝９下部に一端を開口す
るとともに、他端を胴部2A内に開口する凹溝18を底キャ
ップ10に穿設させてなることを特徴とするクリーム状物
吐出容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11252991U JP2560234Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | クリーム状物吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11252991U JP2560234Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | クリーム状物吐出容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554361U JPH0554361U (ja) | 1993-07-20 |
| JP2560234Y2 true JP2560234Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14588929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11252991U Expired - Fee Related JP2560234Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | クリーム状物吐出容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560234Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6269978B2 (ja) * | 2015-04-16 | 2018-01-31 | 積水成型工業株式会社 | 合成樹脂製キャップ |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP11252991U patent/JP2560234Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0554361U (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |